JPH05178342A - 仕切付きの折畳式トレー - Google Patents
仕切付きの折畳式トレーInfo
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- JPH05178342A JPH05178342A JP3359200A JP35920091A JPH05178342A JP H05178342 A JPH05178342 A JP H05178342A JP 3359200 A JP3359200 A JP 3359200A JP 35920091 A JP35920091 A JP 35920091A JP H05178342 A JPH05178342 A JP H05178342A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 一枚の段ボールから、十文字状の中仕切を備
えたトレーが一挙に折り上がる様に構成したものに於い
て、トレーの体裁性、耐圧性を向上する。 【構成】 長方形の前記段ボール１００の中央部に設け
た２条の平行折り目Ａ，Ｂの各外側に、一方の対向側壁
１，２、各一半側底壁３，４、十文字状中仕切の一方の
２枚重ね中仕切を５，６を、平行折り目Ｃ，Ｄ、Ｅ，Ｆ
を介して順次連設し、他方の対向側壁７，８と、中仕切
の他方の２枚重ね中仕切１３，１４とを夫々切起形成さ
せる、複数の切起用切れ目及び４５度の傾斜部分を有す
る切起用折り目を、平行折り目Ａ，Ｂ間に跨がらせて設
ける。更に、平行折り目Ａ，Ｂの各両端間を結んで設け
た直交折り目Ｇ，Ｈの各外側に、対向側壁７，８を補強
する補強側壁９及び１０及び挿込片１１，１２を，折り
目を介して連設し、段ボールをトレーに折り上げる時に
互いに干渉する箇所には、夫々嵌合用切欠を設けた構成
を備える。
えたトレーが一挙に折り上がる様に構成したものに於い
て、トレーの体裁性、耐圧性を向上する。 【構成】 長方形の前記段ボール１００の中央部に設け
た２条の平行折り目Ａ，Ｂの各外側に、一方の対向側壁
１，２、各一半側底壁３，４、十文字状中仕切の一方の
２枚重ね中仕切を５，６を、平行折り目Ｃ，Ｄ、Ｅ，Ｆ
を介して順次連設し、他方の対向側壁７，８と、中仕切
の他方の２枚重ね中仕切１３，１４とを夫々切起形成さ
せる、複数の切起用切れ目及び４５度の傾斜部分を有す
る切起用折り目を、平行折り目Ａ，Ｂ間に跨がらせて設
ける。更に、平行折り目Ａ，Ｂの各両端間を結んで設け
た直交折り目Ｇ，Ｈの各外側に、対向側壁７，８を補強
する補強側壁９及び１０及び挿込片１１，１２を，折り
目を介して連設し、段ボールをトレーに折り上げる時に
互いに干渉する箇所には、夫々嵌合用切欠を設けた構成
を備える。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、所定箇所に折り目や切
れ目を設けた唯一枚の段ボールから成り、使用時に折り
目に沿って折曲させるだけで、十文字状の中仕切を備え
た箱状のトレーが一挙に折り上がる様に構成されて、例
えば、パック詰苺を４箱づつまとめて収める等の使用目
的に好適した、仕切付きの折畳式トレーに関する。
れ目を設けた唯一枚の段ボールから成り、使用時に折り
目に沿って折曲させるだけで、十文字状の中仕切を備え
た箱状のトレーが一挙に折り上がる様に構成されて、例
えば、パック詰苺を４箱づつまとめて収める等の使用目
的に好適した、仕切付きの折畳式トレーに関する。
【０００２】
【従来の技術】所定の複数箇所に切れ目や折り目を設け
た唯一枚の段ボールから成り、使用時にその折り目に沿
って折曲させるだけで、中仕切が自ずから切起形成され
