JPH05185094A - 水溶液の濃縮処理方法及び濃縮処理装置 - Google Patents

水溶液の濃縮処理方法及び濃縮処理装置

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JPH05185094A
JPH05185094A JP3358471A JP35847191A JPH05185094A JP H05185094 A JPH05185094 A JP H05185094A JP 3358471 A JP3358471 A JP 3358471A JP 35847191 A JP35847191 A JP 35847191A JP H05185094 A JPH05185094 A JP H05185094A
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concentrate
electrodialysis
treatment
concentrating
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JP3358471A
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Masayuki Kurematsu
雅行 榑松
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Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 この発明は、水溶液を効果的に水と濃縮物に
分離し、水の再利用が可能で、濃縮物の処理が簡単とな
る水溶液の濃縮処理方法及び濃縮処理装置を提供する。 【構成】 水溶液の濃縮処理装置は、水溶液を加熱して
蒸発濃縮せしめ、これによって生じる蒸気を冷却凝縮し
蒸発濃縮物A1と凝縮液A2に分離する蒸発濃縮処理装
置Aと、この凝縮液A2を電極間に陽イオン交換膜と陰
イオン交換膜を配置した電気透析層100で電気透析処
理し電気透析濃縮液B1と電気透析脱塩液B2に分離す
る電気透析装置Bと、この電気透析濃縮液B1を水溶液
の蒸発濃縮処理装置Aへ戻す手段Cとを有し、水溶液を
濃縮物と脱塩液に分離する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、水溶液、例えばハロ
ゲン化銀写真感光材料の写真処理廃液の濃縮処理方法及
び濃縮処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】最近、産業廃液や家庭排水等の処理が問
題となっており、この種の水溶液の処理対策が種々考え
られているいま、水溶液の一例として、写真処理廃液を
考えてみると、ハロゲン化銀写真感光材料の写真処理
は、黒白感光材料の場合には現像、定着及び水洗等、ま
たカラー感光材料の場合には発色現像、漂白定着(また
は漂白、定着)、水洗、安定化等の機能の1つ又は2つ
以上を有する処理液を用いた工程を組合わせて行われて
いる。そして、多量の感光材料を処理する写真処理にお
いては、処理によって消費された成分を補充し、一方、
処理によって処理液中に溶出あるいは蒸発によって濃厚
化する成分(例えば、現像液における臭化物イオン、定
着液における銀錯塩)を除去して処理液成分を一定に保
つことによって処理液の性能を一定に維持する手段が採
られており、前記補充のために補充液が処理液に補充さ
れ、写真処理における濃厚化成分の除去のために処理液
の一部が廃棄されている。
【0003】近年、補充液は水洗の補充液である水洗水
を含めて公害上や経済的理由から補充の量を大幅に減少
させたシステムに変りつつあるが、写真処理廃液は自動
現像機の処理槽から廃液管によって導かれ、水洗水の廃
液や自動現像機の冷却水等で稀釈されて下水道等に廃棄
されていたが、これら以外の写真処理液、例えば現像
液、定着液、発色現像液、漂白定着液(又は漂白液、定
着液)、安定液等の廃棄は、近年の公害規制の強化によ
り実質的に不可能となっている。このため、各写真処理
業者は、廃液を専門の廃液処理業者に回収料金を払って
回収してもらったり、公害処理設備を設置したりしてい
る。この廃液処理業者に委託するには、廃液を貯留して
おかなければならず、かなりのスペースが必要となる
し、またコスト的にも極めて高価である。かと言って公
害処理設備は初期投資(イニシャルコスト)が極めて大
きく、整備するのにかなり広大の場所を必要とする等の
欠点を有している。
【0004】写真処理廃液の公害を低減させる公害処理
方法として、具体的には、 1.活性汚泥法(例えば特公昭51−12943号、同
51−7952号等)、 2.蒸発法(例えば特開昭49−89437号、同56
−33996号等)、 3.電解酸化法(例えば特開昭48−84462号、同
49−119457号、同49−119458号、特公
昭53−43478号等)、 4.イオン交換法(例えば特公昭51−37704号、
同53−43271号、特開昭53−383号)、 5.逆浸透法(例えば特開昭50−22463号等)、 6.科学的処理法(例えば特開昭49−64257号、
同53−12152号、同49−58833号、同53
−63763号、特公昭57−37395号、同57−
37396号等)等が知られているが、これらは未だ充
分ではない。
【0005】一方、水資源面のから制約、給排水コスト
の上昇、自動現像機設備における簡易さと、自動現像機
周辺の作業環境上の点等から、近年、水洗に代わる安定
化処理を行ない、自動現像機外に水洗の給排水のための
配管を要しない自動現像機(いわゆる無水洗自動現像
機)による写真処理が普及しつつある。この処理には、
処理液の温度をコントロールするための冷却水も省略さ
れたものが望まれている。
【0006】このような実質的に水洗水や冷却水を用い
ない写真処理は廃液量がすくないことから、給廃液用の
機外の配管を省略でき、それにより従来の自動現像機の
欠点と考えられる配管を設置するために設置後は移動が
困難であり、足下スペースが狭く、設置時の配管工事に
多大の費用を要し、温水供給圧のエネルギー費を要する
等の欠点が解消され、オフィスマシンとして使用できる
までコンパクト化、簡易化が達成されるという極めて大
きい利点が発揮される。
【0007】しかしながら、反面、その廃液は極めて高
