JPH01301617A - 経皮吸収用ゲル基剤とその製造方法およびこれから得られるo/wエマルション基剤 - Google Patents

経皮吸収用ゲル基剤とその製造方法およびこれから得られるo/wエマルション基剤

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JPH01301617A
JPH01301617A JP13242688A JP13242688A JPH01301617A JP H01301617 A JPH01301617 A JP H01301617A JP 13242688 A JP13242688 A JP 13242688A JP 13242688 A JP13242688 A JP 13242688A JP H01301617 A JPH01301617 A JP H01301617A
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JP
Japan
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fatty acid
oil
gel
gel base
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JP13242688A
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Yuji Kobayashi
裕司 小林
Kenji Kono
賢治 河野
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Nonogawa Shoji Ltd
Original Assignee
Nonogawa Shoji Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、薬物の経皮吸収促進作用に優れ、且つ安全性
の高い医薬品、化粧品等の基剤に関す る。
[従来の技術] 薬物は、従来経口、注射によって投与される場合が多く
、皮膚からは、あまり投与されない。
[発明が解決しようとする問題点] 薬物を経口投与した場合、吸収された薬物は、肝臓を通
過する際分解されてしまう。又注射による投与は、苦痛
を与え、薬物の種類や適要部位、注射剤の品質によって
は、重大な障害を起こす場合がある。そこで薬物を皮膚
から吸収させることができれば、このような問題点を解
決できる。しかしながら皮膚からの薬物の吸収は、吸収
量が、経口投与や、注射より低いため、効果が充分では
なかった。
[問題点を解決するだめの手段] 本発明は、薬物の皮膚からの吸収が悪いという問題に鑑
み鋭意研究を重ねた結果、少なくとも、ショ糖脂肪酸エ
ステル、多価アルコール、油分よりなるゲル基剤および
これから得られる0/冒エマルション基剤が、薬物の経
皮吸収を著しく促進することを見出し、ざらに研究した
結果、本発明を完成するに至った。
本発明に用いるショ糖脂肪酸エステルとは、ショ糖と、
炭素数12〜22の高級脂肪酸、好ましくはミリスチン
酸、バルミチン酸、ステアリン酸のモノエステル、ジエ
ステルまたは、 トリエステルの1種又は2種以上の混
合物である。
本発明に用いる多価アルコールとは、分子内に2個以上
の水酸基を有する化合物で、たとえばグリセリン、プロ
ピレングリコール、 1.3−ブチレングリコール、ソ
ルビト−ル、ポリオキシエチレングリコール、マルチト
ールなどが、上げられる。