た状態で箱が折り上がる様に構成した、折畳式段ボール
箱（トレー）に就いては、本願出願人が様々な形態のも
のを、既に特許出願している。
た唯一枚の段ボールから成り、使用時にその折り目に沿
って折曲させるだけで、中仕切が自ずから切起形成され
た状態で箱が折り上がる様に構成した、折畳式段ボール
箱（トレー）に就いては、本願出願人が様々な形態のも
のを、既に特許出願している。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記先願発
明の改良に拘わるものであって、その改良目的は、折り
上がった箱（トレー）の体裁性及び耐圧強度が向上され
て、殊に、パック詰苺を４箱づつまとめて収容するに好
適した、中仕切付きの折畳式トレーを提供するにある。
明の改良に拘わるものであって、その改良目的は、折り
上がった箱（トレー）の体裁性及び耐圧強度が向上され
て、殊に、パック詰苺を４箱づつまとめて収容するに好
適した、中仕切付きの折畳式トレーを提供するにある。
【０００４】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成する為
の本発明による仕切付きの折畳式トレーは、所定の複数
箇所に折り目や切れ目を設けた一枚の段ボールを、折り
目に沿って折曲させることにより、十文字状の中仕切が
切起状に起立形成された箱形のトレーが一挙に折り上が
る様に構成したものであって、前記段ボール１００は、
長方形をした本体部分の中央部に所定間隔を隔てて２条
の平行折り目Ａ及びＢを長方形の短辺と平行に設け、該
平行折り目Ａ，Ｂの夫々の外側に、前記トレー２００の
一方の対向側壁１及び２を連設し、該両対向側壁１，２
の夫々の外側に、各一半側底面３及び４を平行折り目Ｃ
及びＤ介して連設し、該両一半側底面３，４の夫々の外
側に、前記十文字状中仕切の一方の仕切を２枚重ね状に
形成させる一方の中仕切５及び６を、平行折り目Ｅ及び
Ｆを介して連設し、前記平行折り目Ａ，Ｂ間に、前記ト
レー２００の他方の対向側壁７及び８と、前記十文字状
中仕切の他方の仕切を２枚重ね状に形成させる他方の中
仕切１３及び１４とを、夫々切起状に起立形成させる為
の、複数の切起用切れ目１５〜１９及び４５度の傾斜部
分を有する切起用折り目Ｋ，ｋ，Ｌ，ｌ，ｍを、前記平
行折り目Ａ，Ｂ間に跨がらせて設け、更に、前記平行折
り目Ａ，Ｂの各両端間を結んで夫々設けた直交折り目Ｇ
及びＨの各外側に、前記他方の対向側壁７，８を夫々補
強する補強側壁９及び１０を連設し、該補強側壁９，１
０の各外側に、挿込片１１及び１２を折り目Ｉ及びＪを
介して連設し、前記段ボール１００をトレー２００に折
り上げる時に、前記切起こされた他方の対向側壁７，
８、他方の中仕切１３，１４、及び挿込片１１，１２
が、前記一方の中仕切５，６と干渉する箇所に、夫々嵌
合用切欠２０〜２５を設ける構成とした。そして、折り
上がったトレー２００を、必要に応じて真ん中から２分
割する為の、分割用切れ目２６及び分割用ミシン目２７
を、前記段ボール１００の長手方向に沿って設けるとよ
い。
の本発明による仕切付きの折畳式トレーは、所定の複数
箇所に折り目や切れ目を設けた一枚の段ボールを、折り
目に沿って折曲させることにより、十文字状の中仕切が
切起状に起立形成された箱形のトレーが一挙に折り上が
る様に構成したものであって、前記段ボール１００は、
長方形をした本体部分の中央部に所定間隔を隔てて２条
の平行折り目Ａ及びＢを長方形の短辺と平行に設け、該
平行折り目Ａ，Ｂの夫々の外側に、前記トレー２００の
一方の対向側壁１及び２を連設し、該両対向側壁１，２
の夫々の外側に、各一半側底面３及び４を平行折り目Ｃ
