JP2007275243A - 面順次方式電子内視鏡装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】面順次方式の電子内視鏡装置の色再現性を改善すると共に、照明光量を増大して撮像映像の色割れを少なくしかつぶれの少ない静止画を得る。
【解決手段】面順次方式電子内視鏡装置の光源部において、三原色の光を発光する複数の固体発光素子の内、少なくとも1色分は分光特性が互いに異なる複数の発光素子を含めて構成し広い帯域の分光特性を得る。また、面順次方式電子内視鏡装置の光源部において、三原色の固体発光素子部分の内、各2種類の色の固体発光素子部分を順次同時に発光させて補色照明光を順次発生し、照明光量を増大する。
【選択図】図1

Description

本発明は、面順次方式電子内視鏡装置に関し、特に発光スペクトル特性が異なる複数の固体発光素子を備えた光源装置を用い、前記固体発光素子を選択的に発光させることによって面順次方式で被観察体の観察を行なう電子内視鏡装置に関する。
図13は、従来の面順次方式の電子内視鏡装置の概略の構成を示す。同図の電子内視鏡装置は、内視鏡本体部(スコープ部)100と、該内視鏡本体部100から出力される映像信号を処理する信号処理部200と、前記内視鏡本体部100に光学的に結合された光源部300を有している。また、前記信号処理部200にはモニタテレビジョンのような表示部400が接続されている。
内視鏡本体部100には、その先端部に配置された対物レンズ101および固体撮像素子、例えばCCD素子、102を含む撮像系と、照明用レンズ103およびライトガイド301を含む照明系とが組み込まれている。ライトガイド301は例えば光ファイバケーブル束で構成され、照明用レンズ103近傍から光源部300まで延在している。
光源部300は、コンデンサレンズ304、光源ランプ305およびこの光源ランプ305を駆動するランプ光源306を備えている。また、光源ランプ305からの光を色分解する色フィルタ302と、この色フィルタ302を回転させるモータ303と、モータ303の回転速度および位相などを制御するモータ制御部307を備えている。
さらに、信号処理部200は、内視鏡本体部100の固体撮像素子102から送られてきた映像信号を増幅し、相関二重サンプリングなどの各種の信号処理を行なう増幅部201と、三原色の各色、すなわち赤色(R)、緑色(G)および青色(B)の信号をそれぞれ記憶するRメモリ203R、Gメモリ203G、およびBメモリ203Bと、これらのメモリを制御するメモリ制御部204を有する。信号処理部200はまた、内視鏡本体部100の固体撮像素子102のための各種駆動信号などを生成するCCD駆動回路202を備えている。
なお、図13(b)は、色フィルタ302の構成を示し、三原色(R,G,B)の各色を透過させる等しい頂角を有する3つの扇形領域を備えている。
このような従来の面順次方式電子内視鏡装置においては、光源部300において、光源ランプ305がランプ電源306からの駆動電源によって白色光に近い照明光を発生し、この照明光がコンデンサレンズ304および色フィルタを通ってライトガイド301の入力端に供給される。モータ303はモータ制御部307の制御により所定の回転速度で回転する。これによって、ライトガイド301には三原色(R,G,B)の光が順次供給され、ライトガイド301先端から照明用レンズ103を介して図示しない被写体を順次各色の光で照明する。
図示しない被写体からの反射光は、内視鏡本体部100の対物レンズ101によって収束され固体撮像素子102の撮像面に投影される。これに応じて、固体撮像素子102は順次各色の照明光によって得られた映像信号(色信号)を生成し、このような色信号が信号処理部200の増幅部201に送られる。
信号処理部200の増幅部201は順次入力される各色の映像信号に必要な処理を施し各色信号を対応するメモリ203R,203G,203Bに順次格納する。そして、これら各色のメモリ203R,203G,203Bから各色の映像信号R,G,Bが同時に読み出され同時信号として表示部400に供給される。これによって、表示部400は図示しない被写体の映像を表示することができる。
