JPH05193409A - 格納式フットレストのモータ制御方法およびモータ制御装置 - Google Patents

格納式フットレストのモータ制御方法およびモータ制御装置

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JPH05193409A
JPH05193409A JP3301098A JP30109891A JPH05193409A JP H05193409 A JPH05193409 A JP H05193409A JP 3301098 A JP3301098 A JP 3301098A JP 30109891 A JP30109891 A JP 30109891A JP H05193409 A JPH05193409 A JP H05193409A
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JP
Japan
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footrest
motor
switch
seat cushion
overload
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JP3301098A
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English (en)
Inventor
Hiromitsu Ogasawara
紘充 小笠原
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Tachi S Co Ltd
Original Assignee
Tachi S Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 フットレストの長さ、および、シートクッシ
ョン前端下部の足もとのスペースを十分に確保するとと
もに、モータの駆動制御のもとでフットレストを移動可
能とする。 【構成】 モータM1,M2 が、操作スイッチ12の操作によ
り、所定の条件のもとで順次または同時に駆動制御して
いる。そして、モータM1,M2 の駆動制御により、フット
レスト16が、シートクッション18の下面に沿った格納位
置と、シートクッション前端に突出して所定角度だけ回
動した支持位置との間で移動可能となっている。また、
フットレスト16の移動時における、障害物へのフットレ
ストの接触をテープスイッチ28によって検出し、障害物
への接触を検出したとき、モータM1,M2 が直ちに停止可
能となっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、モータの駆動制御に
よって、着座者の足を支持するフットレストを支持位置
と格納位置との間で移動させる格納式フットレストのモ
ータ制御方法およびモータ制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】たとえば、着座者の足を支持するフット
レストの装着されたシートが、自動車等のシートとして
提供されている。
【0003】このようなフットレストは、たとえば、シ
ートクッションの前端に突出可能に格納され、シートク
ッション前端から突出した支持位置において、着座者の
足を支持可能に構成されている。そして、フットレスト
による足の支持によって、楽な着座姿勢(リラックス姿
勢)を設定し、着座者の疲労の軽減をはかっている。
【0004】たとえば、図7に示すように、このような
フットレスト116 として、たとえば、シートクッション
118 の前端下部でほぼ垂直に格納される構成が知られて
いる。このような構成においては、たとえば、前後方向
に移動可能なヒンジ120 によって、フットレスト116 の
上端がシートクッション118 の前端下部に回動可能に取
付けられている。そして、たとえば、上端のヒンジ120
を中心とする、前方へのフットレスト116 の引上げ動
作、および、所定位置でのロック動作によって、フット
レストの支持位置が設定可能となっている。
【0005】また、支持位置でのフットレスト116 のロ
ック解除、および、ヒンジ120 を中心とする、下方への
フットレストの揺動によって、フットレストが、シート
クッション118 の前端下部で、ほぼ垂直状態に格納され
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、公知の
構成においては、フットレスト116 が、シートクッショ
ン118 の前端下部に垂直に格納されるため、図7に示す
ように、フットレストの長さLは、シートクッション前
端の設置高さHより短い長さに限定される。つまり、フ
ットレスト116 の長さがさほど長く設定できないため、
着座者の足の支持が不十分となり、着座者の快適性を損
なう虞れがある。
【0007】そして、フットレスト116 がシートクッシ
ョン118 の前端下部に垂直状態で格納されるため、フッ
トレストの格納状態においては、シートクッションの前
端下部が、フットレストによって閉塞される。そのた
め、フットレスト116 の格納時においては、シートクッ
ション118 の前端下部、つまりは着座者の足もとに十分
なスペースが確保できず、この点においても、着座者の
快適性を損なう虞れがあり、好ましくない。
【0008】この発明は、フットレストの長さ、およ
び、シートクッション前端下部の足もとのスペースを十
分に確保するとともに、モータの駆動制御のもとでフッ
トレストを移動可能とする格納式フットレストのモータ