及びＤ介して連設し、該両一半側底面３，４の夫々の外
側に、前記十文字状中仕切の一方の仕切を２枚重ね状に
形成させる一方の中仕切５及び６を、平行折り目Ｅ及び
Ｆを介して連設し、前記平行折り目Ａ，Ｂ間に、前記ト
レー２００の他方の対向側壁７及び８と、前記十文字状
中仕切の他方の仕切を２枚重ね状に形成させる他方の中
仕切１３及び１４とを、夫々切起状に起立形成させる為
の、複数の切起用切れ目１５〜１９及び４５度の傾斜部
分を有する切起用折り目Ｋ，ｋ，Ｌ，ｌ，ｍを、前記平
行折り目Ａ，Ｂ間に跨がらせて設け、更に、前記平行折
り目Ａ，Ｂの各両端間を結んで夫々設けた直交折り目Ｇ
及びＨの各外側に、前記他方の対向側壁７，８を夫々補
強する補強側壁９及び１０を連設し、該補強側壁９，１
０の各外側に、挿込片１１及び１２を折り目Ｉ及びＪを
介して連設し、前記段ボール１００をトレー２００に折
り上げる時に、前記切起こされた他方の対向側壁７，
８、他方の中仕切１３，１４、及び挿込片１１，１２
が、前記一方の中仕切５，６と干渉する箇所に、夫々嵌
合用切欠２０〜２５を設ける構成とした。そして、折り
上がったトレー２００を、必要に応じて真ん中から２分
割する為の、分割用切れ目２６及び分割用ミシン目２７
を、前記段ボール１００の長手方向に沿って設けるとよ
い。
【０００５】
【作用】保管・輸送時には、平坦な一枚の段ボール１０
０に展開されている本発明の折畳式トレーを、トレー２
００の形態に折り上げるには、先ず、段ボール１００の
本体部分の長手方向の両側を持って、２条の平行折り目
Ａ，Ｂを一旦下向きに折曲させて折り癖をつける（図
２）。然る後、今度は平行折り目Ａ，Ｂを夫々上向きに
直角に折曲させて行くと、対向状に接近する両側壁１，
２間で夫々の両端を圧迫された、他方の対向側壁７，８
と、他方の中仕切１３，１４とが、夫々段ボール１００
面に対して切起状に起立される（図３）。そこで、平行
折り目Ｃ，Ｄ及びＥ，Ｆを夫々上向きに直角に折曲させ
て行くと、各一半側底面３，４が突き合わせ状態になっ
てトレー２００の底面が形成されると共に、一方の中仕
切５，６が重ね合わされた状態で底面上に起立される
が、この時各起立面が互いに干渉する箇所には、予め嵌
合用切欠２０〜２５を設けてあるので、上記の折曲操作
は支障無く行えるだけでなく、折り上がったトレー２０
０の形状が固定される（図４）。そして、最後に表裏反
転させたうえ、直交折り目Ｇ，Ｈ、折り目Ｉ，Ｊを夫々
上向きに直角に折曲させれば、補強側壁９，１０が夫々
一方の対向側壁７，８の外側に所定の空隙を隔てて重な
り合った状態になると共に、挿込片１１，１２が夫々ト
レー２００の底面と他方の対向側壁７，８の各上辺との
間に挿嵌されて、折り上がったトレー２００の構造強度
が更に増強される。
０に展開されている本発明の折畳式トレーを、トレー２
００の形態に折り上げるには、先ず、段ボール１００の
本体部分の長手方向の両側を持って、２条の平行折り目
Ａ，Ｂを一旦下向きに折曲させて折り癖をつける（図
２）。然る後、今度は平行折り目Ａ，Ｂを夫々上向きに
直角に折曲させて行くと、対向状に接近する両側壁１，
２間で夫々の両端を圧迫された、他方の対向側壁７，８
と、他方の中仕切１３，１４とが、夫々段ボール１００
面に対して切起状に起立される（図３）。そこで、平行
折り目Ｃ，Ｄ及びＥ，Ｆを夫々上向きに直角に折曲させ
て行くと、各一半側底面３，４が突き合わせ状態になっ
てトレー２００の底面が形成されると共に、一方の中仕
切５，６が重ね合わされた状態で底面上に起立される
が、この時各起立面が互いに干渉する箇所には、予め嵌
合用切欠２０〜２５を設けてあるので、上記の折曲操作
は支障無く行えるだけでなく、折り上がったトレー２０
