JP2001208985A - 内視鏡装置 - Google Patents

内視鏡装置

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JP2001208985A
JP2001208985A JP2000018952A JP2000018952A JP2001208985A JP 2001208985 A JP2001208985 A JP 2001208985A JP 2000018952 A JP2000018952 A JP 2000018952A JP 2000018952 A JP2000018952 A JP 2000018952A JP 2001208985 A JP2001208985 A JP 2001208985A
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light
color
endoscope
light source
signal
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JP2000018952A
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English (en)
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Masahide Yamaki
正英 八巻
Seiichi Hosoda
誠一 細田
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光源装置側で所望の色バランス状態の出射光
に簡単にできる内視鏡装置を提供する。 【解決手段】 光源ランプ31の光はレンズ32を経
て、その光路上に2次元的に配置され、それぞれR,
G,Bの色フィルタを設けた多数のエレメントで構成し
た光変調デバイス33に入射され、−10°に駆動され
たエレメントで反射された光が集光レンズ34等を経て
硬性内視鏡2のライトガイド21に照明光が入射され、
硬性内視鏡2に装着したテレビカメラ3のCCD27で
撮像された信号は映像信号処理回路42Aに入力され、
白い被写体を設置して色バランス設定スイッチ20を操
作すると、映像信号処理回路42Aからの色信号に基づ
き、補正信号が制御信号生成回路53に入力され、駆動
回路54を介して光変調デバイス33の色フィルタを設
けたエレメントの駆動パターンを制御し、簡単に色バラ
ンスした照明光を出射可能にした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、観察対象物を撮像
素子によって撮像し観察を行う医療用または工業用の内
視鏡装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、医療用分野及び工業用分野におい
て、内視鏡を挿入して診断或いは検査する内視鏡装置が
広く用いられるようになった。この場合、体腔内等を直
接観察した場合と同様の色調で観察できることが望まし
い。
【0003】このため、内視鏡装置においては、ホワイ
トバランス等の色バランスさせる手段が設けられてい
る。例えば特開平6−90900号では、光源装置のラ
ンプの種類の変化に応じて映像信号処理回路のマトリッ
クス回路の定数を変化させてホワイトバランス等を保持
することが開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来例で
は、光源装置に併せて映像信号処理回路の設定を変更し
なければならず、操作が面倒であった。また、メタルハ
ライドランプのように経時変化のあるものでは長時間の
使用などで所望のホワイトバランス状態を得る事が難し
かった。さらに、ランプの発光色を3色に分割して各色
を別々に制御する方法が考えられるが、構造が複雑にな
ってしまい装置が大型化してしまう。
【0005】また、USP57278642のように、
撮像素子の前にカラーフィルタを設け、色バランスを行
う方法が提案されているが、光源装置側で簡単な構造で
色バランスをとる装置は従来技術になかった。
【0006】(発明の目的)本発明は、上述した点に鑑
みてなされたもので、光源装置側で所望の色バランス状
態の出射光に簡単にできる内視鏡装置を提供することを
目的とする。また、色バランスを良くする事で色再現の
良い内視鏡装置を構成できる面順次および同時式に使用
可能な光源装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】被写体を撮像する撮像素
子と、該被写体に照明光を供給する光源ランプとを有す
る内視鏡装置において、内視鏡先端に照明光を導光する
ライトガイドと、前記光源ランプと前記ライトガイドと
の間の光路上に2次元配列された照明光を制限するエレ
メントを有する光変調デバイスと、前記光変調デバイス
と前記光源ランプとの間の光路上に前記エレメントに対
向して2次元配列された複数の色フィルタからなる色フ
ィルタアレイと、前記色フィルタアレイに応じて制御可
能とする制御手段と、を備えたことにより、制御手段を
介して前記色フィルタアレイに応じて制御することによ
って、前記ライトガイド側に供給される照明光の光量を
色成分比を自由に変更でき、ホワイトバランス等の色バ
ランスが簡単にできるようにしている。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。 (第1の実施の形態)図1ないし図4は本発明の第1の
実施の形態に係り、図1は第1の実施の形態の内視鏡装
置の外観を示し、図2は図1の具体的な構成を示し、図
3は光変調デバイスの構成を示し、図4光変調デバイス
のRGBフィルタの配列パターンの代表例等を示す。
