JP3573043B2 - 録音再生装置の複数マイコンの同期回路 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、相互に非同期の動作クロックで動作する複数のマイコン(マイクロコンピュータ)を搭載したディジタルミキシングレコーダ等の録音再生装置に関し、該複数のマイコンをサンプリング周期単位で同期して動作させるようにしたものである
【0002】
【従来の技術】
ディジタルミキシングレコーダは、複数チャンネルのディジタル音声信号についてミキシング処理と録音および再生処理を行えるもので、例えばハードディスク装置(以下「HDD」)を録音再生機器として用いたハードディスクレコーダとして実用化されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ハードディスクレコーダはミキシング処理と録音および再生処理を行うためマイコンの負担が大きく、多数の信号チャンネルについて同時処理を行う場合は1つのマイコンでは処理を賄いきれず、ミキシング処理用と録音および再生処理用にマイコンを別々に具える必要がある。このように複数のマイコンを搭載する場合、各マイコンは処理内容によってはサンプリング周期単位で互いに関連して動作する必要があるが、各マイコンを別々の動作クロックで動作させる場合には、各マイコンを互いに同期して動作させるのが難しい。
【0004】
この発明は、上述の点に鑑みてなされたもので、相互に非同期の動作クロックで動作する複数のマイコンを搭載したディジタルミキシングレコーダ等の録音再生装置であって、該複数のマイコンをサンプリング周期単位で同期して動作させるようにした録音再生装置を提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この発明を説明する。なお、カッコ内は、後述する実施の形態において該当箇所に付した符号である。この発明は、音データを記憶するハードディスク(60)と該ハードディスク(60)における一連の音データの記録位置の連鎖を示すシーケンスデータを保持する第1メモリ(62)とに接続されたマイコン(14)であって、所定の動作クロックで動作し、外部クロック入力端子(90)から入力されるサンプリングクロックをカウントするカウンタ(96)を具え、前記第1メモリ(62)の前記一連の音データの記録位置の連鎖を示すシーケンスデータに基き、該カウンタ(96)のカウント値に応じてサンプリングクロック単位で前記ハードディスク(60)に記憶された音データを読み出し、サンプリング周期で順次出力する再生処理を実行する機能を有する録音再生処理用マイコン(14)と、ミキシング機能に関するシーケンスデータを記憶する第2メモリ(36)と前記ハードディスク(60)から読み出された前記音データに対してミキシング処理を施すDSP(38)とに接続されたマイコン(12)であって、前記録音再生処理用マイコン(14)の動作クロックとは非同期の所定の動作クロックで動作し、外部クロック入力端子(88)から入力されるサンプリングクロックをカウントするカウンタ(94)を具え、前記第2メモリ(36)の前記ミキシング機能に関するシーケンスデータに基き、該カウンタ(94)のカウント値に応じてサンプリングクロック単位でミキシング処理を実行する機能を有するミキシング処理用マイコン(12)と、再生開始指令により、前記サンプリング周期のサンプリングクロックを出力して前記各マイコン(12,14)の外部クロック入力端子(88,90)に共通に入力するサンプリングクロック出力回路(82)とを具備し、前記各マイコン(12,14)のカウンタ(94,96)は前記サンプリングクロックが入力される前の適宜の時点でそれぞれリセットされ、前記サンプリングクロックの入力中は、前記録音再生処理用マイコン(14)により制御された音データの前記再生処理と前記ミキシング処理用マイコン(12)により制御された音データの前記ミキシング処理が前記サンプリング周期で互いに関連して行われることを特徴とするものである。
【0006】
この発明によれば、一連の音データの記録位置の連鎖を示すシーケンスデータに基くハ ードディスクからの音データの再生処理と、ミキシング機能に関するシーケンスデータに基くミキシング処理を、個別のマイコンを使用して、サンプリング周期単位で相互に同期して実行することができる。
【0007】
