JPS6353210A - ステンレス鋼の耐応力腐食割れ性改善方法 - Google Patents
ステンレス鋼の耐応力腐食割れ性改善方法Info
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- JPS6353210A JPS6353210A JP19672386A JP19672386A JPS6353210A JP S6353210 A JPS6353210 A JP S6353210A JP 19672386 A JP19672386 A JP 19672386A JP 19672386 A JP19672386 A JP 19672386A JP S6353210 A JPS6353210 A JP S6353210A
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-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C21—METALLURGY OF IRON
- C21D—MODIFYING THE PHYSICAL STRUCTURE OF FERROUS METALS; GENERAL DEVICES FOR HEAT TREATMENT OF FERROUS OR NON-FERROUS METALS OR ALLOYS; MAKING METAL MALLEABLE, e.g. BY DECARBURISATION OR TEMPERING
- C21D6/00—Heat treatment of ferrous alloys
- C21D6/004—Heat treatment of ferrous alloys containing Cr and Ni
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〈産業上の利用分野〉
この発明は、ステンレス鋼の応力腐食割れを簡単な操作
で安定して防止する方法に関するものである。
で安定して防止する方法に関するものである。
〈前景技術〉
一般に、ステンレス鋼を溶接すると、溶接部では含有炭
素が溶接時の加熱により炭化物として結晶粒界に析出し
、粒界近傍のクロム量の減少を来たして耐食性劣化や粒
界腐食を発生し易くなると言う所謂“鋭敏化現象”を生
じることが知られており、また溶接金属では溶接後の凝
固時に成分元素の偏析が生じ母材に比べて耐食性(耐粒
界腐食性、耐孔食性)が劣化すると言う現象も知られて
いた。
素が溶接時の加熱により炭化物として結晶粒界に析出し
、粒界近傍のクロム量の減少を来たして耐食性劣化や粒
界腐食を発生し易くなると言う所謂“鋭敏化現象”を生
じることが知られており、また溶接金属では溶接後の凝
固時に成分元素の偏析が生じ母材に比べて耐食性(耐粒
界腐食性、耐孔食性)が劣化すると言う現象も知られて
いた。
そこで、このような耐食性劣化現象を改善するため、通
常は溶接部を固溶化熱処理する方法が採用されている。
常は溶接部を固溶化熱処理する方法が採用されている。
ところで、耐食性、溶接性並びに靭性等に優れているこ
とからステンレス鋼の中でも高い生産量を誇るオーステ
ナイト系ステンレス鋼は、一方で鋭敏化状態にあるとC
1−イオンの存在する環境で粒界応力腐食割れを発生し
易い鋼種とされており、しかもこの鋼種は固溶化熱処理
状態であっても応力腐食割れ(粒内割れ)の発生を防止
出来ないものであった。そこで、−F19には「通常の
オーステナイト系ステンレス鋼は応力腐食割れを防止す
ることが殆ど不可能であって、応力腐食割れに対処する
ためにはNiを多量に含有した超合金を使用する必要が
ある」と考えられていたのである。
とからステンレス鋼の中でも高い生産量を誇るオーステ
ナイト系ステンレス鋼は、一方で鋭敏化状態にあるとC
1−イオンの存在する環境で粒界応力腐食割れを発生し
易い鋼種とされており、しかもこの鋼種は固溶化熱処理
