JPS61181831A - 耐熱性樹脂の製造方法 - Google Patents

耐熱性樹脂の製造方法

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JPS61181831A
JPS61181831A JP60020099A JP2009985A JPS61181831A JP S61181831 A JPS61181831 A JP S61181831A JP 60020099 A JP60020099 A JP 60020099A JP 2009985 A JP2009985 A JP 2009985A JP S61181831 A JPS61181831 A JP S61181831A
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dianhydride
bis
tetracarboxylic dianhydride
heat
resistant resin
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Akira Toko
都甲 明
Toshiro Takeda
敏郎 竹田
Naoji Takeda
直滋 竹田
Saburo Iida
飯田 三郎
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  • Polymers With Sulfur, Phosphorus Or Metals In The Main Chain (AREA)
  • Macromolecular Compounds Obtained By Forming Nitrogen-Containing Linkages In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、光透過率の優れた、重合体主鎖中にヘテロの
イミド環及びフラン環を有する強靭な耐熱性樹脂の製造
方法に関するものである。その目的とするところは、閉
環処理によジイミド化した硬化樹脂が、イリイミド樹脂
としての耐熱性、耐摩耗性、耐薬品性、電気絶縁性、皮
膜形成性、可撓性、機械特性などが優れ、電子デバイス
用材料、電気絶縁材料、被覆剤、接着剤、塗料、成形品
、積層品、繊維あるいはフィルム材料などとして有用な
耐熱性樹脂を提供するにおるが、中でも、特に電子デバ
イス用の液晶表示素子の配向膜として有用な耐熱性樹脂
を提供するにある。
〔従来技術〕
従来、重合体主鎖中にヘテロ環、例えばイミド、イミダ
ゾール、チアゾール、オキサゾール、オキサジアゾール
、トリアゾール、キノキサリン、チアジアゾール、オキ
サジノン、キナゾリン、イミダゾピロロン、イソインド
ロキナゾロンなどを有するものが耐熱性が優れるという
ことはよく知られたことである。しかしながらこれら公
知の重合体は、重合体主鎖が剛直であシ、フィルム、皮
膜あるいは塗膜とした時に柔軟性、屈曲性、伸びあるい
は接着性などが乏しい。その為例えば液晶用配向膜とし
て使用すると、ラビング作業に耐見られず、液晶を十分
に配向できず表示素子としての機能をはたしえない。ま
たこれ等の重合体は硬化に際し加熱すると著しく着色し
、褐色ないしは黒褐色になる。その為例えば液晶用配向
膜として使用すると液晶表示素子が茶色を帯び、視野が
暗くなり、コントラストが低下し表示素子としての機能
をはたさなくなる。従来もこの様な観点より、耐熱性と
可撓性と淡色性と接着性を両立させるべく種々検討が行
