JPH0519574B2 - - Google Patents

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JPH0519574B2
JPH0519574B2 JP60016602A JP1660285A JPH0519574B2 JP H0519574 B2 JPH0519574 B2 JP H0519574B2 JP 60016602 A JP60016602 A JP 60016602A JP 1660285 A JP1660285 A JP 1660285A JP H0519574 B2 JPH0519574 B2 JP H0519574B2
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JP
Japan
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mol
dianhydride
tetracarboxylic dianhydride
bis
film
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JP60016602A
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JPS61176631A (ja
Inventor
Akira Toko
Toshiro Takeda
Naoji Takeda
Saburo Iida
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Sumitomo Bakelite Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Bakelite Co Ltd
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Publication date
Application filed by Sumitomo Bakelite Co Ltd filed Critical Sumitomo Bakelite Co Ltd
Priority to JP1660285A priority Critical patent/JPS61176631A/ja
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Publication of JPH0519574B2 publication Critical patent/JPH0519574B2/ja
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  • Macromolecular Compounds Obtained By Forming Nitrogen-Containing Linkages In General (AREA)
  • Polymers With Sulfur, Phosphorus Or Metals In The Main Chain (AREA)

Description

【発明の詳现な説明】 〔産業䞊の利甚分野〕 本発明は、光透過率の優れた、重合䜓䞻鎖䞭に
ヘテロのむミド環及びフラン環を有する匷靭な耐
熱性暹脂の補造方法に関するものである。その目
的ずするずころは、閉環凊理によりむミド化した
