JPH05189968A - 半導体記憶装置 - Google Patents

半導体記憶装置

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JPH05189968A
JPH05189968A JP4027394A JP2739492A JPH05189968A JP H05189968 A JPH05189968 A JP H05189968A JP 4027394 A JP4027394 A JP 4027394A JP 2739492 A JP2739492 A JP 2739492A JP H05189968 A JPH05189968 A JP H05189968A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
substrate bias
bias potential
semiconductor memory
memory cell
memory device
Prior art date
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Pending
Application number
JP4027394A
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English (en)
Inventor
Koichi Nagase
功一 長瀬
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 メモリセル内等のn型MOSトランジスタの
しきい値を安定化するための基板バイアス電位は最適値
に設定した状態で、かつ出力バッファ回路内からの電子
の注入を抑制し、品質,特性の向上を図ることのできる
半導体記憶装置を得ること。 【構成】 独立した複数の基板バイアス電位発生回路2
3,7を設け、電子22の注入が発生するウエル13を
他のウエル13aと分離し、かつ上記基板バイアス電位
発生回路23により、このウエル13を基板バイアス電
位の値に固定するようにしたので、電子22の注入に起
因するメモリセル2のデータの破壊を取り除くことがで
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、2つ以上の電源(V
CC)を有する半導体記憶装置に関し、特に複数の独立し
た基板バイアス電位を発生させ、品質,特性の向上を図
ることのできる半導体記憶装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図4は従来の半導体記憶素子(例えばダ
イナミック・ランダム・アクセス・メモリ,DRAM)
の全体の構成を示すブロック図であり、また図5は図4
の断面構造を示す簡略図である。図において、1は半導
体記憶素子、2は記憶素子部(以下メモリセルと称
す)、3は制御回路、4は出力バッファ回路、5はデー
タ入力/出力共用(DQ)パッド、6はデータ入力/出
力共用(DQ)パッド5以外の信号用パッド、7は基板
バイアス電位(VBB1 )発生回路、8は電源(VCC)パ
ッド、9は電源線、10は出力回路専用電源パッド、1
1は出力回路専用電源線、12はp型あるいはn型基
板、13はp型ウェル、14はn型拡散層、15は入出
力信号線、16は出力バッファ回路4内のn型MOSト
ランジスタのゲート電極、17はメモリセル2内のビッ
ト線電極、18はメモリセル2用のトランスファゲート
電極、19はメモリセル2用のセルプレート電極、20
はp型拡散層、21は基板バイアス電位発生回路7によ
り発生する基板バイアス電位(VBB)、22は出力バッ
ファ回路内にて基板3に注入された電子を各々示す。
【0003】次に動作について説明する。従来の半導体
記憶装置は、図4に示すように構成されている。このう
ち、n型MOSトランジスタは図5のようにp型ウェル
13(あるいはp型基板12)上に形成され、かつ、こ
のn型MOSトランジスタのしきい値(VTH)を安定化
させるため、このp型ウェル13を負の値にバイアスし
ている。これは基板バイアスと呼ばれ、外部電源9(V
CC)をもとに基板バイアス電位発生回路7により基板バ
イアス電位(VBB1 )を負の値に設定される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の半導体記憶装置
は以上のように構成されているので、入出力信号共用パ
ッド5から入力された信号は、出力バッファ回路4内で
は図5に示すように、n型拡散層14につながる。この
ため、p型ウェル13の電位を基板バイアス電位発生回
路7により基板バイアス電位(VBB1 )の極性を負に固
定しておいても、入力信号15がこの基板バイアス電位
(VBB1 )の値に対し、n型拡散層14とp型ウェル1
3との間、即ちp−n接合のしきい値(VTH)分、負の
方向に設定されると、上記p−n接合は順方向にバイア
スされ、結局、p型ウェル13へ電子22(e- )が注
入されてしまう。p型ウェル13へ注入された電子22
(e- )はp型ウェル13内を移動し、一部はメモリセ
ル2部に到達する。この電子22(e- )がメモリセル
2部のn型拡散層14に入るとメモリセル2のデータの
破壊を行ってしまい、半導体記憶装置は誤動作を起こし
てしまうという問題点があった。
【0005】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、メモリセル2内等のn型MOS
トランジスタのしきい値(VTH)を安定化させるための
基板バイアス電位(VBB1 )は最適値に設定した状態で
も上記出力バッファ11内からの電子22(e- )の注
入を抑制できる半導体記憶装置を得ることを目的として
いる。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明に係る半導体記
憶装置は、独立した複数の基板バイアス電位を発生する
2つ以上の電源を設け、該電源群のうちの各電源にそれ
ぞれ接続され、それぞれ所望の基板バイアス電位を発生
する複数の基板バイアス電位発生回路を設け、基板上に
設けられた、電気的にそれぞれ分離された複数の領域に
上記各基板バイアス電位発生回路により発生される基板
バイアス電位をそれぞれ設定するようにしたものであ
る。
【0007】
