JP3820156B2 - 内視鏡システム - Google Patents

内視鏡システム Download PDF

Info

Publication number
JP3820156B2
JP3820156B2 JP2002007777A JP2002007777A JP3820156B2 JP 3820156 B2 JP3820156 B2 JP 3820156B2 JP 2002007777 A JP2002007777 A JP 2002007777A JP 2002007777 A JP2002007777 A JP 2002007777A JP 3820156 B2 JP3820156 B2 JP 3820156B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
endoscope
light source
light
video signal
connector
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2002007777A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2003204935A (ja
Inventor
正宏 工藤
賢 須藤
和則 瀬川
邦彰 上
真司 山下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Corp filed Critical Olympus Corp
Priority to JP2002007777A priority Critical patent/JP3820156B2/ja
Publication of JP2003204935A publication Critical patent/JP2003204935A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3820156B2 publication Critical patent/JP3820156B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Instruments For Viewing The Inside Of Hollow Bodies (AREA)
  • Endoscopes (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、内視鏡システム、詳しくは、被写体を撮像する撮像装置を内蔵、または外付けで設けた内視鏡と、この内視鏡に照明光を供給する光源機能と前記撮像装置からの撮像信号を信号処理する映像信号処理機能とを併設してなる制御装置とからなる内視鏡システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年においては、体腔内臓器の観察および必要に応じて処置を行うことのできる医療用内視鏡やエンジン、ボイラー内に挿入されて内部の亀裂やひび割れの観察等ができる工業用内視鏡が広く普及しており、これらの内視鏡として、特に最近は、挿入部の先端部に固体撮像素子を備え、ライトガイドによって照明された患部を撮像して、その画像をモニタに表示する、所謂、電子内視鏡装置が数多く使用されている。
【0003】
また、体腔内に挿入され画像を体外に伝達する光学系を有する硬性鏡と、固体撮像素子を備えた医用テレビカメラ(以下、TVカメラと記す)とを組み合わせ、TVカメラで捉えた体腔内画像をモニタに表示し、その画像を観察しながら体腔内に挿入した処置具によって処理を行う内視鏡外科手術も広く行われるようになってきている。
【0004】
そこで、このような状況下において、セットアップの容易化と省スペース化を狙って、従来はそれぞれ別体になっている電子内視鏡や医用TVカメラのコントロールユニットと、体腔内に照明光を伝達する光源装置を一体化するようにしたものが、特開平6−154162号公報に開示されている。
【0005】
この特開平6−154162号公報に開示されている発明は、映像信号処理機能と光源機能とを併せ持った一体型コントロールユニットと、内視鏡から延出し、映像信号の伝送および照明光の伝送を行う伝送ケーブルの端部に設けられた1個のコネクタを有する内視鏡とで構成され、内視鏡を前記1個のコネクタで一体型コントローラに接続するようにしたものである。
【0006】
このように構成すると、内視鏡とコントロールユニットとの接続は、コネクタ一箇所のみであり、従来のようにそれぞれ別体に構成されているカメラのコントロールユニットと光源装置に対して内視鏡を別々のケーブルで接続する必要がなく、スムーズなセッティングが行えるというメリットがある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、このように構成した前記特開平6−154162号公報に開示されている発明では、セッティングが容易な反面、内視鏡は一体型コントロールユニットからのみ照明光の供給を受けるようになっているので、従来からある光源装置と組み合わせて使用することができず、汎用性に欠けるという問題があった。
