JP2004051517A - 高抱水性化粧料組成物 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】蔗糖の分岐(C8〜C20)脂肪酸エステルと油脂類及び脂肪酸エステル類を任意の割合で混合し水を抱水することを特徴とする高抱水性化粧料を提供する。
【効果】発汗を抑制し使用感を向上させるものであり、スキンケア化粧料やヘアケア化粧料及びメイクアップ化粧料等の化粧料全般の固形化粧料において好適に利用することが出来るものである。
【選択図】なし
【効果】発汗を抑制し使用感を向上させるものであり、スキンケア化粧料やヘアケア化粧料及びメイクアップ化粧料等の化粧料全般の固形化粧料において好適に利用することが出来るものである。
【選択図】なし
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は固形、スティック化粧料に配合した場合の発汗抑制に関する。
【0002】
【従来の技術】スティック状口紅、リップクリームやクリームファンデーション等に代表される固形化粧料は、通常ワックスと油分を基剤とする油性化粧料であり、各成分を加熱溶解して型に流し込み、固化又は容器に充填したものである。このような固形化粧料には発汗現象がある。この発汗の機構についてはまだ明らかにはなっていないが、その機構として、固形化粧料に配合されている体質顔料又は着色顔料が徐々に外気中の水分を吸湿し、ワックスの網目構造中の液状成分が外へ押し出されて発汗となって表面に現れるものと考えられている。このように固形化粧料では発汗をコントロールすることが難しく数々の検討がされてきている。例えば、特開平10−279433では粉体表面を疎水化した微粒子粉体を配合した検討がなされているが、クリームファンデーションではその効果は無く十分ではない。
【発明が解決しようとする課題】本発明はこのような固形化粧料の基剤として用いることが出来かつ発汗現象を克服する優れた固形化粧料を提供することをその課題とする。
【0003】
【問題を解決するための手段】種々の研究を重ねた結果、蔗糖テトライソステアリン酸エステルと油脂類をそれぞれが0.01〜99.99重量%配合の任意の割合で併用、または蔗糖テトライソステアリン酸エステルと脂肪酸エステル類をそれぞれが0.1〜99.9重量%配合の任意の割合で併用したときに抱水性が上昇することを見出し、それらの混合物を固形化粧料の基剤として用いて、その混合物が持つ抱水性を用いて固形化粧料に水を内包させ、製品中で顔料の吸湿性をコントロールすることで発汗の抑制が可能であることを見出し、本発明を完成するに至った。また著しく発汗を認めるクリームファンデーションにおいても本発明を用いることで発汗の抑制が可能である事も見出した。また、水を配合した際の色材の移層による色調の変化もない。
【0004】
【発明の実施の形態】以下、本発明の構成について詳述する。
【0005】本発明に用いられる蔗糖分岐(C8〜C20)脂肪酸エステルは、蔗糖の8個の水酸基の何れか1個乃至は全部が分岐(C8〜C20)脂肪酸とのエステルを形成したものであって、分岐(C8〜C20)脂肪酸としては、例えば、イソステアリン酸が好ましく例示できる。又、エステル化度は1、2、3、4、5、6、7、8の何れもが可能であるが、その物性の面からは4が特に好ましい。又、エステル化する脂肪酸は分岐(C8〜C20)脂肪酸から選ばれる1種乃至は2種以上のみで構成されていても良いし、直鎖脂肪酸やヒドロキシ脂肪酸、C21以上の直鎖又は分岐脂肪酸、C9以下の直鎖又は分岐の脂肪酸を含んで構成されていても良い。最も好ましいものは、分岐脂肪酸のみで構成されていることであり、より好ましくは分岐(C8〜C20)脂肪酸のみで構成されていることである。この様な蔗糖分岐(C8〜C20)脂肪酸エステルは、蔗糖と分岐脂肪酸メチルエステルをジメチルスルホキシド等を溶媒とし、触媒として炭酸カリウム等を用いて反応させ、触媒を中和した後減圧下で溶媒を回収し、活性炭等で精製することにより得ることが出来る。このエステル化反応時に、化学量比を変えることにより、任意のエステル価のものを主成分として得ることが出来る。これら蔗糖分岐(C8〜C20)脂肪酸エステルは、本発明の化粧料に於いては、これら蔗糖分岐(C8〜C20)脂肪酸エステルは唯一種のみを含有することもできるし、2種以上を組み合わせて含有することもできる。本発明の化粧料に於ける、蔗糖分岐(C8〜C20)脂肪酸エステルの好ましい含有量は、総量で0.1〜50重量%である。
