JPH05188967A - ディジタル音響記録再生装置 - Google Patents

ディジタル音響記録再生装置

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JPH05188967A
JPH05188967A JP4005610A JP561092A JPH05188967A JP H05188967 A JPH05188967 A JP H05188967A JP 4005610 A JP4005610 A JP 4005610A JP 561092 A JP561092 A JP 561092A JP H05188967 A JPH05188967 A JP H05188967A
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佳生 藤田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】ハードディスク等の外部記憶装置に波形データ
を記録できるとともに記録した波形データを読み出して
音響再生を行い、内部バスのシステム構成を簡単にした
ディジタル音響記録再生装置を得る。 【構成】A/D変換回路11でサンプリングした波形デ
ータを8ビットデータバス100を介してバッファRA
M20に一時的に記憶する。バッファメモリ20のデー
タを8ビットデータバス100を介してSCSiインタ
ーフェース21A/21BによりDMA転送でハードデ
ィスクに記録する。ハードディスクのデータは8ビット
データバス100を介して第2のDMA転送で波形RA
M25に書き込み、波形RAM25の波形データをPC
M音源29で音響信号に再生する。8ビットデータバス
を時分割制御し、バッファRAM20へのデータ転送の
タイムスロットを決めておき、残りのタイムスロットの
偶数と奇数のタイムスロットを第1および第2のDMA
転送で使い分ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、音響信号をサンプリン
グしたディジタルの波形データをハードディスク等の外
部記憶装置に記録するとともにこの波形データを読み出
して音響信号を再生するディジタル音響記録再生装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、外部より入力したアナログ波形を
サンプリングしつつ順次A/D変換によりPCMデータ
に変換し、このPCMデータを変換と同時にリアルタイ
ムでハードディスク等の外部記憶に書き込んで録音する
ディジタル録音装置がある。また、PCMデータを記憶
した外部記憶からこのPCMデータを順次読み出しつ
つ、読み出したPCMデータをアナログ波形に変換して
再生するディジタル再生装置がある。さらに、このよう
な録音装置と再生装置を1つのハード構成にして機能の
切換えによって録音または再生を行なえるようにしたも
のがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この種の装
置は楽曲等の編集や作成作業に利用されることが多く、
例えば予め録音した楽曲のパートに合わせて他のパート
を録音するなど、録音作業では、しばしば以前に録音し
た音を再生しながらそれに合わせて録音を行うことが多
い。しかしながら、上述した従来の装置においては、既
に録音されたPCMデータを再生しながら同時に入力し
た波形を録音しようとする場合は、全く独立に再生用と
録音用の装置を用意する必要があった。
【0004】本発明は、1つの装置により再生と録音が
一度にできるようなシステムであって、波形のデータを
転送するバス等の共有化により装置全体の構成が簡単な
ディジタル音響記録再生装置を提供することを課題とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めになした本発明のディジタル音響記録再生装置は、音
響信号をサンプリングして波形データに変換するサンプ
リング手段と、該サンプリング手段で変換した波形デー
タを一時的に記憶するバッファメモリと、外部記憶装置
との間で上記波形データを入出力するためのインターフ
ェース回路と、波形データを所定量記憶しておくための
波形データ記憶回路と、該波形データ記憶回路から波形
データを読み出して音響信号を再生する再生手段と、前
記サンプリング手段、バッファメモリ、インターフェー
ス回路および波形データ記憶回路のそれぞれに接続され
た双方向バスと、前記バッファメモリから前記外部記憶