【0008】
そこで、本発明の目的は、従来からある汎用の光源装置と組み合わせて使用することができると共に、コンパクトな構成でセットアップも簡単にできる、一体型コントロールユニットを有する内視鏡システムを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段および作用】
前述した目的を達成するために、本発明による内視鏡システムは、被写体を撮像する撮像装置を内蔵、または外付けで設けた内視鏡と、この内視鏡に接続され、内視鏡に照明光を供給する光源機能と内視鏡の前記撮像装置からの撮像信号を信号処理する映像信号処理機能とを併設してなる制御装置と、からなる内視鏡システムにおいて、
前記内視鎖に外部光源装置からの照明光を供給可能とするための外部光源接続手段を設けたことを特徴としたものである。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、図示の例によって説明する。
図1〜図4は、本発明の第1実施の形態を示した内視鏡システムの構成図である。
【0011】
図1に示す内視鏡システム1は、電子内視鏡2と一体型コントロールユニット3で構成されている。前記電子内視鏡2は、挿入部の先端部に配設された、被写体を撮像するための固体撮像装置である、例えばCCD4と、挿入部内に挿通され被写体に照明光を伝送する光ファイバー束からなるライトガイド5とを備えており、前記一体型コントロールユニット3は、電子内視鏡2に接続され、前記CCD4の出力信号を処理してNTSCやPAL等の標準的な映像信号を生成する映像信号処理機能と、内視鏡に照明光を供給する光源機能とを併設してなる制御装置で構成されている。
【0012】
前記電子内視鏡2からは、内部に、前記ライトガイドおよび前記固体撮像装置からの撮像信号の伝送線を有する伝送ケーブルが延出しており、この伝送ケーブルのケーブル端には、前記一体型コントロールユニット3に電子内視鏡2を接続するコネクタ6が設けられている。
【0013】
このコネクタ6には、前記CCD4を駆動する駆動信号とCCD4の出力信号の伝達を行う伝送線の接続端子である接点ピン(図示されず)と、前記ライトガイド5に照明光を入射するためのライトガイド光入射端8とが配設されており、更に、このコネクタ6内には、前記ライトガイドの光入射端8の近傍から分岐した外部光源接続手段である外部光源接続用ライトガイド光入射端9が配設されている。
【0014】
前記ライトガイド光入射端8は、コネクタ6内から若干突出していて、電子内視鏡2の前記コネクタ6を一体型コントロールユニット3のコネクタ受け7に接続した状態では、一体型コントロールユニット3内の光源ランプ17の照明光が絞りユニット16を介して入射されるようになっており、この状態では、外部光源接続用ライトガイド光入射端9には、何も接続されない。そして、内視鏡の撮像装置からの撮像信号を信号処理する映像信号処理機能のみを有する制御装置が接続された場合には、前記コネクタ6のライトガイド光入射端9には、後述する外部光源装置からの照明光が入射されるようになっている。なお、この外部光源接続用ライトガイド光入射端9は、平生は外界からの光が入らないように、図示しない遮光蓋で覆われている。
【0015】
一方、前記一体型コントロールユニット3内には、上記のように映像信号処理機能と光源機能とが併設されている。映像信号処理機能は、CDS(相関2重サンプリング)回路10と、映像信号処理回路11と、CCD4を駆動するパルスを生成するCCD駆動回路12と、これらの回路の動作のベースとなる同期信号を供給する同期信号生成回路13と、前記映像信号処理回路11で生成される映像信号に基づいて光量を制御する調光信号を生成する調光信号生成回路14とから構成されている。
【0016】
そして、光源機能は、キセノンランプやハロゲンランプ等からなる光源ランプ17と、この光源ランプ17から発せられ前記ライトガイドの光入射端8に入射する照明光の光量を調節する絞りユニット16と、調光信号を受けて絞りユニット16を駆動する信号を生成する絞り駆動回路15とで構成されている。前記絞りユニット16は、絞り羽根とモータ(いずれも図示せず)から構成され、また、前記映像信号処理回路11で生成された画像信号は、図示しない表示モニタに出力されるようになっている。
【0017】
このように構成された内視鏡システム1の作用を説明すると、電子内視鏡2のコネクタ6を一体型コントロールユニット3のコネクタ受け7に接続すれば、一体型コントロールユニット3のCCD駆動回路12は、同期信号生成回路13より出力される同期信号に基づいて、電子内視鏡2のCCD4を駆動するための駆動パルス(水平駆動パルス/垂直駆動パルス/リセットパルス)をCCD4に出力する。この駆動パルスによって駆動されたCCD4より出力される撮像信号は、CDS回路10により相関2重サンプリング処理を施され、サンプリングされた信号は、映像信号処理回路11に人力され、A/D変換、γ変換、ホワイトバランス、AGC、エンハンス(輪郭強調)、ペインティング(色調節)、スケーリング(画素数変換)等の処理がなされた後、エンコード処理を施されて、NTSCやPAL等の標準的な映像信号として一体型コントロールユニット3からモニタに出力される。
