JP2001211448A - 内視鏡装置 - Google Patents

内視鏡装置

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JP2001211448A
JP2001211448A JP2000018951A JP2000018951A JP2001211448A JP 2001211448 A JP2001211448 A JP 2001211448A JP 2000018951 A JP2000018951 A JP 2000018951A JP 2000018951 A JP2000018951 A JP 2000018951A JP 2001211448 A JP2001211448 A JP 2001211448A
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imaging
signal
memory
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Masahide Yamaki
正英 八巻
Seiichi Hosoda
誠一 細田
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Olympus Corp
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Olympus Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 面順次光及び撮像時間を変更して、動きが速
い時でも色ズレの少ない内視鏡像を得ることができる内
視鏡装置を提供する。 【解決手段】 光源装置3の光源ランプ21の光はダイ
クロイックミラー23a等を経て反射型の光変調デバイ
ス24a〜24cに入射され、反射されたR,G,Bの
面順次照明光で被写体は照明され、撮像素子34で撮像
された信号からその動きを判断する判別回路40により
動きが速い場合にはその出力信号によりTG38は撮像
周期を短くすると共に、制御回路27を経て駆動回路2
6により光変調デバイス24a〜24cを駆動して出射
される面順次の照明光の期間が連動して短くされ、動き
が速い被写体の場合にも色ズレの少ない内視鏡像を得ら
れるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内視鏡による診
断、検査などを行う内視鏡装置、詳しくはライトガイド
へ供給する照明光の制御部分に特徴のある医療用または
工業用の内視鏡装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、内視鏡装置は医療用分野及び工業
用分野で広く用いられるようになった。この場合の内視
鏡装置は、面順次の照明光のもとで体腔内等の被写体を
撮像することにより、カラー画像を得る面順次式のカラ
ー撮像式を採用したものと、白色照明のもとで色分離フ
ィルタを備えた撮像手段で撮像する同時式を採用したも
のが採用される。
【0003】面順次方式の場合には、同時式の場合に比
べて固体撮像素子の画素数が同じ場合には、3倍程度の
高解像度の内視鏡画像が得られる利点があるが、被写体
に動きがあると、色ズレやブレが発生し易くなる。この
ため、被写体の動きに対して画像の劣化を防止する工夫
が提案されているものがある。例えば、特開平3−68
330号では、被写体の状況に応じて面順次光を出射す
る回転カラーフィルタの回転速度を複数制御するものを
開示している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、複数の
回転数のみを選択することしか出来ず、被写体の細かな
状況変化に対応出来るものではなかった。また、特開平
6−225854号では、時系列で送られてくる信号の
ズレを検出し、ズレが少ないときを判断しフリーズさせ
る提案がされているが、被写体に動きがある状態が継続
した場合に、その動きによる色ズレを十分に軽減或いは
解消するようなものでなかった。
【0005】本発明は、上述した点に鑑みてなされたも
ので、被写体の動きに応じて、面順次光及び撮像時間を
変更して、動きが速い時でも色ズレの少ない内視鏡像を
得ることができる内視鏡装置を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】被写体を撮像する撮像素
子と、該被写体に照明光を供給する光源ランプとを有す
る内視鏡装置であって、前記光源ランプの出射光を複数
の色成分に分離し、且つ分離した成分毎に光軸を複数分
割する色分割手段と、前記分割された複数の光路上の各
々に設けられ、照明光を遮光する複数の光変調デバイス
と、前記撮像素子により得られた映像信号より、被写体
の動きを検出する判別手段と、前記判別手段による判別
結果に基づき、複数の光変調デバイスの遮光タイミング
を順次制御する遮光制御手段と、前記判別結果に基づ
き、撮像素子の撮像タイミングを制御する撮像制御手段
と、を備えたことにより、被写体の動きが速い場合には
複数の光変調デバイスの遮光周期を短く制御すると共
に、撮像素子の撮像周期も短く制御して、色ズレの少な
い内視鏡像を得られるようにした。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。 (第1の実施の形態)図1ないし図6は本発明の第1の
実施の形態に係り、図1は第1の実施の形態の内視鏡装
置の外観を示し、図2は光源装置等の内部構成を示し、
図3は映像信号処理回路の構成を示し、図4は判別回路
の構成を示し、図5は被写体の動きに応じて撮像期間を
変更する様子を示し、図6はメモリへの色信号の読み書
きの動作を示す。
【0008】図1に示すように本発明の第1の実施の形
態の内視鏡装置1Aは電子内視鏡2と、この電子内視鏡
2に照明光を供給する光源装置3と、電子内視鏡2に内
蔵された撮像素子に対する信号処理を行うカメラコント
ロールユニット(以下、CCUと略記)4と、CCU4
からの映像信号を表示するモニタ5とから構成される。