０の形状が固定される（図４）。そして、最後に表裏反
転させたうえ、直交折り目Ｇ，Ｈ、折り目Ｉ，Ｊを夫々
上向きに直角に折曲させれば、補強側壁９，１０が夫々
一方の対向側壁７，８の外側に所定の空隙を隔てて重な
り合った状態になると共に、挿込片１１，１２が夫々ト
レー２００の底面と他方の対向側壁７，８の各上辺との
間に挿嵌されて、折り上がったトレー２００の構造強度
が更に増強される。
【０００６】
【実施例】以下に、図面を参照しながら本発明の一実施
例を説明する。図５に示したトレー２００形態に折り上
げることの出来る折畳式トレーは、保管・輸送時には、
嵩張らない様に図１に示した一枚の段ボール１００の状
態に展開されている。
例を説明する。図５に示したトレー２００形態に折り上
げることの出来る折畳式トレーは、保管・輸送時には、
嵩張らない様に図１に示した一枚の段ボール１００の状
態に展開されている。
【０００７】この段ボール１００の構成を以下に説明す
ると、長方形をしたその本体部分１０１の中央部には、
所定間隔（トレー２００の横幅寸法）を隔てて２条の平
行折り目Ａ及びＢを長方形の短辺と平行に設けている。
この平行折り目Ａ，Ｂの夫々の外側には、トレー２００
の一方の対向側壁１及び２を連設し、両対向側壁１，２
の夫々の外側には、各一半側底面３及び４を平行折り目
Ｃ及びＤ介して連設し、両一半側底面３，４の夫々の外
側には、十文字状中仕切の一方の仕切を２枚重ね状に形
成させる一方の中仕切５及び６を、平行折り目Ｅ及びＦ
を介して連設している。
ると、長方形をしたその本体部分１０１の中央部には、
所定間隔（トレー２００の横幅寸法）を隔てて２条の平
行折り目Ａ及びＢを長方形の短辺と平行に設けている。
この平行折り目Ａ，Ｂの夫々の外側には、トレー２００
の一方の対向側壁１及び２を連設し、両対向側壁１，２
の夫々の外側には、各一半側底面３及び４を平行折り目
Ｃ及びＤ介して連設し、両一半側底面３，４の夫々の外
側には、十文字状中仕切の一方の仕切を２枚重ね状に形
成させる一方の中仕切５及び６を、平行折り目Ｅ及びＦ
を介して連設している。
【０００８】更に、平行折り目Ａ，Ｂ間に挟まれた部分
の、対向する長手方向両縁部には、トレー２００の他方
の対向側壁７及び８（後述）を補強する為の補強側壁９
及び１０を、夫々直交折り目Ｇ及びＨを介して連設し、
両補強側壁９，１０の夫々の外側には、挿込片１１及び
１２を折り目Ｉ及びＪを介して連設している。
の、対向する長手方向両縁部には、トレー２００の他方
の対向側壁７及び８（後述）を補強する為の補強側壁９
及び１０を、夫々直交折り目Ｇ及びＨを介して連設し、
両補強側壁９，１０の夫々の外側には、挿込片１１及び
１２を折り目Ｉ及びＪを介して連設している。
【０００９】そして、２条の平行折り目Ａ，Ｂ間には、
トレー２００の他方の対向側壁７及び８と、十文字状中
仕切の他方の仕切を２枚重ね状に形成させる他方の中仕
切１３，１４とを、段ボール１００面に対して夫々切起
状に起立形成させる為の、以下に詳述する複数の切起用
切れ目、及び４５度の傾斜部分を有する切起用折り目
を、両平行折り目Ａ，Ｂ間に跨がらせて設けている。即
ち、他方の対向側壁７，８を切起形成させる為には、両
直交折り目Ｇ，Ｈから夫々幾分内側の箇所に切起用折り
目Ｋ及びＬを平行折り目Ａ，Ｂ間に設け、この切起用折
り目Ｋ，Ｌから夫々トレー２００の高さ寸法分の距離を
隔てた内側に、切起用切れ目１５及び１６を設けてい
る。切起用切れ目１５，１６は、両平行折り目Ａ，Ｂ間
を結ぶ切れ目の両端に、夫々鍵形の切れ目を一方の対向
側壁１，２の中程に達する様に延設して、全体としては
