JPH05185449A - 樹脂成形プレスの加圧成形方法 - Google Patents

樹脂成形プレスの加圧成形方法

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JPH05185449A
JPH05185449A JP5083691A JP5083691A JPH05185449A JP H05185449 A JPH05185449 A JP H05185449A JP 5083691 A JP5083691 A JP 5083691A JP 5083691 A JP5083691 A JP 5083691A JP H05185449 A JPH05185449 A JP H05185449A
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JP
Japan
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press
mold
molding
clamping position
resin
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JP5083691A
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Shunichiro Yoshida
俊一郎 吉田
Tsuneaki Yashima
常明 八島
Yukinobu Kono
行伸 河野
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Kawasaki Heavy Industries Ltd
Kawasaki Hydromechanics Corp
Original Assignee
Kawasaki Heavy Industries Ltd
Kawasaki Hydromechanics Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、SMCやFRP等の樹脂成形につ
いて、成形材料のロットが異なったりして硬度が変わっ
ても、自動的に所定の精度のプレス成形品を成形でき
て、生産性を向上することにある。 【構成】 プレス加圧の金型9の最終の型締め位置とし
て所要の許容範囲を設けてスライド5を下降していくよ
うにしている。また、この所定の許容範囲の最終の型締
め位置に金型9を閉塞するように、加圧シリンダ−6の
プレス出力を所要の調整幅を設けて加圧してプレス成形
していくようにしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、SMCやFRP等の樹
脂成形プレスの加圧成形方法に関し、特に成形材料のロ
ットが異なったりして硬度が変わっても、予め設定した
最終の型締め位置まで加圧してプレス成形できる樹脂成
形プレスの加圧成形方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、FRPのプレス成形装置では、成
形品の賦形性や表面品質に多大な影響を及ぼす金型の締
切り圧力は一定値に設定して行っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そのため、粘度の低い
材料が混入した場合には過大なばりが発生し、反対に粘
度の高い材料が混入した場合には欠肉が生じたり、表面
光沢が劣ったりする。そこで、その都度、材料硬度を調
べながら、圧力を微調整してプレス成形しなければなら
ず、生産性を高めることができないものであった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記のような
点に鑑みたもので、上記の課題を解決するために、プレ
ス成形装置のスライド、ベッドに上金型、下金型を設置
して、SMCやFRP等の樹脂材をプレス成形する樹脂
成形プレスの加圧成形方法において、プレス加圧の最終
の型締め位置として所要の許容範囲を設けてスライドを
下降するとともに、この所定の許容範囲の最終の型締め
位置に金型を閉塞するように加圧シリンダ−のプレス出
力を所要の調整幅を設けて加圧してプレス成形すること
を特徴とする樹脂成形プレスの加圧成形方法を提供する
にある。
【0005】
【作用】本発明によれば、プレス加圧の最終の型締め位
置に所定の許容範囲を設け、プレス出力を所定の調整幅
を設けて加圧することによって、成形材料の硬度のばら
つきに対応して、過大に負荷することなく、欠肉も生じ
ることなく、自動的に柔軟性をもって加圧できて、生産
性よくプレス成形できる。
【0006】
【実施例】以下、本発明を実施例にもとづいて説明す
る。図1以下は、本発明の一実施例である。SMCやF
RP等の樹脂成形のプレス成形装置1は、油圧プレス式
のもので、図1のようにクラウン2、アップライト3、
ベッド4で囲んだ中央部に所要の剛性のスライド5を設
けている。そして、クラウン2部に加圧シリンダ−6を
3本並設し、油圧源の油圧サ−ボポンプ7によって加圧
シリンダ−6を駆動してスライド5を下方のベッド4部
に向かって摺動自在としている。スライド5の下面とベ
ッド4の上面には図のように上金型8と下金型9とをそ
れぞれ対向して配設し、この金型10の下金型9上にシ
−ト状のSMC、FRP等の複合樹脂やエンジニアリン
グ樹脂等の成形材料11を搭載してプレス成形するよう
にしている。