装置への第1のDMA転送と外部記憶装置から前記波形
データ記憶回路への第2のDMA転送とを制御するDM
A制御手段と、前記双方向バスを上記サンプリング手段
におけるサンプリング周期より短い周期で時分割制御す
るタイミング制御手段と、を備え、前記時分割制御にお
ける前記双方向バスのタイムスロットについて、前記サ
ンプリング周期に応じたタイムスロットを前記バッファ
メモリへの書込み動作に使用し、それ以外のタイムスロ
ットを前記第1のDMA転送と前記第2のDMA転送と
に交番するタイミングで使用するようにしたことを特徴
とする。
【0006】
【作用】本発明のディジタル音響記録再生装置におい
て、録音時には、サンプリング手段が音響信号をサンプ
リングして波形データに変換し、この波形データは双方
向バスを介してバッファメモリに書き込まれ一時的に記
憶される。さらに、このバッファメモに記憶された波形
データは、DMA制御手段により双方向バスとインター
フェース回路を介して外部記憶装置へDMA転送(第1
のDMA転送)され、外部記憶装置に記憶される。
【0007】一方、再生時には、外部記憶装置に記憶さ
れた波形データが、DMA制御手段によりインターフェ
ース回路と双方向バスを介して波形データ記憶回路へD
MA転送(第2のDMA転送)され、波形データ記憶回
路に記憶される。さらに、波形データ記憶回路に記憶さ
れた波形データは再生手段によって読み出され、音響信
号が再生される。
【0008】ここで、タイミング制御手段は、双方向バ
スをサンプリング手段におけるサンプリング周期より短
い周期で時分割制御する。また、この時分割制御におけ
る双方向バスのタイムスロットについて、サンプリング
周期に応じたタイムスロットをバッファメモリへの書込
み動作に使用し、それ以外のタイムスロットを第1のD
MA転送と第2のDMA転送とに交番するタイミングで
使用する。また、再生手段によって波形データ記憶回路
から波形データが読み出されるタイミングは、録音時の
タイミングに略相当する。
【0009】したがって、一つの双方向バスでも、バッ
ファメモリへの波形データの一時書込みと波形データ記
憶回路からの波形データの読み出しを行いながら、第1
および第2のDMA転送を同時に行うことができる。
【0010】
【実施例】図1は本発明実施例のディジタル音響記録再
生装置を使用した音響記録再生システムの構成を示す図
である。
【0011】ディジタル音響記録再生装置1には2台の
ハードディスクAおよびハードディスクB、2チャンネ
ルでステレオ入力するマイク2、ステレオ出力するサウ
ンドシステム3およびパーソナルコンピュータ4がそれ
ぞれ接続されており、パーソナルコンピュータ4から録
音、再生等の指令コマンドが入力され、これによって、
ディジタル音響記憶再生装置1で、録音および再生の機
能が選択される。
【0012】そして、録音時には、マイク2から入力さ
れた音響信号が波形データに変換されてハードディスク
AまたはハードディスクBに記録される。また、再生時
にはハードディスクAまたはハードディスクBから波形
データが読み出され、アナログの音響信号に変換されて
サウンドシステム3で音声が再生される。
【0013】図2は実施例のディジタル音響記録再生装
置1のブロック図である。A/D変換回路11は、アナ
ログ入力回路12を介して前記マイク2から入力される
左右2チャンネルのステレオ音響信号を、サンプリング
周波数50kHz(サンプリング周期は20μsec)で
サンプリングしてそれぞれ16ビットの波形データに変
換する。
【0014】この実施例では、A/D変換回路11のサ
ンプリング周期20μsecを128のタイムスロット
に分割し、時分割動作のタイミングは各タイムスロット
のスロット番号“0”〜“127”に応じて制御され
る。
【0015】クロック発生回路13は上記タイムスロッ
トに対応する6.4MHzのシステムクロックφSYS (1
クロック幅は略160nsec)を各ブロックに出力
し、各ブロックはこのシステムクロックφSYS に歩調を
合わせて動作する。
【0016】また、クロック発生回路13は、スロット
番号“0”,“2”,“64”,“66”に対応するク
ロック信号すなわちA/D変換回路11における20μ
secのサンプリング周期中に4個のクロック信号とな
るデータ出力クロックφC を発生し、このデータ出力ク
ロックφC は、制御部14からの制御信号により録音時
に開状態にされるゲート回路15を介してA/D変換回
路11と書込カウンタ16に供給される。
