JPH05176883A - 電子内視鏡装置の信号処理回路 - Google Patents
電子内視鏡装置の信号処理回路Info
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- JPH05176883A JPH05176883A JP3359879A JP35987991A JPH05176883A JP H05176883 A JPH05176883 A JP H05176883A JP 3359879 A JP3359879 A JP 3359879A JP 35987991 A JP35987991 A JP 35987991A JP H05176883 A JPH05176883 A JP H05176883A
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Abstract
量を制御する煩雑さをなくし、取扱い易い回路を得るよ
うにする。 【構成】 CCDを駆動するCCDドライバ40や、こ
のCCDで得られたビデオ信号を処理するサンプリング
回路(CDS回路38)を有する第1の信号処理回路1
8と共に、電子内視鏡の長さに対応した遅延量を制御パ
ルスに与える遅延線42,43を、外部プロセッサ装置
と別体となる電子内視鏡側に設ける。これにより、各種
の電子内視鏡の長さに合った遅延量を容易に与えること
ができ、構成の煩雑さ、複雑さが解消可能となる。
Description
理回路、特に固体撮像素子を駆動制御し、得られたビデ
オ信号を処理するための制御信号を出力する回路に関す
る。
CCD(Charge CoupledDevice )によって、消化管等
の体腔内あるいは構造物の細管内等を観察する電子内視
鏡が周知であり、この種の電子内視鏡装置は、電子内視
鏡(電子スコープ)が外部プロセッサ装置に接続され、
この外部プロセッサ装置にモニタが接続される構成とな
っている。そして、上記CCDはCCDドライバからの
制御信号によって制御され、CCDで得られたビデオ信
号は、例えば相関二重サンプリング回路によってクラン
プ及びサンプルホールド処理がなされ、これによってビ
デオ信号の画素情報が抽出される。その後に、上記サン
プルホールドされたビデオ信号は、所定の処理が施され
た後にフレームメモリに記憶され、フレームメモリから
再び読み出すことによってモニタ上に被観察体内の像が
カラー表示される。
おける電子内視鏡装置の信号処理回路では、電子内視鏡
自体の長さが3.5m程度あるため、この電子内視鏡の
先端部に配置されたCCDに対して駆動制御信号を伝送
し、かつCCDから出力されたビデオ信号を外部プロセ
ッサ装置に伝送する際に信号の遅れが生じ、上記ビデオ
信号のサンプリング処理等を精度よく行うことができな
いという問題があった。
08 m/sであるから、1mでは、1/(3.0×10
8 )≒3.3×10-9秒(3.3ns)となる。ここ
で、電子内視鏡の長さを3.5mとすると、往復で電子
内視鏡内での遅れτdは、τd=3.3×7=23.1
nsとなり、基準パルスに対しビデオ信号が23.1n
sだけ遅れることになる。例えば、CCDにより得られ
るビデオ信号の読出しクロックを7.16MHzとする
と、140ns毎に1画素の信号が得られ、またこの場
合のクランプ処理のためのフィードスルー(黒レベル)
期間は20〜30ns程度となるが、この140nsの
信号幅又は20〜30nsのフィードスルー期間に対し
て上記17.5nsの遅れが生じれば、正確なクランプ
処理或いはサンプルホールド処理が行えなくなる。
相違しており、異なる長さの電子内視鏡に対応して外部
プロセッサ装置を製作することは無駄である。そこで、
従来では外部プロセッサ装置に複数の遅延線を設けると
共に、電子内視鏡の種類により例えばID情報を与え、
このID情報によって制御信号の遅延量を調整すること
が行われ、これによって電子内視鏡の長さに対応してビ
デオ信号が処理される。しかし、この場合には数多くの