【0009】電子内視鏡2は可撓性を有する細長の挿入
部6と、この挿入部6の後端に設けられた太幅の操作部
7と、この操作部7の側部から延出され、照明光を伝達
する光伝達手段としてのライトガイド8(図2参照)が
挿通されたライトガイドケーブル9と、操作部7の後端
から延出された信号線11(図2参照)が挿通された信
号ケーブル12とを有し、ライトガイドケーブル9の端
部のライトガイドコネクタ13は光源装置3のライトガ
イドコネクタ受け14に着脱自在で接続され、また信号
ケーブル12の端部の信号コネクタ15はCCU4の信
号コネクタ受け16に着脱自在で接続される。
【0010】光源装置3にはその前面にはライトガイド
コネクタ受け14の他に、電源スイッチや操作パネル1
7が設けてあり、この操作パネル17にはホワイトバラ
ンス設定スイッチ18が設けてある。
【0011】また、CCU4の前面には信号コネクタ受
け16や操作パネル19が設けてあり、この操作パネル
19には被写体の動きに応じて撮像周期を変更する撮像
周期可変スイッチ20が設けてある。図2は図1のより
具体的な構成を示す。
【0012】光源装置3は照明光を発生する光源ランプ
21と、この光源ランプ21で発生した照明光はその光
路(光軸)上に配置した赤外カットフィルタ22で赤外
成分が除去された白色光成分にされた後、光軸上に配置
された波長分割(波長分離)手段で面順次照明に用いる
3つの波長の光、具体的にはR,G,Bの光に分離し、
それぞれ分離した各光を微小な反射素子を2次元的に配
置し、反射により、ライトガイド8側に入射される光と
入射されない光とに導光/非導光(或いは光変調する)
手段を介してライトガイド8側に面順次光が入射される
ようにする光学系を備えている。
【0013】つまり、赤外カットフィルタ22で赤外成
分が除去された照明光はその前方の光軸上に配置された
R(赤)の波長成分の光を反射する色分離手段とっして
のダイクロイックミラー23aとその前方位置にB
(青)の波長成分の光を反射するダイクロイックミラー
23bとが配置され、それぞれR、Bの波長成分を反射
し、残りのG(緑)の波長成分は透過する。
【0014】ダイクロイックミラー23aで反射された
Rの波長成分(R成分)の光は反射型の光変調デバイス
24aに入射され、またダイクロイックミラー23bで
反射されたB成分の光は反射型の光変調デバイス24b
に入射され、それぞれ光変調される。
【0015】また、ダイクロイックミラー23a及び2
3bを透過したG成分の光は反射型の光変調デバイス2
4cに入射され、光変調されて、反射光路の前方に導光
され、この反射光路上に配置されたダイクロイックミラ
ー23c、23dを透過する。
【0016】また、反射型の光変調デバイス24aで光
変調されて反射されたR成分の光はR成分の光を反射す
るダイクロイックミラー23cに入射し、このダイクロ
イックミラー23cで反射され、このダイクロイックミ
ラー23cを透過するG成分の光の場合と同様に、その
前方に配置され、B成分の光を反射するダイクロイック
ミラー23dを透過する。
【0017】このダイクロイックミラー2dには変調さ
れたB成分の光が入射され、反射されて、このダイクロ
イックミラー23dを透過したR及びG成分の光の場合
と同様にその前方の集光レンズ25に入射し、この集光
レンズ25で集光されてライトガイドコネクタ13の端
面からライトガイド8に入射される。
【0018】この光源装置3内には3つの反射型の光変
調デバイス24a,24b,24cを駆動する反射素子
駆動回路(或いはDMD駆動回路)26と、この反射素
子駆動回路26でそれぞれの光変調デバイスの駆動状態
を制御する信号を生成する制御回路27と、第1の指示
手段18で光量の基準を設定することによって、CPU
28が制御回路27において後述するCCU4側から送
信されてくる輝度信号と比較し光量制御信号を生成す
る。
【0019】ここで、各光変調デバイス24a,24
b,24cは反射型の素子であり、各光変調デバイス2
4a,24b,24cは2次元配列エレメントとなる微
小なミラーをシリコンチップ上に配置し、ミラーを対角
線を中心に安定した2つの状態間で回転するヨーク上に
保持部材により保持され、シリコンチップ平面方向に対
して±10°の角度変化を出来るようにした素子で、D
MD(デジタルマイクロミラーデバイス)と呼ばれるも
ので、例えば−10°になるように駆動した場合は、ラ
イトガイド8側に入射されるON状態となり、+10°
になるように駆動した場合は、ライトガイド8側に入射
されないOFF(遮光状態)となり、それらの間ではO
NとOFFの中間の状態となる。
【0020】本実施の形態では例えば800×600の
2次元配列エレメントのものを用いる。それぞれの光変
調デバイス24a,24b,24cは駆動回路26によ
る駆動信号で光の反射によるON,OFF(遮光)、及
びその中間状態に設定ができる構成となっている。
【0021】そして、本実施の形態では後述するように
R成分の光が入射される光路上に配置された光変調デバ
イス24aがONされる期間では、他の光変調デバイス
2424b,24cはOFFの状態に設定されてR成分
の光のみがライトガイド8に供給され、この後に全ての
光変調デバイス24a,24b,24cがOFFにされ
た後、G成分の光が入射される光路上に配置された光変
調デバイス24cがONされる期間では、他の光変調デ
バイス24a,24cはOFFの状態に設定されてG成
分の光のみがライトガイド8に供給され、この後に全て
の光変調デバイス24a,24b,24cがOFFにさ
れた後、B成分の光が入射される光路上に配置された光
変調デバイス24bがONされる期間では、他の光変調
デバイス24a,24bはOFFの状態に設定されてB
成分の光のみがライトガイド8に供給され、さらにこの
後に全ての光変調デバイス24a,24b,24cがO
FFにされた後に、再び光変調デバイス24aがONさ
れるように駆動され、いわゆる面順次の照明光をライト
ガイド8に供給する。
【0022】また、初期設定時に白い被写体を撮像する
状態に設定して、ホワイトバランス設定スイッチ18が