状態であっても応力腐食割れ(粒内割れ)の発生を防止
出来ないものであった。そこで、−F19には「通常の
オーステナイト系ステンレス鋼は応力腐食割れを防止す
ることが殆ど不可能であって、応力腐食割れに対処する
ためにはNiを多量に含有した超合金を使用する必要が
ある」と考えられていたのである。
次の第1表は、オーステナイト系ステンレス鋼及び超合
金につき、(1−イオン: 10 ”ppm、 ?8存
酸素:8ppmを含有する高温水(250℃)中におい
てダブルUベンド応力腐食割れ試験(試験時間:500
hr)を行い、割れの有無を調査した結果を表したもの
であるが、超合金では割れが発生しなくても通常のオー
ステナイト系ステンレス鋼(、S[l5304.5II
S 316. SUS 310S)では応力腐食割れが
発生することを示している。
金につき、(1−イオン: 10 ”ppm、 ?8存
酸素:8ppmを含有する高温水(250℃)中におい
てダブルUベンド応力腐食割れ試験(試験時間:500
hr)を行い、割れの有無を調査した結果を表したもの
であるが、超合金では割れが発生しなくても通常のオー
ステナイト系ステンレス鋼(、S[l5304.5II
S 316. SUS 310S)では応力腐食割れが
発生することを示している。
第1表
〈問題点を解決するための手段〉
このようなことから、本発明者等は、上述のように鋭敏
化状態はもとより固溶化状態であってもC1−イオン含
有環境下での応力腐食割れを抑えることが出来ない“オ
ーステナイト系ステンレス@”についても、高価な合金
元素の多量添加を要することなくその耐応力腐食割れ性
を十分に改善し、腐食性環境に格別な制限を受けること
のない幅広い用途を付与すべく種々の観点から研究を続
けてきたが、その結果、 「特にNi当量(Nieq)がCr当量(Creq)と
の関係で特定範囲にあるステンレス鋼に対しては、その
表面部にレーザ光を照射して該表層部を溶融した後レー
ザ光照射を停止すると、レーザ光照射による溶融層は極
(薄くて照射停止後には母材等の抜熱作用により急冷さ
れることからオーステナイトの微細凝固セル間に6−フ
ェライトが微細に分散した凝固組織が形成され、凝固層
にクロム炭化物の析出が起って鋭敏化を来たしたり成分
の偏析を生じるような事態を引き起こさない上、レーザ
の投与入熱量の調整等によって上記δ−フェライトの粒
径を特定値以下に抑えると、オーステナイト系ステンレ
ス鋼であっても母材或いは溶接部等の部位に関わりなく
応力腐食割れが生じなくなる」との知見を得るに至った
のである。
化状態はもとより固溶化状態であってもC1−イオン含
有環境下での応力腐食割れを抑えることが出来ない“オ
ーステナイト系ステンレス@”についても、高価な合金
元素の多量添加を要することなくその耐応力腐食割れ性
を十分に改善し、腐食性環境に格別な制限を受けること
のない幅広い用途を付与すべく種々の観点から研究を続
けてきたが、その結果、 「特にNi当量(Nieq)がCr当量(Creq)と
の関係で特定範囲にあるステンレス鋼に対しては、その
表面部にレーザ光を照射して該表層部を溶融した後レー
ザ光照射を停止すると、レーザ光照射による溶融層は極
(薄くて照射停止後には母材等の抜熱作用により急冷さ
れることからオーステナイトの微細凝固セル間に6−フ
ェライトが微細に分散した凝固組織が形成され、凝固層
にクロム炭化物の析出が起って鋭敏化を来たしたり成分
の偏析を生じるような事態を引き起こさない上、レーザ
の投与入熱量の調整等によって上記δ−フェライトの粒
径を特定値以下に抑えると、オーステナイト系ステンレ
ス鋼であっても母材或いは溶接部等の部位に関わりなく
応力腐食割れが生じなくなる」との知見を得るに至った
のである。
この発明は、上記知見に基づいてなされたものであり、
N1eq = Ni (χ) + 0.5Mn (X)
+ 30 C(χ)+3ON(χ)で表されるNi当
量(Nieq)が式 0式% を満足するステンレス鋼(但し、C「当量(Creq)