特開2001−8892号公報
上述のような、面順次方式の電子内視鏡装置は、CCDなどの固体撮像素子として白黒用のものを使用することができるため、同じ画素数であれば、同時式と比較して小型の固体撮像素子を使用することができる。また、カラー撮像用の固体撮像素子は、色フィルタを備えており、白黒用と比較して同じ画素数であれば3倍の面積を必要とするのに対し、白黒用であれば撮像素子を小型することができ、内視鏡の細径化を図ることができ、患者への負担を軽くすることができる。また、固体撮像素子出力の信号処理が簡単であり、偽色が発生しにくく、かつ固体撮像素子に色フィルタがないため光源の色特性(RGB各色の分光特性)で色再現性を決められるので、忠実度の高い映像を得ることができる。
しかしながら、前述のような従来の面順次方式の電子内視鏡装置にあっては、照明用光源としてキセノンランプその他のランプを使用するため、消費電力が大きくなりかつ発熱も増大する。また、色フィルタをモータで回転させて面順次光を得るため、構造が複雑になり、信頼性が低下し、かつ光源部の寸法が大きくなるという不都合があった。
本発明の目的は、上記従来技術における問題点に鑑み、電子内視鏡装置の光源部に発光スペクトル特性の異なる複数の固体発光素子、例えば発光ダイオード、を設け、これらの複数の固体発光素子を順次発光させて面順次光を得るという構想に基づき、発光部の消費電力を低減し、小型軽量化し、かつ信頼性を向上させ、もって小型かつ低消費電力で、色再現性に優れ患者への負担を軽くすることができる電子内視鏡装置を提供することにある。
本発明の他の目的は、電子内視鏡装置の光源部に発光スペクトル特性の異なる複数の固体発光素子を設け、これらの固体発光素子を順次発光させて三原色の光を順次発光させると共に、三原色の光を発光する複数の固体発光素子の内、少なくとも1色分は分光特性が互いに異なる複数の発光素子を含めて構成し、もって広い帯域の分光特性を有する面順次照明光によって被観察体を照明し、小型かつ低消費電力であると共に、色再現性に優れた電子内視鏡装置を提供することにある。
本発明のさらに他の目的は、光源部に発光スペクトル特性の異なる複数の固体発光素子を設け、これら複数の固体発光素子を順次発光させて面順次光を得ると共に、該面順次光を補色光で構成することにより、照明光量を大幅に増大させてより高い感度の撮像ができるようにすると共に、フィールド周波数を高めて色割れが低減できるようにすることにある。
本発明の一態様では、発光スペクトル特性が異なる複数の固体発光素子を含み、三原色の光を順次発光するための面順次発光光源部、被観察体を照明するために前記面順次発光光源部から出力される光を導くライトガイドを含む照明系と、対物レンズおよび固体撮像素子を含む撮像系とを有する内視鏡本体部、および前記内視鏡本体部から順次出力される各色の信号データを記憶しかつ同時信号に変換する信号処理部、を具備し、前記面順次発光光源部の複数の固体発光素子の各々は前記ライトガイドの光入射面に向かって光を放射するよう配置され、かつ前記三原色光の光を発光する複数の固体発光素子の内、少なくとも1色分は分光特性が互いに異なる複数の発光素子を含めて構成し広い帯域の分光特性を得たことを特徴とする面順次方式電子内視鏡装置が提供される。
本発明の他の態様では、発光スペクトル特性が異なる複数の固体発光素子と、前記複数の固体発光素子からの光を合成して出力する光合成手段とを有する面順次発光光源部、被観察体を照明するために前記面順次発光光源部から出力される光を導くライトガイドを含む照明系と、対物レンズおよび固体撮像素子を含む撮像系とを有する内視鏡本体部、および前記内視鏡本体部から順次出力される各色の信号データを記憶しかつ同時信号に変換する信号処理部、を具備し、前記面順次発光光源部の複数の固体撮像素子の内、少なくとも1色分の固体発光素子を分光特性が互いに異なる複数の発光素子を含めて構成し、広い帯域の分光特性を得たことを特徴とする面順次方式電子内視鏡装置が提供される。
