JP3509683B2 - 複数チャンネルサンプルデータ用記録装置、再生装置、記録再生装置のバッファ回路 - Google Patents

複数チャンネルサンプルデータ用記録装置、再生装置、記録再生装置のバッファ回路

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JP3509683B2
JP3509683B2 JP2000024551A JP2000024551A JP3509683B2 JP 3509683 B2 JP3509683 B2 JP 3509683B2 JP 2000024551 A JP2000024551 A JP 2000024551A JP 2000024551 A JP2000024551 A JP 2000024551A JP 3509683 B2 JP3509683 B2 JP 3509683B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、複数チャンネル
のサンプルデータ(適宜のサンプリング周波数でサンプ
リングされたデータをいう。)を扱う記録装置、再生装
置、記録再生装置のバッファ回路に関し、同時に扱える
チャンネル数を増大したものである。
【0002】
【従来の技術】ディジタルミキシングレコーダとして、
ハードディスク装置(以下HDD)を用いて複数トラッ
クの音声信号の記録(録音)、再生、ミキシング等を行
うハードディスクレコーダが知られている。ハードディ
スクレコーダにおいては、外部から入力される音声信号
をバッファメモリを介してHDDに書き込むことにより
録音が行われ、HDDに記録されている音声信号を読み
出してバッファメモリを介して外部に出力することによ
り再生が行われる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ハードディスクレコー
ダにおいては、1サンプリング周期内に、各記録トラッ
ク(録音トラック、すなわち録音を指示されたトラッ
ク)の入力音声信号を時分割でバッファメモリに書き込
み、各再生トラック(再生を指示されたトラック)の出
力音声信号をバッファメモリから読み出し、バッファメ
モリから記録トラックの入力音声信号をHDDに転送し
あるいはHDDから再生トラックの出力音声信号をバッ
ファメモリに転送する処理を行う必要がある。したがっ
て、チャンネル数が増えるほどバッファメモリは1サン
プリング周期内に読み書きおよび転送するサンプル数が
増え、従来のバッファメモリでは同時に扱えるチャンネ
ル数が比較的少なかった。この発明は上述の点に鑑みて
なされたもので、同時に扱えるチャンネル数を増大した
複数チャンネルサンプルデータ用記録装置、再生装置、
記録再生装置のバッファ回路を提供しようとするもので
ある。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明の複数チャンネ
ルサンプルデータ用記録装置のバッファ回路は、複数バ
ンクで構成されるメモリを具備し、複数チャンネルを各
チャンネルごとにそれぞれ単一のバンクに割り当て、入
力される複数の記録チャンネルのサンプルデータを、1
サンプリング周期内で1サンプルずつ、1サンプルごと
に順次バンクを切り換えて前記メモリの各該当するバン
クに時分割で書き込み、該メモリに書き込まれた各記録
チャンネルのサンプルデータを適宜の順序で順次読み出
して外部記憶装置に向けて転送し、該メモリの読み出し
を終了した各記録チャンネルのサンプルデータのアドレ
スに、新たに入力される各該当する記録チャンネルのサ
ンプルデータを書き込んで、該メモリ内の各記録チャン
ネルのサンプルデータを順次更新するようにしたもので
ある。この発明によれば、1つのバンクに割り当てられ
た記録チャンネルについて次のサンプルデータの書き込
みの準備をしている時間を利用して別のバンクに割り当
てられた記録チャンネルについてサンプルデータの書き
込みを行うことができるので、同時に扱えるチャンネル
数を増やすことができる。
【0005】なお、前記メモリの1つのバンクに複数チ
ャンネルを割り当てて、同一バンクに割り当てられたチ
ャンネルどうしが連続しない順序で該メモリへの前記各
記録チャンネルのサンプルデータの書き込みを行うこと
ができる。また、前記メモリからの前記各記録チャンネ
ルのサンプルデータの読み出しを、該メモリに所定量の
サンプルデータが新たに書き込まれた記録チャンネルご
とに、該所定量のサンプルデータをまとめて、チャンネ
ル単位で時分割に行うことができる。また、1サンプル
内の時間を、少なくとも、前記記録チャンネルのサンプ
ルデータを前記メモリに書き込むための第1の時間と、
該メモリから該記録チャンネルのサンプルデータを読み
出して前記外部記憶装置に向けて転送するための第2の
時間に分割し、該第2の時間を該第1の時間よりも長く
割り当てて、1サンプリング周期内の該メモリからの該
記録チャンネルのサンプルデータの読み出しサンプル数
を、該メモリへの該記録チャンネルのサンプルデータの
書き込みサンプル数よりも多く設定し、かつ該メモリか
らの該記録チャンネルのサンプルデータの読み出しを休
止するサンプリング周期を設けることができる。また、
前記メモリの適宜のバンクに適宜の楽音のサンプルデー
タ(メトロノーム音、リズム音、サンプラー音等)を保
存し、該メモリからの該楽音のサンプルデータの読み出
しを、該メモリへの前記各記録チャンネルのサンプルデ
ータの書き込みと時分割で行うことができる。
【0006】この発明の複数チャンネルサンプルデータ
用再生装置のバッファ回路は、複数バンクで構成される
メモリを具備し、複数チャンネルを各チャンネルごとに
それぞれ単一のバンクに割り当て、外部記憶装置から適
宜の順序で順次読み出されて転送される複数の再生チャ
ンネルのサンプルデータを該メモリの各該当するバンク
に書き込み、該メモリに書き込まれた各再生チャンネル
のサンプルデータを、1サンプリング周期内で1サンプ
ルずつ、1サンプルごとに順次バンクを切り換えて時分
割で読み出して出力し、該メモリの読み出しを終了した
各再生チャンネルのサンプルデータのアドレスに、前記
外部記憶装置から新たに転送される各該当する再生チャ
ンネルのサンプルデータを書き込んで、該メモリ内の各
再生チャンネルのサンプルデータを順次更新するように
したものである。この発明によれば、1つのバンクに割
り当てられた再生チャンネルについて次のサンプルデー
タの読み出しの準備をしている時間を利用して別のバン
クに割り当てられた再生チャンネルについてサンプルデ
ータの読み出しを行うことができるので、同時に扱える
チャンネル数を増やすことができる。
【0007】なお、前記メモリの1つのバンクに複数チ
ャンネルを割り当てて、同一バンクに割り当てられたチ
ャンネルどうしが連続しない順序で該メモリからの前記
各再生チャンネルのサンプルデータの読み出しを行うこ
とができる。また、前記メモリへの前記各再生チャンネ
ルのサンプルデータの書き込みを、該メモリから所定量
のサンプルデータが読み出された再生チャンネルごと
に、該所定量のサンプルデータをまとめて、チャンネル
単位で時分割に行うことができる。また、1サンプル内
の時間を、少なくとも、前記メモリから前記再生チャン
ネルのサンプルデータを読み出すための第1の時間と、
前記外部記憶装置から読み出した該再生チャンネルのサ
ンプルデータを該メモリに書き込むための第2の時間に
分割し、該第2の時間を該第1の時間よりも長く割り当
てて、1サンプリング周期内の該メモリへの該再生チャ
ンネルのサンプルデータの書き込みサンプル数を、該メ
モリからの該再生チャンネルのサンプルデータの読み出
しサンプル数よりも多く設定し、かつ該メモリへの該再
生チャンネルのサンプルデータの書き込みを休止するサ
ンプリング周期を設けることができる。また、前記メモ
リの適宜のバンクに適宜の楽音のサンプルデータを保存
し、該メモリからの該楽音のサンプルデータの読み出し
を、該メモリからの前記各再生チャンネルのサンプルデ
ータの読み出しと時分割で行うことができる。
【0008】この発明の複数チャンネルサンプルデータ
用記録再生装置のバッファ回路は、複数バンクで構成さ
れるメモリを具備し、複数チャンネルを各チャンネルご
とにそれぞれ単一のバンクに割り当て、入力される記録
チャンネルのサンプルデータを前記メモリの該当するバ
ンクに時分割で書き込み、該メモリに書き込まれた記録
チャンネルのサンプルデータを適宜の順序で順次読み出
して外部記憶装置に向けて転送し、該メモリの読み出し
を終了した記録チャンネルのサンプルデータのアドレス
に、新たに入力される該当する記録チャンネルのサンプ
ルデータを書き込んで、該メモリ内の記録チャンネルの
サンプルデータを順次更新し、これと並行して、前記外
部記憶装置から適宜の順序で順次読み出されて転送され
る再生チャンネルのサンプルデータを該メモリの該当す
るバンクに書き込み、該メモリに書き込まれた再生チャ
ンネルのサンプルデータを時分割で読み出して出力し、
該メモリの読み出しを終了した再生チャンネルのサンプ
ルデータのアドレスに、前記外部記憶装置から新たに転
送される該当する再生チャンネルのサンプルデータを書
き込んで、該メモリ内の再生チャンネルのサンプルデー
タを順次更新し、前記記録チャンネルのサンプルデータ
の前記メモリへの書き込みおよび前記再生チャンネルの
サンプルデータの前記メモリからの読み出しを、1サン
プリング周期内で1サンプルずつ、1サンプルごとに順
次バンクを切り換えて行うようにしたものである。この
発明によれば、1つのバンクに割り当てられた記録チャ
ンネルについて次のサンプルデータの書き込みの準備を