なわれてきたが一方が良くなると他方が悪くなるのが通
例であった。
〔発明の目的〕
本発明は、これまでのかかる欠点を克服すべく検討した
結果、ジアミン成分として、2,8−ジアミノジフェニ
レンオキサイドと、2,4−ジアミノトルエント、1,
3−ビス(3−アミノプロピル)テトラメチルジシロキ
サンを、又、テトラカルボン酸ジ無水物成分として、3
.3′4、 4.4’−ベンゾフェノンテトラカルボン
酸ジ無水物をそれぞれ必須成分として使用する事によシ
、耐熱性と可撓性と淡色性と接着性のバランスが良くと
れた耐熱性樹脂が得られることを見い出し本発明を完成
するに到ったものである。
〔発明の構成〕
本発明は、ジアミンとテトラカルボン酸ジ無水物とを反
応させイミド環を形成させるに際し、ジアミン成分とし
て2,8−ジアミノジフェニレンオキサイドと、2,4
−ジアミノトルエンと、1,3−ビス(3−アミノプロ
ピル)テトラメチルジシロキサンとを、又、テトラカル
ボン酸ジ無水物として、3.3′4、4.4’−ベンゾ
フェノンテトラカルボン酸ジ無水物を必須成分として使
用することを特徴とする耐熱性樹脂の製造方法である。
本発明で使用するジアミンの内、必須成分は2゜8−ジ
アミノジフェニレンオキサイドと、2.4−ジアミノト
ルエンと、1.3−ビス(3−アミノプロピル)テトラ
メチルジシロキサンである。2.8−ジアミノジフェニ
レンオキサイドの1つの作シ方を反応式で示すと次の様
になる。
ジフェニレンオキサイド 2.8−ジブロム ジフェニレンオキサイド 2.8−ジアミノ ジフェニレンオキサイド 参考文献:福井大学工学部研究報告16(2) 238
 (’68 )上記以外のジアミンも勿論使用すること
ができる。側光tf、m−フェニレンジアミン、p−7
二二レンジアミン、4*4’−ジアミノビフェニルプロ
ノぐン、4.4’−ジアミノジフェ°ニルメタン、ベン
ジジン、4e4’  y’アミノジフェニルスルフィト
、4゜4′−ジアミノジフェニルスルホン、3.3’−
ジアミノジフェニルスルホン、4.4’−ジアミノジフ
ェニルエーテル、2,6−シアミツピリジン、ビス(4
−アミノフェニル)ホスフィンオキシト、ビス(4−ア
ミノフェニル)−N−メチルアミy、L5−ジアミノナ
フタリン、3,3′−ジメチル−4,4’−ジアミノビ
フェニル、3.3’−ジメトキシペンジジン、2,4−
ビス(β−アミノ−t−ブチル)トルエン、ビス(p−
β−アミノ−t−ブチルフェニル)エーテル、p−ビス
(2メチル−4−アミノ(ブチル)ベンゼン、p−ビス
(Ll  ’)メチル−5−アミノインチル)ベンゼン
、m−キシリレ/ジアミン、p−キシリレンジアミン、
ビス(p−アミノシクロヘキシル)メタン、エチレンジ
アミン、プロピレンジアミン、ヘキサメチレンジアミン
、ヘプタメチレンジアミン、オクタメチレンジアミン、
ノナメチレンジアミン、デカメチレンジアミン、3−メ
チルへブタメチレンジアミン、4.4−ジメチルへブタ
メチレンジアミン、2.11−ジアミノデカン、1,2
−ビス(3−アミノプロプキシ)エタン、2,2−ジメ
チルプロピレンジアミン、3−メトキシへキサメチレン
ジアミン、2,5−ジメチルへキサメチレンジアミン、
2,5−ジメチルノナメチレンジアミン、1.4−ジア
ミノシクロヘキサン、  2.12−ジアミノオクタデ
カ/、2,5−ジアミノ−1,3,4−オキサジアゾー
ル碌どである。
又、本発明で使用するテトラカルボン酸ジ無水物の内、
必須成分は、3.3′4、4′−ベンゾフェノンテトラ
カルボン酸ジ無水物である。しかしこれ以外のテトラカ
