JPH05194138A - 化粧用組成物 - Google Patents
化粧用組成物Info
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- JPH05194138A JPH05194138A JP4161227A JP16122792A JPH05194138A JP H05194138 A JPH05194138 A JP H05194138A JP 4161227 A JP4161227 A JP 4161227A JP 16122792 A JP16122792 A JP 16122792A JP H05194138 A JPH05194138 A JP H05194138A
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 特に皮膚、毛髪、爪に局所的に塗布し得るオ
レオゲルの提供。 【構成】 (i)ポリオール脂肪酸ポリエステルを、3
つの遊離ヒドロキシル基を有するポリオールから誘導す
る場合、それをエステル化する脂肪酸の1種以上を、C
13〜22アルカノール性またはアルケノール性脂肪酸
から選択するという条件で、3つ以上の遊離ヒドロキシ
ル基を有するポリオールの60%以上の遊離ヒドロキシ
ル基を、1種以上のC8〜22脂肪酸でエステル化した
ポリオール脂肪酸ポリエステル及びその混合物から選択
される、化粧品上容認可能な溶剤であって、前記ポリオ
ール脂肪酸ポリエステルがヨウ素価180未満の溶剤5
〜95重量%と、(ii)前記溶剤中で可溶性を示し、架
橋を実質的に含まない、化粧品上容認可能な疎水性ポリ
マー増粘剤5〜70重量%とを含む化粧用オレオゲル。
レオゲルの提供。 【構成】 (i)ポリオール脂肪酸ポリエステルを、3
つの遊離ヒドロキシル基を有するポリオールから誘導す
る場合、それをエステル化する脂肪酸の1種以上を、C
13〜22アルカノール性またはアルケノール性脂肪酸
から選択するという条件で、3つ以上の遊離ヒドロキシ
ル基を有するポリオールの60%以上の遊離ヒドロキシ
ル基を、1種以上のC8〜22脂肪酸でエステル化した
ポリオール脂肪酸ポリエステル及びその混合物から選択
される、化粧品上容認可能な溶剤であって、前記ポリオ
ール脂肪酸ポリエステルがヨウ素価180未満の溶剤5
〜95重量%と、(ii)前記溶剤中で可溶性を示し、架
橋を実質的に含まない、化粧品上容認可能な疎水性ポリ
マー増粘剤5〜70重量%とを含む化粧用オレオゲル。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、化粧用組成物、特にヒ
ト体表面、とりわけ皮膚(粘膜を含む)、毛髪及び爪に
局所的に塗布し得るオレオゲルに係わる。化粧用オレオ
ゲルは、例えばそれが塗布された任意の箇所に遮蔽層
(occlusive layer)を設けるように使
用することもできるし、塗布領域に何らかの化粧品また
は薬品効果を与えることを目的とする成分のための担体
またはビヒクルとして使用することもできる。
ト体表面、とりわけ皮膚(粘膜を含む)、毛髪及び爪に
局所的に塗布し得るオレオゲルに係わる。化粧用オレオ
ゲルは、例えばそれが塗布された任意の箇所に遮蔽層
(occlusive layer)を設けるように使
用することもできるし、塗布領域に何らかの化粧品また
は薬品効果を与えることを目的とする成分のための担体
またはビヒクルとして使用することもできる。
【0002】
【従来の技術】(石油ゼリーまたは軟質パラフィンとし
ても公知の)ペトロラタムのような炭化水素は、環境へ
の水分損失を防ぐ遮蔽層をヒト皮膚に与え、それによっ
て下層をなす組織から放散する水分を角質中に蓄積する
ために、ヒトの皮膚に局所塗布するのに長年にわたり使
用されている。ペトロラタムは、ハンドクリーム及びロ
ーションのような皮膚手入れ用製品の成分としても使用
されているし、整髪またはコンディショニング製品に、
特に毛髪を所望の髪形に維持するための固着剤としても
使用されている。
ても公知の)ペトロラタムのような炭化水素は、環境へ
の水分損失を防ぐ遮蔽層をヒト皮膚に与え、それによっ
て下層をなす組織から放散する水分を角質中に蓄積する
ために、ヒトの皮膚に局所塗布するのに長年にわたり使
用されている。ペトロラタムは、ハンドクリーム及びロ
ーションのような皮膚手入れ用製品の成分としても使用
されているし、整髪またはコンディショニング製品に、
特に毛髪を所望の髪形に維持するための固着剤としても
使用されている。
【0003】しかしながら、ペトロラタムの印象または
美感は比較的決まりきったものであることは広く認識さ
れている。特に、べたついたろう質感に加えて皮膚及び
毛髪に不愉快な温感を与え得るし、またその使用は、ペ
トロラタム自体及びそれを含むハンドクリームのよう
な、皮膚上に一時機能的保護膜が望まれるときのバリヤ
製品やポマードのような整髪剤に制限されている。
美感は比較的決まりきったものであることは広く認識さ
れている。特に、べたついたろう質感に加えて皮膚及び
毛髪に不愉快な温感を与え得るし、またその使用は、ペ
トロラタム自体及びそれを含むハンドクリームのよう
な、皮膚上に一時機能的保護膜が望まれるときのバリヤ
製品やポマードのような整髪剤に制限されている。
【0004】ペトロラタムは、その供給源が再生不可能
な化石燃料から誘導されることも認識されている。
な化石燃料から誘導されることも認識されている。
【0005】従来のペトロラタムに付随する欠点を見る
と、重大な本質的欠点はもたずにペトロラタムの柔軟化
性及び遮蔽性の全ての望ましい属性を有する別の遮蔽生
成物を捜し出す必要がある。更に、このような代替品は
理想的には、環境的、生態学的及び個人的な健康管理の
要求に合う植物性材料を大きな割合で含むべきである。
と、重大な本質的欠点はもたずにペトロラタムの柔軟化
性及び遮蔽性の全ての望ましい属性を有する別の遮蔽生
成物を捜し出す必要がある。更に、このような代替品は
理想的には、環境的、生態学的及び個人的な健康管理の
要求に合う植物性材料を大きな割合で含むべきである。
【0006】制御されたコンシステンシー特性を有する
ゲルの形態の軟膏基剤を調製する問題は、英国特許第1
370 699号(Dynamit Nobel A
ktiengesellschaft)において検討さ
れている。ここには、長鎖脂肪酸及びラウリン酸を含む
ヤシ油は、コンシステンシーが強い温度依存性であるた
めに軟膏基剤として使用するのに適していないと述べら
れている。更に、短鎖脂肪酸を長鎖脂肪酸と混合し、こ
の混合物をグリセリンを用いてエステル化し、軟質パラ
フィンのような軟膏基剤を得ることも提案されている
が、この軟膏基剤は、展着性は優れているがコンシステ
ンシーは満足の行かないものである。別の提案は、液体
パラフィンを、ポリエチレンで処理することにより軟膏
様コンシステンシーにすることを含むが、これは、かか
る生成物は疎水性であるがため、医薬品または化粧品に
おける炭化水素の使用が制限されるのと同様に満足の行
くものではない。更に別の提案では、アーモンド油のよ
うな液体トリグリセリドに、天然ろう、例えば鯨ろう及
び蜜ろうのような添加剤によって軟膏様コンシステンシ
ーを与えるという試みが係わっている。しかしながらこ
の提案さえも、安定性が欠如しているという理由で、軟
膏基剤における要求を満足していないと言われている。
ゲルの形態の軟膏基剤を調製する問題は、英国特許第1
370 699号(Dynamit Nobel A
ktiengesellschaft)において検討さ
れている。ここには、長鎖脂肪酸及びラウリン酸を含む
ヤシ油は、コンシステンシーが強い温度依存性であるた
めに軟膏基剤として使用するのに適していないと述べら
れている。更に、短鎖脂肪酸を長鎖脂肪酸と混合し、こ
の混合物をグリセリンを用いてエステル化し、軟質パラ
フィンのような軟膏基剤を得ることも提案されている
が、この軟膏基剤は、展着性は優れているがコンシステ
ンシーは満足の行かないものである。別の提案は、液体
