JPH05193407A - 車両のフロア構造 - Google Patents

車両のフロア構造

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JPH05193407A
JPH05193407A JP22715391A JP22715391A JPH05193407A JP H05193407 A JPH05193407 A JP H05193407A JP 22715391 A JP22715391 A JP 22715391A JP 22715391 A JP22715391 A JP 22715391A JP H05193407 A JPH05193407 A JP H05193407A
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console
carpet
tunnel
molding material
harness
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JP22715391A
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Yutaka Seki
裕 関
Hideo Kayama
秀生 嘉山
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Nissan Motor Co Ltd
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Nissan Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】コンソールを設けたトンネル部付近の外観を改
善でき且つトンネル部における遮音性能も確実に備えた
車両のフロア構造を提供する。 【構成】トンネル部2の上部2aとカーペット21との
間に、ハーネス5配索空間形成用の膨出部25aを有す
る成形材25を配し、この膨出部25a内にハーネス5
を配索するようにしたので、ハーネス5が従来のように
位置ずれを起こすことがなく、それに起因した外観品質
の低下もない。また、コンソール26の左右両下端部2
6aを成形材25のうち最も低い位置における膨出部2
5の側面25eに合わせて取付ければ、コンソール26
の下端部26aのストレート化を図っても、その低い部
分において隙間が生じない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、トンネル部の上部付
近にコンソールを取付けた車両のフロア構造に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来の車両のフロア構造としては、例え
ば特開昭62−94437号公報に示されるものや、図
5〜図7に示すようなものがある。
【0003】図5及び図6は第1の従来例を示す図であ
る。フロアパネル1の中央部には上方へ突出した状態の
トンネル部2が前後方向(図中A、B方向)に沿って設
けられている。このトンネル部2の上部2aは、図6に
示す如く、前側部分では前方へ向けて上がり傾斜してお
り、後側部分では水平状態となっている。
【0004】そして、このフロアパネル1の全面には、
トンネル部2を含めて、フェルト3と一体化されたカー
ペット4が敷設されており、トンネル部2におけるフロ
アパネル1とフェルト3との間にはハーネス5が2本配
索されている。また、トンネル部2の上方にはコンソー
ル6が取付けられており、その下端部6aがフェルト3
及びカーペット4を介してトンネル部2における側面2
bに取付けられている。尚、図6に示す如く、トンネル
部2の上部2aが前側部分で傾斜しており、取付上の観
点からコンソール6の下端部6aと前記側面2bとをあ
まり大きな面積で重ね合わせることは好ましくないの
で、コンソール6の下端部6aと側面2bとを所定の小
さい幅dで重ね合わせるべく、コンソール6の下端部6
aはトンネル部2の上部2aに相応した傾斜状態となっ
ている。そして、このコンソール6の下端部6aにてカ
ーペット4やフェルト3をトンネル部2の側面2bに対
して押さえつけて、このカーペット4の位置ずれや膨ら
みの防止を図っている。
【0005】第7図は第2の従来例を示す図である。こ
の第2の従来例では、トンネル部2の上部2aに、上向
きに突出する一対の係止ブラケット7が設けてあり、フ
ェルト3の上端部に設けたフック金具8をこの係止ブラ
ケット7の上端に引っ掛けることでカーペット4の端部
を固定している。そして、トンネル部2の上側からコン
ソール6を取付け、先の従来例同様に、その下端部6a
