JPH06216406A - 光送信器 - Google Patents
光送信器Info
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- JPH06216406A JPH06216406A JP501193A JP501193A JPH06216406A JP H06216406 A JPH06216406 A JP H06216406A JP 501193 A JP501193 A JP 501193A JP 501193 A JP501193 A JP 501193A JP H06216406 A JPH06216406 A JP H06216406A
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- light
- emitting element
- light emitting
- package
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 フォトセンサでの光検出感度を向上させるこ
とが可能であり、結果として、発光素子のばらつき、温
度による変動、あるいは電源電圧変動などに対して、発
光素子からの光出力を効率的に安定化制御することが可
能であると共に、小型化が可能な光送信器を提供するこ
と。 【構成】 光を出力する発光素子12と、この発光素子
を駆動する駆動回路14と、上記発光素子12からの出
力光の一部を検出するフォトセンサ18と、このフォト
センサ18により検出した光出力信号に基づき、上記駆
動回路14を制御し、発光素子から出力される光出力を
略一定にする制御回路16と、光をフォトセンサ18上
に集める集光レンズ32とが、単一のパッケージ内に収
容してある。
とが可能であり、結果として、発光素子のばらつき、温
度による変動、あるいは電源電圧変動などに対して、発
光素子からの光出力を効率的に安定化制御することが可
能であると共に、小型化が可能な光送信器を提供するこ
と。 【構成】 光を出力する発光素子12と、この発光素子
を駆動する駆動回路14と、上記発光素子12からの出
力光の一部を検出するフォトセンサ18と、このフォト
センサ18により検出した光出力信号に基づき、上記駆
動回路14を制御し、発光素子から出力される光出力を
略一定にする制御回路16と、光をフォトセンサ18上
に集める集光レンズ32とが、単一のパッケージ内に収
容してある。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光送信などに用いて好
適な駆動回路内蔵型の発光素子を有する光送信器に係
り、さらに詳しくは、発光素子からの部分反射光を効率
的に検出し、光出力の安定化を図ることができる光送信
器に関する。
適な駆動回路内蔵型の発光素子を有する光送信器に係
り、さらに詳しくは、発光素子からの部分反射光を効率
的に検出し、光出力の安定化を図ることができる光送信
器に関する。
【0002】
【従来の技術】駆動回路内蔵型の発光素子を有する光送
信器は、低価格な光信号送信源として重要である。この
光信号送信源の発光パワーは一定である必要がある。た
とえば、温度変化、製造バラツキ、電源電圧変動などに
より発光パワーが変化すると、光ファイバー通信の光信
号送信器として使用した場合に、通信可能な範囲が変動
し好ましくない。
信器は、低価格な光信号送信源として重要である。この
光信号送信源の発光パワーは一定である必要がある。た
とえば、温度変化、製造バラツキ、電源電圧変動などに
より発光パワーが変化すると、光ファイバー通信の光信
号送信器として使用した場合に、通信可能な範囲が変動
し好ましくない。
【0003】そこで、図10に示すような駆動回路内蔵
型の発光素子を有する光送信器が開発されている。図1
0に示すように、この光送信器1では、透明な樹脂パッ
ケージ2内に、リードフレーム4a,4bが同一平面状
に樹脂封止してある。一方のリードフレーム4aには、
発光源回路6が装着してあり、他方のリードフレーム4
bには、フォトセンサ8が装着してある。発光源回路6
は、発光素子7と、この発光素子7を駆動する駆動回路
と、この駆動回路を制御する制御回路とを有する。
型の発光素子を有する光送信器が開発されている。図1
0に示すように、この光送信器1では、透明な樹脂パッ
ケージ2内に、リードフレーム4a,4bが同一平面状
に樹脂封止してある。一方のリードフレーム4aには、
発光源回路6が装着してあり、他方のリードフレーム4
bには、フォトセンサ8が装着してある。発光源回路6
は、発光素子7と、この発光素子7を駆動する駆動回路
と、この駆動回路を制御する制御回路とを有する。
【0004】発光源回路6の発光素子7から出射された
出力光は、パッケージ2の出射用傾斜面2aから、外部
に出力されるようになっている。出力光が傾斜面2aを
通過する際には、その光の一部が反射され、その反射光
が、フォトセンサ8へ入力する。フォトセンサ8では、
その反射光の出力を検出し、その検出信号を発光源回路
6中の制御回路に送り、発光素子7から出力される光出
力を一定に制御する。
出力光は、パッケージ2の出射用傾斜面2aから、外部
に出力されるようになっている。出力光が傾斜面2aを
通過する際には、その光の一部が反射され、その反射光
が、フォトセンサ8へ入力する。フォトセンサ8では、
その反射光の出力を検出し、その検出信号を発光源回路
6中の制御回路に送り、発光素子7から出力される光出
力を一定に制御する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図10
に示す従来の光送信器1では、発光素子7からの出力光
を傾斜面2aで部分反射させ、発光素子7と同一平面上
の離れた位置に配置されたフォトセンサ8で直接受ける
構成であるため、光の感度にばらつきが生じるおそれが
あり、結果として、発光素子7からの光の出力にばらつ
きが生じるおそれがある。また、構造上、小型が困難で
あるという問題点を有している。
に示す従来の光送信器1では、発光素子7からの出力光
を傾斜面2aで部分反射させ、発光素子7と同一平面上
の離れた位置に配置されたフォトセンサ8で直接受ける
構成であるため、光の感度にばらつきが生じるおそれが
あり、結果として、発光素子7からの光の出力にばらつ
きが生じるおそれがある。また、構造上、小型が困難で
あるという問題点を有している。