制御方法およびモータ制御装置の提供を目的としてい
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、この発明の格納式フットレストのモータ制御方法に
よれば、所定のスイッチ操作により、スライド用モータ
と回動用モータとを所定の条件のもとで順次または同時
に駆動制御している。そして、各モータの駆動制御によ
り、フットレストが、シートクッションの下面に沿った
格納位置と、シートクッション前端に突出して所定角度
だけ回動した支持位置との間で移動可能となっている。
【0010】また、モータの駆動のもとでのフットレス
トの移動時における、障害物へのフットレストの接触を
検出し、フットレストが、障害物に接触したとき、モー
タが直ちに停止可能となっている。
【0011】
【実施例】以下、図面を参照しながらこの発明の実施例
について詳細に説明する。
【0012】図1、図2に示すように、この発明に係る
格納式フットレストのモータ制御装置10は、スライド用
モータM1と、回動用モータM2と、操作スイッチ12と、コ
ントロール回路14とを具備し、操作スイッチの操作のも
とでの各モータの順次または同時の駆動制御によって、
フットレスト16がシートクッション18に対してスライド
かつ回動可能に構成されている。モータM1,M2 として、
たとえば、DCギヤードモータがそれぞれ利用できる。
【0013】フットレスト16は、たとえば、図1に示す
ように、シートクッション18の下面に沿って設定された
格納位置と、図3に一点鎖線で示す格納角度での突出位
置から所定角度だけ下方に回動した、実線で示す支持位
置との間を移動可能に構成されている。そして、モータ
M1が、フットレスト16をシートクッション18に対する前
後方向に移動(スライド)させるスライド用駆動機構
(図示しない)の駆動源として、また、モータM2が、ヒ
ンジ20を中心とする上下方向にフットレストを回動させ
る回動用駆動機構(図示しない)の駆動源として、それ
ぞれ設けられている。
【0014】なお、スライド用駆動機構、回動用駆動機
構は、モータM1,M2 の駆動に連動して、フットレスト16
をスライドまたは回動させれば足りるとともに、それ自
体の構成はこの発明の趣旨でないため、ここでは詳細に
説明しない。
【0015】このような、格納式のフットレスト16の装
着されたシート22は、通常、多目的自動車等のセカンド
シートとして利用される。
【0016】図1に示すように、操作スイッチ12は、着
座者の操作可能な位置、たとえば、フロントコンソール
24の後端部等に設けられている。図2を見るとわかるよ
うに、操作スイッチ12として、たとえば、主接点12a と
2ポジションの切換接点12b,12c とを持ち、可動接点が
いずれの切換接点にも接触しないニュートラルポジショ
ンを有する自動復帰形のシーソー式スイッチが利用でき
る。そして、図1、図2に示すように、操作スイッチ12
は、コントロール回路14に接続されている。
【0017】なお、ここでは、操作スイッチ12をフロン
トコンソール24の後端部に設けた構成として例示してい
るが、着座者が操作可能な位置であれば足り、フロント
コンソールに限定されず、他の位置、たとえば、シート
クッションのサイド等に操作スイッチを配置する構成と
してもよい。
【0018】コントロール回路14は、操作スイッチ12か
らの信号やその他の条件に応じて、制御リレーRL1 〜RL
5 の付勢、消勢を制御可能に構成され、各制御リレーの
付勢、消勢によって、モータM1,M2 が駆動制御可能とな
っている。
【0019】図2を見るとわかるように、コントロール
回路14は、電源、たとえば、自動車のバッテリー(BATT)
等に接続され、バッテリーからの供給電流のもとで作動
可能となっている。そして、コントロール回路14の制御
リレーのうち、制御リレーRL1 〜RL4 がモータ制御リレ
ーとしてそれぞれ形成され、モータ制御リレーの付勢、
消勢によってそれぞれ切換えられるリレー接点RL1a〜RL
4aが、モータM1,M2 の巻線端末とバッテリーとの間にそ
れぞれ介在されている。
【0020】このような構成においては、モータ制御リ
レーRL1 の付勢により、リレー接点RL1aが切換えられ、
それに伴う、たとえば、モータM1の正転によって、フッ
トレスト16が突出位置方向(図1の左方)にスライドす
るとともに、モータ制御リレーRL2 の付勢に伴うリレー
接点RL2aの切換えおよびモータM1の逆転によって、フッ
トレストが格納位置方向(図1の右方)にスライドす
る。
【0021】また、これと同様に、モータ制御リレーRL
3 の付勢に伴うリレー接点RL3aの切換え、および、たと
えば、モータM2の正転によって、フットレスト16が、図
3に一点鎖線で示す突出位置(格納角度)から、実線で
示す支持位置方向に回動するとともに、モータ制御リレ
ーRL4 の付勢に伴うリレー接点RL4aの切換えおよびモー
タM2の逆転によって、フットレストが支持位置から突出
位置方向に回動する。
【0022】また、図2を見るとわかるように、制御リ
レーRL5 は、一体的に切換えられる2極のリレー接点RL
5a,RL5b を有して形成されている。そして、モータ制御
リレーRL1,RL3 がリレー接点RL5aを介して操作スイッチ
12の切換接点12b サイドに接続されるとともに、モータ
制御リレーRL2 がリレー接点RL5bを介して操作スイッチ
の切換接点12c サイドに接続されている。なお、モータ
制御リレーRL4 は、操作スイッチ12の切換え接点12c サ
イドに、直接的に接続されている。