【0009】図1に示す本発明の第1の実施の形態の内
視鏡装置1Aは光学式内視鏡2にTVカメラ3を装着し
たTVカメラ装着内視鏡4と、光学式内視鏡2に照明光
を供給する光源装置5と、TVカメラ3に内蔵された撮
像素子に対する信号処理を行うカメラコントロールユニ
ット(以下、CCUと略記)6と、CCU6からの映像
信号を表示するモニタ7とから構成される。
【0010】光学式内視鏡2は例えば硬性内視鏡で構成
され、この硬性内視鏡は硬質で細長の挿入部8と、この
挿入部8の後端に設けられた太径の把持部(操作部)9
と、この把持部9の後端に設けられた接眼部10とを有
する。この把持部9にその基端が接続されるライトガイ
ドケーブル11の他端のライトガイドコネクタ12は光
源装置5のライトガイドコネクタ受け13に着脱自在で
接続される。
【0011】また、接眼部10にはTVカメラ3のカメ
ラヘッド14が装着され、このカメラヘッド14から延
出されたカメラケーブル15の端部の信号コネクタ16
はCCU6の信号コネクタ受け17に着脱自在で接続さ
れる。
【0012】光源装置5にはその前面にはライトガイド
コネクタ受け13の他に、電源スイッチや操作パネル1
8が設けてあり、この操作パネル18には光量設定スイ
ッチ19が設けてある。また、CCU6の前面には信号
コネクタ受け17や色バランス設定スイッチ20が設け
てある。
【0013】図2は図1の具体的な構成を示す。光学式
内視鏡2の挿入部8内には照明光を伝送するライトガイ
ド21が挿通され、このライトガイド21はさらにライ
トガイドケーブル11(のライトガイド)を介して光源
装置5から照明光が供給され、この照明光を先端面に伝
送してさらに照明窓に取り付けた投射レンズ(照明レン
ズ)22を経て前方に出射し、体腔内の患部等の観察部
位側を照明する。
【0014】この照明窓に隣接する観察窓には対物レン
ズ23が取り付けられており、照明された被写体の光学
像を結ぶ。この像はリレーレンズ系24により接眼部1
0側に伝送される。そして、接眼部10から接眼レンズ
25を介して拡大観察ができると共に、この接眼部10
にカメラヘッド14を装着した場合には、さらに結像レ
ンズ26を介して結像され、この結像位置には撮像素子
として、例えば電荷結合素子(CCDと略記)27が配
置され、このCCD27によって光電変換される。な
お、このCCD27の撮像面にはR,G,B等の波長成
分を透過するモザイクフィルタ等の色分離フィルタ28
が配置され、各画素毎に色分離する。
【0015】上記光源装置5内には、照明光を発生する
光源ランプ31が配置され、この光源ランプ31の光は
例えば平行レンズ(コリメータレンズ)32により平行
な光束にされて反射型の光変調デバイス33に入射され
る。
【0016】この光変調デバイス33により反射され
て、集光レンズ34に入射された光はこの集光レンズ3
4により集光されてインテグレータ35の一方の端面に
入射され、入射された光が均一化されて他方の端面から
出射され、さらに集光レンズ36で集光されてライトガ
イドコネクタ12の端面に入射される。
【0017】そして、ライトガイド21の先端面からさ
らに投射レンズ22を経て観察部位側を照明し、対物レ
ンズ23で観察部位の光学像を結像し、リレーレンズ系
24で伝送して、CCD27に結像する。
【0018】このCCD27はCCU6内のCCD駆動
回路41からのCCD駆動信号が印加されることによ
り、光電変換されて蓄積された信号電荷が読み出され、
CCU6内の映像信号処理回路42に入力される。
【0019】この映像信号処理回路42は入力されるC
CD出力信号を色分離回路で例えば輝度信号と色差信号
とに分離し、さらにマトリクス回路でRGBの色信号に
変換してこのRGBの色信号を標準の映像信号として
(図示しない同期信号と共に)モニタ7に出力する。
【0020】CCD駆動回路41と、映像信号処理回路
42とはタイミング発生回路43からタイミング信号が
入力され、このタイミング信号に同期してCCD駆動信
号の発生や映像処理を行う。
【0021】また、映像信号処理回路42は、映像信号
処理回路42からのRGBの色信号は検波回路(補正信
号生成回路)44に入力され、色バランス設定スイッチ
20が操作されるとCPU45の制御により、1フレー
ム期間でのRGBの各色信号をそれぞれ積算して例えば
基準値からのずれ値(或いは各色信号の相対比)を検出
して(色バランスさせる)補正信号を生成する。
【0022】そして、この補正信号を通信制御を行う通
信制御部46により伝送用の信号に変換し、さらにイン
タフェース(I/Fと」略記)47を介して伝送ケーブ
ル48により、このCCU6の外部の光源装置5側のI
/F51に伝送する。
【0023】光源装置5ではI/F51に伝送された信
号は通信制御部52により、伝送前の信号に変換(復
調)され、制御信号生成回路53に入力される。
【0024】この制御信号生成回路53にはタイミイン
グ発生回路43からのタイミング信号も入力される。そ
して、この制御信号生成回路53はタイミング信号に同
期して、(光変調デバイス)駆動回路54を制御して、
この駆動回路54により光変調デバイス33を駆動する
ことができるようにしている。
【0025】図3は光変調デバイス33を示す。この光
変調デバイス33は静電界作用により動作される例えば
15ミクロン角のアルミニウムのマイクロミラー(単に
ミラーと略記)61が2次元的に規則正しく配置され、
各ミラー61の反射面には、市松模様状等にR,G,B
の色フィルタ62が例えばスクリーン印刷等で形成され
て2次元配列エレメントがそれぞれ形成されている。
【0026】各ミラー61は例えば対角線を中心として
2つの状態を安定して取り得るヨーク上にミラー保持ポ
ストで支えられており、水平方向に例えば±10°程度
を保ちながら回転可能である。
