JPH05201132A - 可逆的熱発色剤 - Google Patents

可逆的熱発色剤

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JPH05201132A
JPH05201132A JP4035634A JP3563492A JPH05201132A JP H05201132 A JPH05201132 A JP H05201132A JP 4035634 A JP4035634 A JP 4035634A JP 3563492 A JP3563492 A JP 3563492A JP H05201132 A JPH05201132 A JP H05201132A
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JP
Japan
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group
acid
parts
fluorane
methyl
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Application number
JP4035634A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Goto
寛 後藤
Katsuji Maruyama
勝次 丸山
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 可逆的熱発色性組成物を得るために長鎖脂肪
族基を持つ顕色剤と組合わせて用いられる発色剤におい
て、発色性及び消色性にすぐれると共に、発色と消色の
繰返し性にすぐれたものを提供することを目的とする。 【構成】 下記一般式(1)で表わされるフルオラン化
合物からなり、長鎖脂肪族基を持つ顕色剤と組合わせて
用いられる可逆的熱発色剤。 【化1】 (式中、R1は炭素数4以上の直鎖状もしくは分枝状ア
ルキル基、環状アルキル基、アリル基又はアルコキシア
ルキル基を表わし、R2は水素原子、炭素数2以上の直
鎖状もしくは分枝状アルキル基、環状アルキル基、アリ
ル基又はアルコキシアルキル基を表わし、Xは水素原
子、炭素数4以下の低級アルキル基、炭素数4以下の低
級アルコキシ基又はアルコキシアルキル基を表わし、Y
は炭素数4以下の低級アルキル基、アミノ基、置換アミ
ノ基又はシアノ基を表わす)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、長鎖脂肪族基を持つ顕
色剤と組合せて用いられる可逆的熱発色剤に関するもの
である。
【0002】
【従来技術及びその問題点】従来、発色剤(電子供与性
呈色性化合物)と顕色剤(電子受容性化合物)との間の
発色反応を利用した感熱記録媒体は広く知られ、電子計
算機のアウトプット、ファクシミリ、自動券売機、科学
計測機のプリンター、CRT医療計測用プリンター等に
広範囲に応用されている。しかし、従来の製品は、いず
れもその発色が不可逆的なもので、発色と消色を交互に
繰返し行わせることはできない。
【0003】一方、特許公報によれば、発色剤と顕色剤
との間の発色反応を利用した感熱記録媒体において、発
色と消色を可逆的に行わせるものもいくつか提案されて
いる。例えば、特開昭60−193691号によれば、
顕色剤として没食子酸とフロログルシノールとの組合せ
を用いたものが示されている。このものを熱発色させて
得られる発色体は、水又は水蒸気で消色するものであ
る。しかし、この感熱記録媒体の場合、その耐水化に困
難が伴う上に記録保存性に難点があり、さらに発色体を
消色させるための消色装置が大型になるという問題があ
る。特開昭61−237684号には、顕色剤にフェノ
ールフタレン、チモールフタレン、ビスフェノール等の
化合物を用いた書換形光記録媒体が示されている。この
ものは、これを加熱し徐冷することにより発色体を形成
し、一方、発色体を発色濃度よりもいったん高い温度に
加熱した後、急冷することにより消色させることができ
る。しかし、この記録媒体の場合、その発色及び消色の
工程が複雑である上、発色体を消色させて得られる消色
体に未だ幾分の着色が見られ、コントラストの良い発色
画像を得ることができない。特開昭62−140881
号、特開昭62−138568号、及び特開昭62−1
38556号には、発色剤と顕色剤とカルボン酸エステ
ルの均質相溶体が示されている。このものは低温で完全
着色状態、高温で完全消色状態を示し、それらの中間温
度で着色又は消色状態を保持させることができるもの
で、この媒体にサーマルヘッドで印字することにより、
着色地肌(発色体)の上に白色文字(消色体)を記録す
ることができる。従って、この記録媒体の場合、記録さ
れる画像がネガ画像であることから、その用途が限定さ
れる上、記録画像の保存のために画像を特定の温度範囲
内に保持する必要がある。特開平2−188294号及
び特開平2−188293号には、それぞれ顕色剤とし
て、顕色作用と減色作用を可逆的に行う没食子酸と高級
脂肪族アミンとの塩、及びビス(ヒドロキシフェニル)
酢酸又は酪酸と高級脂肪族アミンとの塩を用いたものが
示されている。このものは、特定温度域で熱発色させ、
それより高温での加熱により消色させることができる
が、その顕色作用と減色作用とは競争的に起るため、こ
れらの作用を熱的に制御することがむつかしく、良好な
画像コントラストが得られにくい。以上のように、発色
剤と顕色剤との反応を利用した従来の可逆的感熱記録媒
体は種々の問題点を含み、未だ不満足のものであった。
本発明者らは、先に、顕色剤として長鎖脂肪族基を有す
る有機リン酸や、カルボキシル化合物、フェノール化合
物、ヒドロキシホスホン酸等の化合物を用い、これを発
色剤としてのフルオラン化合物と組合せることによっ
て、その発色と消色を加熱のみで容易に行わせることが
でき、しかもその発色状態と消色状態を常温において保
持することが可能で、かつ消色温度が発色温度よりも低
く、その上、画像の形成及び消去を、温度変化により何
度も繰返すことのできる可逆的熱発色性組成物が得られ
ることを見出した。しかし、このような熱発色性組成物
においては、その発色性や、消色性及び発色と消色の繰
返し性等の特性は、発色剤として使用するフルオラン化
合物によってもかなりの影響を受け、フルオラン化合物
の種類によっては実用上の問題を生じることが認められ
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、可逆的熱発
色性組成物を得るために長鎖脂肪族基を持つ顕色剤と組
合せて用いられる発色剤において、発色性及び消色性に
すぐれるとともに、発色と消色の繰返し性にすぐれたも
のを提供することをその課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前記課題
を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、本発明を完成する
に至った。すなわち、本発明によれば、下記一般式
(1)で表わされるフルオラン化合物からなる可逆的熱
発色剤が提供される。
【化1】 (式中、R1は炭素数4以上の直鎖状もしくは分枝状ア
ルキル基、環状アルキル基、アリル基、又はアルコキシ
アルキル基を表わし、R2は水素原子、炭素数2以上の
直鎖状もしくは分枝状アルキル基、環状アルキル基、ア
リル基又はアルコキシアルキル基を表わし、Xは水素原
子、炭素数4以下の低級アルキル基、炭素数4以下の低
級アルコキシ基又はアルコキシアルキル基を表わし、Y
は炭素数4以下の低級アルキル基、アミノ基、置換アミ
ノ基又はシアノ基を表わす)
【0006】本発明の発色剤と長鎖脂肪族基を有する顕
色剤(以下、単に長鎖顕色剤とも言う)とを含む可逆的
熱発色性組成物は加熱により瞬時に発色し、その発色状
態は常温においても安定的に存在するが、発色状態にあ
る組成物は発色温度以下の加熱により瞬時に消色し、そ
の消去状態は常温においても安定的に存在するものであ
る。本発明の発色剤と長鎖顕色剤を含む可逆的熱発色性
組成物の発色と消色、即ち画像形成と画像消去の原理を
図1に示したグラフによって説明する。グラフの縦軸は
発色濃度を表わし横軸は温度を表わしており、実線1は
加熱による画像形成過程を、破線3は加熱による画像消
去過程を示したものである。Aは完全消去状態における
濃度であり、BはT1以上の温度に加熱した時の完全発
色状態における濃度であり、Cは完全発色状態のT0
下の温度における濃度であり、DはT0〜T1間の温度で
加熱消去した時の濃度を示している。本発明の発色剤と
長鎖顕色剤を含む可逆的熱発色性組成物は、T0以下の
温度では無色の状態(A)にある。記録を行うには、サ
ーマルヘッド等によりT1以上の温度に加熱すれば良
く、発色(B)して記録画像を形成する。この記録画像
は実線2に従ってT0以下の温度に戻してもそのままの
状態(C)を保ち、記録のメモリー性は失われない。次
に記録画像の消去を行うには、形成された記録画像を発
色温度よりも低いT0〜T1間の温度に加熱すれば良く、
無色の状態(D)になる。この状態はT0以下の温度に
戻しても、そのままの無色の状態(A)を保持してい
る。即ち記録画像の形成過程は実線ABCの経路によ
り、Cに至り記録が保持される。記録画像の消去過程は
破線CDAの経路により、Aに至り消去状態が保持され
る。この記録画像の形成と消去の挙動特性は可逆性を持
ち、何回も繰り返し行うことができる。
【0007】図2は、画像形成及び画像消去の一例を示
した説明図であって、1は支持体、2は可逆的熱発色性