パラフィンを、ポリエチレンで処理することにより軟膏
様コンシステンシーにすることを含むが、これは、かか
る生成物は疎水性であるがため、医薬品または化粧品に
おける炭化水素の使用が制限されるのと同様に満足の行
くものではない。更に別の提案では、アーモンド油のよ
うな液体トリグリセリドに、天然ろう、例えば鯨ろう及
び蜜ろうのような添加剤によって軟膏様コンシステンシ
ーを与えるという試みが係わっている。しかしながらこ
の提案さえも、安定性が欠如しているという理由で、軟
膏基剤における要求を満足していないと言われている。
【0007】このような技術的背景に対して、Dyna
mitは、通常では液体飽和脂肪酸エステルを展着性軟
膏基剤に変換するのは不可能であることが立証されたと
結論付けた。少なくとも0〜40℃の幅広い温度範囲で
展着性を維持し且つ悪臭を放ちにくい軟膏基剤を開発す
る場合での問題に対する解決策は、分子中に8〜12個
の炭素原子を有する飽和脂肪酸のグリセリンエステルを
使用することである。この方法の1つの態様は、各脂肪
酸残基が8〜12個の炭素原子を含む飽和トリグリセリ
ドと、ゲル化剤としての平均分子量1,000〜20,
000を有するポリエチレンまたはエチレン/酢酸ビニ
ルコポリマーとの良く混じった混合物から軟膏基剤を形
成することである。トリグリセリド出発材料は更に、1
未満の酸価、220〜345のけん化価、及び1未満の
ヨウ素価を有することを特徴とする。
mitは、通常では液体飽和脂肪酸エステルを展着性軟
膏基剤に変換するのは不可能であることが立証されたと
結論付けた。少なくとも0〜40℃の幅広い温度範囲で
展着性を維持し且つ悪臭を放ちにくい軟膏基剤を開発す
る場合での問題に対する解決策は、分子中に8〜12個
の炭素原子を有する飽和脂肪酸のグリセリンエステルを
使用することである。この方法の1つの態様は、各脂肪
酸残基が8〜12個の炭素原子を含む飽和トリグリセリ
ドと、ゲル化剤としての平均分子量1,000〜20,
000を有するポリエチレンまたはエチレン/酢酸ビニ
ルコポリマーとの良く混じった混合物から軟膏基剤を形
成することである。トリグリセリド出発材料は更に、1
未満の酸価、220〜345のけん化価、及び1未満の
ヨウ素価を有することを特徴とする。
【0008】Dynamitによって検討された従来方
法の欠点を理解した上で、本発明者らは、ヨウ素価の極
めて低い十分に飽和した短鎖脂肪酸は使用に法外なコス
トがかかるし、いかなる場合でも、今日の化粧品業界の
要求を満たすに十分魅力的な軟膏基剤を与えないことを
見い出した。
法の欠点を理解した上で、本発明者らは、ヨウ素価の極
めて低い十分に飽和した短鎖脂肪酸は使用に法外なコス
トがかかるし、いかなる場合でも、今日の化粧品業界の
要求を満たすに十分魅力的な軟膏基剤を与えないことを
見い出した。
【0009】しかしながら本発明者らは、Dynami
tの教示に反して、化粧品用途に適した所定の植物油を
特定のポリマーを用いて制御された方法で処理して油の
粘度を増し、それによって所望のレオロジー特性及び溶
融特性を有するオレオゲルを与え得ることを見い出し
た。更にこのオレオゲルは、先に述べたこの生成物の不
本意な特性の幾つかをもたずに、ペトロラタムの外観及
び望ましい物理的特性、特に光学特性、熱安定性、遮蔽
性及び柔軟化性を有するように加工し得る。
tの教示に反して、化粧品用途に適した所定の植物油を
特定のポリマーを用いて制御された方法で処理して油の
粘度を増し、それによって所望のレオロジー特性及び溶
融特性を有するオレオゲルを与え得ることを見い出し
た。更にこのオレオゲルは、先に述べたこの生成物の不
本意な特性の幾つかをもたずに、ペトロラタムの外観及
び望ましい物理的特性、特に光学特性、熱安定性、遮蔽
性及び柔軟化性を有するように加工し得る。
【0010】この目的でその土地固有の植物油を使用す
ることは、オレオゲルに変換され得る炭化水素系油が乏
しくて高価な商品である地域、例えばアフリカ及びイン
ド亜大陸の一部においては特に価値がある。
ることは、オレオゲルに変換され得る炭化水素系油が乏
しくて高価な商品である地域、例えばアフリカ及びイン
ド亜大陸の一部においては特に価値がある。
【0011】“オレオゲル”なる用語は、ゲル様特性を
与えるために増粘されたオレオ状態(即ち油性)材料を
意味することを述べておく。
与えるために増粘されたオレオ状態(即ち油性)材料を
意味することを述べておく。
【0012】本発明者らは、植物油以外の特定のポリオ
ール脂肪酸ポリエステル(例えば天然糖から誘導される
もの)と植物油とは、特定のポリマーで同様に処理し
て、既に述べた望ましくない感触をもつことなくぺトロ
ラタムの外観及び物理的特性を有するオレオゲルを与え
得ることも見い出した。
ール脂肪酸ポリエステル(例えば天然糖から誘導される
もの)と植物油とは、特定のポリマーで同様に処理し
て、既に述べた望ましくない感触をもつことなくぺトロ
ラタムの外観及び物理的特性を有するオレオゲルを与え
得ることも見い出した。
【0013】更に本発明者らは、上記の植物油及びポリ
オール脂肪酸ポリエステルの混合物を特定のポリマーで
処理して、ペトロラタムの望ましい物理的特性を有する
生成物を与え得ることも見い出した。
オール脂肪酸ポリエステルの混合物を特定のポリマーで
処理して、ペトロラタムの望ましい物理的特性を有する
生成物を与え得ることも見い出した。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、ヒト体表面に
局所塗布するのに適した化粧用オレオゲルであって、
(i)ポリオール脂肪酸ポリエステルを、3つの遊離ヒ
ドロキシル基を有するポリオールから誘導する場合に
は、それをエステル化する脂肪酸の少なくとも1種を、
13〜22個の炭素原子を有するアルカノール性または
アルケノール性脂肪酸から選択するという条件で、3つ
以上の遊離ヒドロキシル基を有するポリオールの60%
以上の遊離ヒドロキシル基を、8〜22個の炭素原子を
有する1種以上の脂肪酸でエステル化したポリオール脂
肪酸ポリエステル及びその混合物から選択される、化粧
品上容認可能な溶剤であって、前記ポリオール脂肪酸ポ
リエステルが180未満のヨウ素価を有する溶剤5〜9
5重量%と、(ii)前記溶剤中で可溶性を示し、架橋を
実質的に含まない、化粧品上容認可能な疎水性ポリマー
増粘剤5〜70重量%と、(iii)必要によっては、5
0重量%以下の他の成分とを含む化粧用オレオゲルを提
供する。即ち、溶剤(i)及びポリマー増粘剤(ii)
がオレオゲルの50〜100重量%を占める。
局所塗布するのに適した化粧用オレオゲルであって、
(i)ポリオール脂肪酸ポリエステルを、3つの遊離ヒ
ドロキシル基を有するポリオールから誘導する場合に
は、それをエステル化する脂肪酸の少なくとも1種を、
13〜22個の炭素原子を有するアルカノール性または
アルケノール性脂肪酸から選択するという条件で、3つ
以上の遊離ヒドロキシル基を有するポリオールの60%
以上の遊離ヒドロキシル基を、8〜22個の炭素原子を
有する1種以上の脂肪酸でエステル化したポリオール脂
肪酸ポリエステル及びその混合物から選択される、化粧
品上容認可能な溶剤であって、前記ポリオール脂肪酸ポ
リエステルが180未満のヨウ素価を有する溶剤5〜9
5重量%と、(ii)前記溶剤中で可溶性を示し、架橋を
実質的に含まない、化粧品上容認可能な疎水性ポリマー
増粘剤5〜70重量%と、(iii)必要によっては、5
0重量%以下の他の成分とを含む化粧用オレオゲルを提
供する。即ち、溶剤(i)及びポリマー増粘剤(ii)
がオレオゲルの50〜100重量%を占める。
【0015】本発明の化粧用オレオゲルは、その最も単
純な形態においては、選択された天然油脂、並びに/ま
たは改質油脂、並びに/または他のポリオール脂肪酸ポ
リエステルから選択される特定の溶剤と、この溶剤に可
溶性を示す疎水性ポリマー増粘剤との配合物からなる。
純な形態においては、選択された天然油脂、並びに/ま
たは改質油脂、並びに/または他のポリオール脂肪酸ポ
