JPH05177578A - 回転体の回転角制御装置 - Google Patents

回転体の回転角制御装置

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JPH05177578A
JPH05177578A JP3345985A JP34598591A JPH05177578A JP H05177578 A JPH05177578 A JP H05177578A JP 3345985 A JP3345985 A JP 3345985A JP 34598591 A JP34598591 A JP 34598591A JP H05177578 A JPH05177578 A JP H05177578A
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JP
Japan
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rotary shaft
rotating body
stopper
rotation angle
control device
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JP3345985A
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Inventor
Masaki Sakai
正樹 酒井
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Suzuki Motor Corp
Original Assignee
Suzuki Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】360°を越えて回転体を回転させる場合に
も、該回転体を確実に所定の回転角で停止させる。 【構成】所定の軸心(C)回りに移動自在に配設された
コマ状体(30)と、回転体(13)に配設され、上記
コマ状体(30)に係合することによって該コマ状体
(30)の移動を規制する突出部(15)と、上記コマ
状体(30)の移動域の一部で、かつ上記突出部(1
5)の移動域外に配設され、該コマ状体(30)に係合
することによってその移動を規制するストッパ(23)
とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、所定の軸心回りに回転
する回転体の回転角制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、産業用ロボットの回転軸やNC
工作機械のターンテーブル等の回転体を所定の回転角で
停止させる場合には、該回転体の周囲にストッパを配設
し、このストッパと回転体とを直接当接係合させる手段
が多く採用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した産
業用ロボットの回転軸やNC工作機械のターンテーブル
等の回転体は、その使い勝手から回転角が360°以上
となる態様で使用される場合が多い。
【0004】このように回転体が360°を越えて回転
する場合、上述した回転角制御装置では、回転体とスト
ッパとを直接当接係合させることができないため、該回
転体を所定の回転角で停止させることができない。
【0005】このため従来では、上記回転体の周囲に、
該回転体の回転数を検出するセンサを配設するととも
に、上記ストッパを回転体に対して進退移動させるアク
チュエータを設け、上記センサによって回転体の回転角
が360°を越えたことが確認されてからアクチュエー
タを作動させることにより、該回転体にストッパを当接
係合させるようにしている。
【0006】しかしながら、上記のようにセンサの検出
信号に基づいてアクチュエータを作動させるようにした
回転角制御装置においては、特に、温度や湿度等の環境
条件が悪い場合、上記センサやアクチュエータにトラブ
ルが招来される虞れがあり、その信頼性が著しく低下す
る。
【0007】本発明の目的は、上記実情に鑑みて、36
0°を越えて回転体を回転させる場合にも、該回転体を
確実に所定の回転角で停止させることのできる回転体の
回転角制御装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係る回転体の回
転角制御装置は、所定の軸心回りに回転する回転体の回
転角を制御する装置であって、上記所定の軸心回りに移
動自在に配設されたコマ状体と、上記回転体に配設さ
れ、上記コマ状体に係合することによって該コマ状体の
移動を規制する突出部と、上記コマ状体の移動域の一部
で、かつ上記突出部の移動域外に配設され、該コマ状体
に係合することによってその移動を規制するストッパと
を備えている。
【0009】
【作用】回転体は、その突出部に係合するコマ状体を介
してストッパに係合することにより、その回転移動が機
械的に停止される。
【0010】