【0007】上記した加圧シリンダ−6の加圧回路12
には図1のように圧力検出器13を接続しているととも
に、比例制御弁等の圧力制御弁14を接続し、加圧シリ
ンダ−6を所定のプログラム設定にもとづいて加圧制御
できるようにしている。15は油圧タンクである。
【0008】また、スライド5の側部には、少なくとも
金型10の閉塞位置部分にリ−ニアスケ−ルなどの位置
検出器15を取り付けており、金型10の閉塞時の原点
位置、プレス加圧開始位置、プレス加圧の最終の型締め
位置を可変に設定できるようにしている。
【0009】上記プレス加圧の最終の型締め位置は、成
形材料11のロットが異なったり、同じロットでも保管
時間が異なったりして粘度が相違しても、これらに対応
できるように所要の許容範囲を設けて位置制御するよう
にしている。そのため、加圧シリンダ−6の加圧力を図
2のように上記した型締め位置の許容範囲に対応して所
要の調整幅を設けて流動的に設定して、金型10を最終
の型締め位置の許容範囲内に入るようにしている。
【0010】このことを、図3のフロ−チャ−トで説明
する。本発明では、上記したプレス加圧の制御を選択自
在として、本制御のプレスを開始するにあたって、金型
原点からの所定の上方位置の加圧開始位置を設定し(あ
るいは、予め入力した設定値を確認し)、図3のフロ−
チャ−トのようにプレス出力とその調整幅、最終の型締
め位置とその許容範囲を設定するようにしている。許容
範囲としては、たとえば0.5%、1%、2%、5%と
いったように成形品に対応して適宜に設定することがで
きる。
【0011】そして、金型10の下金型9上に成形材料
11を搭載してスライド5を下降して型締めしていき、
設定した加圧開始位置で加圧を開始し、金型9の型締め
位置を位置検出器15で、加圧シリンダ−6によるプレ
ス出力を圧力検出器13で検出していく。そして、図3
に示しているように、型締め位置が設定した最終の型締
め位置の許容範囲に到達しなければ、図2の金型の位
置、出力関係にもとづいて加圧シリンダ−6の加圧力を
所定の許容範囲内で逐次増大していき、最終の型締め位
置の許容範囲内に入っていれば、同じく図2の関係にも
とづいて加圧シリンダ−6の加圧力を所定の許容範囲内
で逐次減少していって、設定した所定の範囲内でプレス
成形していく。
【0012】したがって、成形材料の粘度が異なって
も、柔軟性をもって対応できてプレス加圧でき、金型の
所定のキャビティに空洞が生じたり、成形材料がはみ出
したりすることなく流動充填でき、品質のよい成形品が
成形することができる。また、従来のように成形材料の
粘度が硬かったり、軟らかかったりした場合に、その都
度材料強度を調べながらプレス出力を微調整する必要が
なく、自動的にプレス成形できて生産性を大いに高める
ことができる。
【0013】上記実施例では、スライドを平衡支持する
平衡支持装置なしのものについて説明したが、平衡支持
装置付きのものについても同様に適用することができ
る。また、型締め位置とプレス出力の関係は、図2のよ
うに線形状に比例するものに限らず、指数関数状や階段
状のものであってもよい。なお、金型の原点設定は、実
際の型締め状態における全負荷をスライド、ベッドにか
けて行うのが、装置のフレ−ムの歪みによる影響を加味
できて好ましい。
【0014】
【発明の効果】以上のように本発明にあっては、成形材
料の粘度にばらつきがあったりして異なっていても、プ
レス加圧の最終の型締め位置、プレス出力を所定の許容
範囲を設けて行えるので、成形材料を金型の所定のキャ
ビティに確実に流動充填できてプレス成形できる。その
ため、欠肉したり、ばりが生じたりせず、光沢も劣るこ
となく、品質のよい成形品をプレス成形することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のプレス成形装置の概要説明
図、
【図2】同上の型締め位置とプレス出力の関係図、
【図3】同上の型締め制御用のフロ−チャ−ト図。
【符号の説明】
1…プレス成形装置 4…ベッド 5…ス
ライド 6…加圧シリンダ− 8…上金型 9…下
金型 10…金型 13…圧力検出器 14…
圧力制御弁 15…位置検出器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 八島 常明 兵庫県明石市二見町南二見15番地の1 川 崎油工株式会社内 (72)発明者 河野 行伸 兵庫県明石市川崎町1番1号 川崎重工株 式会社明石工場内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プレス成形装置のスライド、ベッドに上
    金型、下金型を設置して、SMCやFRP等の樹脂材を
    プレス成形する樹脂成形プレスの加圧成形方法におい
    て、 プレス加圧の最終の型締め位置として所要の許容範囲を
    設けてスライドを下降するとともに、この所定の許容範
    囲の最終の型締め位置に金型を閉塞するように加圧シリ
    ンダ−のプレス出力を所要の調整幅を設けて加圧してプ
    レス成形することを特徴とする樹脂成形プレスの加圧成
    形方法。
JP5083691A 1991-02-21 1991-02-21 樹脂成形プレスの加圧成形方法 Expired - Lifetime JP3053234B2 (ja)

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