は、Creq=Cr (χ)+Mo(Z) +1.5S
i(χ)+0.5Nb(χ)+2Ti(χ)+Al(χ
)で表される)の表面部にレーザ光による溶融処理を施
し、該ステンレス鋼表面部に粒径:0.5μm以下の微
細δ−フェライトを生成せしめることによって、固溶化
熱処理によっても十分に改善できなかったオーステナイ
ト系ステンレス鋼においても耐応力腐食割れ性を顕著に
向上させ得るようにした点、 に特徴を有するものである。
+ 30 C(χ)+3ON(χ)で表されるNi当
量(Nieq)が式 0式% を満足するステンレス鋼(但し、C「当量(Creq)
は、Creq=Cr (χ)+Mo(Z) +1.5S
i(χ)+0.5Nb(χ)+2Ti(χ)+Al(χ
)で表される)の表面部にレーザ光による溶融処理を施
し、該ステンレス鋼表面部に粒径:0.5μm以下の微
細δ−フェライトを生成せしめることによって、固溶化
熱処理によっても十分に改善できなかったオーステナイ
ト系ステンレス鋼においても耐応力腐食割れ性を顕著に
向上させ得るようにした点、 に特徴を有するものである。
以下、この点を具体的に説明する。
例えば第1図に示されるように、レーザ光線1をレンズ
やミラー等で集光して一般ステンレス鋼の母材2或いは
溶接部3の表面を溶融処理しなからレーザトーチ4又は
鋼材を移動させると、薄い層として形成される溶融部は
母材等の抜熱作用により順次急冷凝固され帯状の凝固層
5を生成する。
やミラー等で集光して一般ステンレス鋼の母材2或いは
溶接部3の表面を溶融処理しなからレーザトーチ4又は
鋼材を移動させると、薄い層として形成される溶融部は
母材等の抜熱作用により順次急冷凝固され帯状の凝固層
5を生成する。
このとき、先にも説明したように、溶融部は母材等の抜
熱作用により急冷凝固するため偏析を生じたりクロム炭
化物の析出を起こして鋭敏化したりすることがないので
、通常の溶接部における如くCr−イオンの存在する溶
液中においても孔食や粒界応力腐食割れを生じることが
無くなる。しかも、ここでステンレス鋼として上記特定
Ni当量のものを対象とすると、レーザ表面溶融処理に
よって形成された擬固Mi織はオーステナイトの凝固セ
ル間に6−フェライトが微細分散したものとなり、更に
該δ−フェライトの粒径を特に0.5μm以下に調整す
ると応力腐食が抑制されて耐応力腐食割れ性は著しく向
上するようになる。
熱作用により急冷凝固するため偏析を生じたりクロム炭
化物の析出を起こして鋭敏化したりすることがないので
、通常の溶接部における如くCr−イオンの存在する溶
液中においても孔食や粒界応力腐食割れを生じることが
無くなる。しかも、ここでステンレス鋼として上記特定
Ni当量のものを対象とすると、レーザ表面溶融処理に
よって形成された擬固Mi織はオーステナイトの凝固セ
ル間に6−フェライトが微細分散したものとなり、更に
該δ−フェライトの粒径を特に0.5μm以下に調整す
ると応力腐食が抑制されて耐応力腐食割れ性は著しく向
上するようになる。
従って、このような条件を心掛けなからレーザ表面溶融
処理を続けて帯状凝固層を若干型なり合うように平行形
成すれば鋼材全面の改質処理が漏れなくなされることと
なり、オーステナイト系ステンレス鋼であったとしても
全体として優れた耐応力腐食割れ性を備えたステンレス
鋼材を得ることが出来る。
処理を続けて帯状凝固層を若干型なり合うように平行形
成すれば鋼材全面の改質処理が漏れなくなされることと
なり、オーステナイト系ステンレス鋼であったとしても
全体として優れた耐応力腐食割れ性を備えたステンレス
鋼材を得ることが出来る。
さて、この発明の方法において、処理対象とするステン
レス鋼をNi当1(Nieq)を基準にして0.68C
req −5,9≦N1eq≦1.3Creq −9,
3を満たすものに限定した理由は次の通りである。
レス鋼をNi当1(Nieq)を基準にして0.68C
req −5,9≦N1eq≦1.3Creq −9,
3を満たすものに限定した理由は次の通りである。