操作された場合には、輝度信号生成回路39は基準の明
るさ或いは輝度レベルからR,G,Bの色信号のズレに
相当する信号を制御回路27に送り、制御回路27はそ
の送られた信号からズレが無くなるように光変調デバイ
ス24a〜24cのONさせる個数を調整する。
【0023】これにより、R,G,Bの出射光の光量比
がホワイトバランスするように光源装置3側で設定さ
れ、その後は制御回路27はそのデータを内部のメモリ
に保持し、内視鏡検査を行う通常使用状態ではこの光量
比でR,G,Bの出射光が出射されるようにする。
【0024】また、撮像周期可変スイッチ20を操作し
て撮像周期及び照明周期を変更可能とした場合には、こ
の光量比を保った状態で輝度信号生成回路39の出力信
号により、出射光量を変化させる(明るさが同じ被写体
に対してその撮像期間を短くした場合には、出射光量を
増大することになる)。
【0025】電子内視鏡2は光伝達手段としてのライト
ガイド8によって光源装置3からの面順次の照明光を挿
入部6の先端部31側に伝送し、先端部31のライトガ
イド先端面からさらに照明窓に取り付けた照射レンズ3
2を経て体腔内の患部等の被写体へR,G,Bの面順次
照明光を照射する。
【0026】先端部31には照明窓に隣接する観察窓に
取り付けた対物レンズ33により、その結像位置に光学
像を結ぶ。この結像位置には、電荷結合素子(CCDと
略記)等の撮像素子34が配置され、光電変換される。
この撮像素子34は光学的な色分離フィルタを有しない
モノクロの撮像素子であり、面順次で撮像することによ
りカラー撮像を行うことができる。なお、撮像素子34
はCCDカメラ等で使用されるもので、光センサを二次
元配列させて多数の画素を構成した撮像素子である。
【0027】撮像素子34は信号線11によってCCU
4と接続される。そして、CCU4内の撮像素子駆動回
路36から撮像素子駆動信号が撮像素子34に印加され
ることにより、光電変換された撮像信号はCCU4内の
映像信号処理回路37に入力され、この映像信号処理回
路37により撮像信号から標準的な映像信号を生成し、
モニタ5に出力し、撮像素子34で撮像された被写体像
を表示する。
【0028】また、撮像素子駆動回路36とこの映像信
号処理回路37とにはタイミングジェネレータ(以下、
TGと略記)38からタイミング信号が入力され、この
タイミング信号に同期して撮像素子駆動信号を発生した
り、映像信号処理を行う。
【0029】また、CCU4には映像信号処理回路37
の出力信号から1周期での明るさ信号或いは輝度信号を
生成する輝度信号生成回路39と、入力されるRGB信
号から(先端部31に対する)被写体の動きを判別する
判別回路40とを有する。この判別回路40の判別結果
はTG38に入力され、TG38によるタイミング信号
と前記光源装置3の制御回路27の制御信号を可変させ
ることができるようにそれぞれに接続した構成となって
いる。
【0030】また、輝度信号生成回路39の出力信号も
制御回路27に入力され、制御回路27は撮像周期及び
照明周期を変更した場合にも輝度信号生成回路39の出
力信号のレベルが変化しないように撮像周期及び照明周
期を変更した場合に駆動回路26を介して光変調デバイ
ス24a〜24cの反射(反射によるON状態とOFF
状態(遮光状態))を制御する。
【0031】図3は映像信号処理回路37の構成を示
す。撮像素子34の出力信号はアンプ41で増幅された
後、A/D変換回路42でデジタル信号に変換され、R
成分メモリ43a(R成分第1メモリ43a1、R成分
第2メモリ43a2)と、G成分メモリ43b(G成分
第1メモリ43b1、G成分第2メモリ43b2)と、
B成分メモリ43c(B成分第1メモリ43c1、B成
分第2メモリ43c2)とに順次格納される(書き込ま
れる)。
【0032】つまり、R成分の照明光でもとで撮像した
(撮像素子34からの)R成分の信号はR成分メモリ4
3aに格納され、G成分の照明光でもとで撮像した(撮
像素子34からの)G成分の信号はG成分メモリ43b
に格納され、B成分の照明光でもとで撮像した(撮像素
子34からの)B成分の信号はB成分メモリ43cに書
き込まれる。
【0033】R成分メモリ43a、G成分メモリ43
b、B成分メモリ43cへの書込制御はメモリ書込制御
回路44aにより行われ、R成分メモリ43a、G成分
メモリ43b、B成分メモリ43cからの読出制御はメ
モリ読出制御回路44bにより行われる。また、メモリ
書込制御回路44a及びメモリ読出制御回路44bはT
G38から書込及び読出のタイミング信号が入力され、
このタイミング信号に同期して書込及び読出を行う。
【0034】メモリ書込制御回路44aは入力される
R,G,B信号に同期してR成分メモリ43a、G成分
メモリ43b、B成分メモリ43cへの書込制御を行
う。また、メモリ読出制御回路44bはモニタ5に表示
する標準的な映像信号のタイミングと同期してR成分メ
モリ43a、G成分メモリ43b、B成分メモリ43c
からR,G,B信号を同時に読み出す制御を行う。
【0035】R成分メモリ43a、G成分メモリ43
b、B成分メモリ43cをそれぞれ2つのメモリで構成
することにより、信号の書込と読出とを異なるタイミン
グで独立して行うことができるようにしている。
【0036】R成分メモリ43a、G成分メモリ43
b、B成分メモリ43cから同時に読み出された信号は
それぞれD/A変換回路45a,45b,45cにより
アナログのR,G,B色信号に変換され、R,G,B出
力端からモニタ5等に出力される。また、R,G,B色
信号はNTSCの複合映像信号に変換するエンコーダ4
6に入力され、NTSC映像出力端から映像信号を出力
することもできる。
【0037】図3は判別回路40詳細な構成を示す。判
別回路40は、面順次によるRGBそれぞれの信号の各
画素間の差分を行う間引きによりエッジを抽出するエッ
ジ抽出回路47と、RGBそれぞれのエッジを演算しそ
の差を求める演算回路48と、演算時に面順次のRGB
のタイミングを調整するフィールドメモリ49と、演算
