JPH10118974A - 多関節ロボットにおけるハンドの回転位置検出装置 - Google Patents

多関節ロボットにおけるハンドの回転位置検出装置

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JPH10118974A
JPH10118974A JP29328396A JP29328396A JPH10118974A JP H10118974 A JPH10118974 A JP H10118974A JP 29328396 A JP29328396 A JP 29328396A JP 29328396 A JP29328396 A JP 29328396A JP H10118974 A JPH10118974 A JP H10118974A
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JP
Japan
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arm
gripper
motor
rotation
overtravel
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JP29328396A
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Akio Suzuki
鈴木昭男
Kazue Fujimoto
藤本和重
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Alpha Giken KK
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Alpha Giken KK
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 ハンドとなる把持器の回転軸と第二アームと
の間に、オーバートラベルセンサと、センサに対面する
検出ドッグを配置し、把持器の旋回角を検出する装置を
提供する。 【解決手段】 第一アーム12の基端部に備えたモータ
Mにより第一アームを揺動すると、これに関節する第二
アーム13を相反する方向へ揺動し、更に2つのアーム
の関節部に旋回モータHMを配置し、基端部のモータに
より把持器が2点間を姿勢を変えることなく水平な直線
軌跡で移動する多関節ロボット100にして、旋回モー
タにより旋回される把持器Hの回転軸19と第二アーム
との間に、オーバートラベルセンサLS1,LS2と、
このオーバートラベルセンサに対面する検出ドッグDと
を適宜配置し、把持器の旋回角θを検出するハンドの回
転位置検出装置200である。これにより、180°以
上に大きく旋回する把持器の回転位置が簡便に感知でき
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、多関節ロボットの
アームの先端に備えるハンドである把持器の旋回角を検
出する検出装置に係わり、特に、把持器の回転に対する
オーバートラベルや原点位置を検出する構成に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、多関節ロボットのアームの先端に
備えるハンドである把持器の旋回角を検出する検出装置
には、旋回角を直接検出するべく、この関節部に高価な
アブソリユートエンコーダを取付けたり、ハンド旋回モ
ータの回転軸にアブソリユートエンコーダを取付けたも
のが、一般的に知られている。上記アブソリユートエン
コーダによると、高価であることからコストアップ要因
になるとともに、アブソリユートエンコーダとこの制御
装置との通信が必要になり、ロボットの制御系及びその
ティーチングを煩雑にする。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そこで、ローコストを
狙ったインクリメンタルエンコーダを採用する方法があ
るが、原点設定機能を必要とするところがアブソリユー
トエンコーダとの相違点である。例えば、特開平6ー1
43183号に示す多関節ロボットにおいて、アーム先
端のハンドを180°以上回転させる場合は、該多関節
ロボットの構成上から、減速比が1/2になるように、
ハンドを旋回駆動させるから、モータ軸に取付けた旋回