即ち、第2図はステンレス鋼の成分(Ni当量とCr当
量で表わす)とレーザ表面溶融部の凝固時組織との関係
を示すグラフであるが、この第2図からも明らかなよう
に、Ni当量が(0,68Creq 5.9 )未満
であると前記凝固時&ll織がフェライト単相となり、
またNi当量が(1,3Creq−9,3”Jを越える
とオーステナイト単相となって何れもオーステナイトの
マトリックス中に微細なδ−フェライトが分散した組織
を得られず、従って所望の耐応力腐食割れ性改善効果を
獲得することが出来ない。
量で表わす)とレーザ表面溶融部の凝固時組織との関係
を示すグラフであるが、この第2図からも明らかなよう
に、Ni当量が(0,68Creq 5.9 )未満
であると前記凝固時&ll織がフェライト単相となり、
またNi当量が(1,3Creq−9,3”Jを越える
とオーステナイト単相となって何れもオーステナイトの
マトリックス中に微細なδ−フェライトが分散した組織
を得られず、従って所望の耐応力腐食割れ性改善効果を
獲得することが出来ない。
なお、耐応力腐食割れ性以外の耐食性をも加味してステ
ンレス鋼としての性能を確保しようとの観点からは、対
象とするステンレス鋼はCr:15〜26重景%、Mo
no〜6重量%を含有するものであることが望ましい。
ンレス鋼としての性能を確保しようとの観点からは、対
象とするステンレス鋼はCr:15〜26重景%、Mo
no〜6重量%を含有するものであることが望ましい。
ここで、規格化されたステンレス鋼に照らして上記条件
を検討すると、例えば5tlS304及び5US316
は母材(固溶化熱処理材)ではオーステナイト組織であ
るが、レーザ溶融部では凝固時に若干のδ−フェライト
が生成して〔オーステナイト+δ−フェライト〕組織を
呈し、十分に耐応力腐食割れ性改善効果を得られること
が確認出来る。
を検討すると、例えば5tlS304及び5US316
は母材(固溶化熱処理材)ではオーステナイト組織であ
るが、レーザ溶融部では凝固時に若干のδ−フェライト
が生成して〔オーステナイト+δ−フェライト〕組織を
呈し、十分に耐応力腐食割れ性改善効果を得られること
が確認出来る。
一方、例えば5US329J1は母材では〔オーステナ
イト+フェライト〕の2相組織であるが、溶融部では冷
却過程でオーステナイトがフェライトに一部変態してフ
ェライト単相で凝固するので、凝固時に微細なδ−フェ
ライトが生成しない。同じ<、NCF600では母材及
び溶融部ともオーステナイト単相でありδ−フェライト
は生成しない。
イト+フェライト〕の2相組織であるが、溶融部では冷
却過程でオーステナイトがフェライトに一部変態してフ
ェライト単相で凝固するので、凝固時に微細なδ−フェ
ライトが生成しない。同じ<、NCF600では母材及
び溶融部ともオーステナイト単相でありδ−フェライト
は生成しない。
従って、後者2つは当然のことながら本発明の方法によ
る耐応力腐食割れ性改善効果を期待することは出来ない
。
る耐応力腐食割れ性改善効果を期待することは出来ない
。
また、レーザ溶融部に生成させるδ−フェライトの粒径
(δ−フェライトは島状に生成するため、ここでは粒径
を“最小幅”と定義する)を特に0.5μm以下に調整
することは、この発明の方法において極めて重要なこと
である。なぜなら、δ−フェライトの粒径が0.5μm
を越えると、例え溶接部の鋭敏化や偏析が解消されて耐
粒界腐食性や耐孔食性が改善されたとしても応力腐食割
れ(粒内割れ)を十分に防止することが出来ないからで
ある。
(δ−フェライトは島状に生成するため、ここでは粒径
を“最小幅”と定義する)を特に0.5μm以下に調整
することは、この発明の方法において極めて重要なこと
である。なぜなら、δ−フェライトの粒径が0.5μm
を越えると、例え溶接部の鋭敏化や偏析が解消されて耐
粒界腐食性や耐孔食性が改善されたとしても応力腐食割
れ(粒内割れ)を十分に防止することが出来ないからで
ある。
