JPH05182170A - 磁気記録媒体 - Google Patents
磁気記録媒体Info
- Publication number
- JPH05182170A JPH05182170A JP95892A JP95892A JPH05182170A JP H05182170 A JPH05182170 A JP H05182170A JP 95892 A JP95892 A JP 95892A JP 95892 A JP95892 A JP 95892A JP H05182170 A JPH05182170 A JP H05182170A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- film
- thickness
- protective film
- magnetic recording
- recording medium
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Magnetic Record Carriers (AREA)
- Manufacturing Of Magnetic Record Carriers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】磁気記録媒体において薄膜でピンホールのない
均一な膜で保護膜を作製する。 【構成】アルミニウム基板６の中間層Ｎｉ−Ｐめっき膜
５を１０μｍ形成しこのＮｉ−Ｐめっき膜上に磁性媒体
４としてＣｏ−Ｎｉ−Ｐ合金を０．０５μｍの厚さにめ
っきし、更にその上に０．０１μｍの厚さのＮｉ−Ｚｎ
−Ｐ皮膜３を形成させる。更にその上にテトラヒドロキ
シシランＳｉ（ＯＨ）4 をスピンコートしＳｉＯ2 保護
膜２を０．０３μｍ形成する。
均一な膜で保護膜を作製する。 【構成】アルミニウム基板６の中間層Ｎｉ−Ｐめっき膜
５を１０μｍ形成しこのＮｉ−Ｐめっき膜上に磁性媒体
４としてＣｏ−Ｎｉ−Ｐ合金を０．０５μｍの厚さにめ
っきし、更にその上に０．０１μｍの厚さのＮｉ−Ｚｎ
−Ｐ皮膜３を形成させる。更にその上にテトラヒドロキ
シシランＳｉ（ＯＨ）4 をスピンコートしＳｉＯ2 保護
膜２を０．０３μｍ形成する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は磁気記録媒体に関し、特
に磁性膜上に形成される保護膜に関する。
に磁性膜上に形成される保護膜に関する。
【０００２】
【従来の技術】磁気記録媒体、特にハードディスク装置
に用いられる連続薄膜媒体では、長期信頼性のため磁性
膜上に無機化合物などによる保護膜を形成させ、耐久
性，耐候性を満足させてきた。
に用いられる連続薄膜媒体では、長期信頼性のため磁性
膜上に無機化合物などによる保護膜を形成させ、耐久
性，耐候性を満足させてきた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】近年、磁気記録装置の
高密度化に伴い、磁気記録媒体も高性能化が要求されつ
つある。このため、保護膜を薄膜化し磁気ヘッドと磁性
層間のスペーシングを小さくすることが高密度化させる
一つの手段と考えられる。しかし、保護膜を薄膜化する
ことは、皮膜のピンホールが増大することにつながり、
耐候性が低下するという事が起こりうる。このため、薄
膜でピンホールのない均一な膜で保護膜を作製する必要
性がある。
高密度化に伴い、磁気記録媒体も高性能化が要求されつ
つある。このため、保護膜を薄膜化し磁気ヘッドと磁性
層間のスペーシングを小さくすることが高密度化させる
一つの手段と考えられる。しかし、保護膜を薄膜化する
ことは、皮膜のピンホールが増大することにつながり、
耐候性が低下するという事が起こりうる。このため、薄
膜でピンホールのない均一な膜で保護膜を作製する必要
性がある。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明による磁気記録媒
体は、磁性膜上に５〜２０重量％の亜鉛を含有するＮｉ
−Ｐ皮膜を形成させ、さらにその上部にＳｉＯ2 皮膜を
形成させた保護膜を有している。亜鉛を含むＮｉ−Ｚｎ
−Ｐ皮膜は、優れた耐候性を示し、しかも薄膜（１００
〜２００オングストローム）でピンホールの少ないち密
な皮膜である。このため、ＳｉＯ2 皮膜の膜厚を薄くし
ても、Ｎｉ−Ｚｎ−Ｐ皮膜の効果のため耐候性の劣化を
招かない。
体は、磁性膜上に５〜２０重量％の亜鉛を含有するＮｉ
−Ｐ皮膜を形成させ、さらにその上部にＳｉＯ2 皮膜を
形成させた保護膜を有している。亜鉛を含むＮｉ−Ｚｎ