本発明に用いる油分とは、通常化粧品、医薬品などに使
用される油脂類、ロウ類、炭化水素類、高級アルコール
類、エステル類であれは何でもかまわない。たとえは、
油脂類では、オリーブ油、ヒマシ油、ツハキ油、パーム
油等、ロウ類では、キャンデリラロウ、カルナバロウ、
ラノリン、ミツロウ等、炭化水素類では、ワセリン、パ
ラフィン、スクワラン等、高級アルコール類では、ラウ
リルアルコール、セタノール、ステアリルアルコール等
、エステル類では、ミリスチン酸イソブDビル、 ミリ
スチン酸オクチルドデシル、2−エチルへキリン酸トリ
グリセライド等がある。
本発明に適用できる薬物とは、基剤中に分散または、溶
解する薬物なら何でも良く、たとえはビタミンE、ビタ
ミンA、ビタミンB6なとのビタミン類、インドメタシ
ン、ヒI・ロコルチソン、デキサメタシンなとの抗炎症
薬、ニトログリセリンなとの狭心症薬、アスピリンなと
の上熱鎮痛薬、バルビッールなとの睡眠薬なとてあ る
本発明において、薬物の経皮吸収を促進させるケル基剤
およびこれから得られる0/−エマルション基剤をうる
ためには、ショ糖脂肪酸エステル、多価アルコール、油
分の使用割合を特定の範囲にすれば経皮吸収効果をより
大きくすることができる。
すなわちシヨ糖脂肪酸エステル0.5〜10%好ましく
は1〜5%、多価アルコール5〜90%好ましくは、1
0〜80%、油分5〜90%好ましくは、10〜80%
の割合で配合され、薬物の経皮吸収性に優れたケル基剤
が製造される。尚パーセント(%)は、重量パーセント
を示す。
さらに製造方法において、多価アルコールとショ糖脂肪
酸エステルを60〜80℃に加熱混合溶解した後、あら
かじめ60〜80℃に加熱した油分を攪はんしながら徐
々に加えてゲルを調製腰30℃まで攪はん冷却して完成
したゲル基剤は、経皮吸収性に優ねている。
前記基剤に任意の割合で水を加えて0/Wエマルション
基剤にすることも可能である。本発明におζブるゲル基
剤およびこれから得られるO/1/エマルション基剤の
特徴は、へたつかず良好な使用感を有するゲル基剤およ
び0/−エマルション基剤である。
本発明におけるゲル基剤およびこれから得られる0/−
エマルション基剤は、水溶性薬物、油溶性薬物のどちら
でも配合することが可能な応用範囲の広い基剤である。
また、前記活性剤、多価アルコール、油分、薬物の他、
天然、合成の水溶性高分子等の各種増粘剤、NMF因子
などの保湿剤、香料、色素、防腐剤なと、各種常用成分
をさらに添加する會 ことができる。
以下実施例にもとづき本発明のゲル基剤およびこれから
得られる0/讐エマルション基剤についてさらに詳しく
説明するが、本発明は実施例に限定されるものではない
[実施例] 実施例1 ショ糖脂肪酸エステル         5gグリセリ
ン             60g2−エチルヘキサ
ン酸トリグリセライF34g製造方法 グリセリンIOgとショ糖脂肪酸エステルを70℃にて
加熱混合溶解したのち、あらかじめ70℃に加熱した2
−エチルヘキサン酸トリグリセライドを攪はんしながら
徐々に加え、さらにdl−α−トコフェロール、残りの
グリセリンを加えて30℃まで攪はん冷却して良好なゲ
ル基剤を調製した。
実施例2 ショ糖脂肪酸エステル         2.5gグリ
セリン            IO,0g2−エチル
ヘキサン酸トリグリセライl”  37.0gdl−α
−トコフェロール        1.0g1 ノ  
                         