ルボン酸ジ無水物も勿論使用するととができる。例えば
ピロメリット酸ジ無水物、2゜3、6.7−ナフタレン
テトラカルボン酸ジ無水物、3、3′4、 414’−
ジフェニルテトラカルボン酸ジ無水物、1.2.5.6
−ナフタレンテトラカルボン酸ジ無水物、2、2′4、
 3.3’−ジフェニルテトラカルボン酸ジ無水物、2
.2−ビス(3,4−ジカルボキシジフェニル)プロノ
ξンジ無水物、3,4,9.10−−?リレンテトラカ
ルボン酸ジ無水物、ビス(3,4−ジカルボキシジフェ
ニル)エタンジ無水物、エチレンテトラカルボン酸ジ無
水物、ナフタレン−1,2,4,5−テトラカルボン酸
ジ無水物、ナフタレン−t+4t5+8−−rトラカル
ボン酸ジ無水物、4.8−ジメチル−1,2゜3.5,
6,7−へキサヒドロナフタレン−1,2,5,6−テ
トラカルボン酸ジ無水物、2.6−シクロロナフタレン
ー1.4.5.8−テトラカルボン酸ジ無水物、2.7
−シクロロナフタレンー1.4,5.8−テトラカルボ
ン酸ジ無水物、2.3,4.7−チトラクロロナフタレ
ンー1.4,5.8−テトラカルボン酸ジ無水物、フェ
ナンスレン−1,2,9,10−テトラカルボン酸ジ無
水物、シクロインタン−11213,47) 7カルポ
ン酸ジ無水物、ピロリジン−2,3,4,5−テトラカ
ルボン酸ジ無水物、ピラジン2,3,5.6−テトラカ
ルボン酸ジ無水物、2,2−ビス(2,5−ジカルボキ
シフェニル)プロ/!?ンジ無水物、1.1−ビス(2
,3−ジカルボキシフェニル)エタンジ無水物、1.1
−ビス(3,4−ジカルボキシフェニル)エタンジ無水
物、ビス(2,3−ジカルボキシフェニル)メタンジ無
水物、ビス(3,4−ジカルボキシフェニル)スルホン
ジ無水物、ベンゼン−1,2,3,4−テトラカルボン
酸ジ無水物、  1,2,3.4−ブタンテトラカルボ
ン酸ジ無水物、チオフェン−2,3,4,5−テトラカ
ルボン酸ジ無水物などである。必須成分である2、8−
ジアミノジフェニレンオキサイドの使用量は05〜50
モルチが好ましい。0.5モルチ以下では耐熱強度の改
良効果が小さく50モルチ以上では、分子構造の立体障
害の為が、分子量が大きくならない。又、2,4−ジア
ミノデカント3.3′4、 4.4’−ベンゾフェノン
テトラカルボ/酸ジ無水物の使用量はいずれも20モル
係以上が好ましく、これ未満では無着色化の改良効果が
小さい。又、1,3−ビス(3−アミノプロピル)テト
ラメチルジシロキサンの使用量は、0.1〜30モルチ
が好ましい。0.1モルチ以下では無着色化及び接着性
改良の効果が小さく、30モルチ以上では、硬化物が脆
いものとなる。
本発明におけるジアミン類とテトラカルボン酸ジ無水物
、類との反応は、出来る限り等モルで行う方が好ましく
、重合度も大きくなる。いずれか一方の原料が5チ以上
多くなると重合度が著しく低下し、皮膜形成性の悪い低
分子量物が出来る様になるので注意を要する。通常、一
方の原料を1〜3%多く用いることが、作業性・加工性
を良くする上で、よく行なわれる。
本発明における反応系の溶媒はその官能基がテトラカル
ボン酸ジ無水物又はジアミン類と反応しないダイビール
モーメントを有する有機極性溶媒である。
系に対し不活性であり、かつ生成物に対して溶媒である
こと以外に、この有機極性溶媒は反応成分の少なくとも
一方、好ましくは両者に対して溶媒でなければならない
この種の溶媒として代表的なものは、N、N−ジメチル
ホルムアミド、N、N−ジメチルアセトアミド、N、N
−ジエチルホルムアミド、N、N−ジエチルアセトアミ
