JPH05178513A - 排紙装置 - Google Patents
排紙装置Info
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- JPH05178513A JPH05178513A JP4015044A JP1504492A JPH05178513A JP H05178513 A JPH05178513 A JP H05178513A JP 4015044 A JP4015044 A JP 4015044A JP 1504492 A JP1504492 A JP 1504492A JP H05178513 A JPH05178513 A JP H05178513A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】用紙の後端部がカールしていても用紙を排出側
に押し出すことができ、用紙の紙詰まりを簡単な構成に
より確実に防止することのできる排紙装置を提供するこ
とを目的とする。 【構成】排紙ローラ(下側に位置するフィードローラ)
11のローラ軸16に、先端部が排紙ローラ11の周面
から突出したアーム部18a,18bを有する用紙押出
し部材17を摩擦力で回転するように摺動自在に設け、
この用紙押出し部材17のアーム部18a,18bによ
って排紙ローラ11とピンチローラ12間を通過した用
紙の後端部を排出口方向に押出すようにしたことを特徴
とする。
に押し出すことができ、用紙の紙詰まりを簡単な構成に
より確実に防止することのできる排紙装置を提供するこ
とを目的とする。 【構成】排紙ローラ(下側に位置するフィードローラ)
11のローラ軸16に、先端部が排紙ローラ11の周面
から突出したアーム部18a,18bを有する用紙押出
し部材17を摩擦力で回転するように摺動自在に設け、
この用紙押出し部材17のアーム部18a,18bによ
って排紙ローラ11とピンチローラ12間を通過した用
紙の後端部を排出口方向に押出すようにしたことを特徴
とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば画像形成装置の
画像定着部を通過した用紙や印字装置の印字部を通過し
た用紙などを外部に排出するための排紙装置に関する。
画像定着部を通過した用紙や印字装置の印字部を通過し
た用紙などを外部に排出するための排紙装置に関する。
【0002】
【従来の技術】レーザプリンタ等の画像形成装置は、図
13に示すようにレーザスキャナ等の像形成手段1によ
り感光体2の表面に静電潜像を形成し、この静電潜像を
現像装置3でトナー像に現像した後、転写チャージャ4
によりトナー像を感光体2から用紙Pに転写し、さらに
転写されたトナー像を定着装置5で用紙Pに定着せしめ
るように構成されている。そして、このような画像形成
装置には定着装置5を通過した用紙Pを外部に排出する
ための排紙装置6が用紙排出口7の近傍に設けられてい
る。
13に示すようにレーザスキャナ等の像形成手段1によ
り感光体2の表面に静電潜像を形成し、この静電潜像を
現像装置3でトナー像に現像した後、転写チャージャ4
によりトナー像を感光体2から用紙Pに転写し、さらに
転写されたトナー像を定着装置5で用紙Pに定着せしめ
るように構成されている。そして、このような画像形成
装置には定着装置5を通過した用紙Pを外部に排出する
ための排紙装置6が用紙排出口7の近傍に設けられてい
る。
【0003】従来、この種の排紙装置6は図14及び図
15に示す如く、排紙ローラ11と、この排紙ローラ1
1の回転力を受けて回転するピンチローラ12とを有
し、これらのローラ11,12で用紙Pを用紙排出口7
からフェースアップトレイ8上に排出するように構成さ
れている。なお、図中13はピンチローラ12を排紙ロ
ーラ11に押し付けるための板ばねである。
15に示す如く、排紙ローラ11と、この排紙ローラ1
1の回転力を受けて回転するピンチローラ12とを有
し、これらのローラ11,12で用紙Pを用紙排出口7
からフェースアップトレイ8上に排出するように構成さ
れている。なお、図中13はピンチローラ12を排紙ロ
ーラ11に押し付けるための板ばねである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
