JPH0520494Y2 - - Google Patents

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JPH0520494Y2
JPH0520494Y2 JP5489087U JP5489087U JPH0520494Y2 JP H0520494 Y2 JPH0520494 Y2 JP H0520494Y2 JP 5489087 U JP5489087 U JP 5489087U JP 5489087 U JP5489087 U JP 5489087U JP H0520494 Y2 JPH0520494 Y2 JP H0520494Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
[産業上の利用分野] 本考案は、JIS−K6301の規定による、デマツ
チヤ屈曲試験に供される試験片を成形するための
金型に関するものである。 [従来の技術] 加硫ゴムの繰返し屈曲による亀裂成長に対する
抵抗性を測定する方法として、デマツチヤ屈曲試
験が知られている。このデマツチヤ屈曲試験は、
第5図に示すように中央部に断面半円形状の溝部
を有する短冊状の試験片100を、第6図に示す
ように試験機200に取付ける。そして毎分300
±10回屈曲させた所要の屈曲回数に達した時運転
を止めて、試験片100の溝部101の長手方向
に平行な最大亀裂長さを測定することにより行つ
ている。 ところで上記試験片100はJISにより形状、
寸法が規定されている。例えば溝部101は曲率
半径Rが2.38±0.03mmの断面半円形状とする必要
がある。そのため試験片100は従来第7図に示
すような金型を用い、圧縮成形などにより成形さ
れている。 上記した従来の金型は、試験片100周縁部1
02を成形する相対向する一対の長辺壁面および
相対向する一対の短辺壁面よりなる断面長方形で
枠状の枠状型面301をもつ第1型300と、試
験片100の溝部101を成形する断面半円形状
の突条部401をもち第1型300と型締めされ
る第2型400と、より構成されている。そのた
め型割り面が試験片100の溝部101周縁部に
位置し、溝部101端面よりバリが生じていた。
従つて所定寸法とするためには、リユータなどを
用いて溝部101の端面を研磨してバリを除去す
る必要があつた。 [考案が解決しようとする問題点] しかしながらのバリを除去する際には、個人差
などからその精度の確保が困難であり、デマツチ
ヤ屈曲試験の結果にばらつきが大きいという不具
合があつた。 本考案はこのような事情に鑑みてなされたもの
であり、リユータなどによる研磨を不要とし、デ
マツチヤ屈曲試験の結果のばらつきが小さい試験
片を成形することができる金型を提供するもので
ある。 [問題点を解決するための手段] 本考案の金型は、デマツチヤ屈曲試験に供せら
れ中央部に断面半円形状の溝部を有する短冊状の
試験片を成形する金型であつて、 上記試験片の周縁部を成形する相対向する一対
の長辺壁面および相対向する一対の短辺壁面より
なる断面長方形で枠状の枠状型面と、枠状型面の
上端に位置する開口と、枠状型面の下端に位置し
上記試験片の溝部を成形する一対の上記長辺壁面
と曲面で連続する断面半円形状の突条部をもつ底
面よりなる成型面と、をもつ第1型と、第1型と
型締めされる第2型と、よりなることを特徴とす
る。 本考案の一つの特徴は、第1型の底型面に溝部
を成形するための突条部を形成したところにあ
る。すなわちこのように構成することにより、型
割り面から離れたキヤビテイ内で溝部を成形した
溝部周縁部に型割り面が位置するのを防止したも
のである。これにより得られた試験片によれば溝
部を研磨する必要がないので、デマツチヤ屈曲試
験の結果のばらつきを小さくすることができる。 なお、第1型の枠状型面により、試験片の周縁
部全面を成形することができる。この場合は第2
型は試験片の溝部を有する表面と反対側の表面の
みを成形する板状である。また第2型で試験片の
周縁部の一部を成形するようにしてもよい。この
場合は第2型も枠状型面をもつ構成となる。ただ
型割り面が第1型が第1型の突条部と接しないよ
うに配慮する必要がある。 本考案のもう一つの特徴は、第1型の突条部は
両方の端面が枠状型面と曲面で連続しているとこ
ろにある。 試験片の溝部に僅かでも傷などがあると、その
部分から亀裂が成長するためにデマツチヤ屈曲試
験の精度に不具合が生ずる。ところで従来の試験
片で溝部の内周面は試験片と90度の角度で交差し
ており、溝部端面は角度となつているために成形
後の離型時などにその部分に傷が入りやすい。そ
こで本考案では、突条部の両端を枠状型面と曲面
で連続させることにより、得られる試験片の溝部
端面に角度を形成させず、傷を入りにくくしたも
のである。このように構成することにより、成形
された試験片を用いて試験精度の一層の向上を図
ることができる。 [考案の作用および効果] 本考案の金型では、試験片の溝部を成形する突
条部が第1型の底型面に形成され、型割り面は突
条部近傍には位置していない。従つて本考案の金
型により成形される試験片では、溝部は所定形状
に成形され溝部の周縁部にはバリは生じない。こ
れによりリユータなどで研磨する必要が解消さ
れ、工数の低減を図ることができるとともに、デ
マツチヤ屈曲試験の結果のばらつきを低減し得る
試験片を成形することができる。また本考案の金
型によれば、突条部の両端は第1型の枠状型面と
曲面で連続しており、溝部が両方の側面と曲面で