リエステルから選択される特定の溶剤と、この溶剤に可
溶性を示す疎水性ポリマー増粘剤との配合物からなる。
【0016】このように形成されたオレオゲルは一般
に、幅広い温度範囲、例えば−15℃〜+60℃でその
ゲル様特性を維持する。
に、幅広い温度範囲、例えば−15℃〜+60℃でその
ゲル様特性を維持する。
【0017】溶剤 化粧品上容認可能な溶剤は、所定の例外は除き、3個以
上の遊離ヒドロキシル基を有するポリオールから、その
遊離ヒドロキシル基の60%以上を8〜22個の炭素原
子を有する1種以上の脂肪酸によってエステル化するこ
とにより誘導されるポリオール脂肪酸ポリエステル及び
これらの混合物から選択される。
上の遊離ヒドロキシル基を有するポリオールから、その
遊離ヒドロキシル基の60%以上を8〜22個の炭素原
子を有する1種以上の脂肪酸によってエステル化するこ
とにより誘導されるポリオール脂肪酸ポリエステル及び
これらの混合物から選択される。
【0018】天然油脂 ただ3個の遊離ヒドロキシル基を有するポリオールから
誘導される本明細書に定義のごときポリオール脂肪酸ポ
リエステルの例として、動物性、植物性及び海産性の油
脂を挙げることができる。しかしながらこのグループの
ポリオール脂肪酸ポリエステルは、3個の遊離ヒドロキ
シル基のうち少なくとも1個が、13〜22個の炭素原
子を有するアルカノール性またはアルケノール性脂肪酸
から選択される脂肪酸でエステル化されているものに限
定される。
誘導される本明細書に定義のごときポリオール脂肪酸ポ
リエステルの例として、動物性、植物性及び海産性の油
脂を挙げることができる。しかしながらこのグループの
ポリオール脂肪酸ポリエステルは、3個の遊離ヒドロキ
シル基のうち少なくとも1個が、13〜22個の炭素原
子を有するアルカノール性またはアルケノール性脂肪酸
から選択される脂肪酸でエステル化されているものに限
定される。
【0019】更に、本発明の化粧用オレオゲルに使用す
るのに適した特定の天然油脂は、180を越えず且つ好
ましくは5以上のヨウ素価を有するものから選択される
ことも明記しておく。特定の油脂は10〜150のヨウ
素価を有するのが理想的である。
るのに適した特定の天然油脂は、180を越えず且つ好
ましくは5以上のヨウ素価を有するものから選択される
ことも明記しておく。特定の油脂は10〜150のヨウ
素価を有するのが理想的である。
【0020】油が植物油または海産油である場合には、
それは通常は少なくともある割合の不飽和脂肪酸または
不飽和脂肪酸部分を有するグリセリドを含んでおり、従
って一般に5以上のヨウ素価を有することも記載してお
く。180以上のヨウ素価を有する極めて高度に不飽和
の油、例えば亜麻仁油は一般に、極めて短時間に悪臭を
放つ傾向から見て、化粧品に使用するには適していな
い。この理由で、180以上のヨウ素価を有する油は、
本発明のオレオゲルに有効に使用し得る油の定義から排
除される。しかしながら、本明細書に定義のごときオレ
オゲルの溶剤成分の5重量%以下がこのような油によっ
て構成されるという条件で、少量のこのような例外の油
も容認され得る。
それは通常は少なくともある割合の不飽和脂肪酸または
不飽和脂肪酸部分を有するグリセリドを含んでおり、従
って一般に5以上のヨウ素価を有することも記載してお
く。180以上のヨウ素価を有する極めて高度に不飽和
の油、例えば亜麻仁油は一般に、極めて短時間に悪臭を
放つ傾向から見て、化粧品に使用するには適していな
い。この理由で、180以上のヨウ素価を有する油は、
本発明のオレオゲルに有効に使用し得る油の定義から排
除される。しかしながら、本明細書に定義のごときオレ
オゲルの溶剤成分の5重量%以下がこのような油によっ
て構成されるという条件で、少量のこのような例外の油
も容認され得る。
【0021】適当な動物脂肪の例を、それらのヨウ素価
(I.V.)と一緒に以下に挙げる。
(I.V.)と一緒に以下に挙げる。
【0022】動物脂肪 I.V. 牛脂 42 牛脚脂 72 ブタラード 55 ミンクオイル 66 適当な植物油の例を、それらのヨウ素価(I.V.)と
一緒に以下に挙げる。
一緒に以下に挙げる。
【0023】植物油 I.V. 菜種油 103 ヤシ油 9 綿実油 107 ピーナッツ油 89 コーン油 122 オリーブ油 88 パーム油 58 パーム核油 17 ゴマ油 115 ヒマワリ油 137 アボガド油 94 インドセンダン油 68 ベニバナ油 125 ダイズ油 130 アザミ油 133 カカオバター 52 シアバター 59 アーモンド油 69 ヌカ油 112 適当な海産油の例を、それらのヨウ素価(I.V.)と
一緒に以下に列挙する。
一緒に以下に列挙する。
【0024】 海産油 I.V. チョウチンアンコウ(monkfish)肝油 162 スケトウダラ肝油 167 マダラ肝油 163 サメ(dogfish)肝油 122 ハドック肝油 168 オヒョウ肝油 170 ニシン体油 154 上述の植物油及び海産油は、そのほとんどが容易に入手
し得る適当な油の例であって、本発明の溶剤を都合良く
構成し得るが、この目的で使用し得る適当な油の多くの
他の例が存在することを理解されたい。
し得る適当な油の例であって、本発明の溶剤を都合良く
構成し得るが、この目的で使用し得る適当な油の多くの
他の例が存在することを理解されたい。
【0025】改質油脂 ただ3個の遊離ヒドロキシル基を有するポリオールから
誘導される本明細書に定義のごときポリオール脂肪酸ポ
リエステルとしては、工業処理、例えば物理的、化学的
または酵素的処理によって改質されて物理的及び/また
は化学的特性が変えられた、一般には化粧品または他の
局所用製品により適した形態にグレードアップされた動
物性、植物性及び海産性の油脂を挙げることもできる。
誘導される本明細書に定義のごときポリオール脂肪酸ポ
リエステルとしては、工業処理、例えば物理的、化学的
または酵素的処理によって改質されて物理的及び/また
は化学的特性が変えられた、一般には化粧品または他の
局所用製品により適した形態にグレードアップされた動
物性、植物性及び海産性の油脂を挙げることもできる。
【0026】工業処理の例としては、エステル交換(t
ransesterification,intere
sterification)、全部または一部水素
化、分別、脱臭及び脱色(漂白)を挙げることができ
る。
ransesterification,intere
sterification)、全部または一部水素
化、分別、脱臭及び脱色(漂白)を挙げることができ
る。
【0027】工業処理によって改質された植物油及び海
産油の具体例としては、脱臭脱色パーム油、硬化パーム
油、一部水素化魚油、パームオレインを挙げることがで
きる。
産油の具体例としては、脱臭脱色パーム油、硬化パーム
油、一部水素化魚油、パームオレインを挙げることがで
きる。
【0028】他のポリオール脂肪酸ポリエステル 溶剤として使用し得る他のポリオール脂肪酸ポリエステ
ルは、4個以上の遊離ヒドロキシル基を有する任意の脂
肪族または芳香族ポリオールから、その遊離ヒドロキシ
ル基の60%以上を8〜22個の炭素原子を有する1種
以上の脂肪酸でエステル化することにより誘導されるも
のである。
ルは、4個以上の遊離ヒドロキシル基を有する任意の脂
肪族または芳香族ポリオールから、その遊離ヒドロキシ
ル基の60%以上を8〜22個の炭素原子を有する1種
以上の脂肪酸でエステル化することにより誘導されるも
のである。
【0029】遊離ヒドロキシル基の60%以上がエステ
ル化されることは、かかるポリオール脂肪酸ポリエステ
ルに、酵素、特にリパーゼによる切断に対する耐性を与
えるが故に好ましく、それだけでも、リパーゼが存在し
得る皮膚表面に塗布することを目的とするオレオゲルに
使用するには特に適している。
ル化されることは、かかるポリオール脂肪酸ポリエステ
ルに、酵素、特にリパーゼによる切断に対する耐性を与
えるが故に好ましく、それだけでも、リパーゼが存在し
得る皮膚表面に塗布することを目的とするオレオゲルに
使用するには特に適している。
