JP2723272B2 - 電子内視鏡装置 - Google Patents

電子内視鏡装置

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JP2723272B2
JP2723272B2 JP1003350A JP335089A JP2723272B2 JP 2723272 B2 JP2723272 B2 JP 2723272B2 JP 1003350 A JP1003350 A JP 1003350A JP 335089 A JP335089 A JP 335089A JP 2723272 B2 JP2723272 B2 JP 2723272B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はアイソレーション手段を有する電子内視鏡装
置に関する。
[従来の技術と発明が解決しようとする課題] 近年、体腔内に細長の挿入部を挿入することによって
体腔内臓器等を観察したり、必要に応じて処理具チャン
ネル内に挿通した処置具を用いて各種治療処理のできる
内視鏡が広く用いられている。また、挿入部先端部に撮
像手段として電荷結合素子等の固体撮像素子(以下、CC
Dと略記す。)を設け、画像情報を光電変換された電気
信号として取り出す方式の電子内視鏡も種々提案されて
いる。
上記の電子内視鏡では、その先端部に電気回路を有す
るために感電防止対策として二次回路(AC入力)と完全
に絶縁(アイソレーション)された、いわゆる患者回路
を構成し、この患者回路の一部として前記CCDや、CCDの
駆動回路やCCD出力のプリプロセス回路を構成してい
る。この患者回路と二次回路との絶縁は絶縁耐圧が4kV
以上のトランスあるいはフォトカップラ等によって実現
されるのが一般的である。このアイソレーション回路を
有する内視鏡装置として本出願人による特願昭62−4357
8号が提案されている。
上記のようなアイソレーション回路を有する電子内視
鏡装置の構成を第10図及び第11図に示す。
第10図において、図示しない光源装置から出力された
照明光は電子スコープ1内を挿通されたライトガイド2
より先端部3に導かれ、配光レンズ系4を介して被写体
5に照射される。この照明光による被写体5像は結像光
学系6によりCCD7に結像される。このCCD7によって光電
変換された信号は信号伝送ケーブル8を通して映像信号
処理回路9を構成するプリプロセス回路10へ送出され、
このプリプロセス回路10によって前処理されてアイソレ
ーション回路11によって患者回路と二次回路とが絶縁さ
れてポストプロセス回路12によって所定の処理をされ、
例えばNTSCあるいはRGBの3原色信号等のビデオ信号と
して出力され、カラーモニタ13等によって映像として表
示される。
ここで、プリプロセス回路10の構成を第11図に示す。
CCD7の出力は増幅器14によってケーブル伝送における
減衰やマッチングのための減衰分を補うために増幅さ
れ、相関二重サンプリング等のノイズ低減回路15によっ
てCCD7の出力に含まれるノイズを低減し、輝度色再生回
路16によって輝度信号Yと色差信号R−Y,B−Yとが発
生される。これらの輝度信号Y及び色差信号R−Y,B−
Yはアイソレーション回路11に入力されて患者回路より
二次回路へと送られる。
ところで、上記従来例においては、輝度信号Y及び色
差信号R−Y,B−Yをアイソレーション回路に通すため
3系統の伝送線が必要となるが、アイソレーション回路
11は高周波の信号を安定に通す必要があり、高価なもの
であるために3系統に各々設けるとコストアップとな
る。従って、コスト低減するためには伝送線を少なくす
る必要がある。
また、輝度色再生回路16の前段にアイソレーションを
行う場合も考えられるが、ここでアイソレーションを行
うと患者回路と二次回路との間で高周波なCCD7の駆動パ
ルスや色復調用パルスや相関二重サンプリング用パルス
をアイソレーション回路を経て伝送しなければならな
い。しかし、アイソレーション回路として使用されるト
ランスでは高周波成分が減衰するために確実なサンプリ
ングができない。ここで色復調用パルスの位相がずれる
と、色信号レベルが減少し、相関二重サンプリング用パ
ルスの位相がずれると映像信号のS/Nが劣化する。従っ
て、上記の理由により高周波パルスをアイソレーション