【0017】さらに、クロック発生回路13は、偶数の
スロット番号に対応する偶数クロックおよび奇数のスロ
ット番号に対応するレーコドクロックφREC をそれぞれ
発生し、偶数クロックは、インバータ17およびAND
回路18によるデータ出力クロックφC の反転信号との
論理積によりプレイクロックφPLAYとされ、レーコドク
ロックφREC とともにマトリクス回路19に入力され
る。
【0018】すなわち、レーコドクロックφREC は全て
の奇数のスロット番号に対応しているが、プレイクロッ
クφPLAYはスロット番号“0”,“2”,“64”,
“66”以外の偶数のスロット番号に対応するクロック
信号となる。
【0019】マトリクス回路19は、制御部14からの
切換信号に応じて入力端x,yをそれぞれ出力端A,B
に切換接続する回路であり、プレイクロックφPLAYをD
MA制御クロックφA およびレーコドクロックφREC
DMA転送クロックφB として出力する状態(x→A,
y→B)と、レーコドクロックφREC をDMA制御クロ
ックφA およびプレイクロックφPLAYをDMA転送クロ
ックφB として出力する状態(y→A,x→B)とに切
換られる。
【0020】A/D変換回路11は、サンプリングした
左右2チャンネルの16ビットの各波形データをデータ
出力クロックφC に同期してそれぞれ上位8ビットおよ
び下位8ビットのデータに分割し、1サンプリング周期
の20μsec内に4バイトのデータを8ビットデータ
バス100を介してバッファRAM20に順次出力す
る。
【0021】また、書込みカウンタ16は、データ出力
クロックφC に同期してバッファRAM20における書
込みアドレスを順次出力しアドレスバス200を介して
バッファRAM20に供給し、書込みアドレスに応じて
A/D変換回路11から出力される1バイトデータがバ
ッファRAM20に順次書き込まれる。なお、書込カウ
ンタ16は、制御部14からのスタート/ストップ信号
により動作の開始と停止が制御されるととともに、後述
説明するようにバッファRAM20の書込みアドレスに
応じてFULL信号を制御部14に出力する。
【0022】図4はバッファRAM20のメモリマップ
を示す図であり、このバッファRAM20は、128k
バイトずつのAバッファおよびBバッファに分割された
256kバイトのメモリである。そして、A/D変換回
路11からのデータの書込みとDMA転送時の書込みと
読出しの動作はAバッファとBバッファを区別して交互
に制御され、前記書込カウンタ16はAバッファへの書
込み終了時とBバッファへの書込み終了時にFULL信
号を出力する。
【0023】なお、波形データは、例えば第1サンプリ
ングデータの左チャンネルの上位8ビット(S1L
H)、第1サンプリングデータの左チャンネルの下位8
ビット(S1LL)、第1サンプリングデータの右チャ
ンネルの上位8ビット(S1RH)、第1サンプリング
データの右チャンネルの下位8ビット(S1RL)、…
のように、0番地から順に1バイトずつ書き込まれる。
【0024】SCSiインターフェース回路21Aには
ハードディスクAが接続され、SCSiインターフェー
ス回路21BにはハードディスクBが接続され、さらに
各SCSiインターフェース回路21A,21BにはD
MAコントローラ22A,22Bがそれぞれ接続されて
いる。
【0025】各SCSiインターフェース回路21A,
21Bは、それぞれハードディスクA,Bにおける各マ
イクロコンピュータとの間でデータの転送制御を行い、
各DMAコントローラ22A,22Bは、各SCSiイ
ンターフェース回路21A,21Bと8ビットデータバ
ス100を介して、各ハードディスクA,B、バッファ
RAM20、波形データの上位8ビットをラッチするH
ラッチ23および下位8ビットをラッチするLラッチ2
4の間でのDMA転送をそれぞれ制御する。
【0026】ここで、DMAコントローラ22A,22
Bには制御部14からそれぞれPLAY信号またはRE
C信号が入力され、各DMAコントローラ22A,22
Bは、REC信号が入力されているときはDMA制御ク
ロックφA ,φB に基づいてバッファRAM20の読出
しアドレスをアドレスバス200に出力し、8ビットデ
ータバス100を介してバッファRAM20から読み出
したデータを対応するハードディスクA,BにDMA転
送する。
【0027】一方、PLAY信号が入力されているとき
はDMA制御クロックφA ,φB に基づいて対応するハ
ードディスクA,Bから読み出したデータを8ビットデ