い公害負荷を有しており、河川はもとより下水道にさ
え、その公害規制に照してその廃棄は全く不可能となっ
てしまう。さらに、このような写真処理(実質的に水洗
を行わない処理)の廃液量は少ないとはいえ、比較的小
規模な処理でも、例えばXレイ感光材料の処理で1日に
10リットル、印刷製版用感光材料の処理で1日に30
リットル、カラー感光材料の処理では1日に50リット
ル程度となり、その廃液の処理は近年益々大きな問題と
なりつつある。
【0008】写真処理廃液の処理を容易に行うことを目
的とする最近の技術としては、低温蒸発法(特開昭63
−287588号)、廃液pHコントロール法(特開昭
63−143991号)、熱風加熱蒸発法(特開昭63
−107795号)、減圧加熱蒸発法(特開昭63−1
51301号)、スラッジ除去法(特開平1−1436
83号)、蒸気処理法(特開昭62−201442
号)、凝縮液処理法(特開昭62−201442号)が
ある。
【0009】さらに、臭気防止を図ること、蒸留液を処
理液として再利用すること等のため、上記種々の方法が
提案されている。しかしながら、凝縮液は公害規制のき
びしい地域の規制値をクリアできず、下水に流せないの
が現状である。
【0010】そこで、公害規制のきびしい地域の公害規
制値をクリアし、凝縮液の一般河川、海等への排出を可
能とするために、この出願人は特願平2ー153210
号明細書に記載されるように、写真処理廃液を加熱して
蒸発濃縮せしめこれによって生じる蒸気を冷却凝縮して
凝縮液を得え、この凝縮液を陽極と陰極とを陽イオン交
換膜で仕切った電気透析装置に入れ電気透析して処理す
る写真処理廃液の濃縮処理方法を提案した。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】このように、前記した
水溶液の蒸発濃縮処理では、公害規制のきびしい地域の
公害規制値をクリアし、凝縮液の一般河川、海等への排
出を可能とする凝縮液を得る工夫が行なわれているが、
この凝縮液の分離によって生じる濃縮物の容量を減少さ
せることが重要な課題となっている。また、前記した電
気透析処理で脱塩液と濃縮液に分離しているが、この脱
塩液に含まれる成分を極力減少させれば、水の再利用も
可能になる。
【0012】この発明は、かかる点に鑑みてなされたも
ので、水溶液を効果的に水と濃縮物に分離し、水の再利
用が可能で、濃縮物の処理が簡単となる水溶液の濃縮処
理方法及び濃縮処理装置を提供することを目的としてい
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、請求項1記載の発明は、水溶液を加熱して蒸発濃縮
せしめ、これによって生じる蒸気を冷却凝縮し蒸発濃縮
物と凝縮液に分離し、この凝縮液を電極間に陽イオン交
換膜と陰イオン交換膜を配置した電気透析装置により電
気透析処理し、電気透析濃縮液と電気透析脱塩液に分離
し、この電気透析濃縮液を前記水溶液の蒸発濃縮工程に
戻し、水溶液を濃縮物と脱塩液に分離することを特徴と
している。
【0014】請求項2記載の発明は、前記水溶液を加熱
して蒸発濃縮せしめ、これによって生じる蒸気を冷却凝
縮し蒸発濃縮物と凝縮液に分離が、前記水溶液を蒸発濃
縮せしめる蒸発釜の加熱手段及び蒸気を冷却し液化する
冷却釜の冷却手段として、圧縮機、放熱部、減圧装置、
吸熱部を順次に接続し熱媒体を密閉したヒートポンプ装
置の前記放熱部及び吸熱部を用い、前記蒸発釜と冷却釜
とを連通状態として全体を減圧することを特徴としてい
る。
【0015】請求項3記載の発明は、前記蒸発濃縮工程
においてpH調整剤を添加することを特徴としている。
【0016】請求項4記載の発明は、前記電気透析濃縮
液を、エアバブリング処理及び/又は電解酸化処理を行
った後、前記蒸発濃縮工程に戻すことを特徴としてい
る。
【0017】請求項5記載の発明は、前記エアバブリン
グ処理により発生するガスを含有するエアを加熱酸化分
解処理することを特徴としている。
【0018】請求項6記載の発明は、ガス化するイオン
成分を含む水溶液を処理することを特徴としている。
【0019】請求項7記載の発明は、写真処理廃液を処
理することを特徴としている。
【0020】請求項8記載の発明は、水溶液を加熱して
蒸発濃縮せしめ、これによって生じる蒸気を冷却凝縮し
蒸発濃縮物と凝縮液に分離する蒸発濃縮処理装置と、こ
の凝縮液を電極間に陽イオン交換膜と陰イオン交換膜を
配置した電気透析層で電気透析処理し電気透析濃縮液と
電気透析脱塩液に分離する電気透析装置と、この電気透
析濃縮液を前記水溶液の蒸発濃縮処理装置へ戻す手段と
を有し、水溶液を濃縮物と脱塩液に分離することを特徴
としている。
【0021】
【作用】請求項1及び請求項8記載の発明では、水溶液
を加熱して蒸発濃縮し、これによって生じる蒸気を冷却
凝縮し蒸発濃縮物と凝縮液に分離し、この凝縮液を電気
透析装置により電気透析処理して電気透析濃縮液と電気
透析脱塩液に分離し、この電気透析濃縮液を水溶液の蒸
発濃縮工程に戻し、水溶液を濃縮物と脱塩液に効率的に
分離する。この水溶液の濃縮処理で、脱塩液の分離水に
含まれる成分を極力減らし、水の再利用が可能となる。
また、濃縮物の容量を極力少容量とすることができ、し
かも濃縮物の処理が簡単となる。
【0022】請求項2記載の発明では、水溶液を加熱し
て蒸発濃縮せしめ、これによって生じる蒸気を冷却凝縮
し蒸発濃縮物と凝縮液に分離する処理に、ヒートポンプ
装置を用いることで、簡単な構造で、しかも極力不純成
分が含まれない凝縮液を得ることができる。
【0023】請求項3記載の発明では、蒸発濃縮工程に
おいてpH調整剤を添加することで、水溶液を濃縮物と
脱塩液に効率的に分離することができる。
【0024】請求項4記載の発明では、電気透析濃縮液
を、エアバブリング処理及び/又は電解酸化処理を行っ
た後、蒸発濃縮工程に戻すため、よりよく水溶液を濃縮
物と脱塩液に効率的に分離することができる。
【0025】請求項5記載の発明では、エアバブリング
処理により発生するガスを含有するエアを加熱酸化分解
処理し無害化し、エアバブリングによるエアの臭気問題
を抑える。
【0026】請求項6記載の発明では、水溶液がガス化
するイオン成分を含むものに有効である。
【0027】請求項7記載の発明では、水溶液が、特に