回路に通した場合、その遅延特性のばらつき、温度変化
により画質劣化の可能性がある。
なお、本出願人の提案する特願昭61−144515号によっ
て第1及び第2の色差信号を交互に抽出する色差信号出
力手段が開示されている。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、信号
線及び部品数の削減ができ、低コストで画質の劣化のな
い電子内視鏡装置を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 本発明による電子内視鏡装置は、撮像面にカラーフィ
ルタアレイが設けられた撮像手段を患者回路の一部に有
し、該患者回路とアイソレーション処理された2次回路
の一部に前記撮像手段の出力信号を処理する映像信号処
理手段を有する電子内視鏡装置において、 前記患者回路の一部に、 前記撮像手段の出力信号をガンマ補正するガンマ補正
回路と、 前記ガンマ補正回路の出力信号に基づき、順次化され
た色信号を生成する色信号生成手段と、 前記撮像手段の出力信号から色信号成分が除去された
信号を生成する手段と、 前記色信号成分が除去された信号に基づき、前記色信
号生成手段の出力する順次化された色信号の信号レベル
を制御する高輝度着色防止手段と、 前記高輝度着色防止手段から出力される順次化された
色信号をアイソレーション処理して前記2次回路に設け
られた前記映像信号処理手段へ出力するアイソレーショ
ン処理手段と、 を具備したことを特徴とする。
[作用] 本発明では、撮像手段の出力信号は色信号生成手段に
よって順次化された色信号とされる。この色信号はアイ
ソレーション手段によってアイソレーション処理された
後に映像信号処理手段に伝送される。
[実施例] 以下、本発明の実施例を図面を参照して具体的に説明
する。
第1図ないし第3図は本発明の第1実施例であり、第
1図は電子内視鏡装置の構成を説明するブロック図、第
2図はカラーフィルタアレイの構成の説明図、第3図は
電子内視鏡装置の全体の構成図である。
なお、本実施例における符号は前記従来例と同様の働
きをするものについては同一符号とする。
第1図及び第3図に示すように本実施例の電子内視鏡
装置21は電子スコープ1と、電子スコープ1が接続さ
れ、信号処理を行うカメラコントロールユニット(以
下、CCUと略記す。)22と、前記電子スコープ1に照明
光を供給する光源装置23と、前記CCU22から出力される
映像信号を表示するカラーモニタ13とからなる。
前記電子スコープ1は細長の挿入部24と、この挿入部
24の後端側に連設された太径の操作部17と、この操作部
17の側部から延設されたライトガイド及び信号用ケーブ
ル18とを備えている。
前記挿入部24の先端側には硬性の先端部3が設けら
れ、この先端部3に隣接する後方側に湾曲可能な湾曲部
19が設けられている。更に、この湾曲部19の後方には、
可撓性の軟性部20が連設されている。前記湾曲部19は、
前記操作部17に設けられた湾曲操作ノブ25を操作するこ
とにより上下/左右方向に湾曲できるようになってい
る。
前記ライトガイド及び信号用ケーブル18の後端には、
ライトガイド及び信号用コネクタ46が設けられており、
光源装置23とCCU22とに同時に接続されるようになって
いる。この光源装置23とCCU22とは両端にコネクタ47が
設けられた信号ケーブル48によって接続されている。更
に、CCU22は信号ケーブル49によって前記カラーモニタ1
3に接続されている。
前記電子スコープ1は体腔内に挿入し易いように細長
の挿入部24が形成され、この挿入部24の先端側には結像
光学系6が設けられている。この結像光学系6の結像位
置には、撮像手段としてのCCD7が設けられている。この
CCD7の撮像面には第2図に示すような黄色(Ye;RとGを
透過する。)、マゼンダ(Mg;RとBを透過する。)、シ
アン(Cy;BとGとを透過する。)の補色系のカラーフィ
ルタアレイ26が貼設されている。
また、上記挿入部24内には照明光を伝送するファイバ
バンドルによって形成されたライトガイド2が挿通され
ており、このライトガイド2は光源装置23から供給され
る照明光を伝送して、出射端面から出射し、配光レンズ
系4によって被写体5を照射するようになっている。
上記ライトガイド2の手元側端面に照明光を供給する