【0027】そして、本実施の形態では駆動回路54か
らの駆動信号の印加により、+10°或いは−10°の
状態に設定される。そして、例えば−10°の状態に設
定した場合には、光源ランプ31からの光を集光レンズ
34に入射されるように反射するが、+10°の状態に
設定した場合には、光源ランプ31からの光を集光レン
ズ34に入射されない方向に反射するようにしている。
このため、本明細書では駆動回路54により光変調デバ
イス33のミラー61を+10°にすることを遮光或い
はOFF、−10°にすることを非遮光或いはONにす
るとも言う。
【0028】本実施の形態では、白い被写体を撮像した
場合に、その色信号のレベルが基準値からどれだけずれ
ているかのずれ値を検出してそのずれ値に対応した補正
信号を生成し、その補正信号に応じて、駆動回路54の
光変調デバイス33の全ミラーをON/OFFさせる駆
動信号パターンを制御することにより、各色信号のレベ
ルが一致する(揃う)ホワイトバランス状態への設定が
光源装置5側で簡単にできるようにしている。
【0029】図4は光変調デバイス33を構成する2次
元配列エレメントに設けたR,G,Bの色フィルタ62
の配列パターン例を示す。
【0030】図4(A)ではモザイク状の場合を示し、
図4(B)は(縦)ラインにそれぞれR,G,Bフィル
タが並ぶように配列させた場合を示し、図4(D)も図
4(C)と同様にストライプ状にならないようにランダ
ムに配列させた場合(ベイヤ配列)を示す。
【0031】なお、制御信号生成回路53は光変調デバ
イス33を構成する2次元配列エレメントに設けたR,
G,Bの色フィルタ62の配列パターンの情報を内部の
メモリ等で知ることができるようにしている。
【0032】そして、本実施の形態では色バランス設定
スイッチ20を操作することで、光源装置5側で簡単に
ホワイトバランス状態を維持した照明光の供給ができる
ようにしていることが特徴となっている。
【0033】次に本実施の形態の作用を説明する。光学
式内視鏡2にTVカメラ3を装着し、内視鏡2のライト
ガイドコネクタ12を光源装置5に接続し、TVカメラ
3のコネクタ16をCCU6に接続し、またCCU6に
モニタ7を接続した状態に内視鏡装置1Aをセットし、
手術を行う前に、内視鏡2の先端の前方位置に白紙また
は白ガーゼなどの白色被写体を置いて白い観察像が得ら
れるようにし、色バランス設定スイッチ20を押して色
バランスの設定動作を行う。
【0034】この時に、CCU6から色の補正信号が光
源装置5に伝送され、光源装置5の光変調デバイス33
を駆動する駆動信号を制御信号生成回路53で補正信号
に基づき駆動信号を生成する制御信号を生成し、光変調
デバイス33を駆動した場合のライトガイド21に供給
されるR,G,Bの光量比を色バランスがとれるように
制御する。
【0035】例えばRGBの光量比が6:2:4とした
場合に色バランスさせることができるという補正信号が
制御信号生成回路53に入力されると、図4(A)に示
す配列パターンの場合にはこの図4(A)のRGB配列
パターンで斜線で示すものをOFFにするような駆動信
号が生成される。
【0036】図4(A)では、R,G,Bの色フィルタ
62の1ユニットとなる20個の内、Rの色フィルタ6
2を6個ONにし、Gの色フィルタ62は2個ONに
し、Bの色フィルタ62は4個ONにして色バランスを
維持するようにしている。つまり、R:G:B=6:
2:4の比率になるように制御され、均一になるようイ
ンテグレータ35で色混合されて、出射光のR:G:B
は6:2:4の比率で混合され、内視鏡2の先端より白
色被写体側に照明される。
【0037】図4(B)に示されるような配列パターン
の場合にも、上記の補正信号が制御信号生成回路53に
入力されると、この図4(B)に示す1ユニットとなる
15個の内、Rの色フィルタ62を3個ONにし、Gの
色フィルタ62は1個ONにし、Bの色フィルタ62は
2個ONにして色バランスを維持するようにしている。
つまり、R:G:B=6:2:4(=3:1:2)の比
率になるように制御され、均一になるようインテグレー
タ35で色混合されて、出射光のR:G:Bは6:2:
4の比率で混合され、内視鏡2の先端より白色被写体側
に照明されることになる。
【0038】この場合には、色フィルタ62がライン毎
に設定されているのでインテグレータ35による均一化
の機能が十分に発揮し、RGBの列毎に数の比率がR:
G:B=6:2:4(3:1:2)となるように制御し
ても同様の効果が得られることになる。
【0039】また、RGBのパターンを図4(C)に示
すようにストライプ状にならないようにランダムに配置
させたり、図4(D)に示すようなRGBの配列パター
ンで制御することでインテグレータ35で色バランスを
均一に合成することなく、光源装置5の照明光を均一に
照射するようにすることもできる。
【0040】このように、光源装置5側での制御によっ
て適正な色バランスとなる設定がされ、白い被写体はモ
ニタ7に白く表示されるようになり、実際に(内視鏡検
査)を行う準備が完了する。例えば、腹腔内を図示しな
い気腹装置によって気腹し、本内視鏡装置1Aにより内
視鏡下での外科手術の観察を行う。適正な色バランスに
設定されているので、色再現の良い観察が出来るように
なる。
【0041】本実施の形態に例えばメタルハライドラン
プを使用すると、このメタルハライドランプは経時変化
により出射光の色バランスが変化する特性をもってお
り、この経時変化で内視鏡像の色再現性を悪くする。し
かし、本実施の形態のように、使用前に色バランスをと
る事によって、経時変化があってもその都度補正される
ので、良好な色再現性を得る事が出来る。
【0042】また、本実施の形態で光源ランプ31にキ
セノンランプに変更した光源装置を使用する場合には、
