JPH0518821A - 積分回路 - Google Patents

積分回路

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JPH0518821A
JPH0518821A JP3169776A JP16977691A JPH0518821A JP H0518821 A JPH0518821 A JP H0518821A JP 3169776 A JP3169776 A JP 3169776A JP 16977691 A JP16977691 A JP 16977691A JP H0518821 A JPH0518821 A JP H0518821A
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JP
Japan
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semiconductor switch
complementary semiconductor
integration
turned
signal
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JP3169776A
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Akira Watanabe
晃 渡辺
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Olympus Corp
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Olympus Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】制御用デジタル信号による雑音の混入及び半導
体スイッチ素子OFF時の漏れ電流を低減すること。 【構成】制御用デジタル信号が雑音にならないように相
補型半導体スイッチ素子を用い、これら直列接続された
第1及び第2相補型半導体スイッチ素子1,2が非導通
状態にあるとき、第3相補型半導体スイッチ素子3が導
通して、積分用コンデンサ9の一端と上記直列回路との
接続点に於ける電圧Vr と同じ電圧を、上記第1及び第
2相補型半導体スイッチ素子1,2の接続点に印加し、
上記第1相補型半導体スイッチ素子1をゼロバイアスし
て漏れ電流を防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、カメラの露光
時間を決定するための光電流積分回路のような積分回路
に係り、特に、そのような積分回路のスイッチ方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来より、カメラの露光時間を決定する
ための光電流積分回路に於いて、積分キャパシタの測光
回路との接続や短絡等のスイッチングを行なうための制
御方式として、以下のような4つの方式が知られてい
る。
【0003】(1)機械式スイッチによる制御 機械式スイッチを用いて積分キャパシタの短絡を行なう
方式。タイミングはメカニカルな連動による。
【0004】(2)一個の単一極性の半導体スイッチン
グ素子による制御 上記(1)の方式に於ける機械式スイッチを単一極性の
半導体スイッチング素子で置き換えた方式。タイミング
はデジタル制御信号で制御する。
【0005】(3)単一極性の半導体スイッチ素子を2
個直列使用し、制御する両素子の接続点にインピーダン
ス素子により適当なバイアス電位を与える この方式は、特開昭60−247629号公報に開示さ
れており、積分動作中にOFFしている半導体スイッチ
をゼロバイアスに設定することにより、リーク電流を防
止している。
【0006】(4)一個の相補型半導体スイッチ素子に
よる制御 特開昭60−186718号公報に開示されているもの
で、上記(2)の方式に於ける単一極性半導体スイッチ
素子を相補型半導体スイッチ素子に置き換えた方式。O
N抵抗が低下する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記のような4つの制
御方式には、それぞれ以下のような問題点がある。即
ち、(1)の機械式スイッチによる制御方式にあって
は、スイッチのチャタリングが発生し易いため、積分開
始タイミングが不安定となる。
【0008】(2)の単一極性の半導体スイッチ素子に
