JPH0519135Y2 - - Google Patents

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JPH0519135Y2
JPH0519135Y2 JP12927887U JP12927887U JPH0519135Y2 JP H0519135 Y2 JPH0519135 Y2 JP H0519135Y2 JP 12927887 U JP12927887 U JP 12927887U JP 12927887 U JP12927887 U JP 12927887U JP H0519135 Y2 JPH0519135 Y2 JP H0519135Y2
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traverse
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yoke
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は圧延帯鋼の形状矯正等に使用するテン
シヨンレベラのロール組替装置に関する。
〈従来の技術〉 一般に圧延帯鋼(以下ストリツプと称する)
は、圧延過程で板の表面に中伸び、耳伸び及び反
り等の形状不良を生じる。この形状不良を矯正す
るため、テンシヨンレベラが多く使用されてい
る。
従来のテンシヨンレベラの構成とそのロール組
替装置の概要を第5図、第6図に基づいて説明す
る。
図中、1はストリツプ、2,2aは入側及び出
側ブライドル、3,4,5は小径のワークロー
ル、6,7,8はバツクアツプロール、9,10
はデフレクタロールで、これらワークロール3,
4,5、バツクアツプロール6,7,8、デフレ
クタロール9,10でロール群が構成されてい
る。ワークロール3,4,5とデフレクタロール
9,10はストリツプ1を挾んで上下に千鳥状に
配列されている。バツクアツプロール6,7,8
はそれぞれワークロール3,4,5を支持して撓
みを防止しているが、二個の中間ロールを介して
三個のバツクアツプロールでワークロールを支持
する場合もある。
ストリツプ1の上部のワークロール4及びその
バツクアツプロール7からなるロール群としての
ワークロールユニツト40と一対のデフレクタロ
ール10とは上部トラバースチヨツク(以下上部
トラバースと称する)11に固着され、ワークロ
ールユニツト40とデフレクタロール10は上部
トラバース11と一体的にハウジング12に対し
昇降可能且つロール軸方向(X方向)に移動可能
となつている。上部トラバース11は、ハウジン
グ12の作業側Wと駆動側Dの頂部に設置された
一対のシリンダ13によりハウジング12上部に
脱着自在に圧着保持されると同時に、上部トラバ
ース11は、ハウジング12の作業側Wと駆動側
Dの端面に取付けられたシリンダ14で駆動する
キーパプレート15aでハウジング12に対しロ
ール軸方向Xの移動が脱着自在に拘束されてい
る。
ストリツプ1の下部ワークロール3,5とその
バツクアツプロール6,8からなるロール群とし
てのワークロールユニツト30,50は、それぞ
れロールサポート16,17に固着され、ロール
サポート16,17は、下部トラバースチヨツク
(以下下部トラバースと称する)18の案内溝1
8a,18b内にジヤツキ19を介して昇降可能
に支持されている。デフレクタロール9は下部ト
ラバース18に直接固着されている。更に下部ト
ラバース18は、上部トラバース11と同様に、
ハウジング12の底部に設けられた一対のシリン
ダ20を介してハウジング12内に昇降可能に支
持されている。下部トラバース18はシリンダ1
4で駆動されるキーパプレート15bを介してハ
ウジング12に対しロール軸方向の移動が脱着自
在に拘束されている。
上記構成のテンシヨンレベラによるストリツプ
1の形状矯正は次のように行なわれる。即ち、矢
印Z方向に搬送されるストリツプ1はブライドル
2,2aで所要の張力が付加され、非駆動形のワ
ークロール3,4,5を通過する間に順曲げと逆
曲げが交互に加えられて形状矯正に必要な永久伸
びが付加される。これによりストリツプ1は部分
伸びや反り等の形状不良が極めて高精度に平坦な
形状に矯正される。
上部トラバース11及び下部トラバース18は
それぞれ車輪21a,21bを有し、ハウジング
12内に取付けられたレール22,23上をロー
ル軸方向Xへ走行可能である。上部のレール22
の一端(図示の場合は作業側W)はハウジング1
2外に適宜長さ突出し、下部のレール23は作業
