JPH0517890Y2 - - Google Patents

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JPH0517890Y2
JPH0517890Y2 JP1986120447U JP12044786U JPH0517890Y2 JP H0517890 Y2 JPH0517890 Y2 JP H0517890Y2 JP 1986120447 U JP1986120447 U JP 1986120447U JP 12044786 U JP12044786 U JP 12044786U JP H0517890 Y2 JPH0517890 Y2 JP H0517890Y2
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infrared
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は赤外線受信装置に係り、特に誤動作の
発生の防止及び製品コストの低減を図り得る赤外
線受信装置に関する。
従来の技術 一般にテレビジヨン、ビデオテープレコーダ等
を遠隔操作する手段として赤外線を利用したリモ
コンが知られている。このリモコンは赤外線を発
射する赤外線発信装置と、赤外線を受ける赤外線
受信装置とにより構成されている。そして赤外線
発信装置は送信しようとする信号(電気的信号)
を赤外線に光電変換して発信し、一方、赤外線受
信装置は上記赤外線を赤外線検出部材であるフオ
トダイオードにより検出してこれを電気信号に変
換することにより、ワイヤレスで遠隔操作を行な
うことができる。
従来の赤外線受信装置の一例を第5図に示す。
同図は、従来の赤外線受信装置1の要部を示す断
面図である。赤外線受信装置1は大略キヤツプ2
及びヘツダ3よりなるパツケージ4、赤外線透過
フイルタ5、電子部品(図示せず)が配設される
基板6上に取付けられ赤外線を検出するホトダイ
オード7等より構成されている。従来、赤外線透
過フイルタ5はキヤツプ2に開口部8を形成し、
ガラス板9を熱融着してこの開口部8をキヤツプ
2の背面より覆い、ガラス板9及び開口部8で形
成される凹部にフイルタを構成する顔料が混入さ
れた樹脂を注入し熱硬化させることにより形成し
ていた。またホトダイオード7は赤外線透過フイ
ルタ5と対向する位置に配設され、その面積は開
口部8の面積と略等しく選定されていた。
考案が解決しようとする問題点 しかるに上記従来の赤外線受信装置1では、開
口部8に設けられる赤外線透過フイルタ5は赤外
線のみを選択的に透過させる機能しか有しておら
ず、よつてホトダイオード7は所定の光量を得る
ため開口部8の面積と略等しい大なる面積としな
ければならず、基板6に対するホトダイオード7
の占有面積が大となり、赤外線受信装置1の小型
化ができないという問題点があつた。これに加え
て、ホトダイオード7はその面積に比例してコス
トが高くなるため、赤外線受信装置1の製品コス
トが高くなつてしまうという問題点があつた。更
に、従来の赤外線透過フイルタ5は、その全面に
わたり平板構造とされていたため外乱光が侵入し
易く、これに起因して誤動作が発生するという問
題点があつた。
本考案は上記の点に鑑みてなされたものであ
り、誤動作の発生するのを防止すると共に製品コ
ストの低減を図り得る赤外線受信装置を提供する
ことを目的とする。
問題点を解決するための手段及び作用 上記問題点を解決するために、本考案では、 パツケージに形成された開口部に設けられた赤
外線透過フイルタ部材を介して進入する赤外線を
赤外線検出手段で受信検出して電気信号を生成す
る赤外線受信装置において、 上記開口部に赤外線を赤外線検出手段に向け集
光するレンズ部と、上記パツケージの開口部近傍
部位にインサート成形により固着される取付け部
と、この取付け部とレンズ部との境界位置に形成
された傾斜面とを一体成形した集光手段を設けた
ことを特徴とするものである。
上記構成とされた赤外線受信装置では、取付け
部とレンズ部との境界位置に傾斜面が形成されて
いるため、レンズ部以外の部分に入射した赤外線
