JPH0667394A - 写真自動現像処理システム - Google Patents

写真自動現像処理システム

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JPH0667394A
JPH0667394A JP22282792A JP22282792A JPH0667394A JP H0667394 A JPH0667394 A JP H0667394A JP 22282792 A JP22282792 A JP 22282792A JP 22282792 A JP22282792 A JP 22282792A JP H0667394 A JPH0667394 A JP H0667394A
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JP
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water
automatic
tank
liquid
treated water
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JP22282792A
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English (en)
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Masayuki Kurematsu
雅行 榑松
Hideo Tanaka
英雄 田中
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Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Publication date
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  • Water Treatment By Electricity Or Magnetism (AREA)
  • Silver Salt Photography Or Processing Solution Therefor (AREA)
  • Photographic Processing Devices Using Wet Methods (AREA)
  • Heat Treatment Of Water, Waste Water Or Sewage (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】減圧ヒートポンプ方式蒸発濃縮装置で処理した
処理水を写真自動現像機の処理液の溶解水や希釈水とし
てリサイクル使用することが可能な写真自動現像処理シ
ステムを提供する。 【構成】溜枡10に、該溜枡10からオーバーフローし
た凝縮水を収容して電解処理すると共に、隔膜80によ
り陽極室69と陰極室68とを仕切った電解槽81を接
続し、前記陽極室69に電解処理水を脱気処理する脱気
槽89を接続し、該脱気槽89に、前記脱気処理水を写
真自動現像機101の現像槽95及び定着槽96に送液
・供給する送液配管63を接続し、陰極室に電解処理水
を、現像槽95及び定着槽96に送液・供給する送液配
管60を接続した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、写真自動現像機と、当
該写真自動現像機から排出される廃液を処理する減圧ヒ
ートポンプ方式蒸発濃縮装置と、を接続した写真自動現
像処理システムに関わり、特に、減圧ヒートポンプ方式
蒸発濃縮装置で処理した処理水を写真自動現像機の処理
水の溶解水や希釈水としてリサイクル使用することが可
能な写真自動現像処理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、ハロゲン化銀写真感光材料の写
真処理は、黒白感光材料の場合には現像、定着及び水洗
等、カラー感光材料の場合には発色現像、漂白定着(ま
たは漂白、定着)、水洗、安定化等の機能の1つ又は2
つ以上を有する処理液を用いた工程を組合わせて行われ
ている。そして、多量の感光材料を処理する写真処理に
おいては、処理によって消費された成分を補充し、一
方、処理によって処理液中に溶出或は蒸発によって濃化
する成分(例えば、現像液における臭化物イオン、定着
液における銀錯塩のような)を除去して処理水成分を一
定に保つことによって処理液の性能を一定に維持する手
段が採られており、上記補充のために補充液が処理液に
補充され、写真処理における濃厚化成分の除去のために
処理液の一部が廃棄されている。
【0003】近年では、前記のような廃棄物(廃液)の
