JPH0520104Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0520104Y2 JPH0520104Y2 JP1985129441U JP12944185U JPH0520104Y2 JP H0520104 Y2 JPH0520104 Y2 JP H0520104Y2 JP 1985129441 U JP1985129441 U JP 1985129441U JP 12944185 U JP12944185 U JP 12944185U JP H0520104 Y2 JPH0520104 Y2 JP H0520104Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rotary tiller
- rear cover
- lower cover
- automatic
- tilling
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 230000033001 locomotion Effects 0.000 claims description 25
- 238000003971 tillage Methods 0.000 claims description 15
- 239000002689 soil Substances 0.000 description 7
- 210000000078 claw Anatomy 0.000 description 2
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 1
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 1
- 238000007790 scraping Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Soil Working Implements (AREA)
- Lifting Devices For Agricultural Implements (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本考案は、耕耘部の耕深を一定に保持可能な耕
深自動制御式ロータリ耕耘機に関する。
深自動制御式ロータリ耕耘機に関する。
(従来の技術)
凹凸のある圃場を耕耘する際に、トラクタが前
後傾斜しても、耕深を常に一定に保つ耕深自動制
御装置が開発されている。
後傾斜しても、耕深を常に一定に保つ耕深自動制
御装置が開発されている。
この耕深自動制御装置は、ロータリ耕耘機の耕
耘部の耕深が、トラクタの前後傾斜によつて変化
するのを、耕耘跡に接地している後部カバーがト
ラクタの前後傾斜によつて揺動するのを感知し
て、耕耘機昇降用油圧装置を作動し、ロータリ耕
耘機を昇降して耕耘部が一定深さになるように修
正するものである。
耘部の耕深が、トラクタの前後傾斜によつて変化
するのを、耕耘跡に接地している後部カバーがト
ラクタの前後傾斜によつて揺動するのを感知し
て、耕耘機昇降用油圧装置を作動し、ロータリ耕
耘機を昇降して耕耘部が一定深さになるように修
正するものである。
前記耕深自動制御装置は、後部カバーの揺動動
作の上下動を感知して油圧装置を作動するもので
あり、その感知部は後部カバーに設けられてい
る。
作の上下動を感知して油圧装置を作動するもので
あり、その感知部は後部カバーに設けられてい
る。
ところで、後部カバーには上下中途部をゴム板
で形成して下カバー板を耕耘跡に柔らかく当接さ
せ、代掻き作業等を良好に仕上げようとするもの
がある(実開昭57−41008号公報参照)。
で形成して下カバー板を耕耘跡に柔らかく当接さ
せ、代掻き作業等を良好に仕上げようとするもの
がある(実開昭57−41008号公報参照)。
(考案が解決しようとする問題点)
後部カバーが3分割されていると、ゴム板及び
その上下のカバー板が独立作動可能になつてお
り、このような後部カバーの下カバー板に感知部
を設けた場合、ゴム板の揺動により耕深が安定し
なくなり、ハンチングが発生するようになり、正
確且つ安定な感知が困難になる。そのため、3分
割形式の後部カバーは耕深自動制御に利用し難く
なつている。
その上下のカバー板が独立作動可能になつてお
り、このような後部カバーの下カバー板に感知部
を設けた場合、ゴム板の揺動により耕深が安定し
なくなり、ハンチングが発生するようになり、正
確且つ安定な感知が困難になる。そのため、3分
