JPH05185811A - 重荷重用空気入りラジアルタイヤ - Google Patents

重荷重用空気入りラジアルタイヤ

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JPH05185811A
JPH05185811A JP4189173A JP18917392A JPH05185811A JP H05185811 A JPH05185811 A JP H05185811A JP 4189173 A JP4189173 A JP 4189173A JP 18917392 A JP18917392 A JP 18917392A JP H05185811 A JPH05185811 A JP H05185811A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tire
rim
bead
heel
pneumatic radial
Prior art date
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Pending
Application number
JP4189173A
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English (en)
Inventor
Hidenori Takahashi
英則 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Bridgestone Corp
Original Assignee
Bridgestone Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Bridgestone Corp filed Critical Bridgestone Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ビードベースをリムのビードシートに確実に
組付る。 【構成】 重荷重用空気入りラジアルタイヤ10のビー
ド部12のビードベース14のタイヤ軸方向に沿った線
Tに対する傾斜角度θは、17°〜25°とされてい
る。また、リム20は15°深底リムとされており、リ
ム20のヒール内径Dに対する重荷重用空気入りラジア
ルタイヤ10のヒール内径dの比d/Dは0.998〜
1.003とされている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は重荷重用空気入りラジア
ルタイヤに係り、特に、リムとの組付き性の向上を目的
とした重荷重用空気入りラジアルタイヤに関する。
【0002】
【従来の技術】図2に示される如く、トラック・バス用
のチューブレス重荷重用空気入りラジアルタイヤ用とし
て開発された15°深底リム52においては、リム52
のビードシート52Aに15°のテーパが設けられてお
り、このビードシート52Aと重荷重用空気入りラジア
ルタイヤ50のビードベース50Aとが当接するように
なっている。これによって、重荷重用空気入りラジアル
タイヤ50とリム52とのしまりが内圧によって強くな
ると共に、ビードシート52Aとビードベース50Aと
の当接部で内圧のシールも行うようになっている。
【0003】また、この重荷重用空気入りラジアルタイ
ヤ50においては、タイヤ50をリム52に組付後、タ
イヤ内に空気が充填されると、タイヤ50のビードベー
ス50Aが、リム52のビードシート52Aに沿って、
リムフランジ52B方向(図2の矢印P方向)へ向かっ
て移動して行き、リム52のリムフランジ52Bにタイ
ヤ50のヒール部50Bが当接して、タイヤ50のビー
ドベース50Aがリム52のビードシート52Aに完全
に組付られるようになっている。
【0004】しかしながら、従来の重荷重用空気入りラ
ジアルタイヤ50においては、図2に示される如く、リ
ム組付時のシール性を確保するために、リム52のヒー
ル内径D(例えば、571.5mm)に対して、タイヤ5
0のヒール内径d(例えば、568mm)が小さく設定さ
れている(d/D=0.994)。従って、タイヤ50
のビードベース50Aが、リム52のビードシート52
Aに沿って、図2の矢印P方向へ向かって移動する途中
で、タイヤ50のヒール部50Bの周方向に沿った一部
がリム52のビードシート52Aの途中に引っ掛かり、
この状態(図2の想像線の状態)でエアシールが完了し
て、リム52にタイヤ50が固定される恐れがある。
【0005】このため、タイヤ50とリム52が確実に
組付られた部位(図2の破線の状態となった部位)にお
ける、タイヤ50とリム52との離反点S1と、タイヤ
側部に刻印された基準点S2との間の距離L1に対し
て、タイヤ50のヒール部50Bがリム52のビードシ
ート52Aの途中に引っ掛かった部位における、離反点
S1とタイヤ側部に刻印された基準点S2との間の距離
L2が減少する。これによって、離反点S1と基準点S