また、この発明は、ミキシング機能に関するシーケンスデータを記憶する第2メモリ(36)と音データ入力端子(40,44)から入力する音データに対してミキシング処理を施すDSP(38)と操作パネル(100)とに接続されたマイコン(12)であって、所定の動作クロックで動作し、外部クロック入力端子(88)から入力されるサンプリングクロックをカウントするカウンタ(94)を具え、該カウンタ(94)のカウント値に応じて、サンプリングクロック単位で操作パネル(100)の操作子の操作に応じたミキシング処理を実行し、前記ミキシングに関するシーケンスデータを生成して前記第2メモリ(36)に記憶する機能を有するミキシング処理用マイコン(12)と、音データを記憶するハードディスク(60)と該ハードディスク(60)における一連の音データの記録位置の連鎖を示すシーケンスデータを保持する第1メモリ(62)とに接続されたマイコン(14)であって、前記ミキシング処理用マイコン(12)の動作クロックとは非同期の所定の動作クロックで動作し、外部クロック入力端子(90)から入力されるサンプリングクロックをカウントするカウンタ(96)を具え、該カウンタ(96)のカウント値に応じて、前記ミキシング処理が施された音データを前記ハードディスク(60)に録音し、前記一連の音データの記録位置の連鎖を示すシーケンスデータを生成して前記第1メモリ(62)に書き込む録音処理を実行する機能を有する録音再生処理用マイコン(14)と、再生開始指令により、前記サンプリング周期のサンプリングクロックを出力して前記各マイコン(12,14)の外部クロック入力端子(88,90)に共通に入力するサンプリングクロック出力回路(82)とを具備し、前記各マイコン(12,14)のカウンタ(94,96)は前記サンプリングクロックが入力される前の適宜の時点でそれぞれリセットされ、前記サンプリングクロックの入力中は、前記ミキシング処理用マイコン(12)により制御された音データの前記ミキシング処理と前記録音再生処理用マイコン(14)により制御された音データの前記録音処理が前記サンプリング周期で互いに関連して行われることを特徴とするものである。
【0008】
この発明によれば、操作子の操作に応じたミキシング及びそのミキシング機能に関するシーケンスデータの記録を行う処理と、音データのハードディスクへの録音及びその一連の音データの記録位置の連鎖を示すシーケンスデータの記録を行う録音処理を、個別のマイコンを使用して、サンプリング周期単位で相互に同期して実行することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
この発明を、HDDを用いたディジタルミキシングレコーダ(ハードディスクレコーダ)に適用した場合の実施の形態を説明する。図2はハードディスクレコーダ全体の主要部のシステム構成を示す。このハードディスクレコーダ10は複数のチャンネル{個々のトラックの音データについて信号処理を行う信号経路(各チャンネルごとに物理的に分割された信号経路のみならず、各チャンネルの音データが時分割処理される物理的には共通の信号経路を含む)または該信号経路を流れる音データ自体をいう。}の信号経路を有し、複数トラックの同時録音(例えば、最大16トラック同時録音)もしくは複数トラックの同時再生(例えば最大16トラック同時再生)または複数トラックの同時録音および同時再生(例えば最大16トラック同時再生しながら最大8トラック同時録音)が可能に構成されている。各トラックの1サンプルの音データは、ミックスダウンした信号が24ビット(3バイト)で構成されている以外は、すべて16ビット(2バイト)で構成されている。
【0010】
ハードディスクレコーダ10は、メインCPU12、レコーダCPU14、サブCPU16の合計3個のワンチップCPU(マイコン){例えば、いずれも日立製SH7042(シングルチップRISCマイコン)}を具えている。メインCPU12は主にミキシング制御を行う。レコーダCPU14はメインCPU12からの指令に基づきHDD60の記録および再生制御、波形編集制御等を行う。サブCPU16は操作者による各種操作情報をメインCPU12に伝達する制御、メインCPU12からの指令に基づく各フェーダ操作子のモータ駆動制御等を行う。
【0011】
サブCPU16のバス18には、スイッチ、回転式つまみ、マウス、ジョグ、シャトル等で構成される各種操作子20と、サブCPU16のプログラムを格納したフラッシュROM22と、モータドライバインタフェース24等が接続されている。モータドライバインタフェース24には、モータドライバ28を介して複数本のモータドライブ式フェーダ操作子26が接続されている。各モータドライブ式フェーダ操作子26の操作位置情報はサブCPU16に伝達される。各種操作子20では、操作者の操作により、ミキシングパラメータ{ルーティング(各入力チャンネルをどの信号経路チャンネルを経由してどのトラックに録音するか、および各トラック再生信号をどの信号経路チャンネルを経由してどの出力チャンネルから出力するかの割り付け)、イコライザ特性、エフェクト特性、定位(PAN)等}の設定、録音/再生/停止/一時停止/スロー再生/早送り/巻戻し等のレコーダ機能の各種動作指示、ソング(録音する曲の単位で、例えば1ソング=音楽の1曲)の選択、録音・再生モード/編集モード等の動作モードの切換え、波形編集等の操作が行われる。録音・再生モードには、各パートについて通常の録音、再生を行うモード{録音のみ(ALL REC)、再生のみ、再生と同時に録音(SYNC DUBBING)のいずれかを行うモード}のほか、パンチイン、パンチアウトを行うモード、ミックスダウンを行うモード等がある。各種操作子20の操作情報はサブCPU16に伝達され、信号ライン30を介してメインCPU12に伝達される。