割形式の後部カバーは耕深自動制御に利用し難く
なつている。
本考案は、ゴム板で連結された上下カバー板を
連結部材で相対屈曲不能に連結し、且つこの連結
部材に上下動感知部を連結することにより、上下
カバー板及びその中途部のゴム板を有する3分割
相対屈曲可能な後部カバーであつても、耕深自動
制御の感知に利用できるようにした耕深自動制御
式ロータリ耕耘機を提供することを目的とする。
連結部材で相対屈曲不能に連結し、且つこの連結
部材に上下動感知部を連結することにより、上下
カバー板及びその中途部のゴム板を有する3分割
相対屈曲可能な後部カバーであつても、耕深自動
制御の感知に利用できるようにした耕深自動制御
式ロータリ耕耘機を提供することを目的とする。
(問題点を解決するための手段)
本考案における問題解決手段の具体的構成の特
徴とするところは、トラクタ機体1にリンク機構
2及び油圧装置4を介してロータリ耕耘機3を昇
降自在に連結し、このロータリ耕耘機3の後部カ
バー13の上下動を上下動感知部85で感知して
前記油圧装置4を作動させることにより耕耘部1
0の耕深を略一定に保持する耕深自動制御装置3
0を設けており、前記後部カバー13を上下カバ
ー板16,17間にゴム板18を配置して上下カ
バー板16,17を相対屈曲可能に連結する耕深
自動制御式ロータリ耕耘機であつて、 前記後部カバー13の上下カバー板16,17
を相対屈曲不能に連結すると共に上下動感知部8
5が連結される連結部材78を上下カバー板1
6,17に着脱自在に連結している点にある。
徴とするところは、トラクタ機体1にリンク機構
2及び油圧装置4を介してロータリ耕耘機3を昇
降自在に連結し、このロータリ耕耘機3の後部カ
バー13の上下動を上下動感知部85で感知して
前記油圧装置4を作動させることにより耕耘部1
0の耕深を略一定に保持する耕深自動制御装置3
0を設けており、前記後部カバー13を上下カバ
ー板16,17間にゴム板18を配置して上下カ
バー板16,17を相対屈曲可能に連結する耕深
自動制御式ロータリ耕耘機であつて、 前記後部カバー13の上下カバー板16,17
を相対屈曲不能に連結すると共に上下動感知部8
5が連結される連結部材78を上下カバー板1
6,17に着脱自在に連結している点にある。
(作用)
トラクタ機体1が圃場の凹凸によつて前後に傾
斜すると、リンク機構2を介して連結されたロー
タリ耕耘機3の耕耘部10は上下動しようとす
る。この際、耕耘跡27に接地している後部カバ
ー13は、その接地は不変であるためロータリ耕
耘機3の機枠14に対して相対的に上下動するこ
とになり、その上下動は上下カバー板16,17
に連結している連結部材78にそのまま伝達さ
れ、感知部85を介して耕深自動制御装置30に
感知される。耕深自動制御装置30は上下動の感
知により油圧装置4を作動して、前記上下動感知
がなくなるようにロータリ耕耘機3を昇降する。
前記後部カバー13は上下中途部がゴム板18で
形成されていても、上下カバー板16,17を連
結部材78で連結して一体化しているので、後部
カバー13の全体的な上下動を感知部85で感知
することになる。前記ゴム板18は代掻き作業時
等で耕耘土を柔らかく当接するのが保持されてお
り、また、耕耘土が付着しても次に土が当ると付
着土が落され、常に土付着が防止されている。
斜すると、リンク機構2を介して連結されたロー
タリ耕耘機3の耕耘部10は上下動しようとす
る。この際、耕耘跡27に接地している後部カバ
ー13は、その接地は不変であるためロータリ耕
耘機3の機枠14に対して相対的に上下動するこ
とになり、その上下動は上下カバー板16,17
に連結している連結部材78にそのまま伝達さ
れ、感知部85を介して耕深自動制御装置30に
感知される。耕深自動制御装置30は上下動の感
知により油圧装置4を作動して、前記上下動感知
がなくなるようにロータリ耕耘機3を昇降する。
前記後部カバー13は上下中途部がゴム板18で
形成されていても、上下カバー板16,17を連
結部材78で連結して一体化しているので、後部
カバー13の全体的な上下動を感知部85で感知
することになる。前記ゴム板18は代掻き作業時
等で耕耘土を柔らかく当接するのが保持されてお
り、また、耕耘土が付着しても次に土が当ると付
着土が落され、常に土付着が防止されている。
前記後部カバー13は連結部材78を取外すこ
とにより、上下カバー板16,17は相対屈曲可
能となり、代掻き作業等で仕上げを良好に行なう
のに利用される。
とにより、上下カバー板16,17は相対屈曲可
能となり、代掻き作業等で仕上げを良好に行なう