硬化暹脂が、ポリむミド暹脂ずしおの耐熱性、耐
摩耗性、耐薬品性、電気絶瞁性、皮膜圢成性、可
撓性、機械特性などが優れ、電子デバむス甚材
料、電気絶瞁材料、被芆剀、接着剀、塗料、成圢
品、積局品、繊維あるいはフむルム材料などずし
お有甚な耐熱性暹脂を提䟛するにあるが、䞭で
も、特に電子デバむス甚の液晶衚瀺玠子の配向膜
ずしお有甚な耐熱性暹脂を提䟛するにある。
〔埓来技術〕
埓来、重合䜓䞻鎖䞭にヘテロ環、䟋えばむミ
ド、むミダゟヌル、チアゟヌル、オキサゟヌル、
オキサゞアゟヌル、トリアゟヌル、キノキサリ
ン、チアゞアゟヌル、オキサゞノン、キナゟリ
ン、むミダゟピロロン、む゜むンドロキナゟロン
などを有するものが耐熱性が優れるずいうこずは
よく知られたこずである。しかしながらこれら公
知の重合䜓は、重合䜓䞻鎖が剛盎であり、フむル
ム、皮膜あるいは塗膜ずした時に柔軟性、屈曲
性、䌞びあるいは接着性などが乏しい。その為䟋
えば液晶甚配合膜ずしお䜿甚するず、ラビング䜜
業に耐えられず、液晶を十分に配合できず衚瀺玠
子ずしおの機胜をはたしえない。たたこれ等の重
合䜓は硬化に際し加熱するず著しく着色し、耐色
ないしは黒耐色になる。その為䟋えば液晶甚配向
膜ずしお䜿甚するず液晶衚瀺玠子が茶色を垯び、
芖野が暗くなり、コントラストが䜎䞋し衚瀺玠子
ずしおの機胜をはたさなくなる。埓来もこの様な
芳点より、耐熱性ず可撓性ず淡色性ず接着性を䞡
立させるべく皮々怜蚎が行なわれおきたが䞀方が
良くなるず他方が悪くなるのが通䟋であ぀た。
〔発明の目的〕
本発明は、これたでのかかる欠点を克服すべく
怜蚎した結果、ゞアミン成分ずしお、−ゞ
アミノゞプニレンオキサむドず、3′−ゞア
ミノゞプニルスルホンず、−ビス−
アミノプロピルテトルメチルゞシロキサンを
又、テトラカルボン酞ゞ無氎物成分ずしお
3′4′−ベンゟプノンテトラカルボン酞ゞ
無氎物をそれぞれ必須成分ずしお䜿甚する事によ
り、耐熱性ず可撓性ず淡色性ず接着性のバランス
が良くずれた耐熱性暹脂が埗られるこずを芋い出
し本発明を完成するに到぀たものである。
〔発明の構成〕
本発明は、ゞアミンずテトラカルボン酞ゞ無氎
物ずを反応させむミド環を圢成させるに際し、ゞ
アミン成分ずしお−ゞアミノゞプニレン
オキサむドず、3′−ゞアミノゞプニルスル
ホンず、−ビス−アミノプロピルテ
トラメチルゞシロキサンずを又、テトラカルボン
酞ゞ無氎物ずしお3′4′−ベンゟプノ
ンテトラカルボン酞ゞ無氎物を必須成分ずしお䜿
甚するこずを特城ずする、耐熱性暹脂の補造方法
である。
本発明で䜿甚するゞアミンの内、必須成分は
−ゞアミノゞプニレンオキサむドず、
3′−ゞアミノゞプニルスルホンず、
−ビス−アミノプロピルテトラメチルゞシ
ロキサンである。−ゞアミノゞプニレン
オキサむドの぀の䜜り方を反応匏で瀺すず次の
様になる。
参考文献犏井倧孊工孊郚研究報告16(2)238’
68 䞊蚘以倖のゞアミンも勿論䜿甚するこずができ
る。䟋えば、−プニレンゞアミン、−プ
ニレンゞアミン、4′−ゞアミノゞプニルプ
ロパン、4′−ゞアミノゞプニルメタン、ベ
ンゞゞン、4′−ゞアミノゞプニルスルフむ
ド、4′−ゞアミノゞプニルスルホン、
4′−ゞアミノゞプニル゚ヌテル、−ゞア
ミノピリゞン、ビス−アミノプニルホス
フむンオキシド、ビス−アミノプニル−
−メチルアミン、−ゞアミノナフタリ
ン、3′−ゞメチル−4′−ゞアミノビプ
ニル、3′−ゞメトキシベンゞゞン、−
ビスβ−アミノ−−ブチルトル゚ン、ビス