角検出用の回転円板やインクリメンタルエンコーダは、
2倍の360°以上回転することになる。つまり、1回
転目か、2回転目なのか判別出来ないため、モータ軸に
取付けた旋回角検出用の回転円板やインクリメンタルエ
ンコーダの適用が不可能になるという問題が生じてしま
う。
【0004】従って、モータ軸上に旋回角検出用の円板
を設け、これを検出することで原点設定機能を得る場合
は、ハンドの旋回角は180°未満に制限されてしま
う。このため、180°対向のダブルハンドの使用は不
可能となる。
【0005】他方、特開平6ー143183号に示すよ
うに、第一アームと第二アームとを関節した2つのアー
ムと、上記第二アームの先端に旋回する手首部と、この
手首部先端にハンドとなる把持器とを備え、上記第一ア
ームの基端部に備えたモータにより第一アームを揺動す
ると、これに関節する第二アームを相反する方向へ揺動
し、更に上記2つのアームの関節部に旋回モータを配置
し、上記基端部のモータにより把持器が2点間を姿勢を
変えることなく水平な直線軌跡で移動する多関節ロボッ
トは、ローコストを目的に開発されたものであるから、
高価なアブソリユートエンコーダの採用は難しい。これ
がために、ローコストなインクリメンタルエンコーダの
採用を前提とし、且つ、ハンドである把持器のオーバー
トラベル等の旋回角を安価に検出する手段が要求されて
いる。
【0006】本発明は、上記問題点と要求に鑑みてなさ
れたもので、請求項1はハンドとなる把持器の回転軸と
第二アームとの間に、オーバートラベルセンサと、上記
センサに対面する検出ドッグを配置し、把持器の旋回角
を検出する検出装置を提供することを目的とする。
【0007】また、本発明の請求項2は、モータ軸の回
転を適宜減速させた回転円板を検出ドッグとなし、これ
をオーバートラベルセンサにより検出する検出装置を提
供することを目的とする。
【0008】更に、本発明の請求項3は、把持器の原点
位置を検出することを可能とした検出装置を提供するこ
とを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1は、第
一アームと第二アームとを関節した2つのアームと、上
記第二アームの先端に旋回する手首部と、この手首部先
端にハンドとなる把持器とを備え、上記第一アームの基
端部に備えたモータにより第一アームを揺動すると、こ
れに関節する第二アームを相反する方向へ揺動し、更に
上記2つのアームの関節部に旋回モータを配置し、上記
基端部のモータにより把持器が2点間を姿勢を変えるこ
となく水平な直線軌跡で移動する多関節ロボットにおい
て、上記旋回モータにより旋回される把持器の回転軸と
第二アームとの間に、オーバートラベルセンサと、この
オーバートラベルセンサに対面する検出ドッグとを適宜
配置し、把持器の旋回角を検出することを特徴とする多
関節ロボットにおけるハンドの回転位置検出装置であ
る。
【0010】本発明の請求項1によると、旋回モータに
より旋回される把持器の回転軸に配置したオーバートラ
ベルセンサが、第二アーム上に配置した検出ドッグを感
知することで、把持器の旋回角を簡便に検出することが
できる。従って、180°以上に大きく旋回する把持器
のオーバートラベルも簡便に感知可能となる。
【0011】本発明の請求項2は、第一アームと第二ア
ームとを関節した2つのアームと、上記第二アームの先
端に旋回する手首部と、この手首部先端にハンドとなる
把持器とを備え、上記第一アームの基端部に備えたモー
タにより第一アームを揺動すると、これに関節する第二
アームを相反する方向へ揺動し、更に上記2つのアーム
の関節部に旋回モータを配置し、上記基端部のモータに
より把持器が2点間を姿勢を変えることなく水平な直線
軌跡で移動する多関節ロボットにおいて、上記旋回モー
タの回転軸の回転を適宜減速させた回転円板を第一アー
ム上に配置して検出ドッグとなし、上記回転円板の検出
ドッグを第一アーム上に配置したオーバートラベルセン
サにより、把持器の旋回角を検出することを特徴とする
多関節ロボットにおけるハンドの回転位置検出装置であ
る。
【0012】本発明の請求項2によると、旋回モータの
回転軸の回転を適宜減速させた回転円板の回転位置を第
一アーム上に配置したオーバートラベルセンサにより検
出することで、180°以上に大きく旋回する把持器の
オーバートラベルを簡便に感知できる。
