JPH0140820Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は主としてビン、缶等の商品をセツトと
して箱内に収納する際に使用する仕切用枠体に関
するものである。

〔従来技術〕

従来主として贈答用としてビン、缶等の商品を
箱内にセツトとして収納する際は、個々の商品の
間に段ボール等の仕切板を挿入していた。

〔考案が解決しようとする問題点〕

上述したような従来技術では商品を箱内に収納
する際に、複数個の仕切板を、それぞれ適当な箇
所に挿入しなければならず、その作業は非常に煩
雑なものであつた。本考案は収納する商品の形状
に合せた仕切を一つの枠体として別途に形成して
おき、これを箱内にセツトして、あとは商品を収
納するだけとしたものであり、収納作業を極端に
簡素化したものである。

〔問題点を解決するための手段及び効果〕

本考案は段ボールシート等の材料に単に打抜き
加工を施して得られる所謂ブランクシートを折畳
むことによつて得られる仕切用枠体であり、材料
としては１枚のブランクシートを必要とするだけ
で、材料使用量も少なく、しかも極めて簡単な折
畳み作業で、極めて緩衝性が高く、堅牢度の高い
仕切用枠体が得られるものである。

以下、本考案を図示の実施例で具体的に説明す
る。

第１図は本考案の実施例を示す展開図であり、
上縁板１、側板２、底板３、側板２、上縁板１と
順次所望の個数を連設し（本実施例では底板３が
３個となる場合を示す）、両端の上縁板１，１に
は外側板４，４を連設する。尚、この外側板４，
４の外端縁の両端部には係止用溝５，６を設け
る。

次いで任意の底板３の両端縁に、左右端部に係
止用溝７，８を設けた係止片９，１０を連接した
縁板１１，１１をそれぞれ連設する。

以上の如く構成されたフラツトブランクを、第
２図で示す如く各側板２及び外側板４、を起立さ
せ、次いで縁板１１，１１をそれぞれ起立せしめ
ると共に各係止片９，９，１０，１０をそれぞれ
内側に折曲げて係止用溝７，７，８，８を外側板
４，４の係止用溝５，５，６，６に係合係止せし
めると第３図で示す如く仕切用枠体が得られる。

本考案による仕切用枠体は各仕切が連続した１
枚のシートとなつているために、仕切が移動した
り、ちぎれたりすることがなく、きわめて堅牢度
の高いものである。

更に、第３図で示す状態で直接商品を収納する
こともでき、簡単な組立作業によつて組立てら
れ、極めて取扱が便利なものである。

第４図は本考案の他の実施例を示すものであ
り、片方の縁板１１を２枚とし、この部分を２重
となるようにし、更に他方の縁板１１を３枚と
し、この部分を３重となるようにして緩衝性を高
め、更に側板２を切線により分断して、収納する
商品の形状に合わせて底板３を形成したものであ
る（第５図参照）。

本実施例も、先の実施例と同じように組立てら
れて第６図で示すごとき仕切用枠体とするもので
ある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の実施例を示す展開図、第２図
は同上組立過程を示す斜視図、第３図は同上組立
状態を示す斜視図、第４図は本考案の他の実施例
を示す展開図、第５図は同上組立過程を示す斜視
図、第６図は同上組立状態を示す斜視図である。 １……上縁板、２……側板、３……底板、４…
…外側板、５，６，７，８……係止用溝、９，１
０……係止片、１１……縁板。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 上縁板１、側板２、底板３、側板２、上縁板１
   と順次所望の個数を連接し、両端の上縁板１，１
   には、外端縁の両端部に係止用溝５，６を設けた
   外側板４，４を連接し、任意の底板３の両端縁
   に、左右端部に係止用溝７，８を設けた係止片
   ９，１０を連設した縁板１１，１１をそれぞれ連
   設し、各側板２、外側板４、及び縁板１１をそれ
   ぞれ起立せしめると共に係止片９，１０を内側に
   折曲げて係止用溝７，８と係止用溝５，６とを係
   合係止せしめたことを特徴とする仕切用枠体。