各フェーダ操作子26は操作者の操作により各入力チャンネルおよび各出力チャンネルごとのレベル調整、ステレオ出力のレベル調整等を行うもので、その操作情報はサブCPU16に伝達され、信号ライン30を介してメインCPU12に伝達される。また、録音・再生モード{録音のみ(ALL REC)、再生のみ、再生と同時に録音(SYNC DUBBING)のいずれかを行うモード}では、各再生トラックのフェーダレベル調整に関して、ソングの進行に従ってメインCPU12から各フェーダ操作子26の操作位置指令が信号ライン30を介してサブCPU16に順次伝達され、モータドライバインタフェース24およびモータドライバ28を介して各フェーダ操作子26がそれぞれ指令された操作位置に自動的に移動制御される。これにより、録音時に設定された各フェーダ操作子26の操作位置が再現されて、各トラックの再生レベルが録音時に設定した状態に自動調整されて再生が行われる。
【0012】
メインCPU12のバス32には、メインCPU12のプログラムを格納したフラッシュROM34と、録音、再生、編集等を行うために現在指定しているソングについてのミキシング機能(ルーティング、イコライジング、エフェクト付与、フェーダレベル調整、定位調整等)に関するソング管理データとして、時間の進行に応じたこれら各パラメータの設定値に関するシーケンスデータを格納しまたメインCPU12の作業領域として機能するDRAM36と、ミキシング機能を実現するDSP38と、LCD制御回路41を介してLCD(液晶表示器)43と、インタフェース45を介してFL(蛍光)表示器47等が接続されている。LCD43には、動作モードに応じた情報が表示される。例えば、録音・再生モード時には、ルーティング、チャンネルのオン・オフ、バーチャルトラックの選択等をするための表示がなされ、波形編集モード時には、波形編集をする部分の波形がグラフィック表示される。FL表示器47には数値による時間情報(タイムコード)およびバーグラフによる各チャンネルの入力信号または再生信号のレベル等が表示される。なおバーチャルトラックとは、トラック(リアルトラック)についてそれぞれ割り当てられる仮想のトラックで、再生時あるいは同時録音再生時には、再生を行う各トラック(リアルトラック)について、それぞれ割り当てられた複数のバーチャルトラックの中から1つずつバーチャルトラックを選択して再生することができる。例えば、トラック数が16で、バーチャルトラック数が各トラックについてそれぞれ8であれば、合計128のバーチャルトラックを作成することができる。
【0013】
DSP38は、複数チャンネルのミキシング処理部を構成し、操作者による各種操作子20およびフェーダ操作子26の操作に基づき、あるいはDRAM36に格納されているミキシング機能に関するシーケンスデータに応じて、メインCPU12の指令により、録音入力および再生出力に対してルーティング、イコライジング、エフェクト付与、フェーダレベル調整、定位調整等のミキシング機能について、それぞれ指示された内容を実現するための処理(ミキシング処理)を実行する。
【0014】
アナログ入力端子40から入力される複数チャンネル(例えば最大8チャンネル)のアナログ音声信号(録音入力)は、ゲインコントロール(図示せず)で、A/D変換の際の適正な信号レベルにゲイン調整された後、A/D変換器42でディジタル信号に変換されてDSP38に入力されて、ミキシング処理が施される。また、ディジタル入力端子44から入力される複数チャンネル(例えば最大16チャンネル)のディジタル音声信号(録音入力)はインタフェース46を介してDSP38に入力されて、ミキシング処理が施される。ミキシング処理が施された録音入力は、後述するHDD60に録音される。また、HDD60から再生される複数チャンネル(例えば最大16チャンネル)のディジタル音声信号(再生出力)は、DSP38でミキシング処理されて、インタフェース52を介してディジタル出力端子54から出力される。また、該ディジタル音声信号をDSP38で2チャンネルステレオ信号にミキシングした信号は、D/A変換器48でアナログ信号に変換されて、アナログ出力端子50からモニタ用信号等として出力される。
【0015】
レコーダCPU14のバス56には、レコーダCPU14のプログラムを格納したフラッシュROM58と、音データを録音し再生するHDD60と、DRAM62と、バッファメモリであるSDRAM(シンクロナスDRAM)64,66に対する音データの書き込みおよび読み出し制御を行うDRAMコントローラ(以下「DRC」)68と、インタフェース70を介してCD−RW等の光ディスク装置72と、パラレルインタフェース74を介して現在の日時のデータを生成するリアルタイムクロック76等が接続されている。光ディスク装置72はHDD60に録音したソングをCD−RディスクやCD−RWディスクにバックアップしたり、バージョンアップ用プログラムを格納したCD−ROM等を再生して、フラッシュROM22,34,58のプログラムを更新するのに利用される。
【0016】