RGBの出射光の比率をキセノンランプに合わせて設定
する事により、同様に良好な色再現性を得る事が作用出
来る。光源ランプ31はメタルハライドランプ、キセノ
ンランプに限らず、放電管またはタングステンランプを
採用した場合にも同様の効果が得られる。
【0043】このように本実施の形態によれば、簡単な
構成の光源装置5でホワイトバランス等がとれた出射光
の状態に簡単にでき、従来例における映像処理手段側で
の色バランス設定回路内のR,G,B信号に対するゲイ
ンの煩わしい設定作業等が不要になる。
【0044】なお、本実施の形態では白い被写体を設置
して色バランス設定スイッチ20を操作した場合に、C
CU6側の検波回路44から通信制御部46等を経て光
源装置5の制御信号生成回路53に光変調デバイス33
を駆動する補正信号が入力され、制御信号生成回路53
はこの補正信号により自動的に色バランスした照明光を
出射するように光変調デバイス33を制御するようにし
ている。
【0045】これに限らず、制御信号生成回路53にマ
ニュアル操作の信号を入力して、色バランス(ホワイト
バランス)した照明光が出射されるようにしても良い。
例えば、白い被写体を撮像した状態で、モニタ7でその
像が白く表示されるように光源装置5に設けたR、G、
Bの光量設定スイッチ19を操作して、R、G、Bの光
量設定スイッチの操作で制御信号生成回路53は対応す
る色のフィルタ62を設けたマイクロミラー61をON
/OFFする割合を増減する。そして、モニタ7で白く
表示されるようになったら、完了スイッチを押して、そ
の状態のデータを制御信号生成回路53内部のメモリな
どに格納して、以後はそのデータで光変調デバイス33
の駆動パターンを決定するようにしても良い。
【0046】(第2の実施の形態)次に図5及び図6を
参照して本発明の第2の実施の形態を説明する。なお、
第1の実施の形態と同じ構成要素には同じ符号を付け、
その説明を省略する。図5に示す面順次内視鏡装置1B
は電子内視鏡4Bと、光源装置5と、CCU6Bと、モ
ニタ(図1参照)7とから構成される。
【0047】電子内視鏡4Bは可撓性を有する細長の挿
入部8と、この挿入部8の後端に設けられた操作部9
と、この操作部9から延出されたユニバーサルケーブル
11Bとを有する。
【0048】電子内視鏡4Bの挿入部8内には照明光を
伝送するライトガイド21が挿通され、このライトガイ
ド21はさらにユニバーサルケーブル11B内を挿通さ
れ、このユニバーサルケーブル11Bの端部のライトガ
イドコネクタ12は光源装置5に着脱自在で接続され
る。そして、光源装置5から供給される照明光をライト
ガイド21で伝送し、その先端面からさらに照明窓に取
り付けた照明レンズ22を経て観察部位側に出射する。
【0049】また、照明窓に隣接する観察窓に取り付け
た対物レンズ23の結像位置にはCCD27が配置さ
れ、結像された光学像を光電変換する。なお、この電子
内視鏡4BはCCD27の撮像面に色分離フィルタ28
を設けていない、モノクロタイプのCCD27を採用し
た面順次撮像用の電子内視鏡である。
【0050】このCCD27に接続された信号線は、ラ
イトガイドコネクタ12から延出されたスコープケーブ
ル15B内を挿通され、その端部の信号コネクタ16は
CCU6Bに着脱自在で接続される。
【0051】このCCU6Bは図2のCCU6におい
て、同時式の映像信号処理回路42Aの代わりに面順次
式の映像信号処理回路42Bが採用されている。また、
CCD駆動回路41は図2の場合と同じ構成であるが、
制御信号生成回路53がタイミング発生回路43に基づ
き、各色毎の領域に対して選択的に順次制御し、被写体
に面順次光を照射するので、フレーム毎に各色に対応し
た輝度成分が撮像可能になっている。
【0052】この面順次式の映像信号処理回路42Bは
CCD27から入力されるCCD出力信号は映像信号処
理回路42B内の図示しないA/D変換回路でデジタル
信号に変換され、さらに3つのフレームメモリに順次格
納され、読み出し時には同時に読み出され、RGB色信
号がモニタ7に出力される。
【0053】また、このRGB色信号は検波回路44に
も入力される。そして、色バランス設定スイッチ20が
操作された場合には、検波回路44は第1の実施の形態
で説明したように基準値からのずれ値等を検出し、補正
信号を光源装置5側に伝送する。
【0054】第1の実施の形態では補正信号は光変調デ
バイス25(ここではDMD)のR,G,Bの各色フィ
ルタ(が設けられた各ミラー)を同時に駆動制御するた
めの信号であったが、本実施の形態ではR,G,Bの面
順次照明光に同期して補正信号を順次、光源装置5に出
力する。
【0055】本実施の形態では光源装置5は第1の実施
の形態と同じ構成であるが、面順次照明を行うように動
作する。そして、カラー面順次方式の撮像タイミングに
合わせて光源装置5からの出射光のレベルまたは時間を
可変する事により、色バランスをとる。
【0056】次に本実施の形態の動作を説明する。図5
に示すように内視鏡装置1Bをセットして電源を投入す
ると、図6(A)のDMD駆動状態に示すようにR,
G,Bの照明光をRの色フィルタ62が設けられたミラ
ー、Gの色フィルタ62が設けられたミラー、Bの色フ
ィルタ62が設けられたミラーのみをON状態(より詳
しくは図6(C)に示すようにOFF期間が伴うPWM
制御でON/OFF状態)に順次設定する駆動信号をし
て、R,G,Bの面順次照明を行い、その場合、図6
(B)に示すようにR,G,Bの各照明期間の後に遮光
期間が形成されるようにDMD33を+10°の遮光状
態(OFF)にする。
【0057】そして、例えばRの出射光を出すRの照明
期間にCCD27で被写体を撮像して電荷蓄積を行い、
このRの照明期間の後にCCD27で蓄積された信号を