【0023】このような構成においては、たとえば、操
作スイッチ12の切換接点12b サイドがフットレスト16の
支持位置方向の接点として形成されるとともに、切換接
点12c サイドがフットレストの格納位置方向の接点とし
て形成される。
【0024】ここで、図2に示すように、モータM1,M2
の駆動に伴うフットレスト16のスライド限度位置、回動
限度位置を規定して、フットレストのスライド範囲、回
動範囲を限定するリミットスイッチLS1,LS2 が、各モー
タの巻線端末にそれぞれ接続されている。リミットスイ
ッチLS1,LS2 として、たとえば、プッシュ動作によって
オフとなる一対のプッシュオフスイッチがそれぞれ利用
できる。
【0025】たとえば、リミットスイッチLS1 のスイッ
チLS1aが、図3に示すフットレスト16のスライド前限位
置を検出可能に配設されるとともに、スイッチLS1bが、
図1に示すフットレストのスライド後限位置、つまりは
格納位置を検出可能に配設されている。そして、モータ
M1の駆動に伴う、リミットスイッチLS1 のいずれかのス
イッチのオフによって、モータM1が停止し、フットレス
ト16のスライド前限位置またはスライド後限位置が設定
される。
【0026】また、たとえば、リミットスイッチLS2 の
スイッチLS2aが、図3に実線で示すフットレスト16の支
持位置を検出可能に配設されるとともに、スイッチLS2b
が、図3に一点鎖線で示す突出位置、つまりはシートク
ッション18の下面に沿った格納角度までのフットレスト
の回動を検出可能に配設されている。そして、モータM2
の駆動に伴う、リミットスイッチLS2 のいずれかのスイ
ッチのオフによって、モータM2が停止し、フットレスト
16の支持位置、突出位置の設定が行なわれる。
【0027】ところで、このような構成において、たと
えば、フットレスト16をスライド前限位置までスライド
させた後、支持位置まで回動させようとすると、フット
レストの長さ分だけ、フットレストがシートクッション
前端に突出するため、シートクッション18とフロントシ
ート等の前方の車上設備との間に、十分なスペースの確
保が要求される。
【0028】しかしながら、多目的自動車等のセカンド
シートとして利用されるシート22においては、シートク
ッション18の前方に十分なスペースが確保できない。
【0029】そこで、この発明においては、図4に示す
ような、フットレスト16のスライド範囲内の中間位置
で、フットレストが回動動作を開始しても、シートクッ
ション18等に接触しないポジションをフットレストの変
曲点として設定し、変曲点への到達とともに、フットレ
ストを突出位置方向にスライドさせながら回動させてい
る。
【0030】フットレスト16の変曲点は、変曲点検出手
段LS3 によって検出される。図2に示すように、変曲点
検出手段LS3 として、たとえば、2ポジションの接点を
持つ自動復帰形の切換スイッチが利用でき、切換スイッ
チは、通常時に接点の開いている常開接点となるように
接続されている。そして、フットレスト16の変曲点にお
ける、切換スイッチ(変曲点検出手段)LS3 のオン動作
によって、制御リレーRL5 を付勢するように、コントロ
ール回路14が構成されている(図2参照)。
【0031】図2に示すように、切換スイッチLS3 は、
たとえば、トランジスタQ6,Q7 を有するスイッチング手
段26に接続され、スイッチング手段26は、切換スイッチ
のオン動作によってオンとなるように形成されている。
そして、切換スイッチLS3 のオン動作に伴って、スイッ
チング手段26がオンとなると、バッテリーからの電流に
よって制御リレーRL5 が付勢され、それに伴って、リレ
ー接点RL5a,RL5b が一体的に切換えられる。
【0032】ここで、図2に示すように、突出位置方向
へのモータM1の駆動時に制御リレーRL5 が付勢される
と、たとえば、制御リレー接点RL5aがモータ制御リレー
RL3 サイドに切換えられる。すると、リレー接点RL5aの
切換えによって、モータ制御リレーRL3 が付勢され、リ
レー接点RL3aの切換えに伴うモータM2の正転によって、
フットレスト16の回動動作が開始される。
【0033】なお、ここでは、モータ制御リレーRL1,RL
3 間がダイオードD3によって接続され、制御リレーRL5
の付勢に伴うリレー接点RL5aの切換えによって、ダイオ
ードD3がオンとなるため、モータ制御リレーRL1 の付
勢、つまりはモータM1の正転は継続される。そのため、
変曲点以降においては、モータM1,M2 の同時駆動によっ
て、フットレスト16が、突出位置方向に更にスライドし
ながら回動する。
【0034】更に、この発明のモータ制御装置10におい
ては、図2に示すように、タイマーT1が設けられてい
る。タイマーT1は、たとえば、所定の設定時間経過後に
オンとなる接点T1a を有して形成され、格納位置方向へ
の操作スイッチ12の操作のもとでスタートするように、
操作スイッチの切換接点12c サイドに接続されるととも
に、接点T1a がリレー接点RL5bを短絡可能に配設されて
いる。
【0035】ところで、このようなフットレスト付のシ
ート22においては、通常、着座した状態でのスイッチ操
作によって、支持位置へのフットレスト16の移動が行な
われる。そのため、着座者の足がシートクッション前端
に位置しているときに、着座者が誤ってスイッチ操作す
ると、フットレスト16が着座者の足を前方に押しつけ、
フロントシート等との間で着座者の足を挾み込む虞れが
ある。
【0036】また、足に限らず、足もとに荷物等を置い
た状態で、着座者が誤ってスイッチ操作すると、フロン