−β−アミノ−−ブチルプニル゚ヌテ
ル、−ビスメチル−−アミノペンチル
ベンれン、−ビス−ゞメチル−−ア
ミノペンチルベンれン、−キシリレンゞアミ
ン、−キシリレンゞアミン、ビス−アミノ
シクロヘキシルメタン、゚チレンゞアミン、プ
ロピレンゞアミン、ヘキサメチレンゞアミン、ヘ
プタメチレンゞアミン、オクタメチレンゞアミ
ン、ノナメチレンゞアミン、デカメチレンゞアミ
ン、−メチルヘプタメチレンゞアミン、
−ゞメチルヘプタメチレンゞアミン、11−ゞ
アミノデカン、−ビス−アミノプロポ
キシ゚タン、−ゞメチルプロピレンゞア
ミン、−メトキシヘキサメチレンゞアミン、
−ゞメチルヘキサメチレンゞアミン、
−ゞメチルノナメチレンゞアミン、−ゞ
アミノシクロヘキサン、12−ゞアミノオクタ
デカン、−ゞアミノ−−オキサ
ゞアゟヌルなどである。
又、本発明で䜿甚するテトラカルボン酞ゞ無氎
物の内、必須成分は3′4′−ベンゟプ
ノンテトラカルボン酞ゞ無氎物である。しかしこ
れ以倖のテトラカルボン酞ゞ無氎物も勿論䜿甚す
るこずができる。䟋えばピロメリツト酞ゞ無氎
物、−ナフタレンテトラカルボン
酞ゞ無氎物、3′4′−ゞプニルテトラ
カルボン酞ゞ無氎物、−ナフタレ
ンテトラカルボン酞ゞ無氎物、2′3′−
ゞプニルテトラカルボン酞ゞ無氎物、−
ビス−ゞカルボキシゞプニルプロパ
ンゞ無氎物、10−ペリレンテトラカ
ルボン酞ゞ無氎物、ビス−ゞカルボキシ
ゞプニル゚ヌテルゞ無氎物、゚チレンテトラ
カルボン酞ゞ無氎物、ナフタレン−
−テトラカルボン酞ゞ無氎物、ナフタレン−
−テトラカルボン酞ゞ無氎物、
−ゞメチル−−ヘ
キサヒドロナフタレン−−テトラ
カルボン酞ゞ無氎物、−ゞクロロナフタレ
ン−−テトラカルボン酞ゞ無氎
物、−ゞクロロナフタレン−
−テトラカルボン酞ゞ無氎物、
−テトラクロロナフタレン−−テ
トラカルボン酞ゞ無氎物、プナンスレン−
10−テトラカルボン酞ゞ無氎物、シクロ
ペンタン−−テトラカルボン酞ゞ
無氎物、ピロリゞン−−テトラカ
ルボン酞ゞ無氎物、ピラゞン−テ
トラカルボン酞ゞ無氎物、−ビス
−ゞカルボキシプニルプロパンゞ無氎物、
−ビス−ゞカルボキシプニル
゚タンゞ無氎物、−ビス−ゞカル
ボキシプニル゚タンゞ無氎物、ビス
−ゞカルボキシプニルメタンゞ無氎物、ビス
−ゞカルボキシプニルスルホンゞ無
氎物、ベンれン−−テトラカルボ
ン酞ゞ無氎物、−ブタンテトラカ
ルボン酞ゞ無氎物、チオプン−
−テトラカルボン酞ゞ無氎物などである。必須成
分である−ゞアミノゞプニレンオキサむ
ドの䜿甚量は0.5〜50モルが奜たしい。0.5モル
以䞋では耐熱匷床の改良効果が小さく50モル
以䞊では、分子構造の立䜓障害の為か、分子量が
倧きくならない。又、3′−ゞアミノゞプニ
ルスルホンず3′4′−ベンゟプノンテ
トラカルボン酞ゞ無氎物の䜿甚量はいずれも20モ
ル以䞊が奜たしく、これ未満では無着色化の改
良効果が小さい。又、−ビス−アミノ
プロピルテトラメチルゞシロキサンの䜿甚量
は、0.1〜30モルが奜たしい。0.1モル以䞋で
は無着色化及び接着性改良の効果が小さく、30モ
ル以䞊では硬化物が脆いものずなる。
本発明におけるゞアミン類ずテトラカルボン酞
ゞ無氎物類ずの反応は、出来る限り等モルで行う
方が奜たしく、重合床も倧きくなる。いずれか䞀
方の原料が以䞊倚くなるず、重合床が著しく
䜎䞋し、皮膜圢成性の悪い䜎分子量物が出来る様
になるので泚意を芁する。通垞、䞀方の原料を
〜倚く甚いるこずが、䜜業性・加工性を良く