遅延線を設けなければならず、またID情報によって切
り換えたりする処理が煩雑であり、構成も複雑となる。
位や使用目的に応じて異なる電子内視鏡(電子スコー
プ)が用いられているが、この電子内視鏡の種類に対応
して複雑な回路構成の外部プロセッサ装置を製作するこ
とは煩雑である。従って、近年ではこの煩雑さを避ける
ために、電子内視鏡側に固有の制御・処理を行う回路を
配設することが行われている。
はIC部品が用いられているが、このIC部品は時代の
推移により新しいものに置き換えられており、近年では
そのスピードも速くなっている。一方、光源装置を含む
IC以外の部品は上記IC部品よりも長期間使用するこ
とが可能であり、使用寿命が異なる部品が一つの装置に
混在することによる無駄が生じる。従って、電子内視鏡
における固有の制御、処理をするIC回路等を外部プロ
セッサ装置から独立させることができれば、無駄がな
く、取扱い易い装置を得ることができることになる。
であり、その目的は、遅延線を処理回路等と共に電子内
視鏡側に配設することによって、異なる電子内視鏡毎に
ID情報によって遅延量を制御する煩雑さをなくし、取
扱い易い電子内視鏡装置の信号処理回路を提供すること
にある。
部プロセッサ装置に接続される電子内視鏡の先端部に配
設された固体撮像素子を駆動すると共に、この固体撮像
素子で得られたビデオ信号を処理する電子内視鏡装置の
信号処理回路において、上記固体撮像素子を駆動する駆
動回路及び固体撮像素子で得られたビデオ信号をサンプ
リングする回路を電子内視鏡側に設け、かつ上記電子内
視鏡の長さに対応した遅延量を制御パルスに与える遅延
線を電子内視鏡側に配設したことを特徴とする。
の駆動回路から出力された制御信号は電子内視鏡内を伝
送してCCDに与えられ、またCCDで得られたビデオ
信号は電子内視鏡内を伝送して処理回路に供給され、こ
こでクランプ処理やサンプルホールド処理が行われる。
このときのクランプパルス又はサンプリングパルスに
は、遅延線によって電子内視鏡の長さに相当する遅延
量、すなわち上記の駆動制御信号及びビデオ信号が電子
内視鏡内を伝送した分(電子内視鏡長さの往復分)の遅
れが与えられることになる。従って、ビデオ信号の所定
の部分を正確にクランプ又はサンプルホールドすること
ができる。
子内視鏡装置の信号処理回路が示され、図2には電子内
視鏡装置の全体図が示されており、まず図2により全体
構成を説明する。図2において、外部プロセッサ装置1
0に、コネクタ11を介して処理ユニット12が一体に
設けられた電子内視鏡14が接続されている。この電子
内視鏡14は、中間部に操作部15を有し、その先端部
にはCCD16が配設されると共に、先端から観察光を
出射するためのライトガイド17が設けられている。そ
して、上記処理ユニット12内には、詳細は後述するが
CCDドライバを有する第1の信号処理回路18が配設
されている。
1群のアイソレーションデバイス19、第2群のアイソ
レーションデバイス20、第3群のアイソレーションデ
バイス21が配設され、これらのアイソレーションデバ
イス19,20,21はフォトカプラやパルストランス
からなり、これらは電子内視鏡14側の患者回路と出力
回路を電気的に遮断する役目をしている。そして、この
第1群のアイソレーションデバイス19からは上記第1
の信号処理回路18から例えばRGBの各ビデオ信号が
伝送されることになるが、この第1群アイソレーション
デバイス19にはA/D変換器23、フレームメモリ2
4、D/A変換器25、モニタへの出力処理を行う第2
の信号処理回路26が接続されている。
イス20には、タイミングパルス発生回路27が接続さ
れ、第3群のアイソレーションデバイス21には操作部
(コントロールパネル)28が接続される。上記タイミ
ングパルス発生回路27により、タイミングパルスが上
記各構成部に出力されると共に、第2群のアイソレーシ
ョンデバイス20を介して電子内視鏡14側へ同期信号
(C−SYNC)、ブランキング信号(C−BLK)、
