JP3337580B2 - 転写ベルトクリーニング装置 - Google Patents

転写ベルトクリーニング装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、静電転写方式による複
写機、プリンタ、ファクシミリ等の転写ベルトクリーニ
ング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、静電転写方式による複写機、プリ
ンタ、ファクシミリ等の感光体上に形成されたトナー像
を転写紙上へ転写すると同時に、該転写紙を静電的に吸
着搬送する転写搬送装置として、駆動ローラ及び従動ロ
ーラによって張架された所定の電気抵抗値を持つ無端状
の誘電体ベルトからなる転写ベルトと、この転写ベルト
に電荷を付与する高圧電源と、該転写ベルトの表面を清
掃するためのクリーニング部材とを有する転写搬送装置
が知られている。
【0003】また、この転写搬送装置における転写ベル
トの表面を清掃するためのクリーニング装置としては、
リーディング方式もしくはカウンター方式によるクリー
ニングブレードや、ファーブラシなどのクリーニング部
材を用いた装置が種々が提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記従来の
クリーニング装置では、例えば、転写ベルトの幅を33
0mm、有効画像幅を297mm(A4サイズの横幅)
とした場合、この転写ベルトの有効画像領域の幅(29
7mm)をクリーニング部材で完全にクリーニングでき
れば、そのクリーニング目的を達成できるように思われ
る。
【0005】しかしながら、実際の転写搬送装置では、
転写ベルトがその回転により蛇行して、この転写ベルト
の有効画像領域が幅方向に片寄るため、上述のようにク
リーニング部材の幅を297mmに設定すると、転写ベ
ルトの蛇行によりその有効画像領域の両端の外側にはみ
出した部分のトナーが、クリーニング部材により除去さ
れずに転写ベルトの両端部に付着したまま残留する。
【0006】このため、このようなクリーニング装置で
は、転写ベルト上のトナーを完全に除去しきれず、転写
ベルトの両端部に残留して堆積したトナーの飛散により
転写搬送装置の周辺が汚染されてしまう。また、このよ
うなクリーニング装置では、例えば、ジャム紙の除去や
メンテナンス時に、ユーザーが転写ベルトに接触した場
合、やはり転写ベルトの端部に付着しているトナーによ
りオペレーターの手や袖が汚染される不具合がある。
【0007】この発明は、上述の点に鑑みてなされたも
のであって、その目的は、転写ベルトの蛇行による片寄
りを予め考慮して、転写ベルトのトナー坦持面の全領域
を確実にクリーニングすることのできる転写ベルトクリ
ーニング装置を提供することにある。
【0008】すなわち、本発明の目的は、転写ベルトの
蛇行による有効画像領域の幅方向への片寄りを予め見越
して、この転写ベルトの蛇行時の片寄りを含む最大幅以
上の幅に、クリーニング部材の幅を設定し、転写ベルト
の全領域に対してクリーニング部材が確実に対応するよ
うに構成することにより達成できる。
【0009】しかしながら、この転写ベルトのクリーニ
ング部材としてカウンター方式のクリーニングブレード
を用いた場合には、このクリーニングブレードのクリー
ニングエッジが、転写ベルトの回転方向の上流側に向か
って鋭角に当接するため、上述のように、このクリーニ
ングブレードの幅を転写ベルトの最大幅以上に設定する
と、転写ベルトの両端が当接しているクリーニングブレ
ードの両端部で、クリーニングエッジが下流側にめくれ
上がるブレードめくれ現象が発生し易くなる。これは、
転写ベルトの両端からはみ出たクリーニングブレードの
両端部が、転写ベルトの回転時も無負荷状態に置かれる
ため、その転写ベルト端部に対応するエッジ部位が転写
ベルト表面よりも内側に変形し、転写ベルトの回転によ
り下流側へめくり込まれ易くなることによるものと思わ
れる。
【0010】このため、カウンター方式のクリーニング
ブレードでは、上述のように、その幅を単に転写ベルト
幅よりも大きくしただけでは、ブレードめくれ現象が発
生し易くなり、クリーニングブレードの転写ベルトへの
当接条件が適切でなくなってクリーニング不良が発生し
たり、転写ベルトに対するクリーニングエッジの摺動抵
抗が増大して転写ベルトの駆動系に過負荷による損傷を
与えるなどの不具合がある。
