JPH05198358A - 面状採暖装置の製造方法 - Google Patents

面状採暖装置の製造方法

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JPH05198358A
JPH05198358A JP833792A JP833792A JPH05198358A JP H05198358 A JPH05198358 A JP H05198358A JP 833792 A JP833792 A JP 833792A JP 833792 A JP833792 A JP 833792A JP H05198358 A JPH05198358 A JP H05198358A
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JP
Japan
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unit
cloth
thickness
heat
heating device
Prior art date
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Pending
Application number
JP833792A
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English (en)
Inventor
Kunio Ogita
邦男 荻田
Akira Shiratake
昭 白武
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 織物生地を表布に使用した面状採暖装置にか
かり、生産性が良く、安価で品質の良い面状採暖装置の
製造方法を得る。 【構成】 緩衝材1とヒータユニット4との間、および
ヒータユニット4と断熱材6の間に熱融着シート3、5
をそれぞれ介圧させ、熱プレスして裏材ユニット7を作
成した後、裏材ユニット7に熱融着シート10を介圧さ
せて表布9を熱プレスした後、所定の大きさに切断して
面状採暖ユニット11を作成し、その側縁部に縁布13
を両面接着体12で仮止めした後、熱面状採暖ユニット
11の厚さに縁布13の厚さの1乃至2倍の厚さを加え
た隔離板8eを熱プレス機8の熱板8a、8b間に介在
させて熱プレスして製造する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、織物生地を表布に使用
した電気カーペット、電熱マット、電熱ボード等の面状
採暖装置の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、織物生地を表布に使用した電気カ
ーペット等の面状採暖装置が非常に好評である。
【0003】この織物生地を表布に使用した面状採暖装
置の一例である電気カーペットの従来の製造方法につい
て、図2(a)から(h)を参照しながら説明する。
【0004】(a)に示すように、発泡ウレタン等の緩
衝材1と表布9との間に熱融着シート10を介在させて
重ね合わせ、表布ユニット15を作る。
【0005】次に(b)に示すように、熱プレス機8の
上下熱板8a、8b間に表布ユニット15と所定の厚み
を得るための第1の隔離板8cを戴置して熱プレスす
る。
【0006】次に(c)を示すように、断熱材6の上面
に接着剤16を塗布し、その上に不織布等の芯地4aに
発熱線4bと温度検知線4cを配線したヒータユニット
4を戴置し、その上に下面に接着剤16を塗布した表布
ユニット15を戴置して重ね合わせ、カーペットユニッ
ト17を作る。
【0007】次に(d)に示すように、カーペットユニ
ット17をプレス機18の上下板18a、18bの間に
戴置してプレスする。
【0008】次に(e)に示すように、カーペットユニ
ット17を所定の寸法に切断整形する。なお、(e)は
カーペットユニット17を表布9側から見た平面図であ
る。
【0009】次に(f)(g)に示すように、縁布13
をカーペットユニット17の側縁部に両面接着体12で
仮止めして電気カーペット19を作る。なお、(f)は
表布9側から見た平面図、(g)はそのg−g断面を示
している。
【0010】次に(h)に示すように、熱プレス機8の
上下熱板8a、8b間に(b)工程で用いた隔離板8c
を介在させて電気カーペット19を熱プレスする。
【0011】このように従来の面状採暖装置の製造方法
では、断熱材6とヒータユニット4との間、およびヒー
タユニット4と表布ユニット15との間を接着剤16で
接着していた。
【0012】また、隔離板8cは(b)工程と(h)工
程で共用されていた。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の面状
採暖装置の製造方法では、発泡ウレタン等のクッション
性を有する緩衝材1に接着剤16が染み込み接着剤16
の粘性により押圧された発泡ウレタンの復元に時間がか
かり、電気カーペット上に歩行による足跡が残るという
品質上の問題や、接着剤を使用するので、接着剤16を
塗布する際に表布9の縁部分に接着剤16が付着しない
ように縁部分を内側に折り返しておかねばならず、非常
に手間がかかるという製造上の問題があった。
【0014】さらに、接着剤を使用するので重くなると
いう問題もあった。また、隔離板8cを(b)工程のも
のと(h)工程のものを共用しているために縁布13が
ずれて、図3に示すように縁布13の部分に弛みが生じ
たり、逆に、図示していないが緊張しすぎたりして体裁
を悪くするという別の品質上の問題があった。
【0015】本発明は上記問題を解決するもので、品質
が良く、安価に製造することができる面状採暖装置の製
造方法を提供することを目的としている。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、発泡ウレタン等のクッション性を有する緩
衝材と、発熱線を配線したヒータユニットと、フェルト
等の断熱材と、織物生地で形成された表布および縁布と
からなり、前記緩衝体と前記ヒータユニットとの間、お
よび前記ヒータユニットと断熱材との間にそれぞれ熱融
着シートを介在させて、熱プレスにより裏材ユニットを
作成し、前記裏材ユニットの前記緩衝材側に熱融着シー
トを介在させて前記表布を熱プレスした後、所定の大き
さに切断して面状採暖ユニットを作成し、前記面状採暖
ユニットの側縁部に前記縁布を両面接着体で仮止めした
後、前記面状採暖ユニットの厚さに前記縁布の厚さの1
乃至2倍の厚さを加えた厚さの隔離板を熱プレス機の熱
板間に介在させ熱プレスして面状採暖装置を製造するよ
うにしたものである。
【0017】
【作用】本発明は上記した方法で面状採暖装置を製造す
ることにより、接着剤を使用しないので発泡ウレタン等
の緩衝材のクッション性が失われることがなく、押圧に
対する復元性を良好にすることができるとともに、表布
の縁部分を折り返す手間を省くことができる。そして、
重量の軽い面状採暖装置とすることができる。
【0018】また、縁布の厚みを考慮して隔離板の厚さ
を工程により設定しているので、縁布の部分の弛みや緊
張しすぎをなくすることが出来る。
【0019】
【実施例】以下、本発明の一実施例について電気カーペ
ットを例に、図1(a)から(h)を参照しながら説明
する。
【0020】なお、従来例に示したものと同一部品には
同じ符号を付して説明する。(a)に示すように、断熱
材6の上に熱融着シート5を介在させて不織布等の芯地
4aに発熱線4bと温度検知線4cを配線したヒータユ
ニット4を戴置し、その上に熱融着シート3を介在させ
て発泡ウレタン等の緩衝材1を戴置して重ね合わせた裏
材ユニット7を作る。
【0021】次に(b)に示すように、熱プレス機8の
上下熱板8a、8b間に裏材ユニット7と所定の厚さを
得るための第1の隔離板8cを戴置して熱プレスする。
【0022】次に(c)に示すように、裏材ユニット7
と表布9との間に熱融着シート10を介在させ重ね合わ
せてカーペットユニット11を作る。
【0023】次に(d)に示すように、熱プレス機8の
上下熱板8a、8b間にカーペットユニット(面状採暖
ユニット)11と所定の厚さを得るための第2の隔離板
8dを戴置し熱プレスする。
【0024】次に(e)に示すように、カーペットユニ
ット11を所定の大きさに切断整形する。
【0025】次に(f)(g)に示すように、カーペッ
トユニット11の側縁部に縁布13を両面接着体12で
仮止めして電気カーペット(面状採暖装置)14を作
る。なお(f)は電気カーペット14を表布9側から見
た平面図、(g)は(f)のg−g断面を示している。
【0026】次に(h)に示すように、熱プレス機8の
上下熱板8a、8b間に電気カーペット14とカーペッ
トユニットの厚さに縁布13の厚さの1乃至2倍の厚さ
を加えた厚さの第3の隔離板8eを戴置して熱プレスす
るこのように本発明の実施例の面状採暖装置の製造方法
によれば、接着剤を使用しないので発泡ウレタン等の緩
衝材1のクッション性が失われることがなく、押圧に対
する復元性を良好にすることができ、歩行の足跡などを
残さなくすることができるとともに、表布9の縁部分を
折り返す手間を省くことができ、さらに重量の軽い面状
採暖装置を得ることができるという効果がある。
【0027】また、縁布13の厚みを考慮して第3の隔
離板8eの厚さを設定しているので縁布13のずれがな
くなり、縁布13の部分の弛みや緊張しすぎをなくして
体裁のよい面状採暖装置を得ることができるという効果
がある。
【0028】なお、熱融着シート3は、予め緩衝材1あ
るいはヒータユニット4に接着しておいてもよく、ま
た、熱融着シート5は、予め断熱材6あるいはヒータユ
ニット4に接着しておいてもよいものである。
【0029】また、緩衝材1は発泡ウレタン等のクッシ
ョン性を有する第1の緩衡材とフェルト等のへたりが比
較的少なく可撓性を有する第2の緩衝材を複数枚重ねて
一体にした、あるいはそのいずれかのみからなる緩衡材
であってもよく、この場合第1の緩衡材と第2の緩衡材
は予め接着せずに熱融着シートを間に介在させて熱プレ
ス時に同時に接着してもよいものである。また、第1の
緩衝材と第2の緩衝材を上下逆にしてもよいものであ
る。
【0030】また、芯地4aは低融点のポリエチレン等
をコーティングしたアルミシート等の金属箔であっても
よいものである。
【0031】また、カーペットユニット11の側縁部に
縁布13を両面接着体12で仮止めするかわりに、縁布
13と断熱材6との間、および縁布13と表布9との間
にそれぞれ熱融着シートを介在させた後、接着材等で仮
止めしてもよいものである。
【0032】また、熱融着シート10は予め表布9の裏
に接着しておいてもよいものである。
【0033】
【発明の効果】以上の実施例の説明から明らかなよう
に、本発明によれば、発泡ウレタン等のクッション性を
有する緩衝材と、発熱線を配線したヒータユニットと、
フェルト等の断熱材と、織物生地で形成された表布およ
び縁布とからなり、前記緩衡材と前記ヒータユニットと
の間、および前記ヒータユニットと断熱材との間にそれ
ぞれ熱融着シートを介在させて、熱プレスにより裏材ユ
ニットを作成し、前記裏材ユニットの前記緩衡材側に熱
融着シートを介在させて前記表布を熱プレスした後、所
定の大きさに切断して面状採暖ユニットを作成し、前記
面状採暖ユニットの側縁部に前記縁布を両面接着体で仮
止めした後、前記面状採暖ユニットの厚さに前記縁布の
厚さの1乃至2倍の厚さを加えた厚さの隔離板を熱プレ
ス機の熱板間に介在させ熱プレスして面状採暖装置を製
造するようにしたことにより、接着剤を使用しないので
発泡ウレタン等の緩衡材のクッション性が失われること
がなく、押圧に対する復元性を良好にして歩行の足跡な
どを残さなくすることができるとともに、表布の縁部分
を折返す手間を省くことができ、さらに、重量の軽い面
状採暖装置を得ることができる。
【0034】また、縁布の厚みを考慮して隔離板の厚さ
を設定しているので縁布のずれがなくなり、縁布の部分
の弛みや緊張しすぎをなくして体裁のよい面状採暖装置
を得ることができる。
【0035】このように本発明によれば、品質が良く、
安価に製造することができる面状採暖装置の製造方法を
提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)から(h)は本発明の一実施例の面状採
暖装置の製造方法の工程図
【図2】(a)から(h)は従来例の面状採暖装置の製
造方法の工程図
【図3】同仕上り状態の側断面図
【符号の説明】
1 緩衝体 3、5、10 熱融着シート 4 ヒータユニット 4b 発熱線 6 断熱材 7 裏材ユニット 8 熱プレス機 8e 隔離板 9 表布 11 カーペットユニット(面状採暖ユニット) 12 両面接着体 13 縁布 14 電気カーペット(面状採暖装置)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】発泡ウレタン等のクッション性を有する緩
    衝材と、発熱線を配線したヒータユニットと、フェルト
    等の断熱材と、織物生地で形成された表布および縁布と
    からなり、前記緩衝材と前記ヒータユニットとの間、お
    よび前記ヒータユニットと断熱材との間にそれぞれ熱融
    着シートを介在させて、熱プレスにより裏材ユニットを
    作成し、前記裏材ユニットの前記緩衝材側に熱融着シー
    トを介在させて前記表布を熱プレスした後、所定の大き
    さに切断して面状採暖ユニットを作成し、前記面状採暖
    ユニットの側縁部に前記縁布を両面接着体で仮止めした
    後、前記面状採暖ユニットの厚さに前記縁布の厚さの1
    乃至2倍の厚さを加えた厚さの隔離板を熱プレス機の熱
    板間に介在させ熱プレスしてなる面状採暖装置の製造方
    法。
JP833792A 1992-01-21 1992-01-21 面状採暖装置の製造方法 Pending JPH05198358A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102095218A (zh) * 2009-12-15 2011-06-15 松下电器产业株式会社 面状采暖器的制造方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102095218A (zh) * 2009-12-15 2011-06-15 松下电器产业株式会社 面状采暖器的制造方法
JP2011146368A (ja) * 2009-12-15 2011-07-28 Panasonic Corp 面状採暖具の製造方法

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