【0006】本発明は、このような実状に鑑みてなさ
れ、フォトセンサでの光検出感度を向上させることが可
能であり、結果として、発光素子の製造ばらつき、温度
による変動、あるいは電源電圧変動などに対して、発光
素子からの光出力を効率的に安定化制御することが可能
であると共に、小型化が可能な光送信器を提供すること
を目的とする。
れ、フォトセンサでの光検出感度を向上させることが可
能であり、結果として、発光素子の製造ばらつき、温度
による変動、あるいは電源電圧変動などに対して、発光
素子からの光出力を効率的に安定化制御することが可能
であると共に、小型化が可能な光送信器を提供すること
を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の光送信器は、光を出力する発光素子と、こ
の発光素子を駆動する駆動回路と、上記発光素子からの
出力光の一部を検出するフォトセンサと、このフォトセ
ンサにより検出した光出力信号に基づき、上記駆動回路
を制御し、発光素子から出力される光出力を略一定にす
る制御回路と、光をフォトセンサ上に集める集光手段と
が、単一のパッケージ内に収容してある。
に、本発明の光送信器は、光を出力する発光素子と、こ
の発光素子を駆動する駆動回路と、上記発光素子からの
出力光の一部を検出するフォトセンサと、このフォトセ
ンサにより検出した光出力信号に基づき、上記駆動回路
を制御し、発光素子から出力される光出力を略一定にす
る制御回路と、光をフォトセンサ上に集める集光手段と
が、単一のパッケージ内に収容してある。
【0008】上記フォトセンサをパッケージ内で保持す
るリードフレームが、上記発光素子からの出力光の一部
が入射し易いように、発光素子を保持するリードフレー
ムに対して傾斜してあることが好ましい。上記集光手段
は、凸レンズなどの集光レンズで構成することができ
る。
るリードフレームが、上記発光素子からの出力光の一部
が入射し易いように、発光素子を保持するリードフレー
ムに対して傾斜してあることが好ましい。上記集光手段
は、凸レンズなどの集光レンズで構成することができ
る。
【0009】上記フォトセンサを、単一のパッケージ内
に複数配置し、各フォトセンサに対して集光手段を装着
することもできる。上記集光手段は、フォトセンサを凸
レンズ形状に覆う第1透明体と、この第1透明体を覆
い、上記パッケージを構成する第2透明体とで構成し、
第1透明体の屈折率を第2透明体の屈折率より大きく構
成することもできる。
に複数配置し、各フォトセンサに対して集光手段を装着
することもできる。上記集光手段は、フォトセンサを凸
レンズ形状に覆う第1透明体と、この第1透明体を覆
い、上記パッケージを構成する第2透明体とで構成し、
第1透明体の屈折率を第2透明体の屈折率より大きく構
成することもできる。
【0010】また、別の実施態様として、集光手段は、
フォトセンサを凹レンズ形状に覆う第1透明体と、この
第1透明体を覆い、上記パッケージを構成する第2透明
体とで構成し、第1透明体の屈折率を第2透明体の屈折
率より小さく構成することもできる。
フォトセンサを凹レンズ形状に覆う第1透明体と、この
第1透明体を覆い、上記パッケージを構成する第2透明
体とで構成し、第1透明体の屈折率を第2透明体の屈折
率より小さく構成することもできる。
【0011】パッケージを構成する第2透明体の外周面
で、発光素子からの出力光の出射部分以外の表面の少な
くとも一部を、反射膜で覆うこともできる。さらに、パ
ッケージ体を、中空の容器で構成し、少なくとも発光素
子からの出力光の出射部分を透明にすることもできる。
で、発光素子からの出力光の出射部分以外の表面の少な
くとも一部を、反射膜で覆うこともできる。さらに、パ
ッケージ体を、中空の容器で構成し、少なくとも発光素
子からの出力光の出射部分を透明にすることもできる。
【0012】さらにまた、パッケージ体における発光素
子からの出力光の出射面を、発光素子からの光に対して
斜め方向に傾斜させることもできる。
子からの出力光の出射面を、発光素子からの光に対して
斜め方向に傾斜させることもできる。
【0013】
【作用】本発明の光送信器では、駆動回路内蔵型発光素
子を有する光送信器において、発光素子からの光の反射
光の一部を検出するフォトセンサに対して、凸レンズな
どの集光手段が装着してあることから、発光素子からの
部分反射光が効率的に集光されてフォトセンサへ入射す
ることになる。その結果、フォトセンサでの検出感度が
向上する。フォトセンサでの検出光信号は、負帰還され
て発光素子の駆動回路制御に使用されているので、フォ
トセンサでの検出感度が向上すれば、発光素子からの光
出力を効率的に安定化することができる。したがって、
発光素子の製造ばらつき、温度による特性変動、あるい
は電源電圧などに対して、光出力の安定化を図ることが
できる。また、本発明の光送信器では、単一のパッケー
ジ体内部に、発光素子と駆動回路と制御回路と集光手段
とが装着してあるので、装置の小型化が期待できる。
子を有する光送信器において、発光素子からの光の反射
光の一部を検出するフォトセンサに対して、凸レンズな
どの集光手段が装着してあることから、発光素子からの
部分反射光が効率的に集光されてフォトセンサへ入射す
ることになる。その結果、フォトセンサでの検出感度が
向上する。フォトセンサでの検出光信号は、負帰還され
て発光素子の駆動回路制御に使用されているので、フォ
トセンサでの検出感度が向上すれば、発光素子からの光
出力を効率的に安定化することができる。したがって、
発光素子の製造ばらつき、温度による特性変動、あるい
は電源電圧などに対して、光出力の安定化を図ることが
できる。また、本発明の光送信器では、単一のパッケー
ジ体内部に、発光素子と駆動回路と制御回路と集光手段
とが装着してあるので、装置の小型化が期待できる。
【0014】また、フォトセンサをパッケージ内で保持
するリードフレームが、発光素子を保持するリードフレ
ームに対して傾斜してある発明では、フォトセンサへの
集光効率がさらに向上すると共に、装置をさらに小型化
することが期待できる。
するリードフレームが、発光素子を保持するリードフレ
ームに対して傾斜してある発明では、フォトセンサへの
集光効率がさらに向上すると共に、装置をさらに小型化
することが期待できる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の一実施例に係る光送信器につ
いて、図面を参照しつつ詳細に説明する。図1は本発明
の一実施例に係る光送信器の概略断面図、図2は同実施
例の光送信器のブロック構成図、図3は同実施例の光送
信器におけるフォトセンサおよび集光部分の要部断面
図、図4は本発明の他の実施例に係る光送信器の概略断
面図、図5は本発明の他の実施例に係る光送信器の概略
断面図、図6は同実施例の光送信器におけるフォトセン
サおよび集光部分の要部断面図、図7は本発明の他の実
施例に係る光送信器の概略断面図、図8は本発明のさら
に他の実施例に係る光送信器の概略断面図、図9は本発
明のさらにまた他の実施例に係る光送信器の概略断面図
である。
いて、図面を参照しつつ詳細に説明する。図1は本発明
の一実施例に係る光送信器の概略断面図、図2は同実施
例の光送信器のブロック構成図、図3は同実施例の光送
信器におけるフォトセンサおよび集光部分の要部断面
図、図4は本発明の他の実施例に係る光送信器の概略断
面図、図5は本発明の他の実施例に係る光送信器の概略
断面図、図6は同実施例の光送信器におけるフォトセン
サおよび集光部分の要部断面図、図7は本発明の他の実
施例に係る光送信器の概略断面図、図8は本発明のさら
に他の実施例に係る光送信器の概略断面図、図9は本発
明のさらにまた他の実施例に係る光送信器の概略断面図
である。
【0016】まず、本発明の一実施例に係る光送信器1
0の回路ブロック構成について、図2に基づき説明す
る。本実施例の光送信器10は、発光素子12と、駆動
回路14と、制御回路16と、フォトセンサ18とを有
し、発光素子12からの出力光の負帰還型安定発光シス
テムによる光送信器である。発光素子12は、駆動回路
14により駆動されて光を出射する光ダイオード、トラ
ンジスタレーザなどで構成される。駆動回路14には、
外部リード端子を通じて、入力信号が入力し、その信号
に基づき、発光素子12を発光させるようになってい
る。
0の回路ブロック構成について、図2に基づき説明す
る。本実施例の光送信器10は、発光素子12と、駆動
回路14と、制御回路16と、フォトセンサ18とを有
し、発光素子12からの出力光の負帰還型安定発光シス
テムによる光送信器である。発光素子12は、駆動回路
14により駆動されて光を出射する光ダイオード、トラ
ンジスタレーザなどで構成される。駆動回路14には、
外部リード端子を通じて、入力信号が入力し、その信号
に基づき、発光素子12を発光させるようになってい
る。
【0017】フォトセンサ18は、発光素子12からの
光の一部を検出し、その光出力を計測する手段であり、
たとえばPN接合ダイオード、PIN接合ダイオードな
どの光信号を電気信号に変換する光電素子で構成され
る。制御回路16は、フォトセンサ18により検出した
光出力信号に基づき、駆動回路14を負帰還制御し、発
光素子12から出力される光出力を略一定にし、発光素
子12の動作の安定化を図る。
光の一部を検出し、その光出力を計測する手段であり、
たとえばPN接合ダイオード、PIN接合ダイオードな
どの光信号を電気信号に変換する光電素子で構成され
る。制御回路16は、フォトセンサ18により検出した
光出力信号に基づき、駆動回路14を負帰還制御し、発
光素子12から出力される光出力を略一定にし、発光素
子12の動作の安定化を図る。
【0018】次に、本実施例の発光型光送信器10を、
図1に基づき、より具体的に説明する。図1に示すよう
に、本実施例の発光型光送信器10は、第1リードフレ
ーム20と、第2フレーム22とを有する。第1フレー
ム20には、発光素子12が設置してある。
図1に基づき、より具体的に説明する。図1に示すよう
に、本実施例の発光型光送信器10は、第1リードフレ
ーム20と、第2フレーム22とを有する。第1フレー
ム20には、発光素子12が設置してある。
【0019】第2リードフレーム22上には、フォトセ
ンサ18が形成してある基板19が設置してある。基板
19には、図2に示す駆動回路14と制御回路16とが
作り込まれている。駆動回路14と制御回路16とを同
一基板に作り込むことで、駆動回路14と、制御回路1
6との温度特性を一致させることが容易になる。なお、
駆動回路14と制御回路16とは、発光素子12が形成
された基板に対して作り込むことも可能である。
ンサ18が形成してある基板19が設置してある。基板
19には、図2に示す駆動回路14と制御回路16とが
作り込まれている。駆動回路14と制御回路16とを同
一基板に作り込むことで、駆動回路14と、制御回路1
6との温度特性を一致させることが容易になる。なお、
駆動回路14と制御回路16とは、発光素子12が形成
された基板に対して作り込むことも可能である。
【0020】第1,第2リードフレーム20,22は、
ベース用パッケージ26上に設置され、透明なキャップ
用パッケージ28がベース用パッケージ26に接合され
ることで、中空部30内に発光素子12とフォトセンサ
18が密封される。各リードフレーム20,22の外側
は、ベース用パッケージ26とキャップ用パッケージ2
8とから成るパッケージ外に突出し、外部リード端子2
0a,22aとなる。外部リード端子20a,22aか
ら、前述した発光素子12を駆動制御するデジタル信号
および駆動電源などが入力される。
ベース用パッケージ26上に設置され、透明なキャップ
用パッケージ28がベース用パッケージ26に接合され
ることで、中空部30内に発光素子12とフォトセンサ
18が密封される。各リードフレーム20,22の外側
は、ベース用パッケージ26とキャップ用パッケージ2
8とから成るパッケージ外に突出し、外部リード端子2
0a,22aとなる。外部リード端子20a,22aか
ら、前述した発光素子12を駆動制御するデジタル信号
および駆動電源などが入力される。
【0021】キャップ用パッケージ28は、たとえば透
明なプラスチックあるいはガラスなどで構成される。ま
た、ベース用パッケージ26は、たとえばプラスチック
などで構成され、必ずしも透明である必要はない。ま
た、キャップ用パッケージ28は、全体が透明である必
要はなく、少なくとも、発光素子12から出力される出
力光がパッケージ外に出射する部分28a近傍のみが透
明であれば良い。たとえば、出力光の出射部分28a近
傍以外のキャップ用パッケージ28の外面あるいは内面
に反射膜を設けることも可能である。なお、出射部分2
8aは、発光素子12からの出力光Xがキャップ用パッ
ケージ28に対してほぼ垂直に入射する位置に形成され
る。
明なプラスチックあるいはガラスなどで構成される。ま
た、ベース用パッケージ26は、たとえばプラスチック
などで構成され、必ずしも透明である必要はない。ま
た、キャップ用パッケージ28は、全体が透明である必
要はなく、少なくとも、発光素子12から出力される出
力光がパッケージ外に出射する部分28a近傍のみが透
明であれば良い。たとえば、出力光の出射部分28a近
傍以外のキャップ用パッケージ28の外面あるいは内面
に反射膜を設けることも可能である。なお、出射部分2
8aは、発光素子12からの出力光Xがキャップ用パッ
ケージ28に対してほぼ垂直に入射する位置に形成され
る。
【0022】本実施例では、このような光送信器10に
おいて、フォトセンサ18の手前に、集光手段としての
凸レンズ32を装着してある。図3に詳示するように、
凸レンズ32は、たとえばガラスあるいはプラスチック
で構成され、フォトセンサ18が形成してある基板19
に対して透明な接着剤層34を介して接着される。ま
た、凸レンズ32は、CCDなどに用いられているOC
L(On Chip Lens)のように、レジストを用いたリフ
ロー技術などにより基板19上に直接作り込むこともで
きる。
おいて、フォトセンサ18の手前に、集光手段としての
凸レンズ32を装着してある。図3に詳示するように、
凸レンズ32は、たとえばガラスあるいはプラスチック
で構成され、フォトセンサ18が形成してある基板19
に対して透明な接着剤層34を介して接着される。ま
た、凸レンズ32は、CCDなどに用いられているOC
L(On Chip Lens)のように、レジストを用いたリフ
ロー技術などにより基板19上に直接作り込むこともで
きる。
【0023】中空部30は、真空状態でも良いが、空
気、あるいは不活性ガスなどの気体を封入しても良い。
気体の屈折率は、ほぼ1であり、凸レンズ32を構成す
るプラスチックあるいはガラスなどの固体よりも低い値
となる。その結果、発光素子12から出射した光の一部
がキャップ用パッケージ体28で反射する部分反射光あ
るいは乱反射光などの検出用光Yが凸レンズ32へ入射
すると、その光は、フォトセンサ18に対して集光され
る。なお、中空部30には、屈折率が低い透明液体を封
入することもできる。
気、あるいは不活性ガスなどの気体を封入しても良い。
気体の屈折率は、ほぼ1であり、凸レンズ32を構成す
るプラスチックあるいはガラスなどの固体よりも低い値
となる。その結果、発光素子12から出射した光の一部
がキャップ用パッケージ体28で反射する部分反射光あ
るいは乱反射光などの検出用光Yが凸レンズ32へ入射
すると、その光は、フォトセンサ18に対して集光され
る。なお、中空部30には、屈折率が低い透明液体を封
入することもできる。
【0024】本実施例では、発光素子12からの出力光
Xは、図2に示す駆動回路14により駆動されるパルス
で、透明なキャップ用パッケージ28の出射部分28a
からパッケージの外部に出力される。その際に、出力光
の一部は、キャップ用パッケージ28で部分反射し、そ
の光は検出用光Yとして凸レンズ32へ向かう。また、
中空部30内での乱反射光も検出用光Yとして凸レンズ
32へ向かう。凸レンズ32へ入射した光は、図3に詳
示するように、フォトセンサ18へ集光されて入射す
る。その結果、部分反射光などで構成される検査光Yが
微弱であっても、フォトセンサ18での光感度は向上す
る。
Xは、図2に示す駆動回路14により駆動されるパルス
で、透明なキャップ用パッケージ28の出射部分28a
からパッケージの外部に出力される。その際に、出力光
の一部は、キャップ用パッケージ28で部分反射し、そ
の光は検出用光Yとして凸レンズ32へ向かう。また、
中空部30内での乱反射光も検出用光Yとして凸レンズ
32へ向かう。凸レンズ32へ入射した光は、図3に詳
示するように、フォトセンサ18へ集光されて入射す
る。その結果、部分反射光などで構成される検査光Yが
微弱であっても、フォトセンサ18での光感度は向上す
る。
【0025】フォトセンサ18での検出光信号は、図2
に示すように、負帰還されて発光素子12の駆動回路制
御に使用されているので、フォトセンサ18での検出感
度が向上すれば、発光素子12からの光出力を効率的に
安定化することができる。したがって、発光素子12の
製造上のばらつき、温度による特性変動、あるいは電源
電圧などに対して、光出力の安定化を図ることができ
る。また、本実施例の光送信器10では、単一のパッケ
ージ体内部に、発光素子12と駆動回路14と制御回路
16と凸レンズ32とが装着してあるので、装置の小型
化が期待できる。
に示すように、負帰還されて発光素子12の駆動回路制
御に使用されているので、フォトセンサ18での検出感
度が向上すれば、発光素子12からの光出力を効率的に
安定化することができる。したがって、発光素子12の
製造上のばらつき、温度による特性変動、あるいは電源
電圧などに対して、光出力の安定化を図ることができ
る。また、本実施例の光送信器10では、単一のパッケ
ージ体内部に、発光素子12と駆動回路14と制御回路
16と凸レンズ32とが装着してあるので、装置の小型
化が期待できる。
【0026】次に、本発明の第2の実施例について、図
4に示す実施例に基づき説明する。図4に示す実施例の
光送信器37では、中央に位置するリードフレーム36
上に発光素子12を設置し、その両隣に位置するリード
フレーム38,40上に、それぞれフォトセンサ18,
18が形成された基板19,19を設置する。すなわ
ち、フォトセンサ18,18を複数配置し、各々のフォ
トセンサ18,18に対して凸レンズ32,32を装着
する。各フォトセンサ18が形成された基板19には、
それぞれ図2に示す駆動回路14および制御回路16が
作り込まれている。駆動回路14および制御回路16
は、発光素子12側の基板に形成することもできる。パ
ッケージの外部には、外部リード端子38a,40aが
突出し、そこから、発光素子12を駆動制御するデジタ
ル信号および駆動電源などが入力される。
4に示す実施例に基づき説明する。図4に示す実施例の
光送信器37では、中央に位置するリードフレーム36
上に発光素子12を設置し、その両隣に位置するリード
フレーム38,40上に、それぞれフォトセンサ18,
18が形成された基板19,19を設置する。すなわ
ち、フォトセンサ18,18を複数配置し、各々のフォ
トセンサ18,18に対して凸レンズ32,32を装着
する。各フォトセンサ18が形成された基板19には、
それぞれ図2に示す駆動回路14および制御回路16が
作り込まれている。駆動回路14および制御回路16
は、発光素子12側の基板に形成することもできる。パ
ッケージの外部には、外部リード端子38a,40aが
突出し、そこから、発光素子12を駆動制御するデジタ
ル信号および駆動電源などが入力される。
【0027】本実施例では、発光素子12からの出力光
Xは、図2に示す駆動回路14により駆動されるパルス
で、透明なキャップ用パッケージ28の出射部分28c
からパッケージの外部に出力される。その際に、出力光
の一部は、キャップ用パッケージ28で部分反射し、そ
の光は検出用光Yとして複数の凸レンズ32へ向かう。
また、中空部30内での乱反射光も検出用光Yとして複
数の凸レンズ32へ向かう。凸レンズ32へ入射した光
は、それぞれフォトセンサ18へ集光されて入射する。
その結果、部分反射光などで構成される検査光Yが微弱
であっても、フォトセンサ18での光感度は、さらに向
上する。フォトセンサ18での検出光信号は、図2に示
すように、負帰還されて発光素子12の駆動回路制御に
使用されているので、フォトセンサ18での検出感度が
向上すれば、発光素子12からの光出力を効率的に安定
化することができる。
Xは、図2に示す駆動回路14により駆動されるパルス
で、透明なキャップ用パッケージ28の出射部分28c
からパッケージの外部に出力される。その際に、出力光
の一部は、キャップ用パッケージ28で部分反射し、そ
の光は検出用光Yとして複数の凸レンズ32へ向かう。
また、中空部30内での乱反射光も検出用光Yとして複
数の凸レンズ32へ向かう。凸レンズ32へ入射した光
は、それぞれフォトセンサ18へ集光されて入射する。
その結果、部分反射光などで構成される検査光Yが微弱
であっても、フォトセンサ18での光感度は、さらに向
上する。フォトセンサ18での検出光信号は、図2に示
すように、負帰還されて発光素子12の駆動回路制御に
使用されているので、フォトセンサ18での検出感度が
向上すれば、発光素子12からの光出力を効率的に安定
化することができる。
【0028】次に、本発明の第3の実施例について、図
5,6に基づき説明する。図5に示す実施例の光送信器
42は、第1リードフレーム44と、第2フレーム46
とを有する。第1フレーム44には、発光素子12が設
置してある。第2リードフレーム46上には、フォトセ
ンサ18が形成してある基板19が設置してある。基板
19には、図2に示す駆動回路14と制御回路16とが
作り込まれている。駆動回路14と制御回路16とを同
一基板に作り込むことで、駆動回路14と、制御回路1
6との温度特性を一致させることが容易になる。なお、
駆動回路14と制御回路16とは、発光素子12が形成
された基板に対して作り込むことも可能である。
5,6に基づき説明する。図5に示す実施例の光送信器
42は、第1リードフレーム44と、第2フレーム46
とを有する。第1フレーム44には、発光素子12が設
置してある。第2リードフレーム46上には、フォトセ
ンサ18が形成してある基板19が設置してある。基板
19には、図2に示す駆動回路14と制御回路16とが
作り込まれている。駆動回路14と制御回路16とを同
一基板に作り込むことで、駆動回路14と、制御回路1
6との温度特性を一致させることが容易になる。なお、
駆動回路14と制御回路16とは、発光素子12が形成
された基板に対して作り込むことも可能である。
【0029】本実施例では、フォトセンサ18が形成さ
れた基板18の表面を、凸レンズ形状の第1透明体48
で覆い、その後、この第1透明体48が形成された第1
リードフレーム46と発光素子12が設置された第2リ
ードフレーム44を、第2透明体50としての樹脂パッ
ケージで樹脂封止してある。
れた基板18の表面を、凸レンズ形状の第1透明体48
で覆い、その後、この第1透明体48が形成された第1
リードフレーム46と発光素子12が設置された第2リ
ードフレーム44を、第2透明体50としての樹脂パッ
ケージで樹脂封止してある。
【0030】各リードフレーム44,46の外側は、樹
脂パッケージとしての第2透明体50外に突出し、外部
リード端子44a,46aとなる。外部リード端子40
a,46aから、発光素子12を駆動制御するデジタル
信号および駆動電源などが入力される。
脂パッケージとしての第2透明体50外に突出し、外部
リード端子44a,46aとなる。外部リード端子40
a,46aから、発光素子12を駆動制御するデジタル
信号および駆動電源などが入力される。
【0031】第1透明体48は、たとえば透明なプラス
チックあるいはガラスなどで構成される。第1透明体4
8を透明樹脂で構成する場合には、第2透明体50とし
ての樹脂パッケージの形成に先立ち、フォトセンサ18
が設置された第2リードフレーム46上に、射出成形あ
るいはトランスファ成形などで凸レンズ形状の第1透明
体48を形成することができる。
チックあるいはガラスなどで構成される。第1透明体4
8を透明樹脂で構成する場合には、第2透明体50とし
ての樹脂パッケージの形成に先立ち、フォトセンサ18
が設置された第2リードフレーム46上に、射出成形あ
るいはトランスファ成形などで凸レンズ形状の第1透明
体48を形成することができる。
【0032】また、第2透明体50としての樹脂パッケ
ージは、射出成形あるいはトランスファ成形などで得ら
れる透明な合成樹脂で構成され、第1透明体48の屈折
率が、樹脂パッケージとしての第2透明体50の屈折率
よりも大きくなるように、第1透明体48および第2透
明体50の材質が選択される。第1透明体48と第2透
明体50との界面において、検出用光Yをフォトセンサ
18に対して良好に集光させるためである。
ージは、射出成形あるいはトランスファ成形などで得ら
れる透明な合成樹脂で構成され、第1透明体48の屈折
率が、樹脂パッケージとしての第2透明体50の屈折率
よりも大きくなるように、第1透明体48および第2透
明体50の材質が選択される。第1透明体48と第2透
明体50との界面において、検出用光Yをフォトセンサ
18に対して良好に集光させるためである。
【0033】また、本実施例では、フォトセンサ18を
パッケージ50内で保持する第2リードフレーム46
が、発光素子12を保持する第1リードフレーム44に
対して、フォトセンサ18が樹脂パッケージとしての第
2透明体50の内側を向くように、傾斜してある。その
