JPH05197905A - 直列共振交流消去ヘッド駆動回路装置 - Google Patents

直列共振交流消去ヘッド駆動回路装置

Info

Publication number
JPH05197905A
JPH05197905A JP4228890A JP22889092A JPH05197905A JP H05197905 A JPH05197905 A JP H05197905A JP 4228890 A JP4228890 A JP 4228890A JP 22889092 A JP22889092 A JP 22889092A JP H05197905 A JPH05197905 A JP H05197905A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power switch
input
clock frequency
current
coupled
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4228890A
Other languages
English (en)
Inventor
Warner Molstad Richard
ワーナー モルスタッド リチャード
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
3M Co
Original Assignee
Minnesota Mining and Manufacturing Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Minnesota Mining and Manufacturing Co filed Critical Minnesota Mining and Manufacturing Co
Publication of JPH05197905A publication Critical patent/JPH05197905A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B5/00Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
    • G11B5/02Recording, reproducing, or erasing methods; Read, write or erase circuits therefor
    • G11B5/024Erasing

Landscapes

  • Electronic Switches (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 3.6MHzより大きいクロック周波数にて
動作可能な直列共振交流消去ヘッド回路を提供する。 【構成】 小型カートリッジ型テープ駆動器と共に用い
る直列共振交流消去ヘッド駆動回路装置は、非重複パル
ス形を生成しパワースイッチを駆動する装置100と、
装置100に結合され直列共振Hブリッジ回路を構成す
るパワースイッチ118,120,152,154と、
該パワースイッチに結合される電圧制御型直流電流源2
00とを含む。装置100は、クロック周波数入力50
と、イネーブル入力52と、非重複区間をもつ複数のパ
ワースイッチ制御信号を提供する複数のパワースイッチ
駆動出力84,86,90,94とを含む。パワースイ
ッチは、該複数のパワースイッチ制御信号に応答して交
流状に消去ヘッド130へのパワーをスイッチするもの
であり、該非重複区間では消去ヘッドに電流が流れるの
を防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一般的に磁気テープ技
術に関する。より特定的には、本発明は、直列共振交流
消去ヘッド駆動回路を使用してテープを消去する小型カ
ートリッジ型テープ駆動器における磁気テープ消去シス
テムに関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】本発明
についての従来技術は、データプロセッサとともに用い
る小型カートリッジ型テープ駆動器に存在する。係るテ
ープ駆動器の例は、「ミニチャライズド・カートリッジ
・タイプ・ドライブ・フォア・データ・プロセッサズ(M
iniaturized Cartridge-Type Drive for Data Processo
rs) 」と題された、アーウィン(Irwin) らによる米国特
許第 4,647,994号に述べられている。係るテープ駆動器
は、典型的に、テープカートリッジを挿入するためのア
クセス開口部を設けた周辺包囲主フレーム(peripherall