ータバス100にDMA転送するとともにアドレスバス
200に書込みアドレスを出力し、この8ビットデータ
バス100のデータは、後述説明するようにHラッチ2
3およびLラッチ24を介して波形RAM25にDMA
転送のタイミングで記録される。
【0028】図3は各クロック信号と8ビットデータバ
ス100のタイムスロットの関係を示すタイミングチャ
ートであり、A/D変換回路11からバッファRAM2
0へ転送される左チャンネルの上位8ビットデータ(L
chH)、左チャンネルの下位8ビットデータ(Lch
L)、右チャンネルの上位8ビットデータ(RchH)
および右チャンネルの下位8ビットデータ(RchL)
は、データ出力クロックφC に同期して、それぞれスロ
ット番号“0”,“2”,“64”,“66”のタイム
スロットで8ビットデータバス100に出力される。
【0029】また、制御部14からPLAY信号が入力
されているDMAコントローラ22A(または22B)
の制御によりハードディスクA(またはB)からDMA
転送される再生データ(P)は、DMA制御クロックφ
A (またはφB )として用いられるプレイクロックφ
PLAYに同期して、スロット番号“0”,“2”,“6
4”,“66”以外の偶数のタイムスロットで8ビット
データバス100に出力される。
【0030】さらに、制御部14からREC信号が入力
されているDMAコントローラ22A(または22B)
の制御によりバッファRAM20からハードディスクA
(またはB)にDMA転送される録音データ(R)は、
DMA制御クロックφA (またはφB )として用いられ
るレーコドクロックφREC に同期して、それぞれ奇数の
タイムスロットで8ビットデータバス100に出力され
る。
【0031】したがって、バッファRAM20へのデー
タの書込み動作、バッファRAM20からハードディス
クA(またはB)へのDMA転送およびハードディスク
A(またはB)からのDMA転送の各動作を、1つの8
ビットデータバス100を共有して実質上同時に行うこ
とができる。
【0032】次に、ハードディスクA(またはB)から
DMA転送されるデータの取り込み動作について説明す
る。8ビットデータバス100のデータは、波形データ
の上位8ビットをラッチするためのHラッチ23および
下位8ビットをラッチするためのLラッチ24にそれぞ
れ入力データとして供給される。
【0033】また、アドレスバス200の下位1ビット
の信号はLラッチ24にラッチ信号として供給され、さ
らにインバータ26を介して下位1ビットの反転信号が
Hラッチ23にラッチ信号として供給される。
【0034】また、アドレスバス200の上位残りビッ
トの信号は、波形RAM25の書込みアドレスをラッチ
するためのAdラッチ27にアドレス信号として供給さ
れ、このAdラッチ27には偶数のスロット番号に対応
するクロック信号がラッチ信号として供給される。
【0035】さらに、Hラッチ23とLラッチ24の8
ビット出力線は16ビットデータバス300として波形
RAM25に接続され、さらにこの16ビットデータバ
ス300は波形RAM25からPCM音源へのデータバ
スとされている。また、Adラッチ27の出力アドレス
線とPCM音源29の出力アドレス線は波形RAM25
の書込み/読出しアドレスバス400に接続されてい
る。
【0036】一方、アドレスバス200の下位1ビット
の信号は書込タイミング発生回路30にも供給され、こ
の書込タイミング発生回路30は、Lラッチ24がデー
タをラッチした次のタイムスロットのタイミングでラッ
チ出力クロックφW を出力し、このラッチ出力クロック
φW はHラッチ23、Lラッチ24およびAdラッチ2
7に出力タイミング信号としてそれぞれ供給される。
【0037】さらに、書込タイミング発生回路30から
のラッチ出力クロックφW は書込パルス発生回路31に
も供給され、この書込パルス発生回路31はラッチ出力
クロックφW に同期して波形RAM25に書込みパルス
を発生する。
【0038】図5は波形RAM25のメモリマップを示
す図であり、この波形RAM25は、64kワードずつ
のAブロックおよびBブロックに分割されたメモリであ
り、ハードディスクA,BからのDMA転送データの書
込みとPCM音源29による波形データの読出しの動作
が、それぞれAブロックとBブロックを区別して交互に
制御される。なお、PCM音源29は、Aブロックから
の波形データの読出し終了時とBブロックからの波形デ
ータの読出し終了時にNEXT信号を制御部14に出力