よる制御方式は、制御用デジタル信号が雑音として積分
信号に混入する。また、半導体スイッチ素子のOFF時
の漏れ電流があり、積分動作の誤差となる。
【0009】(3)の単一極性の半導体スイッチ素子を
2個直列使用し、制御する両素子の接続点にインピーダ
ンス素子により適当なバイアス電位を与える方式も、制
御用デジタル信号が雑音として積分信号に混入してしま
う。 (4)の相補型半導体スイッチ素子による制御方式は、
半導体スイッチ素子のOFF時の漏れ電流が積分動作の
誤差となる。
【0010】本発明は、上記の点に鑑みてなされたもの
で、半導体スイッチ素子を用いた積分回路の制御に於い
て、制御用デジタル信号による雑音の混入、及び半導体
スイッチ素子OFF時の漏れ電流を低減することを目的
とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明による積分回路は、第1及び第2の相補型
半導体スイッチング素子の直列回路と、この直列回路の
少なくとも一端に接続された積分用コンデンサと、上記
直列回路の第1及び第2の相補型半導体スイッチング素
子が非導通状態にあるとき、上記積分用コンデンサの一
端と上記直列回路との接続点に於ける電圧と同じ電圧
を、上記第1及び第2の相補型半導体スイッチング素子
の接続点にスイッチング素子を介して印加し、上記第1
及び第2の相補型半導体スイッチング素子の少なくとも
一方のスイッチング素子をゼロバイアスする電圧印加手
段とを具備したことを特徴としている。
【0012】
【作用】即ち、本発明の積分回路は、積分用コンデンサ
の測光回路への接続並びに短絡を行なうためのスイッチ
ング素子として、相補型半導体スイッチング素子を用い
ることにより、制御用デジタル信号が雑音として積分信
号に混入することを防止し、且つ、電圧印加手段によっ
て、直列に接続した第1及び第2の相補型スイッチング
素子の接続点にバイアス電位を与えることで、OFF状
態のスイッチング素子をゼロバイアスして、漏れ電流を
防止するようにしている。
【0013】
【実施例】本発明の積分回路の実施例を説明する前に、
本発明の理解を助けるために、先ず本発明で利用される
スイッチング方式の概念を説明する。
【0014】図2は、そのスイッチング方式を実現する
構成を示す図である。同図中で相補型半導体スイッチ素
子1,2,3はそれぞれの制御端子CNTに“H”なる
デジタル信号を与えることにより端子間(A〜C間、C
〜B間、又はC〜D間)がON状態となるスイッチ素子
である。また論理素子(INV)4,5は入力されたデ
ジタル信号に対し、その逆極性のデジタル信号を出力す
る二端子素子である。
【0015】上記相補型半導体スイッチ素子1,2,3
は、例えば図3に示すように、PチャネルMOSトラン
ジスタ6,NチャネルMOSトランジスタ7,及びイン
バータ8により構成されることができる。もちろん、こ
れら相補型半導体スイッチ素子1,2,3は、このよう
なMOSトランジスタ以外にも、バイポーラトランジス
タを用いて構成することもできる。次に、図2の接続状
態に於ける動作を説明する。
【0016】デジタル制御信号入力端子Xに“H”なる
デジタル信号を与えると、ノードYは“L”、ノードZ
は“H”となるため、第1及び第2相補型半導体スイッ
チ素子(SW1,SW2)1,2は共にON状態とな
り、端子A〜B間が導通状態となる。このとき、第3相
補型半導体スイッチ素子(SW3)3はOFF状態であ
るため、端子A又はBの電位とバイアス電位Dとは干渉
することがない。
【0017】また、入力端子Xに“L”信号を与える
と、ノードYは“H”、ノードZは“L”となるため、
第1及び第2相補型半導体スイッチ素子1,2は共にO
FF状態となり、端子A〜B間が非導通状態となる。こ
のとき、第3相補型半導体スイッチ素子3はON状態で
あるため、端子A〜B間の中点Cの電位は、外部から与
えるバイアス電位Dと等しくすることができる。このバ
イアス電圧により、第1又は第2相補型半導体スイッチ
素子1又は2がOFF状態のときに、ゼロバイアスに設
定できる。以下、図面を参照して、本発明の実施例を説
明する。
【0018】図1は、本発明の第1の実施例の構成を示
す図である。同図に於いて、図2と同様のものには、同
一の参照番号を付し、その説明は省略するものとする。
第1及び第2相補型半導体スイッチ素子(SW1,SW
2)1,2の直列回路は、積分キャパシタ(Cint )9
に並列に接続されている。この積分キャパシタ9の上記