ド、N、N−ジメチルメトキシアセトアミド、ジメチル
スルホキシド、ヘキサメチルフォスホアミド、N−メチ
ル−2−ピロリドン、ピリジン、ジメチルスルホン、テ
トラメチレンスルホン、ジメチルテトラメチレンスルホ
y等がありこれらの溶媒は単独又は組合せて使用される
この他にも溶媒として組合せて用いられるものとしてベ
ンゼン、ベンゾニトリル、ジオキサン、ブチロラクトン
、キシレン、トルエン、シクロヘキサン等の非溶媒が、
原料の分散媒、反応調節剤、あるいは生成物からの溶媒
の揮散調節剤、皮膜平滑剤などとして使用される。
本発明は一般に無水の条件下で行うことが好ましい。
これはテトラカルボン酸ジ無水物が水によシ開環し不活
性化し反応を停止させる恐れがあるためである。
このため仕込原料中の水分も溶媒中の水分も除去する必
要がある。
しかし一方反応の進行を調節し、樹脂重合度をコントロ
ールするためにあえて水を添加することも行なわれる。
また本発明は不活性ガス雰囲気中で行なわれることが好
ましい。
これはジアミン類の酸化を防止するためである。
不活性ガスとしては一般に乾燥窒素ガスが使用される。
本発明における反応の方法は、次の様な種々の方法で行
なわれる。
(1)ジアミン類とテトラカルボン酸ジ無水物を予め混
合し、その混合物を少量づつ有機溶媒中に攪拌しながら
添加する。この方法は1.f IJイミド樹脂の様な発
熱反応においては比較的有利である。
(2)これとは逆に、ジアミン類とテトラカルボン酸ジ
無水物の混合物に、攪拌しながら溶剤を添加する方法も
ある。
(3)一般によく行なわれる方法はジアミン類だけを溶
剤にとかしておき、これに反応速度をコントロールでき
る割合でテトラカルボン酸ジ無水物を加える方法である
(4)またジアミン類とテトラカルボン酸ジ無水物を別
々に溶剤にとかしておき、ゆっくシと反応器中で二つの
溶液を加えることもできる。
(5)更には予めジアミン類過剰の?リアミック駿生成
物とテトラカルボン酸ジ無水物過剰のポリアミック酸生
成物を作っておき、これを反応器中で更に反応させるこ
ともできる。
(6) ”*たジアミン類の内、1部のジアミン化゛合
物とテトラカルボン酸ジ無水物をはじめに反応させた後
残りのジアミン化合物を反応させる方法あるいは、これ
の逆の方法もある。
(7)この他、ジアミン類の内の1部のジアミン化金物
とテトラカルボン酸ジ無水物を反応させたものと、残り
のジアミン化合物とテトラカルボン酸ジ無水物を反応さ
せたものとを、使用前に混合する方法もある。
反応温度は0〜100℃が好ましい。0℃以下だと反応
の速度がおそく、100℃以上であると生成したポリア
ミック酸が徐々に閉環反応を開始するためである。
通常、反応は20℃前後で行なわれる。、t’ IJア
ミック醗の重合度は計画的にコントロールできる。
重合度をコントロールするために、フタル酸無水物やア
ニリンで末端封鎖したシ、水を添加して酸無水物基の一
方を開環し不活性化することもできる。
本発明の方法によシ製造された一リアミック酸生成物は
、使用するにあたりて各種のシランカップリング剤、ボ
ランカップリング剤、チタネート系カップリング剤、ア
ルミニウム系カップリング剤その他キレート系の接着性
・密着性向上剤や各穫溶剤、フローエージェントを加え
てもよく、又これらに加えて通常の酸硬化剤、アミン硬
化剤1.f IJアミド硬化剤及びイミダゾール、3級
アミン等の硬化促進剤の少量を加えてもよく、又ゴムや
+61Jサルフアイド、ぼりエステル、低分子エポキシ
等の可撓性賦与剤及び粘度調整剤、タルク、クレー、マ