している時間を利用して別のバンクに割り当てられた再
生チャンネルについてサンプルデータの読み出しを行う
ことができるので、同時に扱えるチャンネル数を増やす
ことができる。
【0009】なお、前記メモリの1つのバンクに複数チ
ャンネルが割り当てて、同一バンクに割り当てられたチ
ャンネルどうしが連続しない順序で該メモリへの前記記
録チャンネルのサンプルデータの書き込みおよび該メモ
リからの前記再生チャンネルのサンプルデータの読み出
しを行うことができる。また、前記メモリからの前記記
録チャンネルのサンプルデータの読み出しおよび該メモ
リへの前記再生チャンネルのサンプルデータの書き込み
を、該メモリに所定量のサンプルデータが新たに書き込
まれた記録チャンネルまたは該メモリから所定量のサン
プルデータが読み出された再生チャンネルごとに、該所
定量のサンプルデータをまとめて、チャンネル単位で時
分割に行うことができる。また、1サンプル内の時間
を、少なくとも、前記記録チャンネルのサンプルデータ
を前記メモリに書き込み、かつ該メモリから前記再生チ
ャンネルのサンプルデータを読み出すための第1の時間
と、該メモリから前記記録チャンネルのサンプルデータ
を読み出して前記外部記憶装置に向けて転送し、かつ該
外部記憶装置から読み出した再生チャンネルのサンプル
データを前記メモリに書き込むための第2の時間に分割
し、該第2の時間を該第1の時間よりも長く割り当て
て、1サンプリング周期内の該メモリからの該記録チャ
ンネルのサンプルデータの読み出しサンプル数を、該メ
モリへの該記録チャンネルのサンプルデータの書き込み
サンプル数よりも多く設定し、1サンプリング周期内の
該メモリへの該再生チャンネルのサンプルデータの書き
込みサンプル数を、該メモリからの該再生チャンネルの
サンプルデータの読み出しサンプル数よりも多く設定
し、かつ該メモリからの該記録チャンネルのサンプルデ
ータの読み出しおよび該メモリへの該再生チャンネルの
サンプルデータの書き込みを休止するサンプリング周期
を設けることができる。また、前記メモリの適宜のバン
クに適宜の楽音のサンプルデータを保存し、該メモリか
らの該楽音のサンプルデータの読み出しを、該メモリへ
の前記各記録チャンネルのサンプルデータの書き込みお
よび該メモリからの前記各再生チャンネルのサンプルデ
ータの読み出しと時分割で行うことができる。
【0010】
【発明の実施の形態】この発明を、HDDを外部記憶装
置として用いたディジタルミキシングレコーダ(ハード
ディスクレコーダ)に適用した場合の実施の形態を説明
する。図2はハードディスクレコーダ全体の主要部のシ
ステム構成を示す。このハードディスクレコーダ10は
複数のチャンネル{個々のトラックの音データについて
信号処理を行う信号経路(各チャンネルごとに物理的に
分割された信号経路のみならず、各チャンネルの音デー
タが時分割処理される物理的には共通の信号経路を含
む)または該信号経路を流れる音データ自体をいう。}
の信号経路を有し、複数トラックの同時録音(例えば、
最大16トラック同時録音)もしくは複数トラックの同
時再生(例えば最大16トラック同時再生)または複数
トラックの同時録音および同時再生(例えば最大16ト
ラック同時再生しながら最大8トラック同時録音)が可
能に構成されている。各チャンネルの1サンプルの音デ
ータは、ミックスダウンした信号が24ビット(3バイ
ト)で構成されている以外は、すべて16ビット(2バ
イト)で構成されている。
【0011】ハードディスクレコーダ10は、メインC
PU12、レコーダCPU14、サブCPU16の合計
3個のワンチップCPU(マイコン){例えば日立製S
H7042(シングルチップRISCマイコン)}を具
えている。各CPU12,14,16は個別に用意され
た相互に非同期の動作クロックでそれぞれ独立に駆動さ
れる。メインCPU12は主にミキシング制御を行う。
レコーダCPU14はメインCPU12からの指令に基
づきHDD60の記録および再生制御、波形編集制御等
を行う。サブCPU16は操作者による各種操作情報を
メインCPU12に伝達する制御、メインCPU12か
らの指令に基づく各フェーダ操作子のモータ駆動制御等
を行う。
【0012】サブCPU16のバス18には、スイッ
チ、回転式つまみ、マウス、ジョグ、シャトル等で構成
される各種操作子20と、サブCPU16のプログラム
を格納したフラッシュROM22と、モータドライバイ
ンタフェース24等が接続されている。モータドライバ
インタフェース24には、モータドライバ28を介して
複数本のモータドライブ式フェーダ操作子26が接続さ
れている。各モータドライブ式フェーダ操作子26の操
作位置情報はサブCPU16に伝達される。各種操作子
20では、操作者の操作により、ミキシングパラメータ
{ルーティング(各入力チャンネルをどの信号経路チャ
ンネルを経由してどのトラックに録音するか、および各
トラック再生信号をどの信号経路チャンネルを経由して
どの出力チャンネルから出力するかの割り付け)、イコ
ライザ特性、エフェクト特性、定位(PAN)等}の設
定、録音/再生/停止/一時停止/スロー再生/早送り
/巻戻し等のレコーダ機能の各種動作指示、ソング(録
音、再生を行う曲の単位で、例えば1ソング=音楽の1
曲)の選択、録音・再生モード/編集モード等の動作モ
ードの切換え、波形編集等の操作が行われる。録音・再
生モードには、各パートについて通常の録音、再生を行
うモード{録音のみ(ALL REC)、再生のみ、再
生と同時に録音(SYNC DUBBING)のいずれ
かを行うモード}のほか、パンチイン、パンチアウトを
行うモード、ミックスダウンを行うモード等がある。各
種操作子20の操作情報はサブCPU16に伝達され、
信号ライン30を介してメインCPU12に伝達され
る。各フェーダ操作子26は操作者の操作により各入力
チャンネルおよび各出力チャンネルごとのレベル調整、
ステレオ出力のレベル調整等を行うもので、その操作情
報はサブCPU16に伝達され、信号ライン30を介し
てメインCPU12に伝達される。また、録音・再生モ
ード{録音のみ(ALL REC)、再生のみ、再生と
同時に録音(SYNC
【0013】DUBBING)のいずれかを行うモー
ド}では、各再生トラックのフェーダレベル調整に関し
て、ソングの進行に従ってメインCPU12から各フェ
ーダ操作子26の操作位置指令が信号ライン30を介し
てサブCPU16に順次伝達され、モータドライバイン
タフェース24およびモータドライバ28を介して各フ
ェーダ操作子26がそれぞれ指令された操作位置に自動
的に移動制御される。これにより、録音時に設定された
各フェーダ操作子26の操作位置が再現されて、各トラ
ックの再生レベルが録音時に設定した状態に自動調整さ
れて再生が行われる。
【0014】メインCPU12のバス32には、メイン
CPU12のプログラムを格納したフラッシュROM3
4と、録音、再生、編集等を行うために現在指定してい
るソングについてのミキシング機能(ルーティング、イ
コライジング、エフェクト付与、フェーダレベル調整、
定位調整等)に関するソング管理データとして、時間の
進行に応じたこれら各パラメータの設定値に関するシー
ケンスデータを格納し、またメインCPU12の作業領
域として機能するDRAM36と、ミキシング機能を実
現するDSP38と、LCD制御回路41を介してLC
D(液晶表示器)43と、インタフェース45を介して
FL(蛍光)表示器47等が接続されている。LCD4
3には、動作モードに応じた情報が表示される。例え
ば、録音・再生モード時には、ルーティング、チャンネ
ルのオン・オフ、バーチャルトラックの選択等をするた
めの表示がなされ、波形編集モード時には、波形編集を
する部分の波形がグラフィック表示される。FL表示器
47には数値による時間情報(タイムコード)およびバ
ーグラフによる各チャンネルの入力信号または再生信号
のレベル等が表示される。なおバーチャルトラックと
は、トラック(リアルトラック)についてそれぞれ割り
当てられる仮想のトラックで、再生時あるいは同時録音
再生時には、再生を行う各トラック(リアルトラック)
について、それぞれ割り当てられた複数のバーチャルト
ラックの中から1つずつバーチャルトラックを選択して
再生することができる。例えば、トラック数が16で、
バーチャルトラック数が各トラックについてそれぞれ8
であれば、合計128のバーチャルトラックを作成する
ことができる。
【0015】DSP38は、複数チャンネルのミキシン
グ処理部を構成し、操作者による各種操作子20および
フェーダ操作子26の操作に基づき、あるいはDRAM
36に格納されているミキシング機能に関するシーケン
スデータに応じて、メインCPU12の指令により、録
音入力および再生出力に対してルーティング、イコライ
ジング、エフェクト付与、フェーダレベル調整、定位調
整等のミキシング機能について、それぞれ指示された内
容を実現するための処理(ミキシング処理)を実行す
る。
【0016】アナログ入力端子40から入力される複数
チャンネル(例えば最大16チャンネル)のアナログ音
声信号(録音入力)は、ゲインコントロール(図示せ
ず)で、A/D変換の際の適正な信号レベルにゲイン調
整された後、A/D変換器42でディジタル信号に変換
されてDSP38に入力されて、ミキシング処理が施さ
れる。また、ディジタル入力端子44から入力される複
数チャンネル(例えば最大16チャンネル)のディジタ
ル音声信号(録音入力)はインタフェース46を介して
DSP38に入力されて、ミキシング処理が施される。
ミキシング処理が施された録音入力は、後述するHDD
60に録音される。また、HDD60から再生される複