【0030】上記の他のポリオール脂肪酸ポリエステル
が誘導されるポリオールは、単糖類、二糖類及び多糖類
を含む糖グリコールから選択されるのが好ましい。
が誘導されるポリオールは、単糖類、二糖類及び多糖類
を含む糖グリコールから選択されるのが好ましい。
【0031】単糖ポリオールの好ましい例としては、五
炭糖ポリオール、例えばD−リボース、D−アラビノー
ス、D−キシロース、D−リキソース、D−リブロース
及びD−キシルロース、六炭糖ポリオール、例えばD−
アロース、D−アルトロース、D−グルコース、D−マ
ンノース、D−グロース、D−イドース、D−ガラクト
ース、D−タロース、D−フルクトース、D−ソルボー
ス及びD−タガトース、七炭糖ポリオール、例えばD−
マンノヘプツロース及びD−セドヘプツロースを挙げる
ことができる。
炭糖ポリオール、例えばD−リボース、D−アラビノー
ス、D−キシロース、D−リキソース、D−リブロース
及びD−キシルロース、六炭糖ポリオール、例えばD−
アロース、D−アルトロース、D−グルコース、D−マ
ンノース、D−グロース、D−イドース、D−ガラクト
ース、D−タロース、D−フルクトース、D−ソルボー
ス及びD−タガトース、七炭糖ポリオール、例えばD−
マンノヘプツロース及びD−セドヘプツロースを挙げる
ことができる。
【0032】二糖ポリオールの好ましい例としては、マ
ルトース、ラクトース、セロビオース、スクロース、ト
レハロース、ゲンチオビオース、メリビオース及びプリ
メベロースといったものを挙げることができる。
ルトース、ラクトース、セロビオース、スクロース、ト
レハロース、ゲンチオビオース、メリビオース及びプリ
メベロースといったものを挙げることができる。
【0033】多糖ポリオールの好ましい例としては、ゲ
ンチアノース及びラフィノースような三糖類を挙げるこ
とができる。
ンチアノース及びラフィノースような三糖類を挙げるこ
とができる。
【0034】或いは、ポリオール脂肪酸ポリエステルが
誘導されるポリオールは、例えばD−マンニトール、D
−ソルビトール、D−リビトール、D−エリトリトー
ル、D−ラクチトール及びD−キシリトールといった糖
アルコール、並びに例えば−メチルグリコシド及びイノ
シトールといった糖誘導体から選択することもできる。
誘導されるポリオールは、例えばD−マンニトール、D
−ソルビトール、D−リビトール、D−エリトリトー
ル、D−ラクチトール及びD−キシリトールといった糖
アルコール、並びに例えば−メチルグリコシド及びイノ
シトールといった糖誘導体から選択することもできる。
【0035】ポリオール脂肪酸ポリエステルを形成する
のに使用される脂肪酸は、それぞれ脂肪酸分子中に8〜
22個の炭素原子を有する遊離脂肪酸とすることができ
る。
のに使用される脂肪酸は、それぞれ脂肪酸分子中に8〜
22個の炭素原子を有する遊離脂肪酸とすることができ
る。
【0036】かかる脂肪酸は、飽和または不飽和の直鎖
状または分枝状の脂肪酸とすることができる。
状または分枝状の脂肪酸とすることができる。
【0037】前述の他のポリオール脂肪酸ポリエステル
を形成するのに好ましい脂肪酸源は、脂肪酸残基の混合
物源を与える天然油脂であるが、その選択は、そこから
得られるポリオール脂肪酸ポリエステルの物理的及び化
学的特性を広範に変え得る。
を形成するのに好ましい脂肪酸源は、脂肪酸残基の混合
物源を与える天然油脂であるが、その選択は、そこから
得られるポリオール脂肪酸ポリエステルの物理的及び化
学的特性を広範に変え得る。
【0038】かかる油脂は天然資源から得ることがで
き、そのままで使用することもできるし、化学的及び酵
素的処理に従って、全部または一部水素化、エステル交
換または分別によって改質油脂を与えることもできる。
き、そのままで使用することもできるし、化学的及び酵
素的処理に従って、全部または一部水素化、エステル交
換または分別によって改質油脂を与えることもできる。
【0039】このような脂肪酸残基の適当な天然資源
は、例えばタロウ、ラノリン油、タラ肝油、オヒョウ肝
油、他の魚油、ヤシ油、パーム核油、パーム油、乳脂
肪、ダイズ油、ベニバナ油、綿実油、菜種油、けし油、
コーン油、ヒマワリ油、ピーナッツ油、魚肝油及びこれ
らの混合物といった動物、植物または海産物由来のもの
とすることができる。好ましい脂肪酸源はパーム油、一
部水素化パーム油、パーム核油、必要によっては一部水
素化したダイズ油及び一部水素化魚油である。
は、例えばタロウ、ラノリン油、タラ肝油、オヒョウ肝
油、他の魚油、ヤシ油、パーム核油、パーム油、乳脂
肪、ダイズ油、ベニバナ油、綿実油、菜種油、けし油、
コーン油、ヒマワリ油、ピーナッツ油、魚肝油及びこれ
らの混合物といった動物、植物または海産物由来のもの
とすることができる。好ましい脂肪酸源はパーム油、一
部水素化パーム油、パーム核油、必要によっては一部水
素化したダイズ油及び一部水素化魚油である。
【0040】脂肪酸混合物、即ち1種以上の上述のごと
き天然油の混合物を使用することにより、前述の他のポ
リオール脂肪酸ポリエステルを合成する場合には、単一
のポリオール分子上にエステル基の混合物が存在するポ
リオール脂肪酸ポリエステルを与えることができる。
き天然油の混合物を使用することにより、前述の他のポ
リオール脂肪酸ポリエステルを合成する場合には、単一
のポリオール分子上にエステル基の混合物が存在するポ
リオール脂肪酸ポリエステルを与えることができる。
【0041】前述のごとき脂肪酸源と反応させ得るポリ
オールは、既に述べたように、そのうちのいくつかまた
は全部が脂肪酸部分とのエステル化に使用し得る、4個
以上の遊離ヒドロキシル基を含む。通常は、本発明のオ
レオゲルを形成するのに使用されるポリオール脂肪酸ポ
リエステルを与えるためには、かかる遊離ヒドロキシル
基の60%以上をエステル化する。より好ましくは遊離
ヒドロキシル基の70%、理想的には80%以上を脂肪
酸エステル基で置換する。
オールは、既に述べたように、そのうちのいくつかまた
は全部が脂肪酸部分とのエステル化に使用し得る、4個
以上の遊離ヒドロキシル基を含む。通常は、本発明のオ
レオゲルを形成するのに使用されるポリオール脂肪酸ポ
リエステルを与えるためには、かかる遊離ヒドロキシル
基の60%以上をエステル化する。より好ましくは遊離
ヒドロキシル基の70%、理想的には80%以上を脂肪
酸エステル基で置換する。
【0042】このような他のポリオール脂肪酸ポリエス
テルの好ましい例としては、スクロースオクタイソステ
アレート、スクロースオクタ−2−エチルヘキサノエー
ト、パーム及びパーム核油混合物、ダイズ油、ダイズ及
びパーム油混合物、パーム油、ヤシ油、及び混合魚油か
ら誘導されるスクロース脂肪酸ポリエステルを挙げるこ
とができる。
テルの好ましい例としては、スクロースオクタイソステ
アレート、スクロースオクタ−2−エチルヘキサノエー
ト、パーム及びパーム核油混合物、ダイズ油、ダイズ及
びパーム油混合物、パーム油、ヤシ油、及び混合魚油か
ら誘導されるスクロース脂肪酸ポリエステルを挙げるこ
とができる。
【0043】本発明のオレオゲル中に存在させる溶剤の
量は一般に5〜95重量%、好ましくは10〜80重量
%である。
量は一般に5〜95重量%、好ましくは10〜80重量
%である。
【0044】疎水性ポリマー増粘剤 疎水性ポリマー増粘剤は化粧品上容認可能なものである
べきであり、架橋を実質的に含まず本明細書中に定義の
ごとき溶剤に可溶性であるポリマーから選択されるのが
好ましい。
べきであり、架橋を実質的に含まず本明細書中に定義の
ごとき溶剤に可溶性であるポリマーから選択されるのが
好ましい。
【0045】適当なポリマー増粘剤の例としては、例え
ばAllied Signalから販売されているA−
Cポリエチレン1702(分子量1700)、A−Cポ
リエチレン617(分子量4300)及びA−Cポリエ
チレン6(分子量5500)といったポリエチレンホモ
ポリマー、並びに例えばやはりAllied Sign
alから販売されているA−Cエチレン−酢酸ビニル4