イカ、長石粉末、石英粉末、酸化マグネシウム等の充填
剤、カーボンブラック、フタロシアニンブルー等の着色
剤、テトラブロモフェニルメタン、トリブチルフォスフ
ェート等の難燃剤、三酸化アンチモン、メタ硼酸バリウ
ム等の難燃助剤の少量を加えてもよく、これらを添加す
ることKよシ多くの用途が開かれる。
本発明の方法によって製造されたポリアミック酸生成物
は、加熱あるいは脱水剤によジイミド化し硬化する。前
者の加熱脱水処理の加熱温度は通常50℃以上特に15
0℃以上200〜400℃の範囲が好ましい。またこの
場合の雰囲気は空気中でもさしつかえない場合もあるが
、減圧ないしは不活性ガスといった非酸化性状態下の方
が好ましい場合が多い。後者の脱水剤としては、無水酢
酸、無水ゾロピオン酸、無水安息香酸などの無水カルボ
ン酸がよく用いられるが、これらは特にピリジン、キノ
リン等の塩基性物質の共存下に使用すると効果が大きい
。又、固形の脱水剤としてはゼオライト系のモレキエラ
ーシープやシリカゲル、活性アルミナなどがあり、これ
等は少々加温して使用する方が効果的である。
〔発明の効果〕
本発明の方法に従い、2,8−ジアミノジフェニレンオ
キサイドと、2,4−ジアミノトルエンと、1.3−ビ
ス(3−アミノプロピル)テトラメチルジシロキサント
、3.3′4、4.4’−ベンゾフェノンテトラカルボ
ン酸ジ無水物を必須成分として使用した重合体は、耐熱
性と柔軟性と淡色性と接着性をバランスよく備えた優れ
た耐熱性樹脂である。
即ち、本発明の方法により合成した重合体は、2.8−
ジアミノジフェニレンオキサイドの使用によシ、分子構
造中に、芳香族環・複素環を多数有しておシ、耐熱性が
優れている。また、主鎖がラセン状をなしておシ、この
為に、スプリング的効果でもって柔軟性が優れているも
のと考えられる。
更に2,4−ジアミノトルエンと、3,3′4、 4.
4’−ベンゾフェノンテトラカルボン酸ジ無水物の導入
により主鎖が共役構造をとれなくなる為か、着色の少な
い耐熱性樹脂が得られる。また更に、1.3−ビス(3
−アミノプロピル)テトラメチルジシロキサンの導入に
よシ、イミド基含有量が希釈されて着色が少なく、しか
も接着性の良い耐熱性樹脂が得られる。
本発明が用いられる用途を具体的にあげると、先ず各種
電子機材の表面を保護するコート用塗膜として、又その
上に多層配線を行う耐熱絶縁膜として用いられる。
例えば半導体、トランジスター、リニアーIC。
ハイブリット101発光ダイオード、LSI、超LSI
などの電子回路用配線構造体である。
次に、本発明になる耐熱性樹脂が淡色である事よシ、液
晶表示装置の配向膜としても使用できる。
即ち、本発明の重合体溶液を、酸化スズや酸化インジニ
ウムを主成分とする透明導電膜の形成されたガラス基板
あるいはプラスチックフィルム基板に、浸漬法、回転塗
布法、スプレー法、印刷法などで塗布し、加熱硬化後、
ラビング処理する。ラビング方法は、ガーゼ、パフ研磨
その他慣用の手段を用いて行うことができる。本発明の
配向膜と組合せて使用できる液晶は、シック塩基型液晶
、フェニルシクロヘキサン型液晶、アゾキシ型液晶、ア
ゾ型液晶、ビフェニル型液晶、エステル型液晶、フェニ
ル・ピリミジン型液晶等のネマティク液晶、上記のネマ
ティク液晶に旋光性物質、コレステロール化合物、光学
活性な置換基を有するビフェニル誘導体、フェニルペン
ゾエ゛−ト等の光学活性化合物を添加したコレステリッ
ク型液晶などがあげられる。その他高温用のコーチイン
グツニスとして、電線被覆、マグネットワイヤ、各種電
気部品の浸漬コーティング、金属部品の保護コーティン