する䞊で、よく行なわれる。
本発明における反応系の溶媒はその官胜基がテ
トラカルボン酞ゞ無氎物又はゞアミン類ず反応し
ないダむポヌルモヌメントを有する有機極性溶媒
である。
系に察し䞍掻性であり、か぀生成物に察しお溶
媒であるこず以倖に、この有機極性溶媒は反応成
分の少なくずも䞀方、奜たしくは䞡者に察しお溶
媒でなければならない。
この皮の溶媒ずしお代衚的なものは、−
ゞメチルホルムアミド、−ゞメチルアセト
アミド、−ゞ゚チルホルムアミド、
−ゞ゚チルアセトアミド、−ゞメチルメト
キシアセトアミド、ゞメチルスルホキシド、ヘキ
サメチルフオスホアミド、−メチル−−ピロ
リドン、ピリゞン、ゞメチルスルホン、テトラメ
チレンスルホン、ゞメチルテトラメチレンスルホ
ン等がありこれらの溶媒は単独又は組合せお䜿甚
される。
この他にも溶媒ずしお組合せお甚いられるもの
ずしおベンれン、ベンゟニトリル、ゞオキサン、
ブチロラクトン、キシレン、トル゚ン、シクロヘ
キサン等の非溶媒が、原料の分散媒、反応調節
剀、あるいは生成物からの溶媒の揮散調節剀、皮
膜平滑剀などずしお䜿甚される。
本発明は䞀般に無氎の条件䞋で行うこずが奜た
しい。
これはテトラカルボン酞ゞ無氎物が氎により開
環し䞍掻性化し反応を停止させる恐れがあるため
である。
このため仕蟌原料䞭の氎分も溶媒䞭の氎分も陀
去する必芁がある。
しかし䞀方反応の進行を調節し、暹脂重合床を
コントロヌルするためにあえお氎を添加するこず
も行なわれる。
たた本発明は䞍掻性ガス雰囲気䞭で行なわれる
こずが奜たしい。
これはゞアミン類の酞化を防止するためであ
る。
䞍掻性ガスずしおは䞀般に也燥窒玠ガスが䜿甚
される。
本発明における反応の方法は、次の様な皮々の
方法で行なわれる。
(1) ゞアミン類ずテトラカルボン酞ゞ無氎物を予
め混合し、その混合物を少量づ぀有機溶媒䞭に
撹拌しながら添加する。この方法は、ポリむミ
ド暹脂の様な発熱反応においおは比范的有利で
ある。
(2) これずは逆に、ゞアミン類ずテトラカルボン
酞ゞ無氎物の混合物に、撹拌しながら溶剀を添
加する方法もある。
(3) 䞀般によく行なわれる方法はゞアミン類だけ
を溶剀にずかしおおき、これに反応速床をコン
トロヌルできる割合でテトラカルボン酞ゞ無氎
物を加える方法である。
(4) たたゞアミン類ずテトラカルボン酞ゞ無氎物
を別々に溶剀にずかしおおき、ゆ぀くりず反応
噚䞭で二぀の溶液を加えるこずもできる。
(5) 曎には予めゞアミン類過剰のポリアミツク酞
生成物ずテトラカルボン酞ゞ無氎物過剰のポリ
アミツク酞生成物を䜜぀おおき、これを反応噚
䞭で曎に反応させるこずもできる。
(6) たたゞアミン類の内、郚のゞアミン化合物
ずテトラカルボン酞ゞ無氎物をはじめに反応さ
せた埌残りのゞアミン化合物を反応させる方法
あるいはこれの逆の方法もある。
(7) この他、ゞアミン類の内の郚のゞアミン化
合物ずテトラカルボン酞ゞ無氎物を反応させた
ものず、残りのゞアミン化合物ずテトラカルボ
ン酞ゞ無氎物を反応させたものずを、䜿甚前に
混合する方法もある。
反応枩床は〜100℃が奜たしい。℃以䞋だ
ず反応の速床がおそく、100℃以䞊であるず生成
したポリアミツク酞が埐々に閉環反応を開始する
ためである。
通垞、反応は20℃前埌で行なわれる。ポリアミ
ツク酞の重合床は蚈画的にコントロヌルできる。
重合床をコントロヌルするために、フタル酞無
氎物やアニリンで末端封鎖したり、氎を添加しお