する。
【0039】また、DMA転送データは8ビットデータ
として転送されるが、後述説明するようにHラッチ23
およびLラッチ24により16ビットの波形データとさ
れ、この波形データは、例えば第1サンプリングデータ
の左チャンネルの波形データ(S1L)、第1サンプリ
ングデータの右チャンネルの波形データ(S1R)、第
2サンプリングデータの左チャンネルの波形データ(S
2L)、第2サンプリングデータの右チャンネルの波形
データ(S2R)…のように、0番地から順に1ワード
ずつ書き込まれる。
【0040】図6は波形RAM25に波形データを書き
込む動作を示すタイミングチャートである。この書込み
動作は再生時に行われるので、ハードディスクA(また
はB)からDMA転送されてくるデータは例えば図に示
したように偶数のタイムスロットで8ビットデータバス
100に現れる。
【0041】また、このときDMAコントローラ22A
(または22B)から出力されるアドレスバス200の
下位1ビットは“0”/“1”のように交互に変化し、
この下位1ビットは、左右2チャンネルの上位8ビット
データ(LH,RH)に同期して“0”とされ、左右2
チャンネルの下位8ビットデータ(LL,RL)に同期
して“1”となる。
【0042】したがって、この下位1ビットの反転信号
がラッチ信号として入力されるHラッチ23には波形デ
ータの上位8ビットがラッチされてそのまま保持され、
下位ビットがそのままラッチ信号として入力されるLラ
ッチ24には波形データの下位8ビットがラッチされて
そのまま保持される。
【0043】また、書込タイミング発生回路30からH
ラッチ23とLラッチ24に入力されるラッチ出力クロ
ックφW 、Lラッチ24が下位8ビットをラッチした次
のタイムスロットすなわち一つおきの奇数のタイムスロ
ットとなるので、このラッチ出力クロックφW に同期し
て、奇数のタイムスロットのときに左チャンネルの波形
データ(LH,LL)と右チャンネルの波形データ(R
H,RL)がそれぞれ16ビットデータバス300に出
力される。
【0044】一方、Adラッチ27に入力されるアドレ
ス信号は下位1ビットを除いた残りビットのアドレス信
号であるので、Adラッチ27には、左チャンネルの上
位および下位8ビットの各データのタイムスロットでは
偶数のアドレス(2n等)がラッチされ、右チャンネル
の上位および下位8ビットの各データのタイムスロット
では奇数のアドレス(2n+1等)がラッチされる。ま
た、これらのアドレスはそれぞれラッチ出力クロックφ
W に同期して、波形RAM25の書込み/読出しアドレ
スバス400に出力される。
【0045】そして、書込パルス発生回路31から出力
される書込みパルスに同期して、書込み/読出しアドレ
スバス400の書込みアドレスに応じて16ビットデー
タバス300の左チャンネルの波形データ(LH,L
L)と右チャンネルの波形データ(RH,RL)がそれ
ぞれ交互に波形RAM50に書き込まれる。
【0046】一方、PCM音源29には制御部14から
スタート/ストップ信号が入力され、制御部14の制御
により、PCM音源29は再生時に再生ピッチに応じた
タイミングで波形RAM25から波形データを読出して
D/A変換回路32に出力する。そして、D/A変換回
路32は波形データをステレオ2チャンネルの音響信号
としてアナログ出力回路33から前記サウンドシステム
3に出力して音響再生が行われる。
【0047】なお、PCM音源29は偶数のスロット番
号に対応するクロック信号で読取り動作を行うようにな
っており、例えば図6に破線で示したように、波形RA
M25から読み出される波形データ(L)は偶数のタイ
ムスロットで16ビットデータバス300に出力される
ので、DMA転送時の波形RAM25への波形データの
書込み動作と、読出し動作を実質上同時に行うことがで
きる。
【0048】図7は録音動作と再生動作におけるバッフ
ァRAM20への書込みと読出し動作および波形RAM
25への波形データの書込みと読出し動作の一例を示す
図であり、各RAMのアドレスの時間経過をしている。
【0049】ここで、図7に基づいて録音動作と再生動
作を説明する。制御回路14は、パーソナルコンピュー
タ4からのコマンドに応じて動作を行い、同図(A) に示
したように、録音動作を行うときには、例えば、データ
出力クロックφC を書込カウンタ16とA/D変換回路
11に出力するとともにスタート信号を書込カウンタ1
6に出力し、波形データを8ビットデータに分割してバ