従来の排紙装置6では、用紙排出口7から排出された用
紙Pの後端部がカールしていると、図16に示す如く後
から排出される用紙Pの先端部が先に排出された用紙P
の後端部に当たってしまい、後から排出される用紙Pが
用紙排出口7の付近で紙詰まりを起こすという不具合が
生ずる。
従来の排紙装置6では、用紙排出口7から排出された用
紙Pの後端部がカールしていると、図16に示す如く後
から排出される用紙Pの先端部が先に排出された用紙P
の後端部に当たってしまい、後から排出される用紙Pが
用紙排出口7の付近で紙詰まりを起こすという不具合が
生ずる。
【0005】そこで、このような不具合を解消するため
に、図17に示す如く排紙ローラ11の周面端部に複数
の突起部14を設け、これらの突起部14で排紙ローラ
11とピンチローラ12との間を通過した用紙の後端部
を用紙排出口7の方向へ押し出すようにした排紙装置が
提案されている。しかし、このような排紙装置にあって
は突起部14の高さhを高くすると、排紙ローラ11と
ピンチローラ12との間に搬送された用紙が突起部14
によって傷付いてしまうため、突起部14の高さhをあ
まり高くすることができない。このため、用紙の後端部
が突起部14の高さh(=1.0〜1.5mm)を越え
る位に大きくカールしている場合(実際には突起部14
の高さhを越えるカールが頻繁に発生する。)には、排
紙ローラ11とピンチローラ12との間を通過した用紙
を突起部14によって排出口方向へ押し出すことができ
なくなるという問題を有していた。
に、図17に示す如く排紙ローラ11の周面端部に複数
の突起部14を設け、これらの突起部14で排紙ローラ
11とピンチローラ12との間を通過した用紙の後端部
を用紙排出口7の方向へ押し出すようにした排紙装置が
提案されている。しかし、このような排紙装置にあって
は突起部14の高さhを高くすると、排紙ローラ11と
ピンチローラ12との間に搬送された用紙が突起部14
によって傷付いてしまうため、突起部14の高さhをあ
まり高くすることができない。このため、用紙の後端部
が突起部14の高さh(=1.0〜1.5mm)を越え
る位に大きくカールしている場合(実際には突起部14
の高さhを越えるカールが頻繁に発生する。)には、排
紙ローラ11とピンチローラ12との間を通過した用紙
を突起部14によって排出口方向へ押し出すことができ
なくなるという問題を有していた。
【0006】なお、突起部14に代わる対応策として、
図18に示す如く排紙ローラ11にスポンジリング15
を排紙ローラ11の周面から突出させて設け、このスポ
ンジリング15の持つ摩擦力で用紙を排出口方向へ搬送
するようにしたものが提案されているが、このようなも
のはスポンジリング15を取り付けるための溝部を排紙
ローラ11に形成しなければならないため、高い加工精
度が要求され、コストを大幅に上昇させるという難点が
ある。
図18に示す如く排紙ローラ11にスポンジリング15
を排紙ローラ11の周面から突出させて設け、このスポ
ンジリング15の持つ摩擦力で用紙を排出口方向へ搬送
するようにしたものが提案されているが、このようなも
のはスポンジリング15を取り付けるための溝部を排紙
ローラ11に形成しなければならないため、高い加工精
度が要求され、コストを大幅に上昇させるという難点が
ある。
【0007】本発明は上記のような問題点に鑑みてなさ
れたもので、その目的は先に排出された用紙の後端部に
後から排出される用紙の先端部が当たるようなことがな
く、排出口付近で生ずる用紙の紙詰まりを簡単な構成に
より確実に防止することのできる排紙装置を提供するこ
とにある。
れたもので、その目的は先に排出された用紙の後端部に
後から排出される用紙の先端部が当たるようなことがな
く、排出口付近で生ずる用紙の紙詰まりを簡単な構成に
より確実に防止することのできる排紙装置を提供するこ
とにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に第1の発明は、用紙排出口の近傍に配設された上下一
対のフィードローラにより用紙を外部に排出する排紙装
置において、前記一対のフィードローラのうち下側に位
置するフィードローラのローラ軸に、先端部が前記下側