組成物を含む記録層である。画像形成工程(A)→
(B)は画像形成用熱源、例えばサーマルヘッド4によ
って図1のT1以上の温度で記録印字を行うことで達成
される。次に画像消去工程(B)→(A)は画像消去熱
源、例えば加熱ローラー5でT0〜T1間の温度に加熱す
ることにより達成される。図2において、3は発色画像
を示す。
【0008】本発明の発色剤と長鎖顕色剤を含む可逆的
熱発色性組成物の発色は、組成物を構成する顕色剤と発
色剤が加熱によって共融反応して形成した発色体を、室
温まで冷却することにより得られるものである。この組
成物は、溶融温度より低温側に消色温度領域を持つた
め、溶融発色状態から発色を保持したまま冷却して常温
にするには、一般的には急冷であることが好ましい。徐
冷になると消色温度領域を通るときに消色が起き、濃度
が低下することが多い。発色体は、発色剤と顕色剤の分
子が相互作用し、発色剤のラクトン環が開環して発色し
ているものと考えられる。溶融状態から急冷された状態
の組成物は、発色体分子および発色体の形成には直接関
与していない顕色剤分子と発色剤分子を含んでいる。本
発明の発色剤と長鎖顕色剤を含む組成物の常温における
発色状態の組成物は、これらの分子間に凝集力が働き固
化した状態にある。従来の感熱発色性組成物の発色した
状態は、凝集した固体とならない場合が多い。本発明の
発色剤と長鎖顕色剤を含む組成物は、発色状態では凝集
した固体となっている。この状態の凝集構造には何らか
の規則性を示す場合が多い。規則性の程度は、非常に規
則性の高い場合もあるし、あまり規則性の高くない場合
もあり、これは顕色剤と発色剤の組合わせや量比あるい
は冷却条件に依存する。このような凝集構造の形成は、
基本的には、発色体を形成している顕色剤分子の長鎖構
造部分および発色体を形成していない過剰分の顕色剤分
子の長鎖構造部分の間に働く凝集力が、主に作用してい
るものと推定され、このような凝集構造を形成している
ことが、本発明の発色剤と長鎖顕色剤を含む組成物の消
色現象と関係しているものと推定される。
【0009】本発明の発色剤と長鎖顕色剤を含む可逆的
熱発色性組成物は、その発色状態を特定の温度域領に加
熱することにより消色させることができる。この消色過
程では、発色状態の凝集構造が変化し、最終的に発色体
から顕色剤分子が分離結晶化して顕色剤単独の結晶を作
り、安定した消色状態となることがX線によって確認さ
れた。このように、凝集した発色状態の形成とその消色
過程に対し、顕色剤の長鎖部分が大きな役割を果してい
ることは明白であり、これが本発明の発色剤と長鎖顕色
剤を含む可逆的熱発色性組成物の特徴である。また、そ
のため顕色剤の持つ長鎖部分の長さで消色温度の制御が
可能となり、鎖長が長くなるほど発色及び消色温度が高
温側へシフトする事が認められた。これは、長鎖部分の
長さによって顕色剤分子の凝集や運動性が変化するため
である。
【0010】一般的に、可逆的熱発色性組成物に用いる
長鎖顕色剤と発色剤の組合せは、両者を溶融温度以上に
加熱して得られる発色状態の組成物を溶融温度より低い
温度へ加熱したときに起きる消色しやすさ、すなわち消
色性と、発色状態の色調などの特性により、適当に選択
される。このうち消色性については、その組合わせによ
って得られた発色状態の組成物の示差熱分析(DTA)
または示差走査熱量分析(DSC)における昇温過程に
現われる発熱ピークの有無によって判断できる。この発
熱ピークは消色現象と対応するものであり、消色性の良
好な組合わせを選択する基準となる。本発明は、長鎖顕
色剤と組合せて熱発色性組成物とした時に、発色性、消
色性にすぐれるとともに、その発色と消色を有利に行わ
せることのできる発色剤を提供するものである。
【0011】本発明の発色剤において、下記の一般式
(2)及び一般式(3)で表わされるフルオラン化合物
は、長鎖顕色剤と組合せることによって、すぐれた熱発
色性組成物を与える。
【化2】 (但し、R3はn−ヘキシル基、n−アミル基又はシク
ロヘキシル基を表わし、R3がn−ヘキシル基のときR4
はイソアミル基又はn−ヘキシル基を表わし、R3がn
−アミル基の場合はR4もn−アミル基を表わし、R3
シクロヘキシル基の場合はR4はn−ヘキシル基、n−
オクチル基、n−デシル基又はn−ドデシル基を表わ
す)
【化3】 (但し、R5は炭素数4〜6の直鎖アルキル基を示し、
5がn−ヘキシル基又はn−アミル基の場合にZはN
H−PhあるいはN(CH2Ph)2(Phはフェニル基
を示す)を表わし、R5がn−ブチル基又はn−アミル基
の場合はZはメチル基を表わす)次に本発明の好ましい
化合物を表1に示す。
【表1−(1)】
【表1−(2)】
【表1−(3)】
【0012】次に、本発明の好ましい他の発色剤の具体
例を以下に例示する。2−アニリノ−3−メチル−6−
(ジ−n−オクチルアミノ)フルオラン、2−アニリノ
−3−メチル−6−(ジ−n−ブチルアミノ)フルオラ
ン、2−アニリノ−3−メチル−6−(ジ−n−プロピ
ルアミノ)フルオラン、2−アニリノ−3−メチル−6
−(N−n−オクチル−N−エチルアミノ)フルオラ
ン、2−アニリノ−3−メチル−6−(N−n−オクチ
ル−N−iso−プロピルアミノ)フルオラン、2−ア
ニリノ−3−メチル−6−(N−n−アミル−N−n−
プロピルアミノ)フルオラン、2−アニリノ−3−メチ
ル−6−(N−n−アミル−N−n−ブチルアミノ)フ
ルオラン、2−アニリノ−3−メチル−6−(N−n−
アミル−N−エチルアミノ)フルオラン、2−アニリノ
−3−メチル−6−(N−iso−アミル−N−エチル
アミノ)フルオラン、2−アニリノ−3−メチル−6−
(N−n−ブチル−N−n−プロピルアミノ)フルオラ
ン、2−アニリノ−3−メチル−6−(N−n−ブチル
−N−iso−プロピルアミノ)フルオラン、2−アニ
リノ−3−メチル−6−(N−n−ブチル−N−エチル
アミノ)フルオラン、2−アニリノ−3−メチル−6−
(N−シクロヘキシル−N−n−テトラデシルアミノ)
フルオラン、2−アニリノ−3−メチル−6−(N−シ
クロヘキシル−N−n−アミルアミノ)フルオン、2−
アニリノ−3−メチル−6−(N−シクロヘキシル−N
−iso−アミルアミノ)フルオラン、2−アニリノ−
3−メチル−6−(N−シクロヘキシル−N−n−ブチ
ルアミノ)フルオラン、2−アニリノ−3−メチル−6
−(N−シクロヘキシル−N−n−プロピルアミノ)フ
ルオラン、2−アニリノ−3−メチル−6−(N−シク
ロヘキシル−N−エチルアミノ)フルオラン、2−アニ
リノ−3−メチル−6−(ジシクロヘキシルエチルアミ
ノ)フルオラン、2−アニリノ−3−メチル−6−(N
−シクロヘキシルエチル−N−n−ヘキシルアミノ)フ
ルオラン、2−アニリノ−3−メチル−6−(N−シク
ロヘキシルエチル−N−n−アミルアミノ)フルオラ
ン、2−アニリノ−3−メチル−6−(ジシクロヘキシ
ルメチルアミノ)フルオラン、2−アニリノ−3−メチ
ル−6−(N−シクロヘキシルメチル−N−n−ヘキシ
ルアミノ)フルオラン、2−アニリノ−3−メチル−6
−(N−シクロヘキシルメチル−N−n−アミルアミ
ノ)フルオラン、2−アニリノ−3−メチル−6−(N
−シクロヘキシルメチル−N−n−ブチルアミノ)フル
オラン、2−アニリノ−3−メチル−6−(N−シクロ
ヘキシルメチル−N−シクロヘキシルアミノ)フルオラ
ン、2−アニリノ−3−メチル−6−(ジアリルアミ
ノ)フルオラン、2−アニリノ−3−メチル−6−(N
−n−オクチル−N−アリルアミノ)フルオラン、2−
アニリノ−3−メチル−6−(N−n−ヘキシル−N−
アリルアミノ)フルオラン、2−アニリノ−3−メチル
−6−(N−n−アミル−N−アリルアミノ)フルオラ
ン、2−アニリノ−3−メチル−6−(ジエトキシエチ
ルアミノ)フルオラン、2−アニリノ−3−メチル−6
−(N−エトキシエチル−N−n−ヘキシルアミノ)フ
ルオラン、2−アニリノ−3−メチル−6−(N−エト
キシエチル−N−n−アミルアミノ)フルオラン、2−
アニリノ−3−メチル−6−(N−エトキシエチル−N
−iso−アミルアミノ)フルオラン、2−アニリノ−
3−メチル−6−(N−エトキシエチル−N−n−ブチ
ルアミノ)フルオラン、2−アニリノ−3−メチル−6
−(N−エトキシメチル−N−n−ヘキシルアミノ)フ
ルオラン、2−アニリノ−3−メチル−6−(N−エト
キシメチル−N−n−アミルアミノ)フルオラン、2−
アニリノ−3−メチル−6−(N−エトキシメチル−N
−iso−アミルアミノ)フルオラン、2−アニリノ−
3−メチル−6−(N−n−ヘキサデシルアミノ)フル
オラン、2−アニリノ−3−メチル−6−(N−n−オ
クチルアミノ)フルオラン、2−アニリノ−3−メチル
−6−(N−n−ヘキシルアミノ)フルオラン、
【0013】2−ベンジルアミノ−3−メチル−6−
(ジ−n−ブチルアミノ)フルオラン、2−ベンジルア
ミノ−3−メチル−6−(ジ−n−アミルアミノ)フル
オラン、2−ベンジルアミノ−3−メチル−6−(N−
シクロヘキシル−N−n−ヘキシルアミノ)フルオラ
ン、2−(2′,4′−ジメチルアニリノ)−3−メチ
ル−6−(N−n−ヘキシル−N−iso−アミルアミ
ノ)フルオラン、2−(2′,4′−ジメチルアニリ
ノ)−3−メチル−6−(ジ−n−ヘキシルアミノ)フ
ルオラン、2−(2′,4′−ジメチルアニリノ)−3
−メチル−6−(ジ−n−アミルアミノ)フルオラン、
2−(2′,4′−ジメチルアニリノ)−3−メチル−
6−(ジ−n−ブチルアミノ)フルオラン、2−アニリ
ノ−3−メトキシ−6−(ジ−n−ヘキシルアミノ)フ
ルオラン、2−アニリノ−3−メトキシ−6−(ジ−n