ところで、上記“δ−フェライトの粒径”は溶融部の冷
却速度、即ちレーザ光の投与入熱量に大きく依存し、咳
人熱量が過大な場合はδ−フェライトが粗大化して応力
腐食割れ防止効果がなくなる。つまり、δ−フェライト
の粒径調整は、実際作業上、レーザ光の投与入熱量調整
によって実施するのが最も有利である。
却速度、即ちレーザ光の投与入熱量に大きく依存し、咳
人熱量が過大な場合はδ−フェライトが粗大化して応力
腐食割れ防止効果がなくなる。つまり、δ−フェライト
の粒径調整は、実際作業上、レーザ光の投与入熱量調整
によって実施するのが最も有利である。
第3図は、5llS304Eにおける“レーザ光の投与
入熱41(P/v)”と“δ−フェライトの粒径”との
関係を示したグラフである。なお、ここで投与入熱@(
P/ν)はレーザ出力をP、レーザトーチ又は被処理調
材の移動速度をVとして表わされるものである。
入熱41(P/v)”と“δ−フェライトの粒径”との
関係を示したグラフである。なお、ここで投与入熱@(
P/ν)はレーザ出力をP、レーザトーチ又は被処理調
材の移動速度をVとして表わされるものである。
この第3図からは、前記入熱fW(P/v)を3000
0J/cn以下に制限しなければδ−フェライトの粒径
:0.5μm以下を達成出来ないことが分かる。従って
、このような観点からは P/v≦ 30000J/c+++ なる作業条件を設定することが好ましい。
0J/cn以下に制限しなければδ−フェライトの粒径
:0.5μm以下を達成出来ないことが分かる。従って
、このような観点からは P/v≦ 30000J/c+++ なる作業条件を設定することが好ましい。
更に、この発明の処理方法では、第4図に示すように、
帯状の凝固層5に隣接して次の溶融・凝固層が形成され
ることから、レーザ光の投与入熱i(P/v)を大きく
するとその熱影響部6も大きくなり、既に形成されてい
る凝固層5までもが熱影響のために鋭敏化を起こすよう
になる。そして、種々の実験の結果は、熱影響を許容し
得る投与入熱ff1(P/v)の限度は30000J/
cm迄であることを示し、従って、実用上不都合を生じ
る程にまで熱影響の害を抑えるとの観点からも P/v ≦ 30000J/C11なる作業条件が
望ましいことが明らかとなった。
帯状の凝固層5に隣接して次の溶融・凝固層が形成され
ることから、レーザ光の投与入熱i(P/v)を大きく
するとその熱影響部6も大きくなり、既に形成されてい
る凝固層5までもが熱影響のために鋭敏化を起こすよう
になる。そして、種々の実験の結果は、熱影響を許容し
得る投与入熱ff1(P/v)の限度は30000J/
cm迄であることを示し、従って、実用上不都合を生じ
る程にまで熱影響の害を抑えるとの観点からも P/v ≦ 30000J/C11なる作業条件が
望ましいことが明らかとなった。
一方、作業能率を考慮すると、第1図で説明したところ
の「1回のレーザ光照射で得られる帯状凝固層の幅(処
理幅)」は広いことが好ましく、処理幅を広くするには
レーザ光の投与入熱量を大きくする必要がある。そして
、実際上必要とされる能率面からは一回の溶融幅として
少なくとも0.511を確保することが望ましく、これ
を達成するためにはレーザ光の投与入熱量(P/v)を
500J/cm以上に設定することが必要となる。
の「1回のレーザ光照射で得られる帯状凝固層の幅(処
理幅)」は広いことが好ましく、処理幅を広くするには
レーザ光の投与入熱量を大きくする必要がある。そして
、実際上必要とされる能率面からは一回の溶融幅として
少なくとも0.511を確保することが望ましく、これ
を達成するためにはレーザ光の投与入熱量(P/v)を
500J/cm以上に設定することが必要となる。
そこで、レーザ光の照射条件は、δ−フェライトの微細
化達成、熱影響による鋭敏化防止並びに作業能率の面を
総合的に考慮して 500J/e11 ≦P/v≦ 30000J10nに
設定することが推奨される。
化達成、熱影響による鋭敏化防止並びに作業能率の面を