酞無氎物基の䞀方を開環し䞍掻性化するこずもで
きる。
本発明の方法により補造されたポリアミツク酞
生成物は、䜿甚するにあた぀お各皮のシランカツ
プリング剀、ボランカツプリング剀、チタネヌト
系カツプリング剀、アルミニりム系カツプリング
剀その他キレヌト系の接着性・密着性向䞊剀や各
皮溶剀、フロヌ゚ヌゞ゚ントを加えおもよく、又
これらに加えお通垞の酞硬化剀、アミン硬化剀、
ポリアミド硬化剀及びむミダゟヌル、玚アミン
等の硬化促進剀の少量を加えおもよく、又ゎムや
ポリサルフアむド、ポリ゚ステル、䜎分子゚ポキ
シ等の可撓性賊䞎剀及び粘床調敎剀、タルク、ク
レヌ、マむカ、長石粉末、石英粉末、酞化マグネ
シりム等の充填剀、カヌボンブラツク、フタロシ
アニンブルヌ等の着色剀、テトラブロモプニル
メタン、トリブチルフオスプヌト等の難燃剀、
䞉酞化アンチモン、メタ硌酞バリりム等の難燃助
剀の少量を加えおもよく、これらを添加するこず
により倚くの甚途が開かれる。
本発明の方法によ぀お補造されたポリアミツク
酞生成物は、加熱あるいは脱氎剀によりむミド化
し硬化する。前者の加熱脱氎凊理の加熱枩床は通
åžž50℃以䞊特に150℃以䞊200〜400℃の範囲が奜
たしい。たたこの堎合の雰囲気は空気䞭でもさし
぀かえない堎合もあるが、枛圧ないしは䞍掻性ガ
スずい぀た非酞化性状態䞋の方が奜たしい堎合が
倚い。埌者の脱氎剀ずしおは、無氎酢酞、無氎プ
ロピオン酞、無氎安息銙酞などの無氎カルボン酞
がよく甚いられるが、これらは特にピリゞン、キ
ノリン等の塩基性物質の共存䞋に䜿甚するず効果
が倧きい。又、固圢の脱氎剀ずしおはれオラむト
系のモレキナラヌシヌブやシリカゲル、掻性アル
ミナなどがあり、これ等は少々加枩しお䜿甚する
方が効果的である。
〔発明の効果〕
本発明の方法に埓い、−ゞアミノゞプ
ニレンオキサむドず、3′−ゞアミノゞプニ
ルスルホンず、−ビス−アミノプロピ
ルテトラメチルゞシロキサンず、3′
4′−ベンゟプノンテトラカルボン酞ゞ無氎物を
必須成分ずしお䜿甚した重合䜓は、耐熱性ず柔軟
性ず淡色性ず接着性をバランスよく備えた優れた
耐熱性暹脂である。
即ち、本発明の方法により合成した重合䜓は、
−ゞアミノゞプニレンオキサむドの䜿甚
により、分子構造䞭に、芳銙族環・耇玠環を倚数
有しおおり、耐熱性が優れおいる。たた、䞻鎖が
ラセン状をなしおおり、この為に、スプリング的
効果でも぀お柔軟性が優れおいるものず考えられ
る。曎に3′−ゞアミノゞプニルスルホン
ず、3′4′−ベンゟプノンテトラカル
ボン酞ゞ無氎物の導入により䞻鎖が共圹構造をず
れなくなる為か、着色の少ない耐熱性暹脂が埗ら
れる。たた曎に、−ビス−アミノプロ
ピルテトラメチルゞシロキサンの導入により、
むミド基含有量が垌釈されお着色が少なく、しか
も接着性の良い耐熱性暹脂が埗られる。
本発明が甚いられる甚途を具䜓的にあげるず、
先ず各皮電子機材の衚面を保護するコヌト甚塗膜
ずしお、又その䞊に倚局配線を行う耐熱絶瞁膜ず
しお甚いられる。
䟋えば半導䜓、トランゞスタヌ、リニアヌIC、
ハむブリツトIC、発光ダむオヌド、LSI、超LSI
などの電子回路甚配線構造䜓である。
次に、本発明になる耐熱性暹脂が淡色である事
より、液晶衚瀺装眮の配向膜ずしおも䜿甚でき
る。即ち、本発明の重合䜓溶液を、酞化スズや酞
化むンゞナりムを䞻成分ずする透明導電膜の圢成
されたガラス基板あるいはプラスチツクフむルム
基板に、浞挬法、回転塗垃法、スプレヌ法、印刷
