JPH09155419A - ロール交換装置 - Google Patents

ロール交換装置

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JPH09155419A
JPH09155419A JP31829895A JP31829895A JPH09155419A JP H09155419 A JPH09155419 A JP H09155419A JP 31829895 A JP31829895 A JP 31829895A JP 31829895 A JP31829895 A JP 31829895A JP H09155419 A JPH09155419 A JP H09155419A
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roll
chock
moving device
stand
drive
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JP31829895A
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Kenji Yamagishi
健司 山岸
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Kobe Steel Ltd
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  • Bending Of Plates, Rods, And Pipes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ロールスタンドのロールとチョックの位置合
わせの容易化することにより、ロールの交換作業時間を
短縮し得るロール交換装置を提供する。 【解決手段】 ロール交換装置を、駆動側スタンドのロ
ール圧下装置に係合してこれを駆動する圧下モータを有
し、駆動側スタンドを支持してロールの軸方向に移動す
る駆動側チョック移動装置10と、作業側スタンドを支
持してロールの軸方向と直交する方向に移動する作業側
チョック移動装置20と、昇降自在なロール支持台を有
し、ロール支持台をチルトするチルティング機構36
と、ロールの軸方向と直交する方向に水平移動させるア
ライニング機構37とを有し、ロールを支持してロール
の軸方向に移動するロール移動装置30とからなる構成
にすれば、組立に際してロールと駆動側スタンドのチョ
ックとを容易に合わせることができるので、ロールを短
時間で交換することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ロールスタンドの
ロール交換作業を行うに際してクレーン作業を少なくす
ることのできるロール交換装置の改善に係り、より詳し
くはロールスタンドのチョックとロールとの位置を容易
に合わせることを可能ならしめるようにしたロール交換
装置の技術分野に属するものである。
【0002】
【従来の技術】周知のように、ロールスタンドのロール
は、圧延製品の品質維持のために、ロールが摩耗すると
補修済あるいは新品のロールと交換される。従来、ロー
ルスタンドのロール交換作業は下記のようにして行われ
るのが一般的であった。 (1) ロールが垂直になるように、クレーンを用いてロ
ールスタンドを横転状態にし、先ず駆動側チョックをク
レーンにより抜き取る。 (2) 上・下部ロールを1本ずつクレーンで吊り上げて
ロールスタンドの下側に位置する作業側チョックから上
・下部ロールをそれぞれ抜き取る。 (3) 新しい上・下ロールを1本ずつクレーンで吊り下
げて、それらの端部を下側の作業側チョックに嵌合させ
る。 (4) 駆動側チョックをクレーンにて吊り下げて上・下
部ロールそれぞれの端部に外嵌する。その後、ロールが
水平になるようにロールスタンドを起立させて固定す
る。 上記のとおり、上・下部ロールの交換作業はほとんどク
レーン作業により行われている。従って、ロール交換作
業は危険であるばかりでなく、長時間を要していた。と
ころで、このような問題を解決し得るようにしたロール
交換装置が、例えば、U.S.Patent No.4
