JP2000231062A - 内視鏡装置 - Google Patents

内視鏡装置

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JP2000231062A
JP2000231062A JP11031765A JP3176599A JP2000231062A JP 2000231062 A JP2000231062 A JP 2000231062A JP 11031765 A JP11031765 A JP 11031765A JP 3176599 A JP3176599 A JP 3176599A JP 2000231062 A JP2000231062 A JP 2000231062A
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光伸 大野
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N7/00Television systems
    • H04N7/18Closed-circuit television [CCTV] systems, i.e. systems in which the video signal is not broadcast
    • H04N7/183Closed-circuit television [CCTV] systems, i.e. systems in which the video signal is not broadcast for receiving images from a single remote source

Abstract

(57)【要約】 【課題】 部品数を削減することで、安価な構成でケー
ブル長補正を行うことができる内視鏡装置を提供する。 【解決手段】 SSG32からの駆動信号は、遅延回路
33等を介して、CCD16を駆動する。すると、CC
D16からの撮像信号は、SSG32から遅延回路33
を介して与えられるサンプルホールド信号により駆動さ
れるCDS回路24で映像信号に変換され、A/D変換
回路25、映像信号処理回路34、デジタルエンコーダ
35を介して、モニタ表示可能な映像信号に変換されて
出力される。このとき、遅延回路33により、CDS回
路24へ与えられる撮像信号とサンプルホールド信号の
位相とを補正することで、ケーブル長補正が行われる。
また、遅延回路33は、映像信号処理回路34等を納め
た映像信号処理用DSP21に組み込まれて構成される
ので、部品数が削減され、安価に構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内視鏡挿入部先端
に備えられた或いは内視鏡接眼部に着脱自在に取り付け
られる撮像素子に接続された信号ケーブルによる信号遅
延を補正する手段に特徴を有する内視鏡装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、体腔内や管路内等に細長の挿入部
を挿入し、体腔内や管路内等の被写体を観察できる内視
鏡が広く利用されている。このような内視鏡は、例え
ば、挿入部先端に被写体像を撮像するための撮像手段と
してのCCDを備え、このCCDから延出する信号ケー
ブルは、挿入部内及びこの挿入部基端側に連設された操
作部内を挿通し、この操作部から延出して、外部のビデ
オプロセッサに電気的に接続される。このビデオプロセ
ッサは、前記信号ケーブルを介してCCDに駆動信号を
与え、そしてCCDから信号ケーブルを介して得られた
撮像信号を映像信号に変換してモニタ装置等へ被写体像
を描出するようになっている。
【0003】しかしながら、前記信号ケーブルが長い場
合には、駆動信号や撮像信号は、前記信号ケーブルを伝
送する間に遅延を生じ、前記ビデオプロセッサ内におい
て、駆動信号を送信するタイミングに対して受信される
撮像信号のタイミングが遅れてしまい、映像信号が正常
に再現できない虞があった。
【0004】そこで、例えば、特許第2694753号
では、駆動信号と受信した撮像信号をサンプリングする
サンプルホールド信号との位相を合わせるための遅延線
を設けることで、信号ケーブル長に起因する遅延を補正
する手段が示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特許第
2694753号では、ケーブル長補正即ち信号ケーブ
ル長に起因する遅延に対する補正を行う手段を構成する
ために、このケーブル長補正手段専用の遅延線や、IC
等の電子部品が、ビデオプロセッサに付加されるため、
その分、部品数の増加によりコストが増加してしまうと
いう問題があった。本発明は、上記事情に鑑みてなされ
たものであり、部品数を削減することで、安価な構成で
ケーブル長補正を行うことができる内視鏡装置を提供す
ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明は、内視鏡に内蔵された或いは着脱自在に接
続される撮像手段を駆動する第1の駆動信号を生成する
手段と、前記撮像手段で得られた撮像信号に含まれる第
1の映像信号を得る映像信号抽出手段と、前記映像信号
抽出手段を駆動して前記映像信号抽出手段が前記撮像信
号から前記第1の映像信号を得る際のタイミングを制御
する第2の駆動信号を生成する手段と、前記第1の映像
信号からモニタ表示可能な第2の映像信号を得る回路の
少なくとも一部を格納した第1のプロセッサとを有する
内視鏡装置において、前記第1のプロセッサに格納され
前記第1の駆動信号及び前記第2の駆動信号に含まれる
信号のうち少なくとも一部の信号を遅延させる遅延回路
を備えたことを特徴としている。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。図1及び図2は本発明の第1の実
施の形態に係り、図1は内視鏡装置の全体構成を示すブ
ロック図、図2は遅延回路の構成を示すブロック図であ
る。
【0008】図1に示すように、本実施の形態の内視鏡
装置1は、体腔内や管路内等に挿入して被写体像に対応
した撮像信号を得る内視鏡2と、この内視鏡2で得られ
た撮像信号からモニタ表示可能な映像信号を得るビデオ
プロセッサ3を有して構成されている。
【0009】前記内視鏡2は、体腔内や管路内などに挿
入するための細長の挿入部11と、この挿入部11の基
端側に連設され、内視鏡2を把持し操作するための操作
部12と、この操作部12側部から延出し、前記ビデオ
プロセッサに接続するための信号ケーブル13と、この
信号ケーブル13端部に設けられ、前記ビデオプロセッ
サ3に着脱自在に接続するためのコネクタ14と、前記
挿入部11先端に設けられ、被写体像を結像するための
対物光学系15と、この対物光学系15の結像位置に受
光面が配置され、この対物光学系15で結像した被写体
像を撮像するための撮像手段としてのCCD16と、こ
のCCD16の入出力信号を波形成形するための波形成
形回路17を有して構成されている。そして、波形成形
回路17を介してCCD16に入出力される信号を伝送
する信号線が、内視鏡2内を挿通して、前記コネクタ1
4に電気的に接続されている。
【0010】前記ビデオプロセッサ3は、前記CCD1
6を駆動したり、映像信号を生成する映像信号処理用D
SP21(DSPはデジタル信号プロセッサの略であ
る)と、この映像信号処理用DSP21から出力され前
記CCD16を駆動する駆動信号を増幅するための駆動
アンプ22と、前記CCD16から伝送された撮像信号
を増幅するためのプリアンプ23と、このプリアンプ2
3から出力される撮像信号にCDS(相関二重サンプリ
ング)処理を施して映像信号成分を抽出するCDS回路
24と、このCDS回路24で得られた映像信号をデジ
タル信号に変換して前記映像信号処理用DSP21へ与
えるA/D変換回路25と、前記映像信号処理用DSP
21及びビデオプロセッサ3各部を制御する制御マイク
ロプロセッサ26と、この制御マイクロプロセッサ26
が実行するソフトウェアを格納するROM27と、前記
制御マイクロプロセッサ26により設定状態を検知可能
なDIPスイッチ等の設定スイッチ28を有して構成さ
れている。
【0011】前記映像信号処理用DSP21は、前記C
CD16を駆動する駆動信号を出力するCCD駆動回路
31と、前記CCD駆動回路31へ与える駆動信号及び
前記CDS回路24へ与えるサンプルホールド信号等の
信号を同期発生するSSG32(同期信号発生回路)
と、このSSG32から前記CCD駆動回路31へ与え
られる駆動信号及びCDS回路24へ与えられるサンプ
ルホールド信号をそれぞれ遅延させる遅延回路33と、
前記A/D変換回路25で得られたデジタル映像信号に
各種映像信号処理を施す映像信号処理回路34と、この
映像信号処理回路34から出力される映像信号をデジタ
ル変調してD/A変換しモニタ表示可能なアナログ映像
信号に変換するデジタルエンコーダを有して構成されて
いる。なお、各種映像信号処理とは、例えば、ホワイト