が赤外線検出手段に到達することはない。よつ
て、赤外線検出手段の誤動作を防止することがで
きる。
また、集光手段はインサート成形によりパツケ
ージに取り付けられるため、パツケージの材質を
比較的自由に選定することができると共に取り付
け作業は容易となり、製品コストの低減を図るこ
とができる。
実施例 次に本考案になる赤外線受信装置の一実施例に
ついて図面と共に説明する。第1図は本考案にな
る赤外線受信装置10の分解斜視図である。赤外
線受信装置10は大略してパツケージ11を構成
するヘツダ12及びキヤツプ13、回路基板1
4、そして本考案の要部となるレンズ15等より
構成されている。同図に示されるように、回路基
板14は方形をしており、これに対応してパツケ
ージ11も角形パツケージとされている。一般に
回路基板14上に取付けられる集積回路16、チ
ツプコンデンサ17,18、チツプ抵抗器19,
20、ホトダイオード21等は方形形状をなして
おり、従つて回路基板14の形状を方形とした方
が上記各電子部品の回路基板14上への配置がや
り易く、所謂デツドスペースが少なくなり回路基
板14の全面を有効に利用することができる。
回路基板14はセラミツクよりなるベース14
aの表面及び裏面上にAg/Pd電極膜、抵抗、Au
膜等が所定のパターンで印刷形成されており、表
面上には上記各電子部品16〜21及びシールド
板22が配設されている。ここで回路基板14上
に構成された電子回路について、第2図を用いて
説明する。同図において、21はホトダイオー
ド、16はホトダイオード21で充電変換された
電気信号が供給される集積回路、R1〜R3は抵抗、
C1〜C4はコンデンサを夫々示す。同図に示す回
路ではホトダイオード21で赤外線信号を受信し
てこれを電気信号に変換した後、増幅器23、リ
ミツタアンプ24を介してバンドパスフイルタ2
5で希望信号のみを取り出し、検波器26、積分
器27及びヒステリシスコンパレータ28を介し
て受信出力を出力端子29から出力する。この出
力端子29はリード30a(第1図に示す)に接
続されており、また電源端子31はリード30b
に、アース端子32はリード30cに夫々接続さ
れている。上記回路の特に出力端子29に近い信
号レベルが高い部分では、何も手段を設けない場
合、ホトダイオード21に信号が飛んでしまい、
例えばこれが負帰還となると出力端子29からの
出力レベルが低下してしまい、一方、正帰還とな
ると出力信号は異常発振してしまう。そこで、ホ
トダイオード21を電気回路からシールドするた
め、シールド板22が設けられている。
続いて本考案の特徴となるレンズ15につい
て、主に第1図及び第3図を用いて以下詳述す
る。レンズ15(図中梨地で示す)はアクリル系
或はエポキシ系樹脂をキヤツプ13の開口部33
にインサート成形することにより形成されてい
る。よつてレンズ15は簡単な作業工程で高い気
密性を有してキヤツプ13に取付けられる。この
レンズ15は、レンズ15aと取付け部15bと
により構成されており、両者の境界部分は傾斜面
15cが形成されている。この傾斜面15cの傾
斜角は、例えば30°に選定されており、傾斜面1
5cの存在によりインサート成形時における金型
よりの離型を円滑に行なうことができ、またレン
ズ部15aの外周近傍に入射した光は傾斜面15
cにより散乱されホトダイオード21に届くよう
なことはない。これによりホトダイオード21の
誤動作を防止することができる。
上記レンズ15は開口部33の寸法が4.5mm×
4.5mmであるのに対し、レンズ部15aの径寸法
は3.1mmとされており、またレンズ15aの曲率
は、レンズ15aによりホトダイオード21に集
光される光のスポツト径が0.9mmとなるよう選定
されている。またホトダイオード21の寸法はス
ポツト径に対応して1mm×1mmと、極めて小なる
面積とされている。従来においてはホトダイオー
ドの面積(3mm×3mm)は開口部の面積と略等し
い面積とされていたため、本考案の如くレンズ1
5を用いて赤外線を集光することにより、ホトダ
イオード21の面積を従来と比べて略1/9の面積
とすることができた。これにより回路基板14に
