JP3068873B2 - 油圧の昇圧、減圧回路の圧力オ−バ−シュ−ト抑制制御方法 - Google Patents
油圧の昇圧、減圧回路の圧力オ−バ−シュ−ト抑制制御方法Info
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Description
プレス加圧シリンダ−等の油圧の昇圧、減圧回路の圧力
オ−バ−シュ−ト抑制制御方法に関する。
被成形品に加わる加圧力で成形品の形状、外観、強度等
に微妙な変化が生じる。特に、所定の圧力を付加するの
にオ−バ−シュ−トして付加すると、ときとして成形品
の外観がダメ−ジ状態に至ることがある。
として、電磁リリ−フ弁等のリリ−フ弁を使用している
が、必ずといってよい位に圧力のオ−バ−シュ−トが生
じている。
−シュ−トを抑制するのに、圧力回路を絞ったり、リリ
−フ弁の切換え速度を抑制したりすることが行われる
が、所定の圧力に達するのに時間がかかり、能率が悪く
なるものであった。サ−ボ弁やサ−ボポンプの制御につ
いても、大体同じ傾向にあるといえる。
点に鑑みたもので、上記の課題を解決するために、プレ
ス用の加圧シリンダー等の油圧回路に油圧油を所定の圧
力の設定値Pに昇圧または減圧するに際して、油圧制御
弁やサーボポンプの電気的な圧力制御回路に初期値とし
てP−△PまたはP+△Pの圧力指令を与えるようにし
て、所定の圧力変化率を設定する圧力指令変化率制限回
路および、この回路につづけて圧力指令をフィルタを用
いて所定の割合で遅延する圧力指令応答遅延回路を直列
状に接続し、実圧力がP−△PまたはP+△Pになった
時点で、設定値Pを目標として上記圧力設定変化率制限
回路および圧力指令応答遅延回路を介して圧力オーバー
シュートすることなく所定の圧力指令値に対して変化さ
せて圧力制御していくことを特徴とする油圧の昇圧、減
圧回路の圧力オーバーシュート抑制制御方法を提供する
にある。
圧力制御回路に直列状に接続した圧力指令変化率制限回
路および圧力指令応答遅延回路によって、所定の圧力指
令値に対して、圧力変化率を適宜に設定したり、圧力応
答時間を適宜に設定できる。そのため、所定の圧力指令
に対してオ−バ−シュ−トすることなく、しかも迅速に
達するようにできる。
る。第1図以下は、本発明の一実施例で、樹脂成形プレ
スに実施したものである。SMCやFRP等の樹脂成形
プレス1は、図1のようにクラウン部2に加圧シリンダ
−3を配設し、アップライト4間にスライド5をベッド
6に対向して昇降自在に配設している。また、ベッド6
の4隅部に油圧サ−ボシリンダ−の平衡支持装置7を垂
設し、この平衡支持装置7でスライド5を平衡に支持し
て、スライド5、ベッド6に装着した金型8のベッド側
の下金型9に搭載するシ−ト状の成形材料を下金型9と
上金型10で精度よくプレス成形できるようにしてい
る。
1を接続して、所定の出力を得るように昇圧、減圧自在
とし、電磁リリ−フ弁12で圧力指令値に対応するよう
に圧力制御している。特に、加圧シリンダ−3でスライ
ド5を加圧していくにあたって、サ−ボポンプ11にプ
ログラム設定で所定の圧力を指令するようにしていると
ともに、図2のブロック図のように上記電磁リリ−フ弁
12の電気的な圧力サ−ボ制御回路13の前に、圧力指
令変化率制限回路14および圧力指令応答遅延回路15
を電気接続して、圧力のオ−バ−シュ−トを防止できる
ようにしている。
では油圧油は加圧に対してほぼステップ的に変化するの
で、図3に示すように実際のステップ状の圧力変化速度
よりも遅い速度で圧力を変化するように圧力指令値を変
化するようにしたものである。たとえば、2000トン
の出力を加圧シリンダ−3に与える場合、1秒間に50
0〜1000トンといった圧力変化率として圧力指令値
を与えるようにしている。圧力指令変化率としては、上
記したように出力に対して20〜50%の範囲が調整す
るのが好ましい。この回路は、マイクロコンピュ−タ−
やICによって容易に形成できる。
指令値に対してその動きを円滑な曲線状として変化させ
るもので、図4のように公知のフィルタ回路のように所
定の時定数を定めて圧力を滑らかに変化できるようにし
ている。たとえば、出力200トンに対して1秒、10
00トン対して0.6〜0.8秒、700トンに対して
0.35秒といった応答遅延率として与えることができ
るようしている。上記のように圧力応答遅延率として
は、0.5〜0.75秒/1000トンの範囲で調整す
るのが好ましい。上記と同様に、回路はマイクロコンピ
ュ−タ−やICで容易に形成できる。
は、図2のように比例ゲインKp、積分時定数Tとした
比例積分制御として、圧力リリ−フの特性曲線に沿うよ