05(分子量6500,コモノマー6〜11%)及びA
−Cエチレン−酢酸ビニル400(分子量6500、コ
モノマー13%)といったポリエチレン酢酸ビニルコポ
リマーを挙げることができる。
ばAllied Signalから販売されているA−
Cポリエチレン1702(分子量1700)、A−Cポ
リエチレン617(分子量4300)及びA−Cポリエ
チレン6(分子量5500)といったポリエチレンホモ
ポリマー、並びに例えばやはりAllied Sign
alから販売されているA−Cエチレン−酢酸ビニル4
05(分子量6500,コモノマー6〜11%)及びA
−Cエチレン−酢酸ビニル400(分子量6500、コ
モノマー13%)といったポリエチレン酢酸ビニルコポ
リマーを挙げることができる。
【0046】上記ポリマー増粘剤は、溶剤に加え、そし
てそこに溶解するのに適した粒状固体として使用するの
が好ましい。
てそこに溶解するのに適した粒状固体として使用するの
が好ましい。
【0047】本発明のオレオゲル中に存在させる疎水性
ポリマー増粘剤の量は一般には5〜80重量%、好まし
くは10〜70重量%である。
ポリマー増粘剤の量は一般には5〜80重量%、好まし
くは10〜70重量%である。
【0048】他の成分 本発明のオレオゲルには、皮膚及び毛髪に更なる有利な
特性を与える他の成分を任意に含めることができる。
特性を与える他の成分を任意に含めることができる。
【0049】本発明のオレオゲルは更に、治療薬(he
aling agent)、保湿剤、増粘剤、抗酸化
剤、安定剤、膜形成剤、乳化剤、界面活性剤、日焼け止
め剤、保存剤、香料及び着色料をも含み得る。
aling agent)、保湿剤、増粘剤、抗酸化
剤、安定剤、膜形成剤、乳化剤、界面活性剤、日焼け止
め剤、保存剤、香料及び着色料をも含み得る。
【0050】本発明のオレオゲルは更に、ヒトの皮膚ま
たは毛髪に局所塗布するのに適した、化粧品に通常使用
される他の成分を含むこともできる。
たは毛髪に局所塗布するのに適した、化粧品に通常使用
される他の成分を含むこともできる。
【0051】他の成分は、存在させるならば、該組成物
の50重量%までを占めることができるが、便宜的には
軟膏基剤の残りの部分を占め得る。
の50重量%までを占めることができるが、便宜的には
軟膏基剤の残りの部分を占め得る。
【0052】軟膏基剤の調製方法 本発明は、皮膚または毛髪に局所塗布するのに適したオ
レオゲルの製造方法であって、本明細書に定義のごとき
ポリマーを、180未満のヨウ素価を有する植物油もし
くは海産油、及び/または1種以上の本明細書に定義の
ごとき他のポリオール脂肪酸ポリエステルから選択され
る溶剤と混合するステップを含む方法をも提供する。
レオゲルの製造方法であって、本明細書に定義のごとき
ポリマーを、180未満のヨウ素価を有する植物油もし
くは海産油、及び/または1種以上の本明細書に定義の
ごとき他のポリオール脂肪酸ポリエステルから選択され
る溶剤と混合するステップを含む方法をも提供する。
【0053】本発明の方法の好ましい実施態様によれ
ば、ポリマー及び溶剤を撹拌しながら加熱してポリマー
を溶解し、次いで、撹拌を続けながら混合物の雲り点温
度以下に冷却して、透明なオレオゲルを得る。ポリマー
がポリエチレンである場合、ペトロラタムと等価の最高
のきめ及び外観を有するオレオゲルを得るためには、急
速に冷却することが好ましい。
ば、ポリマー及び溶剤を撹拌しながら加熱してポリマー
を溶解し、次いで、撹拌を続けながら混合物の雲り点温
度以下に冷却して、透明なオレオゲルを得る。ポリマー
がポリエチレンである場合、ペトロラタムと等価の最高
のきめ及び外観を有するオレオゲルを得るためには、急
速に冷却することが好ましい。
【0054】オレオゲルの用途 本発明のオレオゲルは主に、特に遮蔽層を形成して湿分
損失を少なくするためにヒト皮膚に局所塗布する製品の
ためのものである。それによって皮膚は悪天候条件、例
えば太陽及び風に過度に暴露されることや、例えば食器
または衣類を洗うときに洗剤水溶液中に手を浸漬するこ
とから起こる洗剤の害から保護され得る。本発明のオレ
オゲルの特別の用途は、着色化粧品、口紅及び唇用軟膏
の製造にある。
損失を少なくするためにヒト皮膚に局所塗布する製品の
ためのものである。それによって皮膚は悪天候条件、例
えば太陽及び風に過度に暴露されることや、例えば食器
または衣類を洗うときに洗剤水溶液中に手を浸漬するこ
とから起こる洗剤の害から保護され得る。本発明のオレ
オゲルの特別の用途は、着色化粧品、口紅及び唇用軟膏
の製造にある。
【0055】オレオゲルは、日焼け止め剤、香水、殺菌
剤または他の皮膚に有益な薬剤のための担体としても作
用し得、その皮膚表面上の存在期間は、特に使用した溶
剤が1種以上のポリオール脂肪酸ポリエステルを含む場
合には、遮蔽膜の存在のために延長され得る。
剤または他の皮膚に有益な薬剤のための担体としても作
用し得、その皮膚表面上の存在期間は、特に使用した溶
剤が1種以上のポリオール脂肪酸ポリエステルを含む場
合には、遮蔽膜の存在のために延長され得る。
【0056】オレオゲルは、毛髪及び頭皮を処置するた
め、特に髪形維持調製剤または整髪剤として毛髪を所望
の形状またはスタイルに維持するために使用することも
できる。
め、特に髪形維持調製剤または整髪剤として毛髪を所望
の形状またはスタイルに維持するために使用することも
できる。
【0057】使用に際しては、例えば1〜5gの少量の
オレオゲルを適当な容器またはアプリケーターから皮膚
または毛髪に塗布し、必要であればそれを、手の平もし
くは指または適当な展着用デバイスを使用して、皮膚ま
たは毛髪に展着及び/または擦り込みする。
オレオゲルを適当な容器またはアプリケーターから皮膚
または毛髪に塗布し、必要であればそれを、手の平もし
くは指または適当な展着用デバイスを使用して、皮膚ま
たは毛髪に展着及び/または擦り込みする。
【0058】製品の形態及び包装 本発明のオレオゲルは、本明細書に定義のごときレオロ
ジー及び他の物理的特性を有する軟質固体またはゼリー
様製品として調製することができ、その粘度及び消費者
による用途に見合った適当な容器内に包装することがで
きる。例えばオレオゲルは、変形可能なチューブまたは
蓋付きジャー内に収容することができる。
ジー及び他の物理的特性を有する軟質固体またはゼリー
様製品として調製することができ、その粘度及び消費者
による用途に見合った適当な容器内に包装することがで
きる。例えばオレオゲルは、変形可能なチューブまたは
蓋付きジャー内に収容することができる。
【0059】従って本発明は、本明細書に定義のごとき
オレオゲルを含む密閉容器をも提供する。
オレオゲルを含む密閉容器をも提供する。
【0060】オレオゲルの物理的特性 i)コンシステンシー 本発明のオレオゲルは、コンシステンシー値試験によっ
て測定すると10〜100のコンシステンシー値を有す
るのが好ましい。10より小さいコンシステンシーを有
するオレオゲルは通常、一般化粧品に使用するには硬す
ぎると考えられており、また100より大きいコンシス
テンシー値を有するオレオゲルは、固めのコンシステン
シーが必要とされる用途においては柔らかすぎる。
て測定すると10〜100のコンシステンシー値を有す
るのが好ましい。10より小さいコンシステンシーを有
するオレオゲルは通常、一般化粧品に使用するには硬す
ぎると考えられており、また100より大きいコンシス
テンシー値を有するオレオゲルは、固めのコンシステン
シーが必要とされる用途においては柔らかすぎる。
【0061】一般にはペトロラタムと同じレオロジー特
性及びコンシステンシーを有するオレオゲルのコンシス
テンシー値を測定するのに使用される方法を以下に記載
する。
性及びコンシステンシーを有するオレオゲルのコンシス
テンシー値を測定するのに使用される方法を以下に記載
する。
【0062】コンシステンシー値試験 オレオゲルのコンシステンシー値は円錐型針入度計によ
って測定するが、その構成及び使用法を以下に説明す
る。
って測定するが、その構成及び使用法を以下に説明す