2との間の距離の周方向に沿った変動量Kが大きくな
る。即ち、タイヤ50の真円度が低下して、振動、偏摩
耗等の原因となるという不具合がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記事実を考
慮し、ビードベースをリムのビードシートに確実に組付
ることができる重荷重用空気入りラジアルタイヤを得る
ことが目的である。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明
は、15°深底リムに組み付けられる重荷重用空気入り
ラジアルタイヤであって、タイヤビード部のビードベー
スのタイヤ軸方向に対する傾斜角度が17°〜25°で
あり、且つリムのヒール内径Dに対するタイヤのヒール
内径dの比d/Dが0.998〜1.003であること
を特徴としている。
【0008】
【作用】請求項1記載の本発明の重荷重用空気入りラジ
アルタイヤでは、リム組付時にタイヤ内に空気が充填さ
れると、タイヤのビードベースが、リムのビードシート
に沿ってリムフランジ側へ移動していく。この場合、リ
ムのヒール内径Dに対するタイヤのヒール内径dの比d
/Dが0.998〜1.003とされており、タイヤビ
ード部のビードベースのタイヤ軸方向に対する傾斜角度
が17°〜25°とされているため、移動途中でタイヤ
のヒール部がリムのビードシートに引っ掛かることが無
い。従って、リムフランジにタイヤのヒール部を確実に
当接させることができ、タイヤのビードベースをリムの
ビードシートに確実に組付ることができる。
【0009】なお、タイヤビード部のビードベースのタ
イヤ軸方向に対する傾斜角度が17°以下では、タイヤ
のビードベースとリムのビードシートとの接合が不充分
となりリムずれ、エアシール性の低下等の原因となる。
また、タイヤビード部のビードベースのタイヤ軸方向に
対する傾斜角度が25°以上では、タイヤのビードベー
スとリムのビードシートとの摺動抵抗が増加して組付性
が低下する。このため、タイヤビード部のビードベース
のタイヤ軸方向に対する傾斜角度は17°〜25°と
し、好ましくは、20°〜23°とする。
【0010】また、リムのヒール内径Dに対するタイヤ
のヒール内径dの比d/Dを0.998未満とした場合
には、タイヤのヒール部がビードシートに引っ掛かるこ
とがあり、充分な効果が得られず、リムのヒール内径D
に対するタイヤのヒール内径dの比d/Dを1.003
より大きくした場合には、タイヤのビードベースとリム
のビードシートとの接合が不充分となる。このため、リ
ムのヒール内径Dに対するタイヤのヒール内径dの比d
/Dは0.998〜1.003とし、好ましくは、0.
999〜1.0009とする。
【0011】
【実施例】以下に本発明の第1実施例を図1に従って説
明する。
【0012】図1(B)に示される如く、本実施例の重
荷重用空気入りラジアルタイヤ10のビード部12のビ
ードベース14のタイヤ軸方向に対する傾斜角度、即
ち、タイヤ軸方向に沿った線Tに対する傾斜角度θは1
7°〜25°とされている。また、この重荷重用空気入
りラジアルタイヤ10は、図1(A)に示されるリム2
0に装着されるようになっている。
【0013】図1(A)に示される如く、このリム20
は15°深底リムとされており、ビードシート22に1
5°のテーパーがつけられている。リム20のビードシ
ート22には、重荷重用空気入りラジアルタイヤ10が
リムフランジ24の反対方向(図1(A)の矢印A方
向)から組付られるようになっており、リム20のヒー
ル内径Dに対する重荷重用空気入りラジアルタイヤ10
のヒール内径dの比d/Dは0.998〜1.003と
されている。
【0014】従って、本実施例の重荷重用空気入りラジ
アルタイヤ10では、リム組付時にタイヤ内に空気が充
填されると、タイヤ10のビード部12のビードベース
14が、リム20のビードシート22に沿って図1
(A)の矢印A方向へ移動していく。この場合、リム2
0のヒール内径Dに対する重荷重用空気入りラジアルタ
イヤ10のヒール内径dの比d/Dは0.998〜1.
003とされており、ビードベース14のタイヤ軸方向
に対する傾斜角度θが17°〜25°とされているた
め、移動途中でタイヤ10のヒール部16が、ビードシ
ート22の途中に引っ掛かることが無い。このため、図
1(A)の想像線で示すように、リムフランジ24にタ
イヤ10のヒール部16を確実に当接させることがで
き、タイヤ10のビードベース14をリム20のビード
シート22に確実に組付ることができる。即ち、タイヤ
10とリム20との離反点S1と、タイヤ側部に刻印さ
れた基準点S2との間の距離Lが、周上に沿って略均一
となり距離Lの周方向の変動量が小さくなる。
【0015】なお、タイヤ10のビードベース14のタ
イヤ軸方向に対する傾斜角度θが17°以下では、タイ
ヤ10のビードベース14とリム20のビードシート2
2との接合が不充分となりリムずれ、エアシール性の低
下等の原因となる。また、タイヤ10のビードベース1