のに利用される。
(実施例)
以下、本考案の実施例を図面に基いて説明す
る。
る。
第1〜4図において、トラクタ機体1の後部に
三点リンク機構2を介してロータリ耕耘機3が連
結され、油圧装置4を介してロータリ耕耘機3を
昇降自在としている。
三点リンク機構2を介してロータリ耕耘機3が連
結され、油圧装置4を介してロータリ耕耘機3を
昇降自在としている。
ロータリ耕耘機3はトラクタ機体1のPTO軸
から動力で伝達されるギヤケース5の左右にサポ
ートアーム6を突設し、両サポートアーム6の外
端に取付けた伝動ケース7及びサイドフレームを
介して爪軸8を支持し且つ駆動可能としている。
から動力で伝達されるギヤケース5の左右にサポ
ートアーム6を突設し、両サポートアーム6の外
端に取付けた伝動ケース7及びサイドフレームを
介して爪軸8を支持し且つ駆動可能としている。
爪軸8に多数本の爪9を取付けた耕耘部10は
耕耘カバー11で覆われており、この耕耘カバー
11は上方を覆う主カバー12と、後方を覆う後
部カバー13等を有している。前記主カバー12
はギヤケース5、左右サポートアーム6、伝動ケ
ース7及びサイドフレーム等から成るロータリ機
枠14に固定されており、前記後部カバー13は
その前上端が横軸15を介して主カバー13の後
端に揺動自在に連結されており、3分割されて上
下2枚の板金製カバー板16,17の間にゴム板
18が連結され、上下・前後に変形自在になつて
いる。このゴム板18は柔軟性を有し、下カバー
板17を耕耘跡に柔らかに当接させるためのもの
であり、特に下カバー板17で代掻き作業をする
際に有用である。
耕耘カバー11で覆われており、この耕耘カバー
11は上方を覆う主カバー12と、後方を覆う後
部カバー13等を有している。前記主カバー12
はギヤケース5、左右サポートアーム6、伝動ケ
ース7及びサイドフレーム等から成るロータリ機
枠14に固定されており、前記後部カバー13は
その前上端が横軸15を介して主カバー13の後
端に揺動自在に連結されており、3分割されて上
下2枚の板金製カバー板16,17の間にゴム板
18が連結され、上下・前後に変形自在になつて
いる。このゴム板18は柔軟性を有し、下カバー
板17を耕耘跡に柔らかに当接させるためのもの
であり、特に下カバー板17で代掻き作業をする
際に有用である。
上下カバー板16,17の左右側端にはブラケ
ツト79,80が取付けられており、両ブラケツ
ト79,80に連結部材78の上下端がボルト8
1を介して着脱自在に取付けられており、上下カ
バー板16,17を連結部材78で連結すると、
上下カバー板16,17は相対屈曲不能になり、
後部カバー13は一体物となつて横軸15のみで
揺動させるようにしている。
ツト79,80が取付けられており、両ブラケツ
ト79,80に連結部材78の上下端がボルト8
1を介して着脱自在に取付けられており、上下カ
バー板16,17を連結部材78で連結すると、
上下カバー板16,17は相対屈曲不能になり、
後部カバー13は一体物となつて横軸15のみで
揺動させるようにしている。
前記連結部材78の中途部には舌片82が設け
られており、左右連結部材78の舌片82間には
横ロツド83が架設され、この横ロツド83に設
けた舌片84に後述する耕深自動制御装置30の
センスロツド74が連結されていて、舌片82,
84及び横ロツド83等により感知部85が形成
されている。
られており、左右連結部材78の舌片82間には
横ロツド83が架設され、この横ロツド83に設
けた舌片84に後述する耕深自動制御装置30の
センスロツド74が連結されていて、舌片82,
84及び横ロツド83等により感知部85が形成
されている。
前記感知部85は舌片82だけでも形成するこ
とができ、その場合はセンスロツド74等の感知
部材をそれに対応して配置するか、又は連結部材
78を後部カバー13の幅方向中央にも配置す
る。尚、感知部85は舌片形状でなくとも良く、
ピンその他連結部材78とセンスロツド74とを
連結して上下動を伝達できるものであれば良い。
とができ、その場合はセンスロツド74等の感知
部材をそれに対応して配置するか、又は連結部材
78を後部カバー13の幅方向中央にも配置す
る。尚、感知部85は舌片形状でなくとも良く、
ピンその他連結部材78とセンスロツド74とを
連結して上下動を伝達できるものであれば良い。
前記ロータリ耕耘機3の固定部材である主カバ
ー12(又はサポートアーム6若しくはギヤケー
ス5でも良い。)から後部カバー13の上方へ左
右一対のアーム19が突設され、その後端に回動