バランス補正処理、輪郭強調処理、ガンマ補正及びニー
処理、輝度/色信号分離処理等である。
【0012】図2に示すように、前記遅延回路33は、
信号を遅延させるための直列に接続された複数のバッフ
ァ41と、前記制御マイクロプロセッサ26の制御に応
じて、各バッファ41の出力を選択して出力する選択回
路42を有して構成されている。このとき、複数のバッ
ファ41は、例えば、1個当たりの遅延時間が1ナノ秒
のバッファ41を100個接続して構成してもよい。こ
れにより、遅延回路33は、制御マイクロプロセッサ2
6の制御に応じて、駆動信号及びサンプルホールド信号
をそれぞれ任意の時間だけ遅延させることができるよう
になっている。
【0013】次に、本実施の形態の作用を述べる。SS
G32から出力された駆動信号は、遅延回路33で遅延
され、CCD駆動回路31と、駆動アンプ22と、信号
ケーブル13と、波形成形回路17を介して、CCD1
6へ与えられる。このとき、制御マイクロプロセッサ2
6は、設定スイッチ28で設定された値に従い、遅延回
路33の選択回路42を設定し、遅延回路33は、設定
スイッチ28で設定された値だけ駆動信号を遅延させ
る。
【0014】駆動信号で駆動されたCCD16で得られ
た撮像信号は、波形成形回路17と、信号ケーブル13
と、プリアンプ23を介してCDS回路24へ与えられ
る。また、SSG32から出力されたサンプルホールド
信号が、遅延回路33により遅延されて、CDS回路2
4へ与えられる。このとき、制御マイクロプロセッサ2
6は、設定スイッチ28で設定された値に従い、遅延回
路33の選択回路42を設定し、遅延回路33は、設定
スイッチ28で設定された値だけサンプルホールド信号
を遅延させる。
【0015】CDS回路24で得られた映像信号は、A
/D変換回路25によりデジタル映像信号に変換され、
このデジタル映像信号は、映像信号処理回路34によ
り、各種映像信号処理が施され、デジタルエンコーダ3
5により、モニタ表示可能な映像信号に変換されて出力
される。
【0016】以上のように、信号ケーブル13や挿入部
11等の長さに応じて、設定スイッチ28で駆動信号及
びサンプルホールド信号の遅延時間を設定しておくこと
で、CDS回路24に入力される撮像信号とサンプルホ
ールド信号との位相が補正され、ビデオプロセッサ3
は、正常な映像信号を得ることができる。
【0017】以上説明したように、本実施の形態によれ
ば、遅延回路33を設けたことで、ケーブル長補正を行
うことができる。また、遅延回路33は、映像信号処理
用DSP21に組み込まれて構成されるので、遅延回路
33を設けるための部品数の増加を削減でき、内視鏡装
置1を安価に構成することができる。従って、本実施の
形態によれば、本発明によれば、部品数を削減すること
で、安価な構成でケーブル長補正を行うことができると
いう効果が得られる。また、遅延回路33は、制御マイ
クロプロセッサ26の制御により、遅延時間が可変であ
るので、ビデオプロセッサ3は、信号ケーブル13や挿
入部11等の長さが異なる複数の種類の内視鏡2に対応
して、ケーブル長補正を行うことができる。
【0018】図3は第1の実施の形態の変形例に係り、
内視鏡装置の全体構成を示すブロック図である。なお、
本変形例では、前記第1の実施の形態と同様に構成され
ている部位には同じ符号を付して説明を省略する。
【0019】図3に示すように、本変形例では、前記第
1の実施の形態(図1参照)の設定スイッチ28が設け
られる代わりに、内視鏡2の種別を識別するための識別
信号を前記制御マイクロプロセッサ26へ与える識別信
号発生回路51が内視鏡2に設けられ、この識別信号発
生回路51からの識別信号は、信号ケーブル13を介し
て前記制御マイクロプロセッサ26へ与えられるように
なっている。なお、識別信号発生回路は、内視鏡2の識
別情報を前記制御マイクロプロセッサ26へ与えられる
ものであればよく、例えば、簡易なスイッチや、プルア
ップ・プルダウン抵抗による回路でもよい。
【0020】前記ROM27には、前記識別情報から前
記遅延回路33に与える信号遅延量を得るためのソフト
ウェアが格納されており、制御マイクロプロセッサ26
は、識別信号発生回路51から与えられた識別情報に応
じて、遅延回路33を設定するようになっている。
【0021】次に、本変形例の作用を述べる。なお、本
変形例では、前記第1の実施の形態と異なる点について
のみ説明する。内視鏡2の信号ケーブル13端部のコネ
クタ14が、ビデオプロセッサ3に接続されると、内視
鏡2の種別を識別するための識別信号が、識別信号発生
回路51から制御マイクロプロセッサ26へ与えられ
る。すると、制御マイクロプロセッサ26は、与えられ
た識別情報に応じて、遅延回路33の遅延時間を自動的
に設定する。
【0022】以上説明した本変形例によれば、第1の実
施の形態で述べた効果に加えて、次の効果を得ることが
できる。本変形例では、遅延回路33の遅延時間が自動
的に設定されるので、操作性が向上する。
【0023】なお、本発明は、上述の実施の形態のみに
限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲
で種々変形実施可能である。例えば、ROM27は、マ
スクROMに限らず、ソフトウェアを格納できるその他
の記憶素子であってもよい。また、例えば、設定スイッ
チ28で設定する情報は、遅延回路33の遅延時間を示
す情報に限らず、ケーブル長を示す情報であってもよ
い。このとき、ROM27には、ケーブル長を示す情報
から遅延回路33への設定情報を得るソフトウェアを格
納しておく。また、例えば、設定スイッチ28で設定す
る情報は、遅延回路33の遅延時間を示す情報に限ら
ず、内視鏡2の種別を識別するための識別情報であって
もよい。このとき、ROM27には、識別情報から遅延
回路33への設定情報を得るソフトウェアを格納してお
く。また、例えば、識別信号発生回路51がビデオプロ
セッサ3へ与える情報は、内視鏡2の種別を識別する識
別情報に限らず、ケーブル長を示す情報であってもよい
し、遅延回路33へ与える遅延時間を示す情報であって
もよい。また、内視鏡2は、撮像手段を挿入部先端に備
えた電子内視鏡に限らず、被写体像の光学像が接眼部か
ら射出される光学内視鏡であってもよい。このとき、撮
像手段は、接眼部に着脱自在に接続されるカメラヘッド
等に設けられる。また、このとき、識別信号発生回路5
1と同様の機能を有する回路をカメラヘッドに設けても
よい。
【0024】ところで、近年、内視鏡の挿入部先端に設
けられ被写体像を撮像するための撮像手段としてのCC
Dと、前記CCDを駆動制御し、前記CCDで得られる
撮像信号からモニタ表示可能な映像信号を得るビデオプ
ロセッサを備えた内視鏡装置が広く利用されている。こ
のような内視鏡装置では、一般にCCDを駆動する駆動
信号をビデオプロセッサが出力し、CCDで得られた撮
像信号がビデオプロセッサに入力されるまでに、これら
の信号を伝送する信号ケーブルで遅延が生じる。する
と、ビデオプロセッサで、撮像信号から映像信号成分を
抽出した後、例えばこの映像信号の輝度成分と色差信号
成分を分離する色分離処理を行う際に、信号ケーブルに
よる遅延に起因した映像信号に含まれる画素のタイミン
グのずれにより、誤った色差信号が抽出され、ビデオプ
ロセッサから出力される映像信号において正常な色が再
現されないことがあった。そこで、例えば特開平6−2
69404号では、ケーブル長に起因する信号の遅れ時
間によって発生する色再現性の悪化を防止する手段が提
案されている。
【0025】しかしながら、例えば特開平6−2694
04号等に示される従来技術では、色再現性の悪化を防
止する手段を構成するために、映像信号処理を行う際の
制御信号を遅延させて撮像信号の遅れに対して位相を補
正するディレイラインを設けたり、色分離処理を行う際
の特殊な制御信号を生成する回路を設ける等して、部品
数が増加し、コストが増加するという欠点があった。そ
こで、簡易な構成で安価に色再現性の悪化を防止できる
内視鏡装置について、図4ないし図9を参照して以下に
説明する。
【0026】図4に示すように、内視鏡装置101は、
体腔内或いは管路内等に挿入して被写体像を観察するた
めの内視鏡102と、この内視鏡102に着脱自在に接
続され、この内視鏡102に供給する照明光を発生する
光源装置103を有して構成されている。
【0027】前記内視鏡102は、体腔内或いは管路内
等に挿入する細長の挿入部111と、この挿入部111
の基端側に連設され、内視鏡102を把持し操作するた
めの操作部112と、前記挿入部111内及び前記操作
部112内を挿通し、前記光源装置から発せられる照明
光を挿入部111先端まで導光するライトガイド113
と、前記挿入部111先端に設けられ、前記ライトガイ
ド113から出射される照明光を被写体へ向けて配光す
る配光光学系114と、前記挿入部111先端に設けら
れ、被写体像を結像する対物光学系115と、前記挿入
部111先端の前記対物光学系115の結像位置に受光
