JPH05184226A - コンバインのピッチング制御装置 - Google Patents

コンバインのピッチング制御装置

Info

Publication number
JPH05184226A
JPH05184226A JP4006344A JP634492A JPH05184226A JP H05184226 A JPH05184226 A JP H05184226A JP 4006344 A JP4006344 A JP 4006344A JP 634492 A JP634492 A JP 634492A JP H05184226 A JPH05184226 A JP H05184226A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
chassis
pitching
cylinder
vehicle body
valve
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP4006344A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3250106B2 (ja
Inventor
Takahiko Kamimura
孝彦 上村
Masahiro Kurokawa
雅博 黒河
Takao Akiyama
隆夫 秋山
Takeshi Hagiyama
丈士 萩山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
Original Assignee
Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Iseki and Co Ltd, Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd filed Critical Iseki and Co Ltd
Priority to JP00634492A priority Critical patent/JP3250106B2/ja
Publication of JPH05184226A publication Critical patent/JPH05184226A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3250106B2 publication Critical patent/JP3250106B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Control Of Position, Course, Altitude, Or Attitude Of Moving Bodies (AREA)
  • Harvester Elements (AREA)
  • Lifting Devices For Agricultural Implements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】刈取装置2を上昇させるときは、自動的に車台
4の後部を下降させて、車台4の前後水平状態への戻り
姿勢と、刈取装置2の上昇とを行わせて、操作を容易化
する。 【構成】コントローラCPUによって、刈取上下シリン
ダ3による刈取装置2上げと同時、乃至これに続いてピ
ッチングシリンダ5による車台4の後下げを出力作動さ
せる制御構成。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、コンバインのピッチ
ング制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術、及び発明が解決しようとする課題】湿田
軟弱土壌の圃場では、刈取装置の下降位置では、分草枠
が土壌面に突込み易いために、刈取装置を速やかに上昇
制御させる。このため刈取装置の上昇を優先させて行わ
せる油圧回路の制御形態がとられるのが普通である。し
かしながら刈取装置側が前下りの状態になったり、又、
後退するときのように駆動反力で車体や車台等が後上り
の状態となり易いときには、刈取装置部を速やかに上昇
させようとしても困難なことがあり、その操作も簡単で
ないことが多い。
【0003】この発明は、刈取装置を上昇させるとき
は、自動的に車台の後部を下降させて、車台の前後水平
状態への戻り姿勢と、刈取装置の上昇位置とを行わせ
て、操作を容易化すると共に、刈取装置の上昇を速やか
に行わせるものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は、車台4に対
して刈取装置2を昇降する刈取上下シリンダ3と、車体
1に対して車台4を前後傾斜するピッチングシリンダ5
とを油圧作動する油圧回路6を有するコンバインにおい
て、コントローラCPUによって、刈取上下シリンダ3
による刈取装置2上げと同時、乃至これに続いてピッチ
ングシリンダ5による車台4の後下げを出力作動させる
ことを特徴とするコンバインのピッチング制御装置の構
成とする。
【0005】
【作用、及び発明の効果】油圧回路6によって刈取上下
シリンダ3及びピッチングシリンダ5が油圧作動され
て、刈取装置2の昇降及び車台4のピッチング制御が行
われる。湿田作業時は、車台4を水平姿勢に維持制御す
るピッチング制御を行わせるが、コントローラCPUか
らの自動出力によって刈取上下シリンダ3の作動で刈取
装置2が上昇されると、この刈取上下シリンダ3への出
力と同時、又はこの出力に続いてピッチングシリンダ5
が出力されて、車台4後部が下動する方向へピッチング
制御される。
【0006】このため車体1に対する車台4の後下りピ
ッチング制御によって、刈取装置2の上昇も伴うため
に、刈取装置2はこれらピッチング制御及び昇降制御の
両者によって自動的に速やかに行われ、これらの制御操
作を各別に行うようなことを不要として、湿田での作
業、走行を高めることができる。
【0007】
【実施例】コンバインは、左右一対のクローラ7を有し
て高さ変更制御自在の車体1上に、前後方向に傾斜制御
自在の車台4を設け、この車台4上に脱穀装置8、操縦
装置9、エンジン10、グレンタンク11、及び刈取装
置2等を搭載する。刈取装置2は、分草枠、穀稈引起装
置、穀稈掻込装置、刈刃装置、穀稈搬送装置等を有し
て、車台4に対して刈取上下シリンダ3の油圧による伸
縮によって昇降回動するように設けられる。刈取穀稈を
後方へ搬送して脱穀装置8へ供給し穂部を脱穀し、脱穀
済排稈を後方へ排送し、穀粒を脱穀装置から横側のグレ
ンタンク11へ収容する。又、グレンタンク11に収容
される穀粒は一杯になると排穀オーガ12で取出すこと
ができる。
【0008】車体1の左右両側部には、前後一対のロー
リングアーム13,14がアーム軸15,16の回りに
上下回動自在で、このローリングアーム13,14の下
端にクローラフレーム17を枢支し、ローリングアーム
13,14の上部間をロッド18で連結し、一方のロー
リングアーム14の上端と車体1との間にローリングシ
リンダ19を連結し、このローリングシリンダ19の油
圧による伸縮で、クローラフレーム17を車体1に対し
て平行状に昇降させて、車体1を左右へローリングさせ
たり、車高を変更するように制御する。各クローラフレ