法などで塗垃し、加熱硬化埌、ラビング凊理す
る。ラビング方法は、ガヌれ、バフ研磚その他慣
甚の手段を甚いお行うこずができる。本発明の配
向膜ず組合せお䜿甚できる液晶は、シツフ塩基型
液晶、プニルシクロヘキサン型液晶、アゟキシ
型液晶、アゟ型液晶、ビプニル型液晶、゚ステ
ル型液晶、プニル・ピリミゞン型液晶等のネマ
テむク液晶、䞊蚘のネマテむク液晶に旋光性物
質、コレステロヌル化合物、光孊掻性な眮換基を
有するビプニル誘導䜓、プニルベンゟ゚ヌト
等の光孊掻性化合物を添加したコレステリツク型
液晶などがあげられる。その他高枩甚のコヌテむ
ングワニスずしお、電線被芆、マグネツトワむ
ダ、各皮電気郚品の浞挬コヌテむング、金属郚品
の保護コヌテむングなどずしお甚いられるず共に
含浞ワニスずしおも、ガラスクロス、溶融石英ク
ロス、グラフアむト繊維やボロン繊維の含浞に䜿
甚し、レヌダヌドヌム、プリント基板、攟射性廃
棄物収玍容噚、タヌビン翌、高枩性胜ず優れた電
気特性を芁する宇宙船、その他の構造郚品に䜿わ
れ、たたマむクロ波の防止甚攟射線の防止甚ずし
おコンピナタヌなどの導波管、原子機噚、レント
ゲン機噚の内装材ずしおも䜿甚される。
たた成圢材料ずしおもグラフアむト粉末、グラ
フアむト繊維、二硫化モリブデンやポリ四フツ化
゚チレンを添加しお自己最滑性の摺動面の補䜜に
甚い、ピストンリング、匁座、ベアリング、シヌ
ル甚などに甚いられたた、ガラス繊維、グラフア
むト繊維やボロン繊維を添加しお、ゞ゚ツト゚ン
ゞン郚品、高匷床の構造甚成圢郚品などが䜜られ
る。
曎に高枩甚接着剀ずしおも、電気回路郚品の接
着や宇宙船の構造郚品の接着甚に甚いられる。
〔実斜䟋〕
以䞋実斜䟋により本発明を説明する。
実斜䟋  枩床蚈、撹拌機、原料仕蟌口及び也燥窒玠ガス
吹蟌口を備えた四ツ口のセパラブルフラスコに、
粟補した無氎の−ゞアミノゞプニレンオ
キサむド19.82310モルず、3′−ゞア
ミノゞプニルスルホン173.81070モル
ず、−ビス−アミノプロピルテトラ
メチルゞシロキサン49.70420モルをず
り、これに無氎の−メチル−−ピロリドン95
重量、トル゚ン重量の混合溶剀を、党仕蟌
原料䞭の固圢分割合が15重量になるだけの量を
加えお、溶解した。也燥窒玠ガスは、反応の準備
段階より、生成物取出したでの党工皋にわたり流
しおおいた。
次いで粟補した無氎の3′4′−ベンゟ
プノンテトラカルボン酞ゞ無氎物322.230
100モルを、撹拌しながら少量ず぀添加する
が、発熱反応であるため、倖郚氎槜に玄15℃の冷
氎を埪環させおこれを冷华した。添加埌内郚枩床
を20℃に蚭定し、12時間撹拌し、反応を終了し
た。
埗られた生成物は、黄色透明の極めお粘皠なポ
リアミツク酞溶液であり、−メチル−−ピロ
リドン0.5重量溶液の固有粘床は、0.6230℃
であ぀た。
次に、このポリアミツク酞を−ゞメチルアセ
トアミドで重量溶液ずしたものを、ガラス板
䞊に滎䞋し、スピンナヌで400rpmminで10秒
間続いお2000rpmminで20秒間回転させ、均䞀
に塗垃した。これを枛圧䞋で、80℃、150℃、250
℃、350℃で各30分間ず぀順次に加熱し脱氎閉環
させ、厚さ1Όの淡黄色透明で匷靭なポリむミド
暹脂フむルムを埗た。このフむルムの赀倖線吞収
スペクトルを芋るず、1780cm-1及び730cm-1にむ
ミド環に基ずく匷い吞収ず、1200cm-1にフラン環
に基ずく匷い吞収がみられた。
このフむルムは極めお耐熱性が優れおおり、空