された差分を基準値と比較し動きを判別し、TG38に
出力するトリガ信号を選択決定、及びTG38の変化前
後の露光量を一定にするため制御回路27に出力するト
リガ信号を選択決定する比較回路50とで構成されてい
る。
【0038】本実施の形態では、被写体(観察対象物)
の動きに応じて撮像期間及び照明期間を変更することに
より、動きがある場合には短い撮像期間及び照明期間と
することで、色ズレ(或いはブレ)の少ない画質の良い
内視鏡像を得られるようにすることが特徴となってい
る。
【0039】次に本実施の形態の作用を説明する。電子
内視鏡2を体腔内に挿入し、観察を行う。観察時に心臓
の近傍または電子内視鏡2の湾曲操作を早く行った場合
など(電子内視鏡2の先端部31の撮像素子34に対し
て)観察対象物の動きが早い状態での観察を行うことが
必要な場合がある。この場合には撮像周期変更スイッチ
20を操作して撮像周期及び照明周期を変更可能にす
る。なお、この撮像周期変更スイッチ20を設けなくて
も、撮像周期及び照明周期を変更可能にしても良い。
【0040】撮像素子34によって撮像された信号は映
像信号処理回路37に入力され、この映像信号処理回路
37によって標準的な映像信号が生成され、モニタ5に
出力されることにより、モニタ5の表示面に表示される
観察対象物の像を観察することが行われる。映像信号処
理回路37より得られたRGBの色信号は判別回路40
に入力され、ブレ或いは色ズレが起きているかどうかが
判別される。
【0041】判別回路40は、映像信号処理回路37か
らのRGB色信号をエッジ抽出回路47でそれぞれのエ
ッジを抽出し、フィールドメモリ49においてタイミン
グを調整し、演算回路48でR,G、Bそれぞれの差分
を演算する。演算結果は比較回路50において予め設定
されている基準値と比較され、色ズレ(或いはブレ)有
りと判別されたら、TG38及び制御回路27にトリガ
信号を出力する。
【0042】判別回路40によって観察対象のRGB信
号の色ズレ有りと判別された時、トリガ信号をTG38
に入力し、TG38によって撮像素子駆動回路36の蓄
積時間を変え蓄積期間(撮像期間)を短くするように制
御する。
【0043】TG38によって短くなった撮像のタイミ
ング信号は制御回路27にも入力され制御回路27がそ
れぞれの光変調デバイス24a〜24cの出射光のタイ
ミングを制御することで撮像タイミング及び光源装置3
のRGBの面順次出射光を同期させる(面順次照明光の
照明期間も短くして撮像期間に同期させる)。
【0044】その制御信号に基づき反射素子駆動回路2
6がそれぞれの光変調デバイス24a〜24cを駆動す
る。但し、それぞれの光変調デバイス24a〜24cの
駆動周期が短くなった(早くなった)のに合わせ、短く
なる前後において撮像素子34のRGBそれぞれの露光
量を一定にするため判別回路40によりトリガ信号が制
御回路27に入力され、光変調デバイス24a〜24c
の反射光を増やすように制御する制御信号が生成され、
反射素子駆動回路26によりそれぞれの光変調デバイス
24a〜24cのON時間を(各照明期間或いは撮像期
間内で)長くする(或いはONにするミラー素子の数を
多くする)ことで露光量を一定に保持する。
【0045】具体的な作用は図5に示すようになる。
(A)は制御前の蓄積期間(照明期間)及び遮光期間を示
し、(B)は対象物の動きが早い時、色ズレをなくすた
め蓄積期間を短くし、(C)は対象物の動きが遅い時、
蓄積時間を長くした場合を示す。
【0046】このように上記判別回路40で色ズレがあ
ると判別した時、図5(B)のように撮像素子34の蓄
積期間を短くすることで(面順次によるカラー1フレー
ム分の撮像を行う撮像期間)が短くなり、このような蓄
積期間に合わせて光変調デバイス24a〜24cの出射
タイミングを同期させる。同様に動きの遅い観察対象で
は図5(C)のようになる。
【0047】上述した判別回路40からのトリガ信号で
制御回路27の制御信号によってタイミングの変化前後
の露光量を一定にさせるため、RGBそれぞれの光変調
デバイス24a〜24cの反射光量を増加させモニタ5
での明るさを一定に保ちつつ、RGBのトータルの撮像
時間(蓄積時間)が短くなり、早い動きの観察対象でも
色ズレの発生がない状態となる。
【0048】色ズレのない状態になった撮像信号は、映
像処理回路37に順次入力され、メモリ書込制御回路4
4aによりRGBそれぞれの第1メモリ43i1(i=
a,b,c)に一度格納される。また、メモリ43iに
書き込まれたRGB信号はメモリ読出制御回路44bに
より同時に読み出され、同時に読み出されたRGB信号
はそれぞれのD/A変換回路45iでアナログのRGB
信号に変換され、モニタ5等に出力される。
【0049】具体的には、図6(A)に示すように、R
1、G1、B1と順次撮像された信号は、例えば、信号
R1が(R成分))第1メモリ43a1に格納され、図
6(B)に示すように次のR成分の信号R2が入力され
るまで信号R1を保持しつづける。
【0050】図6(C)、(D)に示すようにG,B成
分も同様に行われる。そして、図6(E)に示すよう
に、各メモリからは例えば1/60Sのインタレースで
のフィールド周波数で、R1、G0,B0、の信号が同
時に読み出され、次にR1,G1、B0の信号が同時に
読み出されという具合で、モニタ5には観察対象物の画
像がカラーで表示される。
【0051】図6では、1/59.94Sでの撮像タイ
ミングとモニタ出力の場合で示し、これは、NTSC等
の現行のテレビ放送のフォーマットに適合するように電
子内視鏡の撮像タイミングにしている。インタレースを
前提としたインタライン転送方式のフレーム周波数は2
9.97Hz、フィールド周波数は59.94Hzであ
る。
【0052】このように本実施の形態によれば、被写体
の動きに応じて撮像時間及び照明期間を連動して変化さ
せることにより、例えば被写体の動きが速い場合には撮
像時間及び照明期間を連動して短くして、色ズレなどの
少ない画質の良い内視鏡像を得ることができ、内視鏡診
断或いは内視鏡検査を行い易く内視鏡装置を実現でき
る。
