JPS6230305Y2 - - Google Patents

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JPS6230305Y2
JPS6230305Y2 JP6211179U JP6211179U JPS6230305Y2 JP S6230305 Y2 JPS6230305 Y2 JP S6230305Y2 JP 6211179 U JP6211179 U JP 6211179U JP 6211179 U JP6211179 U JP 6211179U JP S6230305 Y2 JPS6230305 Y2 JP S6230305Y2
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JP
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sheet
carpet
heating
flexible
heating element
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JP6211179U
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【考案の詳細な説明】 本考案は床面に敷設して使用する暖房用電気カ
ーペツトに関し、該電気カーペツトを折り畳み可
能にしたことを特徴とするものである。
従来この種の電気カーペツトは、該カーペツト
内に発熱電線を蛇行状に配設しているため、例え
ば暖房シーズン外に該カーペツトを他の保管場所
に移す場合など、これを小さく折りたゝもうとす
ると、中身の発熱電線に無理な力が作用するの
で、その保護のために折らないで細長くこも巻き
状にして他の保管場所に移すしかなく、したがつ
て比較的嵩高な、また横長な保管場所が必要であ
る等の欠点があつた。
近年、前記発熱電線に変る薄い面状の発熱シー
トが提案されたが、この種発熱シートを使用した
製品で一部折り畳めるものもあるが、電極構造の
強度と折曲げ易さとの相反性により、大きくしか
折り畳むことができず、前者同様に製造・販売な
どの流通過程において嵩高となるため包装・運搬
等に極めて不便であつた。
そこで、本考案は可撓性の発熱シートの両端部
上下面に銅箔等の帯状電極および不織布等の補強
材を重ね合わせると共に、縫い合わせて一体的に
結合して上述のような従来品の欠点をなくすよう
にしたものであり、電気カーペツトを小さく折畳
みすることができると共に、この折畳みや踏みつ
けなどのストレスに対しても耐久性に秀れるもの
である。
以下、本考案を図示の実施例に基づいて詳述す
る。
第1図は本考案に係る暖房用電気カーペツトの
平面図、第2図は同カーペツトを部分的に剥離し
て示す平面図、第3図は発熱体のみを示す第2図
の−線矢視断面図、第4図は第1図の−
線矢視断面図であつて、可撓性の発熱シート1の
両端部上下面に銅箔等の電極2aおよび不織布等
の補強材2bを一体にした帯状電極2を重ね合わ
せると共に、縫い合わせて一体的に結合し、さら
に発熱シート1および帯状電極2の上下両面に仮
止用の絶縁フイルム3,3を重ね合わせ、上層側
の絶縁フイルム3上にアルミ箔製の保護電極4と
ウレタンフイルムの絶縁シート5とを一体にした
ものを重ね合わせると共に、該アルミ箔製の保護
電極4の上面および下層側の仮止用絶縁フイルム
3の下面に絶縁シート6をそれぞれ重ね合わせて
発熱体Aを構成し、この発熱体Aには、後記する
如く、その表面に可撓性の表面材Bを、また裏面
に可撓性の裏面材Cをそれぞれ密着したものであ
る。
前記発熱シート1は導電性カーボン粉末を充填
した四フツ化エチレン樹脂フアインパウダのペー
スト押出しロール物(厚さ0.05〜0.1mm程度)を
シート状に焼成して形成したものであり、この複
数枚の帯状発熱シート1…を第2図に示すように
その帯状長手方向を平行に、かつ相隣接する発熱
シート1,1を所定間隔Hを隔てて配列する。こ
の間隔Hは例えばシート1幅80mmに対して約20mm
とする。
前記配列発熱シート1…の両端部上下面に重ね
合わせた帯状電極2は厚さ約0.5mmのもので、こ
の帯状電極2は銅箔(厚さ0.2〜0.3mm)よりなる
電極2aとポリエステル系合成樹脂製不織布より
なる補強材2bとを貼着したものであり、この電
極2a側を前記発熱シート1に当接した状態で縫
糸2cによつて発熱シート1とその上下の帯状電
極2,2とをミシンにより縫合し、強度を満たし