【実施例】以下、実施例を示す図面に基づいて本発明を
詳細に説明する。図2乃至図5は、本発明に係る回転体
の回転角制御装置を適用した産業用ロボットを概念的に
示したものである。ここで例示する産業用ロボットで
は、図5に示すように、ロボット本体1に敷設された第
1レール部材(図示せず)上に第1の移動体2が略水平
(図5中において紙面に直交する方向)に移動自在に配
設され、かつこの第1の移動体2に敷設された第2レー
ル部材3上に、上記第1の移動体2に直交する方向に沿
って第2の移動体4が略水平(図5中の左右方向)に移
動自在に配設され、さらにこの第2の移動体4に敷設さ
れた第3レール部材5上にアーム部材10が鉛直上下方
向(図5中の上下方向)に沿って移動自在に配設されて
いる。
【0011】アーム部材10は、上記第2の移動体4か
ら略水平方向(図5中の左右方向)に向けて延在されて
おり、図3に示すように、その中間部に駆動モータ11
を備えるとともに、その先端部に鉛直上下方向に開口す
る挿通孔12を有し、該挿通孔12内に回転軸(回転
体)13を備えている。
【0012】駆動モータ11は、その駆動軸11aの先
端部に駆動プーリー14を備えており、該駆動軸11a
を鉛直方向に沿って下方(図3中の下方)に向ける態様
で、その本体11bを介して上記アーム部材10に保持
されている。
【0013】回転軸13は、中空の円筒状に形成され、
その上端部に一対のフランジ13a,13aを備えると
ともに、これらフランジ13a,13a間に突出部15
を備えており、その軸心Cを鉛直上下方向(図3中の上
下方向)に向ける態様で、該軸心C回りに回動自在に保
持されている。フランジ13a,13aは、図2および
図3に示すように、上記回転軸13の上端部外周面にそ
の全周に亘って形成されており、互いに間隔をもって配
設されている。突出部15は、その両側部にそれぞれ球
状の凹部15a,15bを有しており、上記回転軸13
の外周のおよそ3/4に亘って配設されている。
【0014】また、上記回転軸13は、図3および図4
に示すように、その上端面の一部に検出片16を備えて
いる。検出片16は、上面視が略扇形状を成しており、
その外周面を上記フランジ13a,13aよりも外方に
突出させる態様でボルト17,17によって取り付けら
れている。
【0015】なお、図3に示すように、この回転軸13
の下方部外周面には、上記駆動モータ11の駆動プーリ
ー14に対応する部位に従動プーリー18が固着されて
おり、該駆動プーリー14との間に伝動ベルト19が巻
回されている。また、上記回転軸13には、その下端面
に工具取付部13bが設けられており、この工具取付部
13bに所要の工具Tが取り付けられている。
【0016】一方、上記アーム部材10には、上記回転
軸13に形成された一対のフランジ13a,13aおよ
び突出部15の外周に対応する部位に亘って外壁部材2
0が配設されている。外壁部材20は、図2に示すよう
に、肉厚が一様の環状を成しており、上記回転軸13と
同一軸心上に、該回転軸13のフランジ13a,13a
周面から所定の間隔をもって配設されている。
【0017】図2からも明らかなように、この外壁部材
20には、上記回転軸13の突出部15に対向する部位
の2位置にそれぞれ切欠21,22が設けられており、
これら切欠21,22内にストッパ23およびドグスイ
ッチ24が配設されている。ストッパ23は、その先端
部両側面に球状の凹部23a,23bを有しており、上
記切欠21を介してその先端面を上記突出部15の外周
面に近接させる態様で上記アーム部材10に保持されて
いる。
【0018】ドグスイッチ24は、上記アーム部材10
に揺動自在に保持された揺動体25と、この揺動体25
の近傍に配設されたスプリングプランジャ26および姿
勢検出センサ27とを備えている。揺動体25は、その
先端部に弧状凹部25aを有し、かつその基端部一側面
に凸部25bを挟んで互いに連続する一対の位置決斜面
25c,25dを有するとともに、その基端部他側面に
検出用突起25eを有しており、上記外壁部材20の切
欠22を介してその弧状凹部25aを該外壁部材20と
上記突出部15との間に臨ませる態様で配設されてい
る。スプリングプランジャ26は、上記揺動体25の凸
部25bに対向する部位に配設されており、その先端部
を上記一対の位置決斜面25c,25dに選択的に圧接
することによって該揺動体25を左右(図2中の左右)
2つの姿勢に規定する。姿勢検出センサ27は、非接触
型のもので、上記揺動体25が左位置に規定された際に
のみ上記検出用突起25eを検出する位置に配設されて
おり、該突起25eを検出したON信号は、上記駆動モ
ータ11の図示していないモータコントローラに出力さ
れる。
【0019】また、上記アーム部材10は、上記回転軸
13と上記外壁部材20との間に鋼球(コマ状体)30
を備えている。鋼球30は、回転軸13の外周面13c
と外壁部材20の内周面20aとに当接する大きさを有
しており、該回転軸13の外周面13cに当接する態様
