JPH0357313Y2 - - Google Patents

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JPH0357313Y2
JPH0357313Y2 JP9616787U JP9616787U JPH0357313Y2 JP H0357313 Y2 JPH0357313 Y2 JP H0357313Y2 JP 9616787 U JP9616787 U JP 9616787U JP 9616787 U JP9616787 U JP 9616787U JP H0357313 Y2 JPH0357313 Y2 JP H0357313Y2
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JP
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tapered tip
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chuck
dental reamer
dental
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JP9616787U
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、断面が四角形もしくは三角形等の角
錐棒からなるテーパー先端部を有する歯科用リー
マー及びフアイルにおいて、歯の根管を滑らかに
切削して拡大形成するための切削刃部であるテー
パー先端部を、螺旋状に捩つて形成する歯科用リ
ーマー及びフアイル製造用捩り装置に関する。
[従来の技術] 歯の根管治療用の歯科用リーマー及びフアイル
は、その基部径が小さく(1/10mm程度〜2mm程度
の径)、更にその切削刃部として断面が四角形も
しくは三角形等の角錐棒からなるテーパー先端部
に螺旋状の捩りを形成するものである。そして、
その捩り加工にあつては、第4図に示す如く、歯
科用リーマー材もしくはフアイル材1′の基部を
チヤツク4で保持し、テーパー先端部が回転しな
いようにバイスツメ5′で圧接し、チヤツク4を
回転させつつバイスツメ5′をテーパー先端部の
先端方向に移動させることにより、テーパー先端
部が捩られた歯科用リーマー及びフアイルが得ら
れるものであつた。
この歯科用リーマー材もしくはフアイル材1′
のテーパー先端部を圧接するバイスツメ5′は、
捩り加工中に連続的に変化するテーパー先端部の
太さに応じて上下動する必要があり、従来の捩り
装置にあつては、第5図に示す如く、下方のバイ
スツメ5′fは固定され、上方のバイスツメ5′m
は下方に付勢されつつ上下動が可能なものであ
り、バイスツメ5′の先端面がリーマー材もしく
はフアイル材1′におけるテーパー先端部の側面
を押圧しつつ摺接するものであつた。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら、前述した従来の歯科用リーマー
及びフアイル製造用の捩り装置にあつては、捩り
加工中にリーマー材もしくはフアイル材1′のテ
ーパー先端部の太さが変化する際に、バイスツメ
による押圧力を一定に維持することが困難であ
り、また押圧されるテーパー先端部のエツジにバ
リが発生し易い等多くの問題を抱えており、した
がつて一定の捩りピツチで精度バラツキが少なく
且つ表面仕上りの良好な歯科用リーマー及びフア
イルを製造するに際して問題を有していた。
本考案は叙上の問題点を解決すべくなされたも
のであり、歯科用リーマー材もしくはフアイル材
における角錐棒からなるテーパー先端部を捩り加
工するに際して、テーパー先端部に対する押圧力
を一定に維持することで精度良く且つ表面仕上り
を良好なものにすることが可能となる歯科用リー
マー及びフアイル製造用の捩り装置を提供するこ
とを目的とするものである。
[課題を解決するための手段] 前述した問題点は、角錐棒からなるテーパー先
端部を有する歯科用リーマー材もしくはフアイル
材の基部を保持するチヤツクと、このチヤツクに
おける軸方向の延長線上に配置され相互に外周部
分を当接して対向してなるローラーとからなり、
前記ローラーの外周部分には前記テーパー先端部
の形状に対応した凹溝を周設し、更にこの凹溝に
前記テーパー先端部を係合し、前記チヤツクが歯
科用リーマー材もしくはフアイル材の基部を軸方
向に回転させるとともに、対向するローラーが前
記テーパー先端部を圧接しつつその先端方向に転
動することを特徴とする歯科用リーマー及びフア
イル製造用の捩り装置によつて解決されるもので
ある。
[実施例] 以下、図面に基づいて本考案の実施例を詳述す
る。
第1図は本考案の捩り装置の要部を示す概略側
面図、第2図は第1図のB−B方向よりみた概略
正面図である。
本考案の歯科用リーマー及びフアイル製造用の
捩り装置は、断面が四角形の角錐棒からなるテー
パー先端部を有する歯科用リーマー材もしくはフ
アイル材1の基部1aを、その軸方向に回転可能
なチヤツク(図示せず)で堅固に保持し、そして
そのチヤツクの軸方向の延長線上に配置され相互
に外周部分を当接して対向するローラー2,2が
前記テーパー先端部の側面を圧接して挟持し、ロ
ーラー2はr方向に回転しつつテーパー先端部の
先端方向へ転動するものである。そして、歯科用
リーマー材もしくはフアイル材1のテーパー先端
部の側面を挟持しつつ転動するローラー2の外周
部分には、第2図に示す如く、テーパー先端部の
形状に対応するように、円周方向に沿つて徐々に
深さ形状を変化させてなる凹溝3を、テーパー先
端部と略同等の長さで周設している。
このような構成からなる本考案の捩り装置によ
る歯科用リーマー材もしくはフアイル材1の捩り
加工方法について説明すると、まず歯科用リーマ
ー材もしくはフアイル材1における円柱状の基部
1aを図示しないチヤツクが堅固に保持した状態
で、歯科用リーマー材もしくはフアイル材1のテ
