JP2009134548A - 電池式ガス漏れ警報器 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】この電池式ガス漏れ警報器は、電池を駆動源とし、該電池の電圧が予め設定された判定値より低下したことを検知して、電圧低下警報を報じる電池式ガス漏れ警報器であって、所定期間のガス漏れ警報の動作機能を維持し続けられる電圧値を複数選択可能とする電池電圧低下閾値設定手段を警報器本体に備え、前記電池電圧低下閾値設定手段により選択された電圧値を前記判定値として設定することによって、電池電圧低下検出時の警報を報じる時間長を変更可能としたものである。
【選択図】図2
Description
また、点検ガスによる警報の鳴る時間を設定できるガス漏れ警報器が知られている。
しかし、長期間、家(別荘)を空ける機会のあるユーザは、その間に警報器の電池電圧低下が生じて警報が鳴っても、ユーザが家に帰ってきたときには、警報が鳴ったことを認識できないので、新しい電池に換えることができない。
また、そのまま使い続けて、実際にガス漏れが起きても検知することができず、安全上好ましくない。
図1は、従来の電池式ガス漏れ警報器の構成を示すブロック図である。同図において、警報器Aは、警報や通電表示を行うランプ(LED)等からなる表示部1、ガスを検知するガスセンサからなる検知部2、警報器Aの駆動源となる電池3、電池3の電圧を検出するボルテージディテクタ等の電圧検出素子からなる電池電圧検出部4、警報器A全体をコントロールするワンチップマイコン等からなる制御部5、警報音を発生させるブザー、スピーカやアンプ等からなる警報部6、ユーザが警報器Aの通電状態を確認するための通電確認入力スイッチ等からなる通電確認入力部7、ガスメータへ遮断信号を送信する出力部8とで構成されている。
図2は、本発明の実施形態1に係る電池式ガス漏れ警報器の構成を示すブロック図である。同図において、図1と同じ機能については同じ符号を付し、説明を省略する。
図2において、図1と異なるところは、電池電圧低下を判定する閾値を設定する電池電圧低下閾値設定手段9を設けた点である。この電池電圧低下閾値設定手段9は、スライドスイッチ、ロータリースイッチや、ジャンパー配線の有無によって設定することが可能である。
以下では、電池電圧低下閾値設定手段9として、多種の設定位置を選べるスライドスイッチを用い、その設定位置に応じた電池電圧低下の閾値を設定可能として説明する。また、スライドスイッチによりA位置またはB位置に切り換えられた場合、それぞれ閾値Aまたは閾値Bに設定されるものとする。
一方、A位置でない場合(ステップS1/NO)、電池電圧低下警報の閾値をBとする(ステップS3)。例えば、この閾値Bは、電池3の初期電池電圧を3Vとして、ガス漏れ警報の動作機能が1ヶ月以上動作可能な電圧値2.5Vとする。
この判断は、電池電圧検出部4で検出した電池3の電圧値が、ステップS2またはS3で設定された電池電圧低下警報の閾値より低い場合には、電池電圧低下があったものとし、それ以外は電池電圧低下がなかったものとする。
ここで、通電確認入力とは、警報器Aが電池3を電源とするため低消費化をはかる必要があり、常時通電表示を行っていないため、ユーザにより警報器Aに設けられた押しボタンスイッチ等により通電状態(電池切れではない)であるかを確認することである。
電池式ガス漏れ警報器は、電池を電源とするため低消費化をはかる必要があり、常時通電表示を行わない。そのため、通電状態か否かを確認するために通電確認入力部が設けられ、その操作によりLEDが一定時間点灯し、通電状態を明示する機能がある。
図4において、図2と異なるところは、実施形態1における電池電圧低下閾値設定手段9と通電確認入力部7をあわせた通電確認入力/電池電圧低下閾値設定部10を設けた点である。
検知部2によりガス漏れを検知した場合(ステップS11/YES)、出力部8によりガスメータに遮断信号を送ると共に、警報動作を行って(ステップS13)、ステップS11へ戻る。
この判断は、後述する電池電圧低下閾値設定モードで設定された閾値と電池3の電圧値との大小によって判断する。
この判断は、通電確認入力/電池電圧低下閾値設定部10(通電確認入力スイッチ)が一定時間以上操作されたか否かによって判断する。例えば、1秒以下の操作の時には、通電表示のみを行い、1秒以上の操作の時には電池電圧低下閾値設定モードへの移行を行うものとする。
操作回数が2回の場合(ステップS24/YES)、電池電圧低下警報の閾値をCとする(ステップS25)。例えば、この閾値Cは、電池3の初期電池電圧を3Vとして、ガス漏れ警報の動作機能が6ヶ月以上動作可能な電圧値2.8Vとする。
操作回数が1または2回以外の場合(ステップS24/NO)、電池電圧低下警報の閾値をAとする(ステップS26)。例えば、この閾値Aは、電池3の初期電池電圧を3Vとして、ガス漏れ警報の動作機能が3日以上動作可能な電圧値1.8Vとする。
上記の実施形態2では、警報は一定の音量で鳴ることになるので、停止するまでは騒音とみなされて近所迷惑となってしまう。
このため、実施形態3では、警報が鳴りはじめて所定の時間が経過した場合、警報音の音量または電池電圧低下の閾値を再設定するものである。
図6は、実施形態3における制御部5の制御の流れを示すフローチャートである。ここで、図6において図5と同じ処理動作については、同じステップ番号を付してありその説明を省略する。
ステップS28では、電池電圧低下の警報が鳴り始めてからの経過時間(ステップS15でカウントした経過時間)が所定の時間(例えば、3日間)以上経っているかを判定する。
ステップS29では、警報が所定の時間以上鳴っていた場合、電池電圧低下となったときの警報の仕方を次のいずれかまたは双方の方法によって変える。
即ち、2回目以降の警報に対しては、現在よりも小さい音量に段階的に低くするようにする。
即ち、2回目以降の警報に対しては、現在よりも閾値を段階的に下げるようにする。
例えば、この閾値の変更について、電池の初期電池電圧を3V、電池電圧低下の閾値Aを1.8V、閾値Bを2.5V、最終動作電圧を1.5Vとして説明する。
即ち、電池電圧低下の判定を閾値B(2.5V)で行うように設定することにより、電池電圧低下したときのガス漏れ警報の動作機能の動作する時間を一番長く設定することができる。
Claims (3)
- 電池を駆動源とし、該電池の電圧が予め設定された判定値より低下したことを検知して、電圧低下警報を報じる電池式ガス漏れ警報器において、所定期間のガス漏れ警報の動作機能を維持し続けられる電圧値を複数選択可能とする電池電圧低下閾値設定手段を警報器本体に備え、前記電池電圧低下閾値設定手段により選択された電圧値を前記判定値として設定することによって、電池電圧低下検出時の警報を報じる時間長を変更可能としたことを特徴とする電池式ガス漏れ警報器。
- 請求項1記載の電池式ガス漏れ警報器において、警報器の通電状態を確認するための通電確認入力部を警報器本体に備え、前記通電確認入力部の操作時間により、電池電圧低下閾値設定モードに切り換え、該通電確認入力部の所定時間内の操作回数により前記閾値を設定することを特徴とする電池式ガス漏れ警報器。
- 請求項1または2記載の電池式ガス漏れ警報器において、報じている電池電圧低下警報の経過時間が所定時間に達した場合、警報音の音量を現在より小さく、前記閾値を現在より低く再設定することを特徴とする電池式ガス漏れ警報器。
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2007
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