総合的に考慮して 500J/e11 ≦P/v≦ 30000J10nに
設定することが推奨される。
以上に説明した方法によって、これまで満足出来る成果
が得られなかったオーステナイト系ステンレス鋼の応力
腐食割れ抑制策に対する既成概念を一掃することができ
、比較的安価でかつ優れた耐応力腐食割れ性を備えた材
料を提供することが可能となるが、続いて、この発明を
実施例により比較例と対比しながら更に具体的に説明す
る。
が得られなかったオーステナイト系ステンレス鋼の応力
腐食割れ抑制策に対する既成概念を一掃することができ
、比較的安価でかつ優れた耐応力腐食割れ性を備えた材
料を提供することが可能となるが、続いて、この発明を
実施例により比較例と対比しながら更に具体的に説明す
る。
〈実施例〉
まず、第2表に示される如き化学成分組成を有する厚さ
:6uの鋼板を用意し、アーク電圧=15V、電流:3
50A、溶接速度:10cm/分の条件でTIGなめ付
は溶接を施して試験材とした。
:6uの鋼板を用意し、アーク電圧=15V、電流:3
50A、溶接速度:10cm/分の条件でTIGなめ付
は溶接を施して試験材とした。
次いで、COzレーザ発生装置を使用し、第1図に示す
如く上記試験材の全面(溶接部及び母材部)にレーザ光
照射による溶融処理を施した。このときのレーザ光照射
条件を第3表に示す。
如く上記試験材の全面(溶接部及び母材部)にレーザ光
照射による溶融処理を施した。このときのレーザ光照射
条件を第3表に示す。
なお、レーザ光照射によって溶融した表面部はレーザト
ーチを移動するのみで直ちに急冷・凝固したが、該凝固
層のδ−フェライト生成状況並びに生成したδ−フェラ
イトの最大粒径(粒径は最小幅とする)を観察した結果
を第3表に併せて示した。
ーチを移動するのみで直ちに急冷・凝固したが、該凝固
層のδ−フェライト生成状況並びに生成したδ−フェラ
イトの最大粒径(粒径は最小幅とする)を観察した結果
を第3表に併せて示した。
次に、レーザ光による溶融処理が終了した試験材を応力
腐食割れ試験に供し、応力腐食割れ発生状況を調査した
。応力腐食割れ試験には、IO3ppmのCZ−イオン
及び8 ppmの溶存酸素を含有する250℃の高温水
中に500時間浸漬すると言うダブルビベンド試験法を
採用した。
腐食割れ試験に供し、応力腐食割れ発生状況を調査した
。応力腐食割れ試験には、IO3ppmのCZ−イオン
及び8 ppmの溶存酸素を含有する250℃の高温水
中に500時間浸漬すると言うダブルビベンド試験法を
採用した。
このようにして得られた応力腐食割れ試験結果も、第3
表に併せて示した。
表に併せて示した。
第3表に示される結果からも明らかなように、本発明の
条件通りに素材を選び、しかも本発明の条件通りにレー
ザ光による表面溶融処理を施せば、これまで格別に有効
な方策が無かったオーステナイト系ステンレス鋼に対し
ても、その応力腐食割れを十分にかつ安定して防止し得
ることが分かる。
条件通りに素材を選び、しかも本発明の条件通りにレー
ザ光による表面溶融処理を施せば、これまで格別に有効
な方策が無かったオーステナイト系ステンレス鋼に対し
ても、その応力腐食割れを十分にかつ安定して防止し得
ることが分かる。
上述のように、この発明によれば、ステンレス鋼の耐応
力腐食割れ性を極めて簡単な操作により安定確実に改善
することができ、ステンレス鋼材の適用分野をより以上
に拡大することが可能となるなど、産業上極めて有用な
効果がもたらされるのである。
力腐食割れ性を極めて簡単な操作により安定確実に改善
することができ、ステンレス鋼材の適用分野をより以上
に拡大することが可能となるなど、産業上極めて有用な
効果がもたらされるのである。
第1図は、レーザ光による表面溶融処理実施状況を示す
概略模式図、 第2図は、“ステンレス鋼成分”と“レーザ光照射表面
溶融部の凝固時Mi織”との関係を示すグラフ、 第3図は、レーザの投与入熱量とδ−フェライト粒径と