HDD60のアドレス領域の分割例を図3に示す。HDD60のアドレス領域は、先頭から固定容量のシステム管理データ用アドレス領域84と、それに続く最後尾までの共用アドレス領域86に分割されている。共用アドレス領域86には、前方側の端部からチャンネルごとの音データがテイク(録音の単位で、1テイク=1回分の録音)順にディジタル信号で順次記録されて蓄積されて音データ領域86−0が順次拡大して形成され、後方側の端部から各ソングのソング管理データが順次記録されてソング管理データ領域86−1,86−2,……が順次形成される。音データはクラスタ(128Kバイト)単位で記録される。なお、1クラスタは64Kワード(サンプル)で、CDフォーマットのデータ(16ビット、44.1kHz)の場合、64Kサンプル/44.1kHzにより、約1.45秒分のデータとなる。一度録音された音データは操作者による明示の、該当するテイクの消去指令が与えられない限り消去されない。複数トラックを同時に録音する場合、各トラックの音データは順次入れ替わって共用アドレス領域86に記録され、またパンチイン、パンチアウト等で後から追加される音データ、波形編集された音データ等は、そのトラックの初期録音の音データが記録されているアドレスとは離れて、それらが記録される時点での共用アドレス領域86の記録済み音データの最後尾に続けて記録されるので、各バーチャルトラックの音データは、共用アドレス領域86内にクラスタ単位で分散して記録されている。
【0017】
各ソングのソング管理データ領域86−1,86−2,……には、このように分散して記録された、該ソングに含まれる各バーチャルトラックの音データを連続した音楽として再生するために必要な、該各バーチャルトラックごとの音データの記録アドレスの連鎖を示すシーケンスデータが記録されている。また、各ソングのソング管理データ領域86−1,86−2,……には、そのソングに含まれるバーチャルトラックごとのミキシング機能に関するシーケンスデータも記録されている。各ソングのソング管理データ領域86−1,86−2,……は固定容量(例えば、1ソングあたり1.5Mバイト)であり、操作者により新規にソングのファイルの作成が指示されるごとに、そのソングについてのソング管理データ領域が新たに初期化されて確保され、そのソングについて録音等音データの追加がなされるごとにそれに対応してソング管理データが更新される。各ソングのソング管理データ領域86−1,86−2,……は一度定められると固定であり、操作者による明示のソングの消去指令が与えられない限り消去されない。システム管理データ用アドレス領域84には、ソングごとのソング管理データの記録位置を知るためのデータを含むシステム管理データが記録されている。
【0018】
ソング管理データはソング単位で、HDD60の全アドレス領域の後方側の端部から順次記録され{ただし、個々のソング管理データ領域86−1,86−2,……内では、データは通常どおり前方側から正方向(アドレスが増加する方向)に記録される。}、しかも個々のソング管理データ領域86−1,86−2,……の容量は固定であるので、システム管理データ用アドレス領域84にHDD60の全アドレス領域の最後尾のアドレス情報を記録しておくことにより、各ソング管理データ領域86−1,86−2,……の開始位置を演算で求めることができる。例えば、最初のソングのソング管理データ領域86−1の開始位置は、〔HDD60の全アドレス領域の最後尾のアドレス〕−〔1つのソング管理データ領域の容量〕の演算で求められる。なお、演算で求める代わりに、システム管理データ用アドレス領域84に、各ソングのソング管理データ領域86−1,86−2,……の開始位置のアドレス情報を記録しておくこともできる。なお、上記の例では、共用アドレス領域の最後尾のアドレスをHDD60の全アドレス領域の最後尾のアドレスに一致させたがこれに限るものではない。
【0019】
以上のようなファイル構成によれば、ハードディスクレコーダ10の電源をオンした際に、自動的にHDD60の先頭のアドレスにアクセスしてシステム管理データを読み取り、ソングが指定されたときに、該システム管理データに基づき、該指定されたソングのソング管理データが記録されているアドレス領域(ソング管理データ領域)にアクセスして該ソング管理データを読み取り、該ソングの再生が指示されたときに、該ソング管理データに基づき、該ソングの現在選択されている各バーチャルトラックについて音データが記録されているアドレスに順次アクセスして読み取ることにより、該バーチャルトラックの音データを再生することができる。
【0020】
図2において、DRAM62には、HDD60から読み出されたシステム管理データ、および録音、再生、編集等を行うために現在指定しているソングに関するソング管理データのうちHDD60における記録位置の連鎖を示すシーケンスデータが格納される。また、DRAM62はレコーダCPU14の作業領域として機能する。なお、音データはDSP38とDRC68間では、バス32,56を経由しない図示しない信号ラインを介して相互に伝送される。