量を削減できる写真廃液処理装置として、特開昭60−
70841号公報に開示されているように、廃液を加熱
して水分を蒸発乾固ないし固化する写真廃液処理装置が
紹介されている。また、廃液を蒸発濃縮せしめる蒸発釜
の加熱手段及び蒸気を冷却して凝縮液化する冷却釜の冷
却手段として、ヒートポンプ回路の放熱部及び吸熱部を
用い、且つ、該蒸発釜と冷却釜を減圧手段にて減圧し、
その液を通常の沸騰点以下で沸騰が起こるようにして濃
縮物を取出す減圧ヒートポンプ方式の蒸発濃縮装置が紹
介されている。そして、この減圧ヒートポンプ方式の蒸
発濃縮装置は、前記冷却釜で凝縮液化した凝縮水を、エ
ジェクタ及び送液ポンプを使用した減圧手段により溜枡
内に回収する方法を取っている。即ち、溜枡内の凝縮水
を、当該溜枡外にせっしたモータに直結した羽根を持つ
送液ポンプにより汲み上げて、前記エジェクタの垂直管
部を通して再び前記溜枡内に戻すと、該垂直管部と直交
する水平管部側が真空状態となる。従って、前記水平管
部の口端を前記冷却釜の凝縮水出口に接続しておくと、
当該凝縮水は、強制的に吸引されて前記溜枡内に回収さ
れる。この蒸発濃縮装置は、減圧下で蒸発させることか
ら、硫化水素などを発生させることなく濃縮物を取り出
せる利点を有している。この減圧ヒートポンプ方式の蒸
発濃縮装置により処理された写真処理廃液(凝縮水)
は、環境汚染を起こさない良水質となるため、河川等に
そのまま流すことができる。
【0004】そして、このような減圧ヒートポンプ方式
の蒸発濃縮装置と、写真自動現像機とを接続した写真自
動現像処理システムが開発されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記減
圧ヒートポンプ方式の蒸発濃縮装置と、写真自動現像機
とを接続した写真自動現像処理システムでは、当該減圧
ヒートポンプ方式の蒸発濃縮装置により処理された写真
処理廃液は、再利用することなく、下水等から河川や海
等に放流して廃棄しており、資源の有効利用がなされて
いないという問題があった。
【0006】本発明は、このような問題を解決すること
を課題とするものであり、減圧ヒートポンプ方式蒸発濃
縮装置で処理した処理水を写真自動現像機の処理液の溶
解水や希釈水としてリサイクル使用することが可能な写
真自動現像処理システムを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、本発明は、写真処理廃液を蒸発濃縮する蒸発釜と、
前記蒸発釜から発生する蒸気を冷却手段により冷却して
凝縮液化する冷却釜と、減圧手段を介して前記冷却釜で
凝縮液化した凝縮水を回収する溜枡と、を備えた減圧ヒ
ートポンプ方式蒸発濃縮装置を、写真自動現像機に接続
し、該写真自動現像機から排出される写真処理廃液を自
動的に濃縮液と蒸気凝縮水に分離するようにした写真自
動現像処理システムにおいて、前記凝縮水を隔膜電解処
理する隔膜により、陽極室と陰極室とを仕切った電解槽
を設置し、且つ、前記陽極室に収容された電解処理水を
脱気処理する脱気手段を設置し、前記脱気処理水及び陰
極室に収容された電解処理水を前記写真自動現像機の処
理液作成時の溶解水及び/又は希釈水として使用するこ
とを特徴とする写真自動現像処理システムを提供するも
のである。
【0008】そして、前記陰極室に収容された電解処理
水と前記脱気槽で脱気処理された脱気処理水とを混合し
て前記写真自動現像機の処理槽に、処理液作成時の溶解
水及び/又は希釈水として使用することを特徴とする写
真自動現像処理システムを提供するものである。また、
写真処理廃液を蒸発濃縮する蒸発釜と、前記蒸発釜から
発生する蒸気を冷却手段により冷却して凝縮液化する冷
却釜と、減圧手段を介して前記冷却釜で凝縮液化した凝
縮水を回収する溜枡と、を備えた減圧ヒートポンプ方式
蒸発濃縮装置を、写真自動現像機に接続し、該写真自動
現像機から排出される写真処理廃液を自動的に濃縮液と
蒸気凝縮水に分離するようにした写真自動現像処理シス
テムにおいて、前記凝縮水を隔膜電解処理する隔膜によ
り、陽極室、中間室及び陰極室の3室に仕切った電解槽
を設置し、前記陽極室に収容された電解処理水を脱気処
理する脱気手段を設置し、前記脱気処理水と、中間室及
び陰極室に収容された電解処理水とを、前記写真自動現
像機の処理液作成時の溶解水及び/又は希釈水として使
用することを特徴とする写真自動現像処理システムを提
供するものである。
【0009】そして、前記凝縮水の送液・供給を送液配
管とし、各槽の液面レベルセンサ、ポンプ及び落差によ
り自動的に行うことを特徴とする写真自動現像処理シス
テムを提供するこのである。さらに、前記写真処理廃液
は、炭酸イオンを含有してなることを特徴とする写真自
動現像処理システムを提供するものである。
【0010】また、前記写真処理廃液は、アンモニウム