552007に開示されている。
【0003】以下、その概要を、図7乃至図11を参照
しながら、同明細書に用いられている同一符号を以て説
明すると、ロール交換装置のロール台車10は、図7,
8,10に示すように、車輪18,18でベース11上
を往復動する構成で、キャリッジ12の上には、走行方
向の前後の2個所にロール16,16を支持するUの字
状のロール支持部20,20が設けられている。さら
に、ロール支持部20,20の両側の壁19の側面には
カム状のサポート21が設けられ、上下のサポート2
1,21に案内されて差し込み、かつ引き抜かれるサポ
ートバー22,22が配設されている。これらサポート
バー22,22は、差し込まれた状態にあってはロール
16,16を支持すると共に、下側のロール16ではそ
の胴部の上下端面を支え、上側のロール16ではその胴
部の下端面を支えることにより、軸方向の移動を固定す
る働きをするものである。
【0004】これらサポートバー22のそれぞれには、
必要に応じてねじを回転させることによりカムを回転さ
せてサポートバー22の一端側を上下方向に移動させる
調整装置23が設けられている。そして、図9と図10
とに示すように、ベース11上であって、かつロール台
車10の移動範囲の両側位置に、ロール16,16の軸
方向に往復作動され、ロール16,16から離れる方向
への移動により、これらロール16,16の端部から図
示しないチョックが組み込まれてなるハウジング14,
15を取外し、逆に接近する方向への移動によりロール
16,16の端部をハウジング14,15のチョックに
嵌合させるチョック台車13,13が設けられている。
【0005】従って、図7に示すように、先ず右側のロ
ール支持部20に新しいロール16,16をセットし、
次いで、図8に示すように、左側のロール支持部20に
交換すべきロール16,16が支持されるようにロール
スタンド17をセットする。そして、図9に示すよう
に、チョック台車13,13をロール16,16から離
れる方向に移動させると、これらロール16,16の端
部からハウジング14,15が離反し、ロール16,1
6の端部から図示しないチョックが外される。その後
は、図10に示すように、離れた位置においてハウジン
グ14,15を支持しているチョック台車13,13
と、新しいロール16,16とが合致する位置にロール
台車10を移動させると共に、図11に示すように、新
しいロール16,16の方向にチョック台車13,13
を移動させると、ハウジング14,15が接近して、ロ
ール16,16の端部に図示しないチョックが外嵌され
る。その後は、ロールスタンド17をクレーンで吊持
し、所定の設置場所に設置することにより、一連のロー
ル交換作業が終了する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記従来例に係るロー
ル交換装置によれば、ロールスタンドとロールとの移動
に際してクレーンが使用されるだけでクレーン作業が少
なく極めて有用である。しかしながら、これには後述す
るような解決すべき課題がある。即ち、ロールの位置は
調整装置で上下方向に位置調整し得るが、ロール台車が
停止した状態での水平方向の位置調整ができないので、
ロールの端部へのチョックの外嵌に長時間を要する。
【0007】また、左右のチョック同士がチョック間ス
テーで連結されているロールスタンドでは、サポートバ
ーによりロールを支持することが不可能であるため、こ
のようなロールスタンドの場合にはチョック間ステーの
着脱(特に、取付けに長時間を要する。)が必要であ
り、ロール交換に長時間を要する。即ち、ロール交換装
置は、チョック間ステーの着脱が不要であるか、一方側
の取外しだけでロールを交換し得る機能を有することが
望ましい。
【0008】従って、本発明は、左右のチョック同士が
チョック間ステーで連結されているロールスタンドで
も、ロールとチョックの位置合わせの容易化によりロー
ルの交換を容易に行うことを可能ならしめるロール交換
装置の提供を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の請求項1に係るロール交換装置が採用した