【0021】
メインCPU12のバス32とレコーダCPU14のバス56はデュアルポートRAM78(以下「DPRAM」)を介して相互に接続され、メインCPU12とレコーダCPU14間で授受すべき各種指令やソング管理データ等の情報が伝送される。サンプリングクロック発振器80からはサンプリング周期のクロックが発振されてアンド回路82に入力される。レコーダCPU14からは録音あるいは再生の開始に同期して立上がり、その終了に同期して立下がる動作区間指示信号が出力され、アンド回路82に入力される。これにより、アンド回路82からは録音あるいは再生の開始から終了までの区間サンプリングクロックが出力される。このサンプリングクロックはメインCPU12およびレコーダCPU14の外部クロック入力端子に入力される。両CPU12,14内には該外部クロック入力端子から入力されるクロックをカウントするカウンタがそれぞれ配置されている。両カウンタは録音もしくは再生が開始される前の適宜の時点(例えば、電源の投入時、ソングの指定時、録音または再生開始時、前回の停止操作時等)にリセットされて、その後入力されるサンプリングクロックをカウントする。メインCPU12は、自己のプログラムに基づきあるいはレコーダCPU14からの要求に基づき、該カウント値に応じてサンプリングクロック単位でミキシング処理を実行する。また、レコーダCPU14は、自己のプログラムに基づきあるいはメインCPU12からの要求に基づき、該カウント値に応じてサンプリングクロック単位でHDD60およびSDRAM64,66の書き込みあるいは読み出し制御を実行する。これにより、メインCPU12およびレコーダCPU14は、それぞれ個別の動作クロック(例えば28MHz)で動作しながら、サンプリング周期(48kHz、44.1kHz等)単位では互いに同期して動作して、録音あるいは再生のための制御を独立に、あるいは相互に連携して実行することができる。
【0022】
図2のハードディスクレコーダ10における録音・再生モード時のデータ(音データ、システム管理データ、ソング管理データ)の授受、およびサンプリングクロックに基づくメインCPU12とレコーダCPU14の連携動作の具体例について図1を参照して説明する。ハードディスクレコーダ10の電源を投入すると、HDD60のシステム管理データ用アドレス領域からシステム管理データが読み出されて、バス56を介してDRAM62に保持される。ソングを指定すると、レコーダCPU14はDRAM62に保持されているシステム管理データを参照して、HDD60の指定されたソングのソング管理データが記録されているソング管理データ領域にアクセスして、該当するソング管理データを読み出す。読み出されたソング管理データのうち該ソングのミキシング機能に関するシーケンスデータは、バス56、DPRAM78およびバス32を介してDRAM36に転送される。また、読み出されたソング管理データのうち、HDD60における該ソングの一連の音データの記録位置の連鎖を示すシーケンスデータは、バス56を介してDRAM62に転送される。これにより、前記指定されたソングについて、操作者の指示により、録音、再生、波形編集等の各作業が可能となる。なお、初めて録音するソングについては、操作者の操作により、予め新規にソングのファイルが作られ(HDD60にソング管理データ領域が新たに1つ初期化されて確保される。)、そのソング管理データがDRAM36,62に保持されて、録音可能な状態となる。
【0023】
録音・再生モードでは、録音を指示されたトラックについて、次のように処理が行われる。アナログ入力端子40またはディジタル入力端子44から入力される該トラックの録音信号(音データ)は、A/D変換器42またはインタフェース46を介してDSP38に入力され、操作者による各種操作子20およびフェーダ操作子26の操作に応じてDSP38でミキシング処理が施され、バス56を経由しない信号ラインを介して、DRC68からバッファメモリを構成するSDRAM64,66に順次格納される。SDRAM64,66に格納された音データは、定期的にバス56を介してHDD60にDMA転送されて録音される。また、このとき新たに生成されるシステム管理データおよびソング管理データのうち再生位置の連鎖を示すシーケンスデータはDRAM62に順次蓄積され、ソング管理データのうちミキシング機能に関するシーケンスデータはDRAM36に順次蓄積される。録音を終了して保存操作をすると、DRAM36に蓄積されたミキシング機能に関するシーケンスデータはDPRAM78を介してバス56に伝送され、DRAM62に蓄積されたHDD60における音データの記録位置の連鎖を示すデータとともに、HDD60の該ソングのソング管理データを保存するソング管理データ領域に上書き保存される。また、DRAM62に格納されているシステム管理データもHDD60のシステム管理データ用アドレス領域に上書き保存される。
【0024】