【0053】(第2実施の形態)次に本発明の第2の実
施の形態を図7及び図8を参照して説明する。本実施の
形態の構成は図2と同様であるが、判別回路40で動き
が速いと判断した場合には、撮像素子駆動回路36によ
る撮像素子駆動信号の周波数を例えば2倍にして、撮像
周期を短くする。そして、色ズレやブレの少ない画質の
良い画像を得るものである。
【0054】このため、判別回路40で動きが速いと判
断した場合にはその信号がTG38に送られ、TG38
は例えばタイミング信号を発生する際の基準となるクロ
ック信号の周期を1/2にした2倍のクロック信号でタ
イミング信号を出力する。
【0055】図7は(A)が通常の或いは動きが遅い場
合での光変調デバイスを経て出射される出射光と撮像の
タイミングを示し、図7(B)は動きが速いと判断され
て図7(A)の1/2の周期で撮像するようにした場合
を示す。
【0056】なお、本実施の形態においても、撮像期間
が変化されることでモニタ5への出力信号の周期とのず
れを第1の実施の形態で説明したようにR,G,Bの各
成分メモリを第1及び第2メモリをそれぞれ使用しRG
Bメモリ制御回路44a,44bによりタイミングを調
整する構成になっている。
【0057】次に本実施の形態の作用を説明する。第1
の実施の形態と同様に内視鏡観察において得られた撮像
信号が判別回路40で色ズレが有りと判別された時、T
G38は撮像時間を1/2に短くするタイミング信号を
出力する。
【0058】これに連動して光変調デバイス24a〜2
4cの出射タイミングを同期させ、出射光量を制御す
る。撮像時間が短くなることで色ズレ等がなくなる。そ
の時、内視鏡像をモニタ5に出力する際、インタレース
のタイミングを調整する必要がある。
【0059】例えば、図7(A)のように1/59.94
Sの場合での通常の撮像周期で観察を行っている時、判
別回路40で色ズレ有りと判別したら、図7(B)に示
すように判別回路40のトリガ信号によりTG38のタ
イミング信号の周期を1/119.88Sに切り替え撮
像周期を1/2に短くする。
【0060】このタイミングの変化に応じ、判別回路4
0からトリガ信号が制御回路27にも入力され、モニタ
5での表示の明るさがその切り替えの前後で変化がない
ようにそれぞれの光変調デバイス24a〜24cの反射
光量を2倍にする制御を行う。撮像周期が短くなり、そ
れに連動して光変調デバイス24a〜24cの反射光量
が制御されて露光量が変化しないように保持され、色ズ
レの少ない良好な画質にすることができる。
【0061】次に撮像周期を変化させた時のモニタ出力
を説明する。図8(A)に示すように、出射光(及び撮
像周期)が1/120Sに変化し、R,G,Bの撮像信
号が伝送されてくる。第1の実施の形態と同様に、例え
ば、R1が伝送されてきたら、入力側の制御手段によっ
て図8(B)に示すようにR成分第1メモリに格納され
る。
【0062】次のR2が伝送されてきたとき、図8
(C)に示すようにR成分第2メモリに格納され、R3
が伝送されてきたら図8(B)に示すように第1メモリ
へ、R4は第2メモリへと順次格納されていく。ただ
し、各メモリとも次の信号が入力されるまで、前に格納
された信号を保持し続ける。G成分、B成分も同様に図
8(D)〜(G)に示すように格納されていく。
【0063】ここで、モニタ出力をする時は図8(H)
のようにする。つまり、出力側の制御手段により第1及
び第2メモリからの出力を選択して、RGB信号を同時
に出力させる。例えば、R成分は第2メモリよりR0
を、G成分は第2メモリのG0を、B成分は第2メモリ
のB0を選択し同時出力を行い、次の出力時は、R成分
の第2メモリはモニタ出力中に、R2を格納しなければ
いけないので、第1メモリのR1を選択、したがってG
成分もG1を、B成分もB1を選択出力する。
【0064】ただし、上記入力、出力の選択制御は一例
にすぎず、第1、第2メモリの入力、出力の調整により
最適なモニタ出力にすることができる。
【0065】ここでは、出射光(撮像)の周期を通常時
は1フィールド期間である1/59.94Sとし、動き
がある場合は1/2フィールド期間である1/119.
88Sとした例を示したが、タイミング信号により撮像
周期の時間をさまざまに制御し、その撮像周期の速さに
応じメモリの数を増やしたり、及びメモリの容量を調整
することで、どのような撮像周期にも対応できる。
【0066】色ズレが起きないように撮像周期を可変し
てもモニタ出力は周知のインタライン転送方式に合わせ
ることができ、色ズレの少ない内視鏡像を得られる。
【0067】このようにして、本実施の形態でも被写体
の動きに応じて撮像周期及び照明期間の連動制御が行わ
れるので体腔内等の色々な部位において色ズレがない状
態での観察を行うことが可能となる。
【0068】(第3の実施の形態)次に本発明の第3の
実施の形態を図9を参照して説明する。図9は第3の実
施の形態の内視鏡装置1Bの構成を示し、本実施の形態
では図2の光源装置3において、反射型の光変調デバイ
ス24a〜24cの代わりに透過型の光変調デバイス5
0a〜50cを採用した光源装置3Bにしている。
【0069】つまり、光源装置3Bの光源ランプ21の
照明光で赤外カットフィルタ22を透過した光はRの光
を透過し、その他の波長の光を反射するダイクロイック
ミラー51aに入射する。
【0070】このダイクロイックミラー51aを透過し
たRの光は透過型の光変調デバイス50aにより透過光
量が制御され、この光変調デバイス50aを透過した
後、全反射ミラー52aで反射されてプリズム53に入
射される。
【0071】また、ダイクロイックミラー51aで反射
された光はGの光を反射し、その他の波長の光を透過す
るダイクロイックミラー51bに入射され、このダイク
ロイックミラー51bで反射されたGの光は光変調デバ
イス50bにより透過光量が制御され、この光変調デバ
イス50bを透過した後、プリズム53に入射される。
【0072】また、ダイクロイックミラー51bを透過
したBの光はBを反射し、その他の波長成分を透過する
ダイクロイックミラー51cに入射され、このダイクロ