気䞭での熱分解開始枩床は、瀺差熱倩秀分析装眮
での枬定で、昇枩速床℃minで500℃であ぀
た。フむルム匷床も倧きく、200℃熱間での匕匵
匷床は15Kgmm2ず優れたものであ぀た。又フむル
ムは淡色性に優れ、光透過率は400nmで93であ
぀た。曎に、ガラス板䞊でのセロテヌプ匕剥しテ
ストJIS−−0202では、はがれ率ず、優
れた接着性を有しおいた。
実斜䟋  実斜䟋ず同様な装眮及び方法で、−ゞ
アミノゞプニレンオキサむド39.64620モル
ず3′−ゞアミノゞプニルスルホン
148.98060モルず4′−ゞアミノゞフ
゚ニル゚ヌテル20.02410モルず−
ビス−アミノプロピルテトラメチルゞシロ
キサン24.85210モルずを、3′
4′−ベンゟプノンテトラカルボン酞ゞ無氎物
161.11550モルずピロメリツト酞ゞ無氎
物109.06050モルに反応させた。
埗られた生成物は、黄色透明の極めお粘皠なポ
リアミツク酞溶液であり、固有粘床は0.75であ぀
た。たた埗られたフむルムは淡黄色透明で匷靭性
に富み、熱分解開始枩床は505℃、熱間匕匵匷床
は16Kgmm2、光透過率は89セロテヌプはがれ率
はず優れたものであ぀た。
比范䟋  実斜䟋ず同様な装眮及び方法で、3′−ゞ
アミノゞプニルスルホン248.300100モル
ず3′4′−ベンゟプノンテトラカ
ルボン酞ゞ無氎物322.230100モルずを反
応させた。
埗られたフむルムはかなり淡色性に優れたもの
であ぀たが、熱分解開始枩床は305℃しかなく、
熱間匕匵匷床もKgmm2であり、セロテヌプはが
れ率も90ず悪く到底ラビング䜜業に耐えるもの
ではなか぀た。
比范䟋  実斜䟋ず同様な装眮及び方法で、3′−ゞ
アミノゞプニルスルホン198.64080モル
ず−ビス−アミノプロピルテトラメ
チルゞシロキサン49.70420モルず、
3′4′−ベンゟプノンテトラカルボン酞ゞ
無氎物322.230100モルずを反応させた。
埗られたフむルムは淡色性に優れ、接着性も良
か぀たが、熱分解開始枩床は320℃しかなく、熱
間匕匵匷床もKgmm2しかなか぀た。
比范䟋  実斜䟋ず同様な装眮及び方法で、−ゞ
アミノゞプニレンオキサむド19.82310モル
ず、3′−ゞアミノゞプニルスルホン
223.47090モルず、3′4′−ベン
ゟプノンテトラカルボン酞ゞ無氎物322.230
100モルずを反応させた。
埗られたフむルムはかなり淡色性に優れ、熱分
解開始枩床も高く、熱間匕匵匷床も匷か぀たが、
セロテヌプはがれ率が100ず悪か぀た。

Claims (1)

    【特蚱請求の範囲】
  1.  テトラカルボン酞ゞ無氎物ずゞアミンずより
    なるポリむミド暹脂の補造方法においお、テトラ
    カルボン酞ゞ無氎物成分ずしお、3′
    4′−ベンゟプノンテトラカルボン酞ゞ無氎物を
    20モル以䞊含有し、ゞアミン成分ずしお、
    −ゞアミノゞプニレンオキサむド、3′−
    ゞアミノゞプニルスルホン及び−ビス
    −アミノプロピルテトラメチルゞシロキサ
    ンを各々0.5〜50モル、20モル以䞊、0.1〜30
    モル含有し、テトラカルボン酞ゞ無氎物ずゞア
    ミンずのモル比を10095〜105ずし、〜100℃
    の枩床で反応させるこずを特城ずする耐熱性暹脂
    の補造方法。
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