本発明のさらに他の態様では、発光スペクトル特性が異なる複数の固体発光素子を含み、三原色の光を順次発光するための面順次発光光源部、被観察体を照明するために前記面順次発光光源部から出力される光を導くライトガイドを含む照明系と、対物レンズおよび固体撮像素子を含む撮像系とを有する内視鏡本体部、および前記内視鏡本体部から順次出力される各色の信号データを記憶しかつ同時信号に変換する信号処理部、を具備し、前記面順次発光光源部の複数の固体発光素子の各々は前記ライトガイドの光入射面に向かって光を放射するよう配置され、かつ前記三原色の固体発光素子部は赤、緑、青色の光を発生する固体発光素子部からなりこれらの固体発光素子部のうち各二種類の色の固体発光素子部を順次同時に発光させてシアン、黄色、マゼンタの補色照明光を順次発生することを特徴とする面順次方式電子内視鏡装置が提供される。
本発明のさらに他の態様では、発光スペクトル特性が互いに異なる複数の固体発光素子と、前記複数の固体発光素子からの光を合成して出力する光合成手段とを有する面順次発光光源部、被観察体を照明するために前記面順次発光光源部から出力される光を導くライトガイドを含む照明系と、対物レンズおよび固体撮像素子を含む撮像系とを有する内視鏡本体部、および前記内視鏡本体部から順次出力される各色の信号データを記憶しかつ同時信号に変換する信号処理部、を具備し、前記三原色の固体発光素子部は赤、緑、青色の光を発生する固体発光素子部からなりこれらの固体発光素子部のうち各二種類の色の固体発光素子部を順次同時に発光させてシアン、黄色、マゼンタの補色照明光を順次発生することを特徴とする面順次方式電子内視鏡装置が提供される。
本発明によれば、照明用光源として発光ダイオードのような固体撮像素子を使用するため、従来のキセノンランプなどに比較して消費電力が少なくなることに加えて、発光スペクトル特性の異なる複数の固体発光素子を順次に点灯するため、複数の固体発光素子を全て同時に点灯させる同時式に比較して消費電力が大幅に低減できる。
また、白黒用の固体撮像素子を使用することができ、信号処理が簡単になると共に、光源の色特性を調節することにより色再現性を決められるので、優れた撮像特性を実現することができまた撮像特性の自由度が高くなる。
さらに、本発明では、三原色の光を発光する複数の固体発光素子の内、少なくとも1色分は分光特性が互いに異なる複数の発光素子を含めて構成することにより、広い帯域の分光特性を有する照明光を得ることが可能になり、従って簡単な装置構成で色再現性を高めることが可能になる。
さらに、本発明によれば、補色照明などを用いることにより、照明光の光量を増大することができ、撮像画像の品質を向上させることができると共に、フィールド周波数を高めることにより色割れを大幅に低減することができる。また、照明光量が明るいため、固体撮像素子の電子シャッタ速度を速くすることができ、例えば、映像をフリーズして静止画を見る時にぶれの少ない映像を得ることができる。
図1は、本発明の一実施形態に係わる面順次方式電子内視鏡装置の全体構成を概略的に示す。同図の電子内視鏡装置は、内視鏡本体部(スコープ部)10と、該内視鏡本体部10から出力される映像信号を処理する信号処理部20と、前記内視鏡本体部10にライトガイドによって光学的に結合された光源部30を有している。また、前記信号処理部20にはモニタテレビジョンのような表示部40が接続されている。なお、表示部40に代えてまたは表示部40と共に図示しない画像記憶装置や印刷装置などを接続してもよい。
内視鏡本体部10には、その先端部に配置された対物レンズ11および例えばCCD素子のような固体撮像素子12を含む撮像系と、照明用レンズ13およびライトガイド31を含む照明系とが組み込まれている。ライトガイド31は例えば光ファイバケーブル束で構成され、照明用レンズ13近傍から光源部30まで延在している。
光源部30は、図1の実施形態では、光の三原色である赤(R)、緑(G)、および青(B)の三種類の光を発生する、それぞれ、発光ダイオード34R、34G、34Bを備えている。これらの発光ダイオードは、図示しない発光ダイオード取り付け部の例えば凹面の取り付け面上に固定されている。そして、これらの発光ダイオードからの光はコンデンサレンズ32を介してライトガイド31の入射端31aに向かうよう配置される。なお、発光ダイオードの取り付けは、全てを取り付け部の凹面上に配置する代わりに、一部の発光ダイオードをよりライトガイド31の入射端31aに近く配置して発光強度などを調節してもよい。また、光源部30は、各発光ダイオードに駆動電流を供給する駆動回路35を備えている。