数チャンネル(例えば最大16チャンネル)のディジタ
ル音声信号(再生出力)は、DSP38でミキシング処
理されて、インタフェース52を介してディジタル出力
端子54から出力される。また、該ディジタル音声信号
をDSP38で2チャンネルステレオ信号にミキシング
した信号は、D/A変換器48でアナログ信号に変換さ
れて、アナログ出力端子50からモニタ用信号等として
出力される。
【0017】レコーダCPU14のバス56には、レコ
ーダCPU14のプログラムを格納したフラッシュRO
M58と、DRAM62と、この発明の外部記憶装置に
相当するHDD60と、この発明のメモリ(バッファメ
モリ)に相当するSDRAM(シンクロナスDRAM)
64,66に対する音データの書き込みおよび読み出し
制御を行うDRAMコントローラ(以下「DRC」)6
8と、インタフェース70を介してCD−RW等の光デ
ィスク装置72と、パラレルインタフェース74を介し
て現在の日時のデータを生成するリアルタイムクロック
76等が接続されている。HDD60はIDE等のイン
タフェースでバス56に接続されている。光ディスク装
置72はHDD60に録音したソングをCD−Rディス
クやCD−RWディスクにバックアップしたり、バージ
ョンアップ用プログラムを格納したCD−ROM等を再
生して、フラッシュROM22,34,58のプログラ
ムを更新するのに利用される。
【0018】HDD60のアドレス領域の分割例を図3
に示す。HDD60のアドレス領域は、先頭から固定容
量のシステム管理データ用アドレス領域84と、それに
続く最後尾までの共用アドレス領域86に分割されてい
る。共用アドレス領域86には、前方側の端部からチャ
ンネルごとの音データがテイク(録音の単位で、1テイ
ク=1回分の録音)順にディジタル信号で順次記録され
て蓄積されて音データ領域86−0が順次拡大して形成
され、後方側の端部から各ソングのソング管理データが
順次記録されてソング管理データ領域86−1,86−
2,……が順次形成される。音データはクラスタ(12
8Kバイト)単位で記録される。一度録音された音デー
タは操作者による明示の、該当するテイクの消去指令が
与えられない限り消去されない。複数トラックを同時に
録音する場合、各トラックの音データは順次入れ替わっ
て共用アドレス領域86に記録され、またパンチイン、
パンチアウト等で後から追加される音データ、波形編集
された音データ等は、そのトラックの初期録音の音デー
タが記録されているアドレスとは離れて、それらが記録
される時点での共用アドレス領域86の記録済み音デー
タの最後尾に続けて記録されるので、各バーチャルトラ
ックの音データは、共用アドレス領域86内にクラスタ
単位で分散して記録されている。
【0019】各ソングのソング管理データ領域86−
1,86−2,……には、このように分散して記録され
た、該ソングに含まれる各バーチャルトラックの音デー
タを連続した音楽として再生するために必要な、該各バ
ーチャルトラックごとの音データの記録アドレスの連鎖
を示すシーケンスデータが記録されている。また、各ソ
ングのソング管理データ領域86−1,86−2,……
には、そのソングに含まれるバーチャルトラックごとの
ミキシング機能に関するシーケンスデータも記録されて
いる。各ソングのソング管理データ領域86−1,86
−2,……は固定容量(例えば、1ソングあたり1.5
Mバイト)であり、操作者により新規にソングのファイ
ルの作成が指示されるごとに、そのソングについてのソ
ング管理データ領域が新たに初期化されて確保され、そ
のソングについて録音等音データの追加がなされるごと
にそれに対応してソング管理データが更新される。各ソ
ングのソング管理データ領域86−1,86−2,……
は一度定められると固定であり、操作者による明示のソ
ングの消去指令が与えられない限り消去されない。シス
テム管理データ用アドレス領域84には、ソングごとの
ソング管理データの記録位置を知るためのデータを含む
システム管理データが記録されている。
【0020】ソング管理データはソング単位で、HDD
60の全アドレス領域の後方側の端部から順次記録され
{ただし、個々のソング管理データ領域86−1,86
−2,……内では、データは通常どおり前方側から正方
向(アドレスが増加する方向)に記録される。}、しか
も個々のソング管理データ領域86−1,86−2,…
…の容量は固定であるので、システム管理データ用アド
レス領域84にHDD60の全アドレス領域の最後尾の
アドレス情報を記録しておくことにより、各ソング管理
データ領域86−1,86−2,……の開始位置を演算
で求めることができる。例えば、最初のソングのソング
管理データ領域86−1の開始位置は、〔HDD60の
全アドレス領域の最後尾のアドレス〕−〔1つのソング
管理データ領域の容量〕の演算で求められる。なお、演
算で求める代わりに、システム管理データ用アドレス領
域84に、各ソングのソング管理データ領域86−1,
86−2,……の開始位置のアドレス情報を記録してお
くこともできる。なお、上記の例では、共用アドレス領
域の最後尾のアドレスをHDD60の全アドレス領域の
最後尾のアドレスに一致させたがこれに限るものではな
い。
【0021】以上のようなファイル構成によれば、ハー
ドディスクレコーダ10の電源をオンした際に、自動的
にHDD60の先頭のアドレスにアクセスしてシステム
管理データを読み取り、ソングが指定されたときに、該
システム管理データに基づき、該指定されたソングのソ
ング管理データが記録されているアドレス領域(ソング
管理データ領域)にアクセスして該ソング管理データを
読み取り、該ソングの再生が指示されたときに、該ソン
グ管理データに基づき、該ソングの現在選択されている
各バーチャルトラックについて音データが記録されてい
るアドレスに順次アクセスして読み取ることにより、該
バーチャルトラックの音データを再生することができ
る。
【0022】図2において、DRAM62には、HDD
60から読み出されたシステム管理データ、および録
音、再生、編集等を行うために現在指定しているソング
に関するソング管理データのうちHDD60における記
録位置の連鎖を示すシーケンスデータが格納される。ま
た、DRAM62はレコーダCPU14の作業領域とし
て機能する。なお、音データはDSP38とDRC68
間では、バス32,56を経由しない信号ライン69を
介して相互に伝送される。
【0023】メインCPU12のバス32とレコーダC
PU14のバス56はデュアルポートRAM78(以下
「DPRAM」)を介して相互に接続され、メインCP
U12とレコーダCPU14間で授受すべき各種指令や
ソング管理データ等の情報が伝送される。サンプリング
クロック発振器80からはサンプリング周期のクロック
が発振されてアンド回路82に入力される。レコーダC
PU14からは録音あるいは再生の開始に同期して立上
がり、その終了に同期して立下がる動作区間指示信号が
出力され、アンド回路82に入力される。これにより、
アンド回路82からは録音あるいは再生の開始から終了
までの区間サンプリングクロックが出力される。このサ
ンプリングクロックはメインCPU12およびレコーダ
CPU14の外部クロック入力端子に入力される。両C
PU12,14内には該外部クロック入力端子から入力
されるクロックをカウントするカウンタがそれぞれ配置
されている。両カウンタは録音あるいは再生の開始に同
期してリセットされて、その後入力されるサンプリング
クロックをカウントする。メインCPU12は該カウン
ト値に応じてサンプリングクロック単位でミキシング処
理を実行する。また、レコーダCPU14は該カウント
値に応じてサンプリングクロック単位でHDD60およ
びSDRAM64,66の書込みあるいは読出し制御を
実行する。これにより、メインCPU12およびレコー
ダCPU14は、それぞれ個別の動作クロック(例えば
28MHz)で動作しながら、サンプリング周期(48
kHz、44.1kHz等)単位では互いに同期して動
作して、録音あるいは再生のための制御を独立にかつ並
行して実行することができる。
【0024】図2のハードディスクレコーダ10におけ
る録音・再生モード時のデータ(音データ、システム管
理データ、ソング管理データ)の授受について図1を参
照して説明する。ハードディスクレコーダ10の電源を
投入すると、HDD60のシステム管理データ用アドレ
ス領域からシステム管理データが読み出されて、バス5
6を介してDRAM62に保持される。ソングを指定す
ると、レコーダCPU14はDRAM62に保持されて
いるシステム管理データを参照して、HDD60の指定
されたソングのソング管理データが記録されているソン
グ管理データ領域にアクセスして、該当するソング管理
データを読み出す。読み出されたソング管理データのう
ち該ソングのミキシング機能に関するシーケンスデータ
は、バス56、DPRAM78およびバス32を介して
DRAM36に転送される。また、読み出されたソング
管理データのうち、HDD60における該ソングの一連
の音データの記録位置の連鎖を示すシーケンスデータ
は、バス56を介してDRAM62に転送される。これ
により、前記指定されたソングについて、操作者の指示
により、録音、再生、波形編集等の各作業が可能とな
る。なお、初めて録音するソングについては、操作者の
操作により、予め新規にソングのファイルが作られ(H
DD60にソング管理データ領域が新たに1つ初期化さ
れて確保される。)、そのソング管理データがDRAM
36,62に保持されて、録音可能な状態となる。
【0025】録音・再生モードでは、録音を指示された
トラック{録音(記録)チャンネル}について、次のよ