−アミルアミノ)フルオラン、2−アニリノ−3−メト
キシ−6−(N−n−ヘキシル−N−iso−アミルア
ミノ)フルオラン、2−アニリノ−3−メトキシ−6−
(N−シクロヘキシル−N−n−ヘキシルアミノ)フル
オラン、2−アニリノ−3−エトキシ−6−(ジ−n−
アミルアミノ)フルオラン、2−アニリノ−3−エトキ
シ−6−(ジ−n−ブチルアミノ)フルオラン、2−ア
ニリノ−3−エトキシ−6−(N−シクロヘキシル−N
−n−ヘキシルアミノ)フルオラン、2−アニリノ−3
−エトキシ−6−(N−シクロヘキシル−N−n−アミ
ルアミノ)フルオラン、2−アニリノ−3−エトキシエ
チル−6−(ジ−n−アミルアミノ)フルオラン、2−
アニリノ−3−エトキシエチル−6−(ジ−n−ブチル
アミノ)フルオラン、2−アニリノ−3−エトキシメチ
ル−6−(ジ−n−ブチルアミノ)フルオラン、2−ア
ニリノ−3−エトキシメチル−6−(N−シクロヘキシ
ル−N−n−ヘキシルアミノ)フルオラン、2−アニリ
ノ−3−エトキシメチル−6−(ジ−n−アミルアミ
ノ)フルオラン、2−アニリノ−3−メトキシメチル−
6−(N−シクロヘキシル−N−n−ヘキシルアミノ)
フルオラン、
【0014】2−(4′−アセチルアニリノ)−6−
(N−n−ヘキシル−N−iso−ヘキシルアミノ)フ
ルオラン、2−(4′−アセチルアニリノ)−6−(ジ
−n−ヘキシルアミノ)フルオラン、2−(4′−アセ
チルアニリノ)−6−(N−n−ヘキシル−N−n−ア
ミルアミノ)フルオラン、2−(4′−アセチルアニリ
ノ)−6−(ジ−n−アミルアミノ)フルオラン、2−
(4′−アセチルアニリノ)−6−(N−n−アミル−
N−n−ブチルアミノ)フルオラン、2−(4′−アセ
チルアニリノ)−6−(N−シクロヘキシル−N−n−
ヘキシルアミノ)フルオラン、2−(4′−アセチルア
ニリノ)−6−(N−エトキシエチル−N−iso−ア
ミルアミノ)フルオラン、2−(4′−アセチルアニリ
ノ)−6−(N−エトキシエチル−N−n−アミルアミ
ノ)フルオラン、2−アニリノ−6−(N−n−ヘキシ
ル−N−iso−アミルアミノ)フルオラン、2−アニ
リノ−6−(N−n−ヘキシル−N−エチルアミノ)フ
ルオラン、2−アニリノ−6−(N−シクロヘキシル−
N−n−ヘキシルアミノ)フルオラン、2−アニリノ−
6−(N−シクロヘキシル−N−n−アミルアミノ)フ
ルオラン、2−アニリノ−6−(ジエトキシエチルアミ
ノ)フルオラン、2−アニリノ−6−(N−エトキシエ
チル−N−iso−アミルアミノ)フルオラン、2−ア
ニリノ−6−(N−エトキシエチル−N−n−アミルア
ミノ)フルオラン、2−アニリノ−6−(N−エトキシ
エチル−N−n−ブチルアミノ)フルオラン、2−アニ
リノ−6−(N−n−オクチルアミノ)フルオラン、2
−アニリノ−6−(N−n−ヘキシルアミノ)フルオラ
ン、2−アニリノ−6−(N−n−アミルアミノ)フル
オラン、2−ジベンジルアミノ−6−(ジ−n−ブチル
アミノ)フルオラン、2−ジベンジルアミノ−6−(N
−n−ヘキシル−N−iso−アミルアミノ)フルオラ
ン、2−ジベンジルアミノ−6−(ジ−n−プロピルア
ミノ)フルオラン、2−ジベンジルアミノ−6−(N−
シクロヘキシル−N−n−アミルアミノ)フルオラン、
2−ジベンジルアミノ−6−(N−シクロヘキシル−N
−n−ヘキシルアミノ)フルオラン、2−ジベンジルア
ミノ−4−メチル−6−(ジ−n−プロピルアミノ)フ
ルオラン、2−ジベンジルアミノ−4−メチル−6−
(ジ−n−ブチルアミノ)フルオラン、2−ジベンジル
アミノ−4−メチル−6−(ジ−n−アミルアミノ)フ
ルオラン、
【0015】1−メチル−3−メチル−6−(ジ−n−
ブチルアミノ)フルオラン、1−メチル−3−メチル−
6−(ジ−n−アミルアミノ)フルオラン、1−メチル
−3−メチル−6−(ジ−n−ヘキシルアミノ)フルオ
ラン、1−メチル−3−メチル−6−(N−シクロヘキ
シル−N−n−ブチルアミノ)フルオラン、2−メチル
−6−(ジ−n−プロピルアミノ)フルオラン、2−メ
チル−6−(ジ−n−ブチルアミノ)フルオラン、2−
メチル−6−(ジ−n−ヘキシルアミノ)フルオラン、
2−メチル−6−(N−シクロヘキシル−N−n−アミ
ルアミノ)フルオラン、2−アミノ−6−(ジ−n−ブ
チルアミノ)フルオラン、2−アミノ−6−(ジ−n−
アミルアミノ)フルオラン、2−アミノ−6−(ジ−n
−ヘキシルアミノ)フルオラン、2−アミノ−6−(N
−シクロヘキシル−N−n−アミルアミノ)フルオラ
ン、2−アミノ−3−メチル−6−(ジ−n−ブチルア
ミノ)フルオラン、2−アミノ−3−メチル−6−(ジ
−n−アミルアミノ)フルオラン、2−アミノ−3−メ
チル−6−(ジ−n−ヘキシルアミノ)フルオラン、2
−アミノ−3−メトキシ−6−(ジ−n−ブチルアミ
ノ)フルオラン、2−アミノ−3−メトキシ−6−(ジ
−n−アミルアミノ)フルオラン、2−アミノ−3−メ
トキシ−6−(ジ−n−ヘキシルアミノ)フルオラン、
2−アセチルアミノ−3−メチル−6−(ジ−n−ブチ
ルアミノ)フルオラン、2−アセチルアミノ−3−メチ
ル−6−(ジ−n−アミルアミノ)フルオラン、2−ア
セチルアミノ−3−メチル−6−(ジ−n−ヘキシルア
ミノ)フルオラン、2−シアノ−6−(ジ−n−ブチル
アミノ)フルオラン、2−シアノ−6−(ジ−n−アミ
ルアミノ)フルオラン、2−シアノ−6−(ジ−n−ヘ
キシルアミノ)フルオラン、2−シアノ−6−(N−シ
クロヘキシル−N−n−ヘキシルアミノ)フルオラン、
2−シアノ−6−(N−シクロヘキシル−N−n−デシ
ルアミノ)フルオラン等。
【0016】本発明の発色剤と組合わせて用いられる長
鎖顕色剤は、基本的に分子内に発色剤を発色させること
ができる顕色能を示す構造と、分子間の凝集力をコント
ロールする長い脂肪族鎖構造部分を併せ持つ化合物であ
り、炭素数12以上の脂肪族基を持つ有機リン酸化合
物、脂肪族カルボン酸化合物、フェノール化合物、ヒド
ロキシホスホン酸化合物等が挙げられる。脂肪族基は、
直鎖状または分枝状のアルキル基、アルケニル基が包含
され、ハロゲン、アルコキシ基、エステル基等の置換基
を持っていてもよい。
【0017】有機リン酸化合物としては、下記一般式
(4)で表わされる化合物が用いられる。 R6−PO(OH)2 (4) (ただし、R6は炭素数12以上の脂肪族基を表わす)
一般式(4)で表わされる有機リン酸化合物の具体例と
しては、たとえば以下のものが挙げられる。ドデシルホ
スホン酸、テトラデシルホスホン酸、ヘキサデシルホス
ホン酸、オクタデシルホスホン酸、エイコシルホスホン
酸、ドコシルホスホン酸、テトラコシルホスホン酸、ヘ
キサコシルホスホン酸、オクタコシルホスホン酸等。
【0018】脂肪族カルボン酸化合物としては、下記一
般式(5)で表わされるα−ヒドロキシ脂肪酸類が用い
られる。 R7−CH(OH)−COOH (5) (ただし、R7は炭素数12以上の脂肪族基を表わす)
一般式(5)で表わされるα−ヒドロキシ脂肪族カルボ
ン酸化合物としては、たとえば以下のものが挙げられ
る。α−ヒドロキシドデカン酸、α−ヒドロキシテトラ
デカン酸、α−ヒドロキシヘキサデカン酸、α−ヒドロ
キシオクタデカン酸、α−ヒドロキシペンタデカン酸、
α−ヒドロキシエイコサン酸、α−ヒドロキシドコサン
酸、α−ヒドロキシテトラコサン酸、α−ヒドロキシヘ
キサコサン酸、α−ヒドロキシオクタコサン酸等。
【0019】脂肪族カルボン酸化合物としては、ハロゲ
ン元素で置換された炭素数12以上の脂肪族基を持つ脂
肪族カルボン酸化合物で、その少なくともα位またはβ
位の炭素にハロゲン元素を持つものが用いられる。この
ような化合物の具体例としては、たとえば以下のものを
挙げることができる。2−クロロオクタデカン酸、ヘプ
タデカフルオロノナデカン酸、2−ブロモヘキサデカン
酸、2−ブロモヘプタデカン酸、2−ブロモオクタデカ
ン酸、2−ブロモエイコサン酸、2−ブロモドコサン
酸、2−ブロモテトラコサン酸、3−ブロモオクタデカ
ン酸、3−ブロモエイコサン酸、2,3−ジブロモオク
タデカン酸、2−フルオロドデカン酸、2−フルオロテ
トラデカン酸、2−フルオロヘキサデカン酸、2−フル
オロオクタデカン酸、2−フルオロエイコサン酸、2−
フルオロドコサン酸、2−ヨードヘキサデカン酸、2−
ヨードオクタデカン酸、3−ヨードヘキサデカン酸、3
−ヨードオクタデカン酸、パーフルオロオクタデカン酸
等。
【0020】脂肪族カルボン酸化合物としては、炭素鎖
中にオキソ基を持つ炭素数12以上の脂肪族基を有する
脂肪族カルボン酸化合物で、その少なくともα位、β位
またはγ位の炭素がオキソ基となっているものが用いら
れる。このような化合物の具体例としては、たとえば以
下のものを挙げることができる。2−オキソドデカン
酸、2−オキソテトラデカン酸、2−オキソヘキサデカ
ン酸、2−オキソオクタデカン酸、2−オキソエイコサ
ン酸、2−オキソテトラコサン酸、3−オキソドデカン
酸、3−オキソテトラデカン酸、3−オキソヘキサデカ
ン酸、3−オキソオクタデカン酸、3−オキソエイコサ
ン酸、3−オキソテトラコサン酸、4−オキソヘキサデ
カン酸、4−オキソヘキサデカン酸、4−オキソオクタ
デカン酸、4−オキソドコサン酸等。
【0021】脂肪族カルボン酸化合物としては、下記一
般式(6)で表わされる二塩基酸が用いられる。 (ただし、R8は炭素数12以上の脂肪族基を表わし、
Xは酸素原子またはイオウ原子を表わし、nは1または
2を表わす)一般式(6)で表わされる二塩基酸の具体
例としては、たとえば、以下のものが挙げられる。ドデ
シルリンゴ酸、テトラデシルリンゴ酸、ヘキサデシルリ