イオンを含有してなることを特徴とする写真自動現像処
理システムを提供するものである。さらにまた、前記写
真処理廃液は、カラーネガ処理廃液とカラーペーパー処
理廃液とを混合してなることを特徴とする写真自動現像
処理システムを提供するものである。
【0011】そして、前記脱気手段が、電解処理水にエ
アーを吹き込むエアーレーション手段であることを特徴
とする写真自動現像処理システムを提供するものであ
る。そしてまた、前記脱気手段が、電解処理水を加熱す
る加熱蒸発手段であることを特徴とする写真自動現像処
理システムを提供するものである。さらに、前記脱気槽
手段が、電解処理水面積を増加する液面積増加手段であ
ることを特徴とする写真自動現像処理システムを提供す
るものである。
【0012】さらにまた、前記脱気槽手段が、電解処理
水面にエアーを吹き付けるエアー吹き付け手段であるこ
とを特徴とする写真自動現像処理システムを提供するも
のである。そしてさらに、前記減圧ヒートポンプ方式蒸
発濃縮装置は、水溶液を蒸発濃縮する蒸発釜の加熱手段
及び蒸気を冷却し液化する冷却釜の冷却手段として圧縮
機、放熱部、減圧装置、吸熱部を順次環状に接続し、熱
媒体を密閉したヒートポンプ装置の前記放熱部及び吸熱
部を用い、前記蒸発釜と冷却釜とを連通状態として全体
を減圧する減圧手段を備えたことを特徴とする写真自動
現像処理システムを提供するものである。
【0013】
【作用】本発明に係る写真自動現像処理システムは、前
記凝縮水を隔膜電解処理する隔膜により、陽極室と陰極
室とを仕切った電解槽を設置し、且つ、前記陽極室に収
容された電解処理水を脱気処理する脱気手段を設置し、
前記脱気処理水及び陰極室に収容された電解処理水を前
記写真自動現像機の処理液作成時の溶解水及び/又は希
釈水として使用することことで、前記凝縮水をリサイク
ル使用することができる。
【0014】即ち、前記凝縮水は、隔膜電解処理により
当該凝縮液中に含有される陽イオン成分が陰極室に移動
し、陰イオン成分は、陽極室に移動する。前記凝縮水を
そのまま処理液溶解水として利用すると問題となるの
は、陰イオン成分の一部であり、この陰イオン成分は、
陽極室での陽極酸化と脱気手段とにより、分解又は空気
中に放出され、何ら問題なく処理液溶解水として使用し
ても写真性能に悪影響を及ぼさない水となる。
【0015】さらに、この処理水は、通常使用される水
道水等とは異なり、カルシウム、マグネシウム成分を含
まず、処理液成分の一部を含有しており、処理液の保存
性の向上をもたらすことができる。そして、本発明に係
る写真自動現像システムでは、前記陰極室に収容された
電解処理水と前記脱気槽で脱気処理された脱気処理水と
を混合して、前記写真自動現像機の処理液作成時の溶解
水及び/又は希釈水として使用してもよい。
【0016】また、本発明に係る写真自動現像処理シス
テムでは、前記凝縮水を隔膜電解処理する隔膜により、
陽極室、中間室及び陰極室の3室に仕切った電解槽を設
置し、前記陽極室に収容された電解処理水を脱気処理す
る脱気手段を設置し、前記脱気処理水と、中間室及び陰
極室に収容された電解処理水とを、前記写真自動現像機
の処理液作成時の溶解水及び/又は希釈水として使用す
ることで、前記凝縮水を写真自動現像機で使用する処理
液の溶解水や希釈水としてリサイクル使用することがで
きる。
【0017】前記写真処理廃液が、炭酸イオン及び/又
はアンモニウムイオンを含有してなること、即ち、処理
液成分に前記イオンが含有されることで、より前記作用
が有効となる。また、前記写真処理廃液が、カラーネガ
処理廃液とカラーペーパー処理廃液とを混合してなるこ
とでも、前記作用がより有効となる。さらに、前記脱気
手段としては、収容した電解処理水にエアーを吹き込む
エアーレーション手段、前記電解処理水を加熱する加熱
蒸発手段、前記電解処理水面積を増加する液面積増加手
段、前記電解処理水面にエアーを吹き付けるエアー吹き
付け手段等を使用することで、充分な脱気処理を行うこ
とができる。
【0018】
【実施例】次に、本発明に係る一実施例について、図面
を参照して説明する。図1は、本発明の一実施例に係る
写真自動現像処理システムを示す構成図である。図1に
示すように、本実施例に係る写真自動現像処理システム
は、写真自動現像処理装置101と、減圧ヒートポンプ
方式蒸発濃縮装置100から構成されている。
【0019】前記写真自動現像処理装置101は、公知
の装置であり、例えば、ハロゲン化銀写真感光材料(P
S版を含む)の発色現像を行う現像槽95、定着を行う
定着槽96、水洗を行う水洗槽97からなる処理槽9
1、及び当該水洗槽97から送られる被現像物を乾燥す
る乾燥機98を備えている。前記現像槽95及び定着槽
96には、後に詳細するが、電解処理された凝縮水及
び、さらに脱気処理された凝縮水を、当該現像槽95及