−Ｐ皮膜は、優れた耐候性を示し、しかも薄膜（１００
〜２００オングストローム）でピンホールの少ないち密
な皮膜である。このため、ＳｉＯ2 皮膜の膜厚を薄くし
ても、Ｎｉ−Ｚｎ−Ｐ皮膜の効果のため耐候性の劣化を
招かない。
【０００５】
【実施例】次に本発明による磁気記録媒体の実施例につ
いて図面を参照して説明する。
いて図面を参照して説明する。
【０００６】アルミニウム基板６上に、中間層Ｎｉ−Ｐ
めっき膜５を１０μｍ形成しこのＮｉ−Ｐめっき膜上に
磁性媒体としてＣｏ−Ｎｉ−Ｐ合金４を０．０５μｍの
厚さにめっきし、更にその上に表１に示すめっき条件で
０．０１μｍの厚さのＮｉ−Ｚｎ−Ｐ皮膜３を形成させ
る。
めっき膜５を１０μｍ形成しこのＮｉ−Ｐめっき膜上に
磁性媒体としてＣｏ−Ｎｉ−Ｐ合金４を０．０５μｍの
厚さにめっきし、更にその上に表１に示すめっき条件で
０．０１μｍの厚さのＮｉ−Ｚｎ−Ｐ皮膜３を形成させ
る。
【０００７】 表−１ めっき条件 浴成分 濃 度 硫酸ニッケル ０．１５ ｍｏｌ／ｌ クエン酸ナトリウム ０．６ ｍｏｌ／ｌ ホウ酸 ０．５ ｍｏｌ／ｌ 次亜リン酸ナトリウム ０．２４ ｍｏｌ／ｌ 硫酸亜鉛 ０．０１８ ｍｏｌ／ｌ チオ尿素 ０．００３ ｇ／ｌ ｐＨ＝９．０ 浴温８０℃ 更にその上にテトラビドロキシシランＳｉ（ＯＨ）4 を
スピンコートし、ＳｉＯ2 保護膜２を０．０３μｍ形成
する。
スピンコートし、ＳｉＯ2 保護膜２を０．０３μｍ形成
する。
【０００８】そして最後に潤滑膜１を形成する。
【０００９】得られた磁気記録媒体を温度８５℃，相対
湿度８０％の環境下で１０日間の耐候性試験を行った。
湿度８０％の環境下で１０日間の耐候性試験を行った。
【００１０】その結果、腐食は全く観察されなかった。
また、２９０℃１時間の焼成を行なっても、Ｎｉ−Ｚｎ
−Ｐ皮膜は非磁性を保っており、熱的安定性にも優れて
いた。
また、２９０℃１時間の焼成を行なっても、Ｎｉ−Ｚｎ
−Ｐ皮膜は非磁性を保っており、熱的安定性にも優れて
いた。
【００１１】
【発明の効果】以上説明した様に、磁性膜上に、Ｎｉ−
Ｚｎ−Ｐ皮膜を形成させ、更にその上部にＳｉＯ2 膜を
形成させた保護膜を有する磁気記録媒体は、優れた耐候
性を示し、保護膜をより薄膜化することのできる効果が
ある。
Ｚｎ−Ｐ皮膜を形成させ、更にその上部にＳｉＯ2 膜を
形成させた保護膜を有する磁気記録媒体は、優れた耐候
性を示し、保護膜をより薄膜化することのできる効果が
ある。
【図１】本発明の実施例の断面図
１ 潤滑膜層 ２ ＳｉＯ2 保護膜層 ３ Ｎｉ−Ｚｎ−Ｐ合金属 ４ Ｃｏ−Ｎｉ−Ｐ合金属 ５ 中間層Ｎｉ−Ｐ合金属 ６ アルミニウム基板
Claims (2)
- 【請求項１】 アルミニウム基板上に、中間層Ｎｉ−Ｐ
皮膜，磁性膜，第一保護膜，及び第二保護膜の順に形成
された磁気記録媒体において第一保護膜に亜鉛を５〜２
０重量％含有するＮｉ−Ｐ皮膜を用い、第二保護膜をＳ
ｉＯ2 膜とすることを特徴とする磁気記録媒体。 - 【請求項２】 前記第一保護膜を無電解めっき法により
作製することを特徴とした請求項１記載の磁気記録媒
体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP95892A JPH05182170A (ja) | 1992-01-07 | 1992-01-07 | 磁気記録媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP95892A JPH05182170A (ja) | 1992-01-07 | 1992-01-07 | 磁気記録媒体 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05182170A true JPH05182170A (ja) | 1993-07-23 |
Family
ID=11488172
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP95892A Withdrawn JPH05182170A (ja) | 1992-01-07 | 1992-01-07 | 磁気記録媒体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05182170A (ja) |
-
1992
- 1992-01-07 JP JP95892A patent/JPH05182170A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19990408 |