【0006】本発明に用いられる油脂類としてはシア脂、テオブロマグランディフロラム種子脂、カカオ脂、マカデミアナッツ油、サフラワー油、茶油、ツバキ油、月見草油、サザンカ油、オリーブ油、メドウフォーム油、アーモンド油、アボカド油、ピーナッツ油、ゴマ油、ダイズ油、コムギ胚芽油、ヤシ油、ルリジサ種子油、キョウニン油、ホホバ油、ヘーゼルナッツ油、ローズヒップ油等である。この油脂は種子又は果実を抽出又は搾油して得た油脂を精製することで得ることが出来る。本発明の化粧料に於ける、油脂類の好ましい含有量は、総量で0.1〜50重量%である。
【0007】本発明に用いられる脂肪酸エステル類は炭素数(C8〜C36)の脂肪酸成分に炭素数(C3〜C22)の脂肪族アルコールを反応させたエステルである。本発明の化粧料に於ける、脂肪酸エステル類の好ましい含有量は、総量で0.1〜50重量%である。
【0008】本発明の化粧料には、通常化粧料で使用されている任意成分を、本発明の効果を損ねない範囲に於いて、含有することが出来る。かかる任意成分としては、例えば、ミツロウやカルナウバワックス等のようなワックス類、ワセリンやマイクロクリスタリンワックス等のような炭化水素類、ホホバ油やゲイロウ等のエステル類、牛脂、オリーブ油、シアバター等のトリグリセライド類、セタノール、オレイルアルコール等の高級アルコール類、ステアリン酸、オレイン酸等の脂肪酸、オクチルメトキシシンナメートなどの紫外線防止剤、グリセリンや1,3−ブタンジオール等の多価アルコール類、防腐剤、紫外線吸収剤、抗酸化剤、色素類等が好ましく例示できる。
【0009】本発明の用途としてはスキンケア化粧料、ヘアケア化粧料及びメイクアップ化粧料等の化粧料全般の固形化粧料において発汗を抑制するために利用できる。
【0010】本発明の好適な実施について説明するが、それに先立って本発明に重要な役割を果たす抱水性について説明する。
【0011】抱水性試験方法
英国薬局方(BP)、ラノリンの含水価測定法に準じて試料10gに精製水を0.2〜0.5mlずつ滴下しながら練り込み、水が入らなくなった点を終点とし、試料に対する百分率で示した。
【表−1】
表−1の結果から本発明の蔗糖テトライソステアリン酸エステルに油脂類又は脂肪酸エステル類との任意の割合の混合物を作ることでラノリンを上回る抱水性が得られることを見出した。このことは油脂類又は脂肪酸エステルに蔗糖テトライソステアリン酸エステルが希釈されることで粘度が低くなり、未反応の水酸基によって抱水性が得られたと推測する。表−1のようにシアバターとの組み合わせにおいてはラノリンの抱水性を上回ることも解った。
【0012】保存安定性試験方法
各試料を温度30℃、湿度81%の条件と温度40℃、湿度81%の条件にあらかじめ調整しておいた恒温恒湿機に試料を放置し、目視にて観察・評価を行う。各評価項目の判定基準は次の通り
【0013】発汗
○:発汗が全く認められない。
△:やや発汗が認められる。
×:著しい発汗が認められる。
【0014】ヤセ(1ヶ月後)
○:全くヤセない
△:ややヤセた
×:明らかにヤセた
【0015】色調の変化
○:色の変化なし
△:やや色の変化有り
×:色の変化有り
【0016】官能評価
製造直後の試料をパネラー10名で評価してもらい、各項目について官能評価を行ったその時の
評価点数の平均値を示す。
【0017】使用感
○:良い(評価点数:5点)
△:普通(評価点数:3点)
×:悪い(評価点数:0点)
【実施例1】クリームファンデーション
【0018】製造方法
油層を温度85〜95℃で均一に溶解する。その後あらかじめHANIL LAB.MIXERで粉砕いしておいた粉体を添加してホモディスパーで均一に分散する。その後、脱泡を行ってから容器に充填する。
【0019】評価結果
【実施例2】口紅
リップスティック処方
【0020】製造方法
Part Aをはかり取り、100℃±5℃にて溶解後、ホモディスパーで攪拌を行いながらパール顔料を加え、その後各着色顔料(カラーブレンド)を加えて均一に分散する。均一になったら脱泡を行って温度85〜80℃で型に流し込む。
【0021】評価結果
【0022】発明の効果