読み出す読み出し期間にはDMD33の全ミラーをOF
Fにし、遮光状態にする。そして、CCD27から読み
出した信号を映像信号処理回路42B内のR信号用メモ
リに一時格納する。
【0058】次にGの出射光を出して、このGの照明期
間にCCD27で電荷蓄積を行い、このGの照明期間の
後にCCD27で蓄積された信号を読み出す読み出し期
間にはDMD33の全ミラーをOFFにし、遮光状態に
する。そして、CCD27から読み出した信号を映像信
号処理回路42B内のG信号用メモリに一時格納する。
【0059】次にBの出射光を出して、このBの照明期
間にCCD27で電荷蓄積を行い、このBの照明期間の
後にCCD27で蓄積された信号を読み出す読み出し期
間にはDMD33の全ミラーをOFFにし、遮光状態に
する。そして、CCD27から読み出した信号を映像信
号処理回路42B内のB信号用メモリに一時格納する。
【0060】そして、映像信号処理回路42B内のR,
G,B信号用メモリに一時格納されたR,G,Bの色信
号は同時に読み出され、モニタ7に出力され、被写体像
をカラー表示する。
【0061】この場合に、被写体として白色の被写体が
セットされて色バランス設定スイッチ20が操作される
と、カラー1フレーム期間でのR,G,Bの色信号が検
波回路44に入力されて、この検波回路44で色バラン
スさせる補正信号が生成されて光源装置5の制御信号生
成回路53に入力される。
【0062】補正前(つまり補正信号が入力されない状
態)では、制御信号生成回路53は以前に設定した時の
補正信号を格納した内部メモリからのデータによりR,
G,Bの出射光をPWM制御して出射するように駆動回
路54を制御するが、補正信号が入力されると、内部メ
モリを新たに入力される補正信号で更新し、この補正信
号によりPWM制御を行う制御信号を駆動回路54に出
力する。
【0063】例えば、R,G,Bの光量比が7:6:4
とするとバランスするいう補正信号が生成された場合、
制御信号生成回路53は駆動回路54を制御して図6
(C)に示すようなPWM制御のDMD出射光が出力さ
れるように制御する。そして、R、G、Bの照明期間に
はそれぞれR、G、Bの出射光の比が7:6:4となり
ホワイトバランスした面順次照明光が出力されることに
なる。
【0064】その後の内視鏡検査の場合にはメモリに格
納したデータを用いて駆動回路54を制御してDMD2
5によるR、G、Bの出射光の光量比を7:6:4に保
持する。これにより、通常の内視鏡検査の場合には、ホ
ワイトバランスした状態での面順次照明を行う状態を維
持する。
【0065】本実施の形態によれば、第1の実施の形態
と同様に手術等の内視鏡検査を行う前に色バランス設定
スイッチ20を押す事により、光源装置5側で簡単に色
バランスした状態での面順次照明光を出射できるように
設定できる。
【0066】本実施の形態では、図6(Aに示す配列パ
ターンを採用して図6(C)に示すPWM制御での出射
光の制御を行うことで色バランスさせる例で説明した
が、図6(D)に示すような配列パターンで出射光の制
御を行うことで色バランスさせることもできる。
【0067】なお、図6(D)は図6(A)において、
R,G,Bの各照明期間にR,G,Bの色フィルタを設
けたミラーをそれぞれPWM制御する代わりに、R,
G,Bの各照明期間にR,G,Bの色フィルタを設けた
ミラーの例えば10個の内の7個、6個、4個の割合で
それぞれONさせるようにして同様に色バランスした面
順次光を出射できるようにしたものである。つまり、
R,G,Bの照明期間に合わせて各色の出射強度を2次
元配列エレメントの出射側に制御される数により出射強
度が制御されるように出来る。
【0068】具体的には、図6(D)に示すようなR,
G,B毎に異なった2次元配列エレメントのパターンを
用い、R,G,Bの各2次元配列エレメントの数をR:
G:B=7:6:4の比率を保持するようにON/OF
F制御して色バランスした照明光を出射することが可能
となる。また、本実施の形態によれば、遮光手段を新た
に設けることなく、光変調デバイス33を用いて遮光の
効果を得る事が出来る。
【0069】(第3の実施の形態)次に図7及び図8を
参照して本発明の第3の実施の形態を説明する。なお、
第1の実施の形態と同じ構成要素には同じ符号を付け、
その説明を省略する。図7に示す本発明の第3の実施の
形態の内視鏡装置1Cでは第1の実施の形態において、
一部が異なる光変調デバイス33Cを採用した光源装置
5Cを採用している。
【0070】第1の実施の形態においては、マイクロミ
ラー61にR,G,Bの色フィルタ62をスクリーン印
刷などで設けていたが、本実施の形態では、マイクロミ
ラー61の直前に市松模様のR,G,Bフィルタ65を
設けた光変調デバイス33Cを採用している。
【0071】図8はこの光変調デバイス33Cの概略の
構成とその作用の説明図を示す。図8に示すように光変
調デバイス33Cはマイクロミラー61を有する光変調
デバイス本体部33′と、この光変調デバイス本体部3
3′の前に設けた市松模様状のRGBフィルタ65とか
らなる(なお、第1の実施の形態における光変調デバイ
ス33は光変調デバイス本体部33′におけるマイクロ
ミラー61に直接RGBフィルタ62を設けたものであ
る)。
【0072】図8に示すようにマイクロミラー61を−
10°、0°(フラット)、+10°にそれぞれ設定し
たものを61a、61b、61cとすると、コリメータ
レンズ32を通して光変調デバイス33Cに入射され、
反射される光は、−10°の場合には集光レンズ34に
入射され、+10°の場合には集光レンズ34に入射さ
れる方向から完全に外れる遮光状態と同様の状態に設定
され、0°(フラット)の場合にはそれらの中間の状態
となる。
【0073】そして、駆動回路54からの駆動信号によ