る。
【0063】本発明のオレオゲルのコンシステンシー
を、内角120°の着脱式スチールチップを有する重さ
116gの磨き仕上げ円錐型金属プランジャーが取り付
けられた、例えばSommer & Runge K
G.ベルリンによって提供されているモデルPNR6の
ような針入度計によって測定する。試験用の容器は、直
径が102±6mmで且つ高さが60mm以上の金属ま
たはガラス製の平底シリンダーである。
を、内角120°の着脱式スチールチップを有する重さ
116gの磨き仕上げ円錐型金属プランジャーが取り付
けられた、例えばSommer & Runge K
G.ベルリンによって提供されているモデルPNR6の
ような針入度計によって測定する。試験用の容器は、直
径が102±6mmで且つ高さが60mm以上の金属ま
たはガラス製の平底シリンダーである。
【0064】コンシステンシー値試験を実施する手順は
以下の通りである。
以下の通りである。
【0065】試験すべき一定量のオレオゲルを温度82
±2.5℃で融解し、1つ以上の容器に注ぎ込み、縁か
ら6mm以内のところまで充填する。通風から保護し
て、16時間以上かけて25±2.5℃にまで冷却す
る。試験の2時間前に、容器を25±0.5℃の水浴中
に入れる。室温が23.5℃以下または26.5℃以上
であるならば、円錐を水浴中に入れることによりその温
度を25±10.5℃に調整する。
±2.5℃で融解し、1つ以上の容器に注ぎ込み、縁か
ら6mm以内のところまで充填する。通風から保護し
て、16時間以上かけて25±2.5℃にまで冷却す
る。試験の2時間前に、容器を25±0.5℃の水浴中
に入れる。室温が23.5℃以下または26.5℃以上
であるならば、円錐を水浴中に入れることによりその温
度を25±10.5℃に調整する。
【0066】試験対象のオレオゲルの表面を乱すことな
く、容器を針入度計の台上に置き、容器の縁から25m
m〜38mmの地点において先端が試験オレオゲルの上
面に接触するまで円錐を下げる。ゼロ点を調整し、プラ
ンジャーを素早く解放し、それを10秒間放置する。プ
ランジャーを固定し、合計針入度をスケールから読取
る。針入領域が重なり合わないようにそれぞれ間隔を空
けて、3回以上試験する。針入度が20mmを越える場
合には、各試験に対して別個の容器の試験組成物を使用
する。針入度を0.1mm単位まで読取る。3回以上の
読取り値の平均を計算し、個々の結果が平均から±3%
以上離れている場合には、合計10回まで更に試験を実
施する。試験の最終平均値が1.0mm以上で且つ1
0.0mm以下であるならば、コンシステンシー値が1
0〜100であることを示す。
く、容器を針入度計の台上に置き、容器の縁から25m
m〜38mmの地点において先端が試験オレオゲルの上
面に接触するまで円錐を下げる。ゼロ点を調整し、プラ
ンジャーを素早く解放し、それを10秒間放置する。プ
ランジャーを固定し、合計針入度をスケールから読取
る。針入領域が重なり合わないようにそれぞれ間隔を空
けて、3回以上試験する。針入度が20mmを越える場
合には、各試験に対して別個の容器の試験組成物を使用
する。針入度を0.1mm単位まで読取る。3回以上の
読取り値の平均を計算し、個々の結果が平均から±3%
以上離れている場合には、合計10回まで更に試験を実
施する。試験の最終平均値が1.0mm以上で且つ1
0.0mm以下であるならば、コンシステンシー値が1
0〜100であることを示す。
【0067】ii)遮蔽性 本発明のオレオゲルは、ペトロラタムのように体表面上
の皮膚または他所に遮蔽層を設けるように使用するので
あれば、一般に有意な遮蔽値を有するべきである。通
常、オレオゲルは、遮蔽値試験によって測定すると30
%以上の遮蔽値を有する。好ましいオレオゲルは、前記
試験によって測定すると50%以上、より好ましくは6
0%以上、理想的には70%以上の遮蔽値を有する。こ
の試験がどのように実施されるのか、その詳細を以下に
説明する。
の皮膚または他所に遮蔽層を設けるように使用するので
あれば、一般に有意な遮蔽値を有するべきである。通
常、オレオゲルは、遮蔽値試験によって測定すると30
%以上の遮蔽値を有する。好ましいオレオゲルは、前記
試験によって測定すると50%以上、より好ましくは6
0%以上、理想的には70%以上の遮蔽値を有する。こ
の試験がどのように実施されるのか、その詳細を以下に
説明する。
【0068】遮蔽値試験 年齢、種及び居住地域が異なるグループの個人間に見ら
れるように、ヒトの皮膚の特徴及び特性は広範に異なる
ことから、オレオゲルの遮蔽性を測定するための容易に
再現可能な標準in vitro試験を提供する必要が
ある。
れるように、ヒトの皮膚の特徴及び特性は広範に異なる
ことから、オレオゲルの遮蔽性を測定するための容易に
再現可能な標準in vitro試験を提供する必要が
ある。
【0069】基準ビスコースセルロースフィルム、即ち
Medicell International Lt
d.から市販されているVisking透析チューブを
ヒト皮膚の代用品として使用し、経験的試験を考案し
た。このフィルムは、分子量12,000〜14,00
0を遮断する。
Medicell International Lt
d.から市販されているVisking透析チューブを
ヒト皮膚の代用品として使用し、経験的試験を考案し
た。このフィルムは、分子量12,000〜14,00
0を遮断する。
【0070】この試験においては、透析フィルムに塗布
したオレオゲル膜の水蒸気通過に対する遮蔽度を以下の
ごとき標準方法で測定する。
したオレオゲル膜の水蒸気通過に対する遮蔽度を以下の
ごとき標準方法で測定する。
【0071】遮蔽セルの準備 その開放端部の直径が25mm(即ち面積約5cm2)
である5mlビーカー、例えばAmerican Sc
ientific Productsから市販されてい
るDispoビーカーを使用して遮蔽セルを準備した。
である5mlビーカー、例えばAmerican Sc
ientific Productsから市販されてい
るDispoビーカーを使用して遮蔽セルを準備した。
【0072】1mlの蒸留水をビーカー内に導入し、V
isking透析チューブフィルムをビーカーの開放端
部に張り付け、例えばAssembly Aid Ad
hesive(3M)のような接着剤で適所に固定す
る。
isking透析チューブフィルムをビーカーの開放端
部に張り付け、例えばAssembly Aid Ad
hesive(3M)のような接着剤で適所に固定す
る。
【0073】20℃、大気圧及び外部相対湿度50%に
おいてViskingフィルムを通しての水分損失率
を、出力をチャートレコーダーに供給するD−Aコンバ
ーターを備えたSartorius 4503精密天秤
を使用し、ビーカーの重量減少を経時的に測定すること
により決定した。
おいてViskingフィルムを通しての水分損失率
を、出力をチャートレコーダーに供給するD−Aコンバ
ーターを備えたSartorius 4503精密天秤
を使用し、ビーカーの重量減少を経時的に測定すること
により決定した。
【0074】定常状態の水分損失率が確立された後に、
遮蔽値を測定しようとする生成物、即ち本発明のオレオ
ゲルを、Visking透析チューブの表面に薄膜とし
て塗布する。試験物質が液体または軟質固体である場合
には、プラスチックグローブをはめた指で塗布すること
ができる。試験材料が固体である場合には、まずそれ
を、Visking透析フィルム表面に塗布されるよう
に溶融することが必要である。
遮蔽値を測定しようとする生成物、即ち本発明のオレオ
ゲルを、Visking透析チューブの表面に薄膜とし
て塗布する。試験物質が液体または軟質固体である場合
には、プラスチックグローブをはめた指で塗布すること
ができる。試験材料が固体である場合には、まずそれ
を、Visking透析フィルム表面に塗布されるよう
に溶融することが必要である。
【0075】生成物から過剰な水分が失われた後に、同
じ圧力、温度及び相対湿度条件下で新たな定常状態水分