で上記一対のフランジ13a,13a間に収容されてい
る。
【0020】さらに、上記アーム部材10は、図3およ
び図4に示すように、その上面に非接触型の原点検出セ
ンサ31を備えている。原点検出センサ31は、その検
出部を上記回転軸13の軸心Cに向け、かつ該回転軸1
3の上端面に配設された検出片16に対応する高さにブ
ラケット32を介して配設されており、該検出片16を
検出したON信号は、上述したモータコントローラ(図
示せず)に出力される。図には明示していないが、この
原点検出センサ31は、図1(a)および図1(e)に
示すように、回転軸13に形成した突出部15の左側凹
部15aと、ストッパ23の左側凹部23aとが互いに
対向して同一球状に配置された際に、上記検出片16を
検出する位置に配置されている。
【0021】上記のように構成された産業用ロボットで
は、図1(a)に示すように、上記回転軸13に形成し
た突出部15の左側凹部15aと、ストッパ23の左側
凹部23aとの間に鋼球30を挟持した状態が該回転軸
13の原点位置であり、作動待機状態となっている。こ
のとき、ドグスイッチ24では、スプリングプランジャ
26が基端部側斜面25cに圧接することによって揺動
体25が左位置に規定されており、姿勢検出センサ27
によってその姿勢を示すON信号が図示していないモー
タコントローラに出力されている。また、回転軸13の
上端面に配設した検出片16とアーム部材10に配設し
た原点検出センサ31とは、互いに対向した状態にあ
り、該原点検出センサ31によって原点を示すON信号
が図示していないモータコントローラに出力されてい
る。
【0022】上記の状態から上記第1の移動体2、第2
の移動体4およびアーム部材10を適宜移動させ、回転
軸13の工具取付部13bに取り付けられた所要の工具
Tを所定の位置に占位させ、しかる後、産業用ロボット
の図示していない起動スイッチを押下すると、上述した
図示していないモータコントローラからの指示信号によ
って駆動モータ11が駆動され、駆動プーリー14、伝
動ベルト19および従動プーリー18を介して上記回転
軸13および工具Tがその軸心C回りに図1中において
時計回りに回転される。
【0023】図1(b)に示すように、回転軸13に形
成した突出部15の右側凹部15bが鋼球30に当接係
合するまでの間、該鋼球30は回転軸13からその軸心
C回りに移動する力を受けないため、適宜自転すること
によって上記ストッパ23の左側凹部23aに当接係合
した状態に保持される。この間、回転軸13の回転に伴
って検出片16が原点検出センサ31に対向する位置か
ら移動され、そのOFF信号が図示していないモータコ
ントローラに出力される。
【0024】図1(b)に示す状態から上記回転軸13
および工具Tがさらに同方向に回転すると、該回転軸1
3に形成した突出部15の右側凹部15bが当接係合す
るため、上記鋼球30が回転軸13の軸心C回りに外壁
部材20の内周面20aに当接する態様で順次移動され
る。
【0025】図1(c)に示すように、鋼球30がドグ
スイッチ24の揺動体25に到達した状態から、図1
(d)に示すように、上記鋼球30が揺動体25を通過
した状態に至るまでの間、該鋼球30は揺動体25の弧
状凹部25aに摺接することにより、スプリングプラン
ジャ26の押圧力に抗して揺動体25を揺動させ、図1
(d)に示すように、該揺動体25の姿勢を左位置から
右位置に変更させる。このとき、上記揺動体25の検出
用突起25eが姿勢検出センサ27から離隔され、その
OFF信号が図示していないモータコントローラに出力
される。また、スプリングプランジャ26は、揺動体2
5の先端部側斜面25dに圧接し、該揺動体25を右位
置に保持する。
【0026】上記回転軸13および工具Tが図1(a)
に示す作動待機状態から360°だけ回転すると、図1
(e)に示すように、該回転軸13に配設した検出片1
6が再び原点検出センサ31に対向する位置に占位さ
れ、その原点位置を示すON信号が図示していないモー
タコントローラに出力される。
【0027】図1(e)に示す状態から上記回転軸13
および工具Tがさらに回転すると、すなわち360°を
越えてさらに回転軸13および工具Tが同方向に角度θ
だけ回転すると、図1(f)に示すように、該回転軸1
3の回転に伴って移動されていた鋼球30がストッパ2
3の右側凹部23bに当接係合され、この鋼球30を介
して該ストッパ23の右側凹部23bと回転軸13に形
成した突出部15の右側凹部15bとが機械的に係合し
た状態となるため、該回転軸13および工具Tの回転が
360°を角度θだけ越えた状態で確実に停止されるこ
ととなる。
【0028】なお、上述した図示していないモータコン
トローラは、回転軸13の回転が停止されたことを確認
すると、直ちに駆動モータ11の駆動を停止させる。ま
たこのとき、回転軸13に配設した検出片16が原点検
出センサ31から離隔するため、図示していないモータ
コントローラへはOFF信号が出力されている。