動作制御信号(4fSC)等のパルスが供給される。一
方、操作部28からは第3群のアイソレーションデバイ
ス21を介して電子内視鏡14側へフリーズ、部分拡
大、電子シャッタ等の動作、γ値の設定等を行うための
制御信号が供給される。なお、トランス30、第1電源
回路31、第2電源回路32が設けられ、上記第1電源
回路31は電子内視鏡14内に配置されている第1の信
号処理回路18へ、第2の電源回路32は外部プロセッ
サ装置10内の各処理回路へ電源を供給する。
ド17に光学的に接続された光源33が設けられ、この
光源33に光源電源34が接続され、上記光源33は光
源制御部35でコントロールされており、面順次式の場
合はRGBフィルタを回転駆動させることによってRG
B光が順次出力される。
8には、クランプ処理及びサンプルホールド処理を行う
相関二重サンプリング(CDS-Correlated Double Sam
pling )回路38、増幅処理、ガンマ補正等を行うプロ
セス処理部39、上記CCD16を駆動制御するCCD
ドライバ40、これらの各回路へタイミングパルスを供
給するタイミングジェネレータ41が設けられている。
そして、このタイミングジェネレータ41からは上記C
DS回路38へクランプパルスCP1 、サンプルホール
ドパルスCP2 が供給されるが、このクランプパルスC
P1 、サンプルホールドパルスCP2 を電子内視鏡14
の長さを考慮した所定時間だけ遅延する遅延線(ディレ
イライン−D.L.)42,43が設けられている。
信号処理回路18によれば、CCDドライバ40によっ
てCCD16の駆動制御が行われると共に、CCD16
で得られた被観察体内のビデオ信号に対しては、互に関
連して形成されたクランプパルスCP1 とサンプルホー
ルドパルスCP2 に基づいて相関二重サンプリングが行
われることになる。このようにして、第1の信号処理回
路18では、外部プロセッサ装置10に設けられたメモ
リ24の前段のアナログ処理を行う。
号波形が示されており、図3(a)はCCD16から出
力されたビデオ信号であるが、このビデオ信号は、リセ
ットパルス100で区切られるピクセルクロック期間
に、光学的に黒の部分の信号を示すフィードスルー10
1と、画素情報部分102を有している。そして、信号
の伝送時間を考えないならば、図3(b)に示されるク
ランプパルスCP1 によって上記フィードスルー101
部分のクランプ処理がなされ、また図3(c)に示され
るサンプルホールドパルスCP2 によって上記画素情報
部分102のサンプルホールド処理が行われる。しか
し、実際には電子内視鏡14の長さによって信号に遅れ
が生じ、図3(d)に示されるように、第1の信号処理
回路18へ入力されるビデオ信号は、図3(a)の信号
よりも所定時間だけ遅れることになる。従って、実施例
では遅延線42により図3(e)に示されるように、遅
延時間τ1 だけ遅らせたクランプパルスCP1dを形成
し、このクランプパルスCP1dにてビデオ信号の直流再
生をすると共に、遅延線43によって図3(d)に示さ
れるように、遅延時間τ2 だけ遅らせたサンプルホール
ドパルスCP2dを形成し、このサンプルホールドパルス
CP2dにて画素信号をサンプルホールドする。そうする
と、最終的にCDS回路38からは図3(g)に示され
るサンプルホールド信号が画素情報として出力されるこ
とになる。
れる光量制御部35の制御によって光源33から出力さ
れたRGB光は、電子内視鏡14内をライトガイド17
にて伝達され、これによって観察光が先端部から被観察
体内へ照射される。そうすると、CCDドライバ40で
駆動制御されたCCD16により、上記観察光によって
照射された被観察体像が捉えられ、CCD16からビデ
オ信号が第1の信号処理回路18へ供給される。この第
1の信号処理回路18では、図1のCDS回路38に所
定の遅延時間τ1 、τ2 が遅延されたクランプパルスC
P1d、サンプルホールドCP2dが供給されており、これ
によってビデオ信号のフィードスルー101の部分がク