イックミラー51cで反射されたBの光は透過型の光変
調デバイス50cにより透過光量が制御され、この光変
調デバイス50cを透過した後、全反射ミラー52bで
反射されてプリズム53に入射される。
【0073】上記透過型の光変調デバイス50a〜50
cは駆動回路26′による駆動信号により、透過光量が
制御される。R,G,Bの光はプリズム53で反射或い
は透過して集光レンズ25側に入射され、光伝達手段と
してのライトガイド8に集光されて入射される。
【0074】透過型の光変調手段は周知の透過型の液晶
デバイスなどのように印可する電圧によって液晶の配列
を変化させ各画素ごとの透過光量をON,OFF及びそ
の中間調が制御できるものであれば良い。その他は第1
実施の形態と同様の構成であり、その説明を省略する。
【0075】次に本実施の形態の作用を説明する。第1
の実施の形態の反射型の光変調デバイス24a〜24c
による反射光量を制御する代わりに、透過型の光変調デ
バイス50a〜50cによる透過光量を制御することで
第1の実施の形態と同様に面順次の照明光を電子内視鏡
2のライトガイド8側に出射し、また動きに応じて撮像
周期を変更する。
【0076】このようにして第1の実施の形態と同様
に、被写体の動きに応じて撮像周期及び照明期間を変更
して、被写体に動きがある場合にも色ズレ或いはブレの
少ない内視鏡像を得ることができる。
【0077】(第4の実施の形態)次に本発明の第4の
実施の形態を図10ないし図14を参照して説明する。
図10に示す本発明の第4の実施の形態の内視鏡装置1
Cは第1の実施の形態の内視鏡装置1Aにおいて、R,
G,Bの面順次照明光を出射する光源装置3の代わりに
R,G,Bの面順次照明光を出射する機能と、Mg(マ
ゼンダ)、Cy(シアン)、Ye(イエロ)の補色によ
る面順次光を出射する機能とを備えた光源装置3Cを採
用し、また、R,G,Bの面順次照明光のもとで撮像し
た信号に対する信号処理を行うCCU4の代わりにR,
G,Bの面順次照明光のもとで撮像した信号に対する信
号処理を行う機能と、Mg,Cy,Yeの面順次照明光
のもとで撮像した信号に対する信号処理を行う機能とを
備えたCCU4Cとを採用している。
【0078】本実施の形態における光源装置3Cでは光
源ランプ21の光は赤外カットフィルタ22を経てRの
光を反射し、その他の光を透過するダイクロイックミラ
ー61aに入射し、このダイクロイックミラー61aで
反射されたRの光はリレーレンズ62aを経て全反射ミ
ラー63で反射され、さらにリレーレンズ62bを経て
反射型の光変調デバイス24aに入射し、光変調されて
プリズム53に入射する。
【0079】また、ダイクロイックミラー61aを透過
した光にはGの光を反射し、他の光を透過するダイクロ
イックミラー61bに入射し、このダイクロイックミラ
ー61bで反射されたGの光は反射型の光変調デバイス
24bに入射し、光変調されてプリズム53に入射す
る。
【0080】また、ダイクロイックミラー61bを透過
したBの光は反射型の光変調デバイス24cに入射し、
光変調されてプリズム53に入射する。上記反射型の光
変調デバイス24a〜24cは反射素子駆動回路(DM
D駆動回路)26により駆動される。プリズム53は入
射された光を集光レンズ25側に導光し、集光レンズ2
5で集光された光がライトガイド8に入射される。
【0081】なお、本実施の形態における電子内視鏡
2′はライトガイドケーブル9内に信号線11も挿通さ
れ、コネクタ13から信号ケーブル11が延出されたも
のが採用されている。また、CCU4Cは図2のCCU
4において、判別回路40の代わりにCPU65が採用
され、また、スイッチ20にはS/Nと色再現とからそ
の一方を優先する優先スイッチ66が設けてあり、また
映像信号処理回路37′は図11に示すような構成のも
のが採用されている。
【0082】図11に示す映像信号処理回路37′は図
3に示す映像信号処理回路37において、A/D変換回
路42の出力はCPU65を介して切替が制御されるス
イッチ71を介して選択された方のRGBメモリ部72
或いはMgCyYeメモリ部73に入力される。
【0083】RGBメモリ部72のR,G,Bの信号は
CPU65を介して切替が制御されるスイッチ74を介
してD/A変換回路45a〜45cに出力される。ま
た、MgCyYeメモリ部73はMgメモリ75aとC
yメモリ75bとYeメモリ75cとを有し、これらの
Mg,Cy,Yeメモリ75a〜75cはメモリ書込制
御回路76aとメモリ読出制御回路76bとにより、書
込と読出が制御される。
【0084】また、Mg,Cy,Yeメモリ75a〜7
5cから読み出されたMg,Cy,Yeの信号は色分離
演算回路77に入力され、R,G,Bの色信号に変換さ
れ、スイッチ74を介してD/A変換回路45a〜45
cに出力される。色分離演算回路77では、次のような
演算を行いR,G,Bの色信号を生成する。
【0085】(Mg+Ye)―Cy=2R (Mg+Cy)―Ye=2B (Cy+Ye)―Mg=2G なお、図11のRGBメモリ部72は図3の43a〜4
3cとメモリ書込制御回路44aとメモリ読出制御回路
44bとを表している。
【0086】本実施の形態では、スイッチ66がS/N
優先側に設定された状態で、スイッチ20がONされて
いると、被写体の明るさに応じて、図12の(A)、
(B)に示すようにR,G,Bの面順次照明のもとで撮
像周期を変更する。
【0087】図12(A)の状態は、明るい状態で、
(B)は暗い状態となった場合を表しているが、R,
G,Bの出射光の比率は3:5:4を保って出射され
る。
【0088】図12(B)にしても出射光量が不足する
場合には、図12(C)のように補色系の出射光及び撮
像に変更する。この場合には、Mg(=G+B),Cy
(=B+R),Ye(=R+G)の出射光の比率は9:
7:8を保って出射されるようにする。
【0089】つまり、通常はR,G,Bの面順次照明の
もとで輝度信号生成回路39の明るさに対応した出力信
号が制御回路27に入力され、この出力信号で観察に適
した明るさとなるように光量制御を行う。