写真処理廃液である場合に、脱塩液の分離水に含まれる
成分を極力減らし、水の再利用が可能となり、また濃縮
物の容量を極力少容量とすることができ好ましい。
【0028】
【実施例】以下、この発明について詳述する。
【0029】自動現像機 この発明が処理対象とする写真処理廃液はいずれのもの
であってもよいが、自動現像機から排出されるものが好
ましい。また、この発明の濃縮処理装置は自動現像機に
内蔵されるか又は近隣に配設されて廃液処理配管を施さ
れることが好ましい。
【0030】自動現像機はいずれの種類、型式のもので
もよく、例えばロール状の写真感光材料を発色現像槽、
漂白定着槽、水洗代替安定槽に連続的に案内して写真処
理し、乾燥後、巻き取る方式のものがある。また、自動
現像機としては、ショートリーダに写真感光材料を案内
させる発色現像槽、漂白槽、定着槽、水洗代替安定槽、
第2安定槽を有する態様等種々のものがある。
【0031】自動現像機には、通常、補充液タンクがあ
り、センサーにより写真感光材料の写真処理量を検知
し、その検出情報に従い制御装置により各処理槽に補充
液の補充が行われる。
【0032】なお、写真処理の方式、写真処理槽の構
成、補充液の補充方法は限定されるものではなく、例え
ば特開昭58−14834号、同48−34448号、
同57−132146号及び同58−18631号、特
願昭59−119840号、同59−120658号等
に示されるいわゆる無水洗方式のものを含めて、他の方
式ないし構成のものに対してもこの発明の適用が可能で
ある。
【0033】この発明による処理を行うことができる写
真処理廃液の代表例について例えば特願昭60−259
003号に詳述されている。但し、特願昭60−259
003号には処理される写真材料がカラー用である場合
の写真処理液について主に述べられているが、写真処理
廃液は写真処理液を用いてハロゲン化銀写真材料を処理
する際に出るオーバーフロー液が用いられる。特に、チ
オ硫酸イオンを含有する時に、この発明の効果を良好に
奏し、チオ硫酸イオンを20g/リットル以上含有する
時、より効果的である。
【0034】写真処理廃液の回収 自動現像機の各処理槽に対し補充液の補充が行われる
と、オーバーフロー廃液として処理槽から排出されスト
ックタンクに集められる。通常の自動現像機において
は、補充液の補充により処理槽の上部からオーバーフロ
ーした分が写真処理廃液として処理の対象となる。
【0035】ストックタンクを複数個設けること、この
発明の蒸発濃縮処理装置を複数個設けその1ないし2以
上をストックタンクとして利用すること(例えば、交互
にストックタンクと処理装置として使い分ける)等もこ
の発明は包含する。ストックタンクを用い一定量を1度
に処理するようにすれば、写真処理廃液の成分を均一化
でき、ストックタンクは写真処理槽から蒸発濃縮処理装
置へのバッファーとして有用である。
【0036】オーバーフローした写真処理廃液をストッ
クタンクに移す手段としては、案内管を通して自然落下
させるのが簡易の方法であるが、途中に熱交換手段を配
置して写真処理廃液の保有している熱エネルギーと採取
したり、或いは自動現像機もしくは後述する蒸発濃縮処
理装置の熱エネルギーを利用してストックタンクに集め
られる以前に写真処理廃液を予備加熱、もしくは水分を
蒸発させる手段を設けてもよいし、またポンプ等により
強制移送する場合もあり得る。
【0037】また、自動現像機の各写真処理槽に写真処
理廃液中の成分に相違が有るため、全ての写真処理廃液
を一括処理せず、各写真処理槽毎に、若しくは2又は3
以上の群に分けられた処理槽の廃液毎にストックタンク
を用意して別々に処理する場合もこの発明に含まれる。
特に、銀の回収の点から発色現像槽の廃液と漂白定着槽
及び水洗代替安定槽の廃液とを分けると有利である。
【0038】この発明において、ネガフィルム処理の写
真処理廃液と、ペーパー処理の写真処理廃液とを混合し
た写真処理廃液を処理することが好ましい。
【0039】また、既存の自動現像機等にある廃液タン
クに配管し、ポンプにより廃液をストックタンクへ強制
移送してもよい。更に、自動現像機の廃液タンク自体を
ストックタンクとして利用することができる。この場
合、このストックタンクの重量を検知して、ポンプを作
動し配管にて廃液を強制移送することが好ましい。廃液
タンクにフロートを浮かせて一定以上の液面を検知して
ポンプを作動させることも既存の自動現像機に対する設
置が簡単で好ましい。
【0040】この発明によって蒸留濃縮処理される写真
処理廃液は、そのpH値はそのままでもよいが、pH
3.5〜7、特にpH4.5〜6.5で蒸発処理するこ
とが、この発明の目的をより効果的に達成する上から好
ましい。また、各種の消泡剤(例えばシリコーン化化合
物等)を用いることにより、写真処理液中に存在する又
は感光材料から溶出する活性剤による蒸発処理時の発泡
を抑えることができて極めて有利である。
【0041】自動現像機の一例を図1に示す。この図1
はカラーネガフィルムを処理する自動現像機で、発色現
像槽1、漂白槽2、定着槽3、水洗代替安定槽4、第2
安定槽5の各処理槽を有し、現像処理された写真感光材
料は乾燥部6で乾燥される。この発色現像槽1、漂白槽
2、定着槽3、水洗代替安定槽4及び第2安定槽5に
は、それぞれ補充タンク7〜11が接続され、さらに発
色現像槽1、漂白槽2、定着槽3、水洗代替安定槽4、
第2安定槽5からオーバーフローする写真処理廃液はス
トックタンク12に貯溜される。
【0042】蒸発濃縮処理装置 この発明に用いる蒸発濃縮処理装置は、写真処理廃液を
蒸留処理するものであり、図2に示す。
【0043】図2において、21は減圧に耐える蒸発釜
で、この蒸発釜21内には水溶液例えば写真処理廃液が
注入貯留されている。22は蒸発釜21の外側に同心状
に設けた冷却釜で、この冷却釜22の上部は蒸発釜21
と連通し、減圧手段23に接続されて減圧される。蒸発
釜22内を大気圧より低い減圧下にすると、沸騰点以下
で沸騰が起こることは知られており、この実施例はガス
発生の起こりにくい低温での蒸発を、この減圧下で行な
う。減圧手段23としては、真空ポンプ方式、エジェク
ター方式等の手段を使用できるが、好ましくはエジェク
ター方式の中で水流によるエジェクター方式である、い
わゆる水流ポンプ方式のものがよく、これは外気中へ臭
気成分を放出しない点で好まれる。