手段は、左右に上部チョックと下部チョックとを有し、
これら上部チョックと下部チョックとに、上部ロールと
下部ロールとの端部が支持されてなるロールスタンドが
セットされ、セットされたロールスタンドの駆動側スタ
ンドに設けられたロール圧下装置に離合自在に係合して
該ロール圧下装置を駆動する圧下モータを有し、前記駆
動側スタンドを支持して前記ロールの軸方向に往復作動
される駆動側チョック移動装置と、前記ロールスタンド
の作業側スタンドを支持して前記ロールの軸方向と直交
する方向に往復作動される作業側チョック移動装置とが
設けられると共に、前記駆動側チョック移動装置の相対
する側に、ロール固定装置を備えた昇降自在なロール支
持台を有し、かつ該ロール支持台をチルトさせるチルテ
ィング機構と、支持中のロールを該ロールの軸方向と直
交する方向に移動させるアライニング機構とを有し、前
記ロールを支持して該ロールの軸方向に往復作動される
ロール移動装置が設けられてなることを特徴とする。
【0010】本発明の請求項2に係るロール交換装置が
採用した手段は、請求項1に記載のロール交換装置にお
いて、前記ロール移動装置のロール支持台を、上部ロー
ルを支持する上部ロール支持部と、下部ロールを支持す
る下部ロール支持部とからなる2段構成としたことを特
徴とする。
【0011】本発明の請求項3に係るロール交換装置が
採用した手段は、請求項1または2に記載のロール交換
装置において、前記ロール移動装置の他に、新品のロー
ルを支持する補助用ロール移動装置を設け、これらロー
ル移動装置と補助用ロール移動装置との位置を自在に切
換える位置切換装置を設けたことを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の請求項1に対応す
る実施の形態1に係るロール交換装置を、その全体平面
図の図1と、図1のA矢視図の図2と、図2のB部拡大
図の図3と、ロール移動装置の側面図の図4(a)と、
図4(a)のC矢視図の図4(b)とを参照しながら説
明する。
【0013】図1,2に示す符号1はベースで、このベ
ース1の上にはロールスタンド2がセットされる後述す
る構成になる駆動側チョック移動装置10と、作業側チ
ョック移動装置20とが配設されている。前記駆動側チ
ョック移動装置10はロールスタンド2の駆動側スタン
ド2dを支持して、ベース1にブラケットを介して取付
けられたトラニオン型の水平シリンダ16のロッドの伸
縮により、底部の摺動板13がベース1に設けられたガ
イド1bに案内されて上・下部ロール3,4の軸方向に
摺動移動されるように構成されている。また、前記作業
側チョック移動装置20はロールスタンド2の作業側ス
タンド2wを支持して、ベース1に取付けられた水平シ
リンダ24のロッドの伸縮により、底部の摺動板23が
ベース1に設けられたガイド1cに案内されて上・下部
ロール3,4の軸方向と直交する方向に摺動移動される
ように構成されている。
【0014】さらに、前記駆動側チョック移動装置10
は、駆動側スタンド2dで支持されるロールと直交する
方向の両側を支える一対のスタンド支え部材11がロー
ルスタンド2の底部を支える底部材に立設されると共
に、上部にロール心間調整を行う圧下モータ14が設け
られた圧下モータ支持部材12が立設されてなる構成に
なっている。この圧下モータ支持部材12の上の圧下モ
ータ14の付近には、この圧下モータ14をロールの軸
方向に移動させてスタンド支え部材11で支えられてい
る駆動側スタンド2dに設けられているロール圧下装置
に離合自在に係合させるシリンダからなる圧下モータ用
シフト装置15が設けられている。つまり、圧下モータ
用シフト装置15の駆動により圧下モータ14をロール
圧下装置に係合させると共に駆動させることにより、上
・下部ロール3,4の端部をそれぞれ支持する図示しな
い上・下部チョックの間隔が調整され、これによりロー
ル心間調整が行われるようになっている。
【0015】前記作業側チョック移動装置20は、作業
側スタンド2wのロールと直交する方向の両側を支える
一対のスタンド支え部材21がロールスタンド2の底部
を支える底部材に立設されると共に、一対のスタンド支
え部材21の上部の反ロール側にはロールスタンド作業