ピン20が設けられており、この回動ピン20に
は径方向にロツド21が貫通していて上下動自在
に支持されている。
ー12(又はサポートアーム6若しくはギヤケー
ス5でも良い。)から後部カバー13の上方へ左
右一対のアーム19が突設され、その後端に回動
ピン20が設けられており、この回動ピン20に
は径方向にロツド21が貫通していて上下動自在
に支持されている。
ロツド21の下端は後部カバー13の後下部、
即ち下カバー板17に設けたブラケツト22にピ
ンを介して枢支連結されており、嵌装したスプリ
ング23によつて軽く弾下されており、後部カバ
ー13の後下部を耕耘跡27に常に当接してい
る。
即ち下カバー板17に設けたブラケツト22にピ
ンを介して枢支連結されており、嵌装したスプリ
ング23によつて軽く弾下されており、後部カバ
ー13の後下部を耕耘跡27に常に当接してい
る。
31は油圧装置4のポジシヨンレバーで、この
ポジシヨンレバー4を最下位置にした状態で耕深
自動制御装置30による耕耘作業が行われる。耕
深自動制御装置30はポジシヨンレバー31の近
傍のオートレバー32と、ロータリ耕耘機3側の
オート切換レバー33とで耕深が設定される。
ポジシヨンレバー4を最下位置にした状態で耕深
自動制御装置30による耕耘作業が行われる。耕
深自動制御装置30はポジシヨンレバー31の近
傍のオートレバー32と、ロータリ耕耘機3側の
オート切換レバー33とで耕深が設定される。
トラクタ機体1に植設された軸ステー34に板
ステー35がナツト止めされ、且つオートレバー
32が枢支されており、板ステー35の上端の枢
軸36は油圧装置4のコントロールバルブ37の
バルブ軸38と同芯に位置し、その外端でポジシ
ヨンレバー31を枢支している。
ステー35がナツト止めされ、且つオートレバー
32が枢支されており、板ステー35の上端の枢
軸36は油圧装置4のコントロールバルブ37の
バルブ軸38と同芯に位置し、その外端でポジシ
ヨンレバー31を枢支している。
37は前記バルブ軸38に嵌合固定されたポジ
シヨンレバー軸で、枢軸36にも支持されてお
り、突出した係合片40がポジシヨンレバー31
と係合可能で、ポジシヨンレバー31の動きをバ
ルブ軸38に伝達する。
シヨンレバー軸で、枢軸36にも支持されてお
り、突出した係合片40がポジシヨンレバー31
と係合可能で、ポジシヨンレバー31の動きをバ
ルブ軸38に伝達する。
41はトラクタ機体1に固定のリンクステー
で、突設した第1横軸42にはコントロールアー
ム43が枢支され、このアーム43の一端はオー
トロツド44を介してオートレバー32に連結さ
れ、他端には第1コントロールリンク45が枢支
されている。この第1コントロールリンク45の
ピン46と前記ポジシヨンレバー軸39に突設し
たアーム部47とはポジシヨンロツド48で連結
連結されている。アーム部47とリンクステー4
1との間には戻しスプリング49が張設されてい
る。
で、突設した第1横軸42にはコントロールアー
ム43が枢支され、このアーム43の一端はオー
トロツド44を介してオートレバー32に連結さ
れ、他端には第1コントロールリンク45が枢支
されている。この第1コントロールリンク45の
ピン46と前記ポジシヨンレバー軸39に突設し
たアーム部47とはポジシヨンロツド48で連結
連結されている。アーム部47とリンクステー4
1との間には戻しスプリング49が張設されてい
る。
また、リンクステー41に突設した第2横軸5
1には、第2コントロールリンク52とこれを一
方向に弾圧するコイルバネ53とが嵌装されてお
り、第2コントロールリンク52に突設した係合
ピン54は第1コントロールリンク45と係合し
ている。第2コントロールリンク52のアーム部
55はコネクテイングロツド56を介してプツシ
ユプルケーブル57のインナケーブル58と連結
されている。
1には、第2コントロールリンク52とこれを一
方向に弾圧するコイルバネ53とが嵌装されてお
り、第2コントロールリンク52に突設した係合
ピン54は第1コントロールリンク45と係合し
ている。第2コントロールリンク52のアーム部
55はコネクテイングロツド56を介してプツシ
ユプルケーブル57のインナケーブル58と連結
されている。
前記プツシユプルケーブル57は、インナケー
ブル58の後端がオート切換レバー33の下部に
連結されていて、オート切換レバー33の揺動を
第2コントロールリンク52に伝達可能であり、
アウタケーブル59の前端はトツプリンクブラケ
ツト60の取付台61に固定のケーブルステー6