上（下）向コ字の両脚端に水平フランジを突設した如き
形状を備えている。一方、平行折り目Ａ，Ｂ間を結ぶ切
起用折り目Ｋ，Ｌの両端には、切起用切れ目１５，１６
の各末端に向けて夫々延びる斜折り目ｋ，ｌを延設して
いる。
トレー２００の他方の対向側壁７及び８と、十文字状中
仕切の他方の仕切を２枚重ね状に形成させる他方の中仕
切１３，１４とを、段ボール１００面に対して夫々切起
状に起立形成させる為の、以下に詳述する複数の切起用
切れ目、及び４５度の傾斜部分を有する切起用折り目
を、両平行折り目Ａ，Ｂ間に跨がらせて設けている。即
ち、他方の対向側壁７，８を切起形成させる為には、両
直交折り目Ｇ，Ｈから夫々幾分内側の箇所に切起用折り
目Ｋ及びＬを平行折り目Ａ，Ｂ間に設け、この切起用折
り目Ｋ，Ｌから夫々トレー２００の高さ寸法分の距離を
隔てた内側に、切起用切れ目１５及び１６を設けてい
る。切起用切れ目１５，１６は、両平行折り目Ａ，Ｂ間
を結ぶ切れ目の両端に、夫々鍵形の切れ目を一方の対向
側壁１，２の中程に達する様に延設して、全体としては
上（下）向コ字の両脚端に水平フランジを突設した如き
形状を備えている。一方、平行折り目Ａ，Ｂ間を結ぶ切
起用折り目Ｋ，Ｌの両端には、切起用切れ目１５，１６
の各末端に向けて夫々延びる斜折り目ｋ，ｌを延設して
いる。
【００１０】そして、他方の中仕切１３，１４を切起形
成させる為には、両切起用折り目Ｋ，Ｌ間の真ん中に、
切起用切れ目１７を平行折り目Ａ，Ｂ間を結んで設けて
いる。又、この切起用切れ目１７の両外側には、夫々ト
レー２００の高さ寸法分の距離を隔てて、切起用切れ目
１８，１９を、切起用切れ目１５，１６とは対称形に設
けている。更に、切起用切れ目１７の両端と、切起用切
れ目１８，１９の各両端とを結ぶ、計４つの斜折り目ｍ
を設けている。
成させる為には、両切起用折り目Ｋ，Ｌ間の真ん中に、
切起用切れ目１７を平行折り目Ａ，Ｂ間を結んで設けて
いる。又、この切起用切れ目１７の両外側には、夫々ト
レー２００の高さ寸法分の距離を隔てて、切起用切れ目
１８，１９を、切起用切れ目１５，１６とは対称形に設
けている。更に、切起用切れ目１７の両端と、切起用切
れ目１８，１９の各両端とを結ぶ、計４つの斜折り目ｍ
を設けている。
【００１１】又、段ボール１００を箱形のトレー２００
に折り上げる時に、切り起こされた他方の対向側壁７，
８、他方の中仕切１３，１４、及び挿込片１１，１２
が、一方の中仕切５，６と互いに干渉する複数箇所に
は、この干渉を避けると共に、折り上がったトレー２０
０の形状を保持させる役割を果す嵌合用切欠２０〜２５
を、夫々図１の様に設けている。
に折り上げる時に、切り起こされた他方の対向側壁７，
８、他方の中仕切１３，１４、及び挿込片１１，１２
が、一方の中仕切５，６と互いに干渉する複数箇所に
は、この干渉を避けると共に、折り上がったトレー２０
０の形状を保持させる役割を果す嵌合用切欠２０〜２５
を、夫々図１の様に設けている。
【００１２】又、折り上がったトレー２００を、中央部
の切起用切れ目１７の延長方向に２分割する為の、分割
用切れ目２６及び分割用ミシン目２７を、段ボール１０
０の長手方向の中央部に図１の様に設けている。２８
は、トレー２００の折り上げ、展開操作を容易にする為
の指掛孔で、図１の様に分割用切れ目２６に跨がらせて
設けている。
の切起用切れ目１７の延長方向に２分割する為の、分割
用切れ目２６及び分割用ミシン目２７を、段ボール１０
０の長手方向の中央部に図１の様に設けている。２８
は、トレー２００の折り上げ、展開操作を容易にする為
の指掛孔で、図１の様に分割用切れ目２６に跨がらせて
設けている。
【００１３】次に、上記構成の作用を説明する。保管・