【0011】この発明の他の目的は、ブレードめくれが
発生しても、クリーニング不良や転写ベルトの駆動系に
損傷を与えることの無い転写ベルトクリーニング装置を
提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述の課題を
解決するために、請求項1では、感光体と、駆動ローラ
及び従動ローラによって張架された所定の電気抵抗値を
持つ無端状の誘電体ベルトからなる転写ベルトと、この
転写ベルトに電荷を付与する高圧電源と、該転写ベルト
の表面を清掃するためのクリーニング部材とを有し、該
感光体上に形成されたトナー像を転写紙上へ転写すると
同時に、該転写紙を静電的に吸着搬送する転写搬送装置
において、上記転写ベルトの表面を清掃するためのクリ
ーニング部材が、該転写ベルトの蛇行範囲以上の幅に設
定されたクリーニングエッジを有するクリーニングブレ
ードからなる構成とする。
【0013】また、請求項2では、上記クリーニング部
材が、上記転写ベルトの蛇行範囲内で該転写ベルトの端
部に対応する第1のクリーニングエッジ部分と、この第
1のクリーニングエッジ部分以外の該転写ベルトの有効
画像範囲に対応する第2のクリーニングエッジ部分との
境界部に、スリットを形成したカウンター方式のクリー
ニングブレードからなる構成とする。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例を図に基づいて詳細に
説明する。先ず、図8乃至図15を参照して、本発明が
実施される転写ベルトを用いた転写搬送装置について説
明する。
【0015】図8において、レジストローラ10まで給
送され、待機していた転写紙11は、感光体ドラム12
上の画像先端とタイミングを合わせてレジストローラ1
0より送り出される。転写ベルト13は、通常、感光体
ドラム12から離れている。
【0016】転写紙11の先端が感光体ドラム12の転
写ベルト13との当接部の近くまで来ると、図9に示す
ように、接離レバー14が図示しないDCソレノイドに
より押し上げられ、感光体ドラム12に当接する。この
時、転写ベルト13と感光体ドラム12との当接部に
は、幅4〜8mmのニップnが形成される。
【0017】次いで、図10に示すように、転写紙11
がニップ部に進入するジョブタイミングに合わせて、転
写バイアスが転写バイアスローラ15に印加され、転写
ベルト13上には、感光体ドラム12上のトナー16の
極性と逆の極性が付与されて転写が行われる。この時、
転写紙11は、転写ベルト13に吸着されるため、感光
体ドラム12から分離され、転写ベルト13に乗って搬
送される。本装置では、表面が−800Vに帯電した感
光体ドラム12に、現像ローラ17によりプラスのトナ
ー16を現像させ、PTL18により感光体ドラム12
の表面電位を低下させてから、転写バイアスローラ15
に高電圧をかけてトナー16を転写紙11上に転写す
る。
【0018】また、本装置における転写ベルト13は中
抵抗のものを使用しているので、転写ベルト13及び転
写紙11上に付与された電荷は、図11に示すように、
転写ベルト13の進行方向下流側に移動するに従い、接
触板19により除電される。この転写方式は、定電流方
式で制御され、紙種、環境、ベルト表面抵抗値変化に対
応し、安定した転写・分離を行っている。
【0019】本装置では、上述のように、転写紙11の
通紙タイミングに合わせて転写ベルト13を感光体ドラ
ム12に接離させているが、リピート中の非転写紙部に
乗ったトナーや、飛散その他の原因により感光体ドラム
12上に付着したトナーが転写ベルト13上に転写され
る。
【0020】この付着トナーを転写ベルト13上から掻
き落すために、図12に示すように、感光体ドラム12
のクリーニング部(図示せず)と同様に、転写ベルト1
3にクリーニングブレード20を当接させて、転写ベル
ト13上に付着したトナーをクリーニングしている。こ
のクリーニングブレード20は、カウンター方式で、ブ
レードめくれ(ブレード巻き込み)を防止するために、
転写ベルト13の表面には摩擦係数を低減させるコーテ
ィングがなされている。
【0021】また、このクリーニングブレード20のブ
レード支持部材21の手前側の軸には、図13に示すよ
うに、スプリングと一体になったクリーニングレバー2
2が取付けられており、このクリーニングレバー22が
動作すると、図12に破線で示すように、クリーニング
ブレード20の先端のエッジ部が、左方のシール23に