【0018】
また、調光信号生成回路14は、映像信号処理回路11により生成される映像信号から輝度成分を抽出し、モニタに表示される映像の明るさが所望の値となるように絞りユニット16を駆動制御するための調光信号を生成し、この調光信号によって絞り駆動回路15が絞りユニット16を駆動することにより、電子内視鏡2から被写体に向けて光源ランプ17から出射される照明光の光量を制御し、モニタに表示される映像が設定されている明るさとなるように調光する。
【0019】
以上の信号処理動作は、従来から行われている公知の内視鏡の映像信号処理動作と変わらないものであり、詳細な説明は省略する。
【0020】
このように内視鏡システム1を使用する場合は、内視鏡2のコネクタ6を一体型コントロールユニット3のコネクタ受け7にワンタッチで接続するのみで、体腔内に向けて照射される照明光の光量制御も含めた内視鏡システムを構築できるため、ケーブル接続等の準備作業が極めて簡単なコンパクトなシステムが実現できる。
【0021】
図2は、本発明による内視鏡システムの使用態様の一例を示したものであって、この内視鏡システム18は、前記電子内視鏡2と、映像信号処理を行うCCU(カメラコントロールユニット)19および照明光を供給する光源装置20とで構成されている。なお、前記CCU19は、内視鏡2との組み合わせを可能とするために、後述するように内視鏡2に設けられた前記コネクタ6が接続可能な構造を採っているが、光源装置20は特定の内視鏡との接続を達成するための構造を採っていない汎用の装置である。
【0022】
前記CCU19には、CDS回路21と、映像信号処理回路22と、CCD4を駆動するパルスを生成するCCD駆動回路23と、これらの回路の動作のベースとなる同期信号を供給する同期信号生成回路24と、前記映像信号処理回路22で生成される映像信号に基づいて光量を制御する調光信号を生成する調光信号生成回路25とが設けられているほか、コネクタ受け26が配設されている。
【0023】
このコネクタ受け26の形状は、前記一体型コントロールユニット3に備えられているコネクタ受け7と同一であり、電子内視鏡2のコネクタ6はコネクタ受け26に接続可能であるが、CCU19には、光源機能は備わっておらず、従って、コネクタ6のライトガイド光入射端8には、照明光は入射されない。
【0024】
前記光源装置20には、光源ランプ29と、照明光の光量を調節する絞りユニット28と、調光信号を受けて絞りユニット28を駆動する信号を生成する絞り駆動回路27とが配設されている。そして、この光源装置20と前記電子内視鏡2のコネクタ6とがライトガイドケーブル30によって接続されるようになっている。
【0025】
即ち、前記光源装置20には、前記絞りユニット28に対向してライトガイドコネクタ31が配設されていて、このライトガイドコネクタ31に一端を接続されたライトガイドケーブル30の他端は、コネクタ6の前記外部光源接続用ライトガイド光入射端9に接続される。従って、光源装置20内の光源ランプ29の照明光は、ライトガイドケーブル30を通じて電子内視鏡2のコネクタ6内のライトガイド光入射端9に入射され、ライトガイド5を伝送されて体腔内の患部に向けて出射される。
【0026】
また、前記CCU19と光源装置20とは、それぞれに設けられた図示しないコネクタを介して調光ケーブル32によって接続されており、前記調光信号生成回路25で生成された調光信号は、光源装置20内の絞り駆動回路27に入力するようになっている。
【0027】
このように構成された内視鏡システム18においては、電子内視鏡2のコネクタ6をCCU19のコネクタ受け26に接続すると同時に、ライトガイドケーブル30の一端を光源装置20のライトガイドコネクタ31に接続し、ライトガイドケーブル30の他端をコネクタ6の前記外部光源接続用ライトガイド光入射端9に接続することによって、電子内視鏡2とCCU19と光源装置20とが接続される。また、これと共に、調光ケーブル32の一端をCCU19に接続すると共に、他端を光源装置20に接続する。
【0028】
このように接続すると、CCU19内には、光源機能が備えられていないため、内視鏡2のコネクタ6をCCU19と接続しても、ライトガイドの光入射端8には照明光は入射されず、コネクタ6内のライトガイド光入射端9には、外部光源装置20から照明光が入射され、内視鏡2に体腔内を照明する照明光が供給される。
【0029】
また、CCU19内で映像信号に基づいて調光信号生成回路25にて生成される調光信号は、調光ケーブル32を介して光源装置20に備えられた絞り駆動回路27に供給され、絞り駆動回路27は絞りユニット28を駆動して内視鏡2から出射される照明光の光量を制御する。
【0030】
即ち、この内視鏡システム18の照明光の光量制御に関しては、前記内視鏡システム1とは調光ケーブル32にて調光信号を伝達するという点のみが異なるだけで、動作は全く同一である。また、内視鏡システム18における、モニタに出力する映像信号を生成する処理に関しては、CCU19の構成と内視鏡システム1の一体型コントロールユニット3に備わっている映像信号処理手段の構成は同一であり、その動作も同じである。