り、−10°或いは+10°に設定することにより、光
源ランプ31からの照明光を反射して、照明に利用した
り利用しない遮光状態に設定して第1の実施の形態と実
質的に同様の作用効果をえることができる。
【0074】(第4の実施の形態)次に図9、図10及
び図13を参照して本発明の第4の実施の形態を説明す
る。なお、第1の実施の形態と同じ構成要素には同じ符
号を付け、その説明を省略する。図9に示す本発明の第
4の実施の形態の内視鏡装置1Dは第1の実施の形態に
おける光変調デバイス33とは異なる反射型液晶パネル
を採用した光変調デバイス33Dを採用した光源装置5
Dを採用している。
【0075】本実施の形態では反射型液晶パネルを用い
ることにより、透過型の場合より開口率を向上させるこ
とができる。ただし、本実施の形態における光変調デバ
イス(反射型液晶パネル)33Dは、光波長分割手段
(ホログラムカラーフィルタ)と一体化した例で示して
いる。
【0076】図9に示すように光源ランプ31からの照
明光は平行レンズ32を経て光変調デバイス(反射型液
晶パネル)33Dに入射し、後述するホログラムフィル
タにより照明光がRGBの3色に分光され、光変調デバ
イス33Dの2次元配列エレメント毎にRGBの光を入
射させ、それぞれの光に対して液晶74により出射光の
制御をすることで、色バランスの制御を行う構成となっ
ている。
【0077】図10は光変調デバイス(反射型液晶パネ
ル)33Dの詳細な構成を示す。光変調デバイス33D
は、Siウェハ70と、このSiウェハ70に形成され
たトランジスタ71と、このトランジスタ71により電
圧の印加が制御されるアルミニウム反射電極72と透明
電極73と、アルミニウム反射電極72と透明電極73
の間に配置され、印加される電圧により照明光の透過率
が変化する液晶74と、透明電極73の前に配置された
ガラス板75と、光源ランプ31からの照明光をRGB
の3色に分光し、アルミニウム反射電極72毎に集光さ
せるマイクロレンズ入りホログラムカラーフィルタ76
と、アルミニウム電極72によって反射されてきた光の
位相差を調整する位相差板77と、偏光板78とガラス
板79で構成される。
【0078】光源ランプ31からの照明光が平行レンズ
32を経て光変調デバイス33Dに入射され、偏向板7
8により縦波または横波だけの光が通過する。マイクロ
レンズ入りホログラムフィルタ76によって光波長分解
されRGBの3色に分光される。マイクロレンズによっ
てRGBの各々の光がアルミニウム反射電極72の3ピ
クセルにRGBそれぞれ入射され、アルミニウム反射電
極72によりそれぞれ反射される。
【0079】この時、トランジスタ71のスイッチング
により、アルミニウム反射電極72と、透明電極73の
間の液晶74の液晶分子にかかる電圧が調整され、液晶
74の液晶分子74aの配列が自在に変化し、RGB各
光の旋回のレベルを調整できる。位相差板77と液晶7
4の電圧調整と偏光板78の関係により偏光板78を通
過及び遮光の制御と、その間の階調を制御することがで
き色バランスの制御ができるようにしている。
【0080】つまり、液晶分子74aの配列を変化させ
ていくことで、完全なON状態から、偏光板78を透過
する光量を減衰させてゆき、遮光状態まで段階的に制御
することができる。例えば、図13に示すように、CC
D駆動パルス(A)に応じて(B)に示すように、R、
G、Bの出射光のレベルを変化させ、色バランスを制御
する。
【0081】次に本実施の形態の作用を説明する。第1
の実施の形態と同様に、上記構成により2次元配列エレ
メント毎のON/OFF制御によって図4と同様のパタ
ーン方式により色バランスがとれる。
【0082】また、上記構成により液晶74の液晶分子
74aにかかる電圧の中間調電圧にすることで、液晶分
子の複屈折率を変え、2次元配列エレメント毎に偏向板
78を透過する光量を制御をすることで光の透過率を変
化させる電圧可変透過率による方式を用い、2次元配列
エレメントのRGB毎の透過率制御で色バランスをとる
ことができる。
【0083】また、本実施の形態では、液晶分子の複屈
折率を変化させる反射型液晶で説明したが、例えば二色
性色素を用いた光吸収によるGH方式、高分子を用いた
光散乱型のPDLC方式等の反射型液晶であれば同様の
効果を得ることができる。
【0084】(第5の実施の形態)次に図11及び図1
2を参照して本発明の第5の実施の形態を説明する。な
お、第1の実施の形態と同じ構成要素には同じ符号を付
け、その説明を省略する。図11に示す本発明の第5の
実施の形態の内視鏡装置1Eは、例えば第1の実施の形
態において、CCU6にさらに調光用信号生成部81を
設け、この調光用信号生成部81は映像信号処理回路4
2Aから出力される色信号を適宜のフレーム期間積分し
て平均の明るさ信号を生成し、基準の明るさに対応する
基準レベルの信号を出力する基準値設定回路82からの
信号からのずれ信号を調光用信号として通信制御部46
に出力するCCU6Eにしている。通信制御部46はI
/F47を介して光源装置5EのI/F51側に調光用
信号を伝送し、通信制御部52で復調し、制御信号生成
回路53に出力する。
【0085】この制御信号生成回路53は自動調光スイ
ッチ83がONされると、調光用信号に応じて、駆動回
路54を制御して、ホワイトバランス状態を保持して照
明光量を増加或いは減少させ、平均の明るさ信号が基準
レベルに一致するように制御する。なお、基準値設定回
路82の基準レベルの値は設定スイッチ84で可変設定
できるようにしている。その他は第1の実施の形態と同
様の構成である。
【0086】次に本実施の形態の作用を説明する。電源
を投入して、色バランス設定スイッチ20を操作した場
合の動作は第1の実施の形態と同様であり、ホワイトバ
ランスした状態での照明光を出射する状態となる。