【0029】工具Tが360°+θだけ回転し、該工具
Tによる所要の作業が終了すると、上述した図示してい
ないモータコントローラは、駆動モータ11を先とは逆
方向に駆動させ、上記回転軸13および工具Tを図1中
において反時計回りに回転させる。
【0030】回転軸13および工具Tが反時計回りに回
転し、図1(a)に示す作動待機状態から360°だけ
回転した状態に復帰すると、図1(f)中の2点鎖線で
示すように、回転軸13に配設した検出片16が原点検
出センサ31に対向する位置に占位され、該センサ31
が図示していないモータコントローラにON信号を出力
する。
【0031】しかしながら、上記の状態においては、姿
勢検出センサ27からOFF信号が出力されているた
め、すなわちストッパ23に対する鋼球30の占位位置
が作動待機状態とは異なるため、上述したモータコント
ローラは回転軸13および工具Tの回転角が360°で
あると判断し、上記駆動モータ11を継続して駆動さ
せ、上記回転軸13および工具Tの回転を続行させる。
【0032】上記回転軸13および工具Tの反時計回り
の回転が続行されると、やがて該回転軸13に形成した
突出部15の左側凹部15aに当接係合して移動する鋼
球30が上記ドグスイッチ24を通過し、該ドグスイッ
チ24における揺動体25の姿勢を右位置から左位置に
変更させる。なおこのとき、回転軸13に配設した検出
片16が原点検出センサ31から離隔するため、図示し
ていないモータコントローラへはそのOFF信号が出力
されている。
【0033】ドグスイッチ24における揺動体25の姿
勢が右位置から左位置に変更されると、該揺動体25の
検出用突起25eが姿勢検出センサ27に対向され、そ
のON信号が図示していないモータコントローラに出力
される。
【0034】上記の状態からさらに回転軸13および工
具Tが反時計回りに回転されると、図1(a)に示すよ
うに、回転軸13に配設した検出片16が再び原点検出
センサ31に対向する部位に占位され、そのON信号が
図示していないモータコントローラに出力される。
【0035】今度の場合、上記姿勢検出センサ27から
ON信号が出力されているため、上述した図示していな
いモータコントローラは、回転軸13が原点位置に復帰
したと判断し、すなわちその回転角が0°であると判断
し、上記駆動モータ11の駆動を停止させることによっ
て産業用ロボットを確実に作動待機状態に復帰させる。
したがって、たとえば上記アーム部材10と上記回転軸
13、もしくは上記工具Tとの間に配線や配管が施され
ている場合にも、過度の捩れによるこれらの損傷が可及
的に防止される。なお、上記実施例の場合、鋼球30が
回転軸13の突出部15とストッパ23とに挟まれた状
態を原点位置としているため、万が一、上記姿勢検出セ
ンサ27や原点検出センサ31にトラブルが発生した場
合にも、回転軸13を逆回転させれば、該回転軸13は
確実に原点位置に復帰される。
【0036】上記のような産業用ロボットによれば、回
転軸13に形成した突出部15、鋼球30およびストッ
パ23三者の機械的係合によって該回転軸13の回転角
を制御するようにしているため、構造が簡単で、しかも
その作動は温度や湿度等の環境条件に左右されず、信頼
性がきわめて高い。
【0037】なお、上記実施例では、産業用ロボットの
アーム部材10に配設された回転軸13の回転角を検出
する装置を例示しているが、NC工作機械のターンテー
ブル等、その他のものにももちろん適用することができ
る。その際、回転体の軸心は必ずしも鉛直方向に沿って
いる必要はない。また、コマ状体として鋼球30を例示
しているが、必ずしも鋼球30を用いる必要はなく、た
とえば図6に示すように、回転体113の突出部115
とストッパ123との間に扇形状の板材130を介在さ
せたり、図7に示すように、扇形状を成す板材230の
周囲にローラ231,231…を配設したものを回転体
213の突出部215とストッパ223との間に介在さ
せても構わない。さらに、コマ状体30を回転軸13と
外壁部材20との間に収容させることによって該コマ状
体30の移動を案内するようにしているが、図8に示す
ように、コマ状体330を揺動するアーム320の先端
部に支承させれば、外壁部材を設けることなくコマ状体
330を回転体313の軸心C回りに移動させることが
できる。またさらに、回転体13の外周にストッパ23
を配設しているが、ストッパは回転体の内周に配設して
もよい。すなわち、上記実施例の図1において外壁部材
20を回転体として軸心C回りに回転させ、かつ回転軸
13の突出部5をストッパとして採用しても構わない。
【0038】また、上記実施例では、ドグスイッチ24
および原点検出センサ31を設けているため、回転体1
3を確実に原点位置に復帰させることができるが、これ
らドグスイッチおよび原点検出センサは必ずしも必要で
はない。なお、ドグスイッチおよび原点検出センサを設
ける場合、実施例においては、これらをいずれも固定体
であるアーム部材10側に配設しているが、この逆の態
様でもよい。