ッファRAM20へのデータの書込みを開始する。
【0050】そして、バッファRAM20のAバッファ
への書込みが終了すると書込カウンタ16からFULL
信号が出力されるので、制御部14はこのFULL信号
を受けて、例えばDMAコントローラ22AにREC信
号を出力するとともにレーコードクロックφREC をDM
A制御クロックφA としてDMAコントローラ22Aに
供給し、バッファRAM20のAバッファに書き込まれ
たデータだけをハードディスクAへDMA転送する。
【0051】このDMA転送の間にも、A/D変換回路
11と書込カウンタ16により、バッファRAM20の
Bバッファへのデータの書込みは続けられており、この
Bバッファへの書込みが終了すると書込カウンタ16か
らFULL信号が出力されるので、制御部14はこのF
ULL信号を受けて、次にBバッファのデータをDMA
転送する。
【0052】上記の動作を繰り返すことにより、波形デ
ータを8ビットに分割したデータがバッファRAM20
を介してハードディスクAに記録される。
【0053】次に、図7(B) に示したように、再生動作
を行うときには、例えばハードディスクAにデータが記
録されているとすると、DMAコントローラ22AにP
LAY信号を出力するとともにプレイクロックφPLAY
DMA制御クロックφA としてDMAコントローラ22
Aに供給し、ハードディスクAから128kワード分の
データをDMA転送により波形RAM25に書き込み、
このDMA転送が終了するとPCM音源29にスタート
信号を出力して波形RAM25から波形データを読み出
して音響再生を行う。
【0054】そして、波形RAM29からAブロックの
波形データの読出しが終了すると、PCM音源29から
NEXT信号が出力されるので、制御部14はこのNE
XT信号を受けてさらに次の64kワード分の波形デー
タをDMA転送により波形RAM25のAブロック分に
書き込む。
【0055】このDMA転送の間にもPCM音源29は
Bブロックから波形データを順次読み出して音響再生を
行い、このBブロックの波形データの読出しが終了する
と、PCM音源29からNEXT信号が出力されるの
で、制御部14はこのNEXT信号を受けてさらに次の
64kワード分の波形データをDMA転送により波形R
AM25のBブロック分に書き込む。
【0056】上記のようにして録音と再生が行われる
が、前記のように、A/D変換回路11からバッファR
AM20へのデータの転送、バッファRAM20からハ
ードディスクA(またはB)へのDMA転送およびハー
ドディスクB(またはA)から波形RAM25へのDM
A転送は、それぞれ異なるタイムスロットを用いて行わ
れるので、例えば、ハードディスクAから再生しなが
ら、ハードディスクBに録音を行ったり、その逆の動作
を行うなど、録音動作と再生動作を同時に行うことがで
きる。
【0057】なお、このように異なるタイムスロットに
より異なるDMA転送を実質上同時に行うことができる
ので、例えば図8に示したように、プレイクロックφ
PLAYによりハードディスクからバッファRAMにデータ
をDMA転送し、レーコードクロックφREC によりバッ
ファRAMからハードディスクにDMA転送を行うよう
にしてもよい。なお、レーコードクロックφREC による
DMA転送はプレイクロックφPLAYによるDMA転送よ
りタイムスロットを4スロット分多く使用しているの
で、ハードディスクへのDMA転送の方が僅かに速度が
速くなっている。
【0058】また、上記の実施例では、再生時のDMA
転送で使用する偶数のタイムスロットの方でバッファR
AMへの書込み動作を行うようにしているが、例えばス
ロット番号“1”,“3”,“65”,“67”のよう
に奇数のタイムスロットをバッファRAMへの書込み動
作に使用するようにしてもよい。
【0059】さらに、図2に破線で示したようにPCM
音源29から出力される波形データをA/D変換回路1
1に入力し、この入力される波形データをA/D変換回
路11で変換した波形データに加算するなど、波形を合
成したものを記録するようにしてもよい。
【0060】また、上記の実施例では、2つのハードデ
ィスクの一方を読出し(PLAY)他方を書込み(RE
C)として使用するようにしているが、両方を同時読出
し、同時再生するようにしてもよい。その場合は、8ビ
ットデータバスは2つのハードディスクで偶数/奇数の
タイムスロットで時分割し、8ビットデータバスと16
ビットデータバスとの間にラッチを増設して、16ビッ