ンゴ酸、オクタデシルリンゴ酸、エイコシルリンゴ酸、
ドコシルリンゴ酸、デトラコシルリンゴ酸、ドデシルチ
オリンゴ酸、テトラデシルチオリンゴ酸、ヘキサデシル
チオリンゴ酸、オクタデシルチオリンゴ酸、エイコシル
チオリンゴ酸、ドコシルチオリンゴ酸、テトラコシルチ
オリンゴ酸、ドデシルジチオリンゴ酸、テトラデシルジ
チオリンゴ酸、ヘキサデシルジチオリンゴ酸、オクタデ
シルジチオリンゴ酸、エイコシルジチオリンゴ酸、ドコ
シルジチオリンゴ酸、テトラコシルジチオリンゴ酸等。
【0022】脂肪族カルボン酸化合物としては、下記一
般式(7)で表わされる二塩基酸が用いられる。 (ただし、R9,R10,R11は水素又は脂肪族基を表わ
し、このうち少なくともひとつは炭素数12以上の脂肪
族基である)一般式(7)で表わされる二塩基酸の具体
例としては、たとえば以下のものが挙げられる。ドデシ
ルブタン二酸、トリデシルブタン二酸、テトラデシルブ
タン二酸、ペンタデシルブタン二酸、オクタデシルブタ
ン二酸、エイコシルブタン二酸、ドコシルブタン二酸、
2,3−ジヘキサデシルブタン二酸、2,3−ジオクタ
デシルブタン二酸、2−メチル−3−ドデシルブタン二
酸、2−メチル−3−テトラデシルブタン二酸、2−メ
チル−3−ヘキサデシルブタン二酸、2−エチル−3−
ドデシルブタン二酸、2−プロピル−3−デシルブタン
二酸、2−オクチル−3−ヘキサデシルブタン二酸、2
−テトラデシル−3−オクタデシルブタン二酸等。
【0023】脂肪族カルボン酸化合物としては、下記一
般式(8)で表わされる二塩基酸が用いられる。 (ただし、R12,R13は水素又は脂肪族基を表わし、こ
のうち少なくともひとつは炭素数12以上の脂肪族基で
ある)一般式(8)で表わされる二塩基酸の具体例とし
ては、たとえば以下のものが挙げられる。ドデシルマロ
ン酸、テトラデシルマロン酸、ヘキサデシルマロン酸、
オクタデシルマロン酸、エイコシルマロン酸、ドコシル
マロン酸、テトラコシルマロン酸、ジドデシルマロン
酸、ジテトラデシルマロン酸、ジヘキサデシルマロン
酸、ジオクタデシルマロン酸、ジエイコシルマロン酸、
ジドコシルマロン酸、メチルオクタデシルマロン酸、メ
チルエイコシルマロン酸、メチルドコシルマロン酸、メ
チルテトラコシルマロン酸、エチルオクタデシルマロン
酸、エチルエイコシルマロン酸、エチルドコシルマロン
酸、エチルテトラコシルマロン酸等。
【0024】脂肪族カルボン酸化合物としては、下記一
般式(9)で表わされる二塩基酸が用いられる。 (ただし、R14は炭素数12以上の脂肪族基を表わし、
nは0または1を表わし、mは1,2または3を表わ
し、nが0の場合、mは2または3であり、nが1の場
合はmは1または2を表わす)一般式(9)で表わされ
る二塩基酸の具体例としては、たとえば以下のものが挙
げられる。2−ドデシル−ペンタン二酸、2−ヘキサデ
シル−ペンタン二酸、2−オクタデシル−ペンタン二
酸、2−エイコシル−ペンタン二酸、2−ドコシル−ペ
ンタン二酸、2−ドデシル−ヘキサン二酸、2−ペンタ
デシル−ヘキサン二酸、2−オクタデシル−ヘキサン二
酸、2−エイコシル−ヘキサン二酸、2−ドコシル−ヘ
キサン二酸等。
【0025】脂肪族カルボン酸化合物としては、長鎖脂
肪酸によりアシル化されたクエン酸などの三塩基酸も用
いられる。その具体例としては、たとえば以下のものが
挙げられる。
【0026】フェノール化合物としては、下記一般式
(10)で表わされる化合物が用いられる。
【化17】 (ただし、Yは−S−,−O−,−CONH−又は−C
OO−を表わし、R15は炭素数12以上の脂肪族基を表
わし、nは1,2または3の整数である)。一般式(1
0)で表わされるフェノール化合物の具体例としては、
たとえば以下のものが挙げられる。p−(ドデシルチ
オ)フェノール、p−(テトラデシルチオ)フェノー
ル、p−(ヘキサデシルチオ)フェノール、p−(オク
タデシルチオ)フェノール、p−(エイコシルチオ)フ
ェノール、p−(ドコシルチオ)フェノール、p−(テ
トラコシルチオ)フェノール、p−(ドデシルオキシ)
フェノール、p−(テトラデシルオキシ)フェノール、
p−(ヘキサデシルオキシ)フェノール、p−(オクタ
デシルオキシ)フェノール、p−(エイコシルオキシ)
フェノール、p−(ドコシルオキシ)フェノール、p−
(テトラコシルオキシ)フェノール、p−ドデシルカル
バモイルフェノール、p−テトラデシルカルバモイルフ
ェノール、p−ヘキサデシルカルバモイルフェノール、
p−オクタデシルカルバモイルフェノール、p−エイコ
シルカルバモイルフェノール、p−ドコシルカルバモイ
ルフェノール、p−テトラコシルカルバモイルフェノー
ル、没食子酸ヘキサデシルエステル、没食子酸オクタデ
シルエステル、没食子酸エイコシルエステル、没食子酸
ドコシルエステル、没食子酸テトラコシルエステル等。
【0027】ヒドロキシホスホン酸化合物として、下記
一般式(11)で表わされるα−ヒドロキシアルキルホ
スホン酸が用いられる。 (ただし、R16は炭素数11〜29の脂肪族基である)
一般式(11)で表わされるα−ヒドロキシアルキルホ
スホン酸を具体的に示すと、α−ヒドロキシドデシルホ
スホン酸、α−ヒドロキシテトラデシルホスホン酸、α
−ヒドロキシヘキサデシルホスホン酸、α−ヒドロキシ
オクタデシルホスホン酸、α−ヒドロキシエイコシルホ
スホン酸、α−ヒドロキシドコシルホスホン酸、α−ヒ
ドロキシテトラコシルホスホン酸等があげられる。
【0028】本発明の発色剤を長鎖顕色剤と組合せて可
逆的熱発色性組成物を得る場合、その発色剤と顕色剤の
割合は、使用する化合物の物性によって適切な比率を選
択する必要がある。その範囲はおおむね、モル比で発色
剤1に対し顕色剤が1から20の範囲であり、好ましく
は2から10の範囲である。この範囲より顕色剤が少な
くとも、また多くても発色状態の濃度が低くなり実用上
の問題となる。また、上記の好ましい範囲にあっても、
発色剤と顕色剤の割合によって消色特性は変化し、比較
的顕色剤が多い場合には消色開始温度が低くなり、比較
的少ない場合には消色が温度に対してシャープになる。
したがって、この割合は用途や目的に応じて適当に選択
しなければならない。
【0029】次に本発明の可逆的熱発色剤を用いた可逆
的感熱記録媒体について説明する。本発明の可逆的熱発
色剤を利用する可逆的感熱記録媒体は、前記の可逆的熱
発色剤と長鎖顕色剤とバインダーを含む記録層を支持体
上に設けたものであり、記録媒体の基本的構成は最下層
に支持体を備え、その上にアンダーコート層、記録層、
及び保護層を順次積層したものである。ここで用いられ
る支持体としては、たとえば、紙、合成紙、プラスチッ
クフィルムあるいはこれらの複合体、ガラス板などであ
り、記録層を保持できるものであればよい。
【0030】バインダーとしては、たとえばポリ塩化ビ
ニル、ポリ酢酸ビニル、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合
体、ポリスチレン、スチレン系共重合体、フェノキシ樹
脂、ポリエステル、芳香族ポリエステル、ポリウレタ
ン、ポリカーボネート、ポリアクリル酸エステル類、ポ
リメタクリル酸エステル類、アクリル酸共重合体、マレ
イン酸共重合体、ポリビニルアルコールなどがある。顕
色剤および発色剤は、そのまま、あるいはマイクロカプ
セル中に内包して用いることができる。顕色剤、発色剤
のマイクロカプセル化は、コアセルベーション法、界面
重合法、インサイチュ重合法など公知の方法によって行
なうことができる。なお、言うまでもないことであるが
顕色剤及び発色剤は、単独でも2種以上混合して使用し
てもよい。記録層の形成は、従来公知の方法に従い、発
色剤および顕色剤をバインダーと共に水または有機溶剤
により均一に分散もしくは溶解して、これを支持体上に
塗布乾燥することによって行なう。またバインダーを用
いない場合、顕色剤と発色剤を混合溶融して膜とし、冷
却して記録層とすることができる。記録層のバインダー
樹脂の役割は、発色・消色の繰り返しによって可逆的熱
発色性組成物を均一に分散させた状態を保持することに
ある。特に、発色時の熱の印加により組成物の集合によ
る不均一化を起こすことがあるため、樹脂バインダーは
耐熱性の高いものであることが好ましい。
【0031】
【実施例】以下、本発明の発色剤と長鎖顕色剤を含む可
逆的感熱記録媒体を実施例によってさらに詳細に説明す
るが、本発明はこの実施例によって限定されるものでは
ない。なお、以下における部及び%はいずれも重量基準
である。
【0032】実施例1 2−アニリノ−3−メチル−6−(N−n−ヘキシル− N−iso−アミルアミノ)フルオラン 10部 オクタデシルホスホン酸 30部 塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体 (ユニオンカーバイト社製 VYHH) 30部 トルエン 135部 メチルエチルケトン 135部 上記組成物をステンレスボールと共にサンプル瓶に入
れ、卓上ボールミルで48時間分散し、オクタデシルホ
スホン酸の平均粒子径を1〜3μm程度にする。以上の
ようにして調製した分散液を、厚さ100μmの透明ポ
リエステルフィルム上にワイヤーバーを用いて、塗布厚
が約8.0μmとなるように塗布・乾燥後120℃で一
度発色させ、次いで72℃の乾燥機に5分間入れ消色し
て熱可逆性記録媒体を作製した。
【0033】実施例2 2−アニリノ−3−メチル−6−(ジ−n−ヘキシルアミノ)フルオラン10部 オクタデシルホスホン酸 30部 塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体(ユニオンカーバイト社製VYHH)30部 トルエン 135部 メチルエチルケトン 135部 上記組成物をステンレスボールと共にサンプル瓶に入