側Wの基台24上のレール25に接続している。
尚、レール22の突出長さは、後述するロール組
替え時に、上部トラバース11をハウジング12
から引き出した場合、駆動側Dの車輪21aを支
持した状態でロール組替え作業が可能なように設
定される。下部トラバース18の駆動側D(又は
作業側Wでも良い)の端面がロール組替用シリン
ダ26に連結している。
上部トラバース11及び下部トラバース18に
は、上下の対向面のロール軸方向Xの一方側(レ
ール22の突出端側)の両端に一対のトラバース
固定装置27が取付けられている。トラバース固
定装置27は、下部トラバース18に設けられた
液圧シリンダで駆動するトラバース固定用ピン2
7aと、トラバース固定用ピン27aに脱着自在
に嵌合し且つ自重の一部を下部トラバース18に
支持できるように上部トラバース11に突設した
支持台27bとで構成されている。
ロール組替えを行なうには、シリンダ13,2
0を作動して上部トラバース11及び下部トラバ
ース18をレール22,23上にそれぞれ降下さ
せた後、シリンダ14を始動してキーパプレート
15a,15bによる上部トラバース11及び下
部トラバース18のクランプを解く。次にトラバ
ース固定ピン27aを上昇させて上部トラバース
11及び下部トラバース18を固定し、ロール組
替えシリンダ26を作業側Wへ前進させて上下ロ
ール群をハウジング12外のロール組替え位置
(第6図中鎖線で示す)に引き出す。この時、上
部トラバース11の作業側W端は支持台27b及
び固定ピン27aを介して下部トラバース18に
支持され、上部トラバース11の駆動側D端は車
輪21aを介してレール22上に支持される。こ
の位置でロールを予備のものと交換したり手入れ
等を行ない、その後前記と逆手順で上部トラバー
ス11及び下部トラバース18をハウジング12
内に組込み、ロール交換を完了する。
〈考案が解決しようとする問題点〉 このようなテンシヨンレベラが使用されるライ
ン、例えばリコイリングラインやテンシヨンレベ
リングライン等においては、被形状矯正材として
供給される、例えば連続焼鈍後のストリツプ1
は、油脂類の付着しない清浄な表面を有している
(以下ドライ材と称する)。しかし、冷間圧延機の
ストリツプ1は、通常圧延油等の油脂類が表面に
付着しており(以下ウエツト材と称する)、生産
スケジユールによつてはドライ材とウエツト材
を、例えば毎日一回交互に切替えて処理する場合
がしばしば発生する。この場合テンシヨンレベラ
内の各ロール群がストリツプ1の表面の油脂類で
汚れているため、ウエツト材からドライ材への切
替え時にはその都度清浄なロールと交換する必要
がある。従来のテンシヨンレベラでは、ウエツト
材とドライ材の切替えの都度運転を停止し、上部
トラバース11及び下部トラバース18と共にロ
ール群をハウジング12の外に引き出し、天井ク
レーン等を使用して予備ロールと交換したり、人
手によりロール表面の油脂類を除去していた。こ
の作業は、特に上部のロール群10,40が上部
トラバース11の下面に装着されていることもあ
り、極めて多大の時間と労力を必要とし、長時間
(例えば30分)ラインを停止させなければならな
ず、生産能率低下が極めて大きい。このためロー
ル交換を行なうことなくウエツト材からドライ材
に切替えて運転を続行し、形状矯正後の処理工程
で人手を使用してストリツプ表面の油脂類を除去
する方法を採用し、テンシヨンレベラのロール組
替えによる生産能率低下に対処する場合もあつた
が、依然として大きな能率低下と労力の増大とい
う問題が残つていた。
本考案は上記状況に鑑みてなされたもので、ロ
ール組替え作業を自動化すると共にロール組替え
時間を著しく短縮したテンシヨンレベラのロール
組替装置を提供し、もつてロール交換作業におけ
る省力化とライン停止に伴う生産能率低下の大幅
防止とを図ることを目的とする。
〈問題点を解決するための手段〉 上記目的を達成するための本考案の構成は、ワ
ークロール及びバツクアツプロールからなるワー
クロールユニツトとデフレクタロールによりロー
ル群を構成し、帯鋼を挾んだ上下に複数のロール
群を千鳥状に配列し、ハウジング内を昇降すると
共に該ハウジング内のレール上をロール軸方向に
移動して該ハウジングの側部に出し入れ可能な上
部トラバースチヨツク及び下部トラバースチヨツ
クを備え、該上部トラバースチヨツク及び下部ト
ラバースチヨツクに前記ロール群をそれぞれ装着
したテンシヨンレベラにおいて、前記上部トラバ
ースチヨツク及び前記下部トラバースチヨツクを
前記ロール群のロール軸方向にそれぞれ二組直列