うに処理が行われる。アナログ入力端子40またはディ
ジタル入力端子44から入力される該トラックの録音信
号(音データ)は、A/D変換器42またはインタフェ
ース46を介してDSP38に入力され、操作者による
各種操作子20およびフェーダ操作子26の操作に応じ
てDSP38でミキシング処理が施され、バス56を経
由しない信号ライン69を介して、DRC68からバッ
ファメモリを構成するSDRAM64,66に順次格納
される。SDRAM64,66に格納された音データ
は、定期的にバス56を介してHDD60にDMA転送
されて録音される。また、このとき新たに生成されるシ
ステム管理データおよびソング管理データのうち再生位
置の連鎖を示すシーケンスデータはDRAM62に順次
蓄積され、ソング管理データのうちミキシング機能に関
するシーケンスデータはDRAM36に順次蓄積され
る。録音を終了して保存操作をすると、DRAM36に
蓄積されたミキシング機能に関するシーケンスデータは
DPRAM78を介してバス56に伝送され、DRAM
62に蓄積されたHDD60における音データの記録位
置の連鎖を示すデータとともに、HDD60の該ソング
のソング管理データを保存するソング管理データ領域に
上書き保存される。また、DRAM62に格納されてい
るシステム管理データもHDD60のシステム管理デー
タ用アドレス領域に上書き保存される。
【0026】録音・再生モードでは、再生を指示された
トラック(再生チャンネル)について、次のように処理
が行われる。レコーダCPU14はDRAM62に格納
されている該トラックの再生位置の連鎖を示すシーケン
スデータを参照して、HDD60から該当するトラック
の音データを順次読み出す。該読み出された音データ
は、バス56およびDRC68を介してSDRAM6
4,66にDMA転送して格納される。DRC68は該
SDRAM64,66に格納された音データをサンプリ
ング周期で順次読み出す。SDRAM64,66から読
み出された音データは、バス56を経由しない信号ライ
ンを介してDRC68からDSP38に転送される。メ
インCPU12はDRAM36に格納されているミキシ
ング機能に関するシーケンスデータを参照してDSP3
8のパラメータを設定し、該転送される音データに対し
てミキシング処理を施す。ミキシング処理を施された音
データは、インタフェース52を介してディジタル出力
端子54から出力される。また、DSP38内で2チャ
ンネルステレオ信号にミキシングされた信号は、D/A
変換器48でアナログ信号に変換されて、アナログ出力
端子50から出力される。なお、録音・再生モードで
は、録音、再生を行う各トラックの信号が順番に時分割
処理され、その際SDRAM64,66は録音トラック
か再生トラックかに応じて動作(書き込み/読み出し)
が時分割で切り換えられる。
【0027】録音・再生モード時におけるバス56の使
用権(バス権)制御とサンプルデータの転送制御(SD
RAM64,66の書き込み読み出し制御)の具体例に
ついて説明する。録音・再生モード時には、図4に示す
ように、サンプリング周期1/fs(fs=48kH
z、44.1kHz等)ごとに、所定の区間A(第1の
時間)、B(第2の時間)に分割される。区間A,Bの
長さは、A<Bである。バス56の使用権は、区間Aで
はレコーダCPU14に割り当てられ、区間BではSD
RAM64,66とHDD60間のDMA転送に割り当
てられる。レコーダCPU14は区間A内で、バス56
を介して、フラッシュROM58に格納されているプロ
グラムやDRAM62に格納されているソング管理デー
タにアクセスして、該プログラムを実行する。サンプル
データの転送制御は、次のようにして行われる。録音チ
ャンネル(入力チャンネル)については、区間Aでバス
56を経由しない信号ライン69を介してSDRAM6
4または66に対し1サンプルずつ時分割で音データの
書き込みが行われ、区間Bで該録音チャンネルの複数サ
ンプルの音データがSDRAM64または66から読み
出され、バス56を介してHDD60へDMA転送して
書き込まれる。再生チャンネル(出力チャンネル)につ
いては、区間AでSDRAM64または66から1サン
プルずつ時分割で音データの読み出しが行われ、バス5
6を経由しない信号ライン69を介して出力され、区間
Bで該再生チャンネルの複数サンプルの音データがHD
D60から読み出され、バス56を介してSDRAM6
4または66へDMA転送して書き込まれる。
【0028】なお、SDRAM64,66からHDD6
0へのDMA転送は、チャンネルごとに、1クラスタ分
のサンプルデータがSDRAM64,66に新たに蓄積
された時点で、該新たに蓄積された(あるいはそれより
も前に蓄積された)1クラスタ分のサンプルデータをま
とめて毎サンプリング周期の区間Bごとに区切ってDM
A転送し、1つのチャンネルについて1クラスタ分のサ
ンプルデータのDMA転送が終了したら、1クラスタ分
のサンプルデータがSDRAM64,66に新たに蓄積
された別のチャンネルについて同様に1クラスタ分まと
めてDMA転送するようにして、各チャンネル1クラス
タ分ずつでかつ各チャンネル相互に時分割で行われる。
また、HDD60からSDRAM64,66へのDMA
転送は、チャンネルごとに、1クラスタ分のサンプルデ
ータがSDRAM64,66から新たに読み出された時
点で、該チャンネルについて1クラスタ分のサンプルデ
ータをまとめて毎サンプリング周期の区間Bごとに区切
ってDMA転送し、1つのチャンネルについて1クラス
タ分のサンプルデータのDMA転送が終了したら、1ク
ラスタ分のサンプルデータがSDRAM64,66から
新たに読み出された別のチャンネルについて同様に1ク
ラスタ分まとめてDMA転送するようにして、各チャン
ネル1クラスタ分ずつでかつ各チャンネル相互に時分割
で行われる。なお、いずれのチャンネルについても、D
MA転送によるデータ移動の必要がない場合、すなわち
入出力信号ライン69からの入力データがSDRAM6
4,66に1クラスタ分新たに書き込まれてもいなけれ
ば、入出力信号ライン69への出力データがSDRAM
64,66から1クラスタ分新たに読み出されてもいな
い場合には、DMA転送は休止され、各サンプリング周
期内全体にわたりレコーダCPU14に使用権が割り当
てられる。なお、SDRAM64,66はアドレス領域
が各チャンネルごとに分割され、各チャンネルのアドレ
ス領域は少なくとも2クラスタ分のサンプルデータを記
憶できる容量を有している。ある1つのチャンネルに着
目すると、DRC68のアドレス制御により、少なくと
も2つ使用できるうちの1つの1クラスタ分のアドレス
領域を使って1クラスタ分のサンプルデータのDMA転
送を行っている間に、別の1クラスタ分のアドレス領域
を使って同チャンネルの新たな録音入力または再生出力
のサンプルデータがサンプリング周期ごとに1サンプル
ずつ書き込まれまたは読み出される。DMA転送を行う
アドレス領域と、録音入力または再生出力のサンプルデ
ータを1サンプルずつ書き込みまたは読み出すアドレス
領域とを、1クラスタごとに交互に切り換えることによ
り、同一チャンネルについてDMA転送と録音入力また
は再生出力のサンプルデータの書き込みまたは読み出し
を並行して行うことができる。
【0029】録音・再生モード時におけるバス56の使
用権の時分割制御の具体例について説明する。図5はバ
ス56の使用権の時分割制御の制御系統を示し、図6は
録音・再生モード時における該制御系統のDRC68の
動作を示す。図6において、(A)〜(F)は、図5に
おいてそれぞれ同符号で示した箇所の信号波形である。
ここでは、レコーダCPU14として日立製SH704
2を使用するものとし、また1サンプリング周期を51
2分割したクロックで制御するものとする。SH704
2はDMA転送を制御するDMAコントローラを内蔵し
ているが、ここではこのレコーダCPU14内のDMA
コントローラを使用せずに、HDD60に内蔵されてい
るIDEインタフェース61に設けられているDMAコ
ントローラ63を使用してDMA転送を制御するものと
する。
【0030】図5において、レコーダCPU14は、録
音・再生モード時に、いずれかの録音チャンネルあるい
は再生チャンネルについて、SDRAM64,66に1
クラスタ分の録音入力のサンプルデータが蓄積されるご
とに(またはSDRAM64,66から1クラスタ分の
再生出力のサンプルデータが読み出されるごとに)、D
RC68およびHDD60にDMA動作開始の指令を出
す。HDD60はこの指令を受けて、DMA要求信号D
MARQ=“H”{図6(A)}を発行する。DRC6
8は該信号DMARQをインバータ88で反転してDフ
リップフロップ回路90に入力する。カウンタ92は、
サンプリング周期の開始タイミングごとにリセットさ
れ、図2のサンプリングクロック発振器80で発振され
るサンプリングクロック(48kHz、44.1kHz
等)の1周期(1/fs)を512分割したクロック
(以下「512分割クロック」)をカウントする。タイ
ミング生成器94はカウンタ92のカウント値に応じ
て、該カウント値が0〜127の区間(サンプリング周
期の開始から1/4の区間)で“H”レベルとなり、同
128〜521の区間(サンプリング周期の残りの3/
4区間)で“L”レベルとなるバス権分割信号{図6
(D)}を出力する。また、タイミング生成器94は該
カウント値が0〜255の区間(サンプリング周期の前
半1/2の区間)で“H”レベルとなり、同256〜5
21の区間(サンプリング周期の後半1/2の区間)で
“L”レベルとなるクロック信号{図6(B)}を併せ