び定着槽96に送液・供給する送液配管67が接続され
ている。
【0020】前記写真自動現像処理装置101から排出
される廃液は、特に図示しない配管を経て、貯槽6に収
容され、減圧ヒートポンプ方式蒸発濃縮装置100の廃
液供給口79から蒸発釜1内に供給される。前記蒸発釜
1は、減圧に耐える構造を有しており、該蒸発釜1内に
は、水溶液(具体的には写真処理廃液)が注入貯留され
る。符号2は、蒸発釜1の外側に同心状に設けた冷却釜
で、該冷却釜2の上部は、蒸発釜1と連通している。符
号3は、真空ポンプからなる減圧手段で、該減圧手段3
は、冷却釜2内を大気圧より低い減圧下にする。これに
より水溶液をその沸騰点以下の温度で沸騰が起こるよう
にしている。この実施例では、不快ガス発生の起こりに
くいように低温での蒸発を行うものである。
【0021】符号4は、前記蒸発釜内に三次元配置した
加熱手段で、該加熱手段4は、ヒートポンプ回路5の放
熱部を用い、その表面温度は、減圧蒸発下では100°
C以下、特に臭気ガスの発生を防止するには20〜60
°Cに管理することが最も好ましい。この加熱手段4
は、下部を写真処理廃液Wに浸し、上部を液面上から突
出して空中に露出している。ここに加熱手段4を液中と
空中とにまたがるように三次元配置とした理由は、液中
と液面を同時に効率良く加熱できるようにするためであ
る。
【0022】符号7は、前記貯槽6から廃液を汲み上
げ、廃液供給口79から蒸発釜1内に給送する電磁弁を
備えた汲上手段である。この汲上手段7は、蒸発釜1内
で加熱蒸発により液面が一定量降下したときに作動する
ようになっている。この汲上手段7により汲み上げられ
た廃液は、蒸発釜1内で空中の加熱手段に直接散布させ
るように供給するか、特に図示しないが、適当な邪魔板
を介して水面を波立たせないように供給する。尚、加熱
手段4の液中部分と空中にある部分とは、通常同じ温度
で管理されるが、その場合は、伝熱効果の相違により空
中にある部分の方が実質的に表面温度は高くなる。この
ため、これに直接供給廃液を散布すると急加熱による不
快ガスの発生もあり得る。その対策として供給量を加減
するか、空中にある加熱手段の温度をガス発生温度以下
に抑えることが必要となる。あるいは、液中、液外で加
熱手段を分けて別々に適温に制御してもよい。
【0023】符号9は、前記冷却釜2内に設置した冷却
手段で、該冷却手段9は、圧縮機、放熱部、減圧装置、
吸熱部を順次に接続し、熱媒体を密閉したヒートポンプ
回路5の吸熱部を使用している。この冷却手段9は、蒸
発釜1内で蒸発し、上部空間を通して冷却釜2内に進入
してきた水蒸気を捕らえて冷却して凝縮液化させるため
のものである。この凝縮水は、冷却釜2の底部2aに設
けた凝縮水取出口2bから取り出され、送液パイプ61
を介して釜外に設置した溜枡10に回収される。
【0024】前記回収は、本実施例ではエジェクター3
aを使用した減圧手段3により行われる。この原理は、
溜枡10内の凝縮水を、枡外に設置したモータMに直結
した羽根を持つ送液ポンプ3bにて矢印方向に汲み上
げ、エジェクター3aの垂直管部を通して同枡10内に
戻すと、該垂直管部に直交する水平管部側が真空域にな
るから、該水平管部の口端(真空吸引口端)を、前記冷
却釜底部2aの凝縮水取出口2bにチューブ33を介し
て接続しておくと、冷却釜2の底部2aに溜まった凝縮
水及び冷却釜2並びにこれに連通している蒸発釜1内の
空気が強制的に吸引され、両釜内の減圧安定化に寄与す
る。
【0025】また、前記溜枡10内には、当該溜枡10
内に回収された凝縮水を冷却する冷却手段9aが設置さ
れている。この冷却手段9aにより、溜枡10内の水温
を一定温度以下(例えば、0〜30℃程度、さらに望ま
しくは、10〜25℃程度)に保持することができ、こ
こに溜められた凝縮水の脱臭を行うことができる。さら
に、前記凝縮水の温度上昇による減圧手段3の減圧能力
の低下を抑制することができる。
【0026】さらにまた、前記溜枡10には、当該溜枡
10内に回収された凝縮水を、オーバーフローさせるオ
ーバーフロー部66が設けられている。前記オーバーフ
ローした凝縮水は、電解槽81に収容される。前記電解
槽81は、隔膜80により2つの部屋に仕切られてお
り、一方の部屋は、電極87に接続された陽極85が設
置された陽極室69、他方の部屋は、電極87に接続さ
れた陰極83が設置された陰極室68となっている。そ
して、前電極87には、スイッチ86が接続されてお
り、このスイッチ86のON/OFFにより、電解処理
が行われる。さらに、前記陽極室69には、ここに収容
された電解処理水をオーバーフローさせるオーバーフロ
ー部84が設けられており、ここからオーバーフローし
た電解処理水は、脱気槽89に収容される。一方、前記
陰極室68には、ここに収容された電解処理水をオーバ