輸送時には、図１に示した平坦な一枚の段ボール１００
の状態に展開されている折畳式トレーを、図５に示した
トレー２００の形態に折り上げるには、図２に示した様
に段ボール１００の本体部分１０１の長手方向の両側を
持って、先ず、２条の平行折り目Ａ，Ｂを一旦下向きに
折曲させて折り癖をつける。然る後、図３の様に今度は
平行折り目Ａ，Ｂを夫々上向きに直角に折曲させて行く
と、対向状に接近する一方の側壁１，２間で夫々の両端
を圧迫された、他方の対向側壁７，８と他方の中仕切１
３，１４とが、段ボール１００面に対して切起状に起立
される。そこで、次に平行折り目Ｃ，Ｄ及びＥ，Ｆを図
４の様に夫々上向きに直角に折曲させて行くと、各一半
側底面３，４が互いに突き合わされて表裏反転された状
態のトレー２００の底面が形成される。それと同時に、
一方の中仕切５，６が重ね合わされた状態でトレー２０
０の底面に起立されが、この時各起立面が互いに干渉す
る箇所には予め嵌合用切欠２０〜２５を設けてあるの
で、上記の折曲操作は支障無く行えて、十文字状中仕切
を備えた所望のトレー２００が、上記のいささか込み入
った説明とは異なって簡単・迅速に折り上がる。そし
て、折り上がったトレー２００は嵌合用切欠２０〜２５
部分の嵌合作用によって、その形状が固定される。
輸送時には、図１に示した平坦な一枚の段ボール１００
の状態に展開されている折畳式トレーを、図５に示した
トレー２００の形態に折り上げるには、図２に示した様
に段ボール１００の本体部分１０１の長手方向の両側を
持って、先ず、２条の平行折り目Ａ，Ｂを一旦下向きに
折曲させて折り癖をつける。然る後、図３の様に今度は
平行折り目Ａ，Ｂを夫々上向きに直角に折曲させて行く
と、対向状に接近する一方の側壁１，２間で夫々の両端
を圧迫された、他方の対向側壁７，８と他方の中仕切１
３，１４とが、段ボール１００面に対して切起状に起立
される。そこで、次に平行折り目Ｃ，Ｄ及びＥ，Ｆを図
４の様に夫々上向きに直角に折曲させて行くと、各一半
側底面３，４が互いに突き合わされて表裏反転された状
態のトレー２００の底面が形成される。それと同時に、
一方の中仕切５，６が重ね合わされた状態でトレー２０
０の底面に起立されが、この時各起立面が互いに干渉す
る箇所には予め嵌合用切欠２０〜２５を設けてあるの
で、上記の折曲操作は支障無く行えて、十文字状中仕切
を備えた所望のトレー２００が、上記のいささか込み入
った説明とは異なって簡単・迅速に折り上がる。そし
て、折り上がったトレー２００は嵌合用切欠２０〜２５
部分の嵌合作用によって、その形状が固定される。
【００１４】そして、最後に裏返し状態のトレー２００
を表裏反転させたうえ、直交折り目Ｇ，Ｈ、折り目Ｉ，
Ｊを夫々上向きに直角に折曲させれば、図５の様に補強
側壁９，１０が夫々一方の対向側壁７，８の外側に所定
の空隙を隔てて重なり合った状態になると共に、挿込片
１１，１２が、トレー２００の底面と一方の対向側壁
７，８の各底辺との間に夫々挿嵌されて、折り上がった
トレー２００の構造強度が更に増強される。
を表裏反転させたうえ、直交折り目Ｇ，Ｈ、折り目Ｉ，
Ｊを夫々上向きに直角に折曲させれば、図５の様に補強
側壁９，１０が夫々一方の対向側壁７，８の外側に所定
の空隙を隔てて重なり合った状態になると共に、挿込片
１１，１２が、トレー２００の底面と一方の対向側壁
７，８の各底辺との間に夫々挿嵌されて、折り上がった
トレー２００の構造強度が更に増強される。
【００１５】尚、上記構成に於いて、段ボール１００及
びこの段ボールに設ける折り目や切れ目の寸法や位置関
係は、パック詰苺３００等の梱包物品の大きさに応じて
適宜に設定すればよい。