【作用】この発明においては、独立した複数の基板バイ
アス電位を発生する2つ以上の電源を設け、該電源群の
うちの各電源にそれぞれ接続され、それぞれ所望の基板
バイアス電位を発生する複数の基板バイアス電位発生回
路を設け、上記各基板バイアス電位発生回路により、基
板上に設けた電気的にそれぞれ分離された複数の領域に
対し基板バイアス電位をそれぞれ設定するようにしたの
で、電子の注入に起因するメモリセルデータの破壊を取
り除くことができる。
【0008】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図について説明
する。図1は本発明の一実施例による半導体記憶装置の
ブロック構成を示す図であり、また図2は図1の断面構
造を示す簡略図である。図において、1〜22は図3,
4の従来例に示したものと同一であり、説明は省略す
る。23は出力バッファ回路専用電源10を電源とする
第2の基板バイアス電位発生回路、24は第2の基板バ
イアス電位発生回路23により発生される第2の基板バ
イアス電位(VBB2 )、25はn型基板である。
【0009】次に作用について説明する。図1に示すよ
うに、この実施例では出力バッファ回路専用電源10を
電源とする独自の基板バイアス電位発生回路23を設け
ていることに特徴がある。また図2に示すように電子2
2(e- )の注入が発生する出力バッファ回路4がある
p型ウェル13を他のウェル13aと別離し、かつ上記
第2の基板バイアス電位発生回路23により、このp型
ウェル13を基板バイアス電位24(VBB2 )の値に固
定する。
【0010】この基板バイアス電位24(VBB2 )の値
は従来の基板バイアス電位21(VBB1 )とは独立して
変更できるため、メモリセル2部等、出力バッファ回路
4以外のトランジスタ特性はそのまま保った状態で、基
板バイアス電位24(VBB2 )の値のみ負の方へ大きく
し、問題となる電子22(e- )の注入を抑えるととも
に、仮に電子22(e- )が注入された場合でも、p型
ウェル13が分離されていることにより、メモリセル2
等へこの電子22(e- )が到達することはなく、正常
な動作を行うことが可能である。
【0011】このような本実施例では、出力バッファ回
路専用電源10を電源とする独自の上記基板バイアス電
位発生回路23を設け、電子22(e- )の注入が発生
する出力バッファ回路4があるp型ウェル13を他のウ
ェル13aと分離し、かつ上記第2の基板バイアス電位
発生回路23により、このp型ウェル13を基板バイア
ス電位24(VBB2 )の値に固定するようにしたので、
メモリセル2部等、出力バッファ回路4以外のトランジ
スタ特性はそのまま保った状態で、基板バイアス電位2
4(VBB2 )の値のみ負の方へ大きくし、問題となる電
子22(e- )の注入を抑えるとともに、仮に電子22
(e- )が注入された場合でも、p型ウェル13が分離
されていることにより、メモリセル2等へこの電子22
(e- )が到達することなく、正常な動作を行うことが
できる。
【0012】また上記実施例では、外部から供給される
電源が、出力バッファ回路専用電源10とそれ以外の電
源8という組み合わせであり、かつ各々が独自の基板バ
イアス電位発生回路23,7につながる場合を例にとっ
て説明したが、2つ以上の複数の電源を有し、かつ、こ
の中の異なる電源から2つ以上の複数の基板バイアス電
位発生回路に別々に接続するものであればよく、上記実
施例と同様の効果を奏する。
【0013】また上記実施例では、特定の回路からの電
子の注入を防止する場合を例にとって説明したが、上記
構造により半導体装置の特性,機能向上を図る場合にも
適用可能である。
【0014】また図3は本発明の他の実施例による半導
体記憶装置の構造断面図であり、図において、26はp
型ウェルである。
【0015】上記図1の第1の実施例の断面構造におい
て、図3に示すように異なる基板バイアス電位を有する
p型ウェル13が電気的に分離されていれば、どのよう
な構造をとっても上記実施例と同様の効果を得ることが
できる。
【0016】
【発明の効果】以上のように、この発明に係る半導体記
憶装置によれば、独立した複数の基板バイアス電位を発
生する2つ以上の電源を設け、該電源群のうちの各電源
にそれぞれ接続され、それぞれ所望の基板バイアス電位
を発生する複数の基板バイアス電位発生回路を設け、上
記各基板バイアス電位発生回路により基板バイアス電位
がそれぞれ設定される、電気的にそれぞれ分離された複
数の領域を有する基板を設けたので、メモリセル内等の
n型トランジスタのしきい値を安定化させるための基板
バイアス電位(VBB1 )は最適値に設定した状態でも上
記出力バッファ内からの電子の注入を抑制でき、品質,
特性の良好な半導体記憶装置を得ることができる効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例による半導体記憶装置のブ
ロック構成を示すブロック回路図である。
【図2】この発明の一実施例による半導体記憶装置の断
面構造を示す概略図である。
【図3】この発明の他の実施例による断面構造を示す概
略図である。
【図4】従来の半導体記憶装置のブロック構成を示すブ
ロック回路図である。
【図5】従来の半導体記憶装置の断面構造を示す概略図
である。
【符号の説明】
1 半導体記憶装置 2 記憶素子部分(メモリセル) 3 制御回路 4 出力バッファ回路 5 データ入力/出力共用パッド 6 データ入力/出力以外の信号用パッド 7 基板バイアス電位(VBB)発生回路 8 電源(VCC)パッド 9 電源線 10 出力回路専用電源パッド 11 出力回路専用電源線 12 p型あるいはn型基板 13 p型ウェル 14 n型拡散層 15 入出力信号線 16 出力バッファ回路4内のn型MOSトランジスタ
のゲート電極 17 メモリセル2内のビット線電極 18 メモリセル2内のトランスファゲート電極 19 メモリセル2用のセルプレート電極 20 p型拡散層 21 第1の基板バイアス電位(VBB1 ) 22 電子 23 第2の基板電位発生回路 24 第2の基板バイアス電位(VBB2 ) 25 n型基板 26 p型基板
フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 27/10 491 8728−4M