面が配置され、被写体像を撮像するための撮像手段とし
てのCCD116と、このCCD116の後端側近傍に
設けられ、このCCD116が入出力する信号を波形成
形する波形成形回路117と、前記操作部112に設け
られ、前記波形成形回路117を介して、前記CCD1
16を駆動制御し、前記CCD116で得られた撮像信
号からモニタ表示可能な映像信号を得る機能等を有する
ビデオプロセッサ118と、前記ビデオプロセッサ11
8が映像信号に対してホワイトバランス調整を施す際の
調整値を前記ビデオプロセッサ118へ与えるホワイト
バランス調整スイッチ119を有して構成されている。
【0028】前記ビデオプロセッサ118は、前記CC
D116を駆動制御し、前記CCD116で得られた撮
像信号からモニタ表示可能な映像信号を得る映像信号処
理回路121と、前記映像信号処理回路121等のビデ
オプロセッサ118各部を制御する制御マイクロプロセ
ッサ122と、この制御マイクロプロセッサ122が実
行するソフトウェアを格納するROM123と、前記映
像信号処理回路121が処理する映像信号のゲインを前
記制御マイクロプロセッサ122が制御する際に、前記
制御マイクロプロセッサ122が参照するゲイン情報を
設定するためのゲイン設定回路124を有して構成され
ている。
【0029】前記映像信号処理回路121は、前記CC
D116を駆動する駆動信号を発生し、前記CCD11
6で得られた撮像信号を変換して得られたデジタル映像
信号を入力し、モニタ表示可能な映像信号を得る機能を
有する映像信号処理用DSP131と、この映像信号処
理用DSP131から出力される駆動信号を増幅し、前
記波形成形回路117を介して前記CCD116へ駆動
信号を与えるドライブアンプ132と、前記波形成形回
路117を介して前記CCD116から得られた撮像信
号を増幅するプリアンプ133と、このプリアンプ13
3から出力される撮像信号にCDS(相関二重サンプリ
ング)処理を施して映像信号成分を抽出するCDS回路
134と、このCDS回路134で得られた映像信号を
デジタル信号に変換して前記映像信号処理用DSP13
1へ与えるA/D変換回路135を有して構成されてい
る。
【0030】前記映像信号処理用DSP131は、駆動
信号を生成する基本となる信号及び前記映像信号処理回
路121各部が動作する際の基本となる信号を同期的に
発生するSSG141(同期信号発生回路)と、このS
SG141から与えられる基本信号に従い、駆動信号を
発生するCCD駆動TG142(TGはタイミングジェ
ネレータの略である)と、前記SSG141から与えら
れる同期信号に従って動作し、前記A/D変換回路13
5から与えられるデジタル映像信号から、輝度信号Y及
び色差信号R−Y,B−Yを得る色分離回路143と、
前記ゲイン設定回路124及びホワイトバランス調整ス
イッチ119の状態に応じて制御マイクロプロセッサ1
22で制御され、前記色差信号R−Y,B−Yのそれぞ
れを増幅してホワイトバランスを調整するホワイトバラ
ンス調整用可変デジタルアンプ144と、前記色分離回
路143から入力される輝度信号Y及び前記ホワイトバ
ランス調整用可変デジタルアンプ144から入力される
色差信号R−Y,B−Yからなる映像信号にデジタル変
調を施してD/A変換し、モニタ表示可能な映像信号で
あるY/C分離映像信号及びコンポジット映像信号を得
るデジタルエンコーダ145を有して構成されている。
【0031】前記ゲイン設定回路124は、前記光源装
置103にメタルハロイドランプが装着されている際の
映像信号の赤成分のゲインを設定するメタルハロイドラ
ンプ用Rゲイン設定トリマ151aと、前記光源装置1
03にキセノンランプが装着されている際の映像信号の
赤成分のゲインを設定するキセノンランプ用Rゲイン設
定トリマ151bと、前記光源装置103にメタルハロ
イドランプが装着されている際の映像信号の青成分のゲ
インを設定するメタルハロイドランプ用Bゲイン設定ト
リマ151cと、前記光源装置103にキセノンランプ
が装着されている際の映像信号の青成分のゲインを設定
するキセノンランプ用Bゲイン設定トリマ151dと、
前記制御マイクロプロセッサ122に制御され、前記光
源装置103に装着されたランプの種類に応じたゲイン
設定信号を選択し、即ち、メタルハロイドランプ用Rゲ
イン設定トリマ151a及びメタルハロイドランプ用B
ゲイン設定トリマ151cの組み合わせとキセノンラン
プ用Rゲイン設定トリマ151b及びキセノンランプ用
Bゲイン設定トリマ151dの組み合わせとのうち一方
の組み合わせからのゲイン設定信号を選択して通過させ
る選択回路152と、この選択回路152を通過した赤
成分及び青成分の設定信号をそれぞれデジタル信号に変
換して前記制御マイクロプロセッサへ与えるA/D変換
回路153a、153bを有して構成されている。
【0032】前記光源装置103は、照明光を発するた
めの例えばメタルハロイドランプ或いはキセノンランプ
等の光源ランプ161と、この光源ランプ161から発
せられる照明光を集光して前記ライトガイド113へ入
射させる集光光学系162と、前記光源ランプ161の
種類を示す信号を前記ビデオプロセッサ118の制御マ
イクロプロセッサ122へ与えるための識別信号発生回
路163を有して構成されている。
【0033】図5に示すように、色分離回路143は、
SSG141から与えられる制御信号であるメモリクロ
ック、ラインメモリアドレス、ライト信号、リード信号
により制御され、前記A/D変換回路135で得られた
デジタル映像信号を逐次記憶する第1のラインメモリ1
71a、第2のラインメモリ171b、第3のラインメ
モリ171c、第4のラインメモリ171dと、前記ラ
インメモリ171a、171bからそれぞれ読み出され
る信号を減算し、色差信号R−Yを得る減算器172a
と、前記ラインメモリ171c、171dからそれぞれ
読み出される信号を減算し、色差信号B−Yを得る減算
器172bと、前記A/D変換回路135で得られたデ
ジタル映像信号の低域周波数成分を通過させ、輝度信号
Yを得るLPF173(低域通過フィルタ)を有して構
成されている。
【0034】次に、図4及び図5を参照して構成を説明
した内視鏡装置101の作用のうち、全体動作に関する
作用を説明する。光源装置103の光源ランプ161か
ら発せられた照明光は、集光光学系162で集光されて
ライトガイド113の光入射端に入射し、ライトガイド
113により導光され、配光光学系114により、被写
体へ向けて照射される。このとき、光源ランプ161
は、異なる種類のランプ、例えばメタルハロイドランプ
及びキセノンランプのうち任意の種類のランプを使用す
ることができる。そして、光源ランプ161の種類が異
なると、被写体には波長構成の異なる照明光が照射され
る。
【0035】被写体に照射された反射光による被写体像
は、対物光学系115により、CCD116の受光面に
結像する。また、映像信号処理回路121のCCD駆動
TG142から出力される駆動信号は、ドライブアンプ
132及び波形成形回路117を介してCCD116へ
与えられ、CCD116は、この駆動信号に駆動され
て、受光面に結像した被写体像に対応する撮像信号を出
力する。この撮像信号は、波形成形回路117、プリア
ンプ133を介して、CDS回路134に与えられ、こ
のCDS回路134は、与えられた撮像信号から映像信
号成分を抽出してA/D変換回路135へ与え、このA
/D変換回路135は、映像信号をデジタル信号に変換
して色分離回路143へ与える。この色分離回路143
は、与えられた映像信号を輝度信号Yと色差信号R−
Y,B−Yに変換し、輝度信号Yはデジタルエンコーダ
145へ与えらる。そして、色差信号R−Y,B−Y
は、ホワイトバランス調整用可変デジタルアンプ144
へ与えられて、それぞれレベルが調整され、デジタルエ
ンコーダ145へ与えられる。デジタルエンコーダ14
5は、与えられた輝度信号Y、色差信号R−Y,B−Y
をデジタル変調してD/A変換し、コンポジット映像信
号及びY/C分離映像信号を出力する。
【0036】次に、ホワイトバランス調整に関する作用
を説明する。メタルハロイドランプ用Rゲイン設定トリ
マ151a及びメタルハロイドランプ用Bゲイン設定ト
リマ151cには、光源ランプ161としてメタルハロ
イドランプを使用した場合の赤及び青のゲイン調整値を
予め設定しておく。同様に、キセノンランプ用Rゲイン
設定トリマ151b及びキセノンランプ用Bゲイン設定
トリマ151dには、光源ランプ161としてキセノン
ランプを使用した場合の赤及び青のゲイン調整値を予め
設定しておく。
【0037】そして、光源装置103が内視鏡102に
装着されると、光源装置103の識別信号発生回路16
3から制御マイクロプロセッサ122へ識別信号が与え
られ、この制御マイクロプロセッサ122は、光源装置
103の光源ランプ161の種別に応じて、選択回路1
52を切り替え、メタルハロイドランプ用Rゲイン設定