y-enclosing main frame) と、テープ輸送及びヘッド位
置決めのための、機構的に搭載されたパンケーキ駆動モ
ータ(structurallymounted, pancake-drive motors)
と、を有する。この構成によって、テープ上の複数の隣
接する記録トラックのいずれにもアクセスできる。
【0003】本発明は、特に、係るテープ駆動器にて輸
送されるテープ媒体の消去に関する。「ディジタル・テ
ープ・イレージャ・コンディショニング・システム(Dig
italTape Erasure Conditioning System)」と題され
た、ハウエル(Howell)らによる米国特許第 4,466,027号
においては、テープ消去調整システムが開示されてい
る。ハウエル特許は、消去ヘッドを横切る媒体の動きに
対して急速に交番する消去フィールドを与える交流消去
を利用する。ハウエル特許の消去回路は、2つの消去駆
動トランジスタに3.58MHzの方形波を与えた。ス
トレイキャパシタンス及び共振キャパシタと並列に置か
れた消去ヘッドのインダクタンスによって、共振回路
は、自己制限状態(self-limiting condition) が発生す
るまで消去ヘッドを駆動することができ、それによっ
て、先に磁化されていたテープを交流消去する。
【0004】従来技術の消去ヘッド回路には、本発明に
よって克服されるいくつかの制限が存在する。例えば、
ハウエル特許は、約3.58MHzを越える周波数に関
して実現するには困難である。さらに、ハウエルの取っ
たアプローチは、高電圧パワーサプライ又は変圧器の使
用を必要とする可能性がある。ハウエルによる構想は、
中間タップ巻き付け(center tapped winding) を使用す
る必要がある。この中間タップの構想は、3線全てが直
流電流を流すので、直列共振又は交流結合(ACcoupling)
の使用を不可能とする。ハウエルの用いるような中間
タップの構想においては、使用可能な唯一の共振は、コ
イルと並列になった共振キャパシタを使用する回路にお
ける並列共振である。消去ヘッドがインダクタンス要素
を含むので、並列共振の使用は、消去ヘッド及びキャパ
シタを持つネットワークのインピーダンスを高くして低
くはしないことにより、消去ヘッドのインダクタコイル
への電流供給をより困難にする。
【0005】対照的に、本発明の直列共振の構想は、消
去ヘッドインダクタンスを直列キャパシタンスと共に削
除する。それはまた、交流消去電流の、簡単かつ正確な
電圧制御を特徴とする。本発明は、約7MHzという非
常に高い周波数にて、かなりのパワー量を消去ヘッドに
与えることのできる回路を提供する。本発明は、容易に
生成される制御電圧を使用することによって、交流消去
電流の正確な制御を可能にする。そのような制御電圧
は、ポテンショメータ、または、周知の方法を使用する
マイクロプロセッサ基礎システムから生成できる。
【0006】現在、カートリッジテープのフィールドに
おいては、以前使用された44000A/mテープに代
わる72000A/mテープを消去する必要がある。7
2000A/mテープは、相対dbスケールで−30d
bまで下げる消去を達成するために、約40%多くの電
流を必要とすることが発見された。高周波数において、
本発明の消去ヘッド駆動回路は、従来技術の中間タップ
駆動回路よりずっと簡単な方法で、必要な電流及び電圧
を消去ヘッドに提供する。
【0007】本発明の目的は、3.6MHzより大きい
クロック周波数にて動作可能な直列共振交流消去ヘッド
回路を提供することである。
【0008】本発明の目的は、Hブリッジと協同して非
重複スイッチ駆動器を使用することによってシステム全
体の効率が引き上げられる消去装置を提供することであ
る。この技術は、Hブリッジにおいて「クローバー (cr
owbar)」電流と呼ばれるパワーの浪費を最小限に抑え
る。このいわゆるクローバー電流は、この特定の回路に
とって有害である。Hブリッジの1つの側のPトランジ
スタ及びNトランジスタが共に導通している時、電流は
完全にヘッドを迂回し、供給電圧全体はこれらのトラン
ジスタに支持される。この状態は、不必要なトランジス
タパワー損失を引き起こし、また、電流レギュレータを
通る直流電流と交流負荷電流との間の線形関係を不明瞭
にする。
【0009】本発明の更なる目的は、消去ヘッド自身の
磁気材料の永久磁化を先天的に回避する交流消去ヘッド
駆動回路を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段及び作用】小型カートリッ
ジ型テープ駆動器と共に用いる本発明の直列共振交流消
去ヘッド駆動回路装置は、非重複パルス形を生成しパワ
ースイッチを駆動する装置と、パワースイッチ自身と、