第1相補型半導体スイッチ素子1に接続された一端は、
さらに、光電変換用のフォトダイオード(PD)10の
カソードに接続されると共に、積分動作用の演算増幅器
11の反転入力端子(−)に接続されている。また、積
分キャパシタ9の他方の端子は、上記演算増幅器11の
出力端子に接続されている。そして、上記フォトダイオ
ード10のアノード及び演算増幅器11の非反転入力端
子(+)は、適当な直流固定電圧源Vr に接続されてい
る。なお、参照符号Xは制御用デジタル信号入力端子を
表わし、VOUTは積分信号出力端子を示す。
【0019】このような構成の積分回路に於いては、先
ず、積分動作の待機状態では、端子Xに“H”なるデジ
タル信号を与えることにより第3相補型半導体スイッチ
素子3をOFF、第1及び第2相補型半導体スイッチ素
子1,2をON状態とする。このとき、積分キャパシタ
9は、蓄積電荷がゼロとなっており、積分信号出力V
OUT の電位は直流固定電圧Vr に等しくなる。即ち、積
分キャパシタ9の両端の電位が固定電圧Vr となること
から、両端の電位差がゼロとなり(以下、ゼロバイアス
状態と称する)、この積分キャパシタ9にはフォトダイ
オード10で発生した光電流は流れず、よってこの光電
流で電荷が蓄積されることはない。この場合、光電流
は、演算増幅器11よりスイッチ素子2及び1を介して
フォトダイオード10から固定電圧源Vrへと流れる。
【0020】積分動作を開始させるときは、端子Xに与
える信号を“H”→“L”に切換える。端子Xが“L”
状態にあるときは、第3相補型半導体スイッチ素子3が
ON、第1及び第2相補型半導体スイッチ素子1及び2
がOFF状態であり、フォトダイオード10で発生した
光電流で積分キャパシタ9に電荷の蓄積が起こるため、
積分信号出力端子VOUT には、いわゆる積分信号が得ら
れる。即ち、第1及び第2相補型半導体スイッチ素子
1,2による積分キャパシタ9の短絡が解除されるた
め、光電流が、演算増幅器11より積分キャパシタ9を
介してフォトダイオード10から固定電圧源Vr へと流
れ、積分キャパシタ9により光電流が積分される。
【0021】こうして得られる積分信号は、固定電圧V
r から徐々に高くなっていく。従って、この積分信号
は、例えば積分信号出力端子VOUT に、所定電圧との比
較を行なうコンパレータを接続しておき、シャッタの開
きと同時に端子Xを“L”状態とすることにより光電流
を積分し、結果の積分信号が上記所定電圧を越えたとき
にシャッタを閉じるようにするという、カメラのシャッ
タの開閉制御、つまり露光回路に適用することができ
る。
【0022】ところで、積分動作中は第3相補型半導体
スイッチ素子3がONしていること、及び演算増幅器1
1の反転入力端子の電位がVr となることから、OFF
している第1相補型半導体スイッチ素子1の両端の電圧
が共にVr となり、電位差がほぼゼロとなっている(ゼ
ロバイアス状態)。
【0023】このように、OFF状態の第1相補型半導
体スイッチ素子1をゼロバイアスに保つことの意味は次
のとおりである。即ち、一般に、半導体スイッチがOF
Fであっても極くわずかの漏れ電流が認められ、これは
ゼロバイアスにすることで回避可能である。つまり、本
構成により、光電流以外の誤差要因となる漏れ電流をな
くしているものである。
【0024】さらに、積分開始時点の過渡状態について
考察を行なうと、次の問題点が明らかである。図1に於
いて問題となる第1相補型半導体スイッチ素子1の内部
等価回路を図4に示す。ここで、同図中のA端子が図1
に於けるスイッチ素子1のフォトダイオード側の端子に
対応しているものとする。
【0025】積分開始時点では、図4の制御端子CNT
の信号が“H”から“L”に変化するため、第1半導体
スイッチ1aの寄生容量(C1 )1bの作用により、 i1 =C1 ・dVC /dt なる電流がA点に発生する。但し、dVC /dtは、C
点の電位変化の傾きを表わす。
【0026】また同時に、第2半導体スイッチ1cの寄
生容量(C2 )1dの作用により、 i2 =C2 ・dVD /dt なる電流がA点に発生する。但し、dVD /dtは、D
点の電位変化の傾きを表わす。
【0027】点Cと点Dとは、論理反転素子1eの作用
により、逆極性の関係があるので、dVC /dtとdV
D /dtとは逆極性となる。絶対値はほぼ等しいと考え
て良い。
【0028】故に、C1 とC2 とがほぼ等しくなるよう
に、第1半導体スイッチ1a及び第2半導体スイッチ1