                       49
.f合計  100.0g 製造方法 グリセリン5gとショ糖脂肪酸エステルを70℃にて加
熱混合溶解したのち、あらかじめ70℃に加熱した2−
エチルヘキサン酸トリグリセライドな攪はんしながら徐
々に加え、さらにdl−α−トコフェロール、残りのク
リセリンを加えて80℃まで加温し、80℃に加温した
精製水を加え30℃まで攪はん冷却して良好な0/−エ
マルション基剤を調製した。
実施例3 ショ糖脂肪酸エステル         3gポリオキ
シエチレン ソルビタンモノオレート        1gグリセリ
ン             10gプロピレングリコ
ール        10g流動パラフィン     
      75gイーシ」  シン        
    1合計 100g 製造方法 プロピレングリコール、グリセリン、インドメタシン、
ショ糖脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルヒタン
モノステアレート(エチレンオキシド20モル付加物)
を70℃にて加熱混合溶解したのちあらかじめ70℃に
加熱した流動パラフィンな攪はんしながら徐々に加え、
充分混合したのち30℃まで攪はん冷却して良好なゲル
基剤を調製した。
実施例4 ショ糖脂肪酸エステル        1・5gポリオ
キシエチレン ソルヒタンモノオレ−1−0,5g グリセリン            5.0gプロピレ
ングリコール        5.0g流動パラフィン
          37.5gインドメタシン   
        1.0g1バ          −
↓−錫、」Σ」合計 100g 製造方法 プロピレングリコール、クリセリン、インドメタシン、
ショ糖脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルヒタン
モノステアレ−1−(エチレンオキシド20モル付加物
)を70℃にて加熱混合溶解したのぢあらかじめ70℃
に加熱した流動パラフィンを攪はんしながら徐々に加え
、充分混合したのち80℃に加温した精製水を加えて3
0℃まで攪はん冷却して良好な0/Wエマルンヨン基剤
を調製した。
[発明の効果コ 本発明における経皮吸収用ゲル基剤およびこれから得ら
れる0/Wエマルション基剤は、薬物の経皮吸収性を著
しく増大させるものである。
以下に実験例により発明の効果を詳しく説明す る。
実験例1 実験材料として次のラットを使用した。
体重180〜200gのウィスター系雄性ラットこのラ
ットを使用して前記実施例1て得たゲル基剤、実施例2
て得たO/−エマルション基剤、比較例として第11改
正日本薬局収載のマクロゴール軟膏にdl−α−トコフ
ェロールを1%配合した軟膏を製造し実験を行った。脱
毛したラット背部(3X6cyn’)  に試料2gを
塗布した後、定時的(0、1,3,6時間)にラットの
血液を1回0.5mlずつ採血し、血清な分取後、HP
LCによりdl−α−トコフェロール濃度を測定しその
結果を第1表に示す。
第1表 血清中dl−α−トコフェロール濃度この結果
から本ゲル基剤およびこれから得られる0/−エマルシ
ョン基剤は、良好な経皮吸収性を示した。
他に、実施例3.4についても良好な経皮吸収性を示し
た。
一11= 実験例2 実験材料として次のラットを使用した。
体重+80−200gのウィスター系雄性ラッf・この
ラットを使用して前記実施例3て得たゲル基剤、実施例
4で得たる0/−エマルション基剤、比較例として第1
1改正日本薬局法収載のマクロゴール軟膏基剤にインド
メタシンを1%配合した軟膏を製造し実験を行った。脱
毛したラット背部(3X6cm’)に試料2gを塗布し
た後 、定時的(0、1,3,6時間)にラット血液を
0.2ml採取し、血清分離後、HPLCにてインドメ
タシン濃度を定量した。
その結果を第2表に示す。
この結果からも本ゲル基剤およびこれから得られる0/
Wエマルション基剤の優れた経皮吸収性は、明らかであ
る。
他に、実施例1.2についても良好な経皮吸収性を示し
た。
第2表 血清中インドメタシン濃度 以上詳述した様に、本発明に係る経皮吸収性に優れたゲ
ル基剤およびこれから得られる0/IJエマルション基
剤を使用することで、薬物の経皮吸収性を増大させるも
のである。
以上 特許出願人 有限会社 野々川商事

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)薬物の経皮吸収性を促進させることを特徴とする
    、少なくともショ糖脂肪酸エステル、多価アルコール、
    油分より成る経皮吸収用ゲル基剤
  2. (2)含有率が、ショ糖脂肪酸エステル1〜5%、多価
    アルコール10〜80%、油分10〜80%である請求
    項第1項記載の経皮吸収用ゲル基剤
  3. (3)多価アルコールとショ糖脂肪酸エステルを60〜
    80℃にて加熱混合溶解した後、あらかじめ60〜80
    ℃に加熱した油分を攪はんしながら徐々に加え、30℃
    まで攪はん冷却して製造する経皮吸収用ゲル基剤の製造
    方法。
  4. (4)請求項第1項より成るゲル基剤に、水相を添加す
    ることにより得られたO/Wエマルション基剤。
JP13242688A 1988-05-30 1988-05-30 経皮吸収用ゲル基剤とその製造方法およびこれから得られるo/wエマルション基剤 Pending JPH01301617A (ja)

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