損失率を記録する。
じ圧力、温度及び相対湿度条件下で新たな定常状態水分
損失率を記録する。
【0076】生成物膜(即ちオレオゲル)の遮蔽度は、
【0077】
【数1】
【0078】によって計算される。
【0079】全ての水分損失率を、(もしあれば)ビー
カーの壁を通しての比較的小さい水分損失率に対して補
正する。これは、Viskingフィルムを不透過性ア
ルミニウム箔で置き換えたときのビーカーからの水分損
失を測定することにより決定される。
カーの壁を通しての比較的小さい水分損失率に対して補
正する。これは、Viskingフィルムを不透過性ア
ルミニウム箔で置き換えたときのビーカーからの水分損
失を測定することにより決定される。
【0080】遮蔽度は通常は各試料に対して4回測定す
る。各測定において試料負荷は、本発明の組成物をVi
skingフィルムに塗布した直後に記録された重量増
加から決定される。負荷は正確には再現性がないので、
負荷対遮蔽度プロットに直線を(線形回帰によって)適
合させ、10g/m2の標準生成物消費負荷における遮
蔽度を内挿する。各ケースで遮蔽度は、試験した範囲に
おいて負荷におおよそ直線的に依存した。
る。各測定において試料負荷は、本発明の組成物をVi
skingフィルムに塗布した直後に記録された重量増
加から決定される。負荷は正確には再現性がないので、
負荷対遮蔽度プロットに直線を(線形回帰によって)適
合させ、10g/m2の標準生成物消費負荷における遮
蔽度を内挿する。各ケースで遮蔽度は、試験した範囲に
おいて負荷におおよそ直線的に依存した。
【0081】遮蔽度は、信頼度95%において4回の測
定値の数値平均±2×標準誤差で表される。
定値の数値平均±2×標準誤差で表される。
【0082】実験は、遮蔽層を設けるには10mgの生
成物をViskingフィルムに塗布すれば十分である
ことを示した。遮蔽層がないと、フィルムは通常1時間
に1m2当たり約25gの水蒸気を透過させる。
成物をViskingフィルムに塗布すれば十分である
ことを示した。遮蔽層がないと、フィルムは通常1時間
に1m2当たり約25gの水蒸気を透過させる。
【0083】
【実施例】本発明に従う実施例を参照し、本発明を説明
する。各ケースで、ポリマーとポリオール脂肪酸ポリエ
ステル及び/または植物油とを混合することにより混合
物を調製した。
する。各ケースで、ポリマーとポリオール脂肪酸ポリエ
ステル及び/または植物油とを混合することにより混合
物を調製した。
【0084】各調製物において、遮蔽値及びコンシステ
ンシー値はそれぞれ本明細書に記載の試験によって測定
した。
ンシー値はそれぞれ本明細書に記載の試験によって測定
した。
【0085】実施例1、2及び3 これらの実施例は、ポリマー増粘剤としてポリエチレン
を用いて増粘した、溶剤として油、または油及びスクロ
ースポリエステルから調製した本発明のオレオゲルを説
明する。
を用いて増粘した、溶剤として油、または油及びスクロ
ースポリエステルから調製した本発明のオレオゲルを説
明する。
【0086】各実施例において、オレオゲルは以下のよ
うに調製した。
うに調製した。
【0087】i)溶剤及びポリエチレンを、透明で均一
な溶液になるまで加熱した。
な溶液になるまで加熱した。
【0088】ii)撹拌しながら、“曇り点”(透明で
高温の溶液がポリマーの沈降の結果として曇り始める温
度)以下になるよう出来る限り急速に冷却した。これに
よって可能な限り最小の粒径のポリマーが得られ、この
結果、徐々に冷却して得られるあろうよりも安定で、
“より固めで”且つより滑らかなゲルとなった。
高温の溶液がポリマーの沈降の結果として曇り始める温
度)以下になるよう出来る限り急速に冷却した。これに
よって可能な限り最小の粒径のポリマーが得られ、この
結果、徐々に冷却して得られるあろうよりも安定で、
“より固めで”且つより滑らかなゲルとなった。
【0089】曇り点より約10℃低い温度で撹拌を中断
すると、安定性が向上されたゲルが形成された。
すると、安定性が向上されたゲルが形成された。
【0090】比較的安定なゲルを得るための急冷(ショ
ック冷却としても公知である)は、溶剤−ポリマー混合
物を含む容器を撹拌しながら氷浴中に浸漬するか、また
は容器を約−10℃の急速冷凍庫内に入れることにより
行なう。或いは、大規模製造においては、ポリマー溶液
を含む小容器を冷却トンネルに通すことにより、急冷を
行なうことができる。
ック冷却としても公知である)は、溶剤−ポリマー混合
物を含む容器を撹拌しながら氷浴中に浸漬するか、また
は容器を約−10℃の急速冷凍庫内に入れることにより
行なう。或いは、大規模製造においては、ポリマー溶液
を含む小容器を冷却トンネルに通すことにより、急冷を
行なうことができる。
【0091】実施例1、2及び3それぞれの調製物とそ
れらの遮蔽値及びコンシステンシー値とを表1に示す。
れらの遮蔽値及びコンシステンシー値とを表1に示す。
【0092】
【表1】
【0093】実施例4及び5 これらの実施例は、ポリマー増粘剤としてポリエチレン
/酢酸ビニルコポリマーを用いて増粘した、溶剤として
油、または油及びスクロースポリエステルから調製した
本発明のオレオゲルを説明する。
/酢酸ビニルコポリマーを用いて増粘した、溶剤として
油、または油及びスクロースポリエステルから調製した
本発明のオレオゲルを説明する。
【0094】各実施例において、オレオゲルは以下のよ
うに調製した。
うに調製した。
【0095】i)溶剤及びポリエチレン/酢酸ビニルコ
ポリマーを、透明で均一な溶液になるまで加熱した。
ポリマーを、透明で均一な溶液になるまで加熱した。
【0096】ii)約18℃またはそれ未満の温度の水
を流して容器の外側を冷却しながら、“曇り点”の直前
で溶剤及びポリマーを含む容器の内側をこすり取る。こ
れによって冷却壁上に形成されたゲル層が除去され、ま
だ液状である溶液内部が冷却壁と接触し、オレオゲルの
別の層のゲル化が促進される。この作業を、全溶液がオ
レオゲルに変換されるまで続けた。
を流して容器の外側を冷却しながら、“曇り点”の直前
で溶剤及びポリマーを含む容器の内側をこすり取る。こ
れによって冷却壁上に形成されたゲル層が除去され、ま
だ液状である溶液内部が冷却壁と接触し、オレオゲルの
別の層のゲル化が促進される。この作業を、全溶液がオ
レオゲルに変換されるまで続けた。
【0097】ポリマー増粘剤としてポリエチレン/酢酸
ビニルコポリマーを使用してオレオゲルを調製する場合
には、上記実施例1、2及び3に記載のごとき急冷は必
要でない。
ビニルコポリマーを使用してオレオゲルを調製する場合
には、上記実施例1、2及び3に記載のごとき急冷は必
要でない。
【0098】実施例4及び5それぞれの調製物とそれら
の遮蔽値及びコンシステンシー値とを表2に示す。
の遮蔽値及びコンシステンシー値とを表2に示す。
【0099】
【表2】
【0100】上記実施例の組成物のレオロジーを、一定
範囲の剪断速度における粘度を測定するCARRIME
D制御応力レオメーターを使用して調査した。粘度はペ
トロラタムのものに極めて類似あることが判明した。
範囲の剪断速度における粘度を測定するCARRIME
D制御応力レオメーターを使用して調査した。粘度はペ
トロラタムのものに極めて類似あることが判明した。
【0101】NMRプロトン緩和によって溶融分布を調
査すると、温度が上昇するとともに結晶材料の量がゆっ
くり減少するペトロラタムのそれと似ていることが判っ
た。別の溶融特性試験では、組成物で被覆した温度計の
球を、被膜が十分に流動性となって小滴を形成し、それ
が温度計の球から落下するまで加熱した。この試験にお
いては、ペトロラタムが64℃で小滴を形成したのに対
して、実施例4及び5の組成物は約77℃に達するまで
小滴を形成しなかった。即ち、本発明の上記実施例はペ
トロラタムよりも優れた熱安定性を示した。
査すると、温度が上昇するとともに結晶材料の量がゆっ
くり減少するペトロラタムのそれと似ていることが判っ
た。別の溶融特性試験では、組成物で被覆した温度計の
