JPS593951Y2 - 中仕切付包装箱 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本願は製函と同時に４部屋の仕切りが出来上がる中性切
付の包装箱に関する。

従来この種中性切付の包装箱は、仕切板の幅（高さ）が
箱の深さに比し狭く、各区を独立した部屋のように仕切
ることが難かしく、収納する物によっては仕切りの役を
果せず、不都合が生じていた。

本願はこうした事情に鑑み、仕切板の幅を厚く、しかも
製函時に同時に仕切りが構成できるよう工夫をして、前
記欠陥の消却を図り、以ってこの種包装箱の用途の拡大
等を意図したものである。

以下本願に係る中仕切付包装箱の構成につき詳説するに
、その構成は、背面４の側辺から半側面５、仕切板６及
び糊代７を順次延設し、該仕切板６の上辺から別の仕切
板８を連設し、側仕切板６，８に鉄板を縦に春分する折
曲線５ａ、ｇａを設けると共に、互いが逆方向となるよ
う鉄線５ａ、８ａの右側又は左側に、切断線６ｂ、８ｂ
を設けた仕切片６Ａ、８Ａ及びこれと連設する糊代６Ｂ
、８Ｂを形成し、更らに前記仕切片８を折曲げて他の仕
切板６に重ねて糊付けし、前記糊代７と側面３の内側、
仕切片の糊代６Ｂの外側と背面４の内側、前記仕切片の
糊代８Ｂの外側と前面２の内側、前記半側面５の外側と
他の側面１の内側とをそれぞれ糊付けたことを特徴とす
る。

図面は本考案の通好なる一実施例を示すもので、第１図
は展開図、第２図ないし第４図は組立途上図、第５図は
完成した状態の一部を切欠いた斜視図である。

図中、１２．１２ Ａ、１５．１６は底面を構威し、１
３．１４はフラップ片、１０は蓋、１１は差込片である
。

また実線は外郭又は切断線を、破線は折曲げるべき個所
を、また多数の点を施した部分は糊代を示す。

本考案に係る包装箱の折曲げ、糊付けの手順は下記の通
りである。

まず仕切板６又は８に糊を敷き、折曲線２０で仕切板８
を内側に折曲げて仕切板６に重ね合せ（第２図参照）、
次いで糊代８Ｂに糊を敷いて折曲線２１で折曲げ（第３
図参照）、次いで糊代５，６Ｂ及び７とに糊を敷き、折
曲線２２で折曲げ、かつ側面１を折曲線２３で折曲げる
（第４図参照）。

なお底面は製函複相に収納物（例えば薬の袋等）を収納
する際に糊付けして構成すればよい。

本案に係る包装箱の構成は斜上の如くであるが、その構
成から次のような特有の効果を奏することができる。

即ち本考案によれば、２枚の糊付けされた仕切板６，８
と、中仕切片６，８とで、箱の上辺がら底面に届くまで
下方に確実に仕切ることができるから、仕切られた各区
は独立した部屋を構成し、例えば各区毎に複数の袋を縦
に並べて収納する等の場合に都合良く、また同様に仕切
りが深いことは、例えば破損し易い版体を収納しても、
互いが仕切板、仕切片によって接触せず、充分に緩衝し
、事故の発生を防ぐことができる。

また本考案は糊付け、折曲げだけで組立て、ワンタッチ
式に製函することができるから、別途緩衝材が不用で、
かつ自動包装機にかけることができる、等優れた特徴が
ある。

【図面の簡単な説明】

図面は本考案の一実施例を示すもので、第１図は展開図
、第２図ないし第４図は組立て途上の状態を示す説明図
、第５図は完成した状態での一部を切欠いた斜視図であ
る。 １．３・・・・・・側面、２・・・・・・前面、４・・
・・・・背面、５・・・・・・半側面、６，８・・・・
・・仕切板、６ Ａ、８ Ａ・・・・・・仕切片、６Ｂ
、８Ｂ・・・・・・糊代、５ａ、８ａ・・・・・・折曲
線、６ｂ、８ｂ・・・・・・切断線。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 背面４の側辺から半側面５、仕切板６及び糊代７を順次
   延設し、該仕切板６の上辺から別の仕切板８を連設し、
   側仕切板６，８に鉄板を縦に春分する折曲線５ ａ 、
   ８ ａを設けると共に、互いが逆方向となるよう鉄線５
   ａ、ｇａの右側又は左側に、切断線６ｂ、８ｂを設けて
   仕切片６Ａ、８Ａ及びこれと連設する糊代６Ｂ、８Ｂを
   形成し、更らに前記仕切片８を折曲げて他の仕切板６に
   重ねて糊付けし、前記糊代７と側面３の内側、仕切片の
   糊代６Ｂの外側と背面４の内側、前記仕切片の糊代８Ｂ
   の外側と前面２の内側、前記半側面５の外側と他の側面
   １の内側とをそれぞれ糊付けして戒る、中仕切付包装箱
   。