JPH05181480A - 電子楽器の操作子装置 - Google Patents

電子楽器の操作子装置

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JPH05181480A
JPH05181480A JP3358363A JP35836391A JPH05181480A JP H05181480 A JPH05181480 A JP H05181480A JP 3358363 A JP3358363 A JP 3358363A JP 35836391 A JP35836391 A JP 35836391A JP H05181480 A JPH05181480 A JP H05181480A
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JP
Japan
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instrument
operator
mode
function
operated
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JP3358363A
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English (en)
Inventor
Shinichi Saito
信一 斎藤
Masaaki Kurata
政明 倉田
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Roland Corp
Original Assignee
Roland Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】少数の操作子の操作によって、操作子の種類よ
りも多い多数の機能を実現できるようにした電子楽器の
操作子装置を提供する。 【構成】操作子としてパート/インスト操作子30及び
操作後に自動復帰するモード切り換え操作子28を備え
ていて、パート/インスト操作子30の操作により達成
される機能を選択するために、モード切り換え操作子2
8を操作した後にパート/インスト操作子30を操作し
た場合に、パート/インスト操作子30の操作により達
成される機能を、パート選択機能からインスト選択機能
へ、あるいはインスト選択機能からパート選択機能へ選
択的に順次切り換えるとともに、モード切り換え操作子
28の操作中の状態においてパート/インスト操作子3
0を同時に操作した場合に、パート/インスト操作子3
0の操作によって達成される機能を、インスト設定機能
に切り換えることのできる操作子機能切り換え手段を設
けるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子楽器の操作子装置
に関し、特に、少数の操作子の操作によって、多数の機
能を実現できる電子楽器の操作子装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電子楽器においては、予め設定さ
れている複数の音色の中から所望の音色を選択したり、
複数の演奏パートの中から所望の演奏パートを選択した
り、あるいは特定の演奏パートに特定の音色を割り当て
たりするなど、演奏者が任意に各種の機能を達成するた
めの設定を行うことができるようになされている。
【0003】そして、演奏者が上記のような設定を行う
際には、各種の機能を達成するために、各々の機能に対
応して各々設けられた操作子を操作することにより、任
意に設定を行うことができるようになされていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
たように、各種の機能を達成するために、各々の機能に
対応して各々操作子を設けると、機能の増加とともに操
作子の数も増加し、製造コストを引き上げる要因となる
とともに、電子楽器のパネル上に占める操作子の割合が
増大し、デザイン上の制約を受けるようになるという問
題点があった。
【0005】本発明は、従来の技術の有するこのような
問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とすると
ころは、少数の操作子の操作によって、操作子の種類よ
りも多い多数の機能を実現できるようにした電子楽器の