【0044】24は蒸発釜21内にらせん状に配置した
放熱部で、圧縮機31、放熱部24、減圧装置23、吸
熱部29及び冷媒空冷手段32を順次接続し、これらで
熱媒体を密封したヒートポンプ装置25を構成してい
る。このヒートポンプ装置25の放熱部24が加熱手段
を構成しており、その表面温度は、減圧蒸発下では10
0℃以下、特に臭気ガスの発生を防止するには30〜4
0℃に管理することが最も好ましい。この管理方法は、
蒸発釜21内の濃縮液温度により、ファン33をON/
OFFさせる方法、冷媒(熱媒体)の加熱側温度、圧力
によりファン33をON/OFFさせる方法が好まし
い。このヒートポンプ装置25の放熱部24は下部を水
溶液Wに浸し、上部を液面上から突出して空中に露出し
ている。ここに放熱部24を液中と空中とにまたがるよ
うにらせん状に配置した理由は、液中と液面を同時に効
率よく加熱できるようにするためである。
【0045】ヒートポンプ装置25に使用する熱媒体と
して、一般にアンモニア、フレオンガス等が使用されて
いるが、この発明ではフレオンガスHCFC−22が蒸
発濃縮効率の点で好ましい。また、ヒートポンプ装置2
5の圧縮機31はローター方式等の各種方式が使用され
ており、冷凍機、冷蔵庫、エアコンディショナー等の空
調機器に使用されているコンプレッサーも使用できる。
【0046】蒸発釜21を内側にし、冷却釜22をその
外側に配置した二重缶方式が用いられているが、このよ
うにすることによって、装置の全体構成をコンパクトに
することができる。また、蒸発釜21の液面上にデミス
ター43を備え、このデミスター43の上部で蒸発釜2
1と冷却釜22を連通させている。このようにすること
により、蒸発釜21内に有る濃縮成分がはね上って冷却
釜22の中の凝縮水の中へ混入するのを防ぐことがで
き、その結果蒸発濃縮が安定に行なえる。このデミスタ
ー43が空隙率80%以上のスポンジ状繊維状物質の焼
結体の集合体であり、厚さが1cm以上である。実用上
サラン繊維を接着剤で接着したサランロックが好まれて
いる。
【0047】この蒸発濃縮処理装置の運転スタートは、
初めに水流ポンプを作動させ、減圧を作る段階とし、こ
の時点で液供給をスタートすることが好ましい。一定の
減圧状態の後圧縮機31を作動させ通常の蒸発濃縮運転
へと移行させるが、減圧状態を検知する方法としては、
圧力センサー62を用いるか又は一定時間により強制的
に次ステップに移る等の方法がある。
【0048】26は水溶液を溜めたタンク、27はタン
ク26から水溶液を汲み上げ、蒸発釜21内に給送する
電磁弁27aを備えた水溶液供給手段である。この水溶
液供給手段27は蒸発釜21内で加熱蒸発により液面が
降下して、液面検出手段28により検知された液面以下
になったとき作動するようになっている。この水溶液供
給手段27により汲み上げられた水溶液は、蒸発釜21
内へ液面検出手段28の液面検出電極を洗浄しながら供
給される。なお、放熱部24の液中部分と空中にある部
分とは、通常同じ温度で管理されるが、その場合は伝熱
効果の相違により空中にある部分の方が実質的に表面温
度が高くなる。このため、放熱部24に直接供給廃液を
散布すると、急加熱による不快ガスの発生もあり得る。
その対策として供給量を加減するか、空中にある放熱部
24の温度をガス発生温度以下の抑えることが必要とな
る。または、液中、液外で放熱部24を分けて別々に適
温に制御してもよい。
【0049】前記液面検出手段28は、蒸発釜21の中
の水溶液の中に電極を挿入して、その液面を検出する電
極式液面検出手段であり、この液面検出手段28が濃縮
スラッジ等により誤動作しないようにするため、電極の
少なくとも一部分が筒45に覆われ、タンク26からの
水溶液が、この筒45の内側に注がれて蒸発釜21に供
給される。また、同様の目的で液面検出手段28の電極
の一部は非導電性の物質で被覆され、好ましくは高分子
熱収縮チューブ、特に発水性材質が良く、テフロン系熱
収縮チューブが最良である。また、筒45も非導電性物
質例えばプラスチック材で作り、特に内面の材質をシリ
コンやテフロンにすることが好ましい。
【0050】この液面検出手段28の検出結果により、
水溶液供給手段27を制御する。しかしながら、この液
面検出の結果に関係なく、蒸発濃縮作業のスタート時に
は一定量の水溶液、すなわち蒸発釜21内の水溶液の液
面が高くなって運転に支障をきたすことのない量、例え
ば蒸発釜21の容量の1/50〜1/5の水溶液を蒸発
釜21に供給する。この制御により、液面検出手段28
にスラッジが付着することによるスタート時の液がない
のに運転するという誤動作を防止できる。
【0051】また、運転中に、一定時間液面検出手段2
8が液を検出すた状態が継続している場合、液面検出手
段28にスラッジが付着し誤動作していることがあり、
これを防止するため一定量の水溶液を強制的に供給する
ことが好ましく、この制御により液面検出手段28の誤
動作を防止できる。
【0052】また、水溶液中にガス化成分が多量に混入
していたり、または界面活性剤成分が入っていると、蒸
発時に水溶液が泡状態(フォーミング)となり、その結
果泡が蒸発釜21の上方まで押し上げられてれ、冷却釜
22中の凝縮水に混入することがある。これを防止する
ために、液面検出手段28とは別個の電極式の液面検出
手段60を釜上部に設けている。この液面検出手段60
により、泡状態の存在が検知されたときは電磁弁61を
開き、蒸発釜21内の減圧を壊して、濃縮液の凝縮水へ
の混入を防止する。また、シリコン系またはフッソ系の
消泡剤を蒸発釜21内に注入する機構を合わせ持つこと
が好ましい。
【0053】前記ヒートポンプ装置25の吸熱部29は
冷却釜22内に設置した冷却手段であり、蒸発釜21内
で水溶液を蒸発させ釜上部の空間を通して冷却釜22内
に侵入してきた水蒸気を冷却凝縮させる。こうして作ら
れた凝縮水は冷却釜22の底部22aに溜められ、釜外
に設置した回収容器である凝縮水タンク30に回収され
る。この回収は、この実施例ではエジクター23aを使
用した減圧装置23により行われる。すなわち、凝縮水
タンク30内の水をポンプ23bにて汲み上げ、エジェ
クター23aの垂直管部を通して凝縮水タンク30内に
戻すと、垂直管部と水平管部との直交部に真空域が生じ
るから水平管部に連通した冷却釜22の底部22aに溜