及び、電圧制御型直流電流源と、を含む。該パルス形生
成及びパワースイッチ駆動装置は、外部供給されるクロ
ック周波数信号に結合されたクロック周波数入力と、外
部供給されるイネーブル信号に結合されたイネーブル入
力と、を含み、さらに、複数のパワースイッチ駆動出力
を含む。該パワースイッチ駆動出力は、非重複区間をも
つ複数のパワースイッチ制御信号を提供する。パワース
イッチは、該パルス形生成及びパワースイッチ駆動装置
に結合され、該複数のパワースイッチ制御信号に応答し
て交流状に消去ヘッドへのパワーをスイッチするもので
あり、第1の時間区間に対し第1の方向に、第2の時間
区間に対し第2の反対の方向に、電流が消去ヘッドを流
れるのを可能し、また、該非重複区間の間消去ヘッドに
電流が流れるのを防止する。該パワースイッチ装置は、
直列共振Hブリッジ回路を具備する。電圧制御型直流電
流源を提供する装置は、該パワースイッチ装置に結合さ
れる。
【0011】本発明の一態様によれば、該パルス形生成
及びパワースイッチ駆動装置は、該クロック周波数入力
に接続されるクロック周波数を提供する装置と、該外部
イネーブル信号に結合された入力を有し、かつ、該クロ
ック周波数装置のイネーブル入力に結合されたイネーブ
ル出力を有する、イネーブル信号を提供する装置と、該
イネーブル出力に第1の入力が結合され該クロック周波
数出力に第2の入力が結合された少なくとも1つのRS
フリップフロップ装置であって、該少なくとも1つのR
Sフリップフロップ装置は、非重複区間を含む該パワー
スイッチ制御信号を提供するように動作すべく構成及び
配置されているものと、を含んでいる。
【0012】本発明のまた更なる態様によれば、該パワ
ースイッチ装置は、第1のMOSFETデバイスの相補
対と第2のMOSFETデバイスの相補対とを含み、各
相補対は、NチャネルMOSFETデバイスとPチャネ
ルMOSFETデバイスとを含んでいる。
【0013】本発明のまた更なる態様によれば、少なく
とも1つの共振キャパシタが、該第1及び第2のMOS
FETデバイスの相補対及び該消去ヘッドと直列に接続
される。
【0014】本発明のまた別なる態様によれば、該電圧
制御型直流電流源装置は、第1の入力が制御電圧信号に
接続された増幅装置であって、該増幅手段は出力及び第
2の入力を含むものと、ソース、ドレイン及びゲートを
有し電流を供給するトランジスタ装置であって、該ゲー
トは該増幅装置出力に接続され、該ドレインは該パワー
スイッチ装置に接続され、かつ、該増幅手段は、該制御
電圧信号に応答して該トランジスタ手段を操作し、該パ
ワースイッチ装置に供給される電流を制御するものと、
を具備する。
【0015】本発明のまた別なる態様によれば、該電圧
制御型直流電流源の該増幅手段及び該トランジスタ手段
はCMOSデバイスを具備する。
【0016】本発明の他の目的、特徴及び利点は、実施
例、特許請求の範囲及び図面を通して明らかとなるであ
ろう。図面において、等しい数字は等しい要素を指して
いる。
【0017】添付の図面と共に以下の説明を参照するこ
とにより、本発明はより明確に理解されるであろう。
【0018】
【実施例】最初に図1について説明する。図1は、本発
明によって提供される直列共振交流消去ヘッド駆動回路
の一実施例のブロック図を示す。本発明は、図1及び図
2に示されるような実施例によって説明される。この開
示の恩恵を受ける当業者は、本実施例が、本発明の原理
の例示であって限定ではない、ということを理解するで
あろう。この直列共振交流消去ヘッド駆動回路装置は、
非重複(non-overlapping) パルス形成器及びスイッチ駆
動器100と、第1,第2,第3及び第4のパワースイ
ッチ118,120,152,154と、電圧制御型直
流電流源200と、を含むものである。消去ヘッド13
0は、その内部インピーダンス及びコイルによって表さ
れている。
【0019】次に図2について説明する。図2は、本発
明の原理に従って構成された直列共振交流消去ヘッド駆
動回路のより詳細な回路図を示す。非重複パルス形成器
及びスイッチ駆動器100は、第1及び第2のフリップ
フロップ手段58,60と、第1及び第2のRSフリッ
プフロップ手段21,22と、第1及び第2の電圧変換
手段108,162と、を具備する。さらに、直列共振
交流消去ヘッド駆動回路には、第1及び第2の直列共振
キャパシタ136,140と、消去コイル130と、電
圧制御型直流電流源200と、が含まれている。本発明
の一実施例においては、電圧制御型直流電流源200
は、さらに、増幅手段201と、電界効果トランジスタ
手段174と、第1から第4の抵抗手段183,18
0,192,198と、第1から第3のキャパシタンス