2に係止されており、後端はギヤケース5又はサ
ポートアーム6に固定の支持部材63に設けたケ
ーブルステー64に係止されている。
ブル58の後端がオート切換レバー33の下部に
連結されていて、オート切換レバー33の揺動を
第2コントロールリンク52に伝達可能であり、
アウタケーブル59の前端はトツプリンクブラケ
ツト60の取付台61に固定のケーブルステー6
2に係止されており、後端はギヤケース5又はサ
ポートアーム6に固定の支持部材63に設けたケ
ーブルステー64に係止されている。
前記ケーブルステー62はトツプリンクブラケ
ツト60のピン87を利用して取付台61に取付
けており、ボルトではないためガタがある。その
ため、従来においては、第4図想像線で示すよう
に、ケーブルステー62に固定ボルト88を螺合
し、その先端をトツプリンクブラケツト60に押
圧するように構成しているが、この構成だとケー
ブルステー62の板材62aの先端がトツプリン
クブラケツト60から離れるように傾斜する。そ
のためケーブル係合板62bをケーブル移動方向
と直角に配置するには、板材62aに対して傾斜
して溶着しなければならない。これは非常に面倒
であると共に板材62aの傾斜角が一定でないた
め、ケーブル係合板62bの角度も一定とはなら
なく、インナケーブル58のプツシユプルが円滑
に行えない状態になることがある。
ツト60のピン87を利用して取付台61に取付
けており、ボルトではないためガタがある。その
ため、従来においては、第4図想像線で示すよう
に、ケーブルステー62に固定ボルト88を螺合
し、その先端をトツプリンクブラケツト60に押
圧するように構成しているが、この構成だとケー
ブルステー62の板材62aの先端がトツプリン
クブラケツト60から離れるように傾斜する。そ
のためケーブル係合板62bをケーブル移動方向
と直角に配置するには、板材62aに対して傾斜
して溶着しなければならない。これは非常に面倒
であると共に板材62aの傾斜角が一定でないた
め、ケーブル係合板62bの角度も一定とはなら
なく、インナケーブル58のプツシユプルが円滑
に行えない状態になることがある。
そこでこの実施例においては、ケーブルステー
62のピン87貫通孔89間にボルト90を螺合
し、このボルト90の先端を取付台61に押圧す
ることにより、ケーブルステー62をピン87の
頭部に当接し、これによりケーブルステー62の
ガタを無くして、ケーブル係合板62bをインナ
ケーブル58の移動方向と直角にし、プツシユプ
ル操作が円滑にできるように構成しており、また
この構成は従来より製作が簡単で安価になり、且
つ精度も向上する。
62のピン87貫通孔89間にボルト90を螺合
し、このボルト90の先端を取付台61に押圧す
ることにより、ケーブルステー62をピン87の
頭部に当接し、これによりケーブルステー62の
ガタを無くして、ケーブル係合板62bをインナ
ケーブル58の移動方向と直角にし、プツシユプ
ル操作が円滑にできるように構成しており、また
この構成は従来より製作が簡単で安価になり、且
つ精度も向上する。
支持部材63の後端には横軸67が突設され、
この横軸67にセンスロツド68が枢支されてい
る。前記センスロツド68には横軸67より下方
でオート切換レバー33の軸部69を支持する軸
孔70と、この軸孔70を中心にして3つのピン
孔71A,71B,71Cが形成されている。
この横軸67にセンスロツド68が枢支されてい
る。前記センスロツド68には横軸67より下方
でオート切換レバー33の軸部69を支持する軸
孔70と、この軸孔70を中心にして3つのピン
孔71A,71B,71Cが形成されている。
前記オート切換レバー33には軸部69と平行
にセツトピン72が貫設されており、このセツト
ピン72はスプリング73を介してセンスリンク
68側へ弾圧されていて、3つのピン孔71A,
71B,71Cに選択係合可能であり、ピン孔7
1A,71B,71Cは夫々浅耕、深耕、最深耕
用であり、このピン孔71A,71B,71Cを
選択することにより、オート切換レバー33の角
度が変わり、インナケーブル58の引き量が異な
る。
にセツトピン72が貫設されており、このセツト
ピン72はスプリング73を介してセンスリンク
68側へ弾圧されていて、3つのピン孔71A,
71B,71Cに選択係合可能であり、ピン孔7
1A,71B,71Cは夫々浅耕、深耕、最深耕
用であり、このピン孔71A,71B,71Cを
選択することにより、オート切換レバー33の角
度が変わり、インナケーブル58の引き量が異な
る。