びこの段ボールに設ける折り目や切れ目の寸法や位置関
係は、パック詰苺３００等の梱包物品の大きさに応じて
適宜に設定すればよい。
【００１６】
【発明の効果】以上の説明によって明らかな様に、本発
明の中仕切付きの折畳式トレーは、以下に列挙した如き
様々の優れた効果を奏する。 （ａ） 保管・輸送時には、嵩張らない一枚の段ボール
の形態に展開出来る。 （ｂ） 使用時には、この段ボールを折り目に沿って折
曲させるだけで、箱形のトレーに折り上げると同時に、
十文字状の中仕切を形成させることが出来る。 （ｃ） 他方の対向側壁の夫々の外側には、切欠部分等
が全く無い補強側壁を沿わせる構成にしたので、折り上
がったトレーの体裁性が良くなると共に、トレーの耐圧
強度や耐変形性が大幅に向上される。
明の中仕切付きの折畳式トレーは、以下に列挙した如き
様々の優れた効果を奏する。 （ａ） 保管・輸送時には、嵩張らない一枚の段ボール
の形態に展開出来る。 （ｂ） 使用時には、この段ボールを折り目に沿って折
曲させるだけで、箱形のトレーに折り上げると同時に、
十文字状の中仕切を形成させることが出来る。 （ｃ） 他方の対向側壁の夫々の外側には、切欠部分等
が全く無い補強側壁を沿わせる構成にしたので、折り上
がったトレーの体裁性が良くなると共に、トレーの耐圧
強度や耐変形性が大幅に向上される。
【図１】 本発明の一実施例を示す、折畳式トレーを一
枚の段ボールに展開した状態の平面図である。
枚の段ボールに展開した状態の平面図である。
【図２】同上、段ボールをトレーに折り上げ始めた状態
の斜視図である。
の斜視図である。
【図３】同上、折り上げ途中の斜視図である。
【図４】同上、裏向きで、略折り上がった状態の斜視図
である。
である。
【図５】同上、折り上がったトレーの斜視図である。
１００ 段ボール ２００ トレー ３００ パック詰苺 １０１ 本体部分 Ａ〜Ｆ 平行折り目 Ｇ，Ｈ 直交折り目 Ｉ，Ｊ 折り目 Ｋ，Ｌ 切起用折り目 ｋ，ｌ，ｍ 斜折り目 １，２ 一方の対向側壁 ３，４ 一半側底面 ５，６ 一方の中仕切 ７，８ 他方の対向側壁 ９，１０ 補強側壁 １１，１２ 挿入片 １３，１４ 他方の中仕切 １５〜１９ 切起用切れ目 ２０〜２５ 嵌合用切欠 ２６ 分割用切れ目 ２７ 分割用ミシン目 ２８ 指掛孔
Claims (2)
- 【請求項１】 所定の複数箇所に折り目や切れ目を設け
た一枚の段ボールを、折り目に沿って折曲させることに
より、十文字状の中仕切が切起状に起立形成された箱形
のトレーが一挙に折り上がる様に構成したものであっ
て、 前記段ボール１００は、長方形をした本体部分の中央部
に所定間隔を隔てて２条の平行折り目Ａ及びＢを長方形
の短辺と平行に設け、該平行折り目Ａ，Ｂの夫々の外側
に、前記トレー２００の一方の対向側壁１及び２を連設
し、該両対向側壁１，２の夫々の外側に、各一半側底面
３及び４を平行折り目Ｃ及びＤ介して連設し、該両一半
側底面３，４の夫々の外側に、前記十文字状中仕切の一
方の仕切を２枚重ね状に形成させる一方の中仕切５及び
６を、平行折り目Ｅ及びＦを介して連設し、 前記平行折り目Ａ，Ｂ間に、前記トレー２００の他方の
対向側壁７及び８と、前記十文字状中仕切の他方の仕切
を２枚重ね状に形成させる他方の中仕切１３及び１４と
を、夫々切起状に起立形成させる為の、複数の切起用切
れ目１５〜１９及び４５度の傾斜部分を有する切起用折
り目Ｋ，ｋ，Ｌ，ｌ，ｍを、前記平行折り目Ａ，Ｂ間に
跨がらせて設け、 更に、前記平行折り目Ａ，Ｂの各両端間を結んで夫々設
けた直交折り目Ｇ及びＨの各外側に、前記他方の対向側
壁７，８を夫々補強する補強側壁９及び１０を連設し、