cの素子設計を行なえば、i1 とi2 とが相殺され、A
点から流出又は流入する過渡電流をゼロにすることがで
きる。これは、いわゆるアンチフェイズ効果と云われて
いる。
【0029】次に、本発明の第2の実施例について説明
する。図5の(A)は、その構成を示す図である。同図
に於いて、図1と同様のものには、同一の参照番号を付
してある。但し、演算増幅器11は、第1演算増幅器1
1としている。また、同図に於いて、参照番号12は、
第2演算増幅器である。
【0030】同図に於いて、制御信号Xを“H”にする
と、第1及び第2相補型半導体スイッチ素子1及び2が
ONし、第3相補型半導体スイッチ3がOFFする。従
って、積分キャパシタ9の一端である積分信号出力端子
OUT ,第2演算増幅器12の出力端子,積分キャパシ
タ9の他端である第1演算増幅器11の反転入力端子,
及びその非反転入力端子は共に固定電圧Vr となり、よ
って積分キャパシタ9が短絡されて、即ちゼロバイアス
されて、積分待機状態となる。
【0031】そして、制御信号Xを“L”に切換える
と、第1及び第2相補型半導体スイッチ素子1及び2が
OFFし、第3相補型半導体スイッチ3がONする。従
って、積分キャパシタ9がフォトダイオード10に接続
され、光電流の積分動作が開始される。この時、第1相
補型半導体スイッチ1は、第3相補型半導体スイッチ素
子3のONにより、両端の電位がVr となり、ゼロバイ
アスされるので、前述した第1の実施例と同様に、漏れ
電流を防止することができる。
【0032】なお、本第2の実施例に於いては、第2演
算増幅器12は、積分動作中は、シャッタ開閉制御用の
コンパレータとして利用できる可能性があることも特徴
として挙げられる。即ち、第2演算増幅器12の非反転
入力端子(+)の電位は、積分出力VOUT と等しいの
で、この演算増幅器12の反転入力端子(−)に印加さ
れている固定電圧Vr を前記所定電圧に切り換えること
により、該演算増幅器12の出力を、シャッタ制御信号
scとして利用できる。図5の(B)は、本発明の第3
の実施例の構成を示す図である。
【0033】同図に於いて、制御信号Xを“H”にする
と、第1及び第2相補型半導体スイッチ素子1及び2が
ONし、第3相補型半導体スイッチ3がOFFする。従
って、積分信号出力端子VOUT ,演算増幅器11の反転
入力端子,積分キャパシタ9の一端でもある演算増幅器
11の非反転入力端子は共に固定電圧Vr となり、よっ
て積分キャパシタ9が短絡されて、即ちゼロバイアスさ
れて、積分待機状態となる。
【0034】そして、制御信号Xを“L”に切換える
と、第1及び第2相補型半導体スイッチ素子1及び2が
OFFし、第3相補型半導体スイッチ3がONする。従
って、演算増幅器11の両入力端子の電位,フォトダイ
オード10の両端の電位,及び積分キャパシタ9のフォ
トダイオード10に接続される側の端子の電位がVOUT
となり、光電流の積分動作が開始される。この時、第1
相補型半導体スイッチ1は、第3相補型半導体スイッチ
素子3のONにより、両端の電位がVOUT となり、ゼロ
バイアスされるので、前述した第1及び第2の実施例と
同様に、漏れ電流を防止することができる。図5の
(C)は、本発明の第4の実施例の構成を示す図であ
る。
【0035】同図に於いて、制御信号Xを“H”にする
と、第1及び第2相補型半導体スイッチ素子1及び2が
ONし、第3相補型半導体スイッチ3がOFFする。従
って、積分信号出力端子VOUT ,第1演算増幅器12の
両入力端子及び出力端子,第1演算増幅器11の反転入
力端子,積分キャパシタ9の一端でもある演算増幅器1
1の非反転入力端子は共に固定電圧Vr となり、よって
積分キャパシタ9が短絡されて、即ちゼロバイアスされ
て、積分待機状態となる。
【0036】そして、制御信号Xを“L”に切換える
と、第1及び第2相補型半導体スイッチ素子1及び2が
OFFし、第3相補型半導体スイッチ3がONする。従
って、第1演算増幅器11の両入力端子の電位,フォト
ダイオード10の両端の電位,及び積分キャパシタ9の
フォトダイオード10に接続される側の端子の電位がV
OUT となり、光電流の積分動作が開始される。この時、
第1相補型半導体スイッチ1は、第3相補型半導体スイ
ッチ素子3のONにより、両端の電位がVOUTとなり、
ゼロバイアスされるので、前述した第1乃至第3の実施
例と同様に、漏れ電流を防止することができる。
【0037】なお、本第4の実施例に於いては、前述し