対するホトダイオード21の占有面積は小とな
り、赤外線受信装置10の小型化を実現すること
ができる。これに加えて、ホトダイオード21の
面積が小さくて済むため、ホトダイオードのコス
トの低減を図ることができ、従来の物と比べ製品
コストを半額以上下げることができた。またレン
ズ15は後述するように赤外線のみを透過する波
長に選択された波長選択性を有しているため、赤
外線透過フイルタとしても機能する。尚、レンズ
15を設けることにより若干指向性が大となり、
広範囲からの赤外線の受信は困難となるが、ノイ
ズの侵入がなくなるため誤動作の発生を防止でき
る。また従来のようにキヤツプの背面に開口部を
覆うためガラス板を熱融着する必要もなくなる。
一般にガラスが熱融着し得る金属は少なく、よつ
て従来の構成ではキヤツプの材質が限定されてし
まい、これにより製品コストが上昇する問題があ
つたが、レンズ15をインサート成形によりキヤ
ツプ15に取付けることにより、キヤツプ13の
材質を比較的自由に選定することが可能となり、
製品コストを低減することができた。
更に本考案になる他の実施例を第4図に示す。
同図に示す赤外線受信装置36は、透明樹脂より
なるレンズ37をインサート成形によりキヤツプ
13の開口部33に形成した後、レンズ37のレ
ンズ部37aを被覆して赤外線透過フイルタを構
成する波長選択性樹脂38を設けたことを特徴と
する。上記構成の場合、波長選択性樹脂38を適
宜変更するのみで、透過される赤外線の波長を任
意に選定することができる。
尚、上記各実施例においてはホトダイオードが
基板のコーナ部に配設された構成について説明し
たが、これに限るものではなく、基板の中央部、
或は他の部分に取付けられた構成であつても良い
ことは勿論である。更にレンズの形状は方形に限
るものでなく、円形であつても良いことは勿論で
ある。
考案の効果 上述の如く本考案によれば、取付け部とレンズ
部との境界位置に傾斜面が形成されているため、
レンズ部以外の部分に入射した赤外線が赤外線検
出手段に到達することはなく、よつて外乱光によ
る赤外線検出手段の誤動作を防止することがで
き、また集光手段はインサート成形によりパツケ
ージに取り付けられるため、パツケージの材質を
比較的自由に選定することができると共に取り付
け作業は容易となり、製品コストの低減を図るこ
とができる等の特長を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案になる赤外線受信装置の一実施
例を示す分解斜視図、第2図は本考案装置の電気
回路を説明するための回路図、第3図は第1図に
示す本考案装置の断面図、第4図は本考案装置の
他の実施例を説明するための断面図、第5図は従
来の赤外線受信装置の一例を説明するための断面
図である。 10,36……赤外線受信装置、11……パツ
ケージ、13……キヤツプ、14……回路基板、
15,37……レンズ、15a,37a……レン
ズ部、15b……取付け部、15c……傾斜面、
21……ホトダイオード、33……開口部、38
……波長選択性樹脂。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) パツケージに形成された開口部に設けられた
    赤外線透過フイルタ部材を介して進入する赤外
    線を赤外線検出手段で受信検出して電気信号を
    生成する赤外線受信装置において、 該開口部に該赤外線を該赤外線検出手段に向
    け集光するレンズ部と、該パツケージの開口部
    近傍部位にインサート成形により固着される取
    付け部と、該取付け部と該レンズ部との境界位
    置に形成された傾斜面とを一体成形した集光手
    段を設けたことを特徴とする赤外線受信装置。 (2) 該集光手段はプラスチツクレンズである実用
    新案登録請求の範囲第1項記載の赤外線受信装
    置。
JP1986120447U 1986-08-06 1986-08-06 Expired - Lifetime JPH0517890Y2 (ja)

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