れ、卓上ボールミルで48時間分散し、オクタデシルホ
スホン酸の平均粒子径を1〜3μm程度にする。以上の
ようにして調製した分散液を、厚さ100μmの透明ポ
リエステルフィルム上にワイヤーバーを用いて、塗布厚
が約8.0μmとなるように塗布・乾燥後120℃で一
度発色させ、次いで72℃の乾燥機に5分間入れ消色し
て熱可逆性記録媒体を作製した。
【0034】実施例3 2−アニリノ−3−メチル−6−(ジ−n−アミルアミノ)フルオラン 10部 オクタデシルホスホン酸 30部 塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体(ユニオンカーバイド社製VYHH)30部 トルエン 135部 メチルエチルケトン 135部 上記組成物をステンレスボールと共にサンプル瓶に入
れ、卓上ボールミルで48時間分散し、オクタデシルホ
スホン酸の平均粒子径を1〜3μm程度にする。以上の
ようにして調製した分散液を、厚さ100μmの透明ポ
リエステルフィルム上にワイヤーバーを用いて、塗布厚
が約8.0μmとなるように塗布・乾燥後120℃で一
度発色させ、次いで72℃の乾燥機に5分間入れ消色し
て熱可逆性記録媒体を作製した。
【0035】実施例4 2−アニリノ−3−メチル−6−(ジ−n−ブチルアミノ)フルオラン10部 オクタデシルホスホン酸 30部 塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体 30部 (ユニオンカーバイト社製 VYHH) トルエン 135部 メチルエチルケトン 135部 上記組成物をステンレスボールと共にサンプル瓶に入
れ、卓上ボールミルで48時間分散し、オクタデシルホ
スホン酸の平均粒子径を1〜3μm程度にする。以上の
ようにして調製した分散液を、厚さ100μmの透明ポ
リエステルフィルム上にワイヤーバーを用いて、塗布厚
が約8.0μmとなるように塗布後120℃で一度発色
させ、次いで72℃の乾燥機に5分間入れ消色して熱可
逆性記録媒体を作製した。
【0036】実施例5 2−アニリノ−3−メチル−6−(N−n−オクチル−N−エチル アミノ)フルオラン 10部 オクタデシルホスホン酸 30部 塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体 30部 (ユニオンカーバイト社製 VYHH) トルエン 135部 メチルエチルケトン 135部 上記組成物をステンレスボールと共にサンプル瓶に入
れ、卓上ボールミルで48時間分散し、オクタデシルホ
スホン酸の平均粒子径を1〜3μm程度にする。以上の
ようにして調製した分散液を、厚さ100μmの透明ポ
リエステルフィルム上にワイヤーバーを用いて、塗布厚
が約8.0μmとなるように塗布・乾燥後120℃で一
度発色させ、次いで72℃の乾燥機に5分間入れ消色し
て熱可逆性記録媒体を作製した。
【0037】実施例6 2−アニリノ−3−メチル−6−(N−n−アミル−N−n− 10部 ブチルアミノ)フルオラン オクタデシルホスホン酸 30部 塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体 30部 (ユニオンカーバイト社製 VYHH) トルエン 135部 メチルエチルケトン 135部 上記組成物をステンレスボールと共にサンプル瓶に入
れ、卓上ボールミルで48時間分散し、オクタデシルホ
スホン酸の平均粒子径を1〜3μm程度にする。以上の
ようにして調製した分散液を、厚さ100μmの透明ポ
リエステルフィルム上にワイヤーバーを用いて、塗布厚
が約8.0μmとなるように塗布・乾燥後120℃で一
度発色させ、次いで72℃の乾燥機に5分間入れ消色し
て熱可逆性記録媒体を作製した。
【0038】実施例7 2−アニリノ−3−メチル−6−(N−シクロヘキシル−N−n− ヘキシルアミノ)フルオラン 10部 オクタデシルホスホン酸 30部 塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体 30部 (ユニオンカーバイト社製 VYHH) トルエン 135部 メチルエチルケトン 135部 上記組成物をステンレスボールと共にサンプル瓶に入
れ、卓上ボールミルで48時間分散し、オクタデシルホ
スホン酸の平均粒子径を1〜3μm程度にする。以上の
ようにして調製した分散液を、厚さ100μmの透明ポ
リエステルフィルム上にワイヤーバーを用いて、塗布厚
が約8.0μmとなるように塗布・乾燥後120℃で一
度発色させ、次いで72℃の乾燥機に5分間入れ消色し
て熱可逆性記録媒体を作製した。
【0039】実施例8 2−アニリノ−3−メチル−6−(N−シクロヘキシル−N−n− 10部 オクチルアミノ)フルオラン オクタデシルホスホン酸 30部 塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体 (ユニカーバイト社製 VYHH) 30部 トルエン 135部 メチルエチルケトン 135部 上記組成物をステンレスボールと共にサンプル瓶に入
れ、卓上ボールミルで48時間分散し、オクタデシルホ
スホン酸の平均粒子径を1〜3μm程度にする。以上の
ようにして調製した分散液を、厚さ100μmの透明ポ
リエステルフィルム上にワイヤーバーを用いて、塗布厚
が約8.0μmとなるように塗布・乾燥後120℃で一
度発色させ、次いで72℃の乾燥機に5分間入れ消色し
て熱可逆性記録媒体を作製した。
【0040】実施例9 2−アニリノ−3−メチル−6−(N−シクロヘキシル−N−n− デシルアミノ)フルオラン 10部 オクタデシルホスホン酸 30部 塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体 (ユニオンカーバイト社製 VYHH) 30部 トルエン 135部 メチルエチルケトン 135部 上記組成物をステンレスボールと共にサンプル瓶に入
れ、卓上ボールミルで48時間分散し、オクタデシルホ
スホン酸の平均粒子径を1〜3μm程度にする。以上の
ようにして調製した分散液を、厚さ100μmの透明ポ
リエステルフィルム上にワイヤーバーを用いて、塗布厚
が約8.0μmとなるように塗布・乾燥後120℃で一
度発色させ、次いで72℃の乾燥機に5分間入れ消色し
て熱可逆性記録媒体を作製した。
【0041】実施例10 2−アニリノ−3−メチル−6−(N−シクロヘキシル−N−n− ドデシルアミノ)フルオラン 10部 オクタデシルホスホン酸 30部 塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体 30部 (ユニオンカーバイト社製 VYHH) トルエン 135部 メチルエチルケトン 135部 上記組成物をステンレスボールと共にサンプル瓶に入
れ、卓上ボールミルで48時間分散し、オクタデシルホ
スホン酸の平均粒子径を1〜3μm程度にする。以上の
ようにして調製した分散液を、厚さ100μmの透明ポ
リエステルフィルム上にワイヤーバーを用いて、塗布厚
が約8.0μmとなるように塗布・乾燥後120℃で一
度発色させ、次いで72℃の乾燥機に5分間入れ消色し
て熱可逆性記録媒体を作製した。
【0042】実施例11 2−アニリノ−3−メチル−6−(N−シクロヘキシル−N−n− ブチルアミノ)フルオラン 10部 オクタデシルホスホン酸 30部 塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体 30部 (ユニオンカーバイト社製 VYHH) トルエン 135部 メチルエチルケトン 135部 上記組成物をステンレスボールと共にサンプル瓶に入
れ、卓上ボールミルで48時間分散し、オクタデシルホ
スホン酸の平均粒子径を1〜3μm程度にする。以上の
ようにして調製した分散液を、厚さ100μmの透明ポ
リエステルフィルム上にワイヤーバーを用いて、塗布厚
が約8.0μmとなるように塗布・乾燥後120℃で一
度発色させ、次いで72℃の乾燥機に5分間入れ消色し
て熱可逆性記録媒体を作製した。
【0043】実施例12 2−アニリノ−3−メチル−6−(N−シクロヘキシルメチル −N−n−ブチルアミノ)フルオラン 10部 オクタデシルホスホン酸 30部 塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体 30部 (ユニオンカーバイト社製 VYHH) トルエン 135部 メチルエチルケトン 135部 上記組成物をステンレスボールと共にサンプル瓶に入
れ、卓上ボールミルで48時間分散し、オクタデシルホ
スホン酸の平均粒子径を1〜3μm程度にする。以上の
ようにして調製した分散液を、厚さ100μmの透明ポ
リエステルフィルム上にワイヤーバーを用いて、塗布厚
が約8.0μmとなるように塗布・乾燥後120℃で一
度発色させ、次いで72℃の乾燥機に5分間入れ消色し
て熱可逆性記録媒体を作製した。
【0044】実施例13 2−アニリノ−3−メチル−6−(N−シクロヘキシルメチル −N−シクロヘキシルアミノ)フルオラン 10部 オクタデシルホスホン酸 30部 塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体 30部 (ユニオンカーバイト社製 VYHH) トルエン 135部 メチルエチルケトン 135部 上記組成物をステンレスボールと共にサンプル瓶に入
れ、卓上ボールミルで48時間分散し、オクタデシルホ
スホン酸の平均粒子径を1〜3μm程度にする。以上の