球を、被膜が十分に流動性となって小滴を形成し、それ
が温度計の球から落下するまで加熱した。この試験にお
いては、ペトロラタムが64℃で小滴を形成したのに対
して、実施例4及び5の組成物は約77℃に達するまで
小滴を形成しなかった。即ち、本発明の上記実施例はペ
トロラタムよりも優れた熱安定性を示した。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 デビツド・アーサー・ロツサー イギリス国、ウイラル、ヘスウオール、 ザ・マウンツ、ザ・シカモアーズ(番地な し)
Claims (13)
- 【請求項1】 ヒト体表面に局所塗布するのに適した化
粧用オレオゲルであって、 (i)ポリオール脂肪酸ポリエステルを、3つの遊離ヒ
ドロキシル基を有するポリオールから誘導する場合に
は、それをエステル化する脂肪酸の少なくとも1種を、
13〜22個の炭素原子を有するアルカノール性または
アルケノール性脂肪酸から選択するという条件で、 3つ以上の遊離ヒドロキシル基を有するポリオールの6
0%以上の遊離ヒドロキシル基を、8〜22個の炭素原
子を有する1種以上の脂肪酸でエステル化したポリオー
ル脂肪酸ポリエステル及びその混合物から選択される、
化粧品上容認可能な溶剤であって、前記ポリオール脂肪
酸ポリエステルが180未満のヨウ素価を有する溶剤5
〜95重量%と、 (ii)前記溶剤中で可溶性を示し、架橋を実質的に含ま
ない、化粧品上容認可能な疎水性ポリマー増粘剤5〜7
0重量%と、 (iii)必要によっては他の成分0〜50重量% とを含む化粧用オレオゲル。 - 【請求項2】 前記溶剤が、天然トリグリセリドから誘
導されるポリオール脂肪酸ポリエステルから選択されて
いる請求項1に記載のオレオゲル。 - 【請求項3】 前記トリグリセリドが、動物性、植物性
及び海産性の油脂から選択されている請求項2に記載の
オレオゲル。 - 【請求項4】 前記動物性油脂が、 牛脂、 牛脚油、 ブタラード ミンクオイル から選択されている請求項3に記載のオレオゲル。
- 【請求項5】 前記植物油が、 菜種油、 ヤシ油、 綿実油、 ピーナッツ油、 コーン油、 オリーブ油、 パーム油、 パーム核油、 ゴマ油、 ヒマワリ油、 アボガド油、 インドセンダン油 ベニバナ油、 ダイズ油、 アザミ油、 カカオバター、 シアバター、 アーモンド油、及び ヌカ油から選択されている請求項3に記載のオレオゲ
ル。 - 【請求項6】 前記海産油が、 チョウチンアンコウ肝油、 スケトウダラ肝油、 マダラ肝油、 サメ肝油、 ハドック肝油、 オヒョウ肝油、 ニシン体油 から選択されている請求項3に記載のオレオゲル。
- 【請求項7】 前記トリグリセリドが、トランスエステ
ル交換、インターエステル交換、全部または一部水素
化、分別、脱臭及び脱色(漂白)から選択される方法に
よって改質されている請求項2から6のいずれか一項に
記載のオレオゲル。 - 【請求項8】 前記溶剤が、4個以上の遊離ヒドロキシ
ル基を有するポリオールの60%以上の遊離ヒドロキシ
ル基を、8〜22個の炭素原子を有する1種以上の脂肪
酸によってエステル化したポリオール脂肪酸ポリエステ
ルから選択されている請求項1に記載のオレオゲル。 - 【請求項9】 前記ポリオール脂肪酸ポリエステルが、 スクロースオクタイソステアレートと、 スクロースオクタ−2−エチルヘキサノエートと、 パーム及びパーム核油混合物、ダイズ油、ダイズ及びパ
ーム油混合物、パーム油、ヤシ油、並びに混合魚油から
誘導されるスクロース脂肪酸ポリエステルとからなる群
から選択されている請求項8に記載のオレオゲル。 - 【請求項10】 前記ポリマー増粘剤がポリエチレンで
ある請求項1に記載のオレオゲル。 - 【請求項11】 前記ポリマー増粘剤がポリエチレン酢
酸ビニルコポリマーである請求項1に記載のオレオゲ
ル。 - 【請求項12】 更に、治療薬、湿潤剤、増粘剤、抗酸
化剤、安定剤、膜形成剤、乳化剤、界面活性剤、日焼け
防止剤、保存剤、香料及び着色料をも含む請求項1から
11のいずれか一項に記載のオレオゲル。 - 【請求項13】 請求項1から12のいずれか一項に記
載のオレオゲルをヒト皮膚、毛髪または爪に局所投与す
ることからなる、ヒト皮膚、毛髪または爪上に遮蔽層を
与える方法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
GB919113484A GB9113484D0 (en) | 1991-06-21 | 1991-06-21 | Cosmetic composition |
GB9113484.1 | 1991-06-21 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05194138A true JPH05194138A (ja) | 1993-08-03 |
Family
ID=10697130
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4161227A Pending JPH05194138A (ja) | 1991-06-21 | 1992-06-19 | 化粧用組成物 |
Country Status (9)
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---|---|
EP (1) | EP0519727A1 (ja) |
JP (1) | JPH05194138A (ja) |
KR (1) | KR930000108A (ja) |
AU (1) | AU1829992A (ja) |
BR (1) | BR9202337A (ja) |
CA (1) | CA2071365A1 (ja) |
GB (1) | GB9113484D0 (ja) |
TW (1) | TW222590B (ja) |
ZA (1) | ZA924533B (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR100316433B1 (ko) * | 1996-10-17 | 2001-12-12 | 데이비드 엠 모이어 | 지속성이 긴 화장품의 성능을 개선하기 위한 조성물을 포함하는 키트 |
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GB9510837D0 (en) * | 1995-05-27 | 1995-07-19 | Procter & Gamble | Cleansing compositions |
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- 1992-06-19 ZA ZA924533A patent/ZA924533B/xx unknown
- 1992-06-19 BR BR929202337A patent/BR9202337A/pt not_active Application Discontinuation
- 1992-06-19 EP EP92305625A patent/EP0519727A1/en not_active Withdrawn
- 1992-06-19 JP JP4161227A patent/JPH05194138A/ja active Pending
- 1992-06-22 KR KR1019920010838A patent/KR930000108A/ko not_active Application Discontinuation
- 1992-07-08 TW TW081105410A patent/TW222590B/zh active
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CA2071365A1 (en) | 1992-12-22 |
AU1829992A (en) | 1992-12-24 |
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