に着脱自在に連結して備えると共に、該二組の上
部トラバースチヨツク及び該二組の下部トラバー
スチヨツクのうち、一方の上部トラバースチヨツ
ク及び下部トラバースチヨツクを前記ハウジング
内に配置し、他方の上部トラバースチヨツク及び
下部トラバースチヨツクを前記ハウジングの側部
に配置し、前記ハウジングの側部に配置された前
記上部トラバースチヨツクを着脱自在に支持し且
つロール軸方向に直交する水平軸回りで該上部ト
ラバースチヨツクを180度反転可能な反転装置を
前記ハウジングの両側部にそれぞれ設けたことを
特徴とする。
〈作用〉 ロール組替えを行なう場合、ハウジング内の上
部トラバースチヨツク及び下部トラバースチヨツ
クを昇降させてレール上に位置させ、ハウジング
側部の上部トラバースチヨツク及び下部トラバー
スチヨツクをハウジング内に移動させると共にハ
ウジング内の上部トラバースチヨツク及び下部ト
ラバースチヨツクをハウジング側部に移動させて
ロール群の組替えを行なう。ハウジング側部に移
動した上部トラバースチヨツクは反転装置で支持
されると共に180度反転され、ロール群を上方に
向けてロール清掃及びロール交換が行なわれその
後待機する。ハウジング側部に移動した下部トラ
バースチヨツクはそのままの状態でロール清掃及
びロール交換が行なわれその後待機する。
〈実施例〉 第1図には本考案の一実施例に係るロール組替
装置を備えたテンシヨンレベラの一部断面正面、
第2図には第1図中の−線矢視、第3図には
第2図中の−線矢視を示してある。尚、第5
図、第6図で示した部材と同一または類似部材に
は同一符号を付して重複する説明は省略する。
本実施例のテンシヨンレベラは、上部トラバー
スチヨツク(上部トラバース)11及び下部トラ
バースチヨツク(下部トラバース)18がそれぞ
れ二組直列に着脱自在に連結して備えられてい
る。上部トラバース11にはワークロール4及び
バツクアツプロール7からなるロール群としての
ワークロールユニツト40とロール群としての一
対のデフレクタロール10が固着され、下部トラ
バース18にはワークロール3及びバツクアツプ
ロール6からなるロール群としてのワークロール
ユニツト30とワークロール5及びバツクアツプ
ロール8からなるロール群としてのワークロール
ユニツト50が固着されている。
ハウジング12内の上部のレール22の両端を
対称形にハウジング12の外に突出させると共
に、下部のレール23に接続する基台24上のレ
ール25を駆動側Dにも対称に設置する。
一方、上部トラバース11及び下部トラバース
18をそれぞれ二個づつロール軸方向に直列に配
置し、上部トラバース11同士及び下部トラバー
ス18同士を脱着自在にピン31で連結する。ま
た上部トラバース11及び下部トラバース18は
上下方向にのみ移動可能となつている。この連結
機構は、第1図に示すように、上部トラバース1
1及び下部トラバース18のそれぞれの対向面の
中央部に一対の連結板32が鉛直方向に突設さ
れ、いずれか一方の連結板32に連結ピン31保
持用のピン孔が設けられ、他方の連結板32に長
孔が設けられている。上部トラバース11及び下
部トラバース18の連結部の反対端にはトラバー
ス固定装置27が設置されている。駆動側Dと作
業側Wのレール25のそれぞれの長手方向の略中
央部の基台24上には、ライン中心O(ハウジン
グ12の中心線)に対して対称に位置する上部ト
ラバース11D,11W用の反転装置33D,3
3Wが設置されている。
反転装置33D,33Wの構成を説明する。レ
ール25を挾んで一対の軸受34a,34bが設
置され、軸受34a,34bには支持軸37a,
37bが回転自在に支持されている。支持軸37
a,37bには一対のロツクピン36が設けら
れ、ロツクピン36は、上部トラバース11D,
11Wの通板方向Zの前後面の略中央部に設けら
れたピン孔35(第3図参照)に脱着自在に嵌合
し、上部トラバース11D,11Wの自重を支持
するようになつている。支持軸37a,37bは
ロール軸に直交する水平軸回りで回転可能とな
り、同調駆動装置38及び反転駆動装置39によ
り正逆180度づつ同期速度で回転するようになつ
ている。
同調駆動装置38はマイタギヤ38aとタイロ
ツド38b,38cからなる通常のメカニカルタ
イ方式である。反転駆動装置39はいずれか一方
の支持軸37aに取付けたスプロケツト(または
ギヤ)41を駆動する可逆式ギヤードモータ42
等で構成される。
ここで、反転装置33D,33Wの支持軸37
a,37bの軸心位置及び反転駆動装置39は、
第1図に示すように、連結状態の上部トラバース