た第2の実施例と同様に、第2演算増幅器12は、積分
動作中は、シャッタ開閉制御用のコンパレータとして利
用できる可能性があることも特徴として挙げられる。即
ち、第2演算増幅器12の反転入力端子(−)の電位
は、積分出力VOUT と等しいので、この演算増幅器12
の非反転入力端子(+)に印加されている固定電圧Vr
を前記所定電圧に切り換えることにより、該演算増幅器
12の出力を、シャッタ制御信号Vscとして利用でき
る。なお、上記第2乃至第4の実施例に於いても、第1
乃至第3相補型半導体スイッチ素子1,2,3として、
図3に示したような構成の回路が利用できる。
【0038】また、上記第1乃至第4の実施例に於いて
は、第1乃至第3相補型半導体スイッチ素子1,2,3
として同一の構成のものを利用したが、第3相補型半導
体スイッチ素子3の代わりに、単一極性半導体スイッチ
ング素子を使用しても、同様の効果を奏することができ
る。もちろん、同一構成の相補型半導体スイッチ素子を
利用した方が、特性を揃えることができるので、好まし
いことはいうまでもない。
【0039】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
半導体スイッチ素子を用いた積分回路の制御に於いて、
積分開始時点の制御用デジタル信号による雑音の混入、
及び半導体スイッチ素子OFF時の漏れ電流を低減し、
積分誤差をとり除くことができる。従って、積分終了の
判定電圧が微小な値であっても安定な判定時間が得られ
るようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の積分回路の第1の実施例の構成を示す
ブロック図である。
【図2】本発明で利用されるスイッチング方式の概念を
説明するためのブロック構成図である。
【図3】図2中の相補型半導体スイッチ素子の一例を示
す回路構成図である。
【図4】図1の回路に於ける積分開始時点の過渡状態を
説明するための第1相補型半導体スイッチ素子の内部等
価回路である。
【図5】(A)乃至(C)はそれぞれ本発明の積分回路
の第2乃至第4の実施例のブロック構成図である。
【符号の説明】
1…第1相補型半導体スイッチ素子(SW1)、2…第
2相補型半導体スイッチ素子(SW2)、3…第3相補
型半導体スイッチ素子(SW3)、9…積分キャパシタ
(Cint )、10…フォトダイオード、11…演算増幅
器。
【手続補正書】
【提出日】平成4年6月2日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図5
【補正方法】変更
【補正内容】
【図5】

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 第1及び第2の相補型半導体スイッチン
    グ素子の直列回路と、 この直列回路の少なくとも一端に接続された積分用コン
    デンサと、 上記直列回路の第1及び第2の相補型半導体スイッチン
    グ素子が非導通状態にあるとき、上記積分用コンデンサ
    の一端と上記直列回路との接続点に於ける電圧と同じ電
    圧を、上記第1及び第2の相補型半導体スイッチング素
    子の接続点にスイッチング素子を介して印加し、上記第
    1及び第2の相補型半導体スイッチング素子の少なくと
    も一方のスイッチング素子をゼロバイアスする電圧印加
    手段と、 を具備したことを特徴とする積分回路。
JP3169776A 1991-07-10 1991-07-10 積分回路 Pending JPH0518821A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001273786A (ja) * 2000-03-29 2001-10-05 Kawasaki Steel Corp サンプル・ホールド回路
US11681053B1 (en) * 2020-06-10 2023-06-20 Actev Motors. Inc. Methods, systems, and devices for monitoring cumulative radiation

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A02 Decision of refusal

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Effective date: 20001212