て出力する。Dフリップフロップ回路90は入力される
DMA要求信号DMARQ(HDD60内のクロックに
同期した信号)の反転信号をDRC68のクロック信号
で取り込んで、DMA要求信号IDMARQ=“L”
{図6(C)}を出力する。オア回路96はDMA要求
信号IDMARQとバス権分割信号を入力し、DMA要
求信号IDMARQ=“L”の区間についてバス権分割
信号を出力する。オア回路98はオア回路96の出力信
号とDMA要求信号DMARQの反転信号を入力して、
DMA要求信号DMARQ=“H”の終了に同期してバ
ス権分割信号の出力を停止する信号を、バス権要求信号
BREQ{図6(E)}として出力する。レコーダCP
U14は、バス権要求信号BREQ=“L”を受信する
と、バス権を解放して、バス権要求受付信号BACK=
“L”{図6(F)}を出力する。DRC68はバス権
要求受付信号BACKを受信すると、これをそのままD
MA受付信号DMACKとしてHDD60に送信する。
HDD60とDRC68はBACK(DMACK)=
“L”の区間でバス56を専有してDMA転送を行う。
また、DRC68は、DMA動作期間中に、毎サンプリ
ング周期ごとに、該サンプリング周期の開始から1/4
の区間でバス権要求信号BREQを“H”にしてバス権
を返上する。これにより、レコーダCPU14は、その
区間だけバス権を取得し、バス56を専有してDRAM
62およびフラッシュROM58にアクセスして、録
音、再生に必要なプログラムを実行する。
【0031】レコーダCPU14がバス56を専有して
いる間は、HDD60とDRC68間のDMA転送は休
止され、DRC68はバス56を介さない信号ライン6
9を経由して、各サンプリング周期ごとに、各録音チャ
ンネルについてSDRAM64,66への入力サンプル
データ(各チャンネル1サンプルずつ)の書き込みある
いはSDRAM64,66からの出力サンプルデータ
(各チャンネル1サンプルずつ)の読み出しを行う。以
上のようにして、サンプリング周期の開始から1/4の
区間ではレコーダCPU14がバスマスタとして、図5
に符号Iで示すように、レコーダCPU14がバス56
を介してDRAM62およびフラッシュROM58にア
クセスしてプログラムを実行し、サンプリング周期の残
り3/4の区間ではHDD60(IDE)がバスマスタ
として、図5に符号IIで示すように、HDD60とDR
C68がバス56を介してDMA転送を実行するよう
に、バス権が分割される。
【0032】図5の制御系統による1つの再生チャンネ
ルについてのDMA転送の手順(プロトコル)を図7を
参照して説明する。録音・再生モード時に、SDRAM
64,66から1クラスタ分の再生出力サンプルデータ
の読み出しが終了すると、レコーダCPU14からの指
令で、DRC68はDMA転送を行う動作モードに設定
される(S1)。また、レコーダCPU14からHDD
60(IDE)にDMA読み出しの開始を要求する指令
が与えられる(S2)。HDD60はこれを受けて、D
MA要求信号DMARQ=“H”を発行し、DRC68
に転送する(S3)。DRC68はこれを受けて、バス
権要求信号BREQ=“L”を発行し、レコーダCPU
14に転送する(S4)。レコーダCPU14はバス権
要求信号BREQ=“L”を受信すると、ストローブ端
子を“H”レベル出力にするとともに、該ストローブ端
子、アドレス端子、データ端子をそれぞれハイインピー
ダンスに設定して、バス権要求受付信号BACK=
“L”を発行する(S5)。DRC68はこれを受けて
DMA受付信号DMACK=“L”を発行し、HDD6
0へ転送する(S6)。DRC68はデータ送出を促す
信号DIORをHDD60に送出する(S7)。DRC
68はこれを受けて、該DMA転送に割り当てられた区
間ごとにデータ送出(DMA転送)を行う(DMARQ
=“H”の間、DIORが立ち下がるごとに新しいデー
タがHDD60から送出される。)。送出されたデータ
はDRC68に受け取られて(S8)、SDRAM6
4,66に転送される。1クラスタ分のデータのDMA
転送が終了したら、HDD60はDMA要求信号DMA
RQを立ち下げる。これとともに、HDD60は割り込
み要求信号IDEIRQを発行する(S9)。該割り込
み要求信号IDEIRQはDRC68を介してレコーダ
CPU14に転送される。レコーダCPU14はこれに
よりDMA転送の終了を認識し、DMA転送終了処理を
行う。DMA転送終了処理が終わると、該処理の終了が
DRC68を介してHDD60に通知され(S10)、
HDD60は割り込み要求信号IDEIRQの発行を解
除する。また、レコーダCPU14は、バス受付信号B
ACKを“H”レベルに戻し、DRC68に転送する
(S11)。DRC68はこれを受けてDMA受付信号
DMACKを“H”レベルに戻し、HDD60に転送す
る(S12)。以上でDMA転送は終了し、次にいずれ
かのチャンネルについてDMA転送が要求されるまでバ
ス56はレコーダCPU14に専有される。
【0033】なお、SDRAM64,66のアドレス領
域をチャンネル単位に分割し、各チャンネルのアドレス
領域をそれぞれ単一のバンクに割り当て、サンプリング
周期の開始から1/4の区間内で、バンクが異なるチャ
ンネルを交互に指定して各チャンネルのデータを1サン
プルずつ時分割でSDRAM64,66に書き込みまた
はSDRAM64,66から読み出すことにより、51
2分割クロックの8クロックごとに3〜4サンプル程度
のデータをSDRAM64,66に書き込みまたはSD
RAM64,66から読み出すことができ、24トラッ
ク(16トラック同時再生しながら8トラック同時録
音)程度の入出力チャンネル数であれば、該サンプリン
グ周期の開始から1/4の区間内(128クロック分の
時間)で十分な余裕をもって各チャンネル1サンプルず
つのサンプルデータをSDRAM64,66に書き込み
またはSDRAM64,66から読み出すことができ
る。また、1サンプル分のサンプルデータのDMA転送
は512分割クロックの4クロックで行うことができる
ので、1サンプリング周期の残りの3/4の区間内(3
84クロック分の時間)では90サンプル程度のサンプ
ルデータをDMA転送することができる。したがって、
CDフォーマットのデータ(16ビット、44.1kH
z)を扱う場合には、1つのチャンネルの1クラスタ
(128Kバイト、)分のサンプルデータ(64Kサン
プル。CDフォーマットの場合、64Kサンプル/4
4.1kHzにより、約1.45秒分のデータ)のDM
A転送は、64000/90により約800サンプリン
グ周期(約20msec程度)程度の時間内で十分に行
うことができる。
【0034】DRC68内におけるサンプルデータの信
号経路構成およびSDRAM64,66のアドレス情報
の信号経路構成の具体例を図8に示す。トラックアドレ
スジェネレータ100は、録音・再生モード時に、毎サ
ンプリング周期の開始から1/4の区間で各チャンネル
の入力1サンプルデータの書き込みまたは出力1サンプ
ルデータの読み出しを行うためのSDRAM64,66
のアドレス情報を生成する。また、残りの3/4の区間
で、次のサンプリング周期での各チャンネルのSDRA
M64,66の書き込みまたは読み出しアドレスの計算
を行う。DMAアドレスジェネレータ102は、録音・
再生モード時に、DMA転送を行っている区間の毎サン
プリング周期の残り3/4の区間で各チャンネルのDM
A転送データの書き込みまたは読み出しを行うSDRA
M64,66のアドレス情報を生成するこのアドレス情
報は、DMA転送で書き込みまたは読み出しを行うSD
RAM64,66の開始アドレスの情報がレコーダCP
U14から与えられ、以後DMAアドレスジェネレータ
102内で該開始アドレスからアドレス値を所定の周期
で順次インクリメントしていくことにより生成される。
マルチプレクサ104は、例えば前記バス受付信号BA
CK{図6(F)}を切換信号として用いて、DMA転
送を行っている期間の毎サンプリング周期の開始から1
/4の区間はトラックアドレスジェネレータ100で生
成されるアドレス情報を選択出力し、DMA転送を行っ
ている期間の毎サンプリング周期の残り3/4の区間は
DMAアドレスジェネレータ102で生成されるアドレ
ス情報を選択出力する。マルチプレクサ104から出力
されるアドレス情報はSDRAMアドレスコンバータ1
05でロー(行)アドレスとコラム(列)アドレスに時
分割されて、SDRAM64,66のアドレス入力端子
に供給される。
【0035】DSP38(図1、図2)から供給される
各入力チャンネルのサンプルデータは、シリアル/パラ
レル変換器103で並列データに変換され、ラッチ回路
106に各チャンネル1サンプルずつラッチされて、マ
ルチプレクサ112を介してSDRAM64,66に書
き込まれる。また、SDRAM64,66から読み出さ
れる各出力チャンネルのサンプルデータは、マルチプレ
クサ112を介してラッチ回路108に各チャンネル1
サンプルずつラッチされ、パラレル/シリアル変換器1
10で直列データに変換されてDSP38に出力され
る。ラッチ回路106,108のサンプルデータは毎サ
ンプリング周期ごとに書き換えられる。DMA転送デー
タは、マルチプレクサ112、信号ライン114、バス
56を介してSDRAM64,66とHDD60間でD
MA転送される。マルチプレクサ112は、例えば前記
バス受付信号BACKを切換信号として用いて、DMA
転送を行っている期間の毎サンプリング周期の開始から
1/4の区間は信号ライン69を選択して各入出力チャ
ンネル1サンプルずつ入出力を行い、DMA転送を行っ
ている期間の毎サンプリング周期の残り3/4の区間は