11D,11Wのうちいずれか一方(例えば上部
トラバース11D)がハウジング12内の所定の
運転位置、またはレール22上に搭載された状態
(即ちロール組替レベル)にある場合、他方の上
部トラバース11Wは対応する反転装置33Wの
支持軸37a,37bにロツクピン36を介して
水平に保持され、上部トラバース11Wのハウジ
ング12側の車輪21aはレール22上にあるよ
うに設定される。
更に運転時の上部トラバース11及び下部トラ
バース18は、第1図に示すように、互いに上下
クロスさせて使用する。即ち、例えば駆動側Dの
上部トラバース11Dに対し作業側Wの下部トラ
バース18Wを組合わせ、オフラインにある上部
トラバース11W及び下部トラバース18D上の
ロール群は予備ロールとして常時整備しておくも
のとする。つまり、二組の上部トラバース11及
び二組の下部トラバース18のうち、一方の上部
トラバース11D及び下部トラバース18Wがハ
ウジング12内に配置され、他方の上部トラバー
ス11W及び下部トラバース18Dがハウジング
12の側部に配置されている。
上記構成によるロール組替え動作を第4図の作
用説明に基づき説明する。
第4図aはウエツト材の形状矯正状態を示し、
この状態では上部トラバース11D,11W及び
下部トラバース18D,18Wはそれぞれ連結さ
れ、トラバース固定ピン27aは下降位置にあ
り、上部トラバース11Wは反転装置33Wに固
定されている。この状態でドライ材に切替えるた
めのロール交換を行なうには、先ず従来装置(第
5図,第6図参照)における公知の手順に従つて
上部トラバース11D及び下部トラバース18W
をそれぞれのレール22,23上に降下した後、
キーパプレート15a,15bを解放状態とす
る。
次にシリンダ26を始動し下部トラバース18
D,18Wを作業側Wへシフトし、上部トラバー
ス11D,11Wの直下で停止させる(第4図b
参照)。この状態で作業側W及び駆動側Dのトラ
バース固定ピン27aを上昇して上部トラバース
11D,11Wを下部トラバース18D,18W
に支持固定し、反転装置33Wのロツクピン36
のロツクを解く。ここで、反転装置33Wまたは
33D側の上部トラバース11Wまたは11Dが
自重により図中時計回り方向(または反時計回り
方向)に回転しないように、支持軸37a,37
bの軸心を、対応する上部トラバース11Wまた
は11Dの中心に対し反ライン中心O側、つまり
作業側W(または駆動側D)へ若干オフセツトさ
せることが望ましい。
次に、シリンダ26を後退させて上部トラバー
ス11D,11W及び下部トラバース18D,1
8Wを一体に駆動側Dにシフトし、その後上部ト
ラバース11Dを反転装置33Dのロツクピン3
6を介して支持軸37a,37bに固定する。駆
動側Dと作業側Wのトラバース固定ピン27aを
下降し、その後再び下部トラバース18D,18
Wを作業側Wへシフトする。下部トラバース18
Dをハウジング12内の所定の組込み位置にセツ
トし、キーパプレート15a,15b(第5図参
照)をクランプ状態とする。シリンダ13,20
の始動で上部トラバース11W及び下部トラバー
ス18Dを運転位置(第4図d参照)に上昇させ
てロール組替えを完了する。
次に上部トラバース11Dの連結ピン31を抜
き取り、反転装置33Dの駆動モータ39を始動
して上部トラバース11Dを図中反時計回り方向
に180度回転する。この状態で使用済みのロール
群の清掃、または予備ロールとの交換を行ない、
上部トラバース11Dを図中時計回り方向に180
度回転して元の水平状態に復帰させ、連結ピン3
1を差し込んで固定する。一方、オフラインに引
き出した下部トラバース18Wのロール群はその
ままの位置で清掃または予備ロールと交換し、次
回のロール組替えに備える。
再度ロール組替えを行なう場合、前述した組替
え手順に準じてオフラインのロール群を上部トラ
バース11D及び下部トラバース18Wと共にイ
ンラインに組込み、インラインのロール群を上部
トラバース11W及び下部トラバース18Dと共
にオフラインに引き出しロール組替えを行なう。
更に、オフラインに引き出した上下ロール群は清
掃、または予備ロールと交換し次回の組替えまで
待機させる。この場合、上部トラバース11Wの
反転は、駆動側Dの上部トラバース11Dの時と
反対向き(図中時計回り方向)に反転し、ロール
交換後は図中反時計回り方向に回動して元の水平
位置に復帰させる。
上部トラバース11D,11Wの反転時に上部
トラバース11D,11Wがレール22の突出部
に接触することになるが、これを防止するため、