【0013】本発明の請求項3は、請求項1,2記載の
多関節ロボットにおけるハンドのオーバートラベル検出
装置において、オーバートラベルセンサに隣接して原点
センサを付加配置し、把持器の原点位置を検出すること
を特徴とする多関節ロボットにおけるハンドの回転位置
検出装置である。
【0014】本発明の請求項3によると、ハンドのオー
バートラベル検出の他、把持器の原点位置付近を検出す
ることが簡易に実施できる。これにより、ローコストな
原点センサからの原点信号を受ける制御系は、把持器の
原点位置を高精度に位置決め制御出来る。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の請求項に記載する
技術を図面に示す実施形態で説明する。図1,2,3,
4は、本発明の多関節ロボット100の外観及びそのハ
ンドの回転位置検出装置200を示している。
【0016】上記多関節ロボット100は、2つのアー
ム12,13からなり、この手首部14の先端には、図
2,8に示すように、1つ又は2つのハンドである把持
器Hを備え、これが、位置(a)と位置(s)間をX軸
方向である水平な直線軌跡Kで移動させる。即ち、多関
節ロボット100の第一アーム12の基端部に備えたモ
ータMにより第一アーム12を揺動すると、これに関節
する第二アーム13を相反する方向へ揺動し、手首部1
4に備える把持器Hは水平姿勢で位置(s)に対面さ
せ、ここでの把持器Hのθ軸旋回をさせるとともにワー
ク搬送を行なう。また、位置(a)では、垂直姿勢に把
持器をθ軸旋回させるとともに、多関節ロボット100
全体のZ軸昇降動を行なうものである。
【0017】上記多関節ロボット100の内部構成は、
図2,3のようになっている。基台15には第一アーム
12の基端部12Aが支持されており、また、第一アー
ム12の基端部12Aに回転不能な第一輪体16を備え
るほか、第一アーム12の自由端12Bにも該アームと
一体に支軸12Cを介して第三輪体17が固設されてい
る。上記第一アーム12の自由端12B側の第三輪体1
7の支軸12Cと関節する第二アーム13の枢支部13
Aに該第二アーム13と一体の第二輪体18を備えてい
る。更に、上記第二アームの自由端13Bの回転軸19
に関節する手首部14の枢支部14Aに該手首部14と
一体の第四輪体20を備えている。
【0018】そして、上記第一アーム12の基端部12
A側の第一輪体16と、第二アーム13の第二輪体18
間に、確動帯21が巻き掛けられている。更に、第一ア
ーム12の自由端側12Bの第三輪体17と、手首部1
4の第四輪体20間に、確動帯22が巻き掛けられてい
る。上記各輪体16,17,18,20は、スプロケッ
ト又はタイミングプーリであり、確動帯21,22はチ
ェン又はタイミングベルトである。そして、上記各輪体
16,17,18,20は、歯数比が2:1(16と1
8)及び1:2(17と20)に選定されている。
【0019】上記各輪体16,17,18,20は、歯
数比が2:1(16と18)及び1:2(17と20)
の関係の元に、第一アーム12の基端部12Aに備えた
旋回用のモータMにて第一アーム12を旋回すると、第
二アーム13は2倍の旋回角度で逆方向へ旋回し、手首
部14は、第一アーム12と同じ旋回角で同じ方向へ旋
回する。しかして、図3に示すように、各アーム12,
13の旋回角θは同じ関係で増減し、把持器Hを備えた
手首部14の先端をX軸方向である水平な直線軌跡Kで
左右に移動する。
【0020】上記多関節ロボット100は、図2,3,
8に示すように、第一アーム12の自由端側12Bに手
首部14の旋回モータHMを付設し、この旋回モータH
Mにて手首部14を単独旋回させるようにしている。即
ち、上記第一アーム12の自由端側12B側の第三輪体
17の支軸12Cに対して、第一アーム12の自由端に
付設した旋回モータHMにて単独旋回できるようにな
し、この第三輪体17に確動帯22で巻き掛けた手首部
14の第四輪体20を旋回させることで、手首部14を
自由姿勢に旋回する構成としている。
【0021】上記多関節ロボット100において、旋回
モータHMにより駆動されるハンドとなる把持器Hのオ
ーバートラベル旋回角やその原点位置を検出する回転位
置検出装置200の第一実施形態を図4,5,6,7で
説明する。上記旋回モータHMにより旋回される把持器
Hの回転軸19に、2つのオーバートラベルセンサLS