まった液、及び冷却釜22並びにこれに連通している蒸
発釜21内の空気が吸引され、両釜21,22内の減圧
安定化に寄与する。ここに、凝縮と凝縮水の回収を連続
して行なうことは、発生蒸気によって蒸発釜21内の圧
力が上昇すると、減圧バランスが崩れるが、これをすぐ
さま冷却凝縮して圧力上昇を抑制するのに効果的に作用
する。また、凝縮水タンク30をオーバーフローした水
は、貯留容器30aに溜められる。尚、エジェクター2
3aは底部22aより下に位置させることが好ましい。
【0054】前記ヒートポンプ装置25の放熱部24の
上流側に設けた冷媒空冷手段32は、圧縮機31に加圧
圧縮されて高温にされた冷媒を適切な設定温度にまで下
げるためのものであり、空冷ファン33を備えている。
また、ヒートポンプ装置25には放熱部24の下流側に
膨張弁の役目をなすキャピラリーチューブ34が設けら
れ、このキャピラリーチューブ34の下流側の吸熱部は
凝縮水タンク30内の水の冷却手段29a及び冷却釜2
2内の吸熱部29として利用される。すなわち、キャピ
ラリーチューブ34を挟んで上流側が加熱域、下流側が
冷却域となる。しかして、冷却釜22の吸熱部29を通
過した冷媒は、圧縮機31に環流する。
【0055】蒸発釜21の底部にはスラリー溜部35が
設けられ、スラリー溜部35は蒸発濃縮を繰り返して高
濃度に濃縮したスラリーを溜めるものである。スラリー
溜部35の底面と同一レベルの側壁外面にスラリー取出
口36が突設され、このスラリー取出口36は栓手段3
7により密栓されている。この栓手段37はボールバル
ブ、バタフライバルブ、スライドバルブで構成してもよ
いが、図示の場合は蒸発釜21内の減圧状態を維持させ
るためにパッキング栓46により構成され、パッキング
栓46に連結した把手38を引いたり押したりすること
により、スラリー取出口36を開閉できるようになって
いる。
【0056】また、スラリー溜部35には撹拌羽根40
が設けられ、この撹拌羽根40は蒸発釜21の上部に設
置した駆動源41の出力軸42の下端部に固着されてい
る。この撹拌羽根40はスラリー溜部35の内底面を全
面にわたって撹拌でき、かつスラリーをスラリー取出口
36へ向けて掃き出し易い形態になっている。もちろ
ん、撹拌羽根40はハンドル操作により手動で回転させ
るように構成してもよい。撹拌羽根40の一部はスラリ
ー取出口36の近くを通過するようにし、またスラリー
取出口36からスラリーを取り出す前に撹拌羽根40を
回転させて濃縮液を動揺させ、蒸発釜21の内壁の特に
上部の加熱部位に付着したスラリーを蒸発釜21内に残
さず全てきれいに掃除して取り出すようにする。
【0057】栓手段37の下部に開口したスラリー排出
部39の先端には、スラリー回収容器50が係合できる
ようになっており、このスラリー回収容器50は袋のよ
うな可とう性容器であってもよい。これら回収容器にと
りつけるキャップ(図示せず)と同じ密閉手段、例えば
ねじ嵌め式や弾性着脱式等の密閉手段により、スラリー
回収容器50をスラリー排出部39に連結する。これ
は、作業者が手を汚さずにスラリーを簡易に取り出すよ
うにするためである。
【0058】通常の濃縮操作でスケールとなり目詰りし
て蒸気釜21から出てこないようなスラリーを定期メン
テナンス時に掃除する目的で、特に蒸気釜21の中間部
位に付着したスラリーを取り除くため、スケール削り取
り用羽根(図示せず)を撹拌羽根40に代えて取り付け
て使用することもできる。スラリー削り取り羽根を、下
部から手段で回転できるようにしてもよい。
【0059】スラリーが硬くなって撹拌羽根40が動き
にくいときは、駆動源41や撹拌羽根40に無理がかか
ることのないようにするため、駆動源41と撹拌羽根4
0との間の動力伝達機構の一部にベルト式伝達部を挿入
する。スラリーは最初硬いが撹拌しているうちに流動性
がでてくる性質がある。したがって、最初のうちはベル
トがスリップしながら撹拌羽根40が回転し、やがて撹
拌羽根40が楽に回転できるようになる。
【0060】栓手段37のパッキング栓46はたとえば
ゴム栓であり、この押し込み過ぎを防止するため、スト
ッパー(図示せず)を付けてパッキング栓46が一定距
離以上スラリー排出部39に侵入しないようにし、また
ゴム栓46が逆方向に抜け出すのを防止するための防止
部材が設けられている。把手38はスラリーがスラリー
排出部39から噴出飛散するのを防ぐのにも役立ってい
る。
【0061】水溶液タンク26の少なくとも中間位置と
底面に近い位置に液面検出器(例えばフロート式)(図
示せず)を設置し、水溶液がタンク26の中間位置まで
供給されたときに運転を開始し、液面が底面近くまでさ
がったとき運転が停止するよう制御する。また、凝縮水
タンク30に液面センサ47を設け、凝縮水タンク30
が満杯になったとき、装置の運転が停止するよう制御し
ている。
【0062】この実施例において、水溶液供給手段27
を作動させて蒸発釜21内に廃液すなわち水溶液を液面
検出器で検出される所定水位に達するまで注入し、凝縮
水タンク30内にも水道水を注入し貯留する。しかる
後、圧縮機31の作動により流動する冷媒の作用により
蒸発釜21内の加熱手段24が所定の温度まで加熱さ
れ、冷却釜22内の吸熱部29が冷却される。一方、ポ
ンプ23bの作動によりエジェクター23aを通して冷
却釜22及び蒸発釜21が凝縮されるから、廃液はその
沸騰点以下の温度で沸騰し蒸発することとなる。
【0063】蒸発釜21内で蒸発した水蒸気は上部空間
を通して冷却釜22内に侵入し、ここで冷却凝縮されて
水滴となって、冷却釜22の底部22aに溜められ、真
空吸引により釜外に設置した凝縮水タンク30に回収さ
れる。蒸発により蒸発釜21内に予め注入した水溶液が
減少するに伴ない、供給手段27が作動し補給するから
蒸発釜21内では蒸発補給が繰返し行われ、水溶液が徐
々に濃縮される。高濃度に固形化した成分はスラリーと
なって底部に設けたスラリー溜め部35に溜められる。
【0064】ヒートポンプ装置5に使用している熱媒体
の温度を常に検出していて、これにより濃縮の程度を判
断する。この温度がある一定温度になると、濃縮処理作
業を終了し、把手38を引いて栓手段37のパッキング
栓46を抜いて、密栓されていたスラリー取出口36を
解放させ、蒸発釜21の底部に溜ったスラリーをシスラ