側スタンド2wのロールの軸方向への動きを規制する機
能を備えた横支え部材22が架設されてなる構成になっ
ている。
【0016】さらに、図2に示すように、駆動側チョッ
ク移動装置10の相対する側には、水平シリンダ38に
より往復移動され、前記駆動側チョック移動装置10に
離反する後述するロール移動装置30が設けられてい
る。このロール移動装置30は、図4(a)と図4
(b)とに示すように、ベース1に設けられた平板状の
一対のレール1aの上面を転動する車輪31aと、レー
ル1aの下面を転動するガイド車輪31bとを有する台
車31を備えている。この台車31の上にはクロスした
リンク機構32aと台板32bと図示しない油圧シリン
ダとからなる昇降装置32が搭載されている。なお、油
圧シリンダは電動シリンダや送りねじ機構に置換するこ
とができる。また、昇降装置32はジャッキ式にするこ
とができる。
【0017】そして、昇降装置32の台板32bの上の
駆動側チョック移動装置10側にはブラケットが設けら
れ、このブラケットに、台車31の移動方向と直交する
向きの水平なチルト用ピン32cを介して、後述するロ
ール支持台33が搭載されている。つまり、送りねじ機
構で楔状部材(図示省略)を出し入れすることによりロ
ール支持台33をチルトさせるもので、この送りねじ機
構と楔状部材とによってチルティング機構36が構成さ
れるものである。前記ロール支持台33は、同期して相
対する方向と相反する方向とに移動してロールの胴部を
挟圧するロールクランプ34を備えると共に、ロールの
端面に螺刻された雌ねじに螺着されるねじ35bとこの
ねじ35bを支持するブラケット35aとからなる軸端
固定機構35を備えている。さらに、台板32bの上の
反駆動側チョック移動装置10には、ブラケットに水平
に支持されているねじに螺着されてなるナットの正逆回
転により前記ロール支持台33を台車31の移動方向と
直交する方向に、水平に往復移動させるアライニング機
構37が設けられている。なお、図3に示す符号5は、
駆動側スタンド2dとの結合が解除されているチョック
間ステーである。
【0018】以下、上記構成になるロール交換装置でロ
ールを交換する場合を説明する。 (1) 駆動側チョック移動装置10と作業側チョック移
動装置20とを最前進させ、この状態でロールスタンド
2をクレーンで吊持して、これら駆動側チョック移動装
置10と作業側チョック移動装置20の上にセットす
る。 (2) チョック間ステー5の一方側を外し、駆動側チョ
ック移動装置10を後退させる。この時、上・下部ロー
ル3,4は、駆動側チョック移動装置10に支持されて
いる駆動側スタンド2dに片持ち状態で支持されてお
り、また作業側スタンド2wは作業側チョック移動装置
20に支持されている。 (3) 作業側チョック移動装置20を後退させる。 (4) 昇降装置32を縮小した状態でロール移動装置3
0を前進させ、下部ロール4の下で停止させる。 (5) 昇降装置32によりロール支持台33を上昇さ
せ、下部ロール4にロール支持台33が当接したところ
で昇降装置32の作動を停止させる。 (6) ロール支持台33に設けられているロールクラン
プ34により下部ロール4の胴部をクランプすると共
に、軸端固定機構35により下部ロール4の端部を固定
して、下部ロール4をロール支持台33に固定する。 (7) 駆動側スタンド2dに組込まれている図示しない
下部チョックのベアリングスクリュを弛め、下部チョッ
クと下部ロール4の間をフリーにする。 (8) ロール移動装置30をそのままの状態で後退さ
せ、駆動側スタンド2dの図示しない下部チョックから
下部ロール4を抜取る。 (9) ロールクランプ34と軸端固定機構35とによる
固定を解除しロール支持台33に支持されている下部ロ
ール4をクレーンにより吊持して移動させる。 (10) 〜までと同様の動作で上部ロール3を移動さ
せる。
【0019】次に、このロール交換装置を用いて新しい
ロールを組込む場合を説明する。 (1) 新しい上部ロール3をロール移動装置30のロー
ル支持台33にクレーンにより載せると共に、ロールク
ランプ34と軸端固定機構35とでロール支持台33に
固定する。 (2) ロール移動装置30を駆動側チョック移動装置1