センスリンク68の先端はセンスロツド74を
介して感知部85に連結されており、感知部85
の上下動はセンスリンク68の回動に変換され
る。75はセンスリンク68とセンスロツド74
間に張設したスプリングである。
介して感知部85に連結されており、感知部85
の上下動はセンスリンク68の回動に変換され
る。75はセンスリンク68とセンスロツド74
間に張設したスプリングである。
前記耕深自動制御装置30の動作は、トラクタ
機体1が前上り傾斜して耕耘部10が下がろうと
すると、後部カバー13は連結部材78によつて
一体となつていて耕耘跡27に接地したままであ
るので、耕耘部10に対して相対的に上動アし、
連結部材78に設けた感知部85を上動する。こ
の感知部85の上動をセンスロツド74を介して
センスリンク68が感知し、上向き揺動イする。
機体1が前上り傾斜して耕耘部10が下がろうと
すると、後部カバー13は連結部材78によつて
一体となつていて耕耘跡27に接地したままであ
るので、耕耘部10に対して相対的に上動アし、
連結部材78に設けた感知部85を上動する。こ
の感知部85の上動をセンスロツド74を介して
センスリンク68が感知し、上向き揺動イする。
センスリンク68の揺動は軸部69及びセツト
ピン72を介して一体回動するオート切換レバー
33に伝達され、更にインナケーブル58及びコ
ネクテイングロツド56を介して第2コントロー
ルリンク52に伝達される。
ピン72を介して一体回動するオート切換レバー
33に伝達され、更にインナケーブル58及びコ
ネクテイングロツド56を介して第2コントロー
ルリンク52に伝達される。
第2コントロールリンク52が矢印ウ方向に回
動すると、係合ピン54を介して第1コントロー
ルリンク45を同方向に回動し、ポジシヨンロツ
ド48を介してポジシヨンレバー軸39に矢印エ
方向に回動し、バルブ軸38を油圧装置上げ状態
に回動させる。
動すると、係合ピン54を介して第1コントロー
ルリンク45を同方向に回動し、ポジシヨンロツ
ド48を介してポジシヨンレバー軸39に矢印エ
方向に回動し、バルブ軸38を油圧装置上げ状態
に回動させる。
尚、ポジシヨンレバー31は最下位置にあるた
め、このときのポジシヨンレバー軸39の動きと
無関係状態であり、また、ポジシヨンレバー軸3
9の戻り動作はスプリング49の引張りで行われ
る。
め、このときのポジシヨンレバー軸39の動きと
無関係状態であり、また、ポジシヨンレバー軸3
9の戻り動作はスプリング49の引張りで行われ
る。
(考案の効果)
以上詳述した本考案によれば、後部カバー13
の上下カバー板16,17を連結部材78で着脱
自在に連結しているので、上下カバー板16,1
7を相対屈曲不能にすることができ、連結部材7
8に上下動感知部85を連結して後部カバー13
から耕深自動制御装置に必要な上下動を感知する
ことができ、且つゴム板18により土付着を防止
でき、また、連結部材78を取外すと、上下動感
知部85も連結解除され、後部カバー13はゴム
板18により上下カバー板16,17が相対屈曲
可能となり、連結部材78の取外しだけで、代掻
き作業時等の耕耘跡を良好に仕上げたりすること
のできるゴム板付き後部カバーに変更することが
できる。
の上下カバー板16,17を連結部材78で着脱
自在に連結しているので、上下カバー板16,1
7を相対屈曲不能にすることができ、連結部材7
8に上下動感知部85を連結して後部カバー13
から耕深自動制御装置に必要な上下動を感知する
ことができ、且つゴム板18により土付着を防止
でき、また、連結部材78を取外すと、上下動感
知部85も連結解除され、後部カバー13はゴム
板18により上下カバー板16,17が相対屈曲
可能となり、連結部材78の取外しだけで、代掻
き作業時等の耕耘跡を良好に仕上げたりすること
のできるゴム板付き後部カバーに変更することが
できる。
第1〜4図は本考案の実施例を示しおり、第1
図は一部断面側面図、第2図は耕深自動制御装置
及びその関連部材の分解斜視図、第3図は第1図
の−線断面図、第4図は第1図の矢視図で
ある。 1……トラクタ機体、2……三点リンク機構、
3……ロータリ耕耘機、4……油圧装置、10…
…耕耘部、11……耕耘カバー、13……後部カ
バー、16……上カバー板、17……下カバー
板、18……ゴム板、30……耕深自動制御装
置、68……センスリンク、74……センスロツ
ド、78……連結部材、82……舌片、85……
感知部。
図は一部断面側面図、第2図は耕深自動制御装置
及びその関連部材の分解斜視図、第3図は第1図
の−線断面図、第4図は第1図の矢視図で