前記光源装置23は、光源ランプ27と、この光源ランプ27
の照明光をライトガイド2の端面に集光照射する集光レ
ンズ28とからなっている。
照明光によって照明された被写体5像はカラーフィル
タアレイ26によって色分離されて結像光学系6によって
CCD7の撮像面に結像する。CCD7の撮像面に結像した被写
体5像は光電変換されて、駆動パルス発生器29からの駆
動パルスを印加されることによって電気信号として読み
出される。なお、駆動パルス発生器29はパルス発生器31
からのパルス信号を受けて駆動パルスを発生するように
なっている。この読み出された映像情報を含む電気信号
は挿入部24内を挿通される信号伝送ケーブル8によって
CCU2内の例えば相関二重サンプリング回路等のノイズ低
減回路15に入力される。ノイズ低減回路15はパルス発生
器31より出力されるサンプリングパルスによってダブル
サンプリングを行いS/Nを改善した信号にする。この信
号は分岐されて、一方はγ補正回路32によって最適なγ
値に設定されて色信号再生手段としての輝度色分離回路
33に入力される。この入力する信号はカラーフィルタ26
を有するCCD7の出力の場合、輝度信号Yに色信号が多重
化された信号形態となっている。輝度色分離回路33内で
はローパスフィルタ(以下、LPFと略記す。)34によっ
て適度信号Yが分離されて出力される。また、輝度色分
離回路33に入力された信号は同時にバンドパスフィルタ
(以下、BPFと略記す。)36によって色成分が分離され
検波器37に入力され、パルス発生器31より出力される色
復調パルスによって復調される。
前記検波器37より出力される色信号はカラーフィルタ
アレイ26が第2図のような配列の場合には、R−Y,B−
Yといった色差信号が1水平線周期毎に順次化された信
号と等価な信号となる。すなわち、第2図において、読
出しは1ラインに対して2行同時に読出しを行い、奇数
フィールドでは第2図のn及びn+1行は同時に読み出
され上下の画素情報は混合されて出力され、偶数フィー
ルドでは第2図のn+1及びn+2行は同時に読み出さ
れ上下画素は混合されて出力される。奇数フィールドで
説明を行うとn及びn+1行を混合したラインでは各画
素を加え合せた信号、つまり、 Mg+Cy+G+Ye =R+B+B+G+G+G+G =2R+3G+2B は等価的に輝度信号Yとなり、隣り合った画素同志を引
算した信号、つまり (Mg+Cy)−(G+Ye) =(R+B+B+G)−(G+R+G) =2B−G は等価的に色差信号B−Yとなる。
また、n+2及びn+3行を混合したラインでは各画
素を加え合せた信号は、 Mg+Cy+G+Ye =R+B+B+G+G+G+G =2R+3G+2B となり、上記n及びn+1行と混合したラインと同様に
等価的に輝度信号Yとなり、隣り合った画素同志を引算
して信号、つまり (Mg+Ye)−(G+Cy) =(R+B+R+G)−(G+B+G) =2R−G は等価的に色差信号R−Yとなる。
なお、輝度色分離回路33はサンプリング回路を用いた
ものでもよい。
輝度色分離回路33より出力された色差信号R−Y,B−
Yはホワイトバランス回路38で順次化した状態で各々ホ
ワイトバランス調整が行なわれる。このホワイトバラン
ス回路38から出力された色差信号R−Y,B−Yは高輝度
着色防止回路39に送出される。この高輝度着色防止回路
39は、CCD7にカラーフィルタアレイ26が貼設されてお
り、各色に対する画素の飽和する輝度レベルが異なるた
めホワイトバランスが崩れて色付きが生じないようにす
るためにγ補正されていないノイズ低減回路15の出力信
号よりLPF41で色信号成分を除き、その色信号成分が除
かれた信号によって、レベルが大きくなり、色差信号の
ホワイトバランスが崩れてきた部分の色差信号レベルを
減衰させる。この高輝度着色防止回路39から出力された
順次化色差信号R−Y/B−Yは例えばトランス等のアイ
ソレーション回路11aに入力され、患者回路から二次回
路へと伝送され映像信号処理手段としてのポストプロセ
ス回路12に入力される。また、LPF34で分離された輝度
信号Yはアイソレーショ回路11bに入力された後にポス
トプロセス回路12に入力されて、順次化色差信号R−Y,
B−Yと共に所定の信号処理が行なわれる。アイソレー
ション回路11a,11bはこれより前段の患者回路と、後段