手段188,194,195と、を具備している。
【0020】次に、非重複パルス形成器及びスイッチ駆
動器100について特に説明する。ERDAと命名され
た第1の入力ライン50は、第1及び第2のフリップフ
ロップ58,60のクロック入力に接続されている。第
1及び第2のフリップフロップ58,60としては、D
タイプフリップフロップ又は等価のデバイスが有利であ
る。第1及び第2のフリップフロップ58,60は、各
々、ここではQ及び否Qと命名された、第1及び第2の
出力を有する。ERDAと命名された第1の入力50と
しては、14MHzのクロック入力が有利であるが、本
発明は、このスピードのクロック入力を使用することに
限定されない。ENABLEと命名された第2の入力5
2は、第2のフリップフロップ60の第1の入力に接続
される。
【0021】第1のRSフリップフロップ手段21は、
第1及び第2のNORゲート76,74と、第1及び第
2のANDゲート80,82と、をさらに具備する。第
2のRSフリップフロップ手段回路22は、第3及び第
4のANDゲート98,107と、第3及び第4のNO
Rゲート88,89と、をさらに具備する。それらのゲ
ートの各々は、少なくとも2つの入力と、少なくとも1
つの出力と、を有している。第1のフリップフロップ5
8のQ出力は、ライン62によって、第1のNORゲー
ト76及び第3のANDゲート98の第1の入力に結合
される。第1のフリップフロップ58の否Q出力は、ラ
イン64によって第2のNORゲート74の第1の入力
に、またライン70を介して第4のANDゲート107
の第1の入力に接続され、そしてライン56を介して第
1のフリップフロップ58のD入力にフィードバックさ
れる。第2のフリップフロップ60のQ出力は、ライン
106によって、第3及び第4のNORゲート88,8
9の第1の入力に接続される。ライン68は、その否Q
出力をライン66に結合し、ENABLE信号を、ライ
ン66を介して第1のフリップフロップ58に、また第
1及び第2のANDゲート80,82の第1及び第2の
入力に供給する。
【0022】さらに、第1のRSフリップフロップ回路
21について説明する。第1のNORゲート76は、ラ
イン81上の信号をANDゲート80の第2の入力に供
給する。第1のANDゲート80は、ライン75を介し
て第2のNORゲート74の第2の入力にフィードバッ
クされる信号84を出力する。第2のNORゲート74
は、ANDゲート82の第2の入力に信号78を出力す
る。同様に、第2のANDゲート82は、ライン41を
介して第1のNORゲート76の第2の入力にフィード
バックされる信号86を提供する。第3のNORゲート
88は、ライン43を介して第4のANDゲート107
の第2の入力に与えられる信号90を出力する。第4の
ANDゲート107は、第4のNORゲート89の第2
の入力に結合されるライン104に信号を出力する。ま
た第4のNORゲート89の出力94は、ライン42を
介して第3のANDゲート98の第2の入力にフィード
バックされる。第1のANDゲート80の出力84は、
第1のレベル変換器108の第1の入力に結合される。
第3のNORゲート88の出力90は、第1のレベル変
換器108の第2の入力に結合される。第2のANDゲ
ートの出力86は、第2のレベル変換器162の第1の
入力に結合され、そして第4のNORゲートの出力94
は、第2のレベル変換器162の第2の入力に結合され
る。第1のレベル変換器108は、第1及び第2の増幅
手段112,114をさらに具備する。同様に、第2の
レベル変換器162は、第1及び第2の増幅手段16
4,166を有する。レベル変換器108,162の各
々における第1及び第2の増幅手段は、RSフリップフ
ロップ手段の出力84,90,86,94に結合され
る。
【0023】第1のレベル変換器108の第1及び第2
の出力124,122は、それぞれパワースイッチ11
8,120のゲートに結合される。同様に、第2のレベ
ル変換手段162の第1及び第2の出力156,158
は、それぞれ第3及び第4のパワースイッチ152,1
54のゲートに結合される。パワースイッチ118,1
20,152,154は、第1及び第2の直列共振キャ
パシタ136,140並びに消去ヘッド130内のコイ
ルとともに構成及び配列されて、「H」ブリッジ型回路
を形成する。
【0024】本発明のこの実施例における各パワースイ
ッチは、超大規模集積回路に埋め込まれたMOSFET
から成るものであると有利である。各パワースイッチ
は、本実施例においては、ゲート、ソース及びドレイン
を持っている。第1及び第2のパワースイッチのドレイ
ンは、第1の直列共振キャパシタ136を介して消去コ
イル130へライン134によって接続される。ライン