トリマ151a及びメタルハロイドランプ用Bゲイン設
定トリマ151cの組み合わせ或いはキセノンランプ用
Rゲイン設定トリマ151b及びキセノンランプ用Bゲ
イン設定トリマ151dの組み合わせのいずれかの組み
合わせの信号を通過させる。すると、光源ランプ161
の種別に対応した赤及び青のゲイン設定値は、それぞれ
A/D変換回路153a、153bでA/D変換され、
制御マイクロプロセッサ122へ与えられる。そして、
制御マイクロプロセッサ122は、与えられた赤及び青
のゲイン設定値とホワイトバランス調整スイッチ119
の状態に応じて、色差信号R−Y,B−Yのそれぞれに
対するホワイトバランス調整用可変デジタルアンプ14
4の増幅率を制御し、ホワイトバランス調整用可変デジ
タルアンプ144は、色差信号R−Y,B−Yのレベル
を補正する。
【0038】次に、色分離処理に関する作用を説明す
る。図6に、CCD116の画素配列の一例を示す。な
お、図において、フレームを構成する2つのフィールド
を便宜的にAフィールド及びBフィールドと呼んでい
る。また、「Cy」(シアン)、「Ye」(黄)、
「G」(緑)、「Mg」(マゼンタ)は、各画素の色成
分の電荷レベル或いは信号レベルを意味している。図に
示すように、1つのフィールドラインは、2つの画素ラ
インから構成されている。例えば、Aフィールドの第n
ラインは、Cy、Ye、Cy、…からなる画素ライン
と、G、Mg、G、…からなる画素ラインから構成され
ている。そして、CCD116に備えられ1フィールド
ライン分の信号を蓄積して転送するための水平転送レジ
スタには、Aフィールドの第2ラインの信号は、G+C
y、Mg+Ye、G+Cy、…のような信号値が蓄積さ
れる。また、Aフィールドの第n+1ラインの信号は、
図の転送レジスタの括弧内に記すように、Mg+Cy、
G+Ye、Mg+Cy、…のような信号値が蓄積され
る。この水平転送レジスタに蓄積された信号は、フィー
ルドライン単位で、撮像信号に含まれて映像信号処理回
路121へ転送され、デジタル映像信号に変換されて、
フィールドライン単位で、色分離回路143へ与えられ
る。
【0039】図5に示す色分離回路の各ラインメモリ1
71a、171b、171c、171dには、SSG1
41から、それぞれラインメモリアドレス、ライト信
号、リード信号、メモリクロックが与えられて制御され
る。このとき、各フィールドの奇数ラインの信号は、第
1のラインメモリ171a及び第2のラインメモリ17
1bに記憶され、偶数ラインの信号は、第3のラインメ
モリ171c及び第4のラインメモリ171dに記憶さ
れるように制御される。また、各フィールドライン内の
各画素信号には、0、1、2、3、…の順でラインメモ
リアドレスが対応付けされ、ラインメモリアドレスが偶
数の場合には、第1のラインメモリ171a及び第3の
ラインメモリ171cが動作し、奇数の場合には、第2
のラインメモリ171b及び第4のラインメモリ171
dが動作するように制御される。
【0040】図7に示すように、例えばAフィールドの
第nラインが偶数ラインであるとした場合、Aフィール
ドの第nラインの画素信号は、G+Cy、Mg+Ye、
G+Cy、…の順で色分離回路143に入力される。こ
こで、これらの画素信号のラインメモリアドレスが、
6、7、8、…であるとすると、第1のラインメモリ1
71aには、G+Cyの画素信号が記憶され、第2のラ
インメモリ171bには、Mg+Yeの画素信号が記憶
される。奇数ラインの画素信号の場合も同様に、第3の
ラインメモリ171cには、Mg+Cyの画素信号が記
憶され、第4のラインメモリ171dには、G+Yeと
記される画素信号が記憶される。Bフィールドについて
も、記憶される画素信号の色構成は異なるが、同様の動
作により画素信号が記憶される。
【0041】各ラインメモリ171a、171bに記憶
された画素信号は、ラインメモリアドレスの最下位ビッ
トを除くアドレスが同じアドレスに記憶された画素信号
が同時に読み出されて減算器172aに与えられ、この
減算器172aは、第2のラインメモリ171bの画素
信号のレベルから第1のラインメモリ171aの画素信
号のレベルを減じたレベルの画素信号を出力する。ま
た、各ラインメモリ171c、171dに記憶された画
素信号は、ラインメモリアドレスの最下位ビットを除く
アドレスが同じアドレスに記憶された画素信号が同時に
読み出されて減算器172bに与えられ、この減算器1
72bは、第3のラインメモリ171cの画素信号のレ
ベルから第4のラインメモリ171dの画素信号のレベ
ルを減じたレベルの画素信号を出力する。
【0042】このとき、一般に、画素信号と色差信号R
−Y,B−Yの間には、◎ R−Y = (Mg+Ye)−(G+Cy) ◎ B−Y = (Mg+Cy)−(G+Ye) ◎ の関係が知られている。従って、図8(A)に示すよう
に、減算器172aからは、色差信号R−Yが出力され
る。なお、図において、(6)、(7)、(8)、…と
記された数値は、ラインメモリアドレスを示している。
同様にして、減算器172bからは、色差信号B−Yが
出力される。
【0043】ところが、信号ケーブル等に起因する電気
的な遅延により、映像信号処理回路121に入力される
撮像信号の位相が例えば1画素分遅れると、色分離回路
143に入力される映像信号の位相が1画素分遅れてし
まう。すると、図8(B)に示すように、第1のライン
メモリ171aと第2のラインメモリ171bの内容が
逆になってしまい、減算器172aからは、色差信号R
−Yが得られなくなってしまう。同様に、減算器172
bからは、色差信号B−Yが得られなくなってしまう。
これは、映像信号の位相が奇数画素分遅れた場合につい
ても同様である。すると、デジタルエンコーダ145か
ら出力される映像信号の色再現性が悪化してしまう。
【0044】そこで、SSG141は、以下に述べるよ
うに色分離回路143の動作を制御する。即ち、SSG
141は、1ラインの転送周期を示すライン基準信号の
例えば立ち下がり等の基準タイミングに対して、ライン
メモリアドレス開始タイミングを遅らせて、ラインメモ
リアドレスを色分離回路143へ出力するように制御す
る。このとき、ラインメモリアドレス開始遅延時間は、
撮像信号の位相の遅れに応じて設定される。これによ
り、色分離回路143に与えられる映像信号の位相が奇
数画素分遅れても、ラインメモリアドレス開始タイミン
グを調節することで、色分離回路143から正しい色差
信号R−Y,B−Yが出力され、デジタルエンコーダ1
45から出力される映像信号の色再現性が維持される。
【0045】以上説明したように、内視鏡装置101に
よれば、出力映像信号の色再現性の悪化を防止できる。
また、SSG141から色分離回路143へ与えるライ
ンメモリアドレスの開始タイミングを遅延させるのみの
簡易な構成で、色再現性の悪化を防止できる。また、S
SG141は、映像信号処理用DSP131内に構成さ
れており、この映像信号処理用DSP131が実行する
ソフトウェアを格納する図示しないROM等の記憶素子
の内容を変更する等の処理で、各種の内視鏡102に対
する色再現性の悪化を防止できるので、追加部品を削減
でき、コストを削減できる。従って、内視鏡装置101
によれば、簡易な構成で安価に色再現性の悪化を防止で
きる。また、光源ランプ161の種類に応じて、各色差
信号R−Y,B−Yのゲインが自動的に調節されるの
で、異なる種類の光源ランプ161を使用することによ
る色再現性の悪化を防止できる。なお、図4の内視鏡装
置101の例では、色差信号R−Y,B−Yのゲイン
は、メタルハロイドランプ用Rゲイン設定トリマ151
a、キセノンランプ用Rゲイン設定トリマ151b、メ
タルハロイドランプ用Bゲイン設定トリマ151c、キ
セノンランプ用Bゲイン設定トリマ151dで設定して
いるが、このような構成に限らず、制御マイクロプロセ
ッサ122に接続されたROM123にゲイン値を格納
し、この制御マイクロプロセッサ122によりゲイン値
を選択して設定することができる。更に、制御マイクロ
プロセッサ122に、図示しない外部との通信線を設
け、この通信線を介して、例えばPC(パーソナルコン
ピュータ)を接続し、このPCから色差信号R−Y,B
−Yのゲインを設定するようにすることもできる。
【0046】なお、図4に構成の一例を示す内視鏡装置
101は、ビデオプロセッサ118が内視鏡102と一
体に構成されているが、このような構成に限らず、ビデ
オプロセッサが内視鏡と別体に構成されていてもよい。
【0047】ところで、近年、体腔内や管路内等に細長
の挿入部を挿入し、体腔内や管路内等の被写体を観察で
きる内視鏡装置が広く利用されており、一般にこのよう
な内視鏡装置は、例えば図15に示すように構成されて
いる。図15に示す内視鏡装置301は、体腔内や管路
内等に挿入して被写体像に対応した撮像信号を得る内視
鏡302と、この内視鏡302で得られた撮像信号から
モニタ表示可能な映像信号を得るビデオプロセッサ30
3を有して構成されている。