1,LS2と原点センサLS3とを円弧板19Aを介し
て配置する。また、上記各センサと対面する検出ドッグ
Dを、第二アーム13上に配置し、把持器の旋回角θを
検出するように構成されている。上記2つのオーバート
ラベルセンサLS1,LS2は、把持器Hの回転方向性
を検出可能とするため、例えば、約45°だけ離れた位
置に配置されている。
【0022】上記構成からなる回転位置検出装置200
は、図5,6,7のように作用する。先ず、図5におい
て、上記第二アーム13が図示の右方向へ移動した45
°の傾斜角姿勢時に、原点センサLS3と検出ドッグD
とが対面接近し、原点センサLS3から感知信号を制御
装置(図示なし)に発する。この信号を受けて上記第二
アーム13の原点位置付近と定義され、絶対原点位置が
制御装置(図示なし)内で処理される。勿論、上記第二
アーム13の原点位置は、45°の傾斜角姿勢に限定さ
れず、適宜位置に選択される。
【0023】次に、図6に示すように、上記第二アーム
13が図示の右方向へ移動した水平姿勢時には、この移
動に関係なく同一姿勢を保持する把持器Hの回転軸19
のオーバートラベルセンサLS1に対し、第二アーム1
3上に配置した検出ドッグDが対面接近する。この状態
の時、オーバートラベルセンサLS2が検出ドッグDを
感知して感知信号を制御装置(図示なし)に発し、オー
バートラベルであることを報知する。
【0024】又、上記状態から把持器Hの回転軸19
は、反時計方向CCWに315°旋回した所で、検出ド
ッグDがオーバートラベルセンサLS2に接近してオー
バートラベルセンサLS2から感知信号を制御装置(図
示なし)に発し、オーバートラベルであることを報知す
る。しかして、上記第二アーム13が図示の右方向へ移
動した水平姿勢時には、把持器Hは、先ず反時計方向C
CWに315°まで旋回可能にさせた使用条件のもとに
運転制御される。その後、時計方向CWに戻る旋回を可
能にすること当然である。
【0025】他方、図7に示すように、上記第二アーム
13が図示の左方向へ水平姿勢になるまで移動する時に
は、この移動に関係なく同一姿勢を保持する把持器Hの
もとに第二アーム13が停止する。この状態から把持器
Hの回転軸19は、時計方向CWに180°旋回した所
で、検出ドッグDがオーバートラベルセンサLS1に接
近してオーバートラベルセンサLS1から感知信号を制
御装置(図示なし)に発し、オーバートラベルであるこ
とを報知する。
【0026】又、上記状態から把持器Hの回転軸19
は、反時計方向CCWに135°旋回した所で、検出ド
ッグDがオーバートラベルセンサLS2に接近してオー
バートラベルセンサLS2から感知信号を制御装置(図
示なし)に発し、オーバートラベルであることを報知す
る。しかして、上記第二アーム13が図示の左方向へ移
動した水平姿勢時には、把持器Hは、先ず時計方向CW
に180°まで旋回できる使用条件のもとに運転制御さ
れる。その後、反時計方向CCWに315°まで戻る旋
回を可能にする。
【0027】上記第一実施形態の回転位置検出装置20
0において、2つのセンサLS1,LS2の配置角度を
45°以下に狭め、把持器Hの許容旋回角度を広くした
いならば、2つのセンサLS1,LS2の配置を旋回方
向に対して直交する回転軸19の軸心方向に配置するの
が望ましい。又、検出ドッグDの先端を細くすること
で、2つのセンサLS1,LS2の感知角度を狭め、旋
回角度変化に対して敏感にしても良い。このようにして
実施するときは、制御装置内に回転軸19の回転方向を
判別する機能を持たせる事となる。
【0028】また、本発明は、上記第一実施形態に限定
されず、発明の要旨内での設計変更が自由に出来ること
勿論である。検出ドッグDと各センサLS1,LS2,
LS3の取付位置を相互に入れ替えても良い。この場合
も相対的に動作するので、同様の機能が得られる。
【0029】更に、本発明は、上記第一実施形態の他、
図8,9,10に示すように、第二実施形態のハンドの
回転位置検出装置300としても良い。この回転位置検
出装置300は、上記旋回モータHMの回転軸12Cの
回転を例えば、1/2に減速させた回転円板30を第一
アーム12上に配置して検出ドッグD1となし、上記検
出ドッグD1に対して、第一アーム12上に配置した原
点センサLSとオーバートラベルセンサLS1,LS2
により、把持器Hの旋回角θを検出する。