【0031】
よって、内視鏡システム18においては、映像信号処理機能と光源機能を併せ持った一体型コントロールユニット3に接続されることを意図した電子内視鏡2と、この内視鏡2が接続されるようにコネクタ受け26が形成されているCCU19に、汎用の光源装置20を組み合わせることが可能であり、拡張性の高い内視鏡システムを構成することができる。
【0032】
図3は、本発明による内視鏡システムの使用態様の別の例を示したものであって、前記電子内視鏡2に代えて、硬性内視鏡を用いたものである。
【0033】
硬性内視鏡は、硬性鏡33と、この硬性鏡33内に挿通された図示しないライトガイドに照明光を供給するライトガイドケーブル34と、医用TVカメラ35を組み合わせたものであり、硬性鏡33には、先端部に入射した光学像を接服部まで伝送するリレーレンズ、および照明光を先端部まで伝送するライトガイド(いずれも図示されず)が内部に配設されている。
【0034】
前記医用TVカメラ35は、硬性鏡33の接眼部にアダプタ36を介して結合されており、このTVカメラ35は、CCD37が内蔵されているヘッド38と、CCD37の出力信号および駆動信号を伝送する信号線39、および硬性鏡33に照明光を供給するライトガイドケーブル34とを内蔵する統合ケーブル40とからなり、この統合ケーブル40の端部には、前記一体型コントロールユニット3またはCCU19に接続するコネクタ41が設けられている。
【0035】
そして、このコネクタ41には、前記ライトガイドの光入射端8と同様の構成を有するライトガイド光入射端43と、このライトガイド光入射端43から分岐して設けられた、前記外部光源接続用ライトガイド光入射端9と同様の構成を有する外部光源接続用ライトガイド光入射端44とが配設されている。
【0036】
また、前記ライトガイドケーブル34は、統合ケーブル40の途中から分岐しており、硬性鏡33の挿入部に設けられたライトガイドロ金42に接続されている。
【0037】
また、図4は、前記図3の硬性内視鏡の変形例であって、この硬性内視鏡では、ライトガイドケーブル48が統合ケーブル50に内蔵されているものである。この硬性内視鏡では、硬性鏡45の接服部に、硬性鏡45の先端部に入射した光学像を医用TVカメラ46に設けられたCCD47に伝送する接眼レンズ(図示されず)と、医用TVカメラ46のライトガイド48から伝送される照明光が入射されるライトガイド端が設けられている。従って、この硬性内視鏡では、ライトガイド48およびCCD47の出力信号、駆動信号を伝送するケーブル49は、完全に統合ケーブル50に内蔵されている。その他の構成は、前記図3の硬性内視鏡と同様である。
【0038】
このように構成された前記図3,4の硬性内視鏡においては、映像信号処理機能と光源機能とが一体化されたコントロールユニットとの接続を簡略化するために、コントロールユニットヘの映像信号の伝送機能とコントロールユニットから供給される照明光の伝送機能とを備えた内視鏡のコネクタに、汎用の外部光源装置からの照明光も伝送可能とするための外部光源接続用ライトガイド光入射端を設けたことにより、一体型コントロールユニットとの組み合わせで得られるコンパクトさに加え、汎用光源装置との組み合わせ可能によりシステムに拡張性を持たせることができる。
【0039】
図5と図6は、本発明の第2実施の形態を示した内視鏡システムの構成図である。従来、内視鏡が映像信号処理を行うコントロールユニットに出力する映像信号は、搭載されているCCDの出力信号であり、CCDの画素数の違いにより異なる映像信号がコントロールユニットに人力されていたため、CCDの種類に応じて信号処理の手法を変える必要があった。
【0040】
そこで、この第2実施の形態を示す内視鏡システムでは、内視鏡とコントロールユニットとの映像信号のやり取りを規定の映像信号に設定することで、異なるCCDが搭載されている内視鏡に対して、単一の映像信号処理回路構成や処理方式を有するコントロールユニットを組み合わせることができるようにしたものである。
【0041】
この内視鏡システムでは、一体型コントロールユニット51との接続を行うために、電子内視鏡52に備えられているコネクタ53に、前記第1実施の形態で示したコネクタ6の構成に加え、1次映像信号生成回路54が設けられている。
【0042】
また、一体型コントロールユニット51には、前記1次映像信号生成回路54から出力される映像信号を受け、モニタに出力される映像信号の生成を行う2次映像信号生成回路55および前記第1実施の形態で示した一体型コントロールユニット3に備えられている調光信号生成回路14、光源ランプ17、絞りユニット16、絞り駆動回路15が設けられている。
【0043】
図6は、前記1次映像信号生成回路54の内部の構成をブロック回路で示したものである。この1次映像信号生成回路54は、前記第1実施の形態で示した一体型コントロールユニット3およびCCU19に備えられている映像信号処理機能のうち、CCD駆動信号生成部62、CDS部56、A/D変換部57、γ変換部58、ホワイトバランス処理部59、エンコード処理部60、および基準クロック信号を受けて、これら各部の動作のベースとなる同期信号を生成、供給する同期信号生成部61を、高集積化したLSI技術を用いて1チップに収めたものであり、従来同様の機能を実現するために個別部品にて構成されていた回路のサイズに比べて大幅に小型であるため、コネクタ53に内蔵可能となっているものである。