該補強側壁９，１０の各外側に、挿込片１１及び１２を
折り目Ｉ及びＪを介して連設し、 前記段ボール１００をトレー２００に折り上げる時に、
前記切起こされた他方の対向側壁７，８、他方の中仕切
１３，１４、及び挿込片１１，１２が、前記一方の中仕
切５，６と干渉する箇所に、夫々嵌合用切欠２０〜２５
を設けたことを特徴とする仕切付きの折畳式トレー。 - 【請求項２】 折り上がったトレー２００を、必要に応
じて真ん中から２分割する為の、分割用切れ目２６及び
分割用ミシン目２７を、前記段ボール１００の長手方向
に沿って設けたことを特徴とする請求項１項記載の仕切
付きの折畳式トレー。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3359200A JPH0723161B2 (ja) | 1991-12-27 | 1991-12-27 | 仕切付きの折畳式トレー |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3359200A JPH0723161B2 (ja) | 1991-12-27 | 1991-12-27 | 仕切付きの折畳式トレー |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05178342A true JPH05178342A (ja) | 1993-07-20 |
| JPH0723161B2 JPH0723161B2 (ja) | 1995-03-15 |
Family
ID=18463271
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3359200A Expired - Fee Related JPH0723161B2 (ja) | 1991-12-27 | 1991-12-27 | 仕切付きの折畳式トレー |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0723161B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2004250098A (ja) * | 2002-12-27 | 2004-09-09 | Oji Paper Co Ltd | 宙吊り包装箱 |
| CN103264816A (zh) * | 2013-06-13 | 2013-08-28 | 昆山帝一纸业有限公司 | 一种双纸盒箱 |
-
1991
- 1991-12-27 JP JP3359200A patent/JPH0723161B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2004250098A (ja) * | 2002-12-27 | 2004-09-09 | Oji Paper Co Ltd | 宙吊り包装箱 |
| CN103264816A (zh) * | 2013-06-13 | 2013-08-28 | 昆山帝一纸业有限公司 | 一种双纸盒箱 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0723161B2 (ja) | 1995-03-15 |
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| JPS6221542Y2 (ja) |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
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