さらに、信号処理部20は、内視鏡本体部10の固体撮像素子12から送られてきた映像信号を増幅し、相関二重サンプリングなどの各種の信号処理を行なう増幅部21と、三原色の各色、すなわち赤色(R)、緑色(G)および青色(B)の信号をそれぞれ記憶するRメモリ23R、Gメモリ23G、およびBメモリ23Bと、これらのメモリを制御するメモリ制御部24を備えている。信号処理部20はまた、内視鏡本体部10の固体撮像素子12のためのタイミング信号や同期信号などを発生するCCD駆動回路22を備えている。
図1の電子内視鏡装置においては、光源部30において、駆動回路35からの駆動信号に基づき各発光ダイオード34R、34B、34Gが順次点灯し、コンデンサレンズ32を介してライトガイド31の入射端31aに面順次光として入射される。この面順次光は、ライトガイド31を通り内視鏡本体部10先端の照明用レンズ13を介して図示しない被観察体に照射される。
このようにして面順次光によって照射された被観察体の映像は、内視鏡本体部10の対物レンズ11および固体撮像素子12を含む撮像系によって撮像される。そして、この撮像によって得られた各色の照明光に対応する映像信号(色信号)が信号処理部20に送られる。
信号処理部20の増幅部21は、順次入力される各色の映像信号に相関二重サンプリングおよび自動利得制御などの処理を施した後、それぞれ対応する色のメモリ、すなわちRメモリ23R、Gメモリ23G、Bメモリ23B、に順次格納される。このような各メモリへの格納は、メモリ制御部24からの制御信号によって各メモリを順次書き込みモードに制御することによって行なわれる。また、メモリ制御部24は光源部30の駆動回路35と同期して動作し、光源部30から出力される照明光の色に対応した映像信号のデータが対応する色のメモリに記憶されるよう構成されている。そして、各メモリ23R、23G、23Bに各色の1フィールド分の画像データが格納された後に、メモリ制御部24からの制御信号によって、これらのメモリ23R、23G、23Bが同時に読み出されRGB同時信号として表示部40に供給される。これによって、表示部40は図示しない被写体のカラー映像を表示することができる。
図2は、光源部30からの面順次光と、内視鏡本体部から得られる各色の映像信号の関係を概略的に示す。すなわち、光源部30から、1フィールド毎に順次色が変化する赤色(R)、緑色(G)、および青色(B)の光が面順次光として被観察体に照射される。これに応じて、電子内視鏡本体部10の固体撮像素子12からは、各色に対応した映像信号が出力され信号処理部20に送られる。
このような面順次方式の電子内視鏡装置においては、固体撮像素子としては白黒用の素子が使用でき、装置の小型化を図り、偽色を発生しにくくすることができる。また、光源の色特性、すなわちRGB各色の分光特性、で色再現性を決めることができ、高品質のカラー画像を容易に得ることができる。
これに対し、同時式のカラー撮像素子、例えばカラーCCD素子、においては、各画素に各色のカラーフィルタが一体化して設けられている。このため、色再現性はその一体化して設けられたカラーフィルタの特性によって決定される。
一例として、図3は、同時式カラー用の固体撮像素子を使用したカラーカメラの撮像特性を示す。前述のように、このような撮像特性は、カラー用CCDのカラーフィルタの分光特性によって決まってしまう。これに対し、面順次方式の場合の色再現性は、光源の発光素子の分光特性によって決まるため、トリミングフィルタなどによって色再現性を改善することも可能である。しかしながら、本発明では、複数個の発光素子をライトガイドの入射端に向けて配置することにより、ライトガイドへ効率よく照明光を伝達することができる。このため、三原色RGBの各々、あるいは少なくとも1つに分光特性の異なる固体発光素子を複数個並列に使用することで、分光特性を変えることができる。