ながら折り曲げ可能としたものである。
前記補強材2bとしては不織布だけのものを用
いてもよく、ウレタンシートの上下両面に不織布
を重ね合わせた三重張り構造のものを用いること
もできる。
前記絶縁フイルム3は前記配列発熱シート1…
の上下面に重ね合わせた厚さ約0.1mmのもので、
このフイルム3はポリエステルから構成されてい
る。而して、この絶縁フイルム3の内面すなわ
ち、前記配列発熱シート1側に感圧接着剤等を塗
布したのち、配列発熱シート1…の上下面に重ね
合わせて、その上下より加圧することによつて、
配列発熱シート1,1間の隙間H部分においては
第4図に示す如く絶縁フイルム3,3が直接密着
するものである。
前記保護電極4は前記の上層側の絶縁フイルム
3上面に重ね合わせる感電防止用のもので、この
実施例においては厚さ約0.3mmのアルミ箔を用い
ている。而して、この保護電極4の下面にはウレ
タンフイルム(厚さ約0.3mm)よりなる絶縁シー
ト5を一体的に密着し、該絶縁シート5側を前記
上層側の絶縁フイルム3に貼着したのである。
前記絶縁シート6はアルミ箔製の保護電極4の
上面および前記の下層側の絶縁フイルム3の下面
に重ね合わせた厚さ約0.3mmのもので、この絶縁
シート6はウレタンフイルム6a(厚さ約0.1
mm)の製造時にポリエステル系合成樹脂製の不織
布6b(厚さ約0.2mm)を同時に密着したもので
あり、ウレタンフイルム6a側を前記保護電極4
および下層側の絶縁フイルム3に貼着し、さらに
上下の絶縁シート6,6の周囲を、それ自体すな
わちウレタンフイルム6a,6a相互を密着して
可撓性の発熱体Aを構成したのである。このよう
にして2つの発熱体A,Aを構成し、これら2つ
の発熱体A,Aを第3図に示すようにカーペツト
の中央部分で互いに接着するのである。すなわ
ち、一側(第3図における左側)の発熱体Aにお
ける上層側の不織布6bを他側(第3図における
右側)の発熱体Aにおける下層側の不織布6bの
下面に位置させて、これら両者6b,6bを互い
に接着するのである。
7は前記両発熱体A,Aの下面に蛇行状に設け
た感熱線で、この感熱線7は電源入力用のコネク
タ8内のセンサ端子ブロツク8aに接続してい
る。而して、この感熱線7は例えば絶縁性巻芯上
に銅・ニツケル合金製の第一導線を巻回し、さら
にその外周にプラスチツクセンサを介して銅・銀
合金製の第二導線を巻回し、さらにその外側を外
被で覆つたもので、第一導線と第二導線との間の
抵抗、すなわち、前記プラスチツクセンサの抵抗
を検出することにより、温度を検出して入力され
る通電量を制御できるようにしたものである。
9…は前記電源入力用のコネクタ8と電極2a
とを結ぶリード線、10は前記電源入力用のコネ
クタ8と保護電極4とを結ぶリード線で、これら
の各リード線9,10および前記感熱線7には、
第1図に示すプラグ11、コード12、コントロ
ーラ13、コード14およびプラグ15を介して
電源が印加されるようになつている。
前記表面材Bは前記発熱体Aの上面に接着する
もので、この表面材Bはトリコツト編地に起毛加
工を施した表面布16と不織布17との間にウレ
タンフオーム18を介在させて三者を一体的に密
着した可撓性のものである。
前記裏面材Cは前記発熱体Aの下面に接着する
もので、この裏面材Cはウレタンフオーム19の
裏面にヘツシヤンクロス(上級のジユート紙で織
つた荒い平織地)20を一体的に密着した可撓性
のものである。
また、第1図および第4図に示す如く前記カー
ペツトには、発熱シート1,1間の間隔Hに対応
する箇所、中央部の電極2,2間及び周縁部に、
方形枠状の折目21…を形成している。該折目2
1…は、たとえば表面材Bの上方から薬品を塗布
した所定形状の加圧板で押え付けて加圧すること
により主として表面材Bが化学反応によつて変形
して第4図に示す如き窪んだ溝状に形成されるも
のである。
なお、前記折目21…は、上方から熱板(図示
せず)で押え付けて加熱加圧することにより、表
面材Bを構成するウレタンフオーム18の各気泡
を押しつぶして溶着し、以つて前記の如き窪んだ
溝状に形成してもよいことは勿論である。
本考案は上記の如く構成するものにして、以下
作用を説明する。
いま、第2図における電極2a…に通電する
と、発熱シート1の電気抵抗によつて、該発熱シ
ート1の全面で発熱し、表面材Bを加熱するの
で、暖房機能が発揮される。
前記発熱シート1を具備する発熱体Aの温度を
感熱線7で検出し、通電量を制御して、カーペツ