トシート等との間での挾み込みによって、荷物、フット
レスト16等を破損、損傷させる虞れがある。
【0037】そこで、図1、図2に示すように、モータ
M1,M2 の駆動のもとでのフットレスト16の移動時におけ
る、着座者の足、荷物等の障害物へのフットレストの接
触を検出する障害物検出手段28を更に具備して、この発
明のモータ制御装置10が構成されている。
【0038】障害物検出手段28として、たとえば、障害
物との接触によってオンとなるように構成されたテープ
スイッチ式の感知センサが利用でき、テープスイッチ
は、図1、図5に示すように、たとえば、フットレスト
16の前端面に固着されている。そして、テープスイッチ
(障害物検出手段)28は、図1、図2に示すように、コ
ントロール回路14に接続されている。
【0039】図2を見るとわかるように、このような構
成において、たとえば、モータM1の正転に伴う、突出位
置方向へのフットレスト16のスライド時に、フットレス
トの前端が着座者の足に接触して障害物の存在を検出す
ると、並列に接続されたテープスイッチ28のオンによ
り、抵抗R5,R6 の端末電圧が大きく低下する。すると、
リレー駆動用のトランジスタQ4,Q5 がオフとなり、モー
タ制御リレーRL1 〜RL4の消勢によって、駆動中のモー
タM1が直ちに停止する。
【0040】そして、操作スイッチ12の継続操作中に、
テープスイッチ28に接触した障害物、つまりは着座者の
足をフットレスト16の前方から排除すると、テープスイ
ッチがオフとなり、それに伴うトランジスタQ4,Q5 のオ
ン動作によって、対応するモータ制御リレーRL1 が再度
付勢されて、モータM1が再駆動される。
【0041】また、障害物の検出に伴う、モータM1の停
止により、操作スイッチ12を一旦オフとした場合には、
障害物を排除した後、操作スイッチを再度操作すれば、
テープスイッチ28のオフにより、モータが再駆動され
る。
【0042】このような構成では、着座者の足等の障害
物への接触によって、モータM1が直ちに停止し、フット
レスト16のスライドを中断するため、フットレストによ
る、前方への着座者の足の押しつけ等が確実に防止でき
る。そのため、着座者が足をフットレスト16の前方に位
置させた状態でスイッチ操作を行なっても、フットレス
トとフロントシート等との間で、着座者の足を挾み込む
こともなく、着座者およびモータの安全性が確保され
る。
【0043】そして、テープスイッチ28は、軽いタッチ
のもとでもオンとなるため、フットレスト16からの過剰
な負荷を着座者の足等の障害物に与えることもない。そ
のため、特に、着座者の足のケガ等が十分に防止でき
る。
【0044】なお、ここでは、着座者の足をフットレス
ト16のスライド時における障害物として例示している
が、これに限定されず、シートクッション18の前方に置
いた荷物等においても、テープスイッチ28による障害物
の検出によって、モータM1が直ちに停止することはいう
までもない。そのため、シートクッション18の前方に荷
物等を置いた場合においても、フロントシート、フット
レスト16間での挾み込みが阻止され、荷物、フットレス
トの破損、損傷等の防止により、荷物およびモータの安
全性が確保される。
【0045】そして、このようなコントロール回路14に
おいては、たとえば、モータM1,M2の過負荷状態を検出
する過負荷検出手段30,31 がそれぞれ設けられている。
過負荷検出手段30,31 は、たとえば、モータM1,M2 の巻
線端末にそれぞれ直列に接続された過負荷検出抵抗RS1,
RS2 と、抵抗R1、コンデンサC1,C3 および抵抗R2、コン
デンサC2,C4 からなるフィルタ回路と、トランジスタQ2
およびトランジスタQ3からなるスイッチング手段とを備
えて、各モータごとにそれぞれ構成されている。
【0046】このような構成においては、検出抵抗RS1,
RS2 の端末電圧が、各フィルタ回路によって平滑され、
対応するトランジスタQ2,Q3 (スイッチング手段)にそ
れぞれ入力される。そして、モータM1,M2 の過負荷状態
により、検出抵抗RS1,RS2 の端末電圧がトランジスタQ
2,Q3 の作動電圧、たとえば、0.6 〜0.7V以上になる
と、対応するトランジスタがトランジスタQ1とともに連
続的にオンとなり、リレー駆動用トランジスタであるト
ランジスタQ4,Q5 をオフにする。
【0047】すると、モータ制御リレーRL1 〜RL4 のい
ずれもが消勢され、それに伴うモータ制御リレーRL1a〜
RL4aの切換えによって、モータM1,M2 が操作スイッチ12
の操作とは無関係に直ちに停止される。
【0048】そのため、フットレスト16の強制的な移動
阻止やメカロック等によって、モータM1,M2 が過負荷状
態となっても、モータが直ちに停止するため、過電流の
発生が抑制され、過電流に起因するモータの過熱、損傷
等が十分に防止でき、モータの安全性が確保される。
【0049】また、このような構成においては、操作ス
イッチ12の操作を中断しない限り、トランジスタQ2,Q3
のオン状態が継続されるため、トランジスタQ4,Q5 のオ
フ状態も継続され、モータM1,M2 の再駆動は生じない。
そして、モータM1,M2 の停止後、操作スイッチ12を一旦
オフとすると、トランジスタQ2,Q3 がオフとなり、トラ
ンジスタQ4,Q5 のオンにより、モータの再駆動が可能と
なる。そのため、過負荷状態検出後における、モータM
1,M2 の誤動作が防止でき、モータの安全性が一層向上
される。
【0050】ここで、このような過負荷検出手段30,31