本発明の蔗糖テトライソステアリン酸エステルに油脂類又は脂肪酸エステル類との任意の割合の混合物に水を配合することで発汗の抑制が可能であると共に使用感が向上した。
【発明の属する技術分野】本発明は固形、スティック化粧料に配合した場合の発汗抑制に関する。
【0002】
【従来の技術】スティック状口紅、リップクリームやクリームファンデーション等に代表される固形化粧料は、通常ワックスと油分を基剤とする油性化粧料であり、各成分を加熱溶解して型に流し込み、固化又は容器に充填したものである。このような固形化粧料には発汗現象がある。この発汗の機構についてはまだ明らかにはなっていないが、その機構として、固形化粧料に配合されている体質顔料又は着色顔料が徐々に外気中の水分を吸湿し、ワックスの網目構造中の液状成分が外へ押し出されて発汗となって表面に現れるものと考えられている。このように固形化粧料では発汗をコントロールすることが難しく数々の検討がされてきている。例えば、特開平10−279433では粉体表面を疎水化した微粒子粉体を配合した検討がなされているが、クリームファンデーションではその効果は無く十分ではない。
【発明が解決しようとする課題】本発明はこのような固形化粧料の基剤として用いることが出来かつ発汗現象を克服する優れた固形化粧料を提供することをその課題とする。
【0003】
【問題を解決するための手段】種々の研究を重ねた結果、蔗糖テトライソステアリン酸エステルと油脂類をそれぞれが0.01〜99.99重量%配合の任意の割合で併用、または蔗糖テトライソステアリン酸エステルと脂肪酸エステル類をそれぞれが0.1〜99.9重量%配合の任意の割合で併用したときに抱水性が上昇することを見出し、それらの混合物を固形化粧料の基剤として用いて、その混合物が持つ抱水性を用いて固形化粧料に水を内包させ、製品中で顔料の吸湿性をコントロールすることで発汗の抑制が可能であることを見出し、本発明を完成するに至った。また著しく発汗を認めるクリームファンデーションにおいても本発明を用いることで発汗の抑制が可能である事も見出した。また、水を配合した際の色材の移層による色調の変化もない。
【0004】
【発明の実施の形態】以下、本発明の構成について詳述する。
【0005】本発明に用いられる蔗糖分岐(C8〜C20)脂肪酸エステルは、蔗糖の8個の水酸基の何れか1個乃至は全部が分岐(C8〜C20)脂肪酸とのエステルを形成したものであって、分岐(C8〜C20)脂肪酸としては、例えば、イソステアリン酸が好ましく例示できる。又、エステル化度は1、2、3、4、5、6、7、8の何れもが可能であるが、その物性の面からは4が特に好ましい。又、エステル化する脂肪酸は分岐(C8〜C20)脂肪酸から選ばれる1種乃至は2種以上のみで構成されていても良いし、直鎖脂肪酸やヒドロキシ脂肪酸、C21以上の直鎖又は分岐脂肪酸、C9以下の直鎖又は分岐の脂肪酸を含んで構成されていても良い。最も好ましいものは、分岐脂肪酸のみで構成されていることであり、より好ましくは分岐(C8〜C20)脂肪酸のみで構成されていることである。この様な蔗糖分岐(C8〜C20)脂肪酸エステルは、蔗糖と分岐脂肪酸メチルエステルをジメチルスルホキシド等を溶媒とし、触媒として炭酸カリウム等を用いて反応させ、触媒を中和した後減圧下で溶媒を回収し、活性炭等で精製することにより得ることが出来る。このエステル化反応時に、化学量比を変えることにより、任意のエステル価のものを主成分として得ることが出来る。これら蔗糖分岐(C8〜C20)脂肪酸エステルは、本発明の化粧料に於いては、これら蔗糖分岐(C8〜C20)脂肪酸エステルは唯一種のみを含有することもできるし、2種以上を組み合わせて含有することもできる。本発明の化粧料に於ける、蔗糖分岐(C8〜C20)脂肪酸エステルの好ましい含有量は、総量で0.1〜50重量%である。
【0006】本発明に用いられる油脂類としてはシア脂、テオブロマグランディフロラム種子脂、カカオ脂、マカデミアナッツ油、サフラワー油、茶油、ツバキ油、月見草油、サザンカ油、オリーブ油、メドウフォーム油、アーモンド油、アボカド油、ピーナッツ油、ゴマ油、ダイズ油、コムギ胚芽油、ヤシ油、ルリジサ種子油、キョウニン油、ホホバ油、ヘーゼルナッツ油、ローズヒップ油等である。この油脂は種子又は果実を抽出又は搾油して得た油脂を精製することで得ることが出来る。本発明の化粧料に於ける、油脂類の好ましい含有量は、総量で0.1〜50重量%である。
