JPH0518733U - 転造用工具 - Google Patents

転造用工具

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JPH0518733U
JPH0518733U JP9112491U JP9112491U JPH0518733U JP H0518733 U JPH0518733 U JP H0518733U JP 9112491 U JP9112491 U JP 9112491U JP 9112491 U JP9112491 U JP 9112491U JP H0518733 U JPH0518733 U JP H0518733U
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JP
Japan
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rolling tool
rolling
tooth
flat portion
present
Prior art date
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Pending
Application number
JP9112491U
Other languages
English (en)
Inventor
喜生 黒川
Original Assignee
有限会社黒川工具製作所
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Filing date
Publication date
Application filed by 有限会社黒川工具製作所 filed Critical 有限会社黒川工具製作所
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  • Cutting Tools, Boring Holders, And Turrets (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 転造用工具の歯底部に平坦部を設けることに
より,転造加工のみにより,相手加工物の歯先部に平坦
部を創成できるようにする。 【構成】 円筒形状の外周部に三角形状の歯形を有する
転造用工具(1)において,該歯形の歯底部に平坦部
(2)を設けた事を特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は,すべり止め,ボルト等の締結部材のゆるみ防止等の目的で金属 等に,ギザギザを加工する時に用いられる転造用工具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より,転造用工具により転造加工された被加工物においては (イ)人間の手が触れる部分の滑り止めに使用する場合は,使用する人間の皮 膚に傷をつけることを防止するため (ロ)ボルト等の締結部材のゆるめ防止の場合には,ボルトもしくはナットと の接触面積を増やし,確実に締結力を得るため 上記目的のため,転造加工され鋭角的に盛り上がった歯先部分に切削加工等 の加工を施すことにより,その歯先部分に,平坦部を設けるようにする場合 が多かった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら,次のような欠点があった。 (イ)転造加工後,再加工するため,手間がかかった。 (ロ)転造加工後の材料は,加工硬化するため,切削工具の寿命が短いもので あった。 (ハ)切削削除された材料は,廃棄されることになり,資源の無駄づかいとな っていた。 本考案は,これらの欠点を除くためになされたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
転造用工具(1)の歯形形状として,歯底部に平坦部(2)を設けたこと を特徴とした転造用工具である。
【0005】
【作用】
歯底部に平坦部(2)を有する転造用工具(1)を,相手加工物(3)に 押しつけ回転させることにより,相手加工物(3)には,図3に示すような 歯先部に平坦部(4)を有する加工が可能となる。
【0006】
【実施例】
以下,本考案の転造用工具を相手加工物(3)の円筒外周部に使用した場 合の実施例図4について説明する。 (イ)転造用工具(1)において,歯底部に平坦部(2)を設ける。 (ロ)転造用工具(1)を支持部(4)に,ピン(5)を介して,回転自在 に係合し,相手加工物(3)に押しつける。相手加工物(3)は,図示し ないが,旋盤等の駆動装置により回転駆動させられる。すると相手加工物 (3)には,転造用工具(1)により,図3に示すような歯先部に平坦部を 有する形状が転造加工される。なお,本考案は,図1に示すような,ねじ れ角ゼロの平目タイプの転造用工具のみでなく,図5に示すようなねじれ 角を有するタイプのものについても適用可能である。また,図6に示すよ うに,中空円筒端面部(6)への転造加工にも適用可能であり,この場合 はボルト等の締結部材のゆるみ防止として有効である。この円筒端面部へ の転造用工具として,図7に示すようなテーパ型の転造用工具(7)もあ るが,この型式のものに対しても,本考案は適用可能である。
【0007】
【考案の効果】
転造加工後,相手加工物の歯先部を再加工する手間が不要となる。そして 削除される材料もなくなり,資源の無駄をなくする事ができる。なお,一般 的に行われていないため,従来の技術の項で述べなかったが,転造加工の際 押し込み量を調整することにより,相手加工物の盛り上がりを中途で終らせ 再加工の手間を省く方法もあるが,盛り上がり量,状態が均一でないため, 美観に乏しいだけでなく,ゆるみ防止に使用するには信頼性に欠ける等の欠 点があった。本考案によれば,転造用工具の歯底部が,相手加工物の歯先を 創成するので,盛り上がり寸法形状も均一な,そして美観面でも優れた転造 加工が可能となる。なお,実施例では,相手加工物を駆動回転側として説明 しているが,本考案の転造用工具側にしても同様な効果が得られることは明 白である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の斜視図
【図2】 本考案の歯形形状拡大図
【図3】 本考案の転造用工具により転造加工された
相手加工物の歯形形状拡大図
【図4】 本考案の転造用工具の使用状態を示す平面
【図5】 ねじれ角を有する転造用工具の斜視図
【図6】 中空円筒部材への加工例
【図7】 テーパ型の転造用工具の斜視図
【符号の説明】
1 転造用工具 2 平坦部 3 相手加工物 4 支持部 5 ピン 6 中空円筒端面部 7 テーパ型転造用工具

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円筒形状の外周部に,三角形状の歯形を
    有する転造用工具(1)において,該歯形の歯底部に平
    坦部(2)を設けたことを特徴とする転造用工具。
JP9112491U 1991-08-16 1991-08-16 転造用工具 Pending JPH0518733U (ja)

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JP9112491U JPH0518733U (ja) 1991-08-16 1991-08-16 転造用工具

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JPH0518733U true JPH0518733U (ja) 1993-03-09

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011005539A (ja) * 2009-06-29 2011-01-13 Tokai Rubber Ind Ltd 筒状金具の製造方法及び該筒状金具を用いた防振ゴムブッシュの製造方法
JP2011045915A (ja) * 2009-08-28 2011-03-10 Tokai Rubber Ind Ltd 転動成形型とそれを用いた筒状金具の製造方法,筒状金具を用いた防振ゴムブッシュの製造方法
JP2023170526A (ja) * 2022-05-19 2023-12-01 株式会社スエヒロ トムソン刃加工具

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