においては、モータM1,M2 の起動時に発生する過大な起
動電流が過負荷検出抵抗RS1,RS2 に流れるため、起動電
流を過負荷時の過電流と誤検出しないように、通常、フ
ィルタ回路の抵抗R1、コンデンサC1による時定数t1およ
び抵抗R2、コンデンサC2による時定数t2をそれぞれ大き
くして、起動電流の発生期間に相当する時間だけ過負荷
状態の検出を遅延させている。このような場合におけ
る、フィルタ回路の時定数t1および時定数t2は、たとえ
ば、0.5sec程度とされている。
【0051】しかしながら、このような構成において
は、モータM1,M2 が過負荷状態となって、過電流検出抵
抗RS1,RS2 に過電流が流れても、時定数t1および時定数
t2の大きい分だけ、トランジスタQ2への抵抗端末電圧の
印加が遅延されるため、モータの過負荷状態の検出が遅
くなり、過負荷状態に伴うモータの停止が敏速に行なえ
ない。そのため、テープスイッチ28では検出しにくいフ
ットレスト回動時での障害物の挾み込み、および、テー
プスイッチによる障害物の検出不能時等においては、モ
ータ、障害物等の安全性が十分に確保できない。
【0052】そこで、図2に示すように、この発明にお
いては、たとえば、遅延回路34によって、スイッチ操作
に伴うモータM1,M2 の起動電流の発生期間に相当する時
間だけ、過負荷検出手段30,31 のフィルタ回路からの出
力信号を遮断するように構成されている。
【0053】遅延回路34は、たとえば、抵抗R7、コンデ
ンサC5からなる遅延手段と、ダイオードD4、トランジス
タQ8からなる判定手段とによって形成されている。抵抗
R7、コンデンサC5による時定数は、モータM1,M2 の起動
電圧の発生期間に相当する時間、たとえば、0.2sec程度
に設定される。
【0054】このような構成において、たとえば、操作
スイッチ12が任意の方向に操作されると、ダイオードD
1,D2 を介して遅延回路34に信号が入力される。する
と、まず、過負荷検出手段30,31 のフィルタ回路にそれ
ぞれ接続されたトランジスタQ9,Q10がオンとなり、トラ
ンジスタQ2,Q3 への信号の入力、つまりは過負荷検出抵
抗RS1,RS2 の端末電圧の印加が阻止される。
【0055】そして、遅延回路34の抵抗R7、コンデンサ
C5による時定数のもとで遅延した信号が、所定時間後ダ
イオードD4、トランジスタQ8の判定手段に入力される
と、トランジスタQ8のオンに伴ってトランジスタQ9,Q10
がオフとなり、過負荷検出抵抗RS1,RS2 の端末電圧が、
トランジスタQ2,Q3 にそれぞれ入力可能となる、
【0056】つまり、モータM1,M2 の起動電流の発生期
間に相当する時間だけ、トランジスタQ2,Q3 への信号の
入力が阻止されるため、モータの起動電流の発生期間に
相当する時間内においては、モータの過負荷状態の検出
動作は中断される。そのため、フィルタ回路の時定数t1
および時定数t2を十分に小さくしても、モータの起動電
流を過負荷発生時の過電流と誤検出することもなく、モ
ータの過負荷の敏速な検出が行なえる。
【0057】従って、もし、フットレスト16のスライド
時、回動時に、着座者の足等の挾み込みが生じても、モ
ータM1,M2 の過負荷状態が敏速に検出できるため、モー
タが短時間で停止し、着座者の足等に過剰な負荷を与え
ることもなく、着座者およびモータの安全性が一層向上
される。
【0058】なお、この発明においては、フィルタ回路
の時定数t1および時定数t2を、たとえば、0.1sec程度と
するように、各フィルタ回路の抵抗R1、コンデンサC1お
よび抵抗R2、コンデンサC2がそれぞれ設定される。
【0059】また、図2の参照符号36は、スイッチ操作
とともに点燈して、フットレスト16の動作表示を行なう
表示手段を示し、このような表示手段は、通常、発光ダ
イオード等から形成される。
【0060】上記のような構成の格納式フットレストの
モータ制御装置10の動作を図6のタイムチャートに沿っ
て説明する。
【0061】たとえば、図1に示すようなフットレスト
16の格納位置において、操作スイッチ12を支持位置方向
に操作し、主接点12a を切換接点12b に接触させると、
図6のa部に示すように、まず、モータM1が正転し、フ
ットレスト16が、格納位置からシートクッション18の下
面に沿って前方にスライドする。そして、たとえば、図
4に示す変曲点にフットレスト16が到達し、図6のa部
に示すように、切換スイッチLS3 がオンに切換えらと、
制御リレーRL5 の付勢に伴うリレー接点RL5aの切換えに
よって、モータM1、モータM2が同時に駆動し、フットレ
ストが前方にスライドしながら下方に回動される。
【0062】フットレスト16がスライド前限位置に到達
すると、図6のa部に示すように、リミットスイッチLS
1 のスイッチLS1aがオフになり、モータM1が停止され
る。そして、モータM2のみの駆動により、フットレスト
16が更に下方に回動し、リミットスイッチLS2 のスイッ
チLS2aのオフに伴うモータM2の停止によって、フットレ
ストが、図3に実線で示す支持位置に設定される。
【0063】また、図3に実線で示すフットレスト16の
支持位置において、操作スイッチ12を格納位置方向に操
作すると、図6のb部に示すように、まず、モータM2が
逆転して、フットレスト16を、図3に一点鎖線で示す突
出位置方向に回動させるとともに、タイマーT1がスター
トし、接点T1a がオフに切換えられる(図2参照)。
【0064】このとき、フットレスト16が突出位置、つ
まりは変曲点より前方に位置しているため、切換スイッ