【0048】前記内視鏡302は、体腔内や管路内等に
挿入する細長の挿入部311と、この挿入部311の基
端側に連設され、内視鏡302を把持し操作するための
操作部312と、この操作部312側部から延出し、前
記ビデオプロセッサ303との間で信号を伝送する信号
ケーブル313と、この信号ケーブル313端部に設け
られ、前記ビデオプロセッサ303に着脱自在に接続さ
れるコネクタ314と、前記挿入部311先端に設けら
れ、被写体像を結像する対物光学系315と、この対物
光学系315で結像された被写体像を撮像するための撮
像手段としてのCCD316を有して構成されている。
【0049】前記ビデオプロセッサ303は、このビデ
オプロセッサ303各部を制御するための制御マイクロ
プロセッサ321と、ビデオプロセッサ303を操作す
るための前記制御マイクロプロセッサ321に接続され
た操作スイッチ322と、ビデオプロセッサ303各部
に与える制御信号を生成するタイミングジェネレータ3
23と、CCD315の電子シャッタ機能を制御する機
能を有し、CCD315の駆動信号を生成するCCD駆
動・シャッタ設定回路324と、このCCD駆動・シャ
ッタ設定回路324で生成した駆動信号を増幅し、前記
CCD316へ与えるCCDドライブ回路325と、前
記CCD316で得られた撮像信号にCDS(相関二重
サンプリング)処理及びAGC(自動利得制御)処理を
施して映像信号成分を抽出するCDS/AGC回路33
1と、このCDS/AGC回路331で得られた映像信
号をデジタル信号に変換するA/D変換回路332と、
このA/D変換回路332で得られた映像信号に補正処
理等を施し、輝度信号及び色信号からなる映像信号を得
る映像信号補正回路333と、この映像信号補正回路3
33で得られた映像信号を一時記憶するフレームメモリ
334と、このフレームメモリ334を制御するメモリ
コントローラ335と、前記フレームメモリ334から
の映像信号をデジタル変調してからD/A変換しモニタ
表示可能な映像信号を得るデジタルエンコーダ336を
有して構成されている。
【0050】前記映像信号補正回路333は、例えば、
OB(オプティカル・ブラック)クランプ回路314、
ガンマ補正回路342、ホワイトクリップ回路343、
フィルタ回路344、エンハンス回路345を備えて、
映像信号の輝度信号成分に補正処理等を施す輝度信号補
正回路333aと、色分離回路351、色ガンマ補正回
路352、フィルタ回路353、赤成分及び青成分を独
立に増幅するR/Bアンプ354を備えて、色信号成分
に補正処理などを施す色信号補正回路333bを有して
構成されている。
【0051】しかしながら内視鏡装置301のような従
来の内視鏡装置で、露光時間を長くして動作する長時間
露光モード及び映像信号のダイナミックレンジを拡大し
て動作するダイナミックレンジ拡大モードといった特殊
動作モードで処理を実行しようとすると、従来は、制御
信号を発生する回路や映像信号の演算処理を行う回路を
新たに追加していたので、コストの増加につながってい
た。そこで、追加するハードウェアを削減しつつ、長時
間露光モード及びダイナミックレンジ拡大モードといっ
た特殊動作モードを切り替えて動作できる内視鏡装置に
ついて、図10ないし図14を参照して説明する。
【0052】図10に示すように、内視鏡201は、体
腔内或いは管路内等に挿入する細長の挿入部202と、
この挿入部202の基端側に連設され、内視鏡201を
把持し操作するための操作部203と、例えば前記操作
部203に設けられ、照明光を供給するための光源装置
211と、前記操作部203及び前記挿入部202内を
挿通し、前記光源装置211から発せられた照明光を前
記挿入部202先端まで導光するライトガイド212
と、前記挿入部202先端に設けられ、前記ライトガイ
ド212から出射した照明光を被写体へ向けて配光する
配光光学系213と、前記挿入部202先端に設けら
れ、被写体像を結像する対物光学系214と、前記挿入
部202先端の前記対物光学系214の結像位置に受光
面が配置され、前記対物光学系214で結像した被写体
像を撮像するための撮像手段としてのCCD215と、
例えば前記操作部203に設けられ、前記CCD215
を駆動制御し、前記CCD215で得られた撮像信号か
らモニタ表示可能な映像信号を得るビデオプロセッサ2
16を有して構成されている。
【0053】前記ビデオプロセッサ216は、前記CC
D215を駆動する駆動信号を生成したり、前記CCD
215で得られた撮像信号から得られたデジタル映像信
号をモニタ表示可能な映像信号に変換する映像信号処理
用DSP221(DSPはデジタル信号プロセッサの略
である)と、この映像信号処理用DSP221から出力
される駆動信号のタイミングを変換して前記CCD21
5へ与える駆動信号タイミング変換回路222と、前記
CCD215で得られた撮像信号にCDS(相関二重サ
ンプリング)処理及びAGC(自動利得制御)処理を施
して映像信号成分を抽出するCDS/AGC回路223
と、このCDS/AGC回路223で得られた映像信号
をデジタル信号に変換して前記映像信号処理用DSP2
21へ与えるA/D変換回路224と、前記映像信号処
理用DSP221の処理途中のデジタル映像信号を一時
記憶して、指定された演算処理等を行い、映像信号を前
記映像信号処理用DSP221へ戻す画像メモリ回路2
25と、前記映像信号処理用DSP221との間で情報
を伝送しつつ、前記駆動信号タイミング変換回路222
や前記画像メモリ回路225等のビデオプロセッサ21
6各部を制御する制御マイクロプロセッサ226を有し
て構成されている。
【0054】前記DSP221は、前記CCD215を
駆動する駆動信号を生成して前記駆動信号タイミング変
換回路222へ与える駆動信号TG231(TGはタイ
ミングジェネレータの略である)と、前記A/D変換回
路224で得られた映像信号に補正処理等を施して前記
画像メモリ回路225へ映像信号を与える映像信号補正
回路232と、前記画像メモリ回路225から戻された
映像信号にデジタル変調を施してD/A変換しモニタ表
示可能な映像信号を得るデジタルエンコーダ233と、
前記画像メモリ回路225へ与えるメモリ制御信号を生
成するメモリ制御回路234を有して構成されている。
【0055】前記画像メモリ回路225は、便宜的にA
フィールド及びBフィールドと呼ぶ2つのフィールドで
構成される映像信号のうち、Aフィールドの映像信号を
逐次記憶するするフィールドメモリ251と、Bフィー
ルドの映像信号を逐次記憶するフィールドメモリ252
と、前記制御マイクロプロセッサ226からの制御に応
じて、前記フィールドメモリ251、252から読み出
される映像信号データに演算処理等を施す演算処理回路
271と、演算処理回路271から出力される映像信号
を一時記憶し、映像信号を前記映像信号処理用DSP2
21へ戻すフレームメモリ274を有して構成されてい
る。
【0056】前記演算処理回路271は、前記フィール
ドメモリ251、252から読み出される映像信号デー
タのそれぞれに前記制御マイクロプロセッサ226から
与えられる係数を乗じる2つの乗算器272と、これら
2つの乗算器272から出力される映像信号データを足
し合わせる加算器273を有して構成されている。
【0057】次に、内視鏡201の通常の動作に関する
作用を説明する。光源装置211から発せられた照明光
は、ライトガイド212により導光され、配光光学系2
13により被写体へ向けて照射される。
【0058】照明光を照射された被写体の光学像は、対
物光学系214によりCCD215の受光面に結像さ
れ、CCD215は、被写体像を撮像する。駆動信号T
G231で生成された駆動信号は、通常は駆動信号タイ
ミング変換回路222においてタイミング変換されず
に、CCD215へ与えられ、駆動信号により駆動され
たCCD215は、撮像信号をCDS/AGC回路22
3へ与える。このCDS/AGC回路223は、与えら
れた撮像信号から映像信号成分を抽出してA/D変換回
路224へ与え、このA/D変換回路224は、与えら
れた映像信号をデジタル信号に変換して映像信号処理用
DSP221へ与える。この映像信号処理用DSP22
1では、与えられた映像信号に対して、映像信号補正回
路232により、補正処理等を施し、例えば「Y:U:
V=4:2:2」形式のデジタル映像信号出力として画
像メモリ回路225へ与える。画像メモリ回路225で
は、与えられた映像信号は、フィールドメモリ251、
252に一時記憶され、通常は演算処理回路271で処
理を施されずに、そのまま、フレームメモリ274を介
して映像信号処理用DSP221へデジタル映像信号入
力として戻される。映像信号処理用DSP221では、
戻された映像信号が、デジタルエンコーダ233により
モニタ表示可能な映像信号に変換され出力される。この
とき、フィールドメモリ251は、映像信号処理用DS
P221のメモリ制御回路234からのメモリ制御信号
により制御され、駆動信号タイミング変換回路222及