操作子装置を提供しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明における電子楽器の操作子装置は、操作子と
して、一個あるいは複数の第一の操作子及び操作後に自
動復帰する第二の操作子を備えていて、これらの操作子
の操作により達成される機能を選択するために、第二の
操作子を操作した後に第一の操作子を操作した場合に、
第一の操作子の操作により達成される機能を、楽音制御
に関する第一の機能から第二の機能へ、切り換えるとと
もに、第二の操作子の操作中の状態において第一の操作
子を同時に操作した場合に、第一の操作子の操作によっ
て達成される機能を、楽音制御に関する第三の機能に切
り換えることのできる操作子機能切り換え手段を設ける
ようにした。
【0007】
【作用】まず、第一の操作子に第一の機能が割り当てら
れている状態において、第二の操作子を操作した後に、
第一の操作子を操作すると、第一の操作子には第二の機
能が割り当てられる。このように、第二の操作子の操作
の後に第一の操作子を操作した場合には、第一の操作子
の操作により達成される機能が、第一の機能から第二の
機能へ、切り換わる。
【0008】一方、第二の操作子を操作している操作中
の状態において、第一の操作子を同時に操作した場合に
は、第一の機能及び第二の機能とは異なる第三の機能
が、第一の操作子に割り当てられ、第一の操作子の操作
により第三の機能が達成されることになる。
【0009】
【実施例】以下、図面に基づいて、本発明による電子楽
器の操作子装置の一実施例を詳細に説明するものとす
る。
【0010】図1は、本発明による電子楽器の操作子装
置を、電子楽器における複数の演奏パート(楽音生成回
路により同時に発生される複数音色の楽音に対応し、所
謂、オーケストラにおける楽器構成単位に相当するもの
であり、本実施例においては8つの演奏パートよりな
る。なお、以下「パート」と称す。)から特定のパート
を選択するパート選択機能(機能1)、各パートに設定
されたインスト(インストゥルメント(楽器)のことで
あり、本実施例においては、オーケストラにおける楽器
構成単位の発生する音色、即ち、パートの音色のことで
あり、複数のインストが設定されている。)を読み出す
ためのインスト選択機能(機能2)及び実施例中のパー
ト/インスト操作子30を構成する操作子30a乃至操
作子30hの各操作子に対応するインストを設定するた
めのインスト設定機能(機能3)の相互切り換えに用い
た場合を示すブロック構成図である。
【0011】この電子楽器は、その全体の動作の制御
を、制御部10内の中央処理装置(CPU)12を用い
て制御するように構成されている。この制御部10は、
上記したCPU12と、全体の動作の制御のための所定
のプログラム及びプログラム実行時に使用される音色テ
ーブル等の各種データが格納されたリード・オンリ・メ
モリ(ROM)14と、プログラム実行時に必要な各種
レジスタ群等が設定されたワーキングエリアを有するラ
ンダム・アクセス・メモリ(RAM)16とを具備して
おり、CPU12によって動作が制御されたり、信号を
入出力するものである。この制御部10には、バスを介
して、この電子楽器の外部からMIDI信号による楽音
情報を制御部10へ入力するためのMIDI回路18
と、後述する各種操作子を備えた操作子部20と、波形
メモリを読み出す方式等により楽音信号を形成する楽音
生成回路22と、操作子部20の各種操作子の設定状態
を表示する表示部24とが接続されている。さらにこの
楽音生成回路22には、アンプ及びスピーカ等よりなる
音響装置26が接続されている。
【0012】従って、この電子楽器においては、MID
I回路18よりCPU12にMIDI信号による楽音の
生成開始/停止指示が入力されると、CPU12は入力
されたMIDI信号に対応して、RAM16に設定され
た音色などの楽音制御パラメータに基づいて、生成/停
止すべき音高、音色、音量などを示す楽音情報を楽音生
成回路22へ入力することになる。そして、楽音生成回
路22は、CPU12から入力された楽音情報に基づい
て楽音信号を発生し、この楽音信号は、音響装置26に
よって、空間に楽音として放音されることになる。
【0013】以下に、上記した各構成要素を詳述するも
のとする。
【0014】操作子部20は、モード切り換え操作子2
8と、パート/インスト操作子30と、インストを選択
するためのINC(INCREASE)/DEC(DE
CREASE)操作子(増減操作子)32とより構成さ
れている。
【0015】モード切り換え操作子28は、自動復帰タ
イプのスイッチであり、パート/インスト操作子30の
操作によりパート選択機能を実現するためのモード
「1」とインスト選択機能を実現するためのモード
「2」とを、選択的に切り換えることができるようにな
されている。さらに、インスト設定機能を実現するため
の操作においても、使用されるものである。
【0016】また、パート/インスト操作子30は、各
パート(本実施例においては、8パートにより構成され
る。)に対応した数の操作子30a乃至30hよりなっ
ており、例えば、操作子30aがパート「1」に対応
し、操作子30bがパート「2」に対応し・・・操作子
30hがパート「8」に対応するように構成されてい
る。そして、モード「1」の場合に操作子30a乃至3
0hのいずれかの操作子を操作すると、その操作子に対
応したパートが選択されて、後述するRAM16のパー
トメモリ領域16c及び楽音制御メモリ領域16aの記
憶内容が読み出され、表示部24に表示される(パート
選択機能)。INC/DEC操作子32は、上記したよ
うに、パート/インスト操作子30の操作子30a乃至
操作子30hの操作により選択されたパートのインスト
を選択するために、操作されるものである。このINC
/DEC操作子32の増減操作により指定されたインス
ト番号のインスト(音色などの楽音制御パラメータおよ
びROM14からインスト番号)が読み出され、後述す
るRAM16の楽音制御メモリ領域16aのうち選択さ
れているパートに対応する領域に書き込まれる。また、
モード「2」の場合に操作子30a乃至30hのいずれ
かの操作子を操作すると、その操作子に対応したインス
トが、後述するRAM16のインストメモリ領域16d
から読み出されて、後述するRAM16の楽音制御メモ
リ領域16aのうちモード「1」において選択されたパ
ートに対応する領域に書き込まれ、同時に表示部24に
表示される(インスト選択機能)。さらに、モード切り
換え操作子28を操作している操作中の状態において、
パート/インスト操作子30の操作子30a乃至30h
のいずれかを同時に操作すると、RAM16のインスト
メモリ領域16dのうちモード「1」において選択され
たパートに対して設定されているインストが、RAM1
6のインストメモリ領域16dのうち操作子30a乃至
操作子30hの操作により選択される領域に記憶される
ことになる(インスト設定機能)。
【0017】上記したようにROM14には、各インス
ト番号に対応する音色を、各インスト番号に対応して指
定されるように記憶した音色テーブルが設定されてお
り、設定されたインスト番号に基づいた音色が読み出さ
れて、INC/DEC操作子32の操作により後述する
RAM16の楽音制御メモリ領域16aに記憶されるこ
とになる。
【0018】RAM16には、楽音生成回路22で生成
される楽音の特性を制御するための音色などの楽音制御
パラメータを、ROM14の音色テーブルなどから読み
出して、各パート毎に対応させて記憶した楽音制御メモ
リ領域16aと、モード切り換え操作子28の操作によ
り選択された現在のモードを記憶するモードメモリ領域
16bと、パート/インスト操作子30の操作子30a
乃至操作子30bの操作により選択された現在のパート
を記憶するパートメモリ領域16cと、選択されている
パートに割り当てられているインストを、操作子30a
乃至操作子30hの各操作子のうち操作された操作子に
対応する領域に記憶するインストメモリ領域16dとが
設定されている。MIDI信号により楽音の生成開始/
停止指示がCPU12に入力されると、CPU12によ
り楽音制御メモリ領域16aのデータが読み出されて、
楽音生成回路22に楽音情報を出力する。
【0019】表示部24は、RAM16のパートメモリ
領域16cを読み出して、現在選択されているパートを
表示するパート表示部24aと、RAM16の楽音制御
メモリ領域16aを読み出して、パート表示部24aに
表示されたパートに設定されたインスト番号を表示する
インスト番号表示部24bと、RAM16のモードメモ
リ領域16bを読み出して現在のモードを表示するモー
ド表示部24cとよりなる。
【0020】次に、この電子楽器の操作子装置の作用
を、図2及び図3のフローチャート及び図4の動作例を
参照しながら、各ステップ毎に説明する。なお、この電
子楽器は、特に図示しない公知のメインルーチン内にお
いて公知の技術により、MIDI信号がMIDI回路1
8を介してCPU12に入力されると、CPU12は入
力されたMIDI信号に基づいて、RAM16のパラメ
ータに基づいて、楽音情報を楽音生成回路22へ入力す
ることになる。そして、楽音生成回路22は、CPU1
2から入力された楽音情報に基づいて楽音信号を発生
し、この楽音信号は、音響装置26によって、空間に楽
音として放音されることになる。また、操作子部20が
操作された際には、モード切り換え操作子28、パート
/インスト操作子30あるいはINC/DEC操作子3
2のいずれの操作子が操作されたかの操作子情報を、C
PU12へ入力することになる。このようにして、モー
ド切り換え操作子28、パート/インスト操作子30あ
るいはINC/DEC操作子32の操作によって、操作
子情報を入力されたCPU12は、モード切り換え操作
子28、パート/インスト操作子30あるいはINC/
DEC操作子32の操作に基づく操作子情報の種類によ
って、いずれの操作子が操作されたかを判断し、図2及
び図3に示すフローチャートに基づいて、モード切り換
えルーチンあるいはパート/インスト選択及びインスト
設定ルーチンを実行するものである。なお、INC/D
EC操作子32、表示部24に関する処理などは、公知
の技術を使用しているので、特にフローチャートには示
していない。
【0021】まず、図2に基づいて、モード切り換えル
ーチンを詳細に説明する。このモード切り換えルーチン
は、モード切り換え操作子28の操作によって得られる
操作信号により発生されるモード切り換えイベントによ
って、動作を開始するものである。
【0022】まず、ステップS202では、現在のモー
ドがモード「1」であるか、否かが判断される。即ち、
RAM16のモードメモリ領域16bを読み出して、モ
ード「1」のデータと比較し、現在のモードがモード
「1」であるか、あるいはモード「1」ではないかを検
出する。判断結果が肯定(Yes)、即ち、現在のモー
ドが「1」である場合には、ステップS204へ進む。
【0023】ステップS204では、RAM16のモー
ドメモリ領域16bを、モード「1」からモード「2」
に書き換える。このモード「2」に書き換えられたRA
M16のモードメモリ領域16bのデータが読み出され
て、後述するパート/インスト選択及びインスト設定ル
ーチンを実行するために用いられたり、表示部24のモ
ード表示部24cにモード「2」を表示するために用い
られたりする。
【0024】一方、ステップS202の判断結果が否定
(No)、即ち、モード「1」でない場合には、ステッ
プS206へ進む。ステップS206では、RAM16
のモードメモリ領域16bを、モード「2」からモード
「1」に書き換える。即ち、ステップS202の判断結
果が否定の場合には、RAM16のモードメモリ領域1
6bにはモード「2」が記憶されているものであるか
ら、この記憶内容をモード「1」に書き換えることにな
る。このようにして、モード「1」に書き換えられたR
AM16のモードメモリ領域16bのデータが読み出さ
れて、後述するパート/インスト選択及びインスト設定
ルーチンを実行するために用いられたり、表示部24の
モード表示部24cにモード「1」を表示するために用
いられたりする。
【0025】ステップS204あるいはステップS20
6の処理を終了すると、このモード切り換えルーチンを
終了する。
【0026】図3はパート/インスト選択及びインスト
設定ルーチンであり、このパート/インスト選択及びイ
ンスト設定ルーチンは、パート/インスト操作子30を
構成する操作子30a乃至30hのいずれかの操作子の
操作によって得られる操作信号により発生されるパート
/インスト選択及びインスト設定イベントによって、動
作を開始するものである。
【0027】まず、ステップS302では、モード切り
換え操作子28が操作中であるか、否かが判断される。
判断結果が否定、即ち、モード切り換え操作子28が操
作されていない状態においては、ステップS304へ進
む。
【0028】ステップS304では、現在のモードがモ
ード「1」であるか、否かが判断される。即ち、RAM
16のモードメモリ領域16bを読み出して、モード
「1」のデータと比較し、現在のモードがモード「1」
であるか、あるいはモード「1」ではないかを検出す
る。判断結果が肯定、即ち、モード「1」である場合に
は、ステップS306へ進む。
【0029】ステップS306では、パート選択機能で
ある機能1を達成する処理が実行され、パート/インス
ト操作子30を操作した場合に、操作子30a乃至操作
子30hの操作に対応して、パート「1」乃至パート
「8」を読み出して、パートメモリ領域16cの記憶内
容を書き換える。このようにして、パートが書き換えら
れたRAM16のパートメモリ領域16cのデータが読
み出されて、表示部24のパート表示部24aに現在選
択されているパートを表示するために用いられたりす
る。また、楽音制御メモリ16aから、操作子30a乃
至30hの操作により選択されたパートに対応するデー
タが読み出されて、表示部24のインスト番号表示部2
4bにインスト番号が表示される。
【0030】また、ステップS304の判断結果が否
定、即ち、モード「1」ではなくてモード「2」である
場合には、ステップ308へ進み、インスト選択機能で
ある機能2を達成する処理が実行される。即ち、パート
/インスト操作子30を操作した場合に、操作子30a
乃至操作子30hの操作に対応して、インストメモリ領
域16dから、操作子30a乃至操作子30hで指定さ
れたインストを読み出し、楽音制御メモリ領域16aの
うちモード「1」において選択されたパートに対応する
領域に記憶する。また、このインストの番号を、表示部
24のインスト番号表示部24bに表示する。 一方、
ステップS302の判断結果が肯定、即ち、パート/イ
ンスト操作子30とモード切り換え操作子28とが同時
に操作中である場合には、ステップS310へ進み、第
三の機能であるインスト設定機能たる機能3を達成する
処理が実行される。このインスト設定機能においては、
現在表示部24に表示されているパートのインストが、
インストメモリ領域16dの操作子30a乃至30hの
操作された操作子に対応する領域に記憶される。
【0031】上記したステップS306、ステップS3
08あるいはステップS310の処理を終了すると、こ
のパート/インスト選択及びインスト設定ルーチンを終
了する。
【0032】次に、図4に示す動作例を用いて、モード
切り換え操作子28及びパート/インスト操作子30の
操作により達成される、パート選択機能(機能1)、イ
ンスト選択機能(機能2)及びインスト設定機能(機能
3)の関係を説明する。なお、以下の説明においては理
解を容易にするとともに、説明を簡略化するために、操
作子30a乃至操作子30cに対応するもののみに関し
て行い、操作子30aに対してパート「1」、操作子3
0bに対してパート「2」、操作子30cに対してパー
ト「3」が設定されているものとし、インスト番号「1
番」がピアノの音色を表し、インスト番号「2番」がオ
ルガンの音色を表し、さらにインスト番号「3番」がバ
イオリンの音色をそれぞれ表すものと仮定する。
【0033】まず、初期状態においては、図4(a)に
示すように楽音制御メモリ領域16aには、パート
「1」にインスト番号「2番」、パート「2」にインス
ト番号「3番」、パート「3」にインスト番号「1番」
が設定されており、モードメモリ領域16bにはモード
「1」が記憶され、パートメモリ領域16cにはパート
「2」が記憶され、さらにインストメモリ領域16dに
は、パート/インスト操作子30の操作子30a乃至操
作子30cに対応して、操作子30aにインスト番号
「3番」、操作子30bにインスト番号「1番」、操作
子30cにインスト番号「2番」が設定されているもの
とする。図4(b)は、上記初期状態における表示部2
4の表示状態を示し、パート表示部24aには、パート
メモリ領域16cの記憶内容のパート「2」が表示さ
れ、モード表示部24cには、モードメモリ領域16b
の記憶内容のモード「1」が表示される。さらに、イン
スト番号表示部24bには、楽音制御メモリ領域16a
の現在選択されているパート「2」に対応するインスト
のインスト番号「3番」が表示される。
【0034】パート「2」が選択されているこの状態に
おいて、モード切り換え操作子28が操作されると、モ
ード切り換えイベントが発生されて、モード切り換えル
ーチンが実行される。モード切り換え操作子28の操作
時における現在のモードがモード「1」であるので、モ
ード切り換えルーチンのステップS202の判断結果が
肯定となり、ステップS204へ進み、RAM16のモ
ード記憶領域16bの記憶内容がモード「2」に書き換
えられる(図4(c)))。この後に、操作子30cを
操作すると、パート/インスト選択及びインスト設定イ
ベントが発生されて、パート/インスト選択及びインス
ト設定ルーチンが実行される。この操作子30cの操作
の最中には、モード切り換え操作子28は操作されてい
ないので、パート/インスト選択及びインスト設定ルー
チンのステップS302の判断結果が否定となり、ステ
ップS304へ進むことになる。ステップS304で
は、モードがモード「2」に書き換えられているため
に、その判断結果が否定となり、機能2のインスト選択
機能が実行されることになる。このため、操作子30c
に対応するインストメモリ領域16dの記憶内容「2
番」が読み出され、楽音制御メモリ領域16aのパート
「2」に対応する領域に記憶される。従って、表示部2
4における表示態様は、図4(d)に示すようになり、
インスト番号表示部24bには「2番」が表示される。
また、このとき、選択されているパートは変化しないの
で、パート表示部24aには、「2」が表示される。さ
らに、モード表示部24cには、モード「2」が表示さ
れる。
【0035】また、図4(c)(d)に示すモード
「2」の状態で、再度モード切り換え操作子28が操作
されると、モード切り換えイベントが発生されて、モー
ド切り換えルーチンが実行される。今回のモード切り換
え操作子28の操作時における現在のモードは、モード
「2」であるので、モード切り換えルーチンのステップ
S202の判断結果が否定となり、ステップS206へ
進み、RAM16のモードメモリ領域16bの記憶内容
がモード「1」に書き換えられる(図4(e))。この
後に、操作子30cを操作すると、パート/インスト選
択及びインスト設定イベントが発生されて、パート/イ
ンスト選択及びインスト設定ルーチンが実行される。こ
の操作子30cの操作の最中には、モード切り換え操作
子28は操作されていないので、パート/インスト選択
及びインスト設定ルーチンのステップS302の判断結
果が否定となり、ステップS304へ進むことになる。
ステップS304では、モードがモード「1」に書き換
えられているために、ステップS304の判断結果が肯
定となり、機能1のパート選択機能が実行されることに
なる。パートメモリ領域16cは、操作子30cに対応
したパート「3」に書き換えられており、従って、表示
部24における表示態様は、図4(f)に示すようにな
り、パート表示部24aには、操作子30cに割り当て
られたパート「3」が表示され、インスト番号表示部2
4bには、楽音制御メモリ領域16aのパート「3」に
対応する記憶内容のインスト番号「1番」が表示され、
モード表示部24cには、モード「1」が表示される。
【0036】この状態において、INC/DEC操作子
32を操作して、インスト番号「3番」を選択すると、
ROM14よりインスト番号「3番」に対応するパラメ
ータが読み出されるとともに、表示部24のインスト番
号表示部24bに、インスト番号「3番」が表示される
(図4(g))。
【0037】さらに、図4(g)に示す状態で、モード
切り換え操作子28を操作すると、上記と同様にしてモ
ード切り換えルーチンが実行されるとともに、このモー
ド切り換え操作子28の操作中に操作子30cを操作す
ると、パート/インスト選択及びインスト設定イベント
が発生されて、パート/インスト選択及びインスト設定
ルーチンが実行される。この場合には、モード切り換え
操作子28が操作中であるため、パート/インスト選択
及びインスト設定ルーチンのステップS302の判断結
果が肯定となって、機能3のインスト設定機能が実行さ
れることになり、インスト番号表示部24bに表示され
ている状態が、インストメモリ領域16dに記憶され
る。即ち、インストメモリ領域16dの操作子30cに
対応する領域に、INC/DEC操作子32の操作によ
り選択されたインスト番号「3番」が記憶されることに
なる(図4(h))。
【0038】なお、上記実施例においては、モード切り
換え操作子28を操作する度に、パート/インスト操作
子30の機能が、機能1と機能2との間で交互に切り換
わるようにしたが、通常は機能1(機能2)となってお
り、モード切り換え操作子28を操作した場合には機能
2(機能1)に切り換わり、所定時間後には自動的に機
能1(機能2)に戻るようにしてもよい。
【0039】さらに、上記実施例においては、モード切
り換え操作子28を操作した時、すなわちオンした時に
モードが切り換わるようにしたが、操作した状態から非
操作状態にした時、すなわちオフした時にモードが切り
換わるようにしてもよい。また、上記実施例において
は、機能3を選択すべくモード切り換え操作子28を操
作しただけでモードが(1から2あるいは2から1へ)
切り換わってしまうが、上記の様にモード切り換え操作
子28をオフした時にモードが切り換わるようにして、
機能3を選択すべくモード切り換え操作子を操作した場
合にはモード切り換えが起こらないようにしてもよい。
【0040】また、本実施例においては、MIDI信号
をMIDI回路から読み込んで作動する電子楽器に本発
明を用いたが、これに限られることなしに、鍵盤装置等
を備えた電子楽器に本発明を用いてもよいこと勿論であ
る。
【0041】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、以下に記載されるような効果を奏する。
【0042】操作子として一個あるいは複数の第一の操
作子及び操作後に自動復帰する第二の操作子を備えてい
て、この操作子の操作により達成される機能を選択する
ために、第二の操作子を操作した後に第一の操作子を操
作した場合に、第一の操作子の操作により達成される機
能を、楽音制御に関する第一の機能から第二の機能へ切
り換えるとともに、第二の操作子の操作状態において第
一の操作子を同時に操作した場合に、第一の操作子の操
作によって達成される機能を、楽音制御に関する第三の
機能に切り換えることのできる操作子機能切り換え手段
を設けるようにしたため、少数の操作子の操作によっ
て、操作子の種類よりも多い多数の機能を実現すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による電子楽器の操作子装置
を備えた電子楽器の機能的構成を示すブロック構成図で
ある。
【図2】本発明の一実施例によるモード切り換えルーチ
ンのフローチャートである。
【図3】本発明の一実施例によるパート/インスト選択
及びインスト設定ルーチンのフローチャートである。
【図4】本発明の一実施例による動作例を示す説明図で
ある。
【符号の説明】
10 制御部 12 CPU 14 ROM 16 RAM 16a 楽音制御メモリ領域 16b モードメモリ領域 16c パートメモリ領域 16d インストメモリ領域 18 MIDI回路 20 操作子部 22 楽音生成回路 24 表示部 24a パート表示部 24b インスト番号表示部 24c モード表示部 26 音響装置 28 モード切り換え操作子 30 パート/インスト操作子 32 INC/DEC操作子

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一個あるいは複数の第一の操作子と、 操作後に自動復帰する第二の操作子と、 前記第二の操作子を操作した後に、前記第一の操作子を
    操作した場合に、前記第一の操作子の操作により達成さ
    れる機能を、楽音制御に関する第一の機能から第二の機
    能へ切り換えるとともに、前記第二の操作子を操作中の
    状態において、前記第一の操作子を操作した場合に、前
    記第一の操作子の操作によって達成される機能を、楽音
    制御に関する第三の機能に切り換える操作子機能切り換
    え手段と、を有することを特徴とする電子楽器の操作子
    装置。
JP3358363A 1991-12-27 1991-12-27 電子楽器の操作子装置 Pending JPH05181480A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10228279A (ja) * 1997-02-15 1998-08-25 Brother Ind Ltd カラオケシステム

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10228279A (ja) * 1997-02-15 1998-08-25 Brother Ind Ltd カラオケシステム

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