0側に移動させる。これにより、上部ロール3の端部が
駆動側チョック移動装置10に支持されているロールス
タンド2の駆動側スタンド2dの上部チョックに嵌入さ
れる。 (3) ロールクランプ34と軸端固定機構35とによる
上部ロール3の固定を解除し、ロール移動装置30を後
退させる。 (4) 上記〜と同様の動作により下部ロール4を駆
動側スタンド2dの下部チョックに嵌入する。 (5) ロールスタンド2の作業側スタンド2wを支持し
ている作業側チョック移動装置20を前進させる。 (6) 駆動側チョック移動装置10を前進させる。この
前進により上・下部ロール3,4の端部が、作業側チョ
ック移動装置20に支持されている作業側スタンド2w
の図示しない上・下部チョックに嵌入される。 (7) 各チョックのベアリングスクリュを締めて、各チ
ョックと各ロールとを固定すると共に、チョック間ステ
ー5の一端側を固定する。
【0020】ロール交換作業に際しては、駆動側チョッ
ク移動装置10で支持されている駆動側スタンド2dは
圧下モータ14の駆動により上・下部チョック間の寸法
が調整される一方、ロール移動装置30は昇降自在なロ
ール支持台33を有し、かつこのロール支持台33をチ
ルトさせるチルティング機構36と、支持中のロールを
このロールの軸方向と直交する方向に移動させるアライ
ニング機構37とを有していてロールの位置を自在に調
整できるため、ロールを駆動側スタンド2dの上・下部
チョックに容易に合わせることができ、従来に比較して
ロールの位置やロール心間調整を容易に行えるから、従
来よりも短時間でロール交換作業を完了することができ
る。しかも、上記のとおり、チョック間ステー5を完全
に外さなければ、従来のロール交換装置ではロール交換
ができなかったが、本実施の形態1では一方側をチョッ
クから取り外すだけでロールを交換することができる。
【0021】本発明の請求項2に対応する実施の形態2
に係るロール交換装置(図示省略)を説明する。但し、
本実施の形態2が上記実施の形態1と相違するところ
は、ロール移動装置の構成の相違にあるから、その相違
する点についてだけの説明に止める。即ち、本実施の形
態2に係るロール移動装置のロール支持台は、上部ロー
ルを支持する上部ロール支持部と、下部ロールを支持す
る下部ロール支持部とからなる2段構成に形成されてな
るものである。
【0022】従って、上部ロール支持部が上部ロールよ
り低い位置になり、下部ロール支持部が下部ロールより
低い位置になるように昇降装置により上・下部ロール支
持部の高さを設定したロール移動装置を、駆動側チョッ
ク移動装置の方向に移動させると共に、上部ロール支持
部が上部ロールの下方に、下部ロール支持部が下部ロー
ルの下方にきたときにロール移動装置を停止させる。そ
して、昇降装置の作動により上部ロール支持部が上部ロ
ールに、下部ロール支持部が下部ロールのそれぞれに当
接すると昇降装置の作動を停止させ、ロールクランプと
軸端固定機構とで上・下部ロールを上部ロール支持部と
下部ロール支持部とに固定したのち、このロール移動装
置を後退させれば駆動側スタンドから上・下部ロールを
同時に抜取ることができる。
【0023】一方、上・下部ロール支持部に新しい上・
下部ロールを載せると共に固定して、ロール移動装置を
駆動側チョック移動装置の方向に移動させると、上・下
部ロールを駆動側チョック移動装置に支持されているロ
ールスタンドの駆動側スタンドに上・下部ロールを組込
むことができる。本実施の形態によれば、このように上
・下部ロールを同時に交換することができるので、上記
実施の形態よりもロール交換作業時間を短縮することが
できる。
【0024】本発明の請求項3に対応する実施の形態3
に係るロール交換装置を、その模式的平面図の図5を参
照しながら説明すると、ロール移動装置30は、駆動側
チョック移動装置10から最も離れた位置において、ロ
ールの軸方向と直交する方向の退避場所に移動し得るよ
うに構成されており、さらにこのロール移動装置30の
ロールの軸方向と直交する方向の前記退避場所の反対側
に設けられた退避場所に、予め新しいロールが載せられ
ると共に固定されている、前記ロール移動装置30と全
く同構成になる補助用ロール移動装置40が配設されて