び演算処理回路の動作モードは、制御マイクロプロセッ
サ226により制御される。
【0059】内視鏡201では、メモリ制御回路234
がフィールドメモリ251、252を制御したり、制御
マイクロプロセッサ226が駆動信号タイミング変換回
路222及び演算処理回路271の動作モードを制御す
ることにより、上述した通常の動作モードに加えて、C
CD215の露光時間を通常より長くして動作する後述
する長時間露光モードと、CCD215で得られる撮像
信号から得られる映像信号のダイナミックレンジを拡大
して動作する後述するダイナミックレンジ拡大モードで
動作できるようになっている。
【0060】次に、長時間露光モードの動作に関する作
用を説明する。図10に示すように構成された内視鏡2
01は、長時間露光モードでは、図11に示す機能構成
と等価的になる。即ち、図11に示すように、駆動信号
タイミング変換回路222では、駆動信号のうち垂直転
送信号φVのタイミングが変換され、他の駆動信号のタ
イミングは変換されないので、駆動信号タイミング変換
回路222は、機能的には、垂直転送信号φVのタイミ
ングを変換する読み出しパルスタイミング変換部281
を有し、他の駆動信号はそのまま通過させる構成となっ
ている。また、画像メモリ回路225では、演算処理回
路271による処理が施されないので、画像メモリ回路
225は、機能的には、演算処理回路271を介さず
に、フィールドメモリ251、252からの映像信号
が、フレームメモリ274を介してそのまま映像信号処
理用DSPへ戻される構成となっている。なお、図11
では、図10と同一の部位には同じ符号が付されてい
る。
【0061】図12に示すように、映像信号処理DSP
221から出力される垂直転送信号φVは、CCD21
5の1つのフィールドラインの信号をCCD215に内
蔵された図示しない転送レジスタへCCD215が転送
する際のタイミングを与える例えば1/60秒を周期と
した垂直転送パルスからなり、この垂直転送パルスに
は、通常は、CCD215が1つのフィールドライン信
号を撮像信号に含めて出力するタイミングを与える読み
出しパルスが重畳されている。
【0062】読み出しパルスタイミング変換部281
は、垂直転送信号φVに含まれる読み出しパルスを間引
くべく、垂直転送信号φVを変換した垂直転送信号φV
aを出力する。読み出しパルスは、通常は、1/60秒
の周期で発生するが、図の例では、垂直転送パルスが3
回発生する内に読み出しパルスは1回発生するので、読
み出しパルスは、1/20秒に1回発生する。従って、
読み出しパルスの周期が長くなることに応じて、CCD
215の露光周期が長くなる。
【0063】すると、通常はCCD215からは1/6
0秒の周期で撮像信号が出力されるのに対し、長時間露
光モードでは、例えば1/20秒の周期で撮像信号CC
Doutが出力される。この撮像信号CCDoutは、
映像信号に変換されて画像メモリ回路225に与えら
れ、この画像メモリ回路225では、与えられた映像信
号をメモリ制御回路234により制御されたフィールド
メモリ251、252、フレームメモリ274により補
間し、この補間した映像信号を映像信号処理用DSP2
21へ戻す。
【0064】次にダイナミックレンジ拡大モードの動作
に関する作用を述べる。ダイナミックレンジ拡大モード
では、駆動信号タイミング変換回路222は、駆動信号
のうちCCD215の電子シャッタ機能を制御する電子
シャッタ信号SUBのタイミングを変換し、他の駆動信
号のタイミングは変換しない。また、画像メモリ回路2
25では、演算処理回路271により演算処理が行われ
る。
【0065】図13に示すように、例えば1/60秒を
周期とする垂直転送信号φVにより、露光周期は1/6
0秒となっている。そして、通常は、露光周期内の電子
シャッタ信号SUBの発生期間は一定であるが、ダイナ
ミックレンジ拡大モードでは、電子シャッタ信号SUB
aの発生期間は、フィールドにより異なるように制御マ
イクロプロセッサ226が制御している。露光周期内に
おけるCCD215の露光期間は、電子シャッタ信号S
UBaの発生が終了してから開始するまでの期間である
ので、電子シャッタ信号SUBaの発生期間が制御され
ることで、CCD215の露光期間が変化する。この露
光期間は、映像信号処理用DSP221の例えば映像信
号補正回路232等に設けられた測光回路により得られ
た映像信号の測光情報が映像信号処理用DSP221か
ら制御マイクロプロセッサ226に与えられ、この測光
情報に応じて、制御マイクロプロセッサ226が制御す
るようになっている。
【0066】電子シャッタ信号SUBaを与えられたC
CD215は、このSUBaに対応した露光期間が終了
した次の読み出しタイミングで撮像信号CCDoutを
出力する。すると、露光期間が短い場合には、撮像信号
CCDoutの映像信号成分のレベルが小さくなり、逆
に、露光期間が長い場合には、撮像信号CCDoutの
映像信号成分のレベルが大きくなる。ここで映像信号成
分のレベルが所定のレベルを超えると、図に示すように
映像信号成分が飽和してしまう。
【0067】このように、例えば交互に信号レベルの異
なるフィールド信号は、フィールドメモリ251、25
2に交互に記憶される。そして、各フィールドメモリ2
51、252から読み出される映像信号は、それぞれ別
々の乗算器271によって補正係数が乗じられてレベル
補正され、これら2つの乗算器272から出力される映
像信号は、加算器273でレベルが加算されてフレーム
メモリ274へ与えられる。このとき、乗算器272に
制御マイクロプロセッサ226から与えられる補正係数
は、図14に示すように、映像信号処理用DSP221
で測光された映像信号の測光レベルに対する関数になる
ように制御される。この関数は、例えば映像信号の高レ
ベルの成分に対する補正係数の関数と低レベルの成分に
対する補正係数を重畳した関数になっている。そして、
図13に示すように、加算器273からフレームメモリ
に与えられる映像信号は、映像信号の飽和部分が補正さ
れ、ダイナミックレンジの広い信号となっている。フレ
ームメモリ274は、加算器273から出力された映像
信号を補間して、映像信号処理用DSP221へ戻す。
【0068】以上図10ないし図14を参照して説明し
た内視鏡201によれば、映像信号処理用DSP221
がフィールドメモリ251、252等を制御したり、制
御マイクロプロセッサ226が画像メモリ回路225及
び駆動信号タイミング変換回路222を制御すること
で、ハードウェアの変更を伴わずに、長時間露光モード
及びダイナミックレンジ拡大モード等の特殊動作モード
動作を切り替えることができる。
【0069】なお、図10及び図11に構成の一例を示
す内視鏡装置101は、ビデオプロセッサ216が内視
鏡201と一体に構成されているが、このような構成に
限らず、ビデオプロセッサが内視鏡と別体に構成されて
いてもよい。
【0070】ところで、従来、挿入部先端に設けられ被
写体像を撮像するための撮像手段としてのCCDと、操
作部に設けられ前記CCDを駆動制御し、前記CCDで
得られる撮像信号からモニタ表示可能な映像信号を得る
ビデオプロセッサと、必要に応じて操作部に設けられ、
前記映像信号を描出する表示手段としてのLCD(液晶
ディスプレイ)を備えたことで、携帯に便利な内視鏡が
知られている。しかしながら、従来、このようなビデオ
プロセッサを備えた内視鏡では、日付や時刻及び任意の
文字を映像信号に重畳する機能等の付加機能を備えてい
なかった。そこで、ビデオプロセッサを備えた内視鏡に
おいて、日付や時刻及び任意の文字を映像信号に重畳す
る機能等の付加機能を備えた内視鏡について、図16及
び図17を参照して以下に説明する。
【0071】図16に示す内視鏡501は、体腔内或い
は管路内等に挿入する細長の挿入部502と、この挿入
部502の基端側に連設され、内視鏡501を把持し操
作するための操作部503と、この操作部503に設け
られた操作部スイッチ504と、前記操作部503から
延出するケーブルにより接続されたリモートコントロー
ラ505と、前記挿入部502先端に設けられ、被写体
像を結像するための対物光学系511と、前記挿入部5
02先端の前記対物光学系511の結像位置に受光面が
配置され、前記対物光学系511で結像した被写体像を
撮像するための撮像手段としてCCD512と、例えば
前記操作部503に設けられ、前記CCD512を駆動
制御し、前記CCD512で得られた撮像信号からモニ
タ表示可能な映像信号を得るビデオプロセッサ513
と、例えば前記操作部503に設けられ、前記ビデオプ
ロセッサ513で得られた映像信号を描出するLCDモ
ニタ514(LCDは液晶ディスプレイの略である)
と、例えば操作部503に着脱自在に装着され、前記ビ
デオプロセッサ513及びLCDモニタ514等の内視
鏡501各部へ電力を供給するバッテリ515と、例え
ば操作部503に着脱自在に装着され、前記ビデオプロ
セッサ513内の時計機能を維持するための電源を供給