ーフローさせるオーバーフロー部82が設けられてお
り、ここからオーバーフローした電解処理水は、電解処
理水回収槽88に収容される。
【0027】なお、陽極85と隔膜80との距離、陰極
83と隔膜80との距離は、各々10mm以下が好まし
く、密着することが最も好ましい。本発明に用いられる
隔膜80は、半透膜のごとくイオン成分を通す材質であ
ればよく、また、目の細かい織布や不織布、通水性のあ
る多孔質板等であってもよい。また、イオン交換膜であ
ってもよい。
【0028】そして、材質的には、セルロース、プラス
チック、テフロン等を基材とする材質が好ましい。電極
87の材質として、陽極85は、グラファイト、白金、
金、チタン等の金属材に、白金、金、イリジウム、ルテ
ニウム等の希金属自身、または、その酸化物をコーティ
ングした材質が好ましく使用される。また、ステンレス
等、その他の電気通電性材質であってもよい。一方、陰
極83は、ステンレス(SUS304,SUS316,
SUS316L)、チタン材等が好ましい。
【0029】前記脱気槽89は、図3に示すように、エ
アーレーション手段からなる脱気手段64を備えてい
る。この脱気手段64は、前記電解処理水中にエアー送
風することによって、当該電解処理水の酸化促進するこ
とであり、ディストリビュータ等を用いてエアー泡をよ
り細かくすることが好ましく、これによってバブリング
効果の向上を図り、有機溶媒、炭酸ガス等の除去効果を
高めることができる。
【0030】さらに、前記脱気槽89には、当該脱気槽
89内に収容され、脱気された電解処理水を前記写真自
動現像機101の現像槽95及び定着槽96に送液・供
給する送液配管63及び67が接続されている。そし
て、この送液配管63と送液配管67の間には、前記脱
気処理後の電解処理水を送液する汲上手段62が接続さ
れている。
【0031】前記電解処理水回収槽88には、当該電解
処理回収槽88内に収容された電解処理水を前記写真自
動現像機101の現像槽95及び定着槽96に送液・供
給する送液配管60及び67が接続されている。そし
て、この送液配管60と送液配管67の間には、前記電
解処理水を送液する汲上手段61が接続されている。前
記汲上手段61及び62としては、例えば、ベローズ、
ポンプ等の定量ポンプが好ましく、前記写真自動現像機
101の電装ユニットにより作動することができる。
【0032】符号11は、前記ヒートポンプ回路5の冷
媒圧縮用のコンプレッサー(圧縮機)、符号12は、前
記蒸発釜1の加熱手段4の上流側に設けた冷媒空冷手段
である。冷媒空冷手段12は、前記コンプレッサー11
に加圧圧縮されて高温にされた冷媒を適切な設定温度に
まで下げるためのものであり、空冷ファン13を備え
る。
【0033】符号14は、キャピラリーチューブ(膨張
器)であり、当該キャピラリーチューブ14の下流側の
吸熱部は、前記冷却釜2内の冷却手段9及び溜枡10内
の冷却手段9aとして利用される。即ち、前記キャピラ
リーチューブ14を挟んで上流側が加熱域、下流側が冷
却域となる。しかして、冷却釜2の冷却手段9を通過し
た冷媒は、コンプレッサー11に還流する。
【0034】符号15は、蒸発濃縮を繰り返して高濃度
に固形化した濃縮物(スラリー)を溜める濃縮物溜部
で、当該濃縮物溜部15は、前記蒸発釜1の底部に設け
られている。符号16は、前記濃縮物溜部15の底面と
同一レベルの側壁外面に突設した濃縮物取出口で、該濃
縮物取出口16は、栓手段17により密栓されている。
この栓手段17は、ボールバルブ、バタフライバルブ、
スライドバルブで構成しても良いが、図示の場合は、蒸
発釜1内の減圧状態を維持させるためにパッキング材に
より構成され、把手18を引いたり押したりすることに
より濃縮物取出口16を開閉できるようになっている。
【0035】符号19は、濃縮物取出口16に接続さ
れ、前記濃縮物を回収する濃縮物回収容器50である。
符号20は、前記濃縮物溜部15に設けた回転羽根で、
該回転羽根20は、蒸発釜1の頂面に設置した駆動源2
1から垂下した出力軸22の下端に固着されている。こ
の回転羽根20は、前記濃縮物溜部15の内底面を全面
的に攪拌でき、かつ、濃縮物をその取出口16へ向けて
掃き出し易い形態になっている。勿論、ハンドル操作に
より手動回転させ得るように構成してもよい。
【0036】次に、本実施例に係る写真自動現像処理シ
ステムの具体的動作について説明する。先ず、写真自動
現像機101及び減圧ヒートポンプ方式蒸発濃縮装置1
00を作動し、写真感光材料及び/又はPS版の現像処
理を行うと共に、当該写真自動現像機101から排出さ
れる廃液の処理を行う。
【0037】即ち、前記汲上手段7を作動させて蒸発釜
1内に、写真処理廃液Wを必要水位まで注入する。次
に、前記モータMを駆動して送液ポンプ3bを作動す