図4は、赤色の照明光のために、分光特性の異なる2つの固体発光素子、例えばLED、を使用した場合の分光特性の例を示す。特に、発光ダイオード(LED)のような固体発光素子の分光特性が急峻である場合、すなわち半値幅が狭い場合には、分光特性の異なる複数の発光素子を並列的に使用することにより色再現性をよくすることができる。
したがって、本発明では、図1の電子内視鏡装置の光源部30において、図示しない発光素子の凹面の取り付け面に緑色の発光素子34Gと青色の発光素子34Bに加えて、2つの赤色の発光素子34R1および34R2を配置する。固体発光素子34R1および34R2は例えば図4に示すように分光特性が異なるものを使用する。また、これらの固体発光素子は放射光が全てコンデンサレンズ32を介してライトガイド31の入力端31aに照射されるよう配置される。
固体発光素子は三原色全ての色毎に分光特性の異なる発光素子で構成してもよく、あるいは三原色の内1色または2色のみを分光特性の異なる発光素子で構成してもよい。また、各色の発光素子を構成する分光特性の異なる発光素子は任意の数とすることができ、また色毎に発光素子の数を変えてもよい。
すなわち、例えば赤色の発光素子に関して言えば、1種類の赤色LED(R1またはR2)では分光特性が急峻なため、これら2種類の発光素子R1とR2を赤色の発光部として使用し、同時に発光させれば、赤色の分光特性が広がり、色再現性を改善することができる。また、R(赤)に対して説明したが、G(緑)やB(青)に対しても同様にそれぞれの分光特性の異なる複数のLEDを使用し理想的なカラー撮像特性に近づけることができるので、分光特性の急峻なLEDを利用しても色再現性のよい電子内視鏡装置を実現できる。
図5は、本発明の別の実施形態に係わる電子内視鏡装置の全体構成を概略的に示す。同図の電子内視鏡装置は、前に説明した図1の電子内視鏡装置と比較して、光源部30aの構成が異なっており、その他の部分は同じ構成でよい。
光源部30aは、図5の実施形態では、固体発光素子部として光の三原色である赤(R)、緑(G)、および青(B)の三種類の光を発生する、それぞれ、発光ダイオード部34R、34G、34Bを備えている。また、これらの発光ダイオード部からの光を合成するダイクロイックプリズム33が設けられている。さらに、光源部30aは、ダイクロイックプリズム33によって得られた面順次光をライトガイド31の入射端31aに集光させるコンデンサレンズ32と、各発光ダイオード部に駆動電流を供給する発光ダイオード駆動回路35aとを備えている。
図5の電子内視鏡装置においては、光源部30aにおいて、駆動回路35aからの駆動信号に基づき各発光ダイオード部34R、34B、34Gが順次点灯し、ダイクロイックプリズム33において時分割的に合成されて照明光として使用される面順次光が生成される。この面順次光は、コンデンサレンズ32を通った後、ライトガイド31の入力端31aに入射され、ライトガイド31を通り内視鏡本体部10先端の照明用レンズ13を介して図示しない被観察体に照射される。
このようにして面順次光によって照射された被観察体の映像は、内視鏡本体部10の対物レンズ11および固体撮像素子12を含む撮像系によって撮像され、各色の照明光に対応する映像信号(色信号)が信号処理部20に送られる。信号処理部20は、図1において述べたのと同様の動作を行ない、表示部40に図示しない被観察体のカラー映像を表示することができる。
図6は、光源部30aの各発光ダイオード部から放射された光を合成する手段(光合成手段)の詳細な構成を示す。すなわち、該光合成手段はダイクロイックプリズム33を使用して構成している。ダイクロイックプリズム33は、互いに交差する第1の赤反射ダイクロイック面33Rと、第2の青反射ダイクロイック面33Bを備えている。なお、このようなダイクロイックプリズム33は、例えば、全体が4個のプリズムブロックで構成され、各接合面に所定の色の光を反射させる多層干渉膜などを蒸着させることによって形成できる。