録音・再生モードでは、再生を指示されたトラックについて、次のように処理が行われる。レコーダCPU14はDRAM62に格納されている該トラックの再生位置の連鎖を示すシーケンスデータを参照して、HDD60から該当するトラックの音データを順次読み出す。該読み出された音データは、バス56およびDRC68を介してSDRAM64,66にDMA転送して格納される。DRC68は該SDRAM64,66に格納された音データをサンプリング周期で順次読み出す。SDRAM64,66から読み出された音データは、バス56を経由しない信号ラインを介してDRC68からDSP38に転送される。メインCPU12はDRAM36に格納されているミキシング機能に関するシーケンスデータを参照してDSP38のパラメータを設定し、該転送される音データに対してミキシング処理を施す。ミキシング処理を施された音データは、インタフェース52を介してディジタル出力端子54から出力される。また、DSP38内で2チャンネルステレオ信号にミキシングされた信号は、D/A変換器48でアナログ信号に変換されて、アナログ出力端子50から出力される。
なお、録音・再生モードでは、録音、再生を行う各トラックの信号が順番に時分割処理され、その際SDRAM64,66は録音トラックか再生トラックかに応じて動作(書き込み/読み出し)が時分割で切り換えられる。
【0025】
サンプリングクロックに基づくメインCPU12とレコーダCPU14の連携動作は次のようにして行われる。なお、ここではメインCPU12とレコーダCPU14として、日立製SH7042を使用する場合について説明する。SH7042は、外付けされた水晶発振子の発振信号を利用して、内蔵されたクロック発振器から発振される例えば28MHzのシステムクロック(動作クロック)で駆動される。本ハードディスクレコーダ10では配線からの不要電磁波の輻射を防止するために、各CPU12,14,16には個別に水晶発振子を外付けしている。したがって、両CPU12,14は相互に非同期に動作する。SH7042はマルチファンクションタイマパルスユニット(MTU)を内蔵し、外部クロック入力端子から入力されるクロックをカウンタ(タイマカウンタ)でカウントし、コンペアマッチ機能により、設定されたカウント値に達すると割り込みを発生させて、指示されたイベントを実行させることができる。ここでは、SH7042の端子を特に次のように用いる。メインCPU12については、外部クロック入力端子TCLKA(ピン番号45)、同TCLKB(ピン番号44)、同TCLKC(ピン番号43)、同TCLKD(ピン番号42)のいずれかを外部クロック入力端子88として、外部クロックを入力する。レコーダCPU14については、割り込み要求入力端子IRQ3(ピン番号42)の機能を同IRQ6(ピン番号31)に移動し、外部クロック入力端子TCLKD(ピン番号42)を外部クロック入力端子90として外部クロックを入力し、汎用入出力端子PA13(ピン番号36)を動作区間指示信号出力端子92として、録音または再生開始指令で立ち上がり録音または再生停止指令で立ち下がる動作区間指示信号を出力する。メインCPU12内のMTUには、外部クロック入力端子88から入力される外部クロック信号をカウントするカウンタ94(タイマカウンタ)が配置されている。レコーダCPU14内のMTUには、外部クロック入力端子90から入力される外部クロック信号をカウントするカウンタ96(タイマカウンタ)が配置されている。両カウンタ94,96は、動作区間指示信号が立ち上がる前の適宜の時点で(例えば、録音または再生の開始指令があったとき等に)リセットされる。なお、SH7042のMTUのタイマカウンタは小規模(16ビット)であり、それだけでは計測可能な時間が短いので、オーバーフロー割り込み処理でオーバーフローをカウントすることで計測時間の延長を図るようにする。オーバーフローをカウントする処理は、グローバル変数を定義して、それをインクリメントする。例えば、16ビットの変数を用意して、それでオーバーフローをカウントすることにより、32ビットのカウンタを実現することができる。
【0026】
操作パネル100からは、各種操作子20等の操作に基づき、レコーダ機能について、録音および再生の動作を指示する各種指令(録音または再生の開始指令または停止指令等)が出力される。該指令は、メインCPU12からレコーダCPU14に伝達される。サンプリングクロック発振器80からは常時サンプリング周期(48kHz、44.1kHz等)のクロックが発振されてアンド回路82に入力される。レコーダCPU14の動作区間指示信号出力端子92からは録音または再生指令に同期して立上がり、停止指令に同期して立下がる動作区間指示信号が出力され、アンド回路82に入力される。これにより、アンド回路82からは録音あるいは再生の開始から終了までの区間サンプリングクロックが出力される。このサンプリングクロックはメインCPU12およびレコーダCPU14の外部クロック入力端子88,90にそれぞれ入力され、カウンタ94,96をカウントアップする。両カウンタ94,96は録音または再生の開始前に予めリセットされているので、両カウンタ94,96のカウント値は常に等しい値で推移する。レコーダCPU14は、自己のプログラムに基づき、カウンタ96のカウント値に応じてサンプリングクロック単位でHDD60およびSDRAM64,66の書き込みあるいは読み出し制御を実行する。メインCPU12は、自己のプログラムに基づきあるいはレコーダCPU14からのイベント処理要求に基づき、カウンタ94のカウント値に応じてサンプリングクロック単位でミキシング処理を実行する。レコーダCPU14からのイベント処理要求の内容としては、例えば録音または再生が開始されてから所定サンプル目でメインCPU12によるフェードアウト処理を開始したり、録音または再生が開始されてからのカウンタ94のカウント値を基に時間をFL表示器(図2)に表示することなどが挙げられる。