ーパー先端部における基部1a側の部分を、ロー
ラー2の外周部分に周設された凹溝3における最
も溝の深い個所に係合させ、対向するローラー
2,2により圧接状態で挟持する。そして、捩り
を加えるべき方向に前記チヤツクを回転させると
ともに、このチヤツクの回転に連動してローラー
2をテーパー先端部の先端方向へ転動させる。こ
れにより、歯科用リーマー材もしくはフアイル材
1の基部1aは回転するものの、ローラー2,2
により圧接して挟持されているテーパー先端部は
回転を規制されることから、テーパー先端部にお
けるローラー2,2により挟持された個所から基
部1a側の部分にチヤツクの回転に応じた捩りが
加えられるものである。
然して、ローラー2,2による歯科用リーマー
材もしくはフアイル材1のテーパー先端部に対す
る押圧力は、ローラー2,2が回転するだけで上
下動しないことから常に一定に保たれる。
尚、歯科用リーマー材もしくはフアイル材1の
テーパー先端部の断面が四角形の場合には、第2
図に示す如く、ローラー2,2の凹溝3,3によ
り形成される孔は四角形状とすればよく、またテ
ーパー先端部の断面が三角形の場合には、第3図
に示す如く、ローラー2,2により形成される孔
は三角形状とすればよいものである。
[考案の効果] 以上詳述した如く、本考案の歯科用リーマー及
びフアイル製造用の捩り装置によれば、ローラー
の外周部分に歯科用リーマー材もしくはフアイル
材のテーパー先端部の形状に対応した凹溝を周設
し、更にこの凹溝に前記テーパー先端部を係合
し、歯科用リーマー材もしくはフアイル材の基部
を保持するチヤツクが軸方向に回転するととも
に、対向するローラーが前記テーパー先端部しつ
つその先端方向に転動することにより、テーパー
先端部を圧接して回転規制するローラーによる押
圧力が常に一定に維持され、したがつて歯科用リ
ーマー材もしくはフアイル材における切削刃部で
あるテーパー先端部のエツジを傷めることなく且
つバリ等が発生することなく、一定の捩りピツチ
で精度バラツキの少ない表面仕上りの良好な歯科
用リーマー及びフアイルが得られる。更に、捩り
加工前における歯科用リーマー材もしくはフアイ
ル材のテーパー先端部表面に少々の凹凸やバリ等
の不具合個所があつても、ローラーの溝が当該凹
凸やバリ等を押圧しつつ平滑化することが可能と
なり、これにより材料としての歯科用リーマー材
もしくはフアイル材が低品質であつても使用可能
なものとなる。
然して、本考案にあつては、テーパー先端部側
面を微妙な押圧力をもつて保持する等の従来の捩
り装置の欠点は避けられたものであり、極めて簡
略化された機構にて歯科用リーマー材もしくはフ
アイル材のテーパー先端部を捩ることが可能とな
るとともに、長期に亘り安定して歯科用リーマー
及びフアイルを高精度に製作するも容易となり、
故障少なく且つメンテナンス作業も容易になし得
るものとなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の歯科用リーマー及びフアイル
製造用の捩り装置の要部を示す概略側面図、第2
図は第1図に於けるB−B方向よりみたローラー
の概略正面図、第3図は本考案の他の実施例に於
けるローラーの概略正面図、第4図は従来の歯科
用リーマー及びフアイル製造用の捩り装置の概略
側面図、第5図は第4図のA−A線断面図であ
る。 1……歯科用リーマー材もしくはフアイル材、
2……ローラー、3……凹溝。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 角錐棒からなるテーパー先端部を有する歯科用
    リーマー材もしくはフアイル材の基部を保持する
    チヤツクと、このチヤツクにおける軸方向の延長
    線上に配置され相互に外周部分を当接して対向し
    てなるローラーとからなり、前記ローラーの外周
    部分には前記テーパー先端部の形状に対応した凹
    溝を周設し、更にこの凹溝に前記テーパー先端部
    を係合し、前記チヤツクが歯科用リーマー材もし
    くはフアイル材の基部を軸方向に回転させるとと
    もに、対向するローラーが前記テーパー先端部を
    圧接しつつその先端方向に転動することを特徴と
    する歯科用リーマー及びフアイル製造用の捩り装
    置。
JP9616787U 1987-06-23 1987-06-23 Expired JPH0357313Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9616787U JPH0357313Y2 (ja) 1987-06-23 1987-06-23

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9616787U JPH0357313Y2 (ja) 1987-06-23 1987-06-23

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS64913U JPS64913U (ja) 1989-01-06
JPH0357313Y2 true JPH0357313Y2 (ja) 1991-12-26

Family

ID=30961609

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9616787U Expired JPH0357313Y2 (ja) 1987-06-23 1987-06-23

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JP (1) JPH0357313Y2 (ja)

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JPS64913U (ja) 1989-01-06

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