【0030】即ち、回転円板30は旋回モータHMの支
軸である回転軸12Cの回転を1/2に減速するプーリ
P1,P2の関係でベルト31が巻き掛けられ、これで
第二アーム13先端の把持器Hの旋回角θと同一角度で
同一方向へ旋回する。上記回転円板30の外周に、図1
0に示すように、例えば、40°の扇状の検出ドッグD
1を形成する。又、2つのオーバートラベルセンサLS
1,LS2を30°の角度で配置して第一アーム12に
取付ている。図示においては、原点センサLS3も取付
けられており、30°離れた位置に配置されている。
【0031】上記構成からなるハンドの回転位置検出装
置300は、図9,10のように作用する。第二アーム
13先端の2つの把持器Hは、第二アーム13の旋回運
動に関係なく垂直に絶対角度を維持する。まず、図示の
ように、2つの把持器Hが上下に配置した状態におい
て、原点センサLS3が検出ドッグD1に接近してお
り、原点付近の信号を発信する。
【0032】次に、把持器Hを時計方向CWへ旋回すべ
く、回転を始めると約285°(+OT)でオーバート
ラベルセンサLS1に検出ドッグD1が接近して感知さ
れる。又、把持器Hを反時計方向CCWへ旋回すべく、
回転を始めると約5°(−OT)でオーバートラベルセ
ンサLS2に検出ドッグD1が接近して感知される。し
かして、上記40°の扇状の検出ドッグD1と、2つの
オーバートラベルセンサLS1,LS2の配置角度30
°の関係においては、把持器Hが290°旋回までの使
用に対応するものとなる。因に、把持器Hの旋回角度
は、扇状の検出ドッグD1の開き角度と、オーバートラ
ベルセンサLS1,LS2の配置角で決定される。
【0033】上記第二実施形態のハンドの回転位置検出
装置300において、上記第二実施形態に限定されず、
発明の要旨内での設計変更が自由にできること勿論であ
る。例えば、上記旋回モータHMの支軸である回転軸1
2Cの回転角に対して回転円板30の回転角が少なくと
も大きくなれば、把持器Hの旋回角180°以上を検出
可能とするから、その減速比を1/2に限定されず、例
えば1/1.1でも可能となる。
【0034】更に、上記第一実施形態と同様に、把持器
Hの許容旋回角度を広くしたいならば、2つのセンサL
S1,LS2の配置を旋回方向に対して直交する回転軸
12Cの軸心方向に配置するのが望ましい。
【0035】
【発明の効果】本発明の請求項1によると、上記旋回モ
ータにより旋回される把持器の回転軸と第二アームとの
間に、オーバートラベルセンサと検出ドッグを配置させ
て、把持器の旋回角を検出するから、旋回モータにより
旋回される把持器の旋回角を簡便に検出することができ
る。従って、180°以上に大きく旋回する把持器のオ
ーバートラベルも簡便に感知できる効果が発揮される。
【0036】本発明の請求項2によると、上記旋回モー
タの回転軸の回転を適宜減速させた回転円板を第一アー
ム上に配置して検出ドッグとなし、上記回転円板の検出
ドッグを第一アーム上に配置したオーバートラベルセン
サにより、把持器の旋回角を検出するから、旋回モータ
の回転軸の回転を適宜減速させた回転円板の回転位置を
第一アーム上に配置したオーバートラベルセンサにより
検出することで、180°以上に大きく旋回する把持器
のオーバートラベルをアームの旋回に影響されず簡便に
感知できる効果が発揮される。
【0037】本発明の請求項3によると、オーバートラ
ベルセンサに隣接して原点センサを付加配置し、把持器
の原点位置を検出するから、ハンドのオーバートラベル
検出の他、把持器の原点位置付近を検出することが簡易
に実施できる。これにより、ローコストな原点センサか
らの原点信号を受ける制御系は、把持器の原点位置を高
精度に位置決め制御出来る効果が発揮される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の多関節ロボットの斜視図である。
【図2】本発明の多関節ロボットの原理を示す平断面図
である。
【図3】本発明の多関節ロボットの原理を示す正面図で
ある。
【図4】本発明の第一実施形態の回転位置検出装置を示
すロボット手首部の断面図である。
【図5】本発明の第一実施形態の回転位置検出装置を示
すロボット手首部の側面図である。
【図6】本発明の第一実施形態の回転位置検出装置の作
用図である。
【図7】本発明の第一実施形態の回転位置検出装置の作