【0027】
図1に(a)〜(c)で示した箇所の信号および両CPU12,14内のカウンタ94,96のカウント値の推移を図4に示す。サンプリングクロック発振器80から発振されるサンプリングクロック(a)は、レコーダCPU14から出力される動作区間指示信号(b)が立ち上がっている区間(録音または再生の開始から停止までの区間)分のクロック(c)がアンド回路82から出力され、両CPU12,14のカウンタ94,96は、該クロック(c)によって0からカウントアップされる。
【0028】
レコーダCPU14からのイベント処理要求によりメインCPU12にイベント処理を実行させる場合の制御例を図5に示す。図5において、左側はメインCPU12による制御、右側はレコーダCPU14による制御である。電源の投入によってハードディスクレコーダ10が起動され、ソングが指定されると(M1,R1)、メインCPU12は操作パネル100からの再生開始指令を待ち(M2)、レコーダCPU14はメインCPU12からの再生開始指令の通知を待つ(R2)。操作パネル100において再生開始操作がなされると、メインCPU12はレコーダCPU14に再生開始指令を通知し(M3)、サンプリングクロックの入力を待つ(M4)。レコーダCPU14は再生開始指令の通知を受けて、動作区間指示信号を立ち上げ、アンド回路82からのサンプリングクロックの出力を開始する(R3)。両CPU12,14内のカウンタ94,96は、該サンプリングクロックによって0からカウントアップされる。メインCPU12はレコーダCPU14からのイベント処理要求を待つ(M5)。レコーダCPU14はメインCPU12で行うべきイベント内容およびその開始タイミング情報をメインCPU12に通知し(R4)、そのイベントの処理が実行されるのを待つ(R5)。メインCPU12は該通知を受けて、自己のカウンタ94のカウント値が該開始タイミングに相当する値に到達するのを待つ(M6)。該開始タイミングに到達すると、メインCPU12は指示されたイベントを実行する(M7)。停止指令が来ると(M8,R6)、サンプリングクロックの出力は停止される(R7)。
【0029】
なお、図4、図5の例では録音または再生指令と停止指令が与えられた場合について説明したが、録音または再生指令と停止指令の間に一次停止指令を与えることもできる。その場合の動作例を図6に示す。一次停止指令が与えられると、動作区間指示信号は立ち下がり、CPU12,14へのサンプリングクロックの入力は停止され、カウンタ94,96のカウント動作は一時停止し、該一時停止前のカウント値は保持される。一次停止解除指令が与えられると、CPU12,14へのサンプリングクロックの入力は再開され、カウンタ94,96は保持されたカウント値からカウントアップを再開する。したがって、一時停止があっても、カウンタ94,96のカウント値は常に実際の再生位置に対応したものとなり、指定したタイミングでイベントを実行させることができる。
【0030】
また、上記実施の形態では、レコーダCPU14でゲート回路(アンド回路82すなわちサンプリングクロック出力回路)をオン、オフする場合について説明したが、メインCPU12でゲート回路をオン、オフすることもできる。その場合は、例えば操作パネル100からメインCPU12に再生開始、停止、一時停止等の指令を送り、メインCPU12はそれを受け付けると自己のカウンタのリセット等の処理を実施し、メインCPU12はさらにレコーダCPU14にそれらの指令を送出し、レコーダCPU14は該指令を受け付けると、自己のカウンタのリセット等の処理を実施してから、メインCPU12に準備完了の通知をし、メインCPU12は該通知を受けてゲート回路のオン、オフの処理を実施する。また、操作パネル100からの指令をレコーダCPU14で受けてメインCPU12に送り、メインCPU12またはレコーダCPU14でゲート回路をオン、オフすることもできる。また、上記実施の形態では、ディジタルミキシングレコーダにこの発明を適用した場合について説明したが、その他の録音再生装置にもこの発明を適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態を示すシステム構成図で、図2のハードディスクレコーダ全体のシステム構成のうち、この発明に関連する部分を抽出して示したものである。