連続した試験片が成形される。従つて本考案の金
型により成形された試験片では、溝部端面には角
部が形成されず、離型時などに傷が入るのが防止
されるので、試験の精度を一層向上させることが
できる。 [実施例] 以下実施例により具体的に説明する。 第1図〜第3図に本考案の一実施例のデマツチ
ヤ屈曲試験片作製金型を示す。この金型は、成形
キヤビテイをもつ第一型1と、板状の第二型2
と、より構成される。なお、第1図は第一型1と
第二型2を型締めした状態を示す断面図、第2図
は第1図のA−A断面図、第3図は第一型1の斜
視図である。 第一型1は、試験片の周縁部を成形する相対向
する一対の長辺壁面10aおよび相対向する一対
の短辺壁面10bよりなる断面長方形で枠状の枠
状型面10と、枠状型面10の上端に位置する開
口11と、枠状型面10の下端に位置し試験片の
溝部を成形する断面半円形状の突条部12aをも
つ底面よりなる底型面12と、から構成される。
突条部12aの両端は、第2図に示すように枠状
型面10の一対の長辺壁面10aと曲面で連続し
ている。なお、枠状型面10の深さは6.45±0.03
mm、長辺壁面10aの長さは144mm、短辺壁面1
0bの長さは25.45±0.05mmであり、突条部12
aの曲率半径Rは2.41±0.02mmである。また突条
部12aの幅は4.82mm、突条部12aと長辺壁面
10aとで形成された曲面の曲率半径R′は1mm
である。 また、第二型2は第一型1の開口11を覆う板
状である。 上記のように構成された本実施例の金型を用
い、クロロプレンゴム材料から圧縮成形により成
形、加硫して試験片を5枚成形した。得られた試
験片をそのままデマツチヤ屈曲試験機に取付け、
23℃の条件下、亀裂が成長し試験片が破断するの
に要した屈曲回数をそれぞれについて測定した。
結果を表に示す。 次に第7図に示す従来の金型を用い、上記と同
様にして試験片5枚成形した。得られた試験片で
は、溝部端面にバリが生じたためリユータにて研
磨して所定形状とした。そして上記と同様にデマ
ツチヤ屈曲試験機にて屈曲回数をそれぞれ測定
し、比較例として結果を表に示す。
【表】 表の結果に基づいて計算すると、本実施例の金
型により成形された試験片では平均136万回、標
準偏差33.6であるのに対し、従来の金型により成
形された試験片では平均18万回、標準偏差125で
ある。即ち本実施例の金型により成形された試験
片は、従来の金型により成形された試験片に比し
て、デマツチヤ屈曲試験の結果のばらつきが小さ
く、精度に著しく優れている。 なお、本実施例では第2型は表面平滑な板状で
あるが、本考案はこれに限るものではなく、型割
り面が突条部の位置にないことを条件として、第
4図に示すように第2型2′で試験片の一部を成
形することもできることはいうまでもない
【図面の簡単な説明】
第1図〜第3図は本考案の一実施例のデマツチ
ヤ屈曲試験片作製金型に関するものあり、第1図
は型締め状態を示す断面図、第2図は第1図のA
−A断面図、第3図は第一型の斜視図である。第
4図は実施例の金型の他の態様を型締め状態で示
す断面図である。第5図はデマツチヤ屈曲試験片
の斜視図、第6図はその試験片をデマツチヤ屈曲
試験機に取付けて屈曲させた状態を示す概略正面
図である。第7図は従来のデマツチヤ屈曲試験片
作製金型の型締め状態で示す断面図である。 1……第一型、2……第二型、10……枠状型
面、10a……長辺壁面、10b……短辺壁面、
11……開口、12……底型面、12a……突条
部、100……試験片、101……溝部、200
……デマツチヤ屈曲試験機。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 デマツチヤ屈曲試験に供せら中央部に断面半円
    形状の溝部を有する短冊状の試験片を成形する金
    型であつて、 上記試験片の周縁部を成形する相対向する一対
    の長辺壁面および相対向する一対の短辺壁面より
    なる断面長方形で枠状の枠状型面と、該枠状型面
    の上端に位置する開口と、該枠状型面の下端に位
    置し上記試験片の溝部を成形する一対の上記長辺
    壁面と曲面で連続する断面半円形状の突条部をも
    つ底面よりなる成型面と、をもつ第1型と、 該第1型と型締めされる第2型と、よりなるこ
    とを特徴とするデマツチヤ屈曲試験片作製金型。
JP5489087U 1987-04-10 1987-04-10 Expired - Lifetime JPH0520494Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5489087U JPH0520494Y2 (ja) 1987-04-10 1987-04-10

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JP5489087U JPH0520494Y2 (ja) 1987-04-10 1987-04-10

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Publication Number Publication Date
JPS63161809U JPS63161809U (ja) 1988-10-21
JPH0520494Y2 true JPH0520494Y2 (ja) 1993-05-27

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