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体記憶装置において、 2つ以上の電源と、 該電源群のうちの各電源にそれぞれ接続され、それぞれ
    所望の基板バイアス電位を発生する複数の基板バイアス
    電位発生手段と、 基板上に設けられ、上記各基板バイアス電位発生手段に
    より基板バイアス電位がそれぞれ設定される、電気的に
    それぞれ分離された複数の領域を備えたことを特徴とす
    る半導体記憶装置。
JP4027394A 1992-01-16 1992-01-16 半導体記憶装置 Pending JPH05189968A (ja)

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JP4027394A JPH05189968A (ja) 1992-01-16 1992-01-16 半導体記憶装置

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001332094A (ja) * 2000-05-22 2001-11-30 Matsushita Electric Ind Co Ltd 半導体集積回路およびその検査方法並びにそれを有する記録装置および通信機器
US6906971B2 (en) 1994-06-28 2005-06-14 Hitachi, Ltd. Semiconductor integrated circuit device
JP2007328906A (ja) * 1995-05-05 2007-12-20 Texas Instr Inc <Ti> レベル変換器を備える行デコーダ

Cited By (3)

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JP2001332094A (ja) * 2000-05-22 2001-11-30 Matsushita Electric Ind Co Ltd 半導体集積回路およびその検査方法並びにそれを有する記録装置および通信機器

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