JPH052027Y2 - - Google Patents

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JPH052027Y2
JPH052027Y2 JP394187U JP394187U JPH052027Y2 JP H052027 Y2 JPH052027 Y2 JP H052027Y2 JP 394187 U JP394187 U JP 394187U JP 394187 U JP394187 U JP 394187U JP H052027 Y2 JPH052027 Y2 JP H052027Y2
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JP
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chain
transmission mechanism
shaft
chain transmission
transmission
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JP394187U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、走行機体の動力取出し軸と前記走行
機体に連設の作業装置の入力軸とを連動連結する
農作業車の伝動装置に関する。
〔従来の技術〕
従来、かかる農作業車の伝動装置としては、例
えば実公昭43−18663号公報で示されるように、
伝動ケース内には2組のチエーン伝動機構が内装
されていて、動力取出し軸からの動力が伝動ケー
ス内で変速されて入力軸に伝達できるように、第
1チエーン伝動機構を使用する姿勢と、第2チエ
ーン伝動機構を使用する姿勢とに伝動ケースを機
体に対して付け換えることによつて多段の伝動比
で動力伝動を行うように構成されたものがある。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ところが、上記構成においては一方のチエーン
伝動機構の両側に備えられたチエーンスプロケツ
トに、それぞれ動力取出し軸及ぶ入力軸を連結し
た場合には、他方の使用されていない側のチエー
ン伝動機構のチエーンスプロケツトは保持されな
い状態となつて、このチエーンスプロケツトが機
体の振動等に伴つて伝動ケース内でガタついて騒
音を発するという欠点がある。
そこで、上記従来例においては、動力取出し軸
及び入力軸から丸軸部を延設して、この丸軸部に
使用されていない側のチエーンスプロケツトを遊
嵌支持するということも提案されている。しか
し、この構成によれば、前記動力取出し軸及び入
力軸からチエーンスプロケツトを遊嵌するための
丸軸部を延出する必要があつて、この軸部分の加
工の点でコスト的に不利であり、しかも丸軸部で
チエーンスプロケツトを遊嵌支持しているだけで
あるから、丸軸部の回転駆動に伴つてチエーンス
プロケツトが丸軸部の回りを接当離反することが
あり、上記騒音を防止することができるものでは
なかつた。
本考案は上記の実情に着目してなされたもので
あつて、動力取出し軸及び入力軸の特別な加工を
施すことなく、伝動ケース内の使用されていない
側のチエーン伝動機構の各スプロケツトが簡単な
構成によつて伝動ケース内でガタつくのを防止す
ることを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
すなわち、本考案に係る農作業車の伝動装置の
特徴構成は、第1チエーン伝動機構又は第2チエ
ーン伝動機構に備えたチエーンスプロケツトのボ
スに嵌合する中間筒状部材を設けるとともに、該
中間筒状部材が他方の第2チエーン伝動機構又は
第1チエーン伝動機構に備えたチエーンスプロケ
ツトのボスを受け止め支持するよう構成してある
点にあり、その作用及び効果は次の通りである。
〔作用〕
動力取出し軸及び入力軸に連結された一方の第
1チエーン伝動機構に備えたチエーンスプロケツ
トのボスに、中間筒状部材が嵌合しており、そし
てこの中間筒状部材によつて他方のチエーン伝動
機構に備えたチエーンスプロケツトのボスが受け
止め支持されているから、使用されていない側の
チエーンスプロケツトは機体の振動などによつて
ガタ付くことはない。
〔考案の効果〕
横方向に並設したチエーンスプロケツト間に中
間筒状部材を配設するだけの簡単な構成によつ
て、伝動ケース内のスプロケツトのガタ付きを防
止することができるようになり、従来のように動
力取出し軸及び入力軸からスプロケツト遊転支持
用の丸軸部を延出加工する必要もなく、またこれ
による駆動騒音の発生もなくなつた。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。
第2図は農作業車の一例として歩行型耕耘機を
示し、この歩行型耕耘機は、エンジン13とベル
ト連動されたミツシヨンケース6の横側部に作業
装置としてのロータリー耕耘装置14に対する伝
動ケース2を着脱自在に取り付けるとともに、前
記ミツシヨンケース6の下部に推進車輪12,1
2を軸支し、機体後方に操縦ハンドル11を延出
して構成されている。
前記伝動ケース2について説明すると、第1図
に示すように、左右二つ割り構造の伝動ケース2
の内部には、前記ミツシヨンケース6から突出す
る動力取出し軸5及び前記ロータリー耕耘装置1
4のロータリーケース8から突出する入力軸7と
連動連結する第1チエーン伝動機構Aと、この第
1チエーン伝動機構Aとは伝動比の異なる第2チ
エーン伝動機構Bとが横方向に並設されている。
そして、伝動ケース2の一方側の横側面には、前
記第1チエーン伝動機構Aの入出用の一対の第1
開口9a,9bが設けられているとともに、伝動
ケース2の他方の横側面には前記第2チエーン伝
動機構Bの入出用の一対の第2開口10a,10
bがそれぞれ穿設され、各開口9a,9b及び1
0a,10bにはボス部15が内嵌固着されてい
る。
前記第1チエーン伝動機構Aは、前記動力取出
し軸5及び入力軸7それぞれにスプライン連結可