【0007】本発明に用いられる脂肪酸エステル類は炭素数(C8〜C36)の脂肪酸成分に炭素数(C3〜C22)の脂肪族アルコールを反応させたエステルである。本発明の化粧料に於ける、脂肪酸エステル類の好ましい含有量は、総量で0.1〜50重量%である。
【0008】本発明の化粧料には、通常化粧料で使用されている任意成分を、本発明の効果を損ねない範囲に於いて、含有することが出来る。かかる任意成分としては、例えば、ミツロウやカルナウバワックス等のようなワックス類、ワセリンやマイクロクリスタリンワックス等のような炭化水素類、ホホバ油やゲイロウ等のエステル類、牛脂、オリーブ油、シアバター等のトリグリセライド類、セタノール、オレイルアルコール等の高級アルコール類、ステアリン酸、オレイン酸等の脂肪酸、オクチルメトキシシンナメートなどの紫外線防止剤、グリセリンや1,3−ブタンジオール等の多価アルコール類、防腐剤、紫外線吸収剤、抗酸化剤、色素類等が好ましく例示できる。
【0009】本発明の用途としてはスキンケア化粧料、ヘアケア化粧料及びメイクアップ化粧料等の化粧料全般の固形化粧料において発汗を抑制するために利用できる。
【0010】本発明の好適な実施について説明するが、それに先立って本発明に重要な役割を果たす抱水性について説明する。
【0011】抱水性試験方法
英国薬局方(BP)、ラノリンの含水価測定法に準じて試料10gに精製水を0.2〜0.5mlずつ滴下しながら練り込み、水が入らなくなった点を終点とし、試料に対する百分率で示した。
【表−1】
表−1の結果から本発明の蔗糖テトライソステアリン酸エステルに油脂類又は脂肪酸エステル類との任意の割合の混合物を作ることでラノリンを上回る抱水性が得られることを見出した。このことは油脂類又は脂肪酸エステルに蔗糖テトライソステアリン酸エステルが希釈されることで粘度が低くなり、未反応の水酸基によって抱水性が得られたと推測する。表−1のようにシアバターとの組み合わせにおいてはラノリンの抱水性を上回ることも解った。
【0012】保存安定性試験方法
各試料を温度30℃、湿度81%の条件と温度40℃、湿度81%の条件にあらかじめ調整しておいた恒温恒湿機に試料を放置し、目視にて観察・評価を行う。各評価項目の判定基準は次の通り
【0013】発汗
○:発汗が全く認められない。
△:やや発汗が認められる。
×:著しい発汗が認められる。
【0014】ヤセ(1ヶ月後)
○:全くヤセない
△:ややヤセた
×:明らかにヤセた
【0015】色調の変化
○:色の変化なし
△:やや色の変化有り
×:色の変化有り
【0016】官能評価
製造直後の試料をパネラー10名で評価してもらい、各項目について官能評価を行ったその時の
評価点数の平均値を示す。
【0017】使用感
○:良い(評価点数:5点)
△:普通(評価点数:3点)
×:悪い(評価点数:0点)
【実施例1】クリームファンデーション
【0018】製造方法
油層を温度85〜95℃で均一に溶解する。その後あらかじめHANIL LAB.MIXERで粉砕いしておいた粉体を添加してホモディスパーで均一に分散する。その後、脱泡を行ってから容器に充填する。
【0019】評価結果
【実施例2】口紅
リップスティック処方
【0020】製造方法
Part Aをはかり取り、100℃±5℃にて溶解後、ホモディスパーで攪拌を行いながらパール顔料を加え、その後各着色顔料(カラーブレンド)を加えて均一に分散する。均一になったら脱泡を行って温度85〜80℃で型に流し込む。
【0021】評価結果
【0022】発明の効果
本発明の蔗糖テトライソステアリン酸エステルに油脂類又は脂肪酸エステル類との任意の割合の混合物に水を配合することで発汗の抑制が可能であると共に使用感が向上した。
Claims (5)
- 蔗糖の分岐(C8〜C20)脂肪酸エステルと油脂類及び脂肪酸エステル類の混合物からなる化粧料が水を内包することを特徴とする高抱水性化粧料組成物。
- 分岐(C8〜C20)脂肪酸がイソステアリン酸であることを特徴とする、請求項1に記載の高抱水性化粧料組成物