チLS3 のオンにより、制御リレーRL5 が付勢状態に保持
されている。つまり、図2に示すように、制御リレーRL
5 の付勢に伴うリレー接点RL5bの切換えによって、バッ
テリーからの電流は、タイマーの接点T1a を介してモー
タ制御リレーRL2 に流れる経路をとるため、タイマーの
所定時間経過に伴って接点T1a がオンとなるまで、モー
タM1の駆動は生じない。つまり、モータM1の駆動は、モ
ータM2の駆動開始からタイマーT1により設定された所定
時間だけ遅延されるため、フットレスト16は、タイマー
T1の所定時間だけ、突出位置、つまりは格納角度方向に
先行して揺動される。
【0065】そして、タイマーT1の所定時間経過後、接
点T1a がオンとなると、モータ制御リレーRL2 が付勢さ
れ、図6のb部に示すように、モータM1の逆転によっ
て、フットレスト16が、回動しながら格納位置方向にス
ライドする。
【0066】モータM2の駆動に伴って、フットレスト16
が、図3に一点鎖線で示すような突出位置方向での回動
限度位置に到達すると、図6のb部に示すように、リミ
ットスイッチLS2 のスイッチLS2bのオフ動作によって、
モータM2が停止し、フットレストがシートクッション18
の下面に沿った格納角度に設定される。そして、リミッ
トスイッチLS1 のスイッチLS1bがオフとなるまで、フッ
トレスト16が、モータM1の逆転のもとでシートクッショ
ン18の下面に沿って後方にスライドし、スイッチLS1bの
オフに伴うモータM1の停止によって、フットレストが、
図1に示す格納位置に設定される。
【0067】なお、格納位置方向へのフットレスト16の
スライド時において、フットレストが変曲点を通過する
と、図6のb部に示すように、切換スイッチLS3 がオフ
に切換えられ、制御リレーRL5 の消勢に伴って、リレー
接点RL5bが初期状態に切換えられる。しかしながら、図
2に示すように、リレー接点RL5bの切換え後において
も、バッテリーからの電流がモータ制御リレーRL2 に継
続して流れる。そのため、格納位置方向へのフットレス
ト16のスライド時においては、切換スイッチLS3の切換
動作とは無関係に、モータM2の駆動が継続される。
【0068】また、図6のc部に示すようなモータM1の
正転時において、障害物へのフットレスト16の接触が生
じ、テープスイッチ28がオンとなると、モータM1は直ち
に停止し、フットレストをその場で停止させる。この場
合、操作スイッチ12の操作を継続していても、テープス
イッチ28がオフとなるまでは、モータM1,M2 が再駆動さ
れず、障害物等の排除によって、テープスイッチがオフ
となると、その時点から、モータM1が再駆動し、それ以
降においては、図6のa部と同様な、モータM1,M2 の一
連の動作により、フットレスト16が支持位置に設定され
る。
【0069】上記のように、この発明の格納式フットレ
ストのモータ制御方法によれば、モータM1,M2 の順次ま
たは同時の駆動制御によって、フットレスト16を格納、
突出しているため、シートクッション18の下面に沿った
状態でのフットレストの格納が可能となる。
【0070】つまり、フットレスト16の長さが、シート
クッション18の設置高さとは無関係に設定できるため、
フットレストに十分な長さが確保できる。そのため、着
座者の足を十分な長さのもとで支持するフットレスト16
が容易に得られ、着座者の快適性が十分に改善される。
【0071】そして、フットレスト16が、シートクッシ
ョン18の下面に沿って格納されるため、フットレストに
よってシートクッション下方前端が閉塞されることもな
い。そのため、着座者の足もとのスペースが十分に広く
確保でき、この点においても、着座者の快適性が向上さ
れる。
【0072】更に、シートクッション18の下方前端が開
放されるため、フットレスト16が清掃の際の邪魔になら
ず、自動車等の車内の清掃作業が容易に行なえる。
【0073】また、フットレスト16は、操作スイッチ12
の操作のもとでのモータM1,M2 の駆動制御によって、支
持位置方向、格納位置方向にそれぞれ移動するため、フ
ットレストの突出、格納のための操作が複雑化すること
もなく、操作性の向上が十分にはかられる。
【0074】そして、フットレスト16の前方に足を位置
させた状態で、着座者が誤ってスイッチ操作しても、フ
ットレスト前端のテープスイッチ28によって、障害物へ
のフットレストの接触が検出されると、モータが直ちに
停止する。そのため、フットレスト16による、着座者の
足の押しつけ、つまりはフットレスト、フロントシート
間での足等の障害物の挾み込みが確実に防止でき、着座
者、モータ等の安全性が確保される。
【0075】そして、この発明の格納式フットレストの
モータ制御装置10によれば、上記のモータ制御方法が適
切に遂行でき、シートクッション18の下面に沿った格納
位置、シートクッション前端に突出した支持位置間の移
動が円滑かつ安全に行なえる。
【0076】また、実施例のように、過負荷検出抵抗RS
1,RS2 の端末電圧を監視し、所定の電圧値に達したと
き、モータの過負荷状態と判断したとき、モータM1,M2
を直ちに停止する構成では、過電流の発生に起因するモ
ータの過熱、損傷等が十分に防止でき、モータの安全性
が確保される。
【0077】そして、スイッチ操作に伴うモータM1,M2
の起動電流の発生期間に相当する時間だけ、モータの過
負荷状態の検出を中断する構成では、フィルタ回路の時
定数t1,t2 を小さくしても、モータの起動電流を過負荷
発生時の過電流と誤検出することがない。そのため、モ
ータM1,M2 の過負荷状態が敏速に検出でき、過負荷状態