信号ライン114を選択してDMA転送データの入出力
を行う。書き込み/読み出し制御回路116はSDRA
M64,66にデータを書き込むタイミングでは該SD
RAM64,66を書き込みモードに設定し、SDRA
M64,66からデータを読み出すタイミングでは読み
出しモードに設定する制御を行う。
【0036】バッファメモリを構成するSDRAM6
4,66の、録音・再生モードの通常の録音、再生時に
おける各バンクに対する各チャンネルの割り当て例を表
1に示す。 (表1)チップ番号 バンク番号 割り当てチャンネル番号またはチャンネル名 0 0 0,2,4,6,8,10 0 1 1,3,5,7,9,11 0 2 12,14,16,18,20,22 0 3 13,15,17,19,21,23 1 0 メトロノーム(1発目),サンプラー 1 1 サンプラー 1 2 サンプラー 1 3 サンプラー,メトロノーム(2発目以降)
【0037】チップ0(SDRAM64,66の一
方)、1(SDRAM64,66の他方)はそれぞれ0
〜3の4バンクに構成されている。チップ0には演奏音
用に0〜23のチャンネルが均等の容量の領域に割り当
てられている。隣接するチャンネル番号どうしは別々の
バンクに割り当てられている。チップ1のバンク0に
は、小節の1発目のメトロノーム音の波形全体、サンプ
ラーの領域が割り当てられている。バンク2,3全体に
はサンプラーの領域が割り当てられている。バンク4に
は、サンプラー、小節の2発目以降に共用されるメトロ
ノーム音の波形全体の領域が割り当てられている。録音
・再生モード時に演奏音用の0〜23チャンネルの領域
内の音データは演奏の進行に応じて順次更新されるが、
メトロノーム音およびサンプラー音は繰り返し読み出し
て用られるので(メトロノーム音は操作者によりメトロ
ノーム音再生がオンに設定されているときに、操作者に
よって指示されたテンポで自動的に繰り返し読み出さ
れ、サンプラー音は操作者の操作に基づきレコーダCP
U14から発音が指令されるごとに繰り返し読み出され
る。)、1つのソング中では特に必要のない限り更新さ
れない。つまり、メトロノーム音およびサンプラー音に
ついては、SDRAM64または66に、再生する波形
データ全体が保存されているので、再生中にSDRAM
64または66への書き込みは必要なく、SDRAM6
4または66からの読み出しのみ行われる。SDRAM
64または66からのメトロノーム音およびサンプラー
音の読み出しは、サンプリング周期1/fsごとに1サ
ンプルずつ(複数種類のサンプラーが指定されている場
合は、その種類ごとに1サンプルずつ)、演奏音の再生
チャンネルの音データの読み出し処理および録音チャン
ネルの音データの書き込み処理と時分割で行われる。な
お、サンプラー音は、操作者が予め任意のサンプラー音
を任意の数だけ録音しておき、録音・再生モードでソン
グを指定して録音をするに先立ち、操作者が録音されて
いるサンプラー音の中から任意のサンプラー音を選択し
て(最大8種類まで選択可能)、HDD60から該当す
るサンプラー音の音データを読み出して、SDRAM6
4,66の任意のチャンネル(サンプラー0〜7)に書
き込んでおく。そして、録音開始後の任意のタイミング
で任意のチャンネルのサンプラーの発音をボタン操作等
で指示することにより該当するサンプラー音が発音さ
れ、その発音タイミングおよび発音チャンネルがソング
管理データに記録される。録音が終了してそのソングの
再生を行うと、ソング管理データに基づき、該当するタ
イミングで該当するサンプラー音がSDRAM64,6
6から読み出されて発音される。
【0038】SDRAM64,66を日立製HM526
4165−B60で構成し、該SDRAM64,66の
各バンクに前記表1のようにチャンネルを割り当て、1
サンプリング周期(全512タイムスロット)の開始か
ら1/4の期間(0〜127タイムスロット)(すなわ
ち図4の区間A)で各チャンネルのデータを1サンプル
ずつSDRAM64,66に書き込みあるいはSDRA
M64,66から読み出す場合の、通常の録音、再生時
におけるDRC68によるSDRAM64,66の書き
込み、読み出し制御シーケンスの一例を表2に示す。表
2において,各記号はそれぞれ次を表す。
【0039】ACT:選択したバンクを活性化させるコ
マンド。このとき、ロー(行)アドレスが指定される。 RDwAP:Read with auto pre-charge(読み出しを
行い、それが終了後自動的にプリチャージするコマン
ド)。このとき、コラム(列)アドレスが指定され
る。) WTwAP:Write with auto pre-charge(書き込みを
行い、それが終了後自動的にプリチャージするコマン
ド)。このとき、コラム(列)アドレスが指定される。 R/WwAP:Read or write with auto pre-charge
(読み出しまたは書き込みを行い、それが終了後自動的
にプリチャージするコマンド)。このとき、コラム
(列)アドレスが指定される。 R:読み出しモード W:書き込みモード
【0040】 (表2) タイムスロット チップ選択 コマンド バンク選択 モード 入出力データ (チップ番号) (バンク番号) (チャンネル番号) 0 0 ACT 0 1 0 ACT 1 2 0 RDwAP 0 3 0 RDwAP 0 4 1 R 0 5 1 ACT 0 R 1 6 1 7 1 RDwAP 0 8 0 ACT 0 9 0 ACT 1 R メトロノーム(1発目) 10 0 RDwAP 0 11 0 RDwAP 1 12 1 R 2 13 1 ACT 3 R 3 14 1 15 1 RDwAP 3 16 0 ACT 0 17 0 ACT 1 R メトロノーム(2発目以降) 18 0 RDwAP 0 19 0 RDwAP 1 20 1 R 4 21 1 R 5 22 1 23 1 24 0 ACT 0 25 0 ACT 1 26 0 RDwAP 0 27 0 RDwAP 1 28 1 R 6 29 1 R 7 30 1 31 1 32 0 ACT 0 33 0 ACT 1 34 0 R/WwAP 0 W 8 35 0 R/WwAP 1 W 9 36 1 (R 8) 37 1 (R 9) 38 1 39 1 40 0 ACT 0 41 0 ACT 1 42 0 R/WwAP 0 W 10 43 0 R/WwAP 1 W 11 44 1 (R 10) 45 1 (R 11) 46 1 47 1 48 0 ACT 2 49 0 ACT 3 50 0 R/WwAP 2 W 12 51 0 R/WwAP 3 W 13 52 1 (R 12) 53 1 (R 13) 54 1 55 1 56 0 ACT 2 57 0 ACT 3 58 0 R/WwAP 2 W 14 59 0 R/WwAP 3 W 15 60 1 (R 14) 61 1 (R 15) 62 1 63 1 64 0 ACT 2 65 0 ACT 3 66 0 WTwAP 2 W 16(MIXL上位ワート゛) 67 0 WTwAP 3 W 17(MIXR上位ワート゛) 68 1 69 1 ACT 0〜3 70 1 71 1 RDwAP 0〜3 72 0 ACT 2 73 0 ACT 3 R サンプラー0 74 0 WTwAP 2 W 18 75 0 WTwAP 3 W 19 76 1 77 1 ACT 0〜3 78 1 79 1 RDwAP 0〜3 80 0 ACT 2 81 0 ACT 3 R サンプラー1 82 0 WTwAP 2 W 20 83 0 WTwAP 3 W 21 84 1 85 1 ACT 0〜3 86 1 87 1 RDwAP 0〜3 88 0 ACT 2 89 0 ACT 3 R サンプラー2 90 0 WTwAP 2 W 22 91 0 WTwAP 3 W 23 92 1 93 1 ACT 0〜3 94 1 95 1 RDwAP 0〜3 96 0 ACT 2 97 0 ACT 3 R サンプラー3 98 0 { WTwAP 2 W 16(MIXL下位ワート゛)} 99 0 { WTwAP 3 W 17(MIXR下位ワート゛)} 100 1 101 1 ACT 0〜3 102 1 103 1 RDwAP 0〜3 104 0 105 0 ACT 3 R サンプラー4 106 0 107 0 108 1 109 1 ACT 0〜3 110 1 111 1 RDwAP 0〜3 112 0 113 0 R サンプラー5 114 0 115 0 116 1 117 1 ACT 0〜3 118 1 119 1 RDwAP 0〜3 120 0 121 0 R サンプラー6 122 0 123 0 124 1 125 1 ACT 0〜3 126 1 127 1 RDwAP 0〜3 128 0 129 0 R サンプラー7
【0041】表2の例では、演奏音用の0〜23チャン
ネルのうちチャンネル0〜7を再生専用チャンネル、チ
ャンネル8〜15を録音再生兼用チャンネル、チャンネ
ル16〜23を録音専用チャンネルに設定している。た
だし、チャンネル8〜15は録音のみ(ALL RE
C)のモードでのみ録音用チャンネルとして使用できる
もので、再生同時録音(SYNC DUBBING)の
モードでは再生用チャンネルとしてのみ使用することが
できる。表2ではチャンネル8〜15を読み出しモード
に設定した場合のこれら各チャンネル8〜15のサンプ
ルデータの出力タイミングをそれぞれカッコ書きで示し
ている。また、表2において、タイムスロット127で
読み出しを指令されたサンプラー7のデータは、区間A
が終了後(つまり、メインCPU14がバス権を明け渡
した後)のタイムスロット129で出力されるが、この
データの出力にはメインCPU14は関与しないので、