ようにして調製した分散液を、厚さ100μmの透明ポ
リエステルフィルム上にワイヤーバーを用いて、塗布厚
が約8.0μmとなるように塗布・乾燥後120℃で一
度発色させ、次いで72℃の乾燥機に5分間入れ消色し
て熱可逆性記録媒体を作製した。
【0045】実施例14 2−アニリノ−3−メチル−6−(N−シクロヘキシルエチル −N−n−ブチルアミノ)フルオラン 10部 オクタデシルホスホン酸 30部 塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体 30部 (ユニオンカーバイト社製 VYHH) トルエン 135部 メチルエチルケトン 135部 上記組成物をステンレスボールと共にサンプル瓶に入
れ、卓上ボールミルで48時間分散し、オクタデシルホ
スホン酸の平均粒子径を1〜3μm程度にする。以上の
ようにして調製した分散液を、厚さ100μmの透明ポ
リエステルフィルム上にワイヤーバーを用いて、塗布厚
が約8.0μmとなるように塗布・乾燥後120℃で一
度発色させ、次いで72℃の乾燥機に5分間入れ消色し
て熱可逆性記録媒体を作製した。
【0046】実施例15 2−アニリノ−3−メチル−6−ジシクロヘキシルエチル アミノフルオラン 10部 オクタデシルホスホン酸 30部 塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体 30部 (ユニオンカーバイト社製 VYHH) トルエン 135部 メチルエチルケトン 135部 上記組成物をステンレスボールと共にサンプル瓶に入
れ、卓上ボールミルで48時間分散し、オクタデシルホ
スホン酸の平均粒子径を1〜3μm程度にする。以上の
ようにして調製した分散液を、厚さ100μmの透明ポ
リエステルフィルム上にワイヤーバーを用いて、塗布厚
が約8.0μmとなるように塗布・乾燥後120℃で一
度発色させ、次いで72℃の乾燥機に5分間入れ消色し
て熱可逆性記録媒体を作製した。
【0047】実施例16 2−アニリノ−3−メチル−6−ジシクロヘキシルメチル アミノフルオラン 10部 オクタデシルホスホン酸 30部 塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体 30部 (ユニオンカーバイト社製 VYHH) トルエン 135部 メチルエチルケトン 135部 上記組成物をステンレスボールと共にサンプル瓶に入
れ、卓上ボールミルで48時間分散し、オクタデシルホ
スホン酸の平均粒子径を1〜3μm程度にする。以上の
ようにして調製した分散液を、厚さ100μmの透明ポ
リエステルフィルム上にワイヤーバーを用いて、塗布厚
が約8.0μmとなるように塗布・乾燥後120℃で一
度発色させ、次いで72℃の乾燥機に5分間入れ消色し
て熱可逆性記録媒体を作製した。
【0048】実施例17 2−アニリノ−3−メチル−6−(N−n−ヘキシル−N−アリル アミノ)フルオラン 10部 オクタデシルホスホン酸 30部 塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体 30部 (ユニオンカーバイト社製 VYHH) トルエン 135部 メチルエチルケトン 135部 上記組成物をステンレスボールと共にサンプル瓶に入
れ、卓上ボールミルで48時間分散し、オクタデシルホ
スホン酸の平均粒子径を1〜3μm程度にする。以上の
ようにして調製した分散液を、厚さ100μmの透明ポ
リエステルフィルム上にワイヤーバーを用いて、塗布厚
が約8.0μmとなるように塗布・乾燥後120℃で一
度発色させ、次いで72℃の乾燥機に5分間入れ消色し
て熱可逆性記録媒体を作製した。
【0049】実施例18 2−アニリノ−3−メチル−6−ジエトキシエチルアミノフルオラン 10部 オクタデシルホスホン酸 30部 塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体 30部 (ユニオンカーバイト社製 VYHH) トルエン 135部 メチルエチルケトン 135部 上記組成物をステンレスボールと共にサンプル瓶に入
れ、卓上ボールミルで48時間分散し、オクタデシルホ
スホン酸の平均粒子径を1〜3μm程度にする。以上の
ようにして調製した分散液を、厚さ100μmの透明ポ
リエステルフィルム上にワイヤーバーを用いて、塗布厚
が約8.0μmとなるように塗布・乾燥後120℃で一
度発色させ、次いで72℃の乾燥機に5分間入れ消色し
て熱可逆性記録媒体を作製した。
【0050】実施例19 2−アニリノ−3−メチル−6−(N−エトキシエチル−N−iso −アミルアミノ)フルオラン 10部 オクタデシルホスホン酸 30部 塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体 30部 (ユニオンカーバイト社製 VYHH) トルエン 135部 メチルエチルケトン 135部 上記組成物をステンレスボールと共にサンプル瓶に入
れ、卓上ボールミルで48時間分散し、オクタデシルホ
スホン酸の平均粒子径を1〜3μm程度にする。以上の
ようにして調製した分散液を、厚さ100μmの透明ポ
リエステルフィルム上にワイヤーバーを用いて、塗布厚
が約8.0μmとなるように塗布・乾燥後120℃で一
度発色させ、次いで72℃の乾燥機に5分間入れ消色し
て熱可逆性記録媒体を作製した。
【0051】実施例20 2−ベンジルアミノ−3−メチル−6−(ジ−n−アミルアミノ) フルオラン 10部 オクタデシルホスホン酸 30部 塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体 30部 (ユニオンカーバイト社製 VYHH) トルエン 135部 メチルエチルケトン 135部 上記組成物をステンレスボールと共にサンプル瓶に入
れ、卓上ボールミルで48時間分散し、オクタデシルホ
スホン酸の平均粒子径を1〜3μm程度にする。以上の
ようにして調製した分散液を、厚さ100μmの透明ポ
リエステルフィルム上にワイヤーバーを用いて、塗布厚
が約8.0μmとなるように塗布・乾燥後120℃で一
度発色させ、次いで72℃の乾燥機に5分間入れ消色し
て熱可逆性記録媒体を作製した。
【0052】実施例21 2−(2′,4′−ジメチルアニリノ)−3−メチル−6−(N−n −ヘキシル−N−iso−アミルアミノ)フルオラン 10部 オクタデシルホスホン酸 30部 塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体 30部 (ユニオンカーバイト社製 VYHH) トルエン 135部 メチルエチルケトン 135部 上記組成物をステンレスボールと共にサンプル瓶に入
れ、卓上ボールミルで48時間分散し、オクタデシルホ
スホン酸の平均粒子径を1〜3μm程度にする。以上の
ようにして調製した分散液を、厚さ100μmの透明ポ
リエステルフィルム上にワイヤーバーを用いて、塗布厚
が約8.0μmとなるように塗布・乾燥後120℃で一
度発色させ、次いで72℃の乾燥機に5分間入れ消色し
て熱可逆性記録媒体を作製した。
【0053】実施例22 2−アニリノ−3−メトキシ−6−(ジ−n−ヘキシルアミノ) フルオラン 10部 オクタデシルホスホン酸 30部 塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体 30部 (ユニオンカーバイト社製 VYHH) トルエン 135部 メチルエチルケトン 135部 上記組成物をステンレスボールと共にサンプル瓶に入
れ、卓上ボールミルで48時間分散し、オクタデシルホ
スホン酸の平均粒子径を1〜3μm程度にする。以上の
ようにして調製した分散液を、厚さ100μmの透明ポ
リエステルフィルム上にワイヤーバーを用いて、塗布厚
が約8.0μmとなるように塗布・乾燥後120℃で一
度発色させ、次いで72℃の乾燥機に5分間入れ消色し
て熱可逆性記録媒体を作製した。
【0054】実施例23 2−アニリノ−3−エトキシ−6−(N−シクロヘキシル−N−n− ヘキシルアミノ)フルオラン 10部 オクタデシルホスホン酸 30部 塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体 30部 (ユニオンカーバイト社製 VYHH) トルエン 135部 メチルエチルケトン 135部 上記組成物をステンレスボールと共にサンプル瓶に入
れ、卓上ボールミルで48時間分散し、オクタデシルホ
スホン酸の平均粒子径を1〜3μm程度にする。以上の
ようにして調製した分散液を、厚さ100μmの透明ポ
リエステルフィルム上にワイヤーバーを用いて、塗布厚
が約8.0μmとなるように塗布・乾燥後120℃で一
度発色させ、次いで72℃の乾燥機に5分間入れ消色し
て熱可逆性記録媒体を作製した。
【0055】実施例24 2−アニリノ−3−エトキシエチル−6−(ジ−n−アミルアミノ) フルオラン 10部 オクタデシルホスホン酸 30部 塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体 30部 (ユニオンカーバイト社製 VYHH) トルエン 135部 メチルエチルケトン 135部 上記組成物をステンレスボールと共にサンプル瓶に入
れ、卓上ボールミルで48時間分散し、オクタデシルホ
スホン酸の平均粒子径を1〜3μm程度にする。以上の
ようにして調製した分散液を、厚さ100μmの透明ポ
リエステルフィルム上にワイヤーバーを用いて、塗布厚
が約8.0μmとなるように塗布・乾燥後120℃で一
度発色させ、次いで72℃の乾燥機に5分間入れ消色し
て熱可逆性記録媒体を作製した。