138は、第2の直列共振キャパシタ140の第1の端
子に接続される。第2の直列共振キャパシタ140の第
2の端子は、第3及び第4のパワースイッチ152,1
54のドレインに接続される。第3及び第4のパワース
イッチ152,154のゲートは、第2のレベル変換器
162の出力156,158に結合される。バイパスキ
ャパシタ168が、その第1の端子において、第1のパ
ワースイッチ118のソースのところのライン132
に、効果的に接続されている。キャパシタ168の第2
の端子は、第2のパワースイッチ120のソースのとこ
ろのライン145に接続される。第1、第2及び第3の
フィルタリングキャパシタ110,128,160は、
外部ソースから各レベル変換器にパワーを供給するパワ
ーラインに結合可能である。本発明の一実施例において
は、第1のパワースイッチ118及び第3のパワースイ
ッチ152のソースへのライン126上に、12ボルト
のサプライを設ける。
【0025】次に、電圧制御型直流電流源200につい
て特に説明する。増幅手段201は、ライン202の非
反転入力と、ライン206の反転入力とを持つ。該増幅
器の出力であるライン172は、キャパシタ188及び
ライン206を介して、該反転入力にフィードバックさ
れる。またその出力172は、トランジスタ手段174
に結合される。トランジスタ手段174は、ゲート、ド
レイン及びソースを有し該ゲートがライン172に接続
されているMOSFETから成ることが有利である。ト
ランジスタ手段174のドレインは、また、ライン14
4によってライン145に結合され、ついでライン14
5は、第2及び第4のパワースイッチ120,154の
ソースに結合される。トランジスタ手段174のソース
は、第1の抵抗手段183を介してライン206に、ま
た並列に接続された第2の抵抗手段180を介して共通
点250に結合される。共通点250は、第3の抵抗手
段192とキャパシタ194とをもつフィルタの第1の
側に接続される。キャパシタ194は、ノード251に
て、第4の抵抗手段198の第1の端子に接続される。
第4の抵抗手段198の第2の端子は、図示されてはい
ない外部電圧源からの制御電圧に接続される。本発明の
一実施例においては、該制御電圧源は、マイクロプロセ
ッサにより周知の方法で制御されるディジタル・アナロ
グ変換器で可能である。精密な電流制限が必要であり、
その理由は、高パワーすなわち約1ワットより大きなパ
ワーにおいて、消去ヘッドの温度がすこぶる上昇し、消
去ヘッドの内部実インピーダンスを実質的に降下せしめ
るためである。電流制限器が存在しないならば、消去電
流は、熱的に暴走するであろう。
【0026】本発明の一実施例においては、消去駆動器
装置全体をCMOS部品で構成した。Hブリッジ回路の
心臓部を形成するパワースイッチ118,120,15
2,154には、高速度CMOSFETが4個使われ
た。構成された回路例においては、Hブリッジは、約6
オームの直流出力抵抗を示した。パワースイッチ手段
は、好適に、第1のMOSFETデバイスの相補対(com
plementary pair)と、第2のMOSFETデバイスの相
補対と、を含むもので、各相補対は、NチャネルMOS
FETデバイスとPチャネルMOSFETデバイスとを
含むものであった。該パワースイッチは、TO−89パ
ッケージに埋め込まれ、その各々は、表面実装されたと
き約0.44ワットを放散した。消去コイルヘッドは、
約2.2アンペアターンの電流に耐えることができる4
ターンのコイルを持ち、それは、72000A/mのテ
ープ媒体を相対dbスケールで−30dbまで消去する
のに十分なものであった。
【0027】本発明の実施例を構成する要素を詳細に説
明したが、本発明の動作を説明することは、本発明を理
解するのに最も有効であろう。まず、図3について説明
する。図3(a)〜(d)には、非重複パルス形成器及
びスイッチ駆動器100によって生成される波形が示さ
れている。図3(a)〜(d)に示される信号は、本発
明の一実施例における6.975MHzのクロック周波
数に対応する。動作中、第1のフリップフロップ手段
は、本発明の一実施例においては14MHz方形波であ
る入力のERDA信号を、2つのオペレーションによっ
て分割する。RSフリップフロップとして構成されたゲ
ート21,22は、パワースイッチ118,120,1
52,154を駆動する非重複波形を提供すべく動作す
る。第1のパワースイッチ118は、第4のパワースイ
ッチ154とともに動作し、消去コイル130を第1の
方向、この場合左から右、に流れる電流を提供する。第
2及び第3のパワースイッチ120,152は、いっし
ょに動作し、消去コイル130を第2すなわち反対の方