リー回収容器50に取り出す。この取出し時には駆動源
41により回転羽根40が回転し、スラリーの取出し作
業が効率よく行われる。
【0065】この蒸発濃縮装置は、以上のように動作し
て水溶液の濃縮処理を行なうので、廃液の処理作業や原
液の濃縮作業に使用することができる。
【0066】電気透析装置 次に、この発明に用いられる電気透析装置の一実施例
を、図3に基づき説明する。この発明に用いられる電気
透析装置には、電気透析槽100に陽電極101と陰電
極102が設けられ、この陽電極101と陰電極102
との間に、陽イオン交換膜103と陰イオン交換膜10
4とを室枠105を介して交互に配列し、これら両イオ
ン交換膜103,104と室枠105とによって濃縮室
106及び脱塩室107が交互に形成されている。
【0067】この電気透析装置の電気透析における電流
密度は、好ましくは0.1〜10A/dm2、より好ま
しくは1〜8A/dm2である。電流濃度は、好ましく
は0.1〜5A/リットル以下であり、より好ましくは
0.5〜4A/リットル以下である。電流密度が10A
/dm2を越える場合では、アンモニア、亜硫酸等の分
離が悪い。また、電流濃度が5A/リットルを越える場
合では、アンモニア、亜硫酸等の分離が悪い。0.1〜
1A/リットルは1A/dm2未満が好ましくない理由
は装置が大型化するからである。電圧は、前記電気密度
乃至電流濃度を得られる範囲であればよい。
【0068】この電気透析装置に用いられる陽イオン交
換膜は、アイオニクス社製、東洋ソーダ社製、デュポン
社製、旭硝子社製等のメーカーで製造市販されている。
陰イオン交換膜は同じくアイオニクス社製等のメーカー
で製造市販されている。
【0069】電気透析槽は長期間の使用又は再度の使用
にも耐え得る電気絶縁材料で形成することが好ましく、
特に合成樹脂であるポリエピクロルヒドリン、ポリビニ
ルメタクリレート、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポ
リ塩化ビニル、ポリ塩化エチレン、フェノールホルムア
ルデヒド樹脂等が好ましく使用できる。正の直流電圧を
与える前記給電用陽極は、例えば炭素材(例えば活性
炭、炭、コークス、石灰)、グラファイト材(例えば炭
素繊維、カーボンクロス、ブラファイト等)、炭素複合
材(例えば炭素に金属を粉状で混ぜ焼結したもの等)、
活性炭素繊維不織布(例えばKE−100フェルト、東
洋紡株式会社)、又はこれに白金、パラジウムやニッケ
ルを担持させた材料、更に寸法安定性電極(白金族酸化
物被膜チタン材、チタンに酸化イリジウムをコーティン
グしたもの。例えばDSAエクスバンドメッシュがあ
る)、白金被膜チタン材、ニッケル材、ステンレス材、
鉄材等から形成される。又給電用陽極に対向し負の直流
電圧を与える給電用陰極は例えば白金、ステンレス、チ
タン、ニッケル、ハステロイ、グラファイト、炭素材、
軟鋼あるいは白金族金属をコーティングした金属材料等
から形成されている。この電極は、メッシュ状、板状の
物を使用することが好ましい。
【0070】この電気透析装置は、濃縮液を濃縮室10
6に循環するための手段110を有している。濃縮液を
濃縮室106に循環するための手段110は、濃縮液タ
ンク111、循環ポンプ112及び循環パイプ113,
114を有しており、濃縮液タンク111に貯溜された
濃縮液が循環ポンプ112の駆動で、循環パイプ11
3,114を介して電気透析槽100の濃縮室106に
給送して循環させるようになっている。
【0071】電気透析槽100の脱塩室107に水溶液
を循環するための手段130と、一定濃度に脱塩された
時点で水溶液を取り出す手段140と、新たに脱塩する
ための水溶液を供給する手段150とを有している。
【0072】この脱塩室107に水溶液を循環するため
の手段130は、脱塩液タンク131、循環ポンプ13
2及び循環パイプ133,134を有しており、脱塩液
タンク131に貯溜された脱塩液が循環ポンプ132の
駆動で、循環パイプ133,134を介して電気透析槽
100の脱塩室107に給送して循環させるようになっ
ている。
【0073】また、一定濃度に脱塩された時点で水溶液
を取り出す手段140は、循環パイプ134に設けられ
た電磁弁141、この電磁弁141に接続された排出パ
イプ142及び回収容器143とを有しており、電磁弁
141を所定時間経過すると閉じると、水溶液が循環パ
イプ134から排出パイプ142を介して排出され、回
収容器143に回収される。
【0074】一定濃度に脱塩されたことを判断する方法
としては、実験値による時間規定が低コストで好ましい
が、電導度測定器145を設置し、一定値以下になった
ことを検出することが最も確実である。また電気透析槽
電流値を検出し、一定値以下になったことを検出する方
法、更にこの時点から一定の時間経過した時点とするこ
とも非常に好ましい。
【0075】また、電磁弁141は排出パイプ142に
設けてもよく、さらに脱塩液タンク131の所定位置に
排出パイプ142を設け、この排出パイプ142に設け
た電磁弁141の作動で水溶液を回収容器143に回収
するようにしてもよい。また、この電磁弁141に代え
てポンプ144を設けて強制的に回収するようにしても
よく、さらに手動操作弁を設けて手動操作で回収するよ
うにしてもよい。
【0076】新たに脱塩するための水溶液を供給する手
段150は、供給タンク151、電磁弁152及び供給
パイプ153を有しており、供給タンク151には新た
に脱塩するための水溶液として例えば前記した蒸発濃縮
処理装置で得られた蒸留液が貯溜される。この供給タン
ク151から水溶液が電磁弁152の作動で、供給パイ
プ153を介して脱塩液タンク131に給送する。供給
パイプ153に電磁弁152に代えてポンプ154を設
けると、供給タンク151の配置場所にかかわらず強制
的に供給することができ、さらに手動操作弁を設けて手
動操作で回収するようにしてもよい。また、供給タンク
151を用いないで、前記蒸発濃縮処理装置から蒸留液
を直接パイプで脱塩液タンク131に給送するようにし
てもよい。
【0077】このように、電気透析装置の脱塩室107
に水溶液を循環させ、一定濃度に脱塩された時点で水溶
液を取り出し、新たに脱塩するための水溶液を供給する
ことで、バッチ、循環方式で効率的な脱塩が行なわれ、