当り、クリーニングブレード20のクリーニングエッジ
20aがリフレッシュされる。このクリーニングレバー
22は、図13に示すように、転写ベルトユニットの位
置決め板24に当接しており、用紙ジャム時などのユニ
ット解除時に、約30度回転され、この回転により、上
述のクリーニングエッジ20aのリフレッシュが行われ
る。また、このクリーニングエッジ20aをリフレッシ
ュさせるための左方のシール23は、図12に示すよう
に、クリーニング部の下流側に配設された右方のシール
25と同様、クリーニング部からのトナー飛散を防止す
るために、クリーニング部を密閉する機能も有してい
る。
【0022】ところで、図14に示すように、弾性ゴム
ベルトにおいて、ローラAとベルトBとの摩擦係数が比
較的高いときに、ローラAの外形がクラウン形状(中央
部の径が両端部の径よりも大きい形状)であると、ベル
トBは、ローラAの径の大きい方(中央)に寄ろうとす
る性質がある。そこで、本装置では、このベルトBの持
つ性質を利用し、図15に示すように、転写ベルト13
を張架して回転駆動させるための駆動ローラ26及び従
動ローラ27のうちの、従動ローラ27の両端部をテー
パ状に形成して、転写ベルト13を従動ローラ27の略
中央の位置に保持しておくように構成されている。
【0023】しかしながら、この原理は、ゴムの弾性力
とベルトBとローラAとの摩擦係数に依存しているた
め、ベルトBの内側にトナー等が入り込んで、ベルトB
とローラAとの摩擦係数を下げるような状態になると、
ローラAの中央にベルトBが寄ろうとする機能が不十分
になりベルトBに片寄りや蛇行が発生する。このため、
この種のベルト転写搬送装置では、転写ベルト13の交
換時に各ローラ26,27の清掃が必要になる。
【0024】ところで、実際の転写搬送装置では、従動
ローラ27に設けられたテーパ部分により転写ベルト1
3の中央での走行の安定性が完全に保たれているわけで
はなく、例えば、駆動ローラ26と従動ローラ27との
間の平行度や、転写ベルト13の円筒度(真円度)など
の寸法誤差によって、部品ごとのバラツキが生じるた
め、転写ベルト13は、各ローラ26,27の間の中央
よりも、若干、手前側あるいは奥側に片寄った状態で安
定走行される。
【0025】このように、転写ベルト13は、その回転
により蛇行して、その有効画像領域が幅方向に片寄るた
め、クリーニングブレード20の幅を転写ベルト13の
幅と等しく設定すると、転写ベルト13の蛇行によりそ
の有効画像領域の両端の外側にはみ出した部分のトナー
が、クリーニングブレード20により除去されずに転写
ベルト13の両端部に付着したまま残留する。
【0026】このため、このようなクリーニング装置で
は、転写ベルト13上のトナーを完全に除去しきれず、
転写ベルト13の両端部に残留して堆積したトナーの飛
散により転写搬送装置の周辺が汚染されてしまう。この
トナー飛散は、転写ベルト13と各ローラ26,27と
の間の摩擦係数を低下させる原因となるため、転写ベル
ト13の蛇行や片寄りをより一層増大させることにな
る。
【0027】そこで、本発明の転写ベルトクリーニング
装置では、図1に示すように、転写ベルト13の蛇行や
部品の寸法のバラツキによる有効画像領域の幅方向への
片寄り(破線で示す)を予め考慮して、この転写ベルト
13の蛇行時の片寄りを含む最大幅Hmax以上の幅
に、クリーニングブレード20の幅Hを設定し、転写ベ
ルト13の全領域に対してクリーニングエッジ20aが
確実に対応するように構成する。
【0028】例えば、図2に示すように、転写ベルト1
3の有効画像領域の幅Haを297mm(A4サイズの
横幅)、転写ベルト13の幅Hbを330mm、バラツ
キによる転写ベルト13の片寄り量dを±10mmとし
た場合には、クリーニングブレード20の幅Hを350
mm(以上)に設定する。
【0029】このクリーニングブレード20によれば、
転写ベルト13が片寄りを起こしても、その表面(トナ
ー坦持面)を全域に亘って確実にクリーニングすること
ができ、転写ベルト13上にトナーが残留することがな
いので、そのトナー飛散が原因となって発生する不具合
を解消できる。
【0030】ここで、クリーニングブレード20のクリ
ーニング方式としては、図3(a)に示すリーディング
方式、または、図3(b)に示すカウンター方式の何れ
であっても、同様の効果を得ることができる。
【0031】また、本装置におけるクリーニング方式