の二次回路側とを絶縁するようになっている。
一方患者回路側のパルス発生器31より二次回路用タイ
ミングパルスが発生し、これもパルスアイソレーション
回路42により二次回路側に送出され、二次回路側のパル
ス発生器43へ入力され、患者回路側と二次回路側の各種
タイミングパルスの同期をとる。
前記ポストプロセス回路12に入力された順次化色差信
号R−Y/B−Yはパルス発生器43からのタイミングパル
スによって図示しない同時化回路で同時化されて輝度信
号Yと共に各種の信号処理が施され例えばNTSCあるいは
RGBの3原色信号等のビデオ信号に変換されて、カラー
モニタ13に出力され、カラーモニタ13は被写体5像を表
示する。
上記実施例では色差信号R−Y,B−Yを順次化してア
イソレーション回路11aに入力しているために、色差信
号R−Y,B−Yを別個に入力する場合に比べ、アイソレ
ーション回路を1つ削減することができ、且つ、信号線
を減少させることができる。
第4図ないし第6図は本発明の第2実施例に係り、第
4図は電子内視鏡装置の構成を説明するブロック図、第
5図は動作を説明するタイミングチャート図、第6図は
モニタの表示画像の説明図である。
本実施例では、順次化手段によって色差信号と輝度信
号とを順次化し、アイソレーション回路11を1つとした
ものである。
本実施例は高輝度着色防止回路39から前段の構成は第
1実施例と同様であり、説明を省略する。
第4図において、高輝度着色防止回路39から出力され
た順次化色差信号R−Y/B−Yは順次化手段53に入力さ
れる。
ここで、電子内視鏡において固体撮像素子は小型であ
り、また1画面上に様々なデータを表示するために内視
鏡像を表示する表示画像54は第6図に示すようにカラー
モニタ13の表示画面56の一部となっている。例えば、輝
度色分離回路33の出力する輝度信号Y及び高輝度着色防
止回路39の出力する順次化色差信号R−Y/B−YはHレ
ートで示すと例えば第5図(a),(b)に示すような
る。この画像出力期間は通常1H期間よりブランキング期
間を除いた期間の約60%程度となっている。
第4図に戻って、高輝度着色防止回路39の出力する順
次化色差信号R−Y/B−YはA/D変換器57によってデジタ
ル信号に変換される。このデジタル信号に変換された色
差信号R−Y/B−Yは入力したデータを任意のタイミン
グで読み出すことができるFIFO(ファースト・イン・フ
ァースト・アウト)メモリ58に入力される。このFIFOメ
モリ58の入出力タイミングを第5図(c),(d),
(e)に示す。同図(c)はFIFOメモリ58の書込みパル
スのタイミング、同図(d)はこのFIFOメモリ58の読み
出しパルスのタイミング、同図(e)はFIFOメモリ58の
出力する色差信号を示す。デジタル化された色差信号R
−Y/B−Yは書込みパルスにより時間的に順にFIFOメモ
リ58に入力される。そして、画像出力期間の終了した時
点で読み出しパルスにより書込みの2倍の速度で読み出
す。読み出されたFIFOメモリ58の出力信号は同図(e)
に示す波形のデジタル信号となる。この信号をD/A変換
器59によってアナログ信号に戻して加算器61によって前
記輝度信号Yと加算すると同図(f)に示すように輝度
信号の画像出力期間以外の無信号期間に色差信号R−Y/
B−Yが挿入された波形となる。
なお、前記順次化手段53はA/D変換器57とFIFOメモリ5
8とD/A変換器59と加算器61とから構成されている。
加算された輝度・色差同時化信号は例えばトランス等
のアイソレーション回路11に入力されるようになってお
り、このアイソレーション回路11より前段の患者回路と
後段の二次回路とを絶縁するようになっている。
ここで、色差信号R−Y/B−Yは書込みの2倍の速度
で読み出されているためA/D変換する前の色差信号の帯
域の2倍の帯域となっている。しかしながら色差信号R
−Y/B−Yの帯域は0.5MHz〜1MHzと輝度信号帯域の1/4程
度なので加算器61の出力は輝度信号帯域以下となり、ア
イソレーション回路11は二次回路側に信号を伝送でき
る。
二次回路側では輝度・色差順次化信号を分岐して、一
方を1Hディレーライン63によって1H遅延させ、他方を再
びA/D変換器64によってデジタル化する。デジタル化さ
れた信号はFIFOメモリ66に入力されるようになってお