トの表面を適温に保持する。
また、前記カーペツトに誤つて針などを刺した
場合には、この針は発熱シート1に接触する前に
低電圧(たとえば15V程度)が印加されている保
護電極4に接触するので、発熱シート1と保護電
極4とが導通し、これら両者1,4の導通と同時
にコントローラ13が作動してカーペツトへの通
電をしや断し、感電事故を未然に防ぐことができ
る。
また、前記針がアルミ箔製の保護電極4に突き
刺さると該電極4には針孔があくけれども、この
針を抜き取るとウレタンフイルム(破断伸び480
%)よりなる絶縁シート5の弾性によつて針孔が
ほゞ元の状態に復元するので、即時再使用するこ
とができるのである。
しかも前記可撓性の発熱シート1の上下両面に
当てて縫い合わせる薄い銅箔製の電極2aおよび
ポリエステル系合成樹脂製不織布よりなる補強材
2bも共に良好な可撓性を有するので、カーペツ
トそれ自体を小さく折りたたむことができるので
ある。この折りたたみは、表面材Bを押圧して形
成した折目21にそつて6つ折りにすることがで
きるが、間違つて折目21以外の箇所で折つたと
しても中身の発熱体Aの強度に何等心配はないも
のである。
本考案は以上詳述したように、可撓性の発熱シ
ート1の両端部上下面に銅箔等の帯状電極2aお
よび不織布等の補強材2bを重ね合わせると共に
縫い合わせて一体的に結合し、それらの上面にア
ルミ箔等の保護電極4および絶縁シート6を、下
面にも絶縁シート6を重ね合わせて可撓性の発熱
体Aを構成し、該発熱体Aの表面に可撓性の表面
材Bを、裏面に可撓性の裏面材Cをそれぞれ密着
したものであるから、カーペツトそれ自体を極め
て容易に折りたたむことができ、しかも小さく
(例えば実施例のように6つ折りに)たたむこと
ができ、この結果、製造・販売などの流通過程に
おける包装・運搬等に至便である。また、間違つ
て折目21以外の箇所で折つたとしても中身の発
熱体Aの強度に何等心配はないものである。つま
り、前記発熱シート1の上下両面には帯状電極2
aと補強材2bとを重ね合わせてなる電極2を縫
い合わせ、斯る部分の屈曲強度を満たしながら折
り曲げ可能としたものであるから、良好な屈曲耐
久性を有しているもので、したがつて踏みつけ・
折り畳みなどのストレスに対する耐久性に極めて
秀れるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る暖房用電気カーペツトの
平面図、第2図は同カーペツトを部分的に剥離し
て示す平面図、第3図は発熱体のみを示す第2図
の−線矢視断面図、第4図は第1図の−
線矢視断面図である。 1……可撓性の発熱シート、2a……帯状電
極、2b……補強材、4……保護電極、6……絶
縁シート、A……発熱体、B……表面材、C……
裏面材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 可撓性の発熱シート1の両端部上下面に、銅箔
    等の帯状電極2aおよび不織布等の補強材2bを
    重ね合わせると共に縫い合わせて一体的に結合
    し、それらの上面にアルミ箔等の保護電極4およ
    び絶縁シート6を、下面にも絶縁シート6を重ね
    合わせて可撓性の発熱体Aを構成し、該発熱体A
    の表面に可撓性の表面材Bを、裏面に可撓性の裏
    面材Cをそれぞれ密着したことを特徴とする暖房
    用電気カーペツト。
JP6211179U 1979-05-09 1979-05-09 Expired JPS6230305Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6211179U JPS6230305Y2 (ja) 1979-05-09 1979-05-09

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JP6211179U JPS6230305Y2 (ja) 1979-05-09 1979-05-09

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Publication Number Publication Date
JPS55161386U JPS55161386U (ja) 1980-11-19
JPS6230305Y2 true JPS6230305Y2 (ja) 1987-08-04

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