【0090】この出力信号はCPU65にも入力され、
このレベルをモニタする。そして、R,G,Bの面順次
照明光のもとで撮像周期を基準となる一定周期まで長く
した場合にも、適切な明るさに不足する場合には、CP
U65は制御回路27にR,G,Bの面順次照明からM
g,Cy,Yeの面順次照明に切り替える制御信号を送
る。
【0091】そして、制御回路27はDMD駆動回路2
6を介して反射型の光変調デバイス24a〜24cを制
御し、図12(C)に示すようにMg(=G+B),C
y(=B+R),Ye(=R+G)の面順次照明光が出
力されるようにする。
【0092】また、CPU65は映像信号処理回路3
7′を制御する。つまり、スイッチ71、74を切り替
え、MgCyYeメモリ部73側を使い、RGB信号を
生成する。
【0093】図14はMg,Cy,Yeの出射光の場合
におけるMgCyYeメモリ部73での信号の読み書き
のタイミングと、メモリ出力のタイミングを示してい
る。つまり、Mgの出射光、Cyの出射光、Yeの出射
光のもとでそれぞれ撮像された信号はそれぞれMgメモ
リ75a、Cyメモリ75b、Yeメモリ75cにそれ
ぞれ書き込まれる。これらの信号は同時に読み出され
て、色分離回路77でR,G,Bの色信号に変換され、
D/A変換回路45a〜45cでアナログの信号にされ
てモニタに出力される。
【0094】このようにして本実施の形態ではRGB面
順次照明での撮像からMgCyYe面順次照明での撮像
に切り替えることにより、撮像周期を一定周期より長く
ならないようにして、色ズレの発生とかブレの発生を抑
制できるようにしている。
【0095】つまり、図13に示すように観察対象物に
対する明るさ(又は距離)に対して明るい場合(近距離
の場合)には、RGBつまり原色系で照明及び撮像し、
暗い場合(遠距離の場合)には、MgCyYeつまり補
色系で照明及び撮像することにより、原色系で照明及び
撮像する場合よりも撮像周期を短くして、色ズレの発生
とかブレの発生を抑制できるようにしている。
【0096】また、近距離においても観察対象の動きが
速い場合、補色モードに切り換え、最適な光量になるよ
うに蓄積時間を短くし、色ズレをなくすこともできるよ
うになっている。
【0097】次に本実施の形態の作用を説明する。スイ
ッチ66を色再現を優先する状態に設定して、スイッチ
20をONした場合には、RGBの照明状態を維持して
撮像を行う。この場合には、第1の実施の形態と同様で
ある。
【0098】一方、スイッチ66をS/Nを優先する状
態に設定して、スイッチ20をONした場合には、一定
周期の撮像及び照明期間までは原色系で照明及び撮像を
行い、一定周期まで長くしても明るさが不足するような
場合には、補色系で照明及び撮像するように切り替え
る。
【0099】映像信号処理回路37′では、補色による
照明光で撮像された場合には、前記構成により撮像信号
に含まれる補色の色信号から原色の色信号を生成し、カ
ラー撮像が出来るようにしている。このようにすること
で、撮像時間トータルの時間を短くすることができ、色
ズレの少ない観察が出来るようになる。
【0100】つまり切替により、原色系での照明光の場
合よりも、照明光量を増大できるので、原色系の場合よ
りも、短い照明及び撮像期間で所定の明るさに維持でき
ることになり、照明及び撮像期間を短くできることによ
り、より色ズレ等の少ない内視鏡像が得られる。
【0101】本実施の形態では、光変調デバイス61a
〜61cからプリズム53までの光学的距離をほぼ等し
く配置することが可能となり、補色を合成する場合のバ
ランスが等しくなるような効果をもっている。
【0102】また、補色系を使用することにより、原色
系による面順次を使用するよりも照明光を明るくするこ
とが出来るので、それだけ蓄積時間を短くすることがで
き、色ズレをなくす効果が大きくなる。
【0103】ただし、前記作用で補色により色ズレをな
くすと、場合によっては色再現性が悪くなるので、色再
現性を重視するような観察時はスイッチ66で色再現を
優先するモードに設定することにより、RGBモードに
保持して観察を行うことができるようにしている。
【0104】本実施の形態によれば、被写体の状況に応
じた撮像タイミングに制御し、連動して光変調デバイス
を制御し、RGBの原色系,または補色系での面順次光
を出射出来るようにしたことで、動きのある被写体にお
いても色ズレの発生が少なく画質のよい内視鏡像が得ら
れる。
【0105】[付記] 1.被写体を撮像する撮像素子と、該被写体に照明光を
供給する光源ランプとを有する内視鏡装置であって、前
記光源ランプの出射光を複数の色成分に分離し、且つ分
離した成分毎に光軸を複数分割する色分割手段と、前記
分割された複数の光路上の各々に設けられ、照明光を遮
光する複数の光変調デバイスと、前記撮像素子により得
られた映像信号より、被写体の動きを検出する判別手段
と、前記判別結果に基づき、複数の光変調デバイスの遮
光タイミングを順次制御する遮光制御手段と、前記判別
結果に基づき、撮像素子の撮像タイミングを制御する撮
像制御手段とを備えた内視鏡装置。
【0106】2.前記光変調デバイスがデジタルマイク
ロミラーデバイスもしくは液晶パネルである付記1記載
の内視鏡装置。
【0107】3.前記分離された色成分がRGBの各波
長領域に分離する付記1記載の内視鏡装置。
【0108】4.前記分離された色成分がRGBの補色
領域に分離する付記1記載の内視鏡装置。
【0109】5.照明光を供給する光源ランプと、内視
鏡の先端に照明光を伝送する光伝達手段と、光源ランプ
と光伝達手段との間に波長を複数に分割するフィルタ手
段と、フィルタ手段と光伝達手段の間に分割された波長
を遮断または段階的に反射または透過させる光変調デバ
イスと、光変調デバイスからの光を伝達手段に集光する
光学系と、被写体を撮像する撮像素子と、撮像素子の撮
像信号に基づき各々の波長領域の出力する時間幅を制御
出来るようにした制御回路とを設けるようにした内視鏡
装置。
【0110】6.照明光を供給する光源ランプと、内視
鏡の先端に照明光を伝送する光伝達手段と、光源ランプ