にてカーペット4及びフェルト3をトンネル部2の側面
2bに対して押さえ込んでいる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記第
1の従来例にあっては、トンネル部2の上部2aとカー
ペット4との間にハーネス5を確実に収納するための空
間が特に確保されていないため、カーペット4及びフェ
ルト3の下に単に配索したハーネス5は移動し易く、ハ
ーネス5がトンネル部2の側面2bに沿ってずれたりす
ると、その部分のカーペット4が膨らんだり弛んだりし
て見映えが悪くなる。
【0007】また、前記第2の従来例にあっては、一対
の係止ブラケット7の間にハーネス5を配索可能であ
り、前述の従来例の如きハーネス5の位置ずれの心配は
ない。しかしながら、トンネル部2の上部2aにはカー
ペット4が敷かれていないため、トンネル部2内に配さ
れているパワートレーン機構等からの騒音を確実に遮音
することができず、騒音対策の面で不利となる。また、
係止ブラケット7を設けることにより重量も増加し、コ
スト的にも不利となる。
【0008】更に、前記第1・第2の従来例に共通した
こととして、コンソール6の下端部6aをトンネル部2
の前側部分においてその上部2aと相応させるべく傾斜
させなければならないので、コンソール6のデザイン的
なストレート感が得られず、コンソール6自体の外観品
質の面で不利であった。コンソール6の下端部6aを無
理にストレート化して、直線状の下端部6bを設定しよ
うとしても、トンネル部2の上部2aのうち、最も低い
位置となる後側部分において、その仮想下端部6bと上
部2aとの間に隙間Sが生じてしまうため(図6参
照)、今の構造のままではコンソール6の下端部6aの
ストレート化を図ることはできない。
【0009】この発明は、このような従来の技術に着目
してなされたものであり、コンソールを設けたトンネル
部付近の外観を改善でき且つトンネル部における遮音性
能も確実に備えた車両のフロア構造を提供するものであ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明に係る車両のフ
ロア構造は、上記の目的を達成するために、トンネル部
上部とカーペットとの間に、ハーネス配索用の膨出部が
左右両端に形成された成形材を設けたものである。
【0011】また、別の発明に係る車両のフロア構造
は、前記コンソールの左右両下端部を、カーペットにて
覆われた成形材のうち、最も低い位置の膨出部側面に合
わせて取付けたものである。
【0012】
【作用】この発明に係る車両のフロア構造によれば、ト
ンネル部上部とカーペットとの間に、ハーネス配索空間
形成用の膨出部を有する成形材を配し、この膨出部内に
ハーネスを配索するようにしたので、ハーネスが従来の
ように位置ずれを起こすことがなく、それに起因した外
観品質の低下もない。
【0013】また、トンネル部の上部に成形材を配した
分、トンネル部がトータルで高くなるので、コンソール
の左右両下端部を成形材のうち最も低い位置の膨出部側
面に合わせて取付ければ、コンソールの下端部のストレ
ート化を図っても、その低い部分において隙間が生じな
い。つまり、トンネル部上部の傾斜による高さの違いを
成形材の膨出部の高さによって吸収できるようになる。
【0014】
【実施例】以下この発明の好適な一実施例を図1〜図4
に基づいて説明する。ここで、従来例と共通する部分に
は同一の符号を付し、重複する説明は省略する。フロア
パネル1の表面には制振材としてのメルシート20がま
ず設けられており、その上にカーペット21が敷設され
ている。このカーペット21は、パイル22を抜けない
ように固定したバッキング材23をフェルト24(ウレ
タンでも良い)の表面に取付けた構造となっている。
【0015】そして、このカーペット21とトンネル部
2の上部2aとの間には、上方へ湾曲状で突出する膨出
部25aを左右両端(図中C、D側)に有する成形材2
5が配されている。この成形材25はフェルトに添加剤
を加えて圧縮・加熱して硬化させたチップウレタン製の
ものであるため遮音性に富む。この成形材25の左右両
端部25bは両膨出部25a間の平面部分25cよりも
低い位置まで突出しており、平面部25cをトンネル部
2の上部2aに載せ、且つ両端部25bの内側面がトン
ネル部2の側面2bを挟み込む状態となる。また、これ
ら膨出部25aの内部にはハーネス5配索用の空間25
dが各々設けられており、その空間25d内にハーネス
5を収納するようになっている。
【0016】また、カーペット21はトンネル部2の上
部2aを含めてフロアパネル1の全面に敷設されるもの
であるが、前記成形材25を覆う部分のみフェルト24