- また、上記蔗糖分岐(C8〜C20)脂肪酸エステルは、蔗糖の8個の水酸基の何れか1個乃至は全部が分岐(C8〜C20)脂肪酸とのエステルを形成したものであって、分岐(C8〜C20)脂肪酸としては、例えば、イソステアリン酸、2−エチルヘキサン酸等が好ましく例示できる。又、エステル化度は1、2、3、4、5、6、7、8の何れもが可能であるが、その物性の面からは4が特に好ましい。又、エステル化する脂肪酸は分岐(C8〜C20)脂肪酸から選ばれる1種乃至は2種以上のみで構成されていても良いし、直鎖脂肪酸やヒドロキシ脂肪酸、C21以上の直鎖又は分岐脂肪酸、C9以下の直鎖又は分岐の脂肪酸を含んで構成されていても良い。最も好ましいものは、分岐脂肪酸のみで構成されていることであり、蔗糖の分岐(C8〜C18)脂肪酸エステルが、蔗糖テトライソステアリン酸エステルであることを特徴とする、請求項1又は2に記載の高抱水性化粧料組成物。
- 請求項1記載の油脂類が各種種子又は果実から得られるシア脂、テオブロマグランディフロラム種子脂、カカオ脂、マカデミアナッツ油、サフラワー油、茶油、ツバキ油、月見草油、サザンカ油、オリーブ油、メドウフォーム油、アーモンド油、アボカド油、ピーナッツ油、ゴマ油、ダイズ油、コムギ胚芽油、ヤシ油、ルリジサ種子油、キョウニン油、ホホバ油、ヘーゼルナッツ油、ローズヒップ油の中から選ばれる少なくとも1種の油脂であることを特徴とする請求項1記載の高抱水性化粧料組成物
- 請求項1記載の脂肪酸エステル類が炭素数(C8〜C36)の脂肪酸成分に炭素数(C3〜C22)のアルコールを反応させたエステルのうちこの中から選ばれる少なくとも1種の脂肪酸エステルであることを特徴とする請求項1記載の高抱水性化粧料組成物
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002209517A JP2004051517A (ja) | 2002-07-18 | 2002-07-18 | 高抱水性化粧料組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002209517A JP2004051517A (ja) | 2002-07-18 | 2002-07-18 | 高抱水性化粧料組成物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004051517A true JP2004051517A (ja) | 2004-02-19 |
Family
ID=31933341
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002209517A Pending JP2004051517A (ja) | 2002-07-18 | 2002-07-18 | 高抱水性化粧料組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004051517A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8999355B2 (en) * | 2005-04-04 | 2015-04-07 | Natura Cosmeticos S.A. | Non-rinse off cosmetic composition and a cosmetic product comprising said composition |
CN112438908A (zh) * | 2020-12-03 | 2021-03-05 | 浙江大学 | 一种含山茶油的可食用口红及其制备方法 |
-
2002
- 2002-07-18 JP JP2002209517A patent/JP2004051517A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8999355B2 (en) * | 2005-04-04 | 2015-04-07 | Natura Cosmeticos S.A. | Non-rinse off cosmetic composition and a cosmetic product comprising said composition |
CN112438908A (zh) * | 2020-12-03 | 2021-03-05 | 浙江大学 | 一种含山茶油的可食用口红及其制备方法 |
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Legal Events
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