図示しないが、レール22の突出部をヒンジ式と
して、水平より上方にのみ回動するようにレール
22はハウジング12に装着されている。このた
め反転時に上部トラバース11D,11Wがレー
ル22の突出部に接触することはない。
ロール組替え手順における各駆動部材の始動及
び停止動作は、図示しないが、通常公知の位置セ
ンサ等を使用し、これらの検出装置の信号に基づ
く遠隔操作によるワンマンコントロールが可能な
制御機構を具備している。
上述したロール組替装置を備えたテンシヨンレ
ベラでは、ロール群を備えた上部トラバース11
及び下部トラバース18をそれぞれ二組づつ備
え、一方を予備として待機させ、遠隔によるワン
マンコントロールで上部トラバース11及び下部
トラバース18の交換を行なうので、ロール組替
えが極めて短時間で行なえる。ちなみに本実施例
のテンシヨンレベラの場合、ロール交換は約3分
以内で行なえ、従来(第5図、第6図)装置の約
30分と比較して著しく時間短縮できる。また、オ
フラインの上部トラバース11D,11Wは反転
装置により180度反転できるので、ロール群が上
を向き、ロールの清掃、またはロール交換が極め
て容易に行なえ、テンシヨンレベラの運転中でも
ロールの清掃、またはロール交換が行なえる。
〈考案の効果〉 本考案のテンシヨンレベラのロール組替装置
は、ロール群を備えた上部トラバース及び下部ト
ラバースをそれぞれ二組直列に配置し、一方を予
備としてオフラインに待機させ、更にオフライン
にある上部トラバースを180度反転させる反転装
置を設けたので、オフラインにある上部及び下部
トラバースのロール群を清掃、またはロール交換
しておき、待機中の上部及び下部トラバースをオ
ンライン上に組込むことができると共に、反転装
置により待機中の上部トラバースを180度反転さ
せてロール群を上方に向けることができる。この
結果、ロール群の清掃、またはロール交換がテン
シヨンレベラの運転中であつても極めて容易且つ
短時間で行なえ、ロール組替え時間の省力化が図
れ生産能率が大幅に向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例に係るロール組替装
置を備えたテンシヨンレベラの一部断面正面図、
第2図は第1図中の−線矢視図、第3図は第
2図中の−線矢視図、第4図はロール組替え
の作用説明図、第5図は従来のテンシヨンレベラ
の正面図、第6図は第5図中の−線矢視図で
ある。 図面中、1はストリツプ、3,4,5はワーク
ロール、6,7,8はバツクアツプロール、9,
10はデフレクタロール、11,11D、11W
は上部トラバースチヨツク、12はハウジング、
18,18D,18Wは下部トラバースチヨツ
ク、22,23,25はレール、30,40,5
0はワークロールユニツト、33D,33Wは反
転装置、Dは駆動側、Wは作業側である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ワークロール及びバツクアツプロールからなる
    ワークロールユニツトとデフレクタロールにより
    ロール群を構成し、帯鋼を挾んだ上下に複数のロ
    ール群を千鳥状に配列し、ハウジング内を昇降す
    ると共に該ハウジング内のレール上をロール軸方
    向に移動して該ハウジングの側部に出し入れ可能
    な上部トラバースチヨツク及び下部トラバースチ
    ヨツクを備え、該上部トラバースチヨツク及び下
    部トラバースチヨツクに前記ロール群をそれぞれ
    装着したテンシヨンレベラにおいて、前記上部ト
    ラバースチヨツク及び前記下部トラバースチヨツ
    クを前記ロール群のロール軸方向にそれぞれ二組
    直列に着脱自在に連結して備えると共に、該二組
    の上部トラバースチヨツク及び該二組の下部トラ
    バースチヨツクのうち、一方の上部トラバースチ
    ヨツク及び下部トラバースチヨツクを前記ハウジ
    ング内に配置し、他方の上部トラバースチヨツク
    及び下部トラバースチヨツクを前記ハウジングの
    側部に配置し、前記ハウジングの側部に配置され
    た前記上部トラバースチヨツクを着脱自在に支持
    し且つロール軸方向に直交する水平軸回りで該上
    部トラバースチヨツクを180度反転可能な反転装
    置を前記ハウジングの両側部にそれぞれ設けたこ
    とを特徴とするテンシヨンレベラのロール組替装
    置。
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