は、例えば、図4に示すように、ブラシローラ28を用
いたブラシクリーニング、あるいは、バイアスローラや
粘着ローラを用いたバイアスクリーニングや粘着クリー
ニング等でも、転写ベルト13の片寄りを考慮して、そ
れらのローラの幅を設定すれば、上記実施例と同様の効
果を得ることができる。
【0032】しかしながら、ここで、転写ベルト13の
クリーニング部材として、カウンター方式のクリーニン
グブレード20を用いた場合には、このクリーニングブ
レード20のクリーニングエッジ20aが、転写ベルト
13の回転方向の上流側に向かって鋭角に当接し、且
つ、このクリーニングブレード20の幅Hが転写ベルト
13の最大幅Hmax以上に設定されているので、前述
したように、転写ベルト13の両端が当接しているクリ
ーニングブレード20の両端部で、クリーニングエッジ
20aが下流側にめくれ上がるブレードめくれ現象が発
生し易くなる。
【0033】そこで、本発明の転写ベルトクリーニング
装置では、図5乃至図7に示すように、転写ベルト13
の蛇行範囲内で転写ベルト13の端部に対応する第1の
クリーニングエッジ部分20Aと、この第1のクリーニ
ングエッジ部分20A以外の転写ベルト13の有効画像
範囲に対応する第2のクリーニングエッジ部分20Bと
の境界部に、スリット20sを形成して、クリーニング
ブレード20を構成する。
【0034】このスリット20sは、例えば、図5に示
すように、クリーニングブレードの幅を350mmとし
た場合、このクリーニングブレード20の両端から25
mmのところにそれぞれ設ける。また、各スリット20
sの幅は、0〜0.5mm程度として、このスリット2
0aの形成によりクリーニングブレード20のクリーニ
ング性能が低下したり、スリット20sによる汚れが発
生しないように考慮する。
【0035】図5において、転写ベルト13の蛇行(片
寄り量)を±10mmと仮定すると、この転写ベルト1
3の両端部のエッジ部は、クリーニングブレード20の
スリット20sを挾んで両外側の第1のクリーニングエ
ッジ部分20Aで蛇行することになる。
【0036】従って、本実施例では、仮りに、クリーニ
ングブレード20の両端部からブレードめくれ現象が発
生しても、この現象によるクリーニングエッジ20aの
めくれ部分が、図7に示すように、スリット20sより
も外側の第1のクリーニングエッジ部分20Aだけに留
められ、転写ベルト13の有効画像範囲(幅297m
m)に対応する第2のクリーニングエッジ部分20B
(幅300mm)までめくられないので、転写ベルト1
3の有効画像範囲内に坦持されているトナーを支障無く
クリーニングすることができる。
【0037】ここで、上述のような条件の場合、スリッ
ト20sの位置は、理論的には、クリーニングブレード
20の両端から20mmでよいが、これを25mmとす
ることにより、転写ベルト13の片寄り量が20mmと
なった場合でも、転写ベルト13の両端部のエッジ部
が、クリーニングブレード20のスリット20sに引っ
掛ることが無くなり、転写ベルト13の有効画像範囲に
対応する第2のクリーニングエッジ部分20Bのブレー
ドめくれをより確実に防止できる。
【0038】また、幅350mm,320mmの2種類
のクリーニングブレード20により、幅330mmの転
写ベルト13をカウンター方式によってクリーニングす
る実験を行い、それぞれのブレードめくれを評価したと
ころ、幅350mmのクリーニングブレード20と、幅
330mmの転写ベルト13との組み合わせで、特に高
温時にブレードめくれが発生し易くなり、幅320mm
のクリーニングブレード20と、幅330mmの転写ベ
ルト13との組み合わせではブレードめくれが発生しな
かった。
【0039】ここで、ブレードめくれが発生した場合
は、全て、転写ベルト13の端部のエッジ部分が、クリ
ーニングブレード20のクリーニングエッジ20aに掛
ったところからブレードめくれが発生した。
【0040】また、ブレードめくれが発生しなかった幅
320mmのクリーニングブレード20と、幅330m
mの転写ベルト13との組み合わせでは、転写ベルト1
3の両端部に、飛散したトナーが黒帯状の汚れとなって
付着していた。この転写ベルト13のトナーが付着して
いる部分は、クリーニングブレード20のクリーニング
エッジ20aが当接していない部分であった。
【0041】
【発明の効果】上述したように、本発明によれば、請求