グなどとして用いられると共に含浸ワニスとしても、ガ
ラスクロス、溶融石英クロス、グラファイト繊維やボロ
ン繊維の含浸に使用し、レーダードーム、プリント基板
、放射性廃棄物収納容器、り−とン翼、高温性能と優れ
た電気特性を要する宇宙船、その他の構造部品に使われ
、またマイクロ波の防止用放射線の防止用としてコンピ
ュタ−などの導波管、原子機器、レントゲン機器の内装
材としても使用される。
また成形材料としてもグラファイト粉末、グラファイト
繊維、二硫化モリブデンやポリ四フフ化エチレンを添加
して自己潤滑性の摺動面の製作に用い、ピストンリング
、弁座、ベアリング、シール用などに用いられまた、ガ
ラス繊維、グラファイト繊維やボロン繊維を添加して、
ジェットエンジン部品、高強度の構造用成形部品などが
作られる。
更に高温用接着剤としても、電気回路部品の接着や宇宙
船の構造部品の接着用に用いられる。
〔実施例〕
以下実施例によシ本発明を説明する。
実施例1 温度計、攪拌機、原料仕込口及び乾燥窒素ガス吹込口を
備えた四ツ口のセ・ぞラブルフラスコに、精製した無水
の2,8−ジアミノジフェニレンオキサイド29.73
59 (15モルチ)と、2,4−ジアミノトルエン7
9.411 ? (65モルチ)と、1,3−ビス(3
−アミノプロ2ル)テトラメチルジシロキサン49.7
04 t (20モル%)をとシ、これに無水のN−メ
チル−2−ピロリドン95重量%、キシレン5重量−の
混合溶剤を、全仕込原料中の固形分割合が15重量SK
なるだけの量を加えて、溶解した。乾燥窒素ガスは、反
応の準備段階より、生成物取出しまでの全工程にわたシ
流しておいた。
次いで精製した無水の3 、3′4、4 、4’−ベン
ゾフェノンテトラカルボン酸ジ無水物322.230f
 (100モル%)を、攪拌しながら少量ずつ添加する
が、発熱反応であるため、外部水槽に約15℃の冷水を
循環させてこれを冷却した。添加径内部温度を20℃に
設定し、14時間攪拌し、反応を終了した。
得られた生成物は、黄色透明の極めて粘稠なポリアミッ
ク酸溶液であシ、N−メチル−2−ピロリドン0.5重
量%溶液の固有粘度は、0.59(3Q℃)であった。
次に、このピリアミック酸をN−ジメチルアセトアミド
で5重量%溶液としたものを、ガラス板上に滴下し、ス
ピンナーで40 Orpm / minで10秒秒間−
て2000 rpm / minで20秒間回転させ、
均一に塗布した。これを減圧下で、80℃、150℃、
250℃、350℃で各30分間ずつ順次に加熱し脱水
閉環させ、厚さ1μの淡黄色透明で強靭なぜリイミド樹
脂フィルムを得た。このフィルムの赤外線吸収スペクト
ルを見ると、1780cffL−1及び730 cyn
−”にイミド環に基ずく強い吸収と、1200ys”に
フラン環に基ずく強い吸収がみられた。
このフィルムは極めて耐熱性が優れており、空気中での
熱分解開始温度は、示差熱天秤分析装置での測定で、昇
温速度5℃/minで505℃であった。フィルム強度
も大きく、200℃熱間での引張強度は15kf/■と
優れたものであった。又フィルムは淡色性に優れ、光透
過率は400℃mで91%であった。更に1ガラス板上
でのセロテープ引剥しテス) (JIS −D−202
0)でははがれ率0チと優れた接着性を有していた。
実施例2 実施例1と同様な装置及び方法で、2,8−ジアミノジ
フェニレンオキサイド49.558 f (25モルチ
)と2.4−ジアミノトルエン4&868f (40モ
ル%)ト4,4′−ジアミノジフェニルエーテル40.