【0039】さらに、上記実施例では、回転体13の周
囲3/4程度に亘って突出部15を形成するとともに、
この突出部15の1/15程度の長さを有するストッパ
23を配設するようにしているが、これら突出部15お
よびストッパ23の長さは必ずしも上記のような関係を
有しているる必要はない。たとえば、図9(a)および
図9(b)に示すように、上記実施例の逆の態様で突出
部415およびストッパ423を設けてもよい。さら
に、突出部、もしくはストッパを形成する場合には、必
ずしもその全長に亘って連続している必要はなく、たと
えば図10に示すように、両端部のみから成るストッパ
523a,523bであってもよい。
【0040】なお、本発明によれば、これら突出部、ス
トッパおよびコマ状体の長さ(回転体の回転方向に沿っ
た長さ)を適宜変更することにより、回転体の回転角を
任意に設定できることはいうまでもなく、たとえば、図
11に示すように、回転体613の突出部615および
ストッパ623の長さを可及的に短くした場合には、該
回転体613を700°近くまで回転させることもでき
る。また、先の図10に示す変形例のように、ストッパ
523a,523bをネジによって構成し、ストッパ保
持部材550に対して移動自在に配設すれば、回転体5
13の回転角を容易に変更することが可能となる。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る回転
体の回転角制御装置によれば、回転体の突出部、ストッ
パおよびコマ状体の三者の機械的係合によって該回転体
の回転角を制御するようにしているため、構造が簡単
で、かつその作動の信頼性はきわめて高い。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(a)乃至図1(f)は、本発明に係る回
転体の回転角制御装置の作用を順に示した概念図であ
る。
【図2】図2は、本発明に係る回転体の回転角制御装置
を適用した産業用ロボットを概念的に示した要部平面図
である。
【図3】図3は、その断面側面図である。
【図4】図4は、その平面図である。
【図5】図5は、その全体を示した側面図である。
【図6】図6は、本発明に係る回転体の回転角制御装置
の第1変形例を示した要部概念図である。
【図7】図7は、本発明に係る回転体の回転角制御装置
の第2変形例を示した要部概念図である。
【図8】図8は、本発明に係る回転体の回転角制御装置
の第3変形例を示した要部概念図である。
【図9】図9(a)および図9(b)は、本発明に係る
回転体の回転角制御装置の第4変形例を示した要部概念
図である。
【図10】図10は、本発明に係る回転体の回転角制御
装置の第5変形例を示した要部概念図である。
【図11】図11は、本発明に係る回転体の回転角制御
装置の第6変形例を示した要部概念図である。
【符号の説明】
13 回転体 15 突出部 23 ストッパ 30 コマ状体 C 所定の軸心

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の軸心回りに回転する回転体の回転
    角を制御する装置であって、 上記所定の軸心回りに移動自在に配設されたコマ状体
    と、 上記回転体に配設され、上記コマ状体に係合することに
    よって該コマ状体の移動を規制する突出部と、 上記コマ状体の移動域の一部で、かつ上記突出部の移動
    域外に配設され、該コマ状体に係合することによってそ
    の移動を規制するストッパとを備えたことを特徴とする
    回転体の回転角制御装置。
JP3345985A 1991-12-27 1991-12-27 回転体の回転角制御装置 Pending JPH05177578A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3345985A JPH05177578A (ja) 1991-12-27 1991-12-27 回転体の回転角制御装置

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3345985A JPH05177578A (ja) 1991-12-27 1991-12-27 回転体の回転角制御装置

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ID=18380353

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JP3345985A Pending JPH05177578A (ja) 1991-12-27 1991-12-27 回転体の回転角制御装置

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JP (1) JPH05177578A (ja)

Cited By (7)

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