用図である。
【図8】本発明の第二実施形態の回転位置検出装置を示
す平断面図である。
【図9】本発明の第二実施形態の回転位置検出装置を示
す側面図である。
【図10】本発明の第二実施形態の回転位置検出装置の
作用図である。
【符号の説明】
12 第一アーム 13 第二アーム 12A 基端部 12B 自由端 12C 支軸 13A 枢支部 13B 自由端 14 手首部 19 回転軸 19A 円弧板 30 回転円板 K 直線軌跡 L 第一アームの中
心線 M モータ O 旋回中心線 H 把持器 HM 手首旋回モータ 100 多関節ロボット 200,300 回転位置検出装
置 D,D1 検出ドッグ LS3 原点センサ LS1,LS2 オーバートラベ
ルセンサ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第一アームと第二アームとを関節した2
    つのアームと、上記第二アームの先端に旋回する手首部
    と、この手首部先端にハンドとなる把持器とを備え、上
    記第一アームの基端部に備えたモータにより第一アーム
    を揺動すると、これに関節する第二アームを相反する方
    向へ揺動し、更に上記2つのアームの関節部に旋回モー
    タを配置し、上記基端部のモータにより把持器が2点間
    を姿勢を変えることなく水平な直線軌跡で移動する多関
    節ロボットにおいて、上記旋回モータにより旋回される
    把持器の回転軸と第二アームとの間に、オーバートラベ
    ルセンサと、このオーバートラベルセンサに対面する検
    出ドッグとを適宜配置し、把持器の旋回角を検出するこ
    とを特徴とする多関節ロボットにおけるハンドの回転位
    置検出装置。
  2. 【請求項2】 第一アームと第二アームとを関節した2
    つのアームと、上記第二アームの先端に旋回する手首部
    と、この手首部先端にハンドとなる把持器とを備え、上
    記第一アームの基端部に備えたモータにより第一アーム
    を揺動すると、これに関節する第二アームを相反する方
    向へ揺動し、更に上記2つのアームの関節部に旋回モー
    タを配置し、上記基端部のモータにより把持器が2点間
    を姿勢を変えることなく水平な直線軌跡で移動する多関
    節ロボットにおいて、上記旋回モータの回転軸の回転を
    適宜減速させた回転円板を第一アーム上に配置して検出
    ドッグとなし、上記回転円板の検出ドッグを第一アーム
    上に配置したオーバートラベルセンサにより、把持器の
    旋回角を検出することを特徴とする多関節ロボットにお
    けるハンドの回転位置検出装置。
  3. 【請求項3】 請求項1,2記載の多関節ロボットにお
    けるハンドの回転位置検出装置において、オーバートラ
    ベルセンサに隣接して原点センサを付加配置し、把持器
    の原点位置を検出することを特徴とする多関節ロボット
    におけるハンドの回転位置検出装置。
JP29328396A 1996-10-14 1996-10-14 多関節ロボットにおけるハンドの回転位置検出装置 Pending JPH10118974A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016034684A (ja) * 2014-08-04 2016-03-17 ユニタスファーイースト株式会社 ロボット
US9393663B2 (en) 2010-08-23 2016-07-19 Hommel-Etamic Gmbh Measuring device
US9562756B2 (en) 2012-09-20 2017-02-07 Jenoptik Industrial Metrology Germany Gmbh Measuring device with calibration

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US9562756B2 (en) 2012-09-20 2017-02-07 Jenoptik Industrial Metrology Germany Gmbh Measuring device with calibration
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