する時計用リチウム電池516等の電池とを有して構成
されている。
【0072】前記ビデオプロセッサ513は、ビデオプ
ロセッサ513各部へ供給するシステムクロックを発振
するシステムクロック用水晶発振器521等の発振器
と、前記CCD512を駆動する駆動信号を発生するC
CD駆動回路522と、前記CCD512で得られた撮
像信号にCDS(相関二重サンプリング)処理及びAG
C(自動利得制御)処理を施して映像信号成分を抽出す
るCDS/AGC回路523と、このCDS/AGC回
路523で得られた映像信号をデジタル信号に変換する
A/D変換回路524と、このA/D変換回路524で
得られたデジタル信号からモニタ表示可能な例えばアナ
ログ映像信号であるコンポジット映像信号及びY/C分
離映像信号を得る映像信号処理用DSP525(DSP
はデジタル信号プロセッサの略である)と、前記映像信
号処理用DSP525等のビデオプロセッサ513各部
へ与える信号を同期的に発生する同期回路526と、前
記映像信号処理用DSP525と情報伝送しつつ、ビデ
オプロセッサ513各部を制御する制御マイクロプロセ
ッサ527と、この制御マイクロプロセッサ527が実
行するソフトウェアを格納するROM528と、前記制
御マイクロプロセッサ527に接続され、文字データを
画素データに変換するキャラクタジェネレータ529
と、前記時計用リチウム電池516から電源供給され、
前記制御マイクロプロセッサ530に日付や時刻の情報
を与える時計IC530と、前記映像信号処理用DSP
525の処理途中の映像信号と制御マイクロプロセッサ
527から与えられる画素データとを重畳して映像信号
を前記映像信号処理用DSP525へ戻すスーパインポ
ーズ回路531と、前記バッテリ515から供給される
電源ラインを前記制御マイクロプロセッサ527からの
制御に応じて開くことができる電源制御回路532を有
して構成されている。
【0073】図17に示すように、前記映像信号処理用
DSP525は、前記A/D変換回路524で得られた
映像信号の輝度信号成分に補正処理等を施す輝度信号補
正回路541a及び色信号成分に補正処理等を施す色信
号補正回路541bを有し映像信号を前記スーパインポ
ーズ回路531へ与える映像信号補正回路541と、前
記スーパインポーズ回路531から戻された映像信号を
デジタル変調してからD/A変換し、コンポジット映像
信号及びY/C分離映像信号を得るデジタルエンコーダ
542と、前記同期回路526から与えられる同期信号
に従い前記スーパインポーズ回路531に与える制御信
号を発生するSSG543(同期信号発生回路)と、前
記制御マイクロプロセッサ527と情報伝送するための
シリアルインタフェース544を有して構成されてい
る。
【0074】前記スーパインポーズ回路531は、前記
映像信号処理用DSP525から与えられる例えば16
ビットの「Y:U:V=4:2:2」形式の映像信号を
ラッチするラッチ回路551と、このラッチ回路551
から出力される例えば16ビットの映像信号を一時記憶
するフレームメモリ552と、前記制御マイクロプロセ
ッサ527から画素信号等が与えられ例えば24ビット
のRGB映像信号を発生するビデオディスプレイプロセ
ッサ553と、このビデオディスプレイプロセッサ55
3で得られた例えば24ビットのRGB映像信号に色差
変換処理を施し、例えば16ビットの「Y:U:V=
4:2:2」形式の映像信号を得る色差変換回路554
と、前記ビデオディスプレイプロセッサ553に制御さ
れ前記フレームメモリ552からの映像信号と前記色差
変換回路554からの映像信号とを重畳して映像信号を
前記映像信号処理用DSP525へ戻すデジタルセレク
タ555を有して構成されている。
【0075】次に、図16及び図17を参照して構成を
説明した内視鏡501の作用を述べる。CCD駆動回路
522からの駆動信号により駆動されたCCD512
は、被写体像に対応する撮像信号をCDS/AGC回路
523に与え、このCDS/AGC回路523は、与え
られた撮像信号から映像信号成分を抽出してA/D変換
回路524に与え、このA/D変換回路524は、与え
られた映像信号をデジタル信号に変換して映像信号処理
用DSP525に与える。この映像信号処理用DSP5
25では、与えられた映像信号に映像信号補正回路54
1が補正処理等を施し、例えば「Y:U:V=4:2:
2」形式の映像信号をスーパインポーズ回路531に与
える。このスーパインポーズ回路531では、与えられ
た映像信号が、ラッチ回路551で同期化され、フレー
ムメモリ552に一時記憶され、デジタルセレクタ55
5に与えられる。
【0076】一方、制御マイクロプロセッサ527は、
時計IC530から、日付や時刻の情報を得る。そし
て、制御マイクロプロセッサ527は、この日付や時刻
の情報を示す文字情報をキャラクタジェネレータ529
で画素情報に変換し、スーパインポーズ回路531のビ
デオディスプレイプロセッサ553に与える。このと
き、時計IC530の日付や時刻の修正は、操作部スイ
ッチ504或いはリモートコントローラ505からの操
作入力により行われる。また、制御マイクロプロセッサ
527は、操作部スイッチ504或いはリモートコント
ローラ505から任意の文字情報を得ることができる。
そして、制御マイクロプロセッサ527は、この任意の
文字情報をキャラクタジェネレータ529で画素情報に
変換し、ビデオディスプレイプロセッサに与える。日付
や時刻を示す文字及び任意の文字に対応した画素情報
は、ビデオディスプレイプロセッサ553により、例え
ばRGB形式の映像信号に変換され、このRGB形式の
映像信号は、色差変換回路554により、例えば「Y:
U:V=4:2:2」形式の映像信号に変換されてデジ
タルセレクタに与えられる。
【0077】すると、デジタルセレクタ555は、フレ
ームメモリ552からの映像信号に、色差変換回路55
4からの映像信号を重畳し、例えば「Y:U:V=4:
2:2」形式の映像信号を映像信号処理用DSP525
へ戻す。この重畳された映像信号は、DSP525のデ
ジタルエンコーダ542で、モニタ表示可能な例えばコ
ンポジット映像信号に変換されて出力される。また、こ
のコンポジット映像信号は、LCDモニタ514に与え
られ、このLCDモニタ514には、被写体像に日付や
時刻を示す文字及び任意の文字が重畳された画像が表示
される。
【0078】また、制御マイクロプロセッサ527は、
時計IC530から与えられる時刻が所定の時刻になる
と、電源制御回路532を制御し、これにより、バッテ
リ515から内視鏡501各部へ供給される電源が切断
される。
【0079】以上図16及び図17を参照して説明した
内視鏡501によれば、スーパインポーズ回路531、
制御マイクロプロセッサ527、時計IC530、操作
部スイッチ504、キャラクタジェネレータ529を内
視鏡501内に設けたことで、外部装置を設けなくても
日付や時刻の表示及び任意の文字の表示を被写体像に重
畳して表示することができる。また、映像信号処理用D
SP525の処理途中の映像信号に対して、日付や時刻
及び任意の文字を含む映像信号を重畳し、重畳した映像
信号を映像信号処理用DSP525へ戻すので、重畳し
た映像信号をモニタ表示可能な映像信号に変換するため
のプロセッサ等の回路を新たに設けなくてもよく、その
分部品数を削減でき、安価に構成できる。また、時計I
C530を設け、更に、制御マイクロプロセッサ527
の制御によりバッテリ515から供給する電源を切断で
きる電源制御回路532を設けたので、所定の時刻に自
動で電源を切断するように制御することができる。
【0080】また、時計IC530用の電源である時計
用リチウム電池516を設けたので、バッテリ515か
ら内視鏡501各部へ供給される電源が切断されている
間でも、時計IC530は時刻を常時更新することがで
きる。
【0081】[付記] (付記項1−1)内視鏡に内蔵された或いは着脱自在に
接続される撮像手段を駆動する第1の駆動信号を生成す
る手段と、前記撮像手段で得られた撮像信号に含まれる
第1の映像信号を得る映像信号抽出手段と、前記映像信
号抽出手段を駆動して前記映像信号抽出手段が前記撮像
信号から前記第1の映像信号を得る際のタイミングを制
御する第2の駆動信号を生成する手段と、前記第1の映
像信号からモニタ表示可能な第2の映像信号を得る回路
の少なくとも一部を格納した第1のプロセッサとを有す
る内視鏡装置において、前記第1のプロセッサに格納さ
れ前記第1の駆動信号及び前記第2の駆動信号に含まれ
る信号のうち少なくとも一部の信号を遅延させる遅延回
路を備えたことを特徴とする内視鏡装置。
【0082】(付記項1−2)付記項1−1に記載の内
視鏡装置であって、前記第1のプロセッサは、集積回路
で構成されたデジタル信号プロセッサである。
【0083】(付記項1−3)付記項1−1に記載の内
視鏡装置であって、前記遅延回路は、遅延時間が可変で
ある。
【0084】(付記項1−4)付記項1−3に記載の内