いる。これらロール移動装置30と補助用ロール移動装
置40とは、これらをロールの軸方向に移動させるベー
ス1に設けられたレール1aと合致し得る2対の図示し
ないレール(一方がロール移動装置30を、他方が補助
用ロール移動装置40を支持している。)を有し、図示
しない油圧シリンダ(電動シリンダであっても良い。)
で移動される横移動台車とからなる位置切換装置の上に
配設されている。なお、これらロール移動装置30と補
助用ロール移動装置40とのロール支持台は、上記実施
の形態1のように1段構成であっても、また実施の形態
2のように2段構成であっても良い。
【0025】従って、駆動側チョック移動装置10に支
持されているロールスタンドの駆動側スタンドからロー
ルを抜取って、ロール移動装置30が退避すると、位置
切換装置の作動により、このロール移動装置30が、同
図における上側の退避場所に移動する一方、下側の退避
場所の補助用ロール移動装置40を支持するレールがベ
ース1に設けられた一対のレール1aと合致する。そこ
で、水平シリンダを連結すると共にこの補助用ロール移
動装置40を駆動側チョック移動装置10の方向に移動
させれば、新しいロールが駆動側チョック移動装置10
に支持されている駆動側スタンドに組込まれる。このよ
うに、本実施の形態によれば、ロール交換時に、抜取っ
たロールをロール移動装置から下ろすと共に、新しいロ
ールを搭載するというクレーン作業を行う必要がないの
で、上記実施の形態に比較して、より短時間の間にロー
ルを交換することができる。
【0026】本発明の請求項3に対応する実施の形態4
に係るロール交換装置を、その模式的平面図の図6を参
照しながら説明すると、ロール移動装置30は、駆動側
チョック移動装置10から最も離れた位置に、ターンテ
ーブルからなる位置切換装置50が配設されている。こ
の位置切換装置50の上には、2対のレール50a、5
0aが配設されており、回転中心を挟む一方のレール5
0aの上にロール移動装置30が、他方のレール50a
の上に補助用ロール移動装置40がそれぞれ配設されて
おり、180°回転する毎に、ロール移動装置30と補
助用ロール移動装置40とが交互に、ベース1に設けら
れた一対のレール1aに移動できるように構成されてい
る。
【0027】従って、位置切換装置50の180°毎の
回転により、ロール移動装置30と補助用ロール移動装
置40とを交互に、駆動側チョック移動装置10の方向
に移動させ、かつ駆動側チョック移動装置10から離れ
る方向に移動させることができるので、本実施の形態4
は上記実施の形態3と同効である。
【0028】なお、以上では、左右のチョックがチョッ
ク間ステーにより連結されているロールスタンドを例と
して説明したが、チョック間ステーのない形式のロール
スタンドに対しても本発明に係る技術的思想を適用し得
ることは自明であり、また上記実施の形態は本発明の具
体例に過ぎず、従って本発明の技術的思想を逸脱しない
範囲ないにおける設計変更等は自由自在である。
【0029】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の請求項
1,2又は3に係るロール交換装置によれば、駆動側チ
ョック移動装置で支持されている駆動側スタンドの上・
下部チョック間の寸法を圧下モータの駆動により調整
し、ロール移動装置に支持されているロールの位置を昇
降自在なロール支持台により迅速に昇降させると共に、
チルティング機構と、アライニング機構とにより自在に
調整してロールと駆動側スタンドのチョックとを容易に
合わせることができるので、ロールの位置調整が殆どで
きない従来のロール交換装置に比較して、ロールの交換
を極めて迅速に行うことができ、またチョック間ステー
を有するロールスタンドでは、従来のロール交換装置の
ように、サポートバーでロールを支える構成でないの
で、チョック間ステーの一方側だけの着脱で済み、ロー
ルの交換作業時間を短縮することができるので、ロール
交換作業の容易化と作業時間の短縮に対して多大な効果
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係るロール交換装置の
全体平面図である。