り、このFIFOメモリ66では第5図(h)のタイミングで
色差信号のみが書込まれ、1Hディレーライン63の輝度信
号のタイミングで書込みの1/2の速度で同図(i)のよ
うに読み出される。このFIFOメモリ66の出力信号はD/A
変換器67でアナログ化され、1Hディレーライン63の出力
信号と共にマスキング回路68に入力される。マスキング
回路68では1Hディレーライン63からの信号に含まれる色
差成分を除き、有効画像部分以外のマスクを行なう。マ
スキング回路68から信号はポストプロセス回路12に入力
されるが、この信号は患者回路における輝度色分離回路
33の出力である輝度信号Y及び高輝度着色防止回路39の
出力である色差信号R−Y/B−Yと等価な信号となる。
一方、患者回路側のパルス発生器31より二次回路用タ
イミングパルスが発生し、これもパルスアイソレーショ
ン回路42により二次回路側に送出され、二次回路側のパ
ルス発生器43へ入力され、患者回路側と同期が取られた
タイミングパルスがA/D変換器64とFIFOメモリ66とD/A変
換器67とマスキング回路68とポストプロセス回路12とに
入力されるようになっている。
前記ポストプロセス回路12に入力されたデータはパル
ス発生器43からのタイミングパルスによって図示しない
同期化回路で同時化されて輝度信号Yと共に各種の信号
処理が行なわれて、例えばNTSCあるいはRGBの3原色信
号等のビデオ信号に変換されて、カラーモニタ13に出力
され、カラーモニタ13は被写体5の像を表示する。
上記実施例では色差信号R−Y,B−Yを輝度信号Yの
画像出力期間以外の無信号期間に挿入しているために、
信号を伝送する伝送路を1本とすることができ、更に、
1本としたことによって、輝度信号及び色差信号用の信
号アイソレーション回路を1個とすることができる。
第7図は第2実施例の変形例を示すブロック図であ
る。
本変形例は二次回路側に映像信号を記録する画像メモ
リが設けられたものである。
同図において、アイソレーション回路11より前段は第
2実施例と同様である。アイソレーション回路11によっ
て伝送された輝度・色差同時化信号はA/D変換器73によ
ってデジタル信号に変換される。このデジタル信号は画
像メモリ74に入力されて記憶される。この場合、画像信
号は第5図(f)に示すように1H期間内に輝度信号及び
色差信号が存在するために通常輝度信号あるいは色差信
号を記憶するフレームメモリあるいはフィールドメモリ
1つと同じ動作を行なって輝度信号及び色差信号を記憶
することができる。したがって通常輝度系、色差系と2
系統必要なメモリを1系統にすることができ、また、メ
モリ駆動も1系統のみであるために回路が単純化され
る。この画像メモリ74から読み出された信号は時間合せ
回路76によってデジタル的に前記第2実施例と同様な輝
度信号と色差信号との時間合せ処理を行い、D/A変換器7
7,78によってアナログ信号に変換されポストプロセス回
路12に入力し、所定の処理を行なわれて出力される。こ
の場合、第5図(j)のように画像メモリ74のダイナミ
ックレンジの関係により色差信号に例えば加算器61にお
いてセットアップを加えて、これを記憶するようにして
もよい。
第8図及び第9図は本発明の第3実施例に係り、第8
図は内視鏡装置のブロック図、第9図は動作を説明する
タイミングチャート図である。
本実施例はCCD7の出力画像信号期間が1H期間よりブラ
ンキング期間を除いた期間の50%以下の場合のものであ
る。
本実施例において高輝度着色防止回路39より前段の構
成は第2実施例と同様であり、同一の働きをするものに
付いては同一符号を付して説明を省略する。
第9図(b)に示される高輝度着色防止回路39を出力
する色差信号R−Y/B−Yは1/2Hディレーライン81に入
力され同図(c)のように1/2H遅延される。この遅延さ
れた色差信号R−Y/B−Yは加算器61によって輝度色分
離回路33から出力された同図(a)の輝度信号Yと加算
され同図(d)に示す輝度・色差順次信号となってアイ
ソレーション回路11に入力され、二次回路側に伝送され
る。
なお、本実施例では順次化手段53は1/2Hディレーライ
ン81と加算器61とによって構成されている。
二次回路側では第9図(d)に示すような輝度・色差