る。次いで、ヒートポンプ回路5のコンプレッサー11
及び冷媒空冷手段12の冷却ファン13を作動する。こ
のようにして濃縮運転がスタートする。この時、溜枡1
0内には、送液ポンプ3bの作動により循環する循環水
が入れられている。しかる後、前記蒸発釜1内の加熱手
段4が所定の温度まで加熱され、冷却釜2内の冷却手段
9が冷却され、廃液は、大気圧の沸騰点以下の温度、例
えば35°Cで沸騰し蒸発することとなる。
【0038】前記蒸発釜1内で蒸発した水蒸気は、上部
空間を通して冷却釜2内に進入し、ここで冷却凝縮され
て水滴となり、冷却釜2の底部2aに溜められる。この
凝縮水は、底部2aの凝縮水取出口2bからチューブ3
3を経てエジェクター3aの真空吸引口端にて強制的に
吸引され、溜枡10に溜められる。即ち、前記送液ポン
プ3bの作動により、溜枡10内の液を汲み上げ、エジ
ェクタ3aの垂直管部を介して溜枡10内に戻すと、前
記垂直管部に直交する水平管部側が真空域になり、前記
冷却釜2の底部2aに溜まった凝縮水が強制的に吸引さ
れ、チューブ33及び送液パイプ61を経て、前記溜枡
10に供給される。この凝縮水と同時に冷却釜2及びこ
れに連通している蒸発釜1内の空気(ガス)も吸引され
るが、このガスは溜枡10内の凝縮水に触れつつ空中に
放出され、ガスに含む臭気は除去できる。
【0039】このように、蒸発により蒸発釜1内に予め
注入した写真処理廃液Wが減少すると、これに伴い、汲
上手段7が作動し、新たな写真処理廃液Wを補給し、こ
の蒸発・補給の繰り返しにより廃液は徐々に濃縮され
る。しかして高濃度に固形化した成分は濃縮物となって
底部に設けた濃縮物溜部15に溜められる。また、前記
凝縮水の回収により、前記溜枡10内の水面が、オーバ
ーフロー部66に達すると、当該凝縮水は、オーバーフ
ロー部66から電解槽81に収容される。この時、前記
電解槽81には、電解を行うための電解液が予め収容さ
れており、スイッチ86がON状態となっている。
【0040】前記電解槽81に収容された凝縮水は、こ
こで行われる電解処理により陽極85で酸化される。隔
膜電解に使用する電流は、直流であり、半波整流や全波
整流等の脈流であってもよい。電圧は、任意であり、2
〜100Vの範囲が好ましく、隔膜材質、極間距離、有
効電解面積等により任意に設定できる。電流値は、電極
面積に対して、0.01〜20A/100cm2 の範囲
で設定できる。この電源としては、定電流タイプ、定電
圧タイプ等、いづれであってもよい。なお、電圧・電流
の設定は、陽極室液がpH7以下の酸性、陰極室液がp
H8以上のアルカリ性となるようにすることが好まし
い。そして、特に、陽極室液は、pH1〜6の範囲とな
ることが好ましい。
【0041】前記電解槽81内の電解処理水の水面が、
オーバーフロー部82及び84に達すると、当該電解処
理水は、オーバーフロー部82から電解処理水回収槽8
8に、オーバーフロー部84から脱気槽89に各々収容
される。前記脱気槽89内に収容された電解処理水は、
脱気手段64により脱気され、有機溶媒等の除去が行わ
れた後、送液配管63及び67を介して写真自動現像機
101の現像槽95及び定着槽96に供給される。一
方、前記電解処理水回収槽88に収容された電解処理水
は、送液配管60及び送液配管67を介して写真自動現
像機101の現像槽95及び定着槽96に供給される。
このように、前記電解処理水、脱気処理後の電解処理水
は、前記現像槽95及び定着槽96で使用する処理液の
溶解水や希釈水として充分に使用可能な水質となり、前
記処理液の溶解水や希釈水としてリサイクル使用され
る。
【0042】このようにして、写真処理廃液Wの濃縮処
理が終了したら、前記減圧手段3の作動を停止する。前
記濃縮物溜部15に溜まった濃縮物を除去する際は、密
栓されていた濃縮物取出口16を開放させ、蒸発釜1の
底部に溜まった濃縮物を濃縮物回収容器19に取り出
す。この取出し時に、駆動源22により回転羽根20を
回転させることで、濃縮物の取出作業を効率よく行うこ
とができる。
【0043】なお、本実施例では、電解槽81を隔膜8
0により、陽極室69と陰極室68に仕切ったが、これ
に限らず、図2に示すように、隔膜80により陽極室6
9、中間室59及び陰極室68の3つの部屋に仕切って
もよい。この場合、前記写真自動現像機101が、現像
槽95、漂白槽55、定着槽96及び安定槽54を備え
ている場合は、陽極室69からオバーフローした電解処
理水は、前記実施例と同様に、脱気槽89で脱気処理を
行なった後に、送液配管63を介して漂白槽55及び定
着槽96に送液・供給し、中間室59からオーバーフロ
ーした電解処理水は、一旦、電解処理水回収槽57に収
容された後、ここから、送液配管56により、写真自動
現像機101の現像槽95に送液・供給し、さらに、陰