【図2】図1のA矢視図である。
【図3】図2のB部拡大図である。
【図4】本発明の実施の形態1に係り、図4(a)はロ
ール交換装置のロール移動装置の側面図であり、図4
(b)は図4(a)のC矢視図である。
【図5】本発明の実施の形態3に係るロール交換装置の
模式的平面図である。
【図6】本発明の実施の形態4に係るロール交換装置の
模式的平面図である。
【図7】従来例に係るロール交換装置のロール台車の側
面図である。
【図8】従来例に係るロール交換装置のロール台車(ロ
ールスタンドがセットされている状態を示している。)
の側面図である。
【図9】従来例に係るロール交換装置(ロールから左右
のチョックを取外す状態を示している。)の正面図であ
る。
【図10】従来例に係るロール交換装置(新しいロール
の組込前の状態を示している。)のロール台車の側面図
である。
【図11】従来例に係るロール交換装置(ロールの交換
が終了した状態を示している。)の正面図である。
【符号の説明】
1…ベース,1a…レール,1b…ガイド,1c…ガイ
ド 2…ロールスタンド,2d…駆動側スタンド,2w…作
業側スタンド,3…上部ロール,4…下部ロール,5…
チョック間ステー 10…駆動側チョック移動装置,11…スタンド支え部
材,12…圧下モータ支持部材,13…摺動板,14…
圧下モータ,15…圧下モータ用シフト装置,16…水
平シリンダ 20…作業側チョック移動装置,21…ステンド支え部
材,22…横支え部材,23…摺動板,24…水平シリ
ンダ 30…ロール移動装置,31…台車,32…昇降装置,
32a…リンク機構,32b…台板,32c…チルト用
ピン,33…ロール支持台,34…ロールクランプ,3
5…軸端固定装置,35a…ブラケット,35b…ね
じ,36…チルティング機構,37…アライニング機
構,38…水平シリンダ 40…補助用ロール移動装置 50…位置切換装置,50a…レール

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 左右に上部チョックと下部チョックとを
    有し、これら上部チョックと下部チョックとに、上部ロ
    ールと下部ロールとの端部が支持されてなるロールスタ
    ンドがセットされ、セットされたロールスタンドの駆動
    側スタンドに設けられたロール圧下装置に離合自在に係
    合して該ロール圧下装置を駆動する圧下モータを有し、
    前記駆動側スタンドを支持して前記ロールの軸方向に往
    復作動される駆動側チョック移動装置と、前記ロールス
    タンドの作業側スタンドを支持して前記ロールの軸方向
    と直交する方向に往復作動される作業側チョック移動装
    置とが設けられると共に、前記駆動側チョック移動装置
    の相対する側に、ロール固定装置を備えた昇降自在なロ
    ール支持台を有し、かつ該ロール支持台をチルトさせる
    チルティング機構と、支持中のロールを該ロールの軸方
    向と直交する方向に移動させるアライニング機構とを有
    し、前記ロールを支持して該ロールの軸方向に往復作動
    されるロール移動装置が設けられてなることを特徴とす
    るロール交換装置。
  2. 【請求項2】 前記ロール移動装置のロール支持台を、
    上部ロールを支持する上部ロール支持部と、下部ロール
    を支持する下部ロール支持部とからなる2段構成とした
    ことを特徴とする請求項1に記載のロール交換装置。
  3. 【請求項3】 前記ロール移動装置の他に、新品のロー
    ルを支持する補助用ロール移動装置を設け、これらロー
    ル移動装置と補助用ロール移動装置との位置を自在に切
    換える位置切換装置を設けたことを特徴とする請求項1
    または2に記載のロール交換装置。
JP31829895A 1995-12-06 1995-12-06 ロール交換装置 Withdrawn JPH09155419A (ja)

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Cited By (3)

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