ある。 1……トラクタ機体、2……三点リンク機構、
3……ロータリ耕耘機、4……油圧装置、10…
…耕耘部、11……耕耘カバー、13……後部カ
バー、16……上カバー板、17……下カバー
板、18……ゴム板、30……耕深自動制御装
置、68……センスリンク、74……センスロツ
ド、78……連結部材、82……舌片、85……
感知部。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 トラクタ機体1にリンク機構2及び油圧装置4
を介してロータリ耕耘機3を昇降自在に連結し、
このロータリ耕耘機3の後部カバー13の上下動
を上下動感知部85で感知して前記油圧装置4を
作動させることにより耕耘部10の耕深を略一定
に保持する耕深自動制御装置30を設けており、
前記後部カバー13を上下カバー板16,17間
にゴム板18を配置して上下カバー板16,17
を相対屈曲可能に連結する耕深自動制御式ロータ
リ耕耘機であつて、 前記後部カバー13の上下カバー板16,17
を相対屈曲不能に連結すると共に上下動感知部8
5が連結される連結部材78を上下カバー板1
6,17に着脱自在に連結していることを特徴と
する耕深自動制御式ロータリ耕耘機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985129441U JPH0520104Y2 (ja) | 1985-08-23 | 1985-08-23 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985129441U JPH0520104Y2 (ja) | 1985-08-23 | 1985-08-23 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6236611U JPS6236611U (ja) | 1987-03-04 |
JPH0520104Y2 true JPH0520104Y2 (ja) | 1993-05-26 |
Family
ID=31026012
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1985129441U Expired - Lifetime JPH0520104Y2 (ja) | 1985-08-23 | 1985-08-23 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0520104Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0525372Y2 (ja) * | 1986-04-18 | 1993-06-28 | ||
JPH06892Y2 (ja) * | 1987-10-07 | 1994-01-12 | 松山株式会社 | 農作業機における整地装置 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5523017U (ja) * | 1978-08-01 | 1980-02-14 | ||
JPS5741008B2 (ja) * | 1975-08-28 | 1982-09-01 | ||
JPS59109103A (ja) * | 1982-12-13 | 1984-06-23 | 株式会社クボタ | 耕耘機の昇降装置 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5741008U (ja) * | 1980-08-19 | 1982-03-05 |
-
1985
- 1985-08-23 JP JP1985129441U patent/JPH0520104Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5741008B2 (ja) * | 1975-08-28 | 1982-09-01 | ||
JPS5523017U (ja) * | 1978-08-01 | 1980-02-14 | ||
JPS59109103A (ja) * | 1982-12-13 | 1984-06-23 | 株式会社クボタ | 耕耘機の昇降装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6236611U (ja) | 1987-03-04 |
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