【0044】
一方、一体型コントロールユニット51に備えられている2次映像信号生成回路55は、1次映像信号生成回路54に基準クロック信号の供給を行うと共に、基本的な映像信号処理のなされた映像信号を受けて、AGC、エンハンス、ペインティング、スケーリング等の画像処理的な信号処理を行い、モニタに映像信号を出力するようになっている。その他の構成は、前記第1実施の形態と同様である。
【0045】
このように構成された第2実施の形態の内視鏡システムの作用を説明すると、電子内視鏡52は、内蔵されている1次映像信号生成回路54にて、CCD4の映像信号に対してCDS、A/D変換、γ変換、ホワイトバランス処理を行った後、NTSCやPAL等の規定の映像信号を形成するエンコード処理を施して、一体型コントロールユニット51に備えられている2次映像信号生成回路55に信号を出力する。2次映像信号生成回路55は、入力された信号に対し、AGC、エンハンス、ペインティング、スケーリング等の処理を行って、モニタに映像信号を出力する。それ以外の作用は、前記第1の実施態様と同じである。
【0046】
このように構成した第2実施の形態の内視鏡システムでは、電子内視鏡52にて基本的な映像信号処理を施し、規定の映像信号フオーマツトの出力を得られるようにしたことで、異なる種類のCCDが搭載されている内視鏡に対して、組み合わされる一体型コントロールユニットまたはCCUの映像信号処理側の構成を簡素化でき、コンパクトな構成で、より拡張性を向上させた内視鏡システムを実現することができる。
【0047】
『付記』
以上、詳述した本発明の実施態様によれば、以下の如き構成を得ることができる。
【0048】
1.被写体の照明光を伝送する光ファイバー束からなるライトガイドおよび被写体を撮像する撮像装置を内蔵、または外付けで設けた内視鏡と、この内視鏡に照明光を供給する光源機能と内視鏡の前記撮像装置からの撮像信号を信号処理する映像信号処理機能とを併設してなる制御装置と、前記内視鏡から延出し内部に、前記ライトガイドおよび前記撮像信号の伝送線を有する伝送ケーブルと、この伝送ケーブル端に設けられ、前記ライトガイドの光入射端および前記撮像信号の伝送線接続端子が配設され、前記制御装置に接続されるコネクタと、
からなる内視鏡システムにおいて、
前記コネクタに、前記ライトガイドの光入射端の近傍から分岐した外部光源接続用ライトガイド光入射端を設けたことを特徴とする。
【0049】
2.付記1において
前記コネクタは、内視鏡の撮像装置からの撮像信号を信号処理する映像信号処理機能のみを有する制御装置に接続された場合には、前記コネクタの外部光源接続用ライトガイド光入射端は、外部光源装置からの照明光が入射される。
【0050】
3.付記1において
前記内視鏡を、体腔内画像を体外に伝達する光学系を有する硬性鏡と医用テレビカメラとを組み合わせた硬性内視鏡で構成したことを特徴とする内視鏡システム。
【0051】
4.付記1において
前記コネクタに、前記ライトガイドの光入射端の近傍から分岐した外部光源接続用ライトガイド光入射端を設けると共に、制御装置内に配設される映像信号生成回路の一部を、高集積化した1チップで形成して配設したことを特徴とする内視鏡システム。
【0052】
5.付記4において
映像信号生成回路の一部は、CCD駆動信号生成部、CDS部、A/D変換部、γ変換部、ホワイトバランス処理部、エンコード処理部、および同期信号生成部である。
【0053】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、コンパクトな構成でセットアップも簡単である、一体型コントロールユニットを有する内視鏡システムに、従来からある汎用の光源装置を組み合わせ可能としたので、拡張性を増強した内視鏡システムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を示す内視鏡システムの構成図、
【図2】上記図1の内視鏡システムの使用態様の一例を示す構成図、
【図3】上記図1の内視鏡システムにおける内視鏡を硬性内視鏡とした場合の硬性内視鏡の構成図、
【図4】上記図3の硬性内視鏡の変形例を示す硬性内視鏡の構成図、
【図5】本発明の第2の実施形態を示す内視鏡システムの構成図、
【図6】上記第2の実施形態の内視鏡システムにおける1次映像信号生成回路の構成を示すブロック図。
【符号の説明】
2,33,45,52・・・内視鏡
3,51・・・・・ 一体型コントロールユニット(制御装置)
4,37,47・・・・ CCD(撮像装置)
6,41,53・・・・ コネクタ
7,26・・・・・・コネクタ受け
9,44・・・・・・外部光源接続用ライトガイド光入射端(外部光源接続手段)
19・・・・・・・CCU
20・・・・・・・外部光源装置
54・・・・・・・1次映像信号生成回路
55・・・・・・・2次映像信号生成回路