に位置するフィードローラの周面から突出したアーム部
を有する用紙押出し部材を摩擦力で回転するように回転
自在に設けたものである。
に第1の発明は、用紙排出口の近傍に配設された上下一
対のフィードローラにより用紙を外部に排出する排紙装
置において、前記一対のフィードローラのうち下側に位
置するフィードローラのローラ軸に、先端部が前記下側
に位置するフィードローラの周面から突出したアーム部
を有する用紙押出し部材を摩擦力で回転するように回転
自在に設けたものである。
【0009】また第2の発明は、用紙排出口の近傍に配
設された上下一対のフィードローラにより用紙を外部に
排出する排紙装置において、前記一対のフィードローラ
のうち下側に位置するフィードローラのローラ軸に、該
ローラ軸の外径よりも大きい内径を有しかつ前記下側に
位置するフィードローラの半径方向の厚さとほぼ同等の
厚みを半径方向に有する摩擦部材を回転自在に設けたも
のである。
設された上下一対のフィードローラにより用紙を外部に
排出する排紙装置において、前記一対のフィードローラ
のうち下側に位置するフィードローラのローラ軸に、該
ローラ軸の外径よりも大きい内径を有しかつ前記下側に
位置するフィードローラの半径方向の厚さとほぼ同等の
厚みを半径方向に有する摩擦部材を回転自在に設けたも
のである。
【0010】
【作用】第1の発明では、上側に位置するフィードロー
ラと下側に位置するフィードローラとの間に搬送された
用紙が用紙押出し部材のアーム部によって損傷すること
がないので、用紙押出し部材のアーム部をフィードロー
ラの周面から大きく突出させることができる。従って、
用紙の後端部が大きくカールしていてもフィードローラ
間を通過した用紙の後端部を排出口方向に押し出すこと
ができ、排出口付近で生ずる用紙の紙詰まりを簡単な構
成により確実に防止することができる。
ラと下側に位置するフィードローラとの間に搬送された
用紙が用紙押出し部材のアーム部によって損傷すること
がないので、用紙押出し部材のアーム部をフィードロー
ラの周面から大きく突出させることができる。従って、
用紙の後端部が大きくカールしていてもフィードローラ
間を通過した用紙の後端部を排出口方向に押し出すこと
ができ、排出口付近で生ずる用紙の紙詰まりを簡単な構
成により確実に防止することができる。
【0011】第2の発明では、フィードローラに用紙を
排出口方向に搬送するためのスポンジリングを設ける必
要がないので、構成の簡略化を図ることができ、排出口
付近で生ずる用紙の紙詰まりを簡単な構成により確実に
防止することができる。
排出口方向に搬送するためのスポンジリングを設ける必
要がないので、構成の簡略化を図ることができ、排出口
付近で生ずる用紙の紙詰まりを簡単な構成により確実に
防止することができる。
【0012】
【実施例】以下、第1発明に係る排紙装置の一実施例を
図1乃至図5を参照して説明する。図1及び図2におい
て、11は排紙ローラ(下側に位置するフィードロー
ラ)、12は排紙ローラ11の回転力を受けて回転する
ピンチローラ(上側に位置するフィードローラ)であ
り、これらは図14及び図15に示したものと同一のも
のである。また、16は排紙ローラ11に回転力を付与
する駆動軸(ローラ軸)であり、この駆動軸16には用
紙押出し部材17が摩擦力で回転するように摺動自在に
設けられている。
図1乃至図5を参照して説明する。図1及び図2におい
て、11は排紙ローラ(下側に位置するフィードロー
ラ)、12は排紙ローラ11の回転力を受けて回転する
ピンチローラ(上側に位置するフィードローラ)であ
り、これらは図14及び図15に示したものと同一のも
のである。また、16は排紙ローラ11に回転力を付与
する駆動軸(ローラ軸)であり、この駆動軸16には用
紙押出し部材17が摩擦力で回転するように摺動自在に
設けられている。
【0013】上記用紙押出し部材17は排紙ローラ11
とピンチローラ12との間を通過した用紙の後端部を排
出口方向へ押し出すためのものであり、この用紙押出し
部材17の周面部にはアーム部18a,18bが設けら
れている。これらのアーム部18a,18bは用紙押出
し部材17の径方向に延出しており、その先端部は排紙
ローラ11の周面部から突出している。