向に流れる電流を提供する。これらのパワースイッチ
は、非重複パルス形成器及びスイッチ駆動器100の出
力によつて制御され、第1及び第4のパワースイッチ
は、第2及び第3のパワースイッチ120,152と同
時には決してターンオンせしめられない。
【0028】図3(a),(b)は、それぞれ、第1及
び第4のパワースイッチのゲートにおける制御波形を説
明するものである。第1及び第4のパワースイッチは、
Aと表示された区間にてターンオンせしめられることに
注意すべきである。同様に、第2及び第3のパワースイ
ッチ120,152は、Bと表示された区間にてターン
オンせしめられる。図3(c)は、第2のパワースイッ
チのゲートにおける制御波形を表し、図3(d)は、第
3のパワースイッチ152のゲートにおける制御波形を
表す。他の全ての時間においては、各パワースイッチ
は、ターンオフせしめられている。これは、図3(a)
〜(d)の波形において全パワースイッチがターンオフ
している区間Cとして示される第3の区間を作成する。
このように、第1及び第4のパワースイッチが、第2及
び第3のパワースイッチと同時にターンオンせしめられ
る重複領域は、存在しない。
【0029】この開示の恩恵を受ける当業者は、該非重
複波形を生成するために2個のRSフリップフロップ2
1,22を使用することが、本発明をここで例示するた
めに使用された一実施例にすぎず、本発明を限定するも
のではないことを理解するであろう。等価の方法にて機
能すべく、他の回路を構成してもよい。例えば、1つの
RSフリップフロップをインバータに結合しても、両方
の非重複波形を適当に供給するであろう。
【0030】次に、図4について説明する。図4は、電
圧制御型直流電流源200の代替実施例の詳細を示す。
図2に示す回路との唯一の違いは、電界効果トランジス
タ手段174と増幅手段201との間に接続された半導
体安全スイッチ275を追加したことである。該半導体
安全スイッチの目的は、増幅器201と電界効果トラン
ジスタ手段174との間に開回路(open circuit)を設
け、不適当な時間にトランジスタ手段174に電流が流
れるのを防ぐためである。トランジスタ174に電流が
流れないならば、本発明の消去回路は、消去コイルを流
れる電流を与えないであろう。制御信号CSは、例え
ば、マイクロプロセッサによって印加可能なものであっ
て、スイッチ275の開閉のために働く。スイッチ27
5は、好適には例えばMOSFETでよい。これは、付
加的特徴であり、本発明のいくつかの実施例において
は、流れているテープのデータを誤って消去するのを防
ぐために使用できるであろう。
【0031】特許法に従うために、及び、本発明の新規
な原理を適用し係る必要な特定の部品を組立及び使用す
るのに必要な情報を当業者に提供するために、本発明を
かなり詳細に説明した。しかしながら、本発明が種々の
装置及びデバイスによって実行可能であること、及び、
装置の詳細と動作手順との双方について様々な変更が本
発明の範囲から逸脱することなく達成可能であること、
は理解されるべきである。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
上記の構成と作用によって、3.6MHzより大きいク
ロック周波数にて動作可能な直列共振交流消去ヘッド回
路が提供される。また、Hブリッジと協同して非重複ス
イッチ駆動器を使用することによってシステム全体の効
率が引き上げられる消去装置が提供される。更に、消去
ヘッド自身の磁気材料の永久磁化を先天的に回避する交
流消去ヘッド駆動回路が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一態様により提供される直列共振交流
消去ヘッド駆動回路のブロック図である。
【図2】本発明の一態様により提供される直列共振交流
消去ヘッド駆動回路のより詳細な回路図である。
【図3】本発明により提供される非重複パルス形成器及
びスイッチ駆動器の出力を示す波形図である。
【図4】本発明の一態様において使用される電圧制御型
直流電流源の代替実施例を示す図である。
【符号の説明】
21,22…RSフリップフロップ手段 50…第1の入力ライン 52…第2の入力ライン 58,60…フリップフロップ手段 76,74,88,89…NORゲート 80,82,98,107…ANDゲート 100…パルス形成器及びスイッチ駆動器 108,162…電圧変換手段 110,128,160…フィルタリングキャパシタ 112,114,164,166…増幅手段 118,120,152,154…パワースイッチ 130…消去ヘッド 136,140…直列共振キャパシタ 168…バイパスキャパシタ 174…電界効果トランジスタ手段 183,180,192,198…抵抗手段 200…電圧制御型直流電流源 201…増幅手段 188,194,195…キャパシタンス手段 275…半導体安全スイッチ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 消去ヘッドを有する小型カートリッジ型