しかも前記の濃縮液の容量分の回収と合わせて行なう
と、到達脱塩濃度が低く好ましい。
【0078】図4は電気透析装置の他の実施例を示し、
この実施例は電気透析装置に水溶液を供給して一過性処
理をする手段160を有している。この電気透析装置に
水溶液を供給して一過性処理をする手段160は、脱塩
液供給タンク161、脱塩液供給パイプ162、脱塩液
排出パイプ163及び脱塩液排出タンク164とを有し
ており、脱塩液供給パイプ162には電磁弁165の作
動で水溶液を脱塩室107に給送し、この水溶液を脱塩
室107から脱塩液排出パイプ163を介して脱塩液排
出タンク164に回収する。このように、水溶液を電気
透析装置に供給して一過性処理が行なわれ、これで濃縮
液の濃度が安定化する。
【0079】前記図3図及び図4に示す電気透析装置で
は、電気透析槽100の陽極室108及び陰極室109
が、濃縮室106として同じ濃縮液を循環させるように
なっており、それぞれ専用の電極液が不要で装置を簡易
化できる。
【0080】また、濃縮液の循環流量が水溶液の供給流
量より大きくなっており、小さい循環手段で脱塩到達濃
度を低くするために有効である。
【0081】また、前記水溶液は、前記蒸発濃縮処理装
置で処理されて得られる凝縮液で、実質的に陽イオン交
換膜と陰イオン交換膜を目詰まりさせる成分を含有しな
い水溶液であることが好ましい。この電気透析装置に
は、陽イオン交換膜と陰イオン交換膜に目詰まりさせる
Ca、Mg等の2価金属イオンを含む水溶液よりも膜目
詰まりを起さない水溶液に対して特に有効である。
【0082】電気透析濃縮液を水溶液の蒸発濃縮処理装
置へ戻す手段 この電気透析濃縮液を水溶液の蒸発濃縮処理装置へ戻す
手段を、図5の水溶液の濃縮処理装置の概略図に基づい
て説明する。
【0083】この水溶液の濃縮処理装置は、水溶液を加
熱して蒸発濃縮せしめ、これによって生じる蒸気を冷却
凝縮し蒸発濃縮物A1と凝縮液A2に分離する蒸発濃縮
処理装置Aと、この凝縮液A2を電極間に陽イオン交換
膜と陰イオン交換膜を配置した電気透析層で電気透析処
理し電気透析濃縮液B1と電気透析脱塩液B2に分離す
る電気透析装置Bと、この電気透析濃縮液B1を水溶液
の蒸発濃縮処理装置Bへ戻す手段Cとを有し、水溶液を
濃縮物と脱塩液に分離する。
【0084】この蒸発濃縮処理装置A及び電気透析装置
Bは前記したものであり、この電気透析装置Bで得た電
気透析濃縮液B1を蒸発濃縮処理装置Bへ戻す手段Cを
設けて、再び水溶液とともに加熱して蒸発濃縮せしめ、
これによって生じる蒸気を冷却凝縮することで、水溶液
を濃縮物と脱塩液に効率的に分離することができる。こ
の水溶液の濃縮処理で、脱塩液の分離水に含まれる成分
を極力減らし、水の再利用が可能となる。また、濃縮物
の容量を極力少容量とすることができ、しかも濃縮物の
処理が簡単となる。
【0085】この蒸発濃縮処理装置Aによる蒸発濃縮工
程においてpH調整剤C1を添加することができ、この
pH調整剤C1の添加によって水溶液を濃縮物と脱塩液
に効率的に分離することができる。このpH調整剤C1
としては、酢酸、硫酸、塩酸、硝酸、スルファニル酸、
水酸化カリウム、水酸化ナトリム、水酸化アンモニウム
等のpH調整剤または、ホウ酸、クエン酸、燐酸、ある
いは酢酸ナトリウム、クエン酸カルム等のpH調整剤を
用いることができる。
【0086】また、電気透析濃縮液B1を、エアバブリ
ング処理及び/又は電解酸化処理C2を行った後、蒸発
濃縮処理装置Aによる蒸発濃縮工程に戻すように構成す
ることができ、よりよく水溶液を濃縮物と脱塩液に効率
的に分離することができる。
【0087】このエアバブリング処理は、図6に示すよ
うに、エアポンプ300でエアーを送風することによっ
て、還元性物の酸化と低沸点化合物を除去することであ
り、ディストリビューター301等を用いてエアー泡を
より細かくすることが好ましく、これによってバブリン
グ効果の向上を図る。ディストリビューター301とし
て、例えばプラスチックの晶結体、または金属の晶結体
があり、連通孔を有する材質のものが好ましい。
【0088】また、電解酸化処理は、電解によって陽極
で物質を酸化する方法であり、図7に示すように、例え
ば陽極310にチタン上に酸化ルタン上に酸化ルテニウ
ムをコーティングしたものを用い、陰極311に例えば
ステンレス、SUS−316材等を用いることができ
る。この電解酸化処理は、陽イオンの陽電荷の増加、陰
イオンの陰電荷の減少、陰イオンの重合、原子団中の酸
素原子の増加及び水素原子の現象のいずれの方式のもの
でもよく、かかる電解酸化が酸化剤による酸化に比べて
すぐれている点は、非常に強い酸化が行ないうるという
こと、副生成物が少ないということである。
【0089】また、さらに、前記以外に電解手段の電極
の材質としては、陽極が成型炭素(グラファイト)、酸
素繊維、ステンレス鋼、チタン、チタン合金、白金、
金、又はこれらに例えばルテニウム酸化物(Ru
2)、酸化チタン、イリジウム酸化物、白金酸化物、
パラジウム酸化物、インジウム−スズ酸化物合金、二酸
化鉛、金、白金を被覆したもの等が用いられ、陰極が金
属(ニッケル、ステンレス、チタン、その他)、成型炭
素(グラファイト)、炭素繊維、白金又は白金メッキ等
が用いられる。
【0090】さらに、この電解酸化の電流密度は0.0
001〜100A/dm2、好ましくは1〜50A/d
2、さらに好ましくは5〜20A/dm2に設定され、
電流濃度は0.0001〜100A/リットル、好まし
くは1〜50A/リットル、さらに好ましくは5〜20
A/リットルに設定される。
【0091】また、このエアバブリング処理により発生
するガスを含有するエアを加熱酸化分解処理C3するこ
とで、エアバブリング処理により発生するガスを含有す
るエアを加熱酸化分解処理し無害化することが可能で、
よりよく水溶液を濃縮物と脱塩液に効率的に分離するこ
とができる。
【0092】この加熱酸化分解処理C3は、図8に示す
ように、ヒータ312で白金系触媒313の間を150
〜400℃に加熱して通させる。これにより、エアバブ
リングで分離されたエア中の低沸点成分を分解すること
ができ、例えばアンモニアは窒素と水になる。
【0093】また、ガス化するイオン成分を含む水溶液
を処理し、水溶液がガス化するイオン成分を含むものに
有効であるが、水溶液が、特に写真処理廃液である場合