とピンチローラ12との間を通過した用紙の後端部を排
出口方向へ押し出すためのものであり、この用紙押出し
部材17の周面部にはアーム部18a,18bが設けら
れている。これらのアーム部18a,18bは用紙押出
し部材17の径方向に延出しており、その先端部は排紙
ローラ11の周面部から突出している。
【0014】上記のように構成される本実施例では、排
紙ローラ11の駆動軸16が回転すると、図2に示す如
く用紙押出し部材17が矢印方向(図中反時計方向)に
回転する。そして、この状態で排紙ローラ11とピンチ
ローラ12との間に用紙が搬送されると、図3に示す如
く用紙押出し部材17のアーム部18a,18bの一方
(ここではアーム部18a)が用紙Pに当接する。この
とき、用紙押出し部材17はローラ軸16との間に生じ
た摩擦力によって回転しようとするが、用紙Pにアーム
部18aが当接しているため、用紙押出し部材17は回
転が停止した状態となる。そして、用紙Pが排紙ローラ
11とピンチローラ12との間を通過すると、用紙押出
し部材17が再び回転を始める。このとき、用紙Pに当
接していたアーム部18aは図4に示す如く用紙Pの後
端部に当接する。これにより用紙Pは図5に示す如く用
紙押出し部材17によって排出口方向へ押し出される。
紙ローラ11の駆動軸16が回転すると、図2に示す如
く用紙押出し部材17が矢印方向(図中反時計方向)に
回転する。そして、この状態で排紙ローラ11とピンチ
ローラ12との間に用紙が搬送されると、図3に示す如
く用紙押出し部材17のアーム部18a,18bの一方
(ここではアーム部18a)が用紙Pに当接する。この
とき、用紙押出し部材17はローラ軸16との間に生じ
た摩擦力によって回転しようとするが、用紙Pにアーム
部18aが当接しているため、用紙押出し部材17は回
転が停止した状態となる。そして、用紙Pが排紙ローラ
11とピンチローラ12との間を通過すると、用紙押出
し部材17が再び回転を始める。このとき、用紙Pに当
接していたアーム部18aは図4に示す如く用紙Pの後
端部に当接する。これにより用紙Pは図5に示す如く用
紙押出し部材17によって排出口方向へ押し出される。
【0015】このように本実施例では、排紙ローラ11
(下側に位置するフィードローラ)のローラ軸16に用
紙押出し部材17を摩擦力で回転するように設けたこと
により、用紙Pが用紙押出し部材17のアーム部18
a,18bによって損傷することがないので、アーム部
18a,18bの先端部を排紙ローラ11の周面から大
きく突出させることができる。従って、用紙の後端部が
大きくカールしていても排紙ローラ11とピンチローラ
12間を通過した用紙Pの後端部を排出口方向へ押し出
すことができる。
(下側に位置するフィードローラ)のローラ軸16に用
紙押出し部材17を摩擦力で回転するように設けたこと
により、用紙Pが用紙押出し部材17のアーム部18
a,18bによって損傷することがないので、アーム部
18a,18bの先端部を排紙ローラ11の周面から大
きく突出させることができる。従って、用紙の後端部が
大きくカールしていても排紙ローラ11とピンチローラ
12間を通過した用紙Pの後端部を排出口方向へ押し出
すことができる。
【0016】なお、上記実施例では用紙押出し部材17
を排紙ローラ11のローラ軸16に設けたが、図2に示
す排紙ローラ11がピンチローラの場合には、そのロー
ラ軸に用紙押出し部材17を設けても良い。
を排紙ローラ11のローラ軸16に設けたが、図2に示
す排紙ローラ11がピンチローラの場合には、そのロー
ラ軸に用紙押出し部材17を設けても良い。
【0017】また、用紙押出し部材17を導電性材料で
形成した場合には用紙押出し部材17が除電ブラシの役
目をするので、用紙に発生した静電気を除去することが
でき、静電気による用紙の紙詰まりも防止される。
形成した場合には用紙押出し部材17が除電ブラシの役
目をするので、用紙に発生した静電気を除去することが
でき、静電気による用紙の紙詰まりも防止される。
【0018】次に第2発明に係る排紙装置の一実施例を
図6乃至図10を参照して説明する。図6及び図7にお
いて、11は排紙ローラ(下側に位置するフィードロー
ラ)、12は排紙ローラ11の回転力を受けて回転する
ピンチローラ(上側に位置するフィードローラ)であ
る。また、16は排紙ローラ11に回転力を付与する駆
動軸(ローラ軸)であり、この駆動軸16にはリング状
の摩擦部材20が回転自在に設けられている。この摩擦
部材20は排紙ローラ11とピンチローラ12との間を
通過した用紙を摩擦力で排出口方向へ搬送するものであ
り、駆動軸16の外径より内径が大きくかつ排紙ローラ
11の径方向における厚さ(排紙ローラ11の外径から
同ローラ12の内径を差し引いた値の1/2)とほぼ同
等の厚みtを径方向に有している。
図6乃至図10を参照して説明する。図6及び図7にお
いて、11は排紙ローラ(下側に位置するフィードロー
ラ)、12は排紙ローラ11の回転力を受けて回転する
ピンチローラ(上側に位置するフィードローラ)であ
る。また、16は排紙ローラ11に回転力を付与する駆
動軸(ローラ軸)であり、この駆動軸16にはリング状
の摩擦部材20が回転自在に設けられている。この摩擦
部材20は排紙ローラ11とピンチローラ12との間を
通過した用紙を摩擦力で排出口方向へ搬送するものであ
り、駆動軸16の外径より内径が大きくかつ排紙ローラ
11の径方向における厚さ(排紙ローラ11の外径から
同ローラ12の内径を差し引いた値の1/2)とほぼ同
等の厚みtを径方向に有している。
【0019】上記のように構成される本実施例では、排
紙ローラ11の駆動軸16が回転すると、図8に示す如
く駆動軸16と摩擦部材20との接点部に摩擦力Fが発
生し、この摩擦力Fによって摩擦部材20が排紙ローラ
11と同方向(図中矢印方向)に回動する。そして、こ
の状態で排紙ローラ11とピンチローラ12との間に用
紙が搬送されると、図9に示す如く用紙Pは排紙ローラ
11とピンチローラ12との間に挟まれた状態となり、
排紙ローラ11の回転によって図示しない用紙排出口に
搬送される。そして、用紙Pが排紙ローラ11とピンチ
ローラ12との間を通過すると、図10に示す如く用紙
Pの後端部が摩擦部材20の周面部に接触する。このと
き、摩擦部材20は摩擦力Fによって排紙ローラ11と
同方向に回動しているので、用紙Pは摩擦部材20の摩
擦力で排出口方向へ搬送される。
紙ローラ11の駆動軸16が回転すると、図8に示す如
く駆動軸16と摩擦部材20との接点部に摩擦力Fが発
生し、この摩擦力Fによって摩擦部材20が排紙ローラ
11と同方向(図中矢印方向)に回動する。そして、こ
の状態で排紙ローラ11とピンチローラ12との間に用
紙が搬送されると、図9に示す如く用紙Pは排紙ローラ
11とピンチローラ12との間に挟まれた状態となり、
排紙ローラ11の回転によって図示しない用紙排出口に
搬送される。そして、用紙Pが排紙ローラ11とピンチ
ローラ12との間を通過すると、図10に示す如く用紙
Pの後端部が摩擦部材20の周面部に接触する。このと
き、摩擦部材20は摩擦力Fによって排紙ローラ11と
同方向に回動しているので、用紙Pは摩擦部材20の摩
擦力で排出口方向へ搬送される。
【0020】従って、本実施例では排紙ローラ11とピ
ンチローラ12間を通過した用紙の後端部がカールして
いてもその用紙を排紙ローラ11から離れた位置まで搬
送することができ、これにより後から排出される用紙の
先端部が先に排出された用紙の後端部に当たるようなこ
とがないので、用紙の紙詰まりを防止することができ
る。また、本実施例では上述した従来例のように排紙ロ
ーラ11にスポンジリングを設ける必要がないので、簡
単な構成により用紙の紙詰まりを防止することができ
る。
ンチローラ12間を通過した用紙の後端部がカールして
いてもその用紙を排紙ローラ11から離れた位置まで搬
送することができ、これにより後から排出される用紙の
先端部が先に排出された用紙の後端部に当たるようなこ
とがないので、用紙の紙詰まりを防止することができ
る。また、本実施例では上述した従来例のように排紙ロ
ーラ11にスポンジリングを設ける必要がないので、簡
単な構成により用紙の紙詰まりを防止することができ
る。
【0021】なお、上記実施例では外形がリング形状の
摩擦部材20を用いたが、図11及び図12に示す如く
外形が多角形状の摩擦部材21を用いても同様の効果を
得ることができる。また、摩擦部材20,21の摩擦搬
送能力を高めるために摩擦部材20,21の周面部に溝