能な大小2つのチエーンスプロケツト1a,1b
を前記第1開口9a,9bのボス部15に回転自
在に内嵌するとともに、それら両チエーンスプロ
ケツト1a,1bに亘つてチエーン16を巻回し
て構成されている。また、前記第2チエーン伝動
機構Bは、前記動力取出し軸5及び入力軸7それ
ぞれにスプライン連結可能で、前記チエーンスプ
ロケツト1a,1bとは系が異なる大小2つの第
2チエーンスプロケツト1c,1dを前記第2開
口10a,10bのボス部15に回転自在に内嵌
するとともに、それらに亘つてチエーン17を巻
回して構成されている。
そして、動力取出し軸5及び入力軸7の側に位
置する各チエーンスプロケツト1a,1b並びに
1c,1dが入れ換わるように伝動ケース2を前
後或いは上下に反転させることによつて入力軸7
への伝動速度が4段に変速できるように構成され
ている。
第1図に示すように、前記動力取出し軸5及び
入力軸7に連結される側のチエーンスプロケツト
1a,1bの外側端部には小径のボス3a,3b
が設けられ、この各ボス3a,3bに中間筒状部
材4が嵌合されている。該中間筒状部材4は、潤
滑油が含有された合成樹脂製のリング体で構成さ
れ、中間筒状部材4の外側端面は使用されていな
い側の他方の第2チエーン伝動機構Bのチエーン
スプロケツト1c,1dの各ボス部3c,3dの
端面に接当して、該チエーンスプロケツト1c,
1dを前記ボス部15との間でを受け止め支持す
るようになつている。
従つて、前記使用されていない側のチエーンス
プロケツト1c,1dは中間筒状部材4とボス部
15との間で受け止め支持されてガタつくことが
ないものであり、殊に中間筒状部材4は合成樹脂
材で形成されていることにより、この材質自在の
潤滑性によつて中間筒状部材4が駆動側のチエー
ンスプロケツト1a,1bとの間の摩擦によつて
回転駆動されることが少ないのである。
〔別実施例〕
第3図に示すように、前記両伝動機構A,Bの
各チエーンスプロケツト1a,1b,1c,1d
のボス3a,3b,3c,3d間に、中間筒状部
材4として、金属製のブツシユ4aと合成樹脂製
のカラー4bとを介装して、使用されていない側
のチエーンスプロケツト1c,1dを各ブツシユ
4a及びカラー4bで支持するようにしても良
い。この実施例では、前記ブツシユ4aの幅寸法
L1はカラー4bの幅寸法L2よりも少寸法に設定
され、且つカラー4bの両側端面には第4図に示
すように、油通過用の溝4cが形成されており、
この溝4cを通つて外側から前記ブツシユ4aに
潤滑油を常に供給できるようになつている。そし
て、前記ブツシユ4aにより両側に並設されるチ
エーンスプロケツト相互の伴回りを防止しなが
ら、前記カラー4bにより両チエーンスプロケツ
ト間のスラスト荷重を受けることができる。
尚、実用新案登録請求の範囲の項に図面との対
照を便利にする為に符号を記すが、該記入により
本考案は添付図面の構造に限定されるものではな
い。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案に係る農作業車の伝動装置の実施
例を示し、第1図は伝動ケース部分の横断平面
図、第2図は歩行型耕耘機の全体側面図、第3図
は伝動ケース部分の別実施例の要部断面図、第4
図はカラーの斜視図である。 1a,1b,1c,1d……チエーンスプロケ
ツト、3a,3b,3c,3d……ボス、4……
中間筒状部材、5……動力取出し軸、7……入力
軸、14……作業装置、A……第1チエーン伝動
機構、B……第2チエーン伝動機構。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 走行機体の動力取出し軸5、及び前記走行機体
    に連設の作業装置14の入力軸7に分離自在に連
    結して前記動力取出し軸5と前記入力軸7に連動
    連結する第1チエーン伝動機構Aと、この第1チ
    エーン伝動機構Aとは伝動比の異なる第2チエー
    ン伝動機構Bとを、伝動ケース2の横幅方向に並
    設させて前記伝動ケース2に内装するとともに、
    前記第1チエーン伝動機構Aの使用する取り付け
    姿勢及び第2チエーン伝動機構Bの使用する取り
    付け姿勢のそれぞれで、前記伝動ケース2を機体
    に取り外し自在に取り付けてある農作業車の伝動
    装置であつて、前記第1チエーン伝動機構A又は
    第2チエーン伝動機構Bに備えたチエーンスプロ
    ケツト1a,1b又は1c,1dのボス3a,3
    b又は3c,3dに嵌合する中間筒状部材4を設
    けるとともに、該中間筒状部材4が他方の第2チ
    エーン伝動機構B又は第1チエーン伝動機構Aに
    備えたチエーンスプロケツト1c,1d又は1
    a,1bのボス3c,3d又は3a,3bを受け
    止め支持するよう構成してある農作業車の伝動装
    置。
JP394187U 1987-01-14 1987-01-14 Expired - Lifetime JPH052027Y2 (ja)

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JP394187U JPH052027Y2 (ja) 1987-01-14 1987-01-14

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JP394187U JPH052027Y2 (ja) 1987-01-14 1987-01-14

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Publication Number Publication Date
JPS63112407U JPS63112407U (ja) 1988-07-19
JPH052027Y2 true JPH052027Y2 (ja) 1993-01-19

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