【0056】実施例25 2−(4′−アセチルアニリノ)−6−(n−ヘキシルアミノ) フルオラン 10部 オクタデシルホスホン酸 30部 塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体 30部 (ユニオンカーバイト社製 VYHH) トルエン 135部 メチルエチルケトン 135部 上記組成物をステンレスボールと共にサンプル瓶に入
れ、卓上ボールミルで48時間分散し、オクタデシルホ
スホン酸の平均粒子径を1〜3μm程度にする。以上の
ようにして調製した分散液を、厚さ100μmの透明ポ
リエステルフィルム上にワイヤーバーを用いて、塗布厚
が約8.0μmとなるように塗布・乾燥後120℃で一
度発色させ、次いで72℃の乾燥機に5分間入れ消色し
て熱可逆性記録媒体を作製した。
【0057】実施例26 2−アニリノ−6−(ジ−n−アミルアミノ)フルオラン 10部 オクタデシルホスホン酸 30部 塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体 30部 (ユニオンカーバイト社製 VYHH) トルエン 135部 メチルエチルケトン 135部 上記組成物をステンレスボールと共にサンプル瓶に入
れ、卓上ボールミルで48時間分散し、オクタデシルホ
スホン酸の平均粒子径を1〜3μm程度にする。以上の
ようにして調製した分散液を、厚さ100μmの透明ポ
リエステルフィルム上にワイヤーバーを用いて、塗布厚
が約8.0μmとなるように塗布・乾燥後120℃で一
度発色させ、次いで72℃の乾燥機に5分間入れ消色し
て熱可逆性記録媒体を作製した。
【0058】実施例27 2−アニリノ−6−(ジ−n−ヘキシルアミノ)フルオラン 10部 オクタデシルホスホン酸 30部 塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体 30部 (ユニオンカーバイト社製 VYHH) トルエン 135部 メチルエチルケトン 135部 上記組成物をステンレスボールと共にサンプル瓶に入
れ、卓上ボールミルで48時間分散し、オクタデシルホ
スホン酸の平均粒子径を1〜3μm程度にする。以上の
ようにして調製した分散液を、厚さ100μmの透明ポ
リエステルフィルム上にワイヤーバーを用いて、塗布厚
が約8.0μmとなるように塗布・乾燥後120℃で一
度発色させ、次いで72℃の乾燥機に5分間入れ消色し
て熱可逆性記録媒体を作製した。
【0059】実施例28 2−アニリノ−6−(N−n−ヘキシル−N−エチルアミノ) 10部 フルオラン オクタデシルホスホン酸 30部 塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体 30部 (ユニオンカーバイト社製 VYHH) トルエン 135部 メチルエチルケトン 135部 上記組成物をステンレスボールと共にサンプル瓶に入
れ、卓上ボールミルで48時間分散し、オクタデシルホ
スホン酸の平均粒子径を1〜3μm程度にする。以上の
ようにして調製した分散液を、厚さ100μmの透明ポ
リエステルフィルム上にワイヤーバーを用いて、塗布厚
が約8.0μmとなるように塗布・乾燥後120℃で一
度発色させ、次いで72℃の乾燥機に5分間入れ消色し
て熱可逆性記録媒体を作製した。
【0060】実施例29 2−ジベンジルアミノ−6−(ジ−n−ブチルアミノ)フルオラン 10部 オクタデシルホスホン酸 30部 塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体 30部 (ユニオンカーバイト社製 VYHH) トルエン 135部 メチルエチルケトン 135部 上記組成物をステンレスボールと共にサンプル瓶に入
れ、卓上ボールミルで48時間分散し、オクタデシルホ
スホン酸の平均粒子径を1〜3μm程度にする。以上の
ようにして調製した分散液を、厚さ100μmの透明ポ
リエステルフィルム上にワイヤーバーを用いて、塗布厚
が約8.0μmとなるように塗布・乾燥後120℃で一
度発色させ、次いで72℃の乾燥機に5分間入れ消色し
て熱可逆性記録媒体を作製した。
【0061】実施例30 2−ジベンジルアミノ−6−(ジ−n−アミルアミノ)フルオラン 10部 オクタデシルホスホン酸 30部 塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体 30部 (ユニオンカーバイト社製 VYHH) トルエン 135部 メチルエチルケトン 135部 上記組成物をステンレスボールと共にサンプル瓶に入
れ、卓上ボールミルで48時間分散し、オクタデシルホ
スホン酸の平均粒子径を1〜3μm程度にする。以上の
ようにして調製した分散液を、厚さ100μmの透明ポ
リエステルフィルム上にワイヤーバーを用いて、塗布厚
が約8.0μmとなるように塗布・乾燥後120℃で一
度発色させ、次いで72℃の乾燥機に5分間入れ消色し
て熱可逆性記録媒体を作製した。
【0062】実施例31 2−ジベンジルアミノ−6−(ジ−n−ヘキシル 10部 アミノ)フルオラン オクタデシルホスホン酸 30部 塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体 30部 (ユニオンカーバイト社製 VYHH) トルエン 135部 メチルエチルケトン 135部 上記組成物をステンレスボールと共にサンプル瓶に入
れ、卓上ボールミルで48時間分散し、オクタデシルホ
スホン酸の平均粒子径を1〜3μm程度にする。以上の
ようにして調製した分散液を、厚さ100μmの透明ポ
リエステルフィルム上にワイヤーバーを用いて、塗布厚
が約8.0μmとなるように塗布・乾燥後120℃で一
度発色させ、次いで72℃の乾燥機に5分間入れ消色し
て熱可逆性記録媒体を作製した。
【0063】実施例32 1−メチル−3−メチル−6−(ジ−n−ブチルアミノ)フルオラン 10部 オクタデシルホスホン酸 30部 塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体 30部 (ユニオンカーバイト社製 VYHH) トルエン 135部 メチルエチルケトン 135部 上記組成物をステンレスボールと共にサンプル瓶に入
れ、卓上ボールミルで48時間分散し、オクタデシルホ
スホン酸の平均粒子径を1〜3μm程度にする。以上の
ようにして調製した分散液を、厚さ100μmの透明ポ
リエステルフィルム上にワイヤーバーを用いて、塗布厚
が約8.0μmとなるように塗布・乾燥後120℃で一
度発色させ、次いで72℃の乾燥機に5分間入れ消色し
て熱可逆性記録媒体を作製した。
【0064】実施例33 1−メチル−6−(ジ−n−アミルアミノ)フルオラン 10部 オクタデシルホスホン酸 30部 塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体 30部 (ユニオンカーバイト社製 VYHH) トルエン 135部 メチルエチルケトン 135部 上記組成物をステンレスボールと共にサンプル瓶に入
れ、卓上ボールミルで48時間分散し、オクタデシルホ
スホン酸の平均粒子径を1〜3μm程度にする。以上の
ようにして調製した分散液を、厚さ100μmの透明ポ
リエステルフィルム上にワイヤーバーを用いて、塗布厚
が約8.0μmとなるように塗布・乾燥後120℃で一
度発色させ、次いで72℃の乾燥機に5分間入れ消色し
て熱可逆性記録媒体を作製した。
【0065】実施例34 2−メチル−6−(ジ−n−ブチルアミノ)フルオラン 10部 オクタデシルホスホン酸 30部 塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体 30部 (ユニオンカーバイト社製 VYHH) トルエン 135部 メチルエチルケトン 135部 上記組成物をステンレスボールと共にサンプル瓶に入
れ、卓上ボールミルで48時間分散し、オクタデシルホ
スホン酸の平均粒子径を1〜3μm程度にする。以上の
ようにして調製した分散液を、厚さ100μmの透明ポ
リエステルフィルム上にワイヤーバーを用いて、塗布厚
が約8.0μmとなるように塗布・乾燥後120℃で一
度発色させ、次いで72℃の乾燥機に5分間入れ消色し
て熱可逆性記録媒体を作製した。
【0066】実施例35 2−アミノ−6−(ジ−n−ブチルアミノ)フルオラン 10部 オクタデシルホスホン酸 30部 塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体 30部 (ユニオンカーバイト社製 VYHH) トルエン 135部 メチルエチルケトン 135部 上記組成物をステンレスボールと共にサンプル瓶に入
れ、卓上ボールミルで48時間分散し、オクタデシルホ
スホン酸の平均粒子径を1〜3μm程度にする。以上の
ようにして調製した分散液を、厚さ100μmの透明ポ
リエステルフィルム上にワイヤーバーを用いて、塗布厚
が約8.0μmとなるように塗布・乾燥後120℃で一
度発色させ、次いで72℃の乾燥機に5分間入れ消色し
て熱可逆性記録媒体を作製した。
【0067】実施例36 2−アミノ−3−メチル−6−(ジ−n−ヘキシルアミノ)フルオラン 10部 オクタデシルホスホン酸 30部 塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体 30部 (ユニオンカーバイト社製 VYHH) トルエン 135部 メチルエチルケトン 135部 上記組成物をステンレスボールと共にサンプル瓶に入
れ、卓上ボールミルで48時間分散し、オクタデシルホ
スホン酸の平均粒子径を1〜3μm程度にする。以上の