【0087】この場合、第1の実施の形態の作用で説明
したようにホワイトバランス状態を保持した場合には、
照明に使用されるR,G,Bの色フィルタの割合がa:
b:cである場合において、観察部位を観察した場合に
その時の照明状態における明るさ信号が例えばdパーセ
ントだけ、照明光量を増大させるような調光用信号が生
成された場合には、その時のONしたR,G,Bの色フ
ィルタの数からさらにR,G,Bフィルタをa/(a+
b+c)×d/100,b/(a+b+c)×d/10
0,c/(a+b+c)×d/100の割合だけONさ
せる。
【0088】この場合a:b:cが3:2:1の場合と
し、例えば図12(A)に示す状態からさらに50パー
セント増大させる調光用信号が生成された場合には図1
2(B)のようになる。
【0089】つまり、図12(A)の状態(縦ラインに
R,G,Bの色フィルタが配列され、Rの色フィルタは
9個の内の6個がON、Gの色フィルタは9個の内の4
個がON、Bの色フィルタは9個の内の2個がONする
ように駆動される状態)で、50パーセント増大させる
調光用信号が生成された場合には図12(B)に示すよ
うにRの色フィルタは9個の内の9個がON、Gの色フ
ィルタは9個の内の6個がON、Bの色フィルタは9個
の内の3個がONするように駆動される状態に設定され
る。
【0090】この変更で、ONしたR,G,Bの色フィ
ルタの割合は変更前と同じとなり(つまり、6:4:2
→9:6:3)、ホワイトバランス状態が維持され、か
つ照明光量は12/27から18/27、つまり50パ
ーセント増大する。
【0091】このように本実施の形態によれば、ホワイ
トバランスを維持した状態での自動調光を簡単に行うこ
とができる。なお、本実施の形態では、同時式の場合で
説明したが、面順次照明の場合にも同様に適用できる。
【0092】また、上述した図2及び図5から分かるよ
うに本発明における光源装置5は同時式及び面順次式の
光源装置として使用できる。また、簡単な構造、つまり
光変調デバイス33等を単板で使用できるようにするこ
とで実現でき、かつ単板であっても、面順次式、同時式
ともに内視鏡装置の光源装置に使用できる。なお、上述
した各実施の形態等を部分的等で組み合わせて構成され
る実施の形態等も本発明に属する。
【0093】[付記] 1.被写体を撮像する撮像素子と、該被写体に照明光を
供給する光源ランプとを有する内視鏡装置において、内
視鏡先端に照明光を導光するライトガイドと、前記光源
ランプと前記ライトガイドとの間の光路上に2次元配列
された照明光を制限するエレメントを有する光変調デバ
イスと、前記光変調デバイスと前記光源ランプとの間の
光路上に前記エレメントに対向して2次元配列された複
数の色フィルタからなる色フィルタアレイと、前記色フ
ィルタアレイに応じて制御可能とする制御手段とを備え
たことを特徴とする内視鏡装置。
【0094】2.前記制御手段は、前記光変調デバイス
が前記色フィルタアレイによって複数分割された光束を
色成分毎に独立して制限する時間を制御することを特徴
とする付記1記載の内視鏡装置。 3.前記制御手段は、前記光変調デバイスが前記色フィ
ルタアレイによって複数分割された光束を色成分毎に独
立して制限する領域を制御することを特徴とする付記1
記載の内視鏡装置。 4.前記制御手段は、前記色フィルタアレイによって複
数分割された照明光を色成分毎に順次照明するように前
記光変調デバイスを順次制御することを特徴とする付記
1乃至3記載の内視鏡装置。
【0095】5.被写体を撮像する撮像素子と、該被写
体に照明光を供給する光源ランプとを有する内視鏡装置
において、内視鏡先端に照明光を導光するライトガイド
と、前記光源ランプと前記ライトガイドとの間の光路上
に設けられ、照明光を制限する2次元配列されたエレメ
ントを有する光変調デバイスと、前記光変調デバイスと
前記光源ランプとの間の光路上に設けられ、照明光を複
数の色成分に分離し、分離した光束を前記光変調デバイ
スの所定のエレメントに集光させるホログラムフィルタ
アレイと、前記光変調デバイスを制御する制御手段とを
備えたことを特徴とする内視鏡装置。
【0096】6.照明光を供給する光源ランプと、前記
光源ランプの光路に設けられ、照明光を制限する2次元
配列されたエレメントを有する光変調デバイスと、前記
光変調デバイスのエレメントに複数の色フィルタが配列
された色フィルタアレイを備えたことを特徴とする光源
装置。 7.前記光変調デバイスがデジタルミラーデバイスであ
る付記1乃至5記載の内視鏡装置及び光源装置。 8.前記色フィルタがRGBフィルタである付記1乃至
4記載の内視鏡装置及び光源装置。
【0097】9.撮像素子によって撮像された色情報に
基づき、前記制御手段により前記光変調デバイスを経て
ライトガイド側への照明光を色成分毎に制限することを
特徴とする付記1及び4記載の内視鏡装置。 10.撮像素子によって撮像された色情報に基づき、前
記制御手段により前記光変調デバイスを制御することを
特徴とする付記2及び3記載の内視鏡装置。 11.撮像素子によって撮像された色情報に基づき、前
記制御手段が遮光時間もしくは遮光領域を制御すること
を特徴とする付記2及び3記載の内視鏡装置。
【0098】12.照明光を供給する光源ランプと、前
記光源ランプの光路に、2次元配列されたエレメントを
有し、駆動信号の印加により反射特性等の変化により、
出射する照明光を2次元的に制限可能とする光変調デバ
イスと、前記光変調デバイスと前記光源ランプとの間の
光路上に前記エレメントに対向して2次元配列された複
数の色フィルタからなる色フィルタアレイと、前記光変
調デバイスに駆動信号を印加する駆動回路と、前記駆動
回路を前記色フィルタアレイに応じて制御可能とする制
御手段とを備えたことを特徴とする光源装置。