順次信号は1Hディレーライン82と1/2Hディレーライン83
とに入力される。1Hディレーライン82の出力は輝度信号
が正規のタイミングとなり1/2Hディレーライン83の出力
は色差信号が正規のタイミングとなる。これらの信号は
マスキング回路68によって不要部がマスクされ、ポスト
プロセス回路12に入力され所定の処理を行なわれて出力
される。
以上のように構成することによって容易に輝度信号と
色差信号が順次化できアイソレーション回路、記憶回路
の簡素化が実現できる。
本実施例ではCCD7の出力画像信号期間が1H期間よりブ
ランキング期間を除いた期間の50%以下であるために第
2実施例のように色差信号を圧縮する必要がなく、安価
な1/2Hディレーライン81を使用することができる。した
がって、コストを更に低減させることができる。
なお、上記各実施例は単にアイソレーション回路、内
部記録回路として説明したが、他の伝送、記憶、保存方
式にも容易に応用できる。
また、本実施例では、第2図に示すようなフィルタ配
列のカラーフィルタアレイを有するCCDの場合を説明し
たが、MOS形撮像素子のようなX−Yアドレス方式の固
体撮像素子を用いてもよい。その場合は、各画素出力は
独立にベースバンドで得られるために輝度色分離回路は
各色時間を合せを行った後に各色の演算を行うマトリッ
クス回路となる。この場合も輝度色分離回路出力は輝度
信号と順次色差信号となり、後の処理方式は本実施例と
同様なものとなる。
更に、カラーフィルタアレイのフィルタ配置は第2図
に限定されることなく、色信号が順次化信号として出力
されるものであれば、どのフィルタ配置を有するカラー
フィルタアレイでも良い。
[発明の効果] 以上説明したように本発明によれば、患者回路内にお
いて、色差信号を順次化してアイソレーション回路に入
力することにより回路が簡単になり、信号線及び部品数
の削減ができ、色復調も確実にできるため、低コストで
画質の向上を計ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図は本発明の第1実施例であり、第1
図は電子内視鏡装置の構成を説明するブロック図、第2
図はカラーフィルタアレイの構成の説明図、第3図は電
子内視鏡装置の全体の構成図、第4図ないし第6図は本
発明の第2実施例に係り、第4図は電子内視鏡装置の構
成を説明するブロック図、第5図は動作を説明するタイ
ミングチャート図、第6図はモニタの表示画像の説明
図、第7図は第2実施例の変形例を示すブロック図、第
8図及び第9図は本発明の第3実施例に係り、第8図は
内視鏡装置のブロック図、第9図は動作を説明するタイ
ミングチャート図、第10図及び第11図は電子内視鏡装置
の従来例に係り、第10図は電子内視鏡装置の構成を説明
するブロック図、第11図はプリプロセス回路の構成を説
明するブロック図である。 1…電子スコープ 7…固体撮像素子 11a,11b…アイソレーション回路 12…ポストプロセス回路 21…電子内視鏡装置 22…カメラコントロールユニット 23…光源装置 33…輝度色分離回路

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】撮像面にカラーフィルタアレイが設けられ
    た撮像手段を患者回路の一部に有し、該患者回路とアイ
    ソレーション処理された2次回路の一部に前記撮像手段
    の出力信号を処理する映像信号処理手段を有する電子内
    視鏡装置において、 前記患者回路の一部に、 前記撮像手段の出力信号をガンマ補正するガンマ補正回
    路と、 前記ガンマ補正回路の出力信号に基づき、順次化された
    色信号を生成する色信号生成手段と、 前記撮像手段の出力信号から色信号成分が除去された信
    号を生成する手段と、 前記色信号成分が除去された信号に基づき、前記色信号
    生成手段の出力する順次化された色信号の信号レベルを
    制御する高輝度着色防止手段と、 前記高輝度着色防止手段から出力される順次化された色
    信号をアイソレーション処理して前記2次回路に設けら
    れた前記映像信号処理手段へ出力するアイソレーション
    処理手段と、 を具備したことを特徴とする電子内視鏡装置。
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