そして、図6において、赤色発光ダイオード部34Rからの放射光は、ダイクロイックプリズム33の赤反射ダイクロイック面33Rで直角に反射されてコンデンサレンズ32へ向かう。また、青色発光ダイオード部34Bからの放射光は、ダイクロイックプリズム33の青反射ダイクロイック面33Bで直角に反射されてコンデンサレンズ32へ向かう。そして、緑色発光ダイオード部34Gからの放射光は直進してコンデンサレンズ32へ向かう。したがって、これら各色の光は合成されてダイクロイックプリズム33から出力され、コンデンサレンズ32で集光されてライトガイド31の入射端面31aへ入射する。このようにして生成された面順次光は、ライトガイド31を介して内視鏡本体部先端の照明用レンズ13を経て被観察体を照明する。
なお、光合成手段としては、ダイクロイックプリズムの代わりに、ダイクロイックミラーなどを使用して構成することもできる。
図7は、光源部30aの発光部分の別の構成例を示す。同図の構成では、各色の発光ダイオード部34R3,34G3および34B3を、それぞれ3個の発光ダイオードを3個近接配置して構成している。すなわち、赤色発光ダイオードを3個近接して配置して赤色発光部34R3とし、青色発光ダイオードを3個近接配置して青色発光部34B3とし、かつ緑色発光ダイオードを3個近接配置して緑色発光部34G3を構成している。すなわち、各色の発光部34R3,34B3および34G3が、前記図6の構成における赤色発光ダイオード34R、青色発光ダイオード34Bおよび緑色発光ダイオード34Gと置き換えられている。
この場合、各色の発光部は、それぞれ同じ分光特性を有する発光ダイオードで構成してもよいが、例えば分光特性がややずれたものを使用して、各色の光の分光帯域を広くすることができる。これによって色再現性を改善することができる。なお、一部の色のみ分光特性の異なる発光ダイオードを組み合わせて使用し、他の色の発光部は同じ分光特性の発光ダイオードを組み合わせて構成してもよい。また、例えば分光特性が互いに異なる3つの発光ダイオードを使用してさらに分光帯域を広げることもできる。また、このように各発光部を複数の発光ダイオードで構成することにより、照明光を明るくすることができると共に分光特性を改善することができる。
図8は、光源部30aの発光部分のさらに別の構成例を示す。この構成例では、赤色発光部34R4は赤色発光ダイオードを4個使用し、青色発光部34B3および緑色発光部34G3はそれぞれ青色発光ダイオードおよび緑色発光ダイオードを各々3個使用して構成している。このように、例えば赤色の発光出力が少ない場合には、出力の少ない発光スペクトルの赤色発光ダイオードの数を他のものの数より多くすることでスペクトルのバランスを取ることができる。また、各色の発光部の分光特性を改善するために、分光特性が少しずつ異なる複数の発光ダイオードを使用して発光部を構成することができる。すなわち、各色の発光部の発光ダイオードの数は所望の分光特性および発光出力などに応じて任意の数とすることができる。
図9は、本発明の別の実施形態に係わる面順次方式電子内視鏡装置の全体構成を概略的に示す。同図の電子内視鏡装置は、内視鏡本体部(スコープ部)10と、該内視鏡本体部10から出力される映像信号を処理する信号処理部20aと、前記内視鏡本体部10にライトガイドによって光学的に結合された光源部30bを有している。また、前記信号処理部20aにはモニタテレビジョンのような表示部40が接続されている。なお、表示部40に代えてまたは表示部40と共に図示しない画像記憶装置や印刷装置などを接続してもよい。
内視鏡本体部10には、その先端部に配置された対物レンズ11および例えばCCD素子のような固体撮像素子12を含む撮像系と、照明用レンズ13およびライトガイド31を含む照明系とが組み込まれている。ライトガイド31は例えば光ファイバケーブル束で構成され、照明用レンズ13近傍から光源部30まで延在している。
光源部30bは、図9の実施形態では、光の三原色である赤(R)、緑(G)、および青(B)の三種類の光を発生する、それぞれ、発光ダイオード34R、34G、34Bを備えている。これらの発光ダイオードは、図示しない発光ダイオード取り付け部の例えば凹面の取り付け面上に固定されている。そして、これらの発光ダイオードからの光はコンデンサレンズ32を介してライトガイド31の入射端31aに向かうよう配置される。なお、発光ダイオードの取り付けは、全てを取り付け部の凹面上に配置する代わりに、一部の発光ダイオードをよりライトガイド31の入射端31aに近く配置して発光強度などを調節してもよい。光源部30bはさらに各発光ダイオードに駆動電流を供給する駆動回路35bを備えている。