が切り欠かれてバッキング材23が直接成形材25を覆
っている。
【0017】そして、トンネル部2の上方から、カーペ
ット21を介して成形材25の側面25eを左右の下端
部26aにて挟むようにコンソール26が取付けられて
いる。このコンソール26の下端部26aはトンネル部
2の傾斜にかかわらず略ストレート化されている。すな
わち、図4に示すように、トンネル部2の上部2aが高
い位置にある前側部分ではコンソール26の下端部26
aはトンネル部2の側面2b位置にあるが、トンネル部
2の上部2aが低い位置にある後側部分ではコンソール
26の下端部26aは成形材25の側面25eに位置す
ることになる。従って、従来のようにコンソール26の
下端部26aが傾斜していないため、スッキリして外観
品質が向上する。
【0018】また、前述のように、膨出部25aが形成
された成形材25をトンネル部2の上部2aに配したた
め、この膨出部25a内の空間25dにハーネス5を配
索した。このため、従来のように、カーペット21の下
でハーネス5がずれたり或いはカーペット21が膨らん
だりして見映えが損なわれるようなことはない。
【0019】更に、遮音性に富む成形材25がカーペッ
ト21と共にトンネル部2の上部2aにあるため、十分
な遮音性能を確保することもできる。加えて、カーペッ
ト21の端部を固定するための従来のブラケットの如き
別部材を設ける必要がないため、重量及びコストの面で
有利である。
【0020】
【発明の効果】この発明に係る車両のフロア構造は、以
上説明したように、トンネル部上部とカーペットとの間
に成形材を配したので、この成形材の膨出部内にハーネ
スを確実に配索することができる。従って、ハーネスが
従来のようにカーペットの下でずれたりすることはな
く、見映えの改善が図れる。
【0021】また、トンネル部の上部に成形材を配した
分、トンネル部がトータルで高くなるので、コンソール
の左右両下端部を成形材のうち最も低い位置の膨出部側
面に合わせて取付ければ、コンソールの下端部のストレ
ート化を図っても、その低い部分において隙間が生じな
い。従って、コンソールの外観がスッキリし、見映えが
向上する。
【0022】更に、遮音性に富む成形材がトンネル部の
上部に配されるため、トンネル部における十分な遮音性
能を確保することができ、且つカーペットの端部を固定
するために従来のブラケットの如き別部材を設ける必要
がないので重量及びコストの面で有利となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図4中矢示SA−SA線に沿う断面図である。
【図2】成形材の断面形状を示す図である。
【図3】本発明に係る車両のフロア構造を示す斜視図で
ある。
【図4】図3中矢示DA方向から見た側面図である。
【図5】第1の従来例に係る車両のフロア構造を示す断
面図である。
【図6】図5中矢示DB方向から見た側面図である。
【図7】第2の従来例に係る車両のフロア構造を示す断
面図である。
【符号の説明】
1 フロアパネル 2 トンネル部 2a 上部 2b トンネル部側面 5 ハーネス 21 カーペット 25 成形材 25a 膨出部 25e 膨出部の側面 26 コンソール 26a 下端部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前後方向に沿うトンネル部が中央に突設
    されたフロアパネルにカーペットを敷設し、且つ該カー
    ペットが敷設された状態のトンネル部上部付近にコンソ
    ールを取付ける車両のフロア構造において、 前記トンネル部上部とカーペットとの間に、ハーネス配
    索用の膨出部が左右両端に形成された成形材を、トンネ
    ル部に沿って設けたことを特徴とする車両のフロア構
    造。
  2. 【請求項2】 コンソールの左右両下端部を、カーペッ
    トにて覆われた成形材のうち、最も低い位置の膨出部側
    面に合わせて取付ける請求項1記載の車両のフロア構
    造。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6547301B1 (en) * 1999-09-21 2003-04-15 Cascade Engineering, Inc. Dashmat with an air distribution system

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6197044U (ja) * 1984-09-07 1986-06-21

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