該データの出力は支障なく行うことができる。なお、ミ
ックスダウンを行うときは、チャンネル0〜15を再生
チャンネルとしてミックスダウン元のパートのトラック
を割り当て、チャンネル16,17をミックスダウン先
の録音チャンネルMIXL,MIXR(左右2チャンネ
ル)として割り当てて、チャンネル0〜15で再生した
音をDSP38で左右2チャンネルにミックスダウンし
て、チャンネル16,17を経てHDD60に録音す
る。HDD60に録音されたミックスダウン信号を再生
するときは、左右2チャンネルのミックスダウン信号を
再生専用チャンネル0〜15のうちの任意のチャンネル
に割り当てて再生する。ミックスダウン信号MIXL,
MIXRは24ビットで構成されるので、それぞれ上位
ワード、下位ワードに分けて伝送する。表2のシーケン
スを実行する際のSDRAM64,66の制御信号のタ
イムチャートの一部を図9に示す。
【0042】バッファメモリを構成するSDRAM6
4,66の通常の録音、再生時の各バンクに対する各チ
ャンネルの割り当ての他の例を表3に示す。 (表3) チップ番号 バンク番号 割り当てチャンネル番号 0 0 0,2,4,6,8,10 0 1 1,3,5,7,9,11 0 2 12,14,16,18,20,22 0 3 13,15,17,19,21,23 1 0 24,26,28,30,32,34 1 1 25,27,29,31,33,35 1 2 36,38,40,42,44,46 1 3 37,39,41,43,45,47
【0043】SDRAM64,66を日立製HM526
4165−B60で構成し、該SDRAM64,66の
各バンクに表3のようにチャンネルを割り当て、1サン
プリング周期(全512タイムスロット)の開始から1
/4の期間(0〜127タイムスロット)(すなわち区
間A)で各チャンネルのデータを1サンプルずつSDR
AM64,66に書き込みあるいはSDRAM64,6
6から読み出す場合の、DRC68によるSDRAM6
4,66の制御シーケンスの一例を表4に示す。表4に
おいて,各記号は前記表2で使用したものと同じ意味で
ある。 (表4) タイムスロット チップ選択 コマンド バンク選択 モード 入出力データ (チップ番号) (バンク番号) (チャンネル番号) 0 0 ACT 0 1 0 ACT 1 2 0 RDwAP 0 3 0 RDwAP 1 4 1 ACT 0 R 0 5 1 ACT 1 R 1 6 1 RDwAP 0 7 1 RDwAP 1 8 0 ACT 0 R 24 9 0 ACT 1 R 25 10 0 RDwAP 0 11 0 RDwAP 1 12 1 ACT 0 R 2 13 1 ACT 1 R 3 14 1 RDwAP 0 15 1 RDwAP 1 16 0 ACT 0 R 26 17 0 ACT 1 R 27 18 0 RDwAP 0 19 0 RDwAP 1 20 1 ACT 0 R 4 21 1 ACT 1 R 5 22 1 RDwAP 0 23 1 RDwAP 1 24 0 ACT 0 R 28 25 0 ACT 1 R 29 26 0 RDwAP 0 27 0 RDwAP 1 28 1 ACT 0 R 6 29 1 ACT 1 R 7 30 1 RDwAP 0 31 1 RDwAP 1 32 0 ACT 0 R 30 33 0 ACT 1 R 31 34 0 R/WwAP 0 W 8 35 0 R/WwAP 1 W 9 36 1 ACT 0 (R 8) 37 1 ACT 1 (R 9) 38 1 R/WwAP 0 W 32 39 1 R/WwAP 1 W 33 40 0 ACT 0 (R 32) 41 0 ACT 1 (R 33) 42 0 R/WwAP 0 W 10 43 0 R/WwAP 1 W 11 44 1 ACT 0 (R 10) 45 1 ACT 1 (R 11) 46 1 R/WwAP 0 W 34 47 1 R/WwAP 1 W 35 48 0 ACT 2 (R 34) 49 0 ACT 3 (R 35) 50 0 R/WwAP 2 W 12 51 0 R/WwAP 3 W 13 52 1 ACT 2 (R 12) 53 1 ACT 3 (R 13) 54 1 R/WwAP 2 W 36 55 1 R/WwAP 3 W 37 56 0 ACT 2 (R 36) 57 0 ACT 3 (R 37) 58 0 R/WwAP 2 W 14 59 0 R/WwAP 3 W 15 60 1 ACT 2 (R 14) 61 1 ACT 3 (R 15) 62 1 R/WwAP 2 W 38 63 1 R/WwAP 3 W 39 64 0 ACT 2 (R 38) 65 0 ACT 3 (R 39) 66 0 R/WwAP 2 W 16 67 0 R/WwAP 3 W 17 68 1 ACT 2 69 1 ACT 3 70 1 WTwAP 2 W 40 71 1 WTwAP 3 W 41 72 0 ACT 2 73 0 ACT 3 74 0 WTwAP 2 W 18 75 0 WTwAP 3 W 19 76 1 ACT 2 77 1 ACT 3 78 1 WTwAP 2 W 42 79 1 WTwAP 3 W 43 80 0 ACT 2 81 0 ACT 3 82 0 WTwAP 2 W 20 83 0 WTwAP 3 W 21 84 1 ACT 2 85 1 ACT 3 86 1 WTwAP 2 W 44 87 1 WTwAP 3 W 45 88 0 ACT 2 89 0 ACT 3 90 0 WTwAP 2 W 22 91 0 WTwAP 3 W 23 92 1 ACT 2 93 1 ACT 3 94 1 WTwAP 2 W 46 95 1 WTwAP 3 W 47
【0044】表3の例では、0〜47チャンネルのう
ち、チャンネル0〜7,24〜31を再生専用チャンネ
ル、チャンネル8〜15,32〜39を録音再生兼用チ
ャンネル、チャンネル16〜23,40〜47を録音専
用チャンネルに設定している。表3のシーケンスを実行
する際のSDRAM64,66の制御信号のタイムチャ
ートの一部を図10に示す。
【0045】なお、上記実施の形態ではメモリをSDR
AMで構成した場合について説明したが、複数バンクを
有する他の形式のメモリを用いることもできる。また、
上記実施の形態では外部記憶装置をHDDとしたが、光
ディスク装置、光磁気ディスク装置、その他の外部記憶
装置を使用することもできる。また、上記実施の形態で
は外部記憶装置が内蔵されている記録再生装置にこの発
明を適用した場合について説明したが、外部記憶装置を
SCSI等のインタフェースボードを介して外付けして
使用する記録再生装置にもこの発明を適用することがで
きる。また、上記実施の形態ではディジタルミキシング
レコーダ(ハードディスクレコーダ)にこの発明を適用
した場合について説明したが、ミキシング機能を具えて
いないディジタルレコーダ、その他の記録装置、再生装
置、記録再生装置にもこの発明を適用することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態を示すシステム構成図
で、図2のハードディスクレコーダ全体のシステム構成
のうち、この発明に関連する部分を抽出して示したもの
である。
【図2】 この発明を適用したハードディスクレコーダ
全体の主要部のシステム構成を示すブロック図である。
【図3】 図2のHDD60のアドレス領域の分割例を
示す図である。
【図4】 図2のハードディスクレコーダにおけるバス
56の使用権の分割例および録音・再生モード時のサン
プリング周期内のSDRAMの書き込み、読み出し処理
の分割例を示すタイムチャートである。
【図5】 図2のハードディスクレコーダにおけるバス
56の使用権の時分割制御の制御系統ブロック図であ
る。
【図6】 図5の制御系統の動作を示すタイムチャート
である。
【図7】 図5の制御系統による1つの再生チャンネル
についてのDMA転送の手順(プロトコル)を示す図で
ある。
【図8】 図2のDRC68内におけるサンプルデータ
の信号経路構成およびSDRAM64,66のアドレス
情報の信号経路構成の具体例を示すブロック図である。
【図9】 表2のシーケンスを実行する際のSDRAM
64,66の制御信号の一部を示すタイムチャートであ
る。
【図10】表4のシーケンスを実行する際のSDRAM
64,66の制御信号の一部を示すタイムチャートであ
る。
【符号の説明】
10…ハードディスクレコーダ(記録再生装置)、6
4,66…SDRAM(メモリ)、60…HDD(外部
記憶装置)

Claims (15)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数バンクで構成されるメモリを具備し、
    複数チャンネルを各チャンネルごとにそれぞれ単一のバ
    ンクに割り当て、入力される複数の記録チャンネルのサ
    ンプルデータを、1サンプリング周期内で1サンプルず
    つ、1サンプルごとに順次バンクを切り換えて前記メモ
    リの各該当するバンクに時分割で書き込み、該メモリに
    書き込まれた各記録チャンネルのサンプルデータを適宜
    の順序で順次読み出して外部記憶装置に向けて転送し、
    該メモリの読み出しを終了した各記録チャンネルのサン
    プルデータのアドレスに、新たに入力される各該当する
    記録チャンネルのサンプルデータを書き込んで、該メモ
    リ内の各記録チャンネルのサンプルデータを順次更新す
    る複数チャンネルサンプルデータ用記録装置のバッファ
    回路。
  2. 【請求項2】前記メモリの1つのバンクに複数チャンネ