トバスはハードディスクで奇数タイミング、PCM音源
は偶数タイミングのように使用するとよい。
【0061】
【発明の効果】以上説明したように本発明のディジタル
音響記録再生装置は、サンプリング手段で音響信号をサ
ンプリングして波形データに変換し、この波形データを
バッファメモリに一時的に記憶し、このバッファメモリ
から外部記憶装置への第1のDMA転送と外部記憶装置
から波形データ記憶回路への第2のDMA転送とをDM
A制御手段により制御し、再生手段により波形データ記
憶回路の波形データをもとに音響信号を再生するように
したディジタル音響記録再生装置であって、サンプリン
グ手段、バッファメモリ、インターフェース回路および
波形データ記憶回路のそれぞれに接続された双方向バス
を、タイミング制御手段によりサンプリング手段におけ
るサンプリング周期より短い周期で時分割制御するとと
もに、この時分割制御における双方向バスのタイムスロ
ットについて、サンプリング周期に応じたタイムスロッ
トをバッファメモリへの書込み動作に使用し、それ以外
のタイムスロットを第1のDMA転送と第2のDMA転
送とに交番するタイミングで使用するようにしたので、
一つの双方向バスでも、バッファメモリへの波形データ
の一時書込みと波形データ記憶回路からの波形データの
読み出しを行いながら第1および第2のDMA転送を同
時に行うことができ、バス等の共有化により装置全体の
構成を簡単にして、ハードディスク等の外部記憶装置を
用いてディジタル音響の再生と録音を一度に行うことが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例のディジタル音響記録再生装置を
使用した音響記録再生システムの構成を示す図である。
【図2】本発明実施例のディジタル音響記録再生装置を
示すブロック図である。
【図3】実施例における各クロック信号とデータバスタ
イムスロットの関係を示すタイミングチャートである。
【図4】実施例におけるバッファRAMのメモリマップ
を示す図である。
【図5】実施例における波形RAMのメモリマップを示
す図である。
【図6】実施例における波形RAMの書き込む動作を示
すタイミングチャートである。
【図7】実施例の録音動作と再生動作におけるバッファ
RAMと波形RAMへの波形データの書込みと読出し動
作の一例を示す図である。
【図8】実施例における2つのハードディスク間でDM
A転送を行う場合のデータの書込み動作の一例を示す図
である。
【符号の説明】
1…ディジタル音響記録再生装置、2…マイク、3…サ
ウンドシステム、4…パーソナルコンピュータ、11…
A/D変換回路、13…クロック発生回路、14…制御
部、20…バッファRAM、21A,21B…SCSi
インターフェース回路、22A,22B…DMAコント
ローラ、25…波形RAM、29…PCM音源、100
…8ビットデータバス、200…アドレスバス。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 音響信号をサンプリングして波形データ
    に変換するサンプリング手段と、 該サンプリング手段で変換した波形データを一時的に記
    憶するバッファメモリと、 外部記憶装置との間で上記波形データを入出力するため
    のインターフェース回路と、 波形データを所定量記憶しておくための波形データ記憶
    回路と、 該波形データ記憶回路から波形データを読み出して音響
    信号を再生する再生手段と、 前記サンプリング手段、バッファメモリ、インターフェ
    ース回路および波形データ記憶回路のそれぞれに接続さ
    れた双方向バスと、 前記バッファメモリから前記外部記憶装置への第1のD
    MA転送と外部記憶装置から前記波形データ記憶回路へ
    の第2のDMA転送とを制御するDMA制御手段と、 前記双方向バスを上記サンプリング手段におけるサンプ
    リング周期より短い周期で時分割制御するタイミング制
    御手段と、を備え、 前記時分割制御における前記双方向バスのタイムスロッ
    トについて、前記サンプリング周期に応じたタイムスロ
    ットを前記バッファメモリへの書込み動作に使用し、そ
    れ以外のタイムスロットを前記第1のDMA転送と前記
    第2のDMA転送とに交番するタイミングで使用するよ
    うにしたことを特徴とするディジタル音響記録再生装
    置。
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