の関係を示すグラフ、 第4図は、レーザ光により大入熱で表面溶融処理を行っ
た場合に生じる熱影響部の状況を説明した概略模式図で
ある。 図面において、 1・・・レーザ光線、 2・・・母材、3・・・
溶接部、 4・・・レーザトーチ、5・・・
帯状凝固層、 6・・・熱影響部。
概略模式図、 第2図は、“ステンレス鋼成分”と“レーザ光照射表面
溶融部の凝固時Mi織”との関係を示すグラフ、 第3図は、レーザの投与入熱量とδ−フェライト粒径と
の関係を示すグラフ、 第4図は、レーザ光により大入熱で表面溶融処理を行っ
た場合に生じる熱影響部の状況を説明した概略模式図で
ある。 図面において、 1・・・レーザ光線、 2・・・母材、3・・・
溶接部、 4・・・レーザトーチ、5・・・
帯状凝固層、 6・・・熱影響部。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 Ni当量(Nieq)が式 0.68Creq−5.9≦Nieq≦1.3Creq
−9.3を満足するステンレス鋼(但しCreqはCr
当量)の表面部にレーザ光による溶融処理を施し、該ス
テンレス鋼表面部に粒径:0.5μm以下の微細δ−フ
ェライトを生成せしめることを特徴とする、ステンレス
鋼の耐応力腐食割れ性改善方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19672386A JPS6353210A (ja) | 1986-08-22 | 1986-08-22 | ステンレス鋼の耐応力腐食割れ性改善方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19672386A JPS6353210A (ja) | 1986-08-22 | 1986-08-22 | ステンレス鋼の耐応力腐食割れ性改善方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6353210A true JPS6353210A (ja) | 1988-03-07 |
Family
ID=16362524
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19672386A Pending JPS6353210A (ja) | 1986-08-22 | 1986-08-22 | ステンレス鋼の耐応力腐食割れ性改善方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6353210A (ja) |
Cited By (17)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61176631A (ja) * | 1985-02-01 | 1986-08-08 | Sumitomo Bakelite Co Ltd | 耐熱性樹脂の製造方法 |
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-
1986
- 1986-08-22 JP JP19672386A patent/JPS6353210A/ja active Pending
Cited By (24)
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WO2016107837A1 (fr) * | 2014-12-30 | 2016-07-07 | Commissariat à l'énergie atomique et aux énergies alternatives | Procédé de traitement préventif contre le relachement d'ions nickel d'une pièce en alliage de nickel et de chrome |
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