【0099】13.さらに前記撮像素子に対する信号処
理を行い、標準的な映像信号を生成する映像信号処理手
段と、前記映像信号が入力されることにより、被写体像
をカラー表示するモニタとを有する付記1記載の内視鏡
装置。 14.白い被写体を撮像した状態での前記撮像素子の出
力信号に基づいて、前記モニタに白く表示するように前
記制御手段は前記駆動回路を前記色フィルタアレイに応
じて制御する付記13記載の内視鏡装置。
【0100】15.さらに、前記制御手段は前記撮像素
子の出力信号に基づいて、前記モニタに表示される被写
体像の明るさが適正なレベルになるように自動調光の制
御を行う付記1記載の内視鏡装置。 16.前記制御手段は前記撮像素子の出力信号に基づい
て、自動調光の制御を行う場合に、出射される色成分の
光量比を保持した状態で行う付記15記載の内視鏡装
置。
【0101】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、被
写体を撮像する撮像素子と、該被写体に照明光を供給す
る光源ランプとを有する内視鏡装置において、内視鏡先
端に照明光を導光するライトガイドと、前記光源ランプ
と前記ライトガイドとの間の光路上に2次元配列された
照明光を制限するエレメントを有する光変調デバイス
と、前記光変調デバイスと前記光源ランプとの間の光路
上に前記エレメントに対向して2次元配列された複数の
色フィルタからなる色フィルタアレイと、前記色フィル
タアレイに応じて制御可能とする制御手段と、を備えて
おいるので、制御手段を介して前記色フィルタアレイに
応じて制御することにより、前記ライトガイド側に供給
される照明光の光量を色成分比を自由に変更でき、ホワ
イトバランス等の色バランスが簡単にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の内視鏡装置の外観
図。
【図2】図1の具体的な構成を示すブロック図。
【図3】光変調デバイスの一部を切り欠いてその構造を
示す斜視図。
【図4】作用等の説明図。
【図5】本発明の第2の実施の形態の内視鏡装置の構成
を示すブロック図。
【図6】作用の説明図。
【図7】本発明の第3の実施の形態の内視鏡装置の構成
を示すブロック図。
【図8】光変調デバイスの構造と共に、入射光に対する
作用の説明図。
【図9】本発明の第4の実施の形態の内視鏡装置の構成
を示すブロック図。
【図10】光変調デバイスの構造等を示す図。
【図11】本発明の第5の実施の形態の内視鏡装置の構
成を示すブロック図。
【図12】自動調光する作用の説明図。
【図13】CCD駆動パルスに応じてR、G、Bの出射
光のレベルを変化させる作用説明図。
【符号の説明】
1A…内視鏡装置 2…光学式内視鏡 3…TVカメラ 4…TVカメラ装着内視鏡 5…光源装置 6…CCU 7…モニタ 8…挿入部 9…把持部 11…ライトガイドケーブル 12…ライトガイドコネクタ 14…カメラヘッド 15…カメラケーブル 16…信号コネクタ 18…操作パネル 19…光量設定スイッチ 20…色バランス設定スイッチ 21…ライトガイド 22…投射レンズ 23…対物レンズ 24…リレーレンズ系 26…結像レンズ 27…CCD 31…光源ランプ 32…コリメータレンズ 33…光変調デバイス 35…インテグレータ 36…集光レンズ 41…CCD駆動回路 42A…映像信号処理回路 43…タイミング発生回路 44…検波回路 45…CPU 46,52…通信制御部 47,51…I/F 53…制御信号生成回路 54…駆動回路 61…マイクロミラー 62…RGBフィルタ
フロントページの続き Fターム(参考) 2H040 BA11 CA06 CA09 CA11 CA12 CA23 CA28 CA30 DA02 GA01 GA05 GA06 4C061 AA00 BB01 CC06 DD00 LL01 MM02 NN01 QQ02 RR04 RR14 TT03 5C054 CA04 CC05 CC07 EA01 ED03 EJ01 FB04 HA12

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被写体を撮像する撮像素子と、該被写体
    に照明光を供給する光源ランプとを有する内視鏡装置に
    おいて、 内視鏡先端に照明光を導光するライトガイドと、 前記光源ランプと前記ライトガイドとの間の光路上に2
    次元配列された照明光を制限するエレメントを有する光
    変調デバイスと、 前記光変調デバイスと前記光源ランプとの間の光路上に
    前記エレメントに対向して2次元配列された複数の色フ
    ィルタからなる色フィルタアレイと、 前記色フィルタアレイに応じて制御可能とする制御手段
    とを備えたことを特徴とする内視鏡装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、前記光変調デバイスが
    前記色フィルタアレイによって複数分割された光束を色
    成分毎に独立して制限する時間を制御することを特徴と
    する請求項1記載の内視鏡装置。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、前記光変調デバイスが
    前記色フィルタアレイによって複数分割された光束を色
    成分毎に独立して制限する領域を制御することを特徴と
    する請求項1記載の内視鏡装置。
  4. 【請求項4】 前記制御手段は、前記光変調デバイスが
    前記色フィルタアレイによって複数分割された光束を色
    成分毎に独立して光量の制限を制御することを特徴とす
    る請求項1記載の内視鏡装置。
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