うに制御が行いやすいようにしている。
る場合、設定値Pに対して初期値としてP−ΔP(昇圧
の場合)またはP+ΔP(減圧の場合)として与え、実
圧力がその値になった時点で設定値Pを目標とし、指令
値によって実圧力を変化させて上記したように制御して
いく。上記した制御回路を電磁リリ−フ弁12の制御回
路に接続して、加圧シリンダ−3を作動した結果、所定
の圧力指令値に対してオ−バ−シュ−トすることなく、
迅速に指令圧力に達することができ、SMCの成形材料
の成形品を品質よくプレス成形することができた。
−のリリ−フ回路に適用したが、平衡支持装置の加圧回
路やサ−ボポンプの加圧制御回路にも適用できる。ま
た、成形プレスの加圧制御回路に限ることなく、他の油
圧シリンダ−や油圧モ−タ−等の油圧加圧手段を使用す
る油圧制御回路にも適用することができる。
昇圧または減圧のための設定値よりもやや小さい、また
はやや大きい圧力まで昇圧または減圧し、その後設定値
に対して圧力制御回路の圧力指令変化率制限回路および
圧力指令応答遅延回路によって所定の圧力変化率と所定
の圧力応答遅延で制御して、圧力指令に対してオ−バ−
シュ−トすることなく、迅速に昇圧したり、減圧したり
することができる。そのため、SMC等の成形材料の成
形品を品質よくプレス成形することができる。
…スライド 11…サ−ボポンプ 12…リリ−フ弁 1
3…圧力サ−ボ制御回路 14…圧力指令変化制限回路 15…圧力指令応答遅延
回路
Claims (1)
- 【請求項1】 プレス用の加圧シリンダー等の油圧回路
に油圧油を所定の圧力の設定値Pに昇圧または減圧する
に際して、油圧制御弁やサーボポンプの電気的な圧力制
御回路に初期値としてP−△PまたはP+△Pの圧力指
令を与えるようにして、所定の圧力変化率を設定する圧
力指令変化率制限回路および、この回路につづけて圧力
指令をフィルタを用いて所定の割合で遅延する圧力指令
応答遅延回路を直列状に接続し、実圧力がP−△Pまた
はP+△Pになった時点で、設定値Pを目標として上記
圧力設定変化率制限回路および圧力指令応答遅延回路を
介して圧力オーバーシュートすることなく所定の圧力指
令値に対して変化させて圧力制御していくことを特徴と
する油圧の昇圧、減圧回路の圧力オーバーシュート抑制
制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5083991A JP3068873B2 (ja) | 1991-02-21 | 1991-02-21 | 油圧の昇圧、減圧回路の圧力オ−バ−シュ−ト抑制制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5083991A JP3068873B2 (ja) | 1991-02-21 | 1991-02-21 | 油圧の昇圧、減圧回路の圧力オ−バ−シュ−ト抑制制御方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05185452A JPH05185452A (ja) | 1993-07-27 |
JP3068873B2 true JP3068873B2 (ja) | 2000-07-24 |
Family
ID=12869914
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5083991A Expired - Lifetime JP3068873B2 (ja) | 1991-02-21 | 1991-02-21 | 油圧の昇圧、減圧回路の圧力オ−バ−シュ−ト抑制制御方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3068873B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR102500475B1 (ko) * | 2018-04-10 | 2023-02-17 | 삼성전자주식회사 | 리프터 |
-
1991
- 1991-02-21 JP JP5083991A patent/JP3068873B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR102500475B1 (ko) * | 2018-04-10 | 2023-02-17 | 삼성전자주식회사 | 리프터 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05185452A (ja) | 1993-07-27 |
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