ーム7には転輪20が配設され、車体1の前部において
ブラケット21によって軸受されるスプロケット軸22
両端の駆動スプロケット23と、該転輪20との間に亘
ってクローラ7を張設して、ミッションケース24内の
伝動装置を経て伝動し走行しうる。
【0009】又、車体1の上側には車台4がほゞ水平状
にして、前部がブラケット25によってこの車体1前部
のピッチング軸26回りに上下回動自在で、後部がピッ
チングシリンダ5の油圧による伸縮によって上下するよ
うに設けられる。このピッチングシリンダ5及びこれに
よって回動されるクランクアーム27が車台4側に設け
られ、車体1側に枢支するリンク28と該クランクアー
ム27の一端とを連結し、ピッチングシリンダ5の伸縮
でクランクアーム27を回動するとリンク28との角度
を変更して、車台4をピッチング軸26回りに起伏回動
する。
【0010】油圧ポンプP、タンクポートT等を有する
油圧回路6には、該ピッチングシリンダ5、前記左右の
ローリングシリンダ19L、19R、刈取上下シリンダ
3、ミッションケース24内の操向クラッチや操向ブレ
ーキ等を操作するプッシュシリンダ30、及び、オーガ
12を選定位置に移動するためのオーガ旋回シリンダ3
1やオーガ上下シリンダ32等を配設している。刈取上
下シリンダ3は、上げバルブ33、下げバルブ34、及
びアンロードバルブ35等で作動できる。ピッチングシ
リンダ5はピッチングバルブ36で、ローリングシリン
ダ19L、19Rはローリングバルブ37L、37R
で、オーガ旋回シリンダ31、オーガ旋回シリンダ3
1、オーガ上下シリンダ32はオーガバルブ38,3
9、及びアンロードバルブ40等で作動できる。又、左
右一対のプッシュシリンダ30は、操向バルブ41によ
る切換によって操向クラッチを切ることができ、パワス
テレバー操作によるリリーフバルブ42の圧力調節によ
って、操向クラッチ切り側のプッシュシリンダ30のピ
ストンストロークを大きくして操向ブレーキを働かせて
急旋回できる構成としている。
【0011】該ピッチングシリンダ5の回路には、タン
クポートへ切換える後下げバルブ43を設ける。44は
チェックバルブ、45,46は絞りである。これら各バ
ルブ33〜41、43は、マイクロコンピュータを有す
るコントローラCPUからの出力によって制動するが、
このうち刈取上下シリンダ3の上げバルブ33と、ピッ
チングシリンダ5の後下げバルブ43との関係は、コン
トローラCPUに対して刈取上げの信号と、ピッチング
後下げの信号とが入ったときに、上げバルブ33の出力
によって刈取装置2が上昇すると共に、後下げバルブ4
3の切換によってピッチングシリンダ5を車台4の重量
で短縮させて後下げ方向に作動する。この後下げの出力
は、上げバルブ33の出力と同時、乃至この上げバルブ
33の出力に続いて行われるものである。
【0012】刈取装置2及び車台姿勢等の制御の一例と
して、制御モードスイッチ47によって、車体1及び車
台4の姿勢を制御する車体姿勢制御を行わせるときは、
車台4の左右傾斜角や前後傾斜角等を検出する水平セン
サ等によって、前記ピッチングバルブ36やローリング
バルブ37L、37R等を出力して、車台4を所定の高
さに左右水平姿勢、前後水平姿勢等に自動的に制御維持
する。
【0013】又、穀稈センサ48が刈取穀稈を検出しな
くなったとき、自動的に操向制御モードに切換えて、操
向旋回を行う場合に、前記上げバルブ33と後下げバル
ブ43との制御関係を自動的に出力しうるように設定し
ておく。このとき操向スイッチ49の切換によって操向
バルブ41が出力作動され、旋回走行に入ると、上げバ
ルブ33の出力によって刈取装置2が刈取姿勢から上昇
される。この刈取装置2の上昇と同時、乃至上昇に続い
て後下げバルブ43が自動的に出力されて、ピッチング
シリンダ5を油圧及び車台重量等によって短縮させる。
これによって車台4はピッチング軸26の回りに後下り
に所定角回動される。又、この車台4の後下りによって
も刈取装置2が上昇される。
【0014】旋回時等で後進すると、軟弱土壌面では、
図6のようにクローラ7の前側が沈んで後側が浮上する
ようになるが、このようなとき、上記のように刈取装置
2が上昇すると共に後下げのピッチング制御が行われる
と(図7)、刈取装置2の分草枠部が土壌面に突っ込む
こともなくなる。前記左右のローリングシリンダ19
L、19Rのローリングアーム14に対するピン51に
よる連結部材50には、ストッパー52がピン53で上
下動自在に取付けられ、このストッパー52から横方向
に突出するストッパーピン54を、車体1に一体の挟持
片55と、車台4に一体の挟持片56との間に上下から
挟持させることによって、車台4、車体1等の下降を静
止するが、このとき、ストッパー52は、左右両側部に
位置する車体1とローリングシリンダ19との間に挟ま
れるようになって、左右方向への揺動が規制されるため
に、ストッパーピン54が上下の挟持片55,56間か
ら外れたり移動し難く、安定した車体1、車台4等の下
限位置を保持する。
【図面の簡単な説明】
図はこの発明の実施例を示す。
【図1】油圧回路図。
【図2】一部別実施例の油圧回路図。
【図3】一部の制御ブロック図。
【図4】クローラ部の側面図。
【図5】その平面図。
【図6】コンバインの側面図。
【図7】コンバインの側面図。
【図8】クローラ部の拡大側面図。
【図9】その正断面図。
【符号の説明】
1 車体 2 刈取装置 3 刈取上下シリンダ 4 車台 5 ピッチングシリンダ CPU コントローラ
フロントページの続き (72)発明者 萩山 丈士 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機 株式会社技術部内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車台4に対して刈取装置2を昇降する刈
    取上下シリンダ3と、車体1に対して車台4を前後傾斜
    するピッチングシリンダ5とを油圧作動する油圧回路6
    を有するコンバインにおいて、コントローラCPUによ
    って、刈取上下シリンダ3による刈取装置2上げと同
    時、乃至これに続いてピッチングシリンダ5による車台
    4の後下げを出力作動させることを特徴とするコンバイ
    ンのピッチング制御装置。
JP00634492A 1992-01-17 1992-01-17 コンバインの姿勢制御装置 Expired - Lifetime JP3250106B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP00634492A JP3250106B2 (ja) 1992-01-17 1992-01-17 コンバインの姿勢制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP00634492A JP3250106B2 (ja) 1992-01-17 1992-01-17 コンバインの姿勢制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH05184226A true JPH05184226A (ja) 1993-07-27
JP3250106B2 JP3250106B2 (ja) 2002-01-28