4のタイヤ軸方向に対する傾斜角度θが25°以上で
は、タイヤ10のビードベース14とリム20のビード
シート22との摺動抵抗が増加して組付性が低下する。
このため、タイヤ10のビードベース14のタイヤ軸方
向に対する傾斜角度θは17°〜25°とし、好ましく
は、20°〜23°とする。
【0016】また、リム20のヒール内径Dに対するタ
イヤ10のヒール内径dの比d/Dを0.998未満と
した場合には、タイヤ10のヒール部16が、リム20
のビードシート22の途中に引っ掛かかり易く、充分な
効果が得られず、リム20のヒール内径Dに対するタイ
ヤ10のヒール内径dの比d/Dを1.003より大き
くした場合には、タイヤ10のビードベース14とリム
20のビードシート22との接合が不充分となりリムず
れ、エアシール性の低下等の原因となる。このため、リ
ム20のヒール内径Dに対するタイヤ10のヒール内径
dの比d/Dが0.998〜1.003とし、好ましく
は、0.999〜1.0009とする。
【0017】(試験例)図1(B)に示す本発明タイヤ
と、図2に示す従来のタイヤと、比較例のタイヤ(各タ
イヤのサイズは315/80R22.5)をそれぞれ表
1の仕様で試作し、同一仕様の15°深底リム(リムサ
イズ22.5×9.00)に装着し、装着後のタイヤと
リムとの離反点S1とタイヤ側部に刻印された基準点S
2との間の距離の周方向に沿った変動量を測定しその結
果を表1 に示す。また、装着後のタイヤの制動時のリム
ずれを測定しその結果を表1 に示す。
【0018】
【表1】
【0019】表1に示す試験結果から本発明のタイヤ
が、従来例のタイヤと比べ特に優れていることが明らか
になった。
【0020】
【発明の効果】本発明は上記構成としたので、ビードベ
ースをリムのビードシートに確実に組付ることができる
という優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)本発明の一実施例に係る重荷重用空気入
りラジアルタイヤが装着されるリムのビードシートを示
すリム軸線に沿った断面図であり、(B)は本発明の一
実施例に係る重荷重用空気入りラジアルタイヤのヒール
部を示す軸方向に沿った断面図である。
【図2】従来例に係る重荷重用空気入りラジアルタイヤ
のヒール部とリムのビードシートを示すリム軸線に沿っ
た断面図である。
【符号の説明】
10 重荷重用空気入りラジアルタイヤ 12 ビード部 14 ビードベース 16 ヒール部 20 リム 22 ビードシート 24 リムフランジ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 15°深底リムに組み付けられる重荷重
    用空気入りラジアルタイヤであって、タイヤビード部の
    ビードベースのタイヤ軸方向に対する傾斜角度が17°
    〜25°であり、且つリムのヒール内径Dに対するタイ
    ヤのヒール内径dの比d/Dが0.998〜1.003
    であることを特徴とする重荷重用空気入りラジアルタイ
    ヤ。
JP4189173A 1991-07-16 1992-07-16 重荷重用空気入りラジアルタイヤ Pending JPH05185811A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4189173A JPH05185811A (ja) 1991-07-16 1992-07-16 重荷重用空気入りラジアルタイヤ

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3-175476 1991-07-16
JP17547691 1991-07-16
JP4189173A JPH05185811A (ja) 1991-07-16 1992-07-16 重荷重用空気入りラジアルタイヤ

Publications (1)

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JPH05185811A true JPH05185811A (ja) 1993-07-27

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ID=26496735

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4189173A Pending JPH05185811A (ja) 1991-07-16 1992-07-16 重荷重用空気入りラジアルタイヤ

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JP (1) JPH05185811A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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