項1では、転写ベルトが片寄りを起こしても、その表面
(トナー坦持面)を全域に亘って確実にクリーニングす
ることができ、転写ベルト13上にトナーが残留するこ
とがないので、そのトナー飛散が原因となって発生す
る、転写搬送装置の周辺の汚染や、ジャム紙の除去やメ
ンテナンス時におけるオペレーターの手や袖の汚染を解
消できる。
【0042】請求項2では、仮りに、クリーニングブレ
ードの両端部からブレードめくれ現象が発生しても、こ
の現象によるクリーニングエッジのめくれ部分が、スリ
ットよりも外側の第1のクリーニングエッジ部分だけに
留められ、転写ベルトの有効画像範囲に対応する第2の
クリーニングエッジ部分までめくられないので、転写ベ
ルトの有効画像範囲内に坦持されているトナーを支障無
くクリーニングすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による転写ベルトクリーニング装置の第
1の実施例を示す概略斜視図である。
【図2】上記第1の実施例の仕様を示す概略正面図であ
る。
【図3】上記第1の実施例のクリーニング方式を示す概
略側面図である。
【図4】上記第1の実施例の他のクリーニング方式を示
す概略斜視図である。
【図5】本発明による転写ベルトクリーニング装置の第
2の実施例の仕様を示す概略正面図である。
【図6】上記第2の実施例のクリーニング動作を示す概
略斜視図である。
【図7】上記第2の実施例のクリーニング動作時におけ
るブレードめくれの発生状態を示す概略斜視図である。
【図8】本発明が実施される転写搬送装置の概略側面図
である。
【図9】本発明が実施される転写搬送装置の給紙工程を
示す概略側面図である。
【図10】本発明が実施される転写搬送装置の転写工程
を示す概略側面図である。
【図11】本発明が実施される転写搬送装置の転写工程
の他の態様を示す概略側面図である。
【図12】本発明が実施される転写搬送装置の転写ベル
トのクリーニング工程を示す概略側面図である。
【図13】本発明が実施される転写搬送装置の転写ベル
トのクリーニング部の概略斜視図である。
【図14】本発明が実施される転写搬送装置の転写ベル
トの寄り防止機構の概略説明図である。
【図15】本発明が実施される転写搬送装置の転写ベル
トの寄り防止機構の概略側面図である。
【符号の説明】
13 転写ベルト 20 クリーニングブレード 20a クリーニングエッジ 20A 第1のクリーニングエッジ部分 20B 第2のクリーニングエッジ部分 20s スリット 21 ブレード支持部材 26 駆動ローラ 27 従動ローラ 28 ブラシローラ d 転写ベルトの片寄り量 H クリーニングブレードの幅 Ha 転写ベルトの有効画像領域の幅 Hb 転写ベルトの幅 Hmax 転写ベルトの片寄りを含む最大幅
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 15/16 - 15/16 103 G03G 21/10 - 21/12

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】感光体と、駆動ローラ及び従動ローラによ
    って張架された所定の電気抵抗値を持つ無端状の誘電体
    ベルトからなる転写ベルトと、この転写ベルトに電荷を
    付与する高圧電源と、該転写ベルトの表面を清掃するた
    めのクリーニング部材とを有し、該感光体上に形成され
    たトナー像を転写紙上へ転写すると同時に、該転写紙を
    静電的に吸着搬送する転写搬送装置において、上記転写
    ベルトの表面を清掃するためのクリーニング部材が、該
    転写ベルトの蛇行範囲以上の幅に設定されたクリーニン
    グエッジを有するクリーニングブレードからなることを
    特徴とする転写ベルトクリーニング装置。
  2. 【請求項2】上記クリーニング部材が、上記転写ベルト
    の蛇行範囲内で該転写ベルトの端部に対応する第1のク
    リーニングエッジ部分と、この第1のクリーニングエッ
    ジ部分以外の該転写ベルトの有効画像範囲に対応する第
    2のクリーニングエッジ部分との境界部に、スリットを
    形成したカウンター方式のクリーニングブレードからな
    ることを特徴とする請求項1記載の転写ベルトクリーニ
    ング装置。
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