Family

ID=11635757

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP00634492A Expired - Lifetime JP3250106B2 (ja) 1992-01-17 1992-01-17 コンバインの姿勢制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3250106B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP3250106B2 (ja) 2002-01-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH05184226A (ja) コンバインのピッチング制御装置
JP2006204171A (ja) コンバインの走行姿勢制御装置
JP3252396B2 (ja) コンバインの車体水平制御装置
JP2016220583A (ja) コンバイン
JP2009240205A (ja) コンバインのピッチング制御装置
JP2890540B2 (ja) コンバイン等の走行装置
JP2556136B2 (ja) コンバインの操作装置
JP3057804B2 (ja) コンバインの車体水平制御装置
JP3182781B2 (ja) コンバイン等の傾斜調節装置
JP3250102B2 (ja) コンバイン等の水平姿勢制御装置
JP3334158B2 (ja) コンバインの車体水平制御装置
JP2897292B2 (ja) コンバインの走行制御装置
JP3041915B2 (ja) 移動農機の機体水平制御装置
JP2861145B2 (ja) コンバイン等の姿勢制御装置
JP2002205667A (ja) 農作業車における姿勢制御装置
JP2522031Y2 (ja) コンバインのバランス調節装置
JP2861141B2 (ja) コンバインの走行制御装置
JP2906525B2 (ja) 移動農機の走行姿勢制御方式
JP3186074B2 (ja) コンバインの車体姿勢制御装置
JP2867544B2 (ja) コンバイン等の走行車台
JP3671451B2 (ja) 刈取収穫機の車体水平制御装置
JP2897290B2 (ja) コンバイン等の走行制御装置
JPH11289848A (ja) コンバインの車体制御装置
JP2000069837A (ja) コンバインの水平制御装置
JPH06219342A (ja) コンバインの走行姿勢制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101116

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101116

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121116

Year of fee payment: 11

EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121116

Year of fee payment: 11