048 f (20−eh% )と、1.3−ヒス(3
−7ミノプロビル)テトラメチルジシロキサン37.2
78F(15モルチ)とを、3.3’l 4.4’−ベ
ンゾフェノンテトラカルボン酸ジ無水物225.561
 ? (70モモルIb)とピロメリット酸ジ無水物6
5.436F(30モルes)に反応させた。
得られた生成物は、黄色透明の極めて粘稠なポリアミッ
ク酸溶液であシ、固有粘度はα61であった。また得ら
れたフィルムは淡黄色透明で強靭性に富み、熱分解開始
温度は510℃、熱間引張強度は15 kg / w、
光透過率は8Bチセロテープはがれ率は0チと優れたも
のであった。
比較例1 実施例1と同様な装置及び方法で、2,4−ジアミノト
ルエン122.170 f (100モル%)と3゜3
′4、4.4’−ベンゾフェノンテトラカルボン酸ジ無
水物322.230 f (100モルチ)とを反応さ
せた。
得られたフィルムはかなり淡色性の優れたものであった
が、熱分解開始温度は320℃しかなく、熱間引張強度
も5 kg / vanであシ、セロテープはがれ率も
95チと悪く列置ラビング作業に耐えるものではなかっ
た。
比較例2 実施例1と同様な装置及び方法で、2,4−シアミ/ 
) ルxン97.736 f (80’e:に%>と1
,3−ビス(3−アミノプロピル)テトラメチルジシロ
キサン49.704t(20モルチ)と、3.3′4、
4.4’−ベンゾフェノンテトラカルボン酸ジ無水物3
22.23Of(100モルチ)とを反応させた。
得られたフィルムは淡色性に優れ接着性も良かったが、
熱分解開始温度が315℃しかなく、熱間引張強度も4
 kp/w+ Lかなかりた。
比較例3 実施例1と同様な装置及び方法で、2,8−ジアミノジ
フェニレンオキサイド19.823 f (10モA/
チ)と2,4−ジアミノトルエン109.9539 (
90モルes)と3.3′4、4.4’・−ベンゾフェ
ノンテトラカルボン酸ジ無水物322.230 ? (
100モルチ)とを反応させた。
得られたフィルムは、かなり淡色性に優れ、熱分解開始
温度も高く、熱間引張強度も強かったがセロテープはが
れ率が100tiIと悪かった。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)テトラカルボン酸ジ無水物とジアミンとよりなる
    ポリイミド樹脂のテトラカルボン酸ジ無水物成分として
    、3,3′,4,4′−ベンゾフェノンテトラカルボン
    酸ジ無水物を、ジアミン成分として、2,8−ジアミノ
    ジフェニレンオキサイドと2,4−ジアミノトルエンと
    、1,3−ビス(3−アミノプロピル)テトラメチルジ
    シロキサンを必須成分とすることを特徴とする耐熱性樹
    脂の製造方法。
  2. (2)3,3′4、4′−ベンゾフェノンテトラカルボ
    ン酸ジ無水物を、テトラカルボン酸ジ無水物成分として
    、20モル%以上含有することを特徴とする、特許請求
    の範囲第1項記載の耐熱性樹脂の製造方法。
  3. (3)2,8−ジアミノジフェニレンオキサイドを、ジ
    アミン成分として0.5〜50モル%含有することを特
    徴とする、特許請求の範囲第1項記載の耐熱性樹脂の製
    造方法。
  4. (4)2,4−ジアミノトルエンを、ジアミン成分とし
    て、20モル%以上含有することを特徴とする、特許請
    求の範囲第1項記載の耐熱性樹脂の製造方法。
  5. (5)1,3−ビス(3−アミノプロピル)テトラメチ
    レンジシロキサンをジアミン成分として、0.1〜30
    モル%含有することを特徴とする、特許請求の範囲第1
    項記載の耐熱性樹脂の製造方法。
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