から短時間でのモータの停止により、モータロックの原
因となった障害物等に過剰な負荷が加えられることもな
く、着座者やモータ等の安全性が一層向上される。
【0078】ここで、実施例においては、突出位置方向
へのスライド時における、フットレスト16の変曲点を検
出し、変曲点への到達によって、モータM1、モータM2を
同時に駆動し、フットレストのスライド、回動を同時に
行なっている。しかし、これに限定されず、たとえば、
モータM1,M2 を順次駆動し、スライド前限位置まで、モ
ータM1の駆動のもとでフットレスト16をスライドさせた
後、モータM2を駆動して、フットレストを支持位置まで
回動させてもよい。
【0079】しかしながら、実施例のように、所定の変
曲点から回動させれば、シートクッション前端からの突
出長さが短くなり、フットレスト16のシートクッション
前端のスペースがさほど広くない場合においても、フロ
ントシートやその他の車上設備等に接触することのない
フットレストの突出動作が行なえる。そのため、この点
からも、フットレスト16が長く設定でき、着座者の快適
性の向上がはかられるとともに、フットレスト、前方の
車上設備、およびモータM2等の安全性が十分確保でき
る。
【0080】また、格納位置方向へのフットレスト16の
スライド時においては、モータM1の駆動をモータM2の駆
動より所定時間だけ遅延させているが、これに限定され
ず、たとえば、リミットスイッチLS2 のオフに伴うモー
タM2の停止後、モータM1を順次駆動する構成としてもよ
い。しかしながら、モータM1の駆動をモータM2より所定
時間だけ遅延させ、所定時間経過後、モータM1,M2 を同
時に駆動すれば、フットレスト16の格納動作時におけ
る、シートクッション18へのフットレストの接触が確実
に防止できる。そのため、フットレストの格納時におい
ても、フットレスト16、モータM2等の安全性が確保でき
る。
【0081】なお、実施例においては、自動車等の格納
式フットレストのモータ制御装置として具体化されてい
る。しかし、フットレストをシートクッションの下面に
沿って格納し、モータの駆動制御により、格納位置、支
持位置間で移動可能な構成であれば足りるため、自動車
のシートに装着されるフットレストに限定されず、たと
えば、電車、飛行機、船舶等のシートやあんま、理髪等
のためのシートに装着されるフットレストに、この発明
を応用してもよい。
【0082】上述した実施例は、この発明を説明するた
めのものであり、この発明を何等限定するものでなく、
この発明の技術範囲内で変形、改造等の施されたものも
全てこの発明に包含されることはいうまでもない。
【0083】
【発明の効果】上記のように、この発明に係る格納式フ
ットレストのモータ制御方法によれば、スライド用モー
タ、回動用モータの順次または同時の駆動制御によっ
て、支持位置、格納位置間でのフットレストの移動を行
なっているため、シートクッションの下面に沿った状態
でのフットレストの格納が可能となる。そのため、フッ
トレストが、シートクッションの設置高さとは無関係
な、着座者の足を支持するに十分な長さに設定でき、着
座者の快適性が十分に改善される。
【0084】そして、フットレストが、シートクッショ
ンの下面に沿って格納されるため、フットレストによっ
てシートクッション下方前端が閉塞されることもない。
そのため、着座者の足もとのスペースが十分に広く確保
でき、この点においても、着座者の快適性が向上され
る。
【0085】更に、フットレストの移動時における、障
害物へのフットレストの接触によって、モータが直ちに
停止されるため、フットレストによる、着座者の足の押
しつけ、つまりはフットレスト、フロントシート間での
足等の障害物の挾み込みが確実に防止でき、着座者、モ
ータ等の安全性が確保される。
【0086】そして、過負荷検出抵抗の端末電圧を監視
し、所定の電圧値に達したとき、モータの過負荷状態と
判断したとき、モータを直ちに停止させれば、過電流の
発生に起因するモータの過熱、損傷等が十分に防止で
き、モータの安全性が確保される。
【0087】また、スイッチ操作に伴うモータの起動電
流の発生期間に相当する時間だけ、モータの過負荷状態
の検出を中断する構成では、フィルタ回路の時定数を小
さくしても、モータの起動電流を過負荷発生時の過電流
と誤検出することがない。そのため、モータの過負荷状
態が敏速に検出でき、過負荷状態から短時間でのモータ
の停止により、モータロックの原因となった障害物等に
過剰な負荷が加えられることもなく、着座者やモータ等
の安全性が一層向上される。
【0088】そして、この発明の格納式フットレストの
モータ制御装置によれば、上記のモータ制御方法が適切
に遂行でき、シートクッションの下面に沿った格納位
置、シートクッション前端に突出した支持位置間の移動
が円滑かつ安全に行なえる。
【図面の簡単な説明】
【図1】格納位置における、フットレストの概略作動
図、および、この発明に係る格納式フットレストのモー
タ制御装置の概略ブロック図である。
【図2】コントロール回路を中心とした、格納式フット
レストのモータ制御装置の回路図である。
【図3】支持位置および突出位置における、フットレス
トの概略作動図である。
【図4】変曲点における、フットレストの概略作動図で
ある。
【図5】フットレストの前端部の概略斜視図である。
【図6】この発明の格納式フットレストのモータ制御方
法によるタイムチャートである。
【図7】公知の格納式フットレストの概略作動図であ
る。
【符号の説明】