極室69からオーバーフローした電解処理水は、前記実
施例と同様に、電解処理水回収槽88に収容された後、
送液配管60を介して定着槽96及び安定槽54に送液
・供給することが好的である。
【0044】また、陽極室液、中間室液、陰極室液をそ
れぞれ別々の処理液の溶解水、希釈水として使用するこ
とも好ましい。例えば、中間室液は、現像槽95、安定
槽96、陽極室液と陰極室液を混合した液を、漂白槽5
5、定着槽96、安定槽96に使用することであり、よ
り好ましい。さらに、3室法では、陽極室69と中間室
59をアニオン交換膜で仕切り、陰極室68と中間室5
9をカチオン交換膜で仕切ることが好ましい。
【0045】また、本実施例では、脱気槽89に収容さ
れた電解処理水の脱気を行う脱気手段64として、エア
ーレーションシステムを使用したが、これに限らず、図
4に示すように、脱気槽89に、前記電解処理水を加熱
蒸発させる加熱蒸発手段53を設置し、これにより脱気
を行ってもよい。この場合、この加熱蒸発手段53は、
コンプレッサ11から出た後の熱媒体を用いることがで
きる。
【0046】また、前記脱気手段64としては、図5に
示すように、脱気槽89内の電解処理水の表面積(水面
積)を増加させる水面積増加手段52を設置し、これに
より脱気を行ってもよい。この場合、前記水面積増加手
段52としては、例えば、スポンジや不織布等が挙げら
れる。さらに、前記脱気手段64としては、図6に示す
ように、脱気槽89内に収容した電解処理水の水面に、
エアーを吹きつけるエアー吹きつけ手段51を設置し、
これにより脱気を行ってもよい。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る写真
自動現像処理システムは、前記溜枡に該溜枡からオーバ
ーフローした凝縮水を収容して電解処理すると共に、隔
膜により陽極室と陰極室とを仕切った電解槽を接続し、
前記陽極室に、当該陽極室に収容された電解処理水を脱
気処理する脱気槽を接続し、前記脱気槽に、前記脱気処
理水を前記写真自動現像機の現像槽及び定着槽に送液・
供給する送液配管を接続し、前記陰極室に、当該陰極室
に収容された電解処理水を、前記写真自動現像機の現像
槽及び定着槽に送液・供給する送液配管を接続したこと
で、前記凝縮水を写真自動現像機の処理槽で使用する処
理液の溶解水や希釈水としてリサイクル使用することが
できる。
【0048】また、前記電解槽を、隔膜により陽極室、
中間室及び陰極室の3室に仕切ったものを使用し、当該
陽極室に、当該陽極室に収容された電解処理水を脱気処
理する脱気槽を接続し、前記脱気槽に、前記写真自動現
像機の漂白槽及び定着槽に前記脱気処理水を送液・供給
する送液配管を接続し、前記中間室に、該中間室に収容
された電解処理水を前記写真自動現像機の現像槽に送液
・供給する送液配管を接続し、前記陰極室に、該陰極室
に収容された電解処理水を前記カラー写真自動現像機の
定着槽及び安定槽に送液・供給する送液配管を接続する
ことで、前記凝縮水を写真自動現像機の現像槽、漂白
槽、定着槽及び安定槽で使用する処理液の溶解水や希釈
水としてリサイクル使用することができる。
【0049】この結果、資源の有効利用を行うことがで
きると共に、ランニングコストを削減することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る写真自動現像処理システ
ムを示す構成図である。
【図2】本発明の他の実施例に係る写真自動現像処理シ
ステムを示す構成図である。
【図3】本発明の実施例に係る写真自動現像処理システ
ムの脱気槽の拡大図である。
【図4】本発明の他の実施例に係る脱気槽の拡大図であ
る。
【図5】本発明の他の実施例に係る脱気槽の拡大図であ
る。
【図6】本発明の他の実施例に係る脱気槽の拡大図であ
る。
【符号の説明】
1 蒸発釜 2 冷却釜 3 減圧手段 3a エジェクタ 3b 送液ポンプ 4 加熱手段 6 貯槽 7 汲上手段 9 冷却手段 9a 冷却手段 10 溜枡 54 安定槽 55 漂白槽 56 送液配管 57 電解処理水回収槽 59 中間室 60 送液配管 63 送液配管 67 送液配管 68 陰極室 69 陽極室 80 隔膜 81 電解槽 83 陰極 85 陽極 88 電解処理水回収槽 95 現像槽 96 定着槽 97 水洗槽 100 減圧ヒートポンプ方式蒸発濃縮装置 101 写真自動現像機
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G03C 11/00

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 写真処理廃液を蒸発濃縮する蒸発釜と、
    前記蒸発釜から発生する蒸気を冷却手段により冷却して
    凝縮液化する冷却釜と、減圧手段を介して前記冷却釜で