Claims (1)

  1. 被写体を撮像する撮像装置を内蔵、または外付けで設けた内視鏡と、この内視鏡に接続され、内視鏡に照明光を供給する光源機能と内視鏡の前記撮像装置からの撮像信号を信号処理する映像信号処理機能とを併設してなる制御装置と、からなる内視鏡システムにおいて、
    前記内視鏡に外部光源装置からの照明光を供給可能とするための外部光源接続手段を設けたことを特徴とする内視鏡システム。
JP2002007777A 2002-01-16 2002-01-16 内視鏡システム Expired - Fee Related JP3820156B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002007777A JP3820156B2 (ja) 2002-01-16 2002-01-16 内視鏡システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002007777A JP3820156B2 (ja) 2002-01-16 2002-01-16 内視鏡システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003204935A JP2003204935A (ja) 2003-07-22
JP3820156B2 true JP3820156B2 (ja) 2006-09-13

Family

ID=27646205

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002007777A Expired - Fee Related JP3820156B2 (ja) 2002-01-16 2002-01-16 内視鏡システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3820156B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5355827B1 (ja) * 2012-03-30 2013-11-27 オリンパスメディカルシステムズ株式会社 内視鏡装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2003204935A (ja) 2003-07-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3884226B2 (ja) 撮像システム
JP3034898B2 (ja) 内視鏡装置
WO2012033200A1 (ja) 撮像装置
JP3353949B2 (ja) 撮像システム
JP2010263949A (ja) 医療用ビデオプロセッサ
JP3820156B2 (ja) 内視鏡システム
JPH05228109A (ja) 狭所挿入型観察装置
JP2000356749A (ja) 内視鏡装置
JP4390410B2 (ja) 電子内視鏡装置
JP2001314369A (ja) 内視鏡用画像処理装置
JP5455543B2 (ja) 電子内視鏡システムおよび電子内視鏡用プロセッサ
JP3194609B2 (ja) 内視鏡及び内視鏡用接続装置
JP2656951B2 (ja) 電子内視鏡装置
JP2004321608A (ja) 内視鏡システム
JP2001069499A (ja) 内視鏡システム
JP2010279457A (ja) 電子内視鏡、電子内視鏡システムおよび色調整方法
JP4493426B2 (ja) 電子内視鏡システム
JP5570273B2 (ja) 内視鏡システム
JP2017029763A (ja) 内視鏡及び内視鏡システム
JP4339625B2 (ja) 内視鏡システム
JP2944081B2 (ja) 内視鏡システム
JP2001078221A (ja) 画像処理装置
JPH07313450A (ja) 内視鏡装置
JP2001286440A (ja) 携帯内視鏡のテレビ装置
JP2008142180A (ja) 電子内視鏡装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20041126

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060608

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060613

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060616

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 3820156

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090623

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100623

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110623

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120623

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120623

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130623

Year of fee payment: 7

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees