JPH024480Y2 - - Google Patents

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JPH024480Y2
JPH024480Y2 JP1980027058U JP2705880U JPH024480Y2 JP H024480 Y2 JPH024480 Y2 JP H024480Y2 JP 1980027058 U JP1980027058 U JP 1980027058U JP 2705880 U JP2705880 U JP 2705880U JP H024480 Y2 JPH024480 Y2 JP H024480Y2
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heat
heating element
planar
sensitive element
sheet
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JP1980027058U
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JPS56129097U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】
本考案は、電気カーペツトのような広面積輻射
暖房器に関するものである。 この種の広面積輻射暖房器は、その商品の特性
上、温度制御を行うのが普通であるが、温度制御
の他に縫針等を刺しても感電等の危険がないよう
にする安全性が求められる。このために、上記二
つの機能を一つの素子で行うものとして、面状感
熱素子3が使用されている。 この面状感熱素子3は、第1図に示すように、
2枚の電極7,7(この場合は金属箔)の間にナ
イロン樹脂のような負性特性を有する感熱半導体
8を配設したものであつて、面状発熱体2の温度
が上昇すると、感熱半導体8のインピーダンスが
低くなることを利用するものであり、たとえば両
電極7,7間に流れる電流が増大したことをコン
トローラ(図示せず)が感知した時、電源を切る
という形で使用されている。この場合、縫針等を
誤つて刺した場合は、両電極7,7間が短絡した
状態となるので、温度が上昇した時と同様な状態
となるために、コントローラによる電源の遮断が
なされる。 このような面状感熱素子3を備えた広面積輻射
暖房器は、従来第1図に示すように、裏面保護材
1、面状発熱体2、ポリエチレンのような接着膜
層5′、面状感熱素子3、補強材10及び表面保
護材6という順序で下から上に接着積層されてい
たのであるが、通気性のない面状発熱体2と面状
感熱素子3とがポリエチレンのような接着膜層
5′で接着されていたことから、第2図に示すよ
うに、面状発熱体2と面状感熱素子との間に空気
だまり9が生じやすかつた。 そして、この空気だまり9は、面状感熱素子3
における下側の電極7に接していることから、踏
みつけなどの外力が加わると、電極7は空気だま
り9部分における張力によつて亀裂が生じてしま
うものであり、亀裂が生じると空気だまり9に接
触している電極7の自由度が大きいために更にこ
の亀裂が拡大することになる。このような亀裂の
拡大が生じると、感熱半導体8もこの亀裂部分で
裂けることになつて絶縁が破られ、上下の電極
7,7が互いに接触して短絡することになり、コ
ントローラが働いて電源を遮断してしまうことに
なつて、以後の使用が不可能になるという欠点が
あつた。 本考案はこのような点に鑑み為されたものであ
り、その目的とするところは共に通気性をもたな
い面状発熱体と面状感熱素子との間に空気だまり
が生じたとしても、面状感熱素子の破損による短
絡を招くことがない広面積輻射暖房器を提供する
にある。 しかして本考案は、カーペツトのような通気性
のある裏面保護材上に面状発熱体を接着積層し、
面状発熱体の温度検知用であつて面状発熱体側の
面に補強材が予め貼着されている面状感熱素子を
面状発熱体上に接着積層し、面状感熱素子上にカ
ーペツトのような通気性のある表面保護材を接着
積層していることに特徴を有しており、面状発熱
体と面状感熱素子との間に空気だまりが生じたと
しても、面状感熱素子側に予め設けられている補
強材が面状感熱素子の破損及び短絡を防止するも
のである。 以下本考案を図示の実施例に基づいて詳述する
と、裏面保護材1及び表面保護材6は共にニード
ルパンチカーペツトのような通気性を有する不織
布にて形成されている。面状発熱体2は絶縁材2
a中に例えばニクロム線や回路パターン状のアル
ミニウム箔のような発熱体2bを埋設したものと
して形成されている。 面状感熱素子3は金属箔で作られている電極
7,7間にナイロン樹脂のような負性特性を有す
る感熱半導体8を配したもので、面状発熱体2側
の面には、たとえばポリエステル樹脂フイルムか
らなる補強材10が貼着されている。この貼着
は、補強材10側にホツトメルト性を有するポリ
エチレンフイルムを貼り合わせておき、面状感熱
素子3と補強材10とを加圧加熱接着することに
よつてなされている。つまり、面状感熱素子3と
して、予め補強材10を設けたものを使用するわ
けである。尚、この貼り合わせに際して面状感熱
素子3と補強材10との間に空気だまりが生じた
としても、これは補強材10に微小孔をあけて空
気抜きを行うことで、空気だまりをなくしてしま
うことができる。 裏面保護材1と面状発熱体2と面状感熱素子3
は、たとえば面状発熱体3の両面に設けたホツト
メルト性のポリエチレン樹脂を利用したホツトプ
レスによつて接着積層する。面状感熱素子3と表
面保護材6とは、接着膜層5によつて接着積層す
る。ここにおける接着膜層5、は通気性を持たせ
るための無数の小孔4を穿孔したポリエチレンシ
ートのようなもので形成されている。尚、ここで
はホツトメルト性のものを接着剤としたが、通常
の接着剤を使用してもよいものである。また表面
保護材6と面状感熱素子3との接着積層は、表面
保護材6の基布の裏打ち用(毛抜け防止用)の樹
脂にホツトメルト性のあるものを使用すること
で、接着膜層5の代用としてもよい。 かくして、この広面積輻射暖房器においては、
裏面保護材1と面状発熱体2の間、並びに面状感
熱素子3と表面保護材6との間は、夫々通気性が
確保されているために、接着積層時に空気だまり
が生じるようなことはない。 一方、面状発熱体2と面状感熱素子3との間
は、この両者が共に通気性を有しておらないこと
から、空気だまりが生じるおそれを多分に有して
いるわけであるが、空気だまりが生じたとして
も、面状感熱素子3の空気だまり側には補強材1
0が存在しており、踏みつけ等で外力が加わつた
としても、この力は補強材10で受けられて電極
7には殆ど加わらないために、電極7に亀裂が生
じてしまうことはなく、また、たとえ小さな亀裂
が生じたとしても、補強材10によつて電極7の
自由度が抑えられているために、感熱半導体8が
破れて短絡を招くような大きさまで亀裂が拡大し
てしまうことがないものである。
【考案の効果】
以上のように本考案においては、裏面保護材と
面状発熱体の間、並びに面状感熱素子と表面保護
材との間は、夫々通気性が確保されているため
に、接着積層時に空気だまりが生じるようなこと
がないものであり、そして面状感熱体側の面に予
め補強材が貼着されている面状感熱素子を面状発
熱体上に接着積層していることから、この両者の
間に空気だまりが生じたとしても、面状感熱素子
の空気だまり側の面には補強材があつて面状感熱
素子の自由度を抑えているために、外力が加わつ
たところで補強材で受けられて面状感熱素子に破
れが生じるようなことはなく、面状感熱素子の短
絡のような事故を招くことがないものであり、高
い耐久性を発揮するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来例の分解断面図、第2図は同上に
生ずる空気だまりの拡大断面図、第3図は本考案
の一実施例の分解断面図であつて、1は裏面保護
材、2は面状発熱体、3は面状感熱素子、6は表
面保護材、10は補強材を示す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. カーペツトのような通気性のある裏面保護材上
    に面状発熱体を接着積層し、面状発熱体の温度検
    知用であつて面状発熱体側の面に補強材が予め貼
    着されている面状感熱素子を面状発熱体上に接着
    積層し、面状感熱素子上にカーペツトような通気
    性のある表面保護材を接着積層して成る広面積輻
    射暖房器。
JP1980027058U 1980-02-29 1980-02-29 Expired JPH024480Y2 (ja)

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JPS56129097U JPS56129097U (ja) 1981-10-01
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5256519U (ja) * 1975-10-22 1977-04-23

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS52170337U (ja) * 1976-06-18 1977-12-24

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JPS5256519U (ja) * 1975-10-22 1977-04-23

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