視鏡装置であって、前記遅延回路は、直列に接続された
多段のバッファ回路と、前記多段のバッファ回路の段数
を選択する回路とを備えた。
【0085】(付記項1−5)付記項1−3に記載の内
視鏡装置であって、前記遅延回路の遅延時間を設定する
第2のプロセッサを備えた。
【0086】(付記項1−6)付記項1−5に記載の内
視鏡装置であって、前記遅延時間を指定するためのスイ
ッチを備え、前記第2のプロセッサは、前記スイッチの
状態に応じて前記遅延時間を設定する。
【0087】(付記項1−7)付記項1−5に記載の内
視鏡装置であって、前記遅延時間を導出可能な情報を設
定するためのスイッチを備え、前記第2のプロセッサ
は、前記スイッチの状態に応じて前記遅延時間を設定す
る。
【0088】(付記項1−8)付記項1−7に記載の内
視鏡装置であって、前記遅延時間を導出可能な情報は、
前記内視鏡の挿入部の長さを示す情報を含む。
【0089】(付記項1−9)付記項1−7に記載の内
視鏡装置であって、前記遅延時間を導出可能な情報は、
前記内視鏡の種別を識別するための識別情報を含む。
【0090】(付記項1−10)付記項1−5に記載の
内視鏡装置であって、前記内視鏡は、前記遅延時間を示
す情報を前記第2のプロセッサへ与える情報通知手段を
備え、前記第2のプロセッサは、前記情報通知手段から
通知される情報に応じて前記遅延時間を設定する。
【0091】(付記項1−11)付記項1−5に記載の
内視鏡装置であって、前記内視鏡は、前記遅延時間を導
出可能な情報を前記第2のプロセッサへ与える情報通知
手段を備え、前記第2のプロセッサは、前記情報通知手
段から通知される情報に応じて前記遅延時間を設定す
る。
【0092】(付記項1−12)付記項1−11に記載
の内視鏡装置であって、前記遅延時間を導出可能な情報
は、前記内視鏡の挿入部の長さを示す情報を含む。
【0093】(付記項1−13)付記項1−11に記載
の内視鏡装置であって、前記遅延時間を導出可能な情報
は、前記内視鏡の種別を識別するための識別情報を含
む。
【0094】(付記項2−1)被写体像を撮像する撮像
手段と、前記撮像手段で得た撮像信号からデジタル映像
信号を得る手段と、前記デジタル映像信号からモニタ表
示可能なアナログ映像信号を得る映像信号処理回路の少
なくとも一部を格納した第1のプロセッサとを有する内
視鏡装置において、1水平期間信号を保持するための複
数のラインメモリと、前記ラインメモリへのデータ取り
込みタイミングを遅延させずに取り込む場合と所定時間
遅延させて取り込む場合とを切り替えて使用できるライ
ンメモリ制御手段とを備え、前記撮像手段からの撮像信
号を伝送する信号ケーブルによる電気的な遅延が前記撮
像手段の1画素走査期間を基準に奇数画素分遅延した場
合は、前記ラインメモリ制御手段により所定時間遅延さ
せて前記ラインメモリへ前記撮像手段からのデジタル映
像信号を取り込んで信号処理することを特徴とする電子
内視鏡装置。 (付記項2−2)付記項2−1に記載の内視鏡装置であ
って、前記ラインメモリ制御手段の設定は、前記第1の
プロセッサの外部に設けた第2のプロセッサによって設
定する。
【0095】(付記項2−3)付記項2−1に記載の内
視鏡装置であって、前記ラインメモリ制御手段の設定
は、前記第1のプロセッサの外部に設けた第2のプロセ
ッサ及びこの第2のプロセッサに入力される内視鏡の挿
入部長を示す識別信号によって設定する。
【0096】(付記項3−1)被写体像を撮像するため
の撮像手段と、前記被写体像を駆動する駆動信号を生成
する駆動信号生成手段と、前記撮像手段で得られた撮像
信号から映像信号を抽出する手段と、各部を制御する主
たる制御手段を格納した第1のプロセッサと、前記映像
信号に映像信号処理を施す回路の少なくとも一部を格納
した第2のプロセッサと、前記第1のプロセッサに格納
され前記撮像手段の動作モードを制御する動作モード制
御手段と、前記動作モード制御手段からの制御に応じ
て、前記撮像手段に与える駆動信号のタイミングを変更
可能な駆動信号タイミング変更手段と、前記映像信号処
理の途中において少なくとも映像信号を一時記憶するメ
モリと、前記第2のプロセッサに格納され、前記動作モ
ード制御手段からの制御に応じて、前記メモリの動作を
制御する制御信号を生成するメモリ制御信号生成手段と
を備えたことを特徴とする内視鏡装置。
【0097】(付記項3−2)付記項3−1に記載の内
視鏡装置であって、前記駆動信号タイミング変更手段
は、前記撮像手段の電子シャッタ機能を駆動するシャッ
タ駆動信号の発生期間を変更可能である。
【0098】(付記項3−3)付記項3−1に記載の内
視鏡装置であって、前記メモリは、前記第1の制御手段
からの制御に応じて前記映像信号に含まれる各フレーム
の信号に対して演算処理を施す手段を備えた。
【0099】(付記項3−3)付記項3−1に記載の内
視鏡装置であって、前記メモリは、前記第1の制御手段
からの制御に応じて前記映像信号に含まれる各フレーム
の信号を合成する手段を備えた。
【0100】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
部品数を削減することで、安価な構成でケーブル長補正
を行うことができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1及び図2は本発明の第1の実施の形態に係
り、図1は内視鏡装置の全体構成を示すブロック図
【図2】遅延回路の構成を示すブロック図
【図3】第1の実施の形態の変形例に係り、内視鏡装置
の全体構成を示すブロック図
【図4】図4ないし図9は簡易な構成で色ずれを補正す
る内視鏡装置の説明に参照し、図4は内視鏡装置の全体
構成を示すブロック図
【図5】色分離回路の構成を示すブロック図
【図6】CCDの画素とフィールドとの色の対応を示す
説明図
【図7】ラインメモリのデータ記憶タイミングを示すタ
イムチャート
【図8】ラインメモリのデータ内容と減算器の出力との
関係を示す説明図で、(A)はケーブル遅延が無い場合
の動作を示す説明図で、(B)は1画素分のケーブル遅
延が生じた場合の動作を示す説明図
【図9】ラインメモリアドレス開始タイミングを示す説
明図
【図10】図10ないし図14は安価な構成で映像信号
処理機能に特殊効果機能を追加した内視鏡の説明に参照
し、図10は全体構成を示すブロック図
【図11】長時間露光機能に関わる機能を抜粋した内視
鏡の機能構成を示すブロック図
【図12】長時間露光機能の動作を示すタイムチャート
【図13】ダイナミックレンジ拡大機能の動作を示すタ
イムチャート
【図14】ダイナミックレンジ拡大機能で使用する補正
係数の特性の一例を示す説明図
【図15】図10ないし図14を使用して説明する内視
鏡の従来技術の説明に使用し、内視鏡装置の構成を示す
ブロック図
【図16】図16及び図17は日付や時刻及び任意の文
字を映像信号に重畳する機能等の付加機能を有する内視
鏡の説明に参照し、図16は内視鏡の全体構成を示すブ
ロック図
【図17】スーパインポーズ回路及び映像信号処理用D
SPの詳細構成を示すブロック図
【符号の説明】
1…内視鏡装置 2…内視鏡 3…ビデオプロセッサ 11…挿入部 13…信号ケーブル 16…CCD 21…映像信号処理用DSP 24…CDS回路 25…A/D変換回路 26…制御マイクロプロセッサ 27…ROM 28…設定スイッチ 31…CCD駆動回路 32…SSG 33…遅延回路 34…映像信号処理回路 35…デジタルエンコーダ 51…識別信号発生回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H040 BA00 GA01 GA02 GA11 4C061 AA00 BB02 CC06 DD00 FF45 JJ19 LL02 LL03 MM05 NN03 NN05 PP19 SS03 SS11 SS30 TT12 UU03 UU09 5C054 AA01 CC07 EB02 HA12

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内視鏡に内蔵された或いは着脱自在に接
    続される撮像手段を駆動する第1の駆動信号を生成する
    手段と、 前記撮像手段で得られた撮像信号に含まれる第1の映像
    信号を得る映像信号抽出手段と、 前記映像信号抽出手段を駆動して前記映像信号抽出手段
    が前記撮像信号から前記第1の映像信号を得る際のタイ
    ミングを制御する第2の駆動信号を生成する手段と、 前記第1の映像信号からモニタ表示可能な第2の映像信
    号を得る回路の少なくとも一部を格納した第1のプロセ
    ッサとを有する内視鏡装置において、 前記第1のプロセッサに格納され前記第1の駆動信号及
    び前記第2の駆動信号に含まれる信号のうち少なくとも
    一部の信号を遅延させる遅延回路を備えたことを特徴と
    する内視鏡装置。
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