10 格納式フットレストのモータ制御装置 12 操作スイッチ 14 コントロール回路 16 フットレスト 18 シートクッション 28 障害物検出手段(テープスイッチ) 30,31 過負荷検出手段 34 遅延回路 M1 スライド用モータ M2 回動用モータ RL1 〜RL4 モータ制御リレー RL5 制御リレー RS1,RS2 過負荷検出抵抗 Q2,Q3 トランジスタ(スイッチング手段) LS1,LS2 リミットスイッチ LS3 変曲点検出手段(切換スイッチ)
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成3年10月31日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図5】
【図2】
【図3】
【図4】
【図7】
【図6】

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定のスイッチ操作により、フットレス
    トをシートクッションの下面に沿って前後方向にスライ
    ドさせるスライド用モータと、フットレストを上下方向
    に回動させる回動用モータとを所定の条件のもとで順次
    または同時に駆動制御し、 シートクッションの下面に沿ったフットレストの格納位
    置での、支持位置方向へのスイッチ操作に伴うスライド
    用モータの駆動によって、フットレストがシートクッシ
    ョン前端の突出位置方向にスライドし、 スライド時でのフットレストの所定位置以降における、
    回動用モータの駆動によって、フットレストが、格納角
    度での突出位置から上下方向に回動して、着座者の足を
    支持する支持位置に設定されるとともに、 モータの駆動のもとでのフットレストの移動時におけ
    る、障害物へのフットレストの接触を検出し、フットレ
    ストが、障害物に接触したとき、モータを直ちに停止す
    る格納式フットレストのモータ制御方法。
  2. 【請求項2】 フットレストの支持位置における、格納
    位置方向へのスイッチ操作に伴って、回動用モータを所
    定時間だけ先行して駆動し、フットレストを突出位置方
    向に回動させるとともに、 所定時間経過後における、スライド用モータの駆動によ
    って、フットレストをスライドさせて格納位置に格納す
    る請求項1記載の格納式フットレストのモータ制御方
    法。
  3. 【請求項3】 モータに直列に接続された過負荷検出抵
    抗によって、モータ電流を監視し、過負荷検出抵抗の端
    末電圧が所定の電圧値に達したとき、モータの過負荷状
    態と判断して、操作スイッチの操作の有無とは無関係
    に、モータを直ちに停止する請求項1または2記載の格
    納式フットレストのモータ制御方法。
  4. 【請求項4】 スイッチ操作を検出し、スイッチ操作に
    伴うモータの起動電流の発生期間に相当する所定時間だ
    け、モータの過負荷状態の検出動作を中断し、所定時間
    経過後における、過負荷検出抵抗の端末電圧の監視、比
    較によって、モータの過負荷状態を検出する請求項3記
    載の格納式フットレストのモータ制御方法。
  5. 【請求項5】 シートクッションの下面に沿った前後方
    向にフットレストをスライドさせるスライド用モータ
    と、 フットレストを上下方向に回動させる回動用モータと、 着座者の操作可能な位置に設けられて、フットレストの
    移動方向に対応した信号を発生する操作スイッチと、 フットレストに設けられ、フットレスト移動時におけ
    る、障害物へのフットレストの接触を検出する障害物検
    出手段と、 モータの過負荷状態を検出する過負荷検出手段と、 操作スイッチからの信号に応じて制御リレーを所定の条
    件に沿って適宜切換え、制御リレーの切換えのもとでス
    ライド用モータ、回動用モータを順次または同時に駆動
    制御するコントロール回路と、 を具備し、 スライド用モータ、回動用モータの順次または同時の駆
    動によって、シートクッションの下面に沿った格納位置
    と、シートクッション前端に突出した状態で着座者の足
    を支持可能な角度だけ回動した支持位置との間でフット
    レストを移動させる格納式フットレストのモータ制御装
    置。
  6. 【請求項6】 障害物検出手段が、フットレストの前端
    面に取付けられたテープスイッチ式の感知センサである
    請求項5記載の格納式フットレストのモータ制御装置。
  7. 【請求項7】 過負荷検出手段が、モータに直列に接続
    された過負荷検出抵抗と;時定数回路を持ち、過負荷検
    出抵抗の端末電圧を平滑するフィルタ回路と;フィルタ
    回路を介して印加される過負荷検出抵抗の端末電圧値を
    所定の電圧値と比較し、端末電圧値が所定の電圧値に達
    したとき、モータの駆動を停止するスイッチング手段
    と;を具備して構成され、 少なくとも、突出位置方向への操作スイッチの操作開始
    時を検出して、モータ起動時の起動電流発生期間に相当
    する所定時間だけ、スイッチング手段への端末電圧の印
    加を阻止して過負荷検出動作を中断する請求項5または
    6記載のフットレストのモータ制御装置。
JP3301098A 1991-10-21 1991-10-21 格納式フットレストのモータ制御方法およびモータ制御装置 Pending JPH05193409A (ja)

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