【図2】この発明を適用したハードディスクレコーダ全体の主要部のシステム構成を示すブロック図である。
【図3】図2のHDD60のアドレス領域の分割例を示す図である。
【図4】図1に(a)〜(c)で示した箇所の信号およびCPU12,14内のカウンタ94,96のカウント値の推移の一例を示すタイムタートである。
【図5】図1においてレコーダCPU14からのイベント要求によりメインCPU12にイベント処理を実行させる場合の制御例を示すフローチャートである。
【図6】図1に(a)〜(c)で示した箇所の信号およびCPU12,14内のカウンタ94,96のカウント値の推移の他の例を示すタイムタートである。
【符号の説明】
10…ハードディスクレコーダ(録音再生装置)、12…メインCPU(ミキシング処理用マイコン)、14…レコーダCPU(録音再生処理用マイコン)、36…DRAM(第2メモリ)、38…DSP、40,44…アナログ入力端子,ディジタル入力端子(音データ入力端子)、60…ハードディスク、62…DRAM(第1メモリ)、82…アンド回路(サンプリングクロック出力回路、ゲート回路)、88,90…外部クロック入力端子、94,96…カウンタ、100…操作パネル。

Claims (2)

  1. 音データを記憶するハードディスクと該ハードディスクにおける一連の音データの記録位置の連鎖を示すシーケンスデータを保持する第1メモリとに接続されたマイコンであって、所定の動作クロックで動作し、外部クロック入力端子から入力されるサンプリングクロックをカウントするカウンタを具え、前記第1メモリの前記一連の音データの記録位置の連鎖を示すシーケンスデータに基き、該カウンタのカウント値に応じてサンプリングクロック単位で前記ハードディスクに記憶された音データを読み出し、サンプリング周期で順次出力する再生処理を実行する機能を有する録音再生処理用マイコンと、
    ミキシング機能に関するシーケンスデータを記憶する第2メモリと前記ハードディスクから読み出された前記音データに対してミキシング処理を施すDSPとに接続されたマイコンであって、前記録音再生処理用マイコンの動作クロックとは非同期の所定の動作クロックで動作し、外部クロック入力端子から入力されるサンプリングクロックをカウントするカウンタを具え、前記第2メモリの前記ミキシング機能に関するシーケンスデータに基き、該カウンタのカウント値に応じてサンプリングクロック単位でミキシング処理を実行する機能を有するミキシング処理用マイコンと、
    再生開始指令により、前記サンプリング周期のサンプリングクロックを出力して前記各マイコンの外部クロック入力端子に共通に入力するサンプリングクロック出力回路とを具備し、
    前記各マイコンのカウンタは前記サンプリングクロックが入力される前の適宜の時点でそれぞれリセットされ、前記サンプリングクロックの入力中は、前記録音再生処理用マイコンにより制御された音データの前記再生処理と前記ミキシング処理用マイコンにより制御された音データの前記ミキシング処理が前記サンプリング周期で互いに関連して行われることを特徴とする録音再生装置。
  2. ミキシング機能に関するシーケンスデータを記憶する第2メモリと音データ入力端子から入力する音データに対してミキシング処理を施すDSPと操作パネルとに接続されたマイコンであって、所定の動作クロックで動作し、外部クロック入力端子から入力されるサンプリングクロックをカウントするカウンタを具え、該カウンタのカウント値に応じて、サンプリングクロック単位で操作パネルの操作子の操作に応じたミキシング処理を実行し、前記ミキシングに関するシーケンスデータを生成して前記第2メモリに記憶する機能を有するミキシング処理用マイコンと、
    音データを記憶するハードディスクと該ハードディスクにおける一連の音データの記録位置の連鎖を示すシーケンスデータを保持する第1メモリとに接続されたマイコンであって、前記ミキシング処理用マイコンの動作クロックとは非同期の所定の動作クロックで動作し、外部クロック入力端子から入力されるサンプリングクロックをカウントするカウンタを具え、該カウンタのカウント値に応じて、前記ミキシング処理が施された音データを前記ハードディスクに録音し、前記一連の音データの記録位置の連鎖を示すシーケンスデータを生成して前記第1メモリに書き込む録音処理を実行する機能を有する録音再生処理用マイコンと、
    再生開始指令により、前記サンプリング周期のサンプリングクロックを出力して前記各マイコンの外部クロック入力端子に共通に入力するサンプリングクロック出力回路とを具備し、
    前記各マイコンのカウンタは前記サンプリングクロックが入力される前の適宜の時点でそれぞれリセットされ、前記サンプリングクロックの入力中は、前記ミキシング処理用マイコンにより制御された音データの前記ミキシング処理と前記録音再生処理用マイコンにより制御された音データの前記録音処理が前記サンプリング周期で互いに関連して行われることを特徴とする録音再生装置。
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