等を形成しても良いし、あるいは摩擦部材20,21の
周面部にゴム等の高摩擦係数部材を設けても良い。
摩擦部材20を用いたが、図11及び図12に示す如く
外形が多角形状の摩擦部材21を用いても同様の効果を
得ることができる。また、摩擦部材20,21の摩擦搬
送能力を高めるために摩擦部材20,21の周面部に溝
等を形成しても良いし、あるいは摩擦部材20,21の
周面部にゴム等の高摩擦係数部材を設けても良い。
【0022】また、上述した実施例では排紙ローラ11
を駆動する駆動軸16に摩擦部材20を回転自在に設け
たが、図7に示す排紙ローラ11がピンチローラの場合
には、そのローラ軸に摩擦部材20を回転自在に設けて
も良い。
を駆動する駆動軸16に摩擦部材20を回転自在に設け
たが、図7に示す排紙ローラ11がピンチローラの場合
には、そのローラ軸に摩擦部材20を回転自在に設けて
も良い。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように第1の発明は、用紙
排出口の近傍に配設された上下一対のフィードローラの
うち下側に位置するフィードローラのローラ軸に、先端
部が前記下側に位置するフィードローラの周面から突出
したアーム部を有する用紙押出し部材を摩擦力で回転す
るように摺動自在に設けたので、用紙が用紙押出し部材
のアーム部によって損傷することがなく、用紙押出し部
材のアーム部をフィードローラの周面から大きく突出さ
せることができる。従って、用紙の後端部が大きくカー
ルしていてもフィードローラ間を通過した用紙の後端部
を排出口方向へ押し出すことができ、用紙の紙詰まりを
簡単な構成により確実に防止することができる。
排出口の近傍に配設された上下一対のフィードローラの
うち下側に位置するフィードローラのローラ軸に、先端
部が前記下側に位置するフィードローラの周面から突出
したアーム部を有する用紙押出し部材を摩擦力で回転す
るように摺動自在に設けたので、用紙が用紙押出し部材
のアーム部によって損傷することがなく、用紙押出し部
材のアーム部をフィードローラの周面から大きく突出さ
せることができる。従って、用紙の後端部が大きくカー
ルしていてもフィードローラ間を通過した用紙の後端部
を排出口方向へ押し出すことができ、用紙の紙詰まりを
簡単な構成により確実に防止することができる。
【0024】また、第2の発明は、用紙排出口の近傍に
配設された上下一対のフィードローラのうち下側に位置
するフィードローラのローラ軸に、該ローラ軸の外径よ
りも大きい内径を有しかつ前記下側に位置するフィード
ローラの半径方向の厚さとほぼ同等の厚みを半径方向に
有する摩擦部材を回転自在に設けたので、フィードロー
ラにスポンジリング等を設ける必要がなく、用紙の紙詰
まりを簡単な構成により確実に防止することができる。
配設された上下一対のフィードローラのうち下側に位置
するフィードローラのローラ軸に、該ローラ軸の外径よ
りも大きい内径を有しかつ前記下側に位置するフィード
ローラの半径方向の厚さとほぼ同等の厚みを半径方向に
有する摩擦部材を回転自在に設けたので、フィードロー
ラにスポンジリング等を設ける必要がなく、用紙の紙詰
まりを簡単な構成により確実に防止することができる。
【図1】第1の発明に係る排紙装置の一実施例を示す斜
視図。
視図。
【図2】同実施例の側面図。
【図3】同実施例の作用説明図。
【図4】同実施例の作用説明図。
【図5】同実施例の作用説明図。
【図6】第2の発明に係る排紙装置の一実施例を示す斜
視図。
視図。
【図7】同実施例の側面図。
【図8】同実施例の作用説明図。
【図9】同実施例の作用説明図。
【図10】同実施例の作用説明図。
【図11】第2の発明に係る排紙装置の他の実施例を示
す斜視図。
す斜視図。
【図12】同実施例の側面図。
【図13】画像形成装置の概略構成を示す図。
【図14】従来の排紙装置を示す斜視図。
【図15】同装置の側面図。
【図16】従来の排紙装置の作用説明図。
【図17】従来の排紙装置の排紙ローラを示す図。
【図18】従来の排紙装置の排紙ローラを示す図。
11…排紙ローラ、12…ピンチローラ、13…板ば
ね、16…駆動軸、17…用紙押出し部材、18a,1
8b…アーム部、20,21…用紙押出し部材。