と光伝達手段との間に波長を複数に分割するフィルタ手
段と、フィルタ手段と光伝達手段の間に分割された波長
を遮断または段階的に反射または透過させる光変調デバ
イスと、光変調デバイスからの光を伝達手段に集光する
光学系と、映像信号処理の処理状態を設定する手段と、
波長毎に出力するタイミングに設定された処理状態に応
じて光変調デバイスを制御出来るようにした内視鏡装
置。
【0111】7.照明光を供給する光源ランプと、内視
鏡の先端に照明光を伝送する光伝達手段と、光源ランプ
と光伝達手段との間に波長を複数に分割するフィルタ手
段と、フィルタ手段と光伝達手段の間に分割された波長
を遮断または段階的に反射または透過させる光変調デバ
イスと、光変調デバイスからの光を伝達手段に集光する
光学系と、映像信号処理の処理状態を設定する手段と、
波長毎に出力するタイミングに、設定された処理状態に
応じて光学素子制御できるようにした内視鏡装置。
【0112】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、被
写体を撮像する撮像素子と、該被写体に照明光を供給す
る光源ランプとを有する内視鏡装置であって、前記光源
ランプの出射光を複数の色成分に分離し、且つ分離した
成分毎に光軸を複数分割する色分割手段と、前記分割さ
れた複数の光路上の各々に設けられ、照明光を遮光する
複数の光変調デバイスと、前記撮像素子により得られた
映像信号より、被写体の動きを検出する判別手段と、前
記判別手段による判別結果に基づき、複数の光変調デバ
イスの遮光タイミングを順次制御する遮光制御手段と、
前記判別結果に基づき、撮像素子の撮像タイミングを制
御する撮像制御手段と、を備えたことにより、被写体の
動きが速い場合には複数の光変調デバイスの遮光周期を
短く制御すると共に、撮像素子の撮像周期も短く制御し
て、色ズレの少ない内視鏡像を得られるようにした。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の内視鏡装置の外観
図。
【図2】光源装置等の内部構成を示すブロック図。
【図3】映像信号処理回路の構成を示すブロック図。
【図4】判別回路の構成を示すブロック図。
【図5】被写体の動きに応じて撮像期間等を変更する様
子を示すタイミング図。
【図6】メモリの読み書きの動作を示すタイミング図。
【図7】本発明の第2の実施の形態における動きに応じ
て撮像期間等を変更した場合のタイミング図。
【図8】出射光と撮像された信号のメモリへの読み書き
のタイミング図。
【図9】本発明の第3の実施の形態の内視鏡装置の構成
を示すブロック図。
【図10】本発明の第4の実施の形態の内視鏡装置の構
成を示すブロック図。
【図11】映像信号処理回路の構成を示すブロック図。
【図12】被写体の明るさに応じて原色系から補色系に
変更する動作説明図。
【図13】原色系と補色系の出射光の場合における明る
さ(距離)と蓄積時間との関係を示す図。
【図14】補色系の出射光の場合における撮像された信
号のメモリへの読み書きの様子を示すタイミング図。
【符号の説明】
1A…内視鏡装置 2…電子内視鏡 3…光源装置 4…CCU 5…モニタ 6…挿入部 7…操作部 8…ライトガイド 9…ライトガイドコネクタ 20…撮像周期可変スイッチ 21…光源ランプ 22…赤外カットフィルタ 23a〜23d…ダイムロイックミラー 24a〜24c…光変調デバイス 25…集光レンズ 26…反射素子駆動回路 27…制御回路 28…CPU 32…照射レンズ 33…対物レンズ 34…撮像素子 36…撮像素子駆動回路 37…映像信号処理回路 38…TG 39…輝度信号生成回路 40…判別回路 43a〜43c…メモリ 44a…メモリ書込制御回路 44b…メモリ読出制御回路 47…エッジ抽出回路 48…演算回路 50…比較回路 代理人 弁理士 伊藤 進
【手続補正書】
【提出日】平成12年10月23日(2000.10.
23)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0061
【補正方法】変更
【補正内容】
【0061】次に撮像周期を変化させた時のモニタ出力
を説明する。図8(A)に示すように、出射光(及び撮
像周期)が1/119.88Sに変化し、R,G,Bの
撮像信号が伝送されてくる。第1の実施の形態と同様
に、例えば、R1が伝送されてきたら、入力側の制御手
段によって図8(B)に示すようにR成分第1メモリに
格納される。
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図8
【補正方法】変更
【補正内容】
【図8】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H040 BA09 CA04 CA10 GA02 GA05 GA06 4C061 AA00 BB01 CC00 DD00 GG01 LL02 MM03 NN01 PP11 QQ09 RR03 RR15 5C054 CA04 CC03 CC07 EA01 EF00 EF06 FB04 FC13 GA04 HA12

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被写体を撮像する撮像素子と、該被写体
    に照明光を供給する光源ランプとを有する内視鏡装置で
    あって、 前記光源ランプの出射光を複数の色成分に分離し、且つ
    分離した成分毎に光軸を複数分割する色分割手段と、 前記分割された複数の光路上の各々に設けられ、照明光
    を遮光する複数の光変調デバイスと、 前記撮像素子により得られた映像信号より、被写体の動
    きを検出する判別手段と、 前記判別手段による判別結果に基づき、複数の光変調デ
    バイスの遮光タイミングを順次制御する遮光制御手段
    と、 前記判別結果に基づき、撮像素子の撮像タイミングを制
    御する撮像制御手段と、 を備えた内視鏡装置。
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