傾斜角度は、特に限定されないが、たとえば0〜30
度、好ましくは2〜15度程度である。
パッケージ50内で保持する第2リードフレーム46
が、発光素子12を保持する第1リードフレーム44に
対して、フォトセンサ18が樹脂パッケージとしての第
2透明体50の内側を向くように、傾斜してある。その
傾斜角度は、特に限定されないが、たとえば0〜30
度、好ましくは2〜15度程度である。
【0034】本実施例では、発光素子12からの出力光
Xは、図2に示す駆動回路14により駆動されるパルス
で、透明な樹脂パッケージを構成する第2透明体50の
出射部分50aからパッケージの外部に出力される。そ
の際に、出力光の一部は、樹脂パッケージにおける外部
との界面で部分反射し、その光は検出用光Yとして凸レ
ンズ状の第1透明体48へ向かう。凸レンズ状の第1透
明体48へ入射した光は、図6に詳示するように、フォ
トセンサ18へ集光されて入射する。その結果、部分反
射光などで構成される検出用光Yが微弱であっても、フ
ォトセンサ18での光感度は向上する。
Xは、図2に示す駆動回路14により駆動されるパルス
で、透明な樹脂パッケージを構成する第2透明体50の
出射部分50aからパッケージの外部に出力される。そ
の際に、出力光の一部は、樹脂パッケージにおける外部
との界面で部分反射し、その光は検出用光Yとして凸レ
ンズ状の第1透明体48へ向かう。凸レンズ状の第1透
明体48へ入射した光は、図6に詳示するように、フォ
トセンサ18へ集光されて入射する。その結果、部分反
射光などで構成される検出用光Yが微弱であっても、フ
ォトセンサ18での光感度は向上する。
【0035】フォトセンサ18での検出光信号は、図2
に示すように、負帰還されて発光素子12の駆動回路制
御に使用されているので、フォトセンサ18での検出感
度が向上すれば、発光素子12からの光出力を効率的に
安定化することができる。したがって、発光素子12の
製造上のばらつき、温度による特性変動、あるいは電源
電圧などに対して、光出力の安定化を図ることができ
る。また、特に本実施例の光送信器42では、フォトセ
ンサ18をパッケージ50内で保持する第2リードフレ
ーム46が、発光素子12を保持する第1リードフレー
ム44に対して傾斜してあるので、フォトセンサ18へ
の集光効率がさらに向上すると共に、装置をさらに小型
化することが期待できる。
に示すように、負帰還されて発光素子12の駆動回路制
御に使用されているので、フォトセンサ18での検出感
度が向上すれば、発光素子12からの光出力を効率的に
安定化することができる。したがって、発光素子12の
製造上のばらつき、温度による特性変動、あるいは電源
電圧などに対して、光出力の安定化を図ることができ
る。また、特に本実施例の光送信器42では、フォトセ
ンサ18をパッケージ50内で保持する第2リードフレ
ーム46が、発光素子12を保持する第1リードフレー
ム44に対して傾斜してあるので、フォトセンサ18へ
の集光効率がさらに向上すると共に、装置をさらに小型
化することが期待できる。
【0036】次に、本発明の第4の実施例について、図
7に基づき説明する。図7に示す実施例に係る光送信器
51は、図5,6に示す実施例の変形例であり、フォト
センサ18を覆う第1透明体を、凹レンズ状の第1透明
体52で構成し、第2透明体54としての樹脂パッケー
ジを、凹レンズ状の第1透明体52を構成する材質の屈
折率よりも大きい材質の透明体で構成する。
7に基づき説明する。図7に示す実施例に係る光送信器
51は、図5,6に示す実施例の変形例であり、フォト
センサ18を覆う第1透明体を、凹レンズ状の第1透明
体52で構成し、第2透明体54としての樹脂パッケー
ジを、凹レンズ状の第1透明体52を構成する材質の屈
折率よりも大きい材質の透明体で構成する。
【0037】本実施例では、発光素子12からの出力光
Xは、図2に示す駆動回路14により駆動されるパルス
で、透明な樹脂パッケージを構成する第2透明体54の
出射部分54aからパッケージの外部に出力される。そ
の際に、出力光の一部は、樹脂パッケージを構成する第
2透明体54における外部との界面で部分反射し、その
光は検出用光Yとして凹レンズ状の第1透明体52へ向
かう。凹レンズ状の第1透明体48へ入射した光は、樹
脂パッケージを構成する第2透明体54の屈折率が、凹
レンズ状の第1透明体52の屈折率よりも大きいことか
ら、フォトセンサ18へ集光されて入射する。その結
果、部分反射光などで構成される検査光Yが微弱であっ
ても、フォトセンサ18での光感度は向上する。
Xは、図2に示す駆動回路14により駆動されるパルス
で、透明な樹脂パッケージを構成する第2透明体54の
出射部分54aからパッケージの外部に出力される。そ
の際に、出力光の一部は、樹脂パッケージを構成する第
2透明体54における外部との界面で部分反射し、その
光は検出用光Yとして凹レンズ状の第1透明体52へ向
かう。凹レンズ状の第1透明体48へ入射した光は、樹
脂パッケージを構成する第2透明体54の屈折率が、凹
レンズ状の第1透明体52の屈折率よりも大きいことか
ら、フォトセンサ18へ集光されて入射する。その結
果、部分反射光などで構成される検査光Yが微弱であっ
ても、フォトセンサ18での光感度は向上する。
【0038】その他の構成および作用は、図5,6に示
す実施例と同様である。次に、本発明の第5の実施例に
ついて、図8に基づき説明する。図8に示す実施例に係
る光送信器56は、透明な樹脂パッケージ57内に、第
1,第2リードフレーム58,60が同一平面状に樹脂
封止してある。一方の第1リードフレーム58には、発
光素子12が装着してあり、他方の第2リードフレーム
60には、フォトセンサ18が形成された基板19が装
着してある。
す実施例と同様である。次に、本発明の第5の実施例に
ついて、図8に基づき説明する。図8に示す実施例に係
る光送信器56は、透明な樹脂パッケージ57内に、第
1,第2リードフレーム58,60が同一平面状に樹脂
封止してある。一方の第1リードフレーム58には、発
光素子12が装着してあり、他方の第2リードフレーム
60には、フォトセンサ18が形成された基板19が装
着してある。
【0039】本実施例では、フォトセンサ18の表面
に、凸レンズ状の第1透明体62が装着してある。第1
透明体62の屈折率は、この第1透明体62を覆う樹脂
パッケージを構成する第2透明体57の屈折率よりも大
きい。そして、本実施例では、樹脂パッケージを構成す