    テープ駆動器と共に用いる直列共振交流消去ヘッド駆動
    回路装置であって、該装置は、 a.非重複パルス形を生成しかつパワースイッチを駆動
    する手段(100)であって、スイッチ駆動手段が、外
    部供給されるクロック周波数信号に結合されたクロック
    周波数入力(50)と、外部供給されるイネーブル信号
    に結合されたイネーブル入力(52)と、複数のパワー
    スイッチ駆動出力(84,86,90,94)と、を含
    み、非重複区間をもつ複数のパワースイッチ制御信号を
    提供するもの、及び、 b.該パルス形生成及びパワースイッチ駆動手段に結合
    され、第1の時間区間に対し第1の方向に、第2の時間
    区間に対し第2の反対の方向に、電流が消去ヘッドを流
    れるのを可能とすべく、該複数のパワースイッチ制御信
    号に応答して交流状に消去ヘッドへのパワーをスイッチ
    する手段(118,120,152,154)であっ
    て、該非重複区間の間消去ヘッドに電流が流れるのを防
    止すべく該パワースイッチ制御信号が動作し、かつ、該
    パワースイッチ手段が直列共振Hブリッジ回路を具備す
    るもの、 を具備する直列共振交流消去ヘッド駆動回路装置。
  2. 【請求項2】 該パワースイッチ手段に結合された、電
    圧制御型直流電流源を提供する手段(200)を更に具
    備する、請求項1記載の装置。
  3. 【請求項3】 該パルス形生成及びパワースイッチ駆動
    手段(100)は、更に、 a.該クロック周波数入力に接続されるクロック周波数
    を提供する手段、 b.該外部イネーブル信号に結合された入力を有し、か
    つ、該クロック周波数手段のイネーブル入力に結合され
    たイネーブル出力を有する、イネーブル信号を提供する
    手段、 c.該イネーブル出力に第1の入力が結合され該クロッ
    ク周波数出力に第2の入力が結合された少なくとも1つ
    のRSフリップフロップ手段(58,60)であって、
    該少なくとも1つのRSフリップフロップ手段は、非重
    複区間を含む該パワースイッチ制御信号を提供するよう
    に動作すべく構成及び配置されているもの、 を具備する、請求項2記載の装置。
  4. 【請求項4】 該パワースイッチ手段は、第1のMOS
    FETデバイスの相補対(118,120)と、第2の
    MOSFETデバイスの相補対(152,154)と、
    を具備し、各相補対は、NチャネルMOSFETデバイ
    スとPチャネルMOSFETデバイスとを含む、請求項
    3記載の装置。
  5. 【請求項5】 少なくとも1つの共振キャパシタ(13
    6,140)が、該第1及び第2のMOSFETデバイ
    スの相補対及び該消去ヘッドと直列に接続されている、
    請求項4記載の装置。
  6. 【請求項6】 該電圧制御型直流電流源手段(200)
    は、 a.第1の入力が制御電圧信号に接続された増幅手段
    (201)であって、該増幅手段は出力及び第2の入力
    を含むもの、 b.ソース、ドレイン及びゲートを有し電流のシンクと
    なるトランジスタ手段(174)であって、該ゲートは
    該増幅手段出力に接続され、該ドレインは該パワースイ
    ッチ手段に接続され、かつ、該増幅手段は、該制御電圧
    信号に応答して該トランジスタ手段を操作し、該パワー
    スイッチ手段に供給される電流を制御するもの、 を具備する、請求項4記載の装置。
  7. 【請求項7】 該電圧制御型直流電流源の該増幅手段及
    び該トランジスタ手段はCMOSデバイスを具備する、
    請求項6記載の装置。
  8. 【請求項8】 該クロック周波数は3.6MHzより大
    きい、請求項1記載の装置。
JP4228890A 1991-08-29 1992-08-27 直列共振交流消去ヘッド駆動回路装置 Pending JPH05197905A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US07/751,744 US5243472A (en) 1991-08-29 1991-08-29 Series resonant AC erase head drive circuit
US751744 1991-08-29