に、脱塩液の分離水に含まれる成分を極力減らし、水の
再利用が可能となり、また濃縮物の容量を極力少容量と
することができ好ましい。
【0094】制御 この発明の写真処理廃液の濃縮処理装置における制御は
主として (1)ストックタンクへの写真処理廃液の排出 (2)ストックタンクから蒸発濃縮処理装置への写真処
理廃液の供給 (3)蒸発濃縮処理装置の作動 (4)蒸発濃縮処理済み廃液に対する電気透析処装置に
よる処理 (5)電気透析濃縮液を水溶液の蒸発濃縮処理装置へ戻
す手段 の各事項について自動現像機が設備されている写真処理
施設において自動現像機に組み込むかあるいはその近傍
に配置して用いる。そして完全に又は大部分自動制御に
より、写真処理廃液を処理する構成のものが好ましい。
【0095】
【発明の効果】前記したように、請求項1及び請求項8
記載の発明は、水溶液を加熱して蒸発濃縮し、これによ
って生じる蒸気を冷却凝縮し蒸発濃縮物と凝縮液に分離
し、この凝縮液を電気透析装置により電気透析処理して
電気透析濃縮液と電気透析脱塩液に分離し、この電気透
析濃縮液を水溶液の蒸発濃縮工程に戻すから、水溶液を
濃縮物と脱塩液に効率的に分離することができ、この水
溶液の濃縮処理で脱塩液の分離水に含まれる成分を極力
減らし、水の再利用が可能となる。また、濃縮物の容量
を極力少容量とすることができ、しかも濃縮物の処理が
簡単となる。
【0096】請求項2記載の発明は、水溶液を加熱して
蒸発濃縮せしめ、これによって生じる蒸気を冷却凝縮し
蒸発濃縮物と凝縮液に分離する処理に、ヒートポンプ装
置を用いるから、簡単な構造で、しかも極力不純成分が
含まれない凝縮液を得ることができる。
【0097】請求項3記載の発明は、蒸発濃縮工程にお
いてpH調整剤を添加することで、水溶液を濃縮物と脱
塩液に効率的に分離することができる。
【0098】請求項4記載の発明は、電気透析濃縮液
を、エアバブリング処理及び/又は電解酸化処理を行っ
た後、蒸発濃縮工程に戻すから、よりよく水溶液を濃縮
物と脱塩液に効率的に分離することができる。
【0099】請求項5記載の発明は、エアバブリング処
理により発生するガスを含有するエアを加熱酸化分解処
理し無害化し、エアバブリングによりエアの臭気問題を
抑える。
【0100】請求項6記載の発明は、水溶液がガス化す
るイオン成分を含むものに有効であり、請求項7記載の
発明は、水溶液が特に写真処理廃液である場合に、脱塩
液の分離水に含まれる成分を極力減らし、水の再利用が
可能となり、また濃縮物の容量を極力少容量とすること
ができ好ましい。
【図面の簡単な説明】
【図1】カラーネガフィルムの自動現像機の概略図であ
る。
【図2】蒸発濃縮処理装置の概略図である。
【図3】電気透析装置の概略図である。
【図4】他の電気透析装置の概略図である。
【図5】水溶液の濃縮処理装置の概略図である。
【図6】エアバブリング処理の原理を示す図である。
【図7】電解酸化処理の原理を示す図である。
【図8】加熱酸化分解処理の原理を示す図である。
【符号の説明】
A 蒸発濃縮処理装置 A1 蒸発濃縮物 A2 凝縮液 B 電気透析装置 B1 電気透析濃縮液 B2 電気透析脱塩液 C 電気透析濃縮液B1を水溶液の蒸発濃縮処理装置A
へ戻す手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C02F 1/20 A 9262−4D 1/461 1/469 1/74 9045−4D G03C 5/00 A G03D 3/00 7810−2H

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水溶液を加熱して蒸発濃縮せしめ、これ
    によって生じる蒸気を冷却凝縮し蒸発濃縮物と凝縮液に
    分離し、この凝縮液を電極間に陽イオン交換膜と陰イオ
    ン交換膜を配置した電気透析装置により電気透析処理
    し、電気透析濃縮液と電気透析脱塩液に分離し、この電
    気透析濃縮液を前記水溶液の蒸発濃縮工程に戻し、水溶
    液を濃縮物と脱塩液に分離することを特徴とする水溶液
    の濃縮処理方法。
  2. 【請求項2】 前記水溶液を加熱して蒸発濃縮せしめ、
    これによって生じる蒸気を冷却凝縮し蒸発濃縮物と凝縮
    液に分離が、前記水溶液を蒸発濃縮せしめる蒸発釜の加
    熱手段及び蒸気を冷却し液化する冷却釜の冷却手段とし
    て、圧縮機、放熱部、減圧装置、吸熱部を順次に接続し
    熱媒体を密閉したヒートポンプ装置の前記放熱部及び吸
    熱部を用い、前記蒸発釜と冷却釜とを連通状態として全
    体を減圧することを特徴とする請求項1記載の水溶液の
    濃縮処理方法。
  3. 【請求項3】 前記蒸発濃縮工程においてpH調整剤を
    添加することを特徴とする請求項1記載の水溶液の濃縮
    処理方法。
  4. 【請求項4】 前記電気透析濃縮液を、エアバブリング
    処理及び/又は電解酸化処理を行った後、前記蒸発濃縮
    工程に戻すことを特徴とする請求項1または請求項2記
    載の水溶液の濃縮処理方法。
  5. 【請求項5】 前記エアバブリング処理により発生する
    ガスを含有するエアを加熱酸化分解処理することを特徴
    とする請求項4記載の水溶液の濃縮処理方法。方法。
  6. 【請求項6】 ガス化するイオン成分を含む水溶液を処
    理することを特徴とする請求項1乃至請求項5記載の水
    溶液の濃縮処理方法。の方法
  7. 【請求項7】 写真処理廃液を処理することを特徴とす
    る請求項1乃至請求項5記載の水溶液の濃縮処理方法。
  8. 【請求項8】 水溶液を加熱して蒸発濃縮せしめ、これ
    によって生じる蒸気を冷却凝縮し蒸発濃縮物と凝縮液に
    分離する蒸発濃縮処理装置と、この凝縮液を電極間に陽
    イオン交換膜と陰イオン交換膜を配置した電気透析層で
    電気透析処理し電気透析濃縮液と電気透析脱塩液に分離
    する電気透析装置と、この電気透析濃縮液を前記水溶液
    の蒸発濃縮処理装置へ戻す手段とを有し、水溶液を濃縮
    物と脱塩液に分離することを特徴とする水溶液の濃縮処
    理装置。
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