る第2透明体57における発光素子12からの出力光の
出射面57aが、発光素子12からの光に対して斜め方
向に傾斜してあり、出力光Xが、傾斜した出射面57a
を通過する際には、その光の一部が反射され、その部分
反射光としての検出用光Yが、凸レンズ状の第1透明体
62へ入射するようになっている。凸レンズ状の第1透
明体62へ入射した光は、フォトセンサ18へ集光され
て入射する。その結果、部分反射光などで構成される検
査用光Yが微弱であっても、フォトセンサ18での光感
度は向上する。
に、凸レンズ状の第1透明体62が装着してある。第1
透明体62の屈折率は、この第1透明体62を覆う樹脂
パッケージを構成する第2透明体57の屈折率よりも大
きい。そして、本実施例では、樹脂パッケージを構成す
る第2透明体57における発光素子12からの出力光の
出射面57aが、発光素子12からの光に対して斜め方
向に傾斜してあり、出力光Xが、傾斜した出射面57a
を通過する際には、その光の一部が反射され、その部分
反射光としての検出用光Yが、凸レンズ状の第1透明体
62へ入射するようになっている。凸レンズ状の第1透
明体62へ入射した光は、フォトセンサ18へ集光され
て入射する。その結果、部分反射光などで構成される検
査用光Yが微弱であっても、フォトセンサ18での光感
度は向上する。
【0040】次に、本発明の第6の実施例について、図
9に基づき説明する。図9に示す実施例に係る光送信器
64は、図5,6に示す光送信器42の変形例であり、
共通する部材には同一の符号を付し、その説明を一部省
略する。この光送信器64では、発光素子12からの出
力光Xの出射部分50a以外の樹脂パッケージを構成す
る第2透明体50の外周面を、反射膜66で覆うように
構成してある。反射膜66としては、アルミニウムなど
の金属薄膜、あるいはその他の金属コーティング膜など
を用いることができる。
9に基づき説明する。図9に示す実施例に係る光送信器
64は、図5,6に示す光送信器42の変形例であり、
共通する部材には同一の符号を付し、その説明を一部省
略する。この光送信器64では、発光素子12からの出
力光Xの出射部分50a以外の樹脂パッケージを構成す
る第2透明体50の外周面を、反射膜66で覆うように
構成してある。反射膜66としては、アルミニウムなど
の金属薄膜、あるいはその他の金属コーティング膜など
を用いることができる。
【0041】本実施例では、樹脂パッケージを構成する
第2透明体50の外周面に、反射膜66を設けてあるこ
とから、フォトセンサ18へ入射する検出用光Yとして
の部分反射光の光強度が向上し、フォトセンサ18での
光検出感度がさらに向上する。その他の構成および作用
は、図5,6に示す実施例と同様である。
第2透明体50の外周面に、反射膜66を設けてあるこ
とから、フォトセンサ18へ入射する検出用光Yとして
の部分反射光の光強度が向上し、フォトセンサ18での
光検出感度がさらに向上する。その他の構成および作用
は、図5,6に示す実施例と同様である。
【0042】なお、本発明は、上述した実施例に限定さ
れるものではなく、本発明の範囲内で種々に改変するこ
とができる。
れるものではなく、本発明の範囲内で種々に改変するこ
とができる。
【0043】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明によれ
ば、発光素子からの部分反射光が効率的に集光されてフ
ォトセンサへ入射することになる。その結果、フォトセ
ンサでの検出感度が向上する。フォトセンサでの検出光
信号は、負帰還されて発光素子の駆動回路制御に使用さ
れているので、フォトセンサでの検出感度が向上すれ
ば、発光素子からの光出力を効率的に安定化することが
できる。したがって、発光素子の製造ばらつき、温度に
よる特性変動、あるいは電源電圧などに対して、光出力
の安定化を図ることができる。
ば、発光素子からの部分反射光が効率的に集光されてフ
ォトセンサへ入射することになる。その結果、フォトセ
ンサでの検出感度が向上する。フォトセンサでの検出光
信号は、負帰還されて発光素子の駆動回路制御に使用さ
れているので、フォトセンサでの検出感度が向上すれ
ば、発光素子からの光出力を効率的に安定化することが
できる。したがって、発光素子の製造ばらつき、温度に
よる特性変動、あるいは電源電圧などに対して、光出力
の安定化を図ることができる。
【0044】また、本発明の光送信器では、単一のパッ
ケージ体内部に、発光素子と駆動回路と制御回路と集光
手段とが装着してあるので、装置の小型化が期待でき
る。さらに、フォトセンサをパッケージ内で保持するリ
ードフレームが、発光素子を保持するリードフレームに
対して傾斜してある発明では、フォトセンサへの集光効
率がさらに向上すると共に、装置をさらに小型化するこ
とが期待できる。
ケージ体内部に、発光素子と駆動回路と制御回路と集光
手段とが装着してあるので、装置の小型化が期待でき
る。さらに、フォトセンサをパッケージ内で保持するリ
ードフレームが、発光素子を保持するリードフレームに
対して傾斜してある発明では、フォトセンサへの集光効
率がさらに向上すると共に、装置をさらに小型化するこ
とが期待できる。
【0045】したがって、本発明の光送信器は、低価格
且つ小型の光送信源として、光ファイバー通信などに好
適に用いることができる。
且つ小型の光送信源として、光ファイバー通信などに好
適に用いることができる。
【図1】本発明の一実施例に係る光送信器の概略断面図
である。
である。
【図2】同実施例の光送信器のブロック構成図である。
【図3】同実施例の光送信器におけるフォトセンサおよ
び集光部分の要部断面図である。
び集光部分の要部断面図である。
【図4】本発明の他の実施例に係る光送信器の概略断面
図である。
図である。
【図5】本発明の他の実施例に係る光送信器の概略断面
図である。
図である。
【図6】同実施例の光送信器におけるフォトセンサおよ
び集光部分の要部断面図である。
び集光部分の要部断面図である。
【図7】本発明の他の実施例に係る光送信器の概略断面
図である。
図である。
【図8】本発明のさらに他の実施例に係る光送信器の概
略断面図である。
略断面図である。
【図9】本発明のさらにまた他の実施例に係る光送信器
の概略断面図である。
の概略断面図である。
【図10】従来例に係る光送信器の一部破断斜視図であ
る。
る。