ランプ処理されると共に、画素情報部分102がサンプ
ルホールドされる。この場合、上記クランプパルスCP
1d及びサンプルホールドパルスCP2dは、遅延線42,
43によって当該電子内視鏡14を信号が伝送するのに
必要な時間だけ遅らせており、従ってビデオ信号におけ
る画素情報が正確に抽出できることになる。
理部39で所定の増幅、γ補正、等の処理が施された後
に、外部プロセッサ装置10へ供給されることになり、
ビデオ信号は第1群のアイソレーションデバイス19を
介して出力回路側に伝送される。そうして、A/D変換
器23を介してフレームメモリ24へ一旦記憶され、そ
の後に読み出されてD/A変換器25を介して第2の信
号処理回路26へ入力される。この第2の信号処理回路
26では、モニタへ出力するための処理が行われてお
り、従って第2の信号処理回路26からRGBの各信
号、Y/C信号等がモニタへ出力され、同時にタイミン
グパルス発生回路27からは同期信号がモニタへ出力さ
れ、モニタ上には被観察体内の画像がカラー表示され
る。
て説明する。図4の場合は、同時式の電子内視鏡装置の
例であり、CDS回路45の後段にはRGB等の各色信
号に分離するための色分離回路46が設けられ、またプ
ロセス処理部47、タイミングジェネレータ48、CC
Dドライバ49が設けられる。そして、第1実施例と同
様に、クランプパルスCP1 を所定時間遅らせる遅延線
50、サンプルホールドパルスCP2 を所定時間遅らせ
る遅延線51が設けられると共に、色分離回路46への
動作タイミングパルスを所定時間遅らせる遅延線52が
設けられる。
力であるクランプパルスCP1dによるクランプ処理、遅
延線50の出力であるサンプルホールドパルスCP2dに
よるサンプルホールド処理がされると共に、遅延線52
から出力された制御パルスCPndによって色分離が行わ
れ、白色光によって得られたビデオ信号が所定の色信号
に変換されてプロセス処理部47へ供給される。従っ
て、この場合も、CCDドライバ49から出力された駆
動制御信号の遅れ、CCD16から出力されたビデオ信
号の遅れによる影響をなくし、正確なビデオ信号を形成
することができる。
を有する処理ユニット12を外部プロセッサ装置10と
の接続部に配置したが、この処理ユニット12はコンパ
クトな回路として電子内視鏡14の操作部15に配置す
ることも可能である。また、上記実施例では処理ユニッ
ト12は電子内視鏡14と一体に形成したが、電子内視
鏡14とも別体にし、この電子内視鏡14を処理ユニッ
ト12にコネクタ等で接続する構成とすることもでき
る。
固体撮像素子の駆動回路及び固体撮像素子で得られたビ
デオ信号をサンプリングする回路を電子内視鏡側に設
け、かつ上記電子内視鏡の長さに対応した遅延量を制御
パルスに与える遅延線を電子内視鏡側に配設したので、
異なる電子内視鏡毎にID情報により遅延量を制御する
煩雑さ及び複雑さをなくして、各種の電子内視鏡の長さ
に合った遅延量を容易に与えることができ、正確なビデ
オ信号を形成することが可能となる。
号処理回路の構成を示す回路ブロック図である。
ブロック図である。
図である。
路、 41,48 … タイミングジェネレータ、 42,43,50,51,52 … 遅延線、 40,49 … CCDドライバ。
Claims (1)
- 【請求項1】 外部プロセッサ装置に接続される電子内
視鏡の先端部に配設された固体撮像素子を駆動すると共
に、この固体撮像素子で得られたビデオ信号を処理する
電子内視鏡装置の信号処理回路において、上記固体撮像
素子を駆動する駆動回路及び固体撮像素子で得られたビ
デオ信号をサンプリングする回路を電子内視鏡側に設
け、かつ上記電子内視鏡の長さに対応した遅延量を制御
パルスに与える遅延線を電子内視鏡側に配設したことを
特徴とする電子内視鏡装置の信号処理回路。
Priority Applications (1)
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