ね、16…駆動軸、17…用紙押出し部材、18a,1
8b…アーム部、20,21…用紙押出し部材。
Claims (2)
- 【請求項1】 用紙排出口の近傍に配設された上下一対
のフィードローラにより用紙を外部に排出する排紙装置
において、前記一対のフィードローラのうち下側に位置
するフィードローラのローラ軸に、先端部が前記下側に
位置するフィードローラの周面から突出したアーム部を
有する用紙押出し部材を摩擦力で回転するように摺動自
在に設けたことを特徴とする排紙装置。 - 【請求項2】 用紙排出口の近傍に配設された上下一対
のフィードローラにより用紙を外部に排出する排紙装置
において、前記一対のフィードローラのうち下側に位置
するフィードローラのローラ軸に、該ローラ軸の外径よ
り内径が大きくかつ前記下側に位置するフィードローラ
の半径方向の厚さとほぼ同等の厚みを半径方向に有する
摩擦部材を回転自在に設けたことを特徴とする排紙装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4015044A JPH05178513A (ja) | 1991-10-31 | 1992-01-30 | 排紙装置 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28646591 | 1991-10-31 | ||
JP3-286465 | 1991-10-31 | ||
JP4015044A JPH05178513A (ja) | 1991-10-31 | 1992-01-30 | 排紙装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05178513A true JPH05178513A (ja) | 1993-07-20 |
Family
ID=26351112
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4015044A Pending JPH05178513A (ja) | 1991-10-31 | 1992-01-30 | 排紙装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05178513A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102452569A (zh) * | 2010-10-25 | 2012-05-16 | 富士施乐株式会社 | 排出机构和图像形成装置 |
US20160257516A1 (en) * | 2013-08-19 | 2016-09-08 | Canon Kabushiki Kaisha | Discharge device and image forming apparatus |
-
1992
- 1992-01-30 JP JP4015044A patent/JPH05178513A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102452569A (zh) * | 2010-10-25 | 2012-05-16 | 富士施乐株式会社 | 排出机构和图像形成装置 |
JP2012091894A (ja) * | 2010-10-25 | 2012-05-17 | Fuji Xerox Co Ltd | 排出機構および画像形成装置 |
CN102452569B (zh) * | 2010-10-25 | 2015-11-25 | 富士施乐株式会社 | 排出机构和图像形成装置 |
US20160257516A1 (en) * | 2013-08-19 | 2016-09-08 | Canon Kabushiki Kaisha | Discharge device and image forming apparatus |
US10106357B2 (en) * | 2013-08-19 | 2018-10-23 | Canon Kabushiki Kaisha | Discharge device and image forming apparatus |
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