    ルが割り当てられ、同一バンクに割り当てられたチャン
    ネルどうしが連続しない順序で該メモリへの前記各記録
    チャンネルのサンプルデータの書き込みが行われる請求
    項1記載の複数チャンネルサンプルデータ用記録装置の
    バッファ回路。
  3. 【請求項3】前記メモリからの前記各記録チャンネルの
    サンプルデータの読み出しを、該メモリに所定量のサン
    プルデータが新たに書き込まれた記録チャンネルごと
    に、該所定量のサンプルデータをまとめて、チャンネル
    単位で時分割に行う請求項1または2記載の複数チャン
    ネルサンプルデータ用記録装置のバッファ回路。
  4. 【請求項4】1サンプル内の時間を、少なくとも、前記
    記録チャンネルのサンプルデータを前記メモリに書き込
    むための第1の時間と、該メモリから該記録チャンネル
    のサンプルデータを読み出して前記外部記憶装置に向け
    て転送するための第2の時間に分割し、該第2の時間を
    該第1の時間よりも長く割り当てて、1サンプリング周
    期内の該メモリからの該記録チャンネルのサンプルデー
    タの読み出しサンプル数を、該メモリへの該記録チャン
    ネルのサンプルデータの書き込みサンプル数よりも多く
    設定し、かつ該メモリからの該記録チャンネルのサンプ
    ルデータの読み出しを休止するサンプリング周期を設け
    てなる請求項1から3のいずれかに記載の複数チャンネ
    ルサンプルデータ用記録装置のバッファ回路。
  5. 【請求項5】前記メモリの適宜のバンクに適宜の楽音の
    サンプルデータを保存し、該メモリからの該楽音のサン
    プルデータの読み出しを、該メモリへの前記各記録チャ
    ンネルのサンプルデータの書き込みと時分割で行う請求
    項1から4のいずれかに記載の複数チャンネルサンプル
    データ用記録装置のバッファ回路。
  6. 【請求項6】複数バンクで構成されるメモリを具備し、
    複数チャンネルを各チャンネルごとにそれぞれ単一のバ
    ンクに割り当て、外部記憶装置から適宜の順序で順次読
    み出されて転送される複数の再生チャンネルのサンプル
    データを該メモリの各該当するバンクに書き込み、該メ
    モリに書き込まれた各再生チャンネルのサンプルデータ
    を、1サンプリング周期内で1サンプルずつ、1サンプ
    ルごとに順次バンクを切り換えて時分割で読み出して出
    力し、該メモリの読み出しを終了した各再生チャンネル
    のサンプルデータのアドレスに、前記外部記憶装置から
    新たに転送される各該当する再生チャンネルのサンプル
    データを書き込んで、該メモリ内の各再生チャンネルの
    サンプルデータを順次更新する複数チャンネルサンプル
    データ用再生装置のバッファ回路。
  7. 【請求項7】前記メモリの1つのバンクに複数チャンネ
    ルが割り当てられ、同一バンクに割り当てられたチャン
    ネルどうしが連続しない順序で該メモリからの前記各再
    生チャンネルのサンプルデータの読み出しが行われる請
    求項6記載の複数チャンネルサンプルデータ用再生装置
    のバッファ回路。
  8. 【請求項8】前記メモリへの前記各再生チャンネルのサ
    ンプルデータの書き込みを、該メモリから所定量のサン
    プルデータが読み出された再生チャンネルごとに、該所
    定量のサンプルデータをまとめて、チャンネル単位で時
    分割に行う請求項6または7記載の複数チャンネルサン
    プルデータ用再生装置のバッファ回路。
  9. 【請求項9】1サンプル内の時間を、少なくとも、前記
    メモリから前記再生チャンネルのサンプルデータを読み
    出すための第1の時間と、前記外部記憶装置から読み出
    した該再生チャンネルのサンプルデータを該メモリに書
    き込むための第2の時間に分割し、該第2の時間を該第
    1の時間よりも長く割り当てて、1サンプリング周期内
    の該メモリへの該再生チャンネルのサンプルデータの書
    き込みサンプル数を、該メモリからの該再生チャンネル
    のサンプルデータの読み出しサンプル数よりも多く設定
    し、かつ該メモリへの該再生チャンネルのサンプルデー
    タの書き込みを休止するサンプリング周期を設けてなる
    請求項6から8のいずれかに記載の複数チャンネルサン
    プルデータ用再生装置のバッファ回路。
  10. 【請求項10】前記メモリの適宜のバンクに適宜の楽音
    のサンプルデータを保存し、該メモリからの該楽音のサ
    ンプルデータの読み出しを、該メモリからの前記各再生
    チャンネルのサンプルデータの読み出しと時分割で行う
    請求項6から9のいずれかに記載の複数チャンネルサン
    プルデータ用再生装置のバッファ回路。
  11. 【請求項11】複数バンクで構成されるメモリを具備
    し、複数チャンネルを各チャンネルごとにそれぞれ単一
    のバンクに割り当て、入力される記録チャンネルのサン
    プルデータを前記メモリの該当するバンクに時分割で書
    き込み、該メモリに書き込まれた記録チャンネルのサン
    プルデータを適宜の順序で順次読み出して外部記憶装置
    に向けて転送し、該メモリの読み出しを終了した記録チ
    ャンネルのサンプルデータのアドレスに、新たに入力さ
    れる該当する記録チャンネルのサンプルデータを書き込
    んで、該メモリ内の記録チャンネルのサンプルデータを
    順次更新し、これと並行して、前記外部記憶装置から適
    宜の順序で順次読み出されて転送される再生チャンネル
    のサンプルデータを該メモリの該当するバンクに書き込
    み、該メモリに書き込まれた再生チャンネルのサンプル
    データを時分割で読み出して出力し、該メモリの読み出
    しを終了した再生チャンネルのサンプルデータのアドレ
    スに、前記外部記憶装置から新たに転送される該当する
    再生チャンネルのサンプルデータを書き込んで、該メモ
    リ内の再生チャンネルのサンプルデータを順次更新し、
    前記記録チャンネルのサンプルデータの前記メモリへの
    書き込みおよび前記再生チャンネルのサンプルデータの
    前記メモリからの読み出しを、1サンプリング周期内で
    1サンプルずつ、1サンプルごとに順次バンクを切り換
    えて行う複数チャンネルサンプルデータ用記録再生装置
    のバッファ回路。
  12. 【請求項12】前記メモリの1つのバンクに複数チャン
    ネルが割り当てられ、同一バンクに割り当てられたチャ
    ンネルどうしが連続しない順序で該メモリへの前記記録
    チャンネルのサンプルデータの書き込みおよび該メモリ
    からの前記再生チャンネルのサンプルデータの読み出し
    が行われる請求項11記載の複数チャンネルサンプルデ
    ータ用記録再生装置のバッファ回路。
  13. 【請求項13】前記メモリからの前記記録チャンネルの
    サンプルデータの読み出しおよび該メモリへの前記再生
    チャンネルのサンプルデータの書き込みを、該メモリに
    所定量のサンプルデータが新たに書き込まれた記録チャ
    ンネルまたは該メモリから所定量のサンプルデータが読
    み出された再生チャンネルごとに、該所定量のサンプル
    データをまとめて、チャンネル単位で時分割に行う請求
    項11または12記載の複数チャンネルサンプルデータ
    用記録再生装置のバッファ回路。
  14. 【請求項14】1サンプル内の時間を、少なくとも、前
    記記録チャンネルのサンプルデータを前記メモリに書き
    込み、かつ該メモリから前記再生チャンネルのサンプル
    データを読み出すための第1の時間と、該メモリから前
    記記録チャンネルのサンプルデータを読み出して前記外
    部記憶装置に向けて転送し、かつ該外部記憶装置から読
    み出した再生チャンネルのサンプルデータを前記メモリ
    に書き込むための第2の時間に分割し、該第2の時間を
    該第1の時間よりも長く割り当てて、1サンプリング周
    期内の該メモリからの該記録チャンネルのサンプルデー
    タの読み出しサンプル数を、該メモリへの該記録チャン
    ネルのサンプルデータの書き込みサンプル数よりも多く
    設定し、1サンプリング周期内の該メモリへの該再生チ
    ャンネルのサンプルデータの書き込みサンプル数を、該
    メモリからの該再生チャンネルのサンプルデータの読み
    出しサンプル数よりも多く設定し、かつ該メモリからの
    該記録チャンネルのサンプルデータの読み出しおよび該
    メモリへの該再生チャンネルのサンプルデータの書き込
    みを休止するサンプリング周期を設けてなる請求項11
    から13のいずれかに記載の複数チャンネルサンプルデ
    ータ用記録再生装置のバッファ回路。
  15. 【請求項15】前記メモリの適宜のバンクに適宜の楽音
    のサンプルデータを保存し、該メモリからの該楽音のサ
    ンプルデータの読み出しを、該メモリへの前記各記録チ
    ャンネルのサンプルデータの書き込みおよび該メモリか
    らの前記各再生チャンネルのサンプルデータの読み出し
    と時分割で行う請求項11から14のいずれかに記載の
    複数チャンネルサンプルデータ用記録再生装置のバッフ
    ァ回路。
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