    凝縮液化した凝縮水を回収する溜枡と、を備えた減圧ヒ
    ートポンプ方式蒸発濃縮装置を、写真自動現像機に接続
    し、該写真自動現像機から排出される写真処理廃液を自
    動的に濃縮液と蒸気凝縮水に分離するようにした写真自
    動現像処理システムにおいて、 前記凝縮水を隔膜電解処理する隔膜により、陽極室と陰
    極室とを仕切った電解槽を設置し、且つ、前記陽極室に
    収容された電解処理水を脱気処理する脱気手段を設置
    し、前記脱気処理水及び陰極室に収容された電解処理水
    を前記写真自動現像機の処理液作成時の溶解水及び/又
    は希釈水として使用することを特徴とする写真自動現像
    処理システム。
  2. 【請求項2】 前記陰極室に収容された電解処理水と前
    記脱気槽で脱気処理された脱気処理水とを混合して、前
    記写真自動現像機の処理液作成時の溶解水及び/又は希
    釈水として使用することを特徴とする請求項1記載の写
    真自動現像処理システム。
  3. 【請求項3】 写真処理廃液を蒸発濃縮する蒸発釜と、
    前記蒸発釜から発生する蒸気を冷却手段により冷却して
    凝縮液化する冷却釜と、減圧手段を介して前記冷却釜で
    凝縮液化した凝縮水を回収する溜枡と、を備えた減圧ヒ
    ートポンプ方式蒸発濃縮装置を、写真自動現像機に接続
    し、該写真自動現像機から排出される写真処理廃液を自
    動的に濃縮液と蒸気凝縮水に分離するようにした写真自
    動現像処理システムにおいて、 前記凝縮水を隔膜電解処理する隔膜により、陽極室、中
    間室及び陰極室の3室に仕切った電解槽を設置し、前記
    陽極室に収容された電解処理水を脱気処理する脱気手段
    を設置し、前記脱気処理水と、中間室及び陰極室に収容
    された電解処理水とを、前記写真自動現像機の処理液作
    成時の溶解水及び/又は希釈水として使用することを特
    徴とする写真自動現像処理システム。
  4. 【請求項4】 前記凝縮水の送液・供給を送液配管と
    し、各槽の液面レベルセンサ、ポンプ及び落差により自
    動的に行うことを特徴とする請求項1ないし請求項3の
    いづれか一項に記載の写真自動現像処理システム。
  5. 【請求項5】 前記写真処理廃液は、炭酸イオンを含有
    してなることを特徴とする請求項1ないし請求項4のい
    づれか一項に記載の写真自動現像処理システム。
  6. 【請求項6】 前記写真処理廃液は、アンモニウムイオ
    ンを含有してなることを特徴とする請求項1ないし請求
    項5のいづれか一項に記載の写真自動現像処理システ
    ム。
  7. 【請求項7】 前記写真処理廃液は、カラーネガ処理廃
    液とカラーペーパー処理廃液とを混合してなることを特
    徴とする請求項1ないし請求項6のいづれか一項に記載
    の写真自動現像処理システム。
  8. 【請求項8】 前記脱気手段が、電解処理水にエアーを
    吹き込むエアーレーション手段であることを特徴とする
    請求項1ないし請求項7のいづれか一項に記載の写真自
    動現像処理システム。
  9. 【請求項9】 前記脱気手段が、電解処理水を加熱する
    加熱蒸発手段であることを特徴とする請求項1ないし請
    求項7のいづれか一項に記載の写真自動現像処理システ
    ム。
  10. 【請求項10】 前記脱気槽手段が、電解処理水面積を
    増加する液面積増加手段であることを特徴とする請求項
    1ないし請求項7のいづれか一項に記載の写真自動現像
    処理システム。
  11. 【請求項11】 前記脱気槽手段が、電解処理水面にエ
    アーを吹き付けるエアー吹き付け手段であることを特徴
    とする請求項1ないし請求項7のいづれか一項に記載の
    写真自動現像処理システム。
  12. 【請求項12】 前記減圧ヒートポンプ方式蒸発濃縮装
    置は、水溶液を蒸発濃縮する蒸発釜の加熱手段及び蒸気
    を冷却し液化する冷却釜の冷却手段として圧縮機、放熱
    部、減圧装置、吸熱部を順次環状に接続し、熱媒体を密
    閉したヒートポンプ装置の前記放熱部及び吸熱部を用
    い、前記蒸発釜と冷却釜とを連通状態として全体を減圧
    する減圧手段を備えたことを特徴とする請求項1ないし
    請求項11のいづれか一項に記載の写真自動現像処理シ
    ステム。
JP22282792A 1992-08-21 1992-08-21 写真自動現像処理システム Pending JPH0667394A (ja)

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