ようにして調製した分散液を、厚さ100μmの透明ポ
リエステルフィルム上にワイヤーバーを用いて、塗布厚
が約8.0μmとなるように塗布・乾燥後120℃で一
度発色させ、次いで72℃の乾燥機に5分間入れ消色し
て熱可逆性記録媒体を作製した。
【0068】実施例37 2−アミノ−3−メトキシ−6−(ジ−n−アミルアミノ)フルオラン 10部 オクタデシルホスホン酸 30部 塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体 30部 (ユニオンカーバイト社製 VYHH) トルエン 135部 メチルエチルケトン 135部 上記組成物をステンレスボールと共にサンプル瓶に入
れ、卓上ボールミルで48時間分散し、オクタデシルホ
スホン酸の平均粒子径を1〜3μm程度にする。以上の
ようにして調製した分散液を、厚さ100μmの透明ポ
リエステルフィルム上にワイヤーバーを用いて、塗布厚
が約8.0μmとなるように塗布・乾燥後120℃で一
度発色させ、次いで72℃の乾燥機に5分間入れ消色し
て熱可逆性記録媒体を作製した。
【0069】実施例38 2−アセチルアミノ−3−メチル−6−(ジ−n−ブチル 10部 アミノ)フルオラン オクタデシルホスホン酸 30部 塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体 30部 (ユニオンカーバイト社製 VYHH) トルエン 135部 メチルエチルケトン 135部 上記組成物をステンレスボールと共にサンプル瓶に入
れ、卓上ボールミルで48時間分散し、オクタデシルホ
スホン酸の平均粒子径を1〜3μm程度にする。以上の
ようにして調製した分散液を、厚さ100μmの透明ポ
リエステルフィルム上にワイヤーバーを用いて、塗布厚
が約8.0μmとなるように塗布・乾燥後120℃で一
度発色させ、次いで72℃の乾燥機に5分間入れ消色し
て熱可逆性記録媒体を作製した。
【0070】実施例39 2−シアノ−6−(ジ−n−アミルアミノ)フルオラン 10部 オクタデシルホスホン酸 30部 塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体 30部 (ユニオンカーバイト社製 VYHH) トルエン 135部 メチルエチルケトン 135部 上記組成物をステンレスボールと共にサンプル瓶に入
れ、卓上ボールミルで48時間分散し、オクタデシルホ
スホン酸の平均粒子径を1〜3μm程度にする。以上の
ようにして調製した分散液を、厚さ100μmの透明ポ
リエステルフィルム上にワイヤーバーを用いて、塗布厚
が約8.0μmとなるように塗布・乾燥後120℃で一
度発色させ、次いで72℃の乾燥機に5分間入れ消色し
て熱可逆性記録媒体を作製した。
【0071】実施例40 2−アセチルアミノ−6−(ジ−n−ブチルアミノ)フルオラン 10部 オクタデシルホスホン酸 30部 塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体 30部 (ユニオンカーバイト社製 VYHH) トルエン 135部 メチルエチルケトン 135部 上記組成物をステンレスボールと共にサンプル瓶に入
れ、卓上ボールミルで48時間分散し、オクタデシルホ
スホン酸の平均粒子径を1〜3μm程度にする。以上の
ようにして調製した分散液を、厚さ100μmの透明ポ
リエステルフィルム上にワイヤーバーを用いて、塗布厚
が約8.0μmとなるように塗布・乾燥後120℃で一
度発色させ、次いで72℃の乾燥機に5分間入れ消色し
て熱可逆性記録媒体を作製した。
【0072】比較例1 実施例1のフルオラン化合物を2−アニリノ−3−メチ
ル−6−ジエチルアミノフルオランに替えた以外は実施
例1と同様にして比較例1の熱可逆性記録媒体を作製し
た。
【0073】比較例2 実施例1のフルオラン化合物を2−アニリノ−3−メチ
ル−6−(N−n−プロピル−N−メチルアミノ)フル
オランに替えた以外は実施例1と同様にして比較例2の
熱可逆性記録媒体を作製した。
【0074】比較例3 実施例1のフルオラン化合物を2−アニリノ−6−ジエ
チルアミノフルオランに替えた以外は実施例1と同様に
して比較例3の熱可逆性記録媒体を作製した。
【0075】比較例4 実施例1のフルオラン化合物を2−ジベンジルアミノ−
6−ジエチルアミノフルオランに替えた以外は実施例1
と同様にして比較例4の熱可逆性記録媒体を作製した。
【0076】比較例5 実施例1のフルオラン化合物を2−メチル−6−ジエチ
ルアミノフルオランに替えた以外は実施例1と同様にし
て比較例5の熱可逆性記録媒体を作製した。
【0077】以上のようにして作製した熱可逆性記録媒
体を、サーマルヘッドを熱印加部とする印字装置(ヘッ
ド8dot/mm、印字電圧13.3V、パルス幅0.
8ms)に装着して画像を記録し、以下の評価試験を行
った。その結果を表2に示した。 「発色色調」記録直後の発色色調を目しで観察した。 「記録濃度」記録直後の画像濃度をマクベス濃度計(マ
クベス社製 RD−914型)で測定した。 「消色性」前記印字装置を使用して画像を記録した記録
媒体を再度72℃の乾燥機に5分間入れ、消色した画像
濃度を測定し、下記の評価基準で消色性を評価した。 (消色濃度) 1.8以上・・・◎ 1.2以上1.8未満・・・○ 0.6以上1.2未満・・・△ 0.6未満・・・× *消色濃度計算式 消色濃度=記録直後画像濃度−消色後画像濃度 「繰返し性」該記録媒体を100℃のホットプレートで
発色させ、次いで72℃のホットプレートで消色させ
た。この操作を20回繰返し、機能低下を目視により評
価した。 機能低下なし・・・○ 機能低下あり・・・×
【0078】
【表2−(1)】
【表2−(2)】
【0079】
【発明の効果】本発明の可逆的熱発色剤は、長鎖脂肪族
基を持った顕色剤と加熱溶融混合させることにより発色
させることができ、その発色状態にある組成物をその溶
融温度より低い温度で加熱することにより消色状態に変
化させることができる。そして、このような発色と消色
は繰返し行うことができる上、その発色状態と消色状態
は常温において保持させることができる。又、本発明の
可逆的熱発色剤を含む可逆的感熱記録媒体では、得られ
る画像のコントラストが高い上、消色性及び繰返し性に
優れていることから、書き換え形の記録媒体として使用
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の熱可逆性記録媒体の発色濃度と温度と
の関係を示すグラフで、発色及び消色原理の説明図であ
る。実線(A→B→C)は画像形成過程を、破線(C→
D→A)は画像消去過程を示す。
【図2】画像形成工程と画像消去工程説明図を示す。
【符号の説明】
1 支持体 2 熱可逆性記録層 3 発色画像 4 サーマルヘッド 5 加熱ローラー

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記一般式(1)で表わされるフルオラ
    ン化合物からなり、長鎖脂肪族基を持つ顕色剤と組合わ
    せて用いられる可逆的熱発色剤。 【化1】 (式中、R1は炭素数4以上の直鎖状もしくは分枝状ア
    ルキル基、環状アルキル基、アリル基又はアルコキシア
    ルキル基を表わし、R2は水素原子、炭素数2以上の直
    鎖状もしくは分枝状アルキル基、環状アルキル基、アリ
    ル基又はアルコキシアルキル基を表わし、Xは水素原
    子、炭素数4以下の低級アルキル基、炭素数4以下の低
    級アルコキシ基又はアルコキシアルキル基を表わし、Y
    は炭素数4以下の低級アルキル基、アミノ基、置換アミ
    ノ基又はシアノ基を表わす)
  2. 【請求項2】 フルオラン化合物が下記一般式(2)の
    化合物である請求項1の可逆的熱発色剤。 【化2】 (但し、R3はn−ヘキシル基、n−アミル基又はシク
    ロヘキシル基を表わし、R3がn−ヘキシル基のときR4
    はイソアミル基又はn−ヘキシル基を表わし、R 3がn
    −アミル基の場合はR4もn−アミル基を表わし、R3
    シクロヘキシル基の場合はR4はn−ヘキシル基、n−
    オクチル基、n−デシル基又はn−ドデシル基を表わ
    す)
  3. 【請求項3】 フルオラン化合物が下記一般式(3)の
    化合物である請求項1の可逆的熱発色剤。 【化3】 (但し、R5は炭素数4〜6の直鎖アルキル基を示し、
    5がn−ヘキシル基又はn−アミル基の場合にZはN
    H−PhあるいはN(CH2Ph)2(Phはフェニル基
    を示す)を表わし、R5がn−ブチル基又はn−アミル基
    の場合はZはメチル基を表わす)
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07173409A (ja) * 1993-09-30 1995-07-11 Ciba Geigy Ag 発色剤混合物
JP2006051809A (ja) * 2004-07-13 2006-02-23 Ricoh Co Ltd 可逆性感熱記録媒体
KR20200104649A (ko) 2019-02-27 2020-09-04 동우 화인켐 주식회사 감열발색제

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JP2006051809A (ja) * 2004-07-13 2006-02-23 Ricoh Co Ltd 可逆性感熱記録媒体
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