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05197905A true JPH05197905A (ja) 1993-08-06

Family

ID=25023299

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4228890A Pending JPH05197905A (ja) 1991-08-29 1992-08-27 直列共振交流消去ヘッド駆動回路装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US5243472A (ja)
JP (1) JPH05197905A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000285406A (ja) * 1999-03-31 2000-10-13 Sanyo Electric Co Ltd 磁気ヘッド駆動回路および磁気記録装置

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5869988A (en) * 1997-03-25 1999-02-09 Marvell Technology Group, Ltd. High speed write driver for inductive heads
WO1999016056A1 (fr) * 1997-09-22 1999-04-01 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Circuit de commande d'ecriture
JP3813045B2 (ja) * 2000-02-29 2006-08-23 ローム株式会社 Hブリッジドライバ
US6614273B2 (en) * 2001-01-30 2003-09-02 Texas Instruments Incorporated Ultra-fast voltage drive
CN107331585B (zh) * 2017-06-09 2019-07-23 西安交通大学 一种调频调速的电动斥力机构

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4466027A (en) * 1981-12-22 1984-08-14 Archive Corporation Digital tape erasure conditioning system
US4647994A (en) * 1984-03-13 1987-03-03 Irwin Magnetic Systems, Inc. Miniaturized cartridge-type tape drive for data processors
JP2606284B2 (ja) * 1988-05-31 1997-04-30 ソニー株式会社 信号記録装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000285406A (ja) * 1999-03-31 2000-10-13 Sanyo Electric Co Ltd 磁気ヘッド駆動回路および磁気記録装置

Also Published As

Publication number Publication date
US5243472A (en) 1993-09-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0314386B1 (en) A power supply
JP2835299B2 (ja) 自励式dc−dcコンバータ
JP2598312B2 (ja) 光磁気記録装置及びそのような光磁気記録装置に用いる駆動回路
US5194760A (en) Slew rate limited inductive load driver
US6842069B2 (en) Active common mode EMI filters
JPH0660286A (ja) 負荷駆動用パルス幅変調回路
JPH05197905A (ja) 直列共振交流消去ヘッド駆動回路装置
JPH06511373A (ja) スイッチングレギュレータ
JPH04500285A (ja) 磁気光学メモリに記録するために磁界を変調するための制御回路
JPH04217860A (ja) 直流電圧阻止型変換器
US6181171B1 (en) Circuit configuration for pulsed current regulation of inductive loads
JPS6348207B2 (ja)
JP3199722B2 (ja) ブリッジ型駆動回路およびそれを用いた磁気ディスク装置
JPS63108505A (ja) 磁気デイスク装置のデ−タ読み出し及び書き込み回路
US6650494B2 (en) Magnetic write circuit with charge pumping capacitors
US5233577A (en) Magneto-optical recording apparatus and energizing circuit for use in such a magneto-optical recording apparatus
JP2531997B2 (ja) ディジタル記録回路
JP2519798Y2 (ja) デイジタル記録回路
JPH03198204A (ja) 磁気ヘッド駆動回路
JP2918006B2 (ja) 昇圧型アクティブフィルタ回路
US6487030B2 (en) Write head with switchable impedance and method for operating same
US5159540A (en) High-efficiency saturable core voltage converter
JP3174273B2 (ja) Dc−dcコンバータ
US6754022B1 (en) High-speed current driver
US5696871A (en) DC motor control circuit

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081127

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 10

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081127

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 11

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091127

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101127

Year of fee payment: 12

EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 12

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101127