10… 光送信器 12… 発光素子 14… 駆動回路 16… 制御回路 18… フォトセンサ 20,44… 第1リードフレーム 22,46… 第2リードフレーム 26… ベース用パッケージ 28… キャップ用パッケージ 30… 中空部 32… 凸レンズ 48,52,62… 第1透明体 50,54,57… 第2透明体(樹脂パッケージ) 57a… 出射面 66… 反射膜
Claims (9)
- 【請求項1】 光を出力する発光素子と、 この発光素子を駆動する駆動回路と、 上記発光素子からの出力光の一部を検出するフォトセン
サと、 このフォトセンサにより検出した光出力信号に基づき、
上記駆動回路を制御し、発光素子から出力される光出力
を略一定にする制御回路と、 光をフォトセンサ上に集める集光手段とが、 単一のパッケージ内に収容してある光送信器。 - 【請求項2】 上記フォトセンサをパッケージ内で保持
するリードフレームが、上記発光素子を保持するリード
フレームに対して傾斜してある請求項1に記載の光送信
器。 - 【請求項3】 上記集光手段が、集光レンズである請求
項1または2に記載の光送信器。 - 【請求項4】 上記集光手段は、上記フォトセンサを凸
レンズ形状に覆う第1透明体と、この第1透明体を覆
い、上記パッケージを構成する第2透明体とで構成さ
れ、第1透明体の屈折率が第2透明体の屈折率より大き
いことを特徴とする請求項1または2に記載の光送信
器。 - 【請求項5】 上記集光手段は、上記フォトセンサを凹
レンズ形状に覆う第1透明体と、この第1透明体を覆
い、上記パッケージを構成する第2透明体とで構成さ
れ、第1透明体の屈折率が第2透明体の屈折率より小さ
いことを特徴とする請求項1または2に記載の光送信
器。 - 【請求項6】 上記パッケージを構成する第2透明体の
外周面で、発光素子からの出力光の出射部分以外の表面
の少なくとも一部が、反射膜で覆われていることを特徴
とする請求項4または5に記載の光送信器。 - 【請求項7】 上記パッケージ体は、中空の容器であ
り、少なくとも発光素子からの出力光の出射部分が透明
である請求項1〜3のいずれかに記載の光送信器。 - 【請求項8】 上記フォトセンサが、単一のパッケージ
内に複数配置され、各フォトセンサに対して集光手段が
装着してある請求項1〜7のいずれかに記載の光送信
器。 - 【請求項9】 上記パッケージ体における発光素子から
の出力光の出射面が、発光素子からの光に対して斜め方
向に傾斜している請求項1〜8に記載の光送信器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP501193A JPH06216406A (ja) | 1993-01-14 | 1993-01-14 | 光送信器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP501193A JPH06216406A (ja) | 1993-01-14 | 1993-01-14 | 光送信器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06216406A true JPH06216406A (ja) | 1994-08-05 |
Family
ID=11599609
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP501193A Pending JPH06216406A (ja) | 1993-01-14 | 1993-01-14 | 光送信器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06216406A (ja) |
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5771254A (en) * | 1996-01-25 | 1998-06-23 | Hewlett-Packard Company | Integrated controlled intensity laser-based light source |
US5809050A (en) * | 1996-01-25 | 1998-09-15 | Hewlett-Packard Company | Integrated controlled intensity laser-based light source using diffraction, scattering and transmission |
EP0786839B1 (en) * | 1996-01-23 | 2003-04-23 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Light output apparatus and optical pickup apparatus employing the same |
KR100382710B1 (ko) * | 1999-10-19 | 2003-05-09 | 샤프 가부시키가이샤 | 광송수신 시스템 및 그것을 위한 광송수신 모듈과광케이블 |
US6792178B1 (en) | 2000-01-12 | 2004-09-14 | Finisar Corporation | Fiber optic header with integrated power monitor |
US6932522B2 (en) | 1998-12-30 | 2005-08-23 | Finisar Corporation | Method and apparatus for hermetically sealing photonic devices |
JP2006147713A (ja) * | 2004-11-17 | 2006-06-08 | Sharp Corp | 光結合素子 |
JP2017098516A (ja) * | 2015-11-13 | 2017-06-01 | ローム株式会社 | 光学装置および光学装置の製造方法 |
CN113359250A (zh) * | 2021-06-07 | 2021-09-07 | 通号(北京)轨道工业集团有限公司轨道交通技术研究院 | 一种光耦结构 |
-
1993
- 1993-01-14 JP JP501193A patent/JPH06216406A/ja active Pending
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