信号処理部20aは、内視鏡本体部10の固体撮像素子10から送られてきた映像信号を増幅し、相関二重サンプリングなどの各種の信号処理を行なう増幅部21と、3つの補色、すなわちシアン(Cy)、黄色(Ye)およびマゼンタ(Mg)の色信号をそれぞれ記憶するCyメモリ23Cy、Yeメモリ23Ye、およびMgメモリ23Mgと、これらのメモリを制御するメモリ制御部20aを備えている。信号処理部20aはまた、各メモリ23Cy,23Yeおよび23Mgからの補色信号を赤色(R)、緑色(G)および青色(B)の色信号に変換する色信号変換回路25を備えている。さらに、信号処理部20aは、内視鏡本体部10の固体撮像素子12のためのタイミング信号や同期信号などを発生するCCD駆動回路22を備えている。
図9の電子内視鏡装置においては、光源部30bにおいて、駆動回路35bからの駆動信号に基づき、各発光ダイオード34R,34B,34Gの内、2種類の発光ダイオードが順次同時に点灯し、補色の面順次照明光を発生し、コンデンサレンズ32を介してライトガイド31の入射端31aに入射される。この面順次光は、ライトガイド31を通り内視鏡本体部10先端の照明用レンズ13を介して図示しない被観察体に照射される。
ここで、補色の照明光の発生につき詳細に説明する。すなわち、例えば、三原色の発光ダイオード34R,34B,34Gの内、赤色(R)と緑色(G)を同時に発光させて黄色(Ye)の照明光を発生し、緑色(G)および青色(B)の発光ダイオードを同時に点灯させてシアン(Cy)の照明光を発生し、また青色(B)と赤色(R)の発光ダイオードを同時に発光させてマゼンタ(Mg)の照明光を発生させることができる。このような補色照明光Ye,Cy,Mgで照明することによって、三原色の発光ダイオードの内2種類の発光ダイオードを同時に発光させ、照明光量を約2倍に明るくすることが可能になる。
図10は、光源部30bからの面順次光と、内視鏡本体部から得られる各種の映像信号の関係を概略的に示す。すなわち、光源部30bから、1フィールド毎に順次色が変化するシアン(Cy)、黄色(Ye)、およびマゼンタ(Mg)の光が面順次光として被観察体に照射される。これに応じて、電子内視鏡装置10の固体撮像素子12からは、これら各補色に対応した映像信号が出力され信号処理部20aに送られる。
図10に示される波形例では、従来の面順次内視鏡装置と同様に、フィールド周波数は、一般的にNTSCの場合約60Hz(正確には59.94Hz)、PALの場合50Hzとされる。このような構成は、通常のモニタテレビジョンのフィールド周波数を考慮すると、順次信号から同時信号に変換するのが容易になる。
一般的に、面順次方式の撮像装置は動きのある映像の場合に色割れ、または色ずれ、の発生が避けられない。この色割れを少なくするために、動きを検出して補正する信号処理が一般的に行なわれている。フィールド周波数を高くすれば、動きのある映像の色割れが少なくてすむが、CCDなどの撮像素子における電荷蓄積時間が短くなるため感度が低下してしまうことになる。
図9に示される補色照明を用いる構成によれば、照明光は従来方式の原色照明と比較して約2倍になるので、フィールド周波数を例えば2倍、例えば120Hz、と高めに設定しても従来方式とほぼ同じ感度が得られることになる。一方、フィールド周波数は2倍になるので色割れも約半分となり、動き補正が不要となるか、動き補正をするにしても容易に行なうことが可能になる。図11は、このようにフィールド周波数を2倍にした場合の照明光および得られる映像信号の様子を概略的に示すものである。
なお、表示部40の表示装置として液晶モニタなどを使用する場合は、信号処理部20aの映像出力を例えばDVI(Digital Visual Interface)などのデジタル出力とすることができる。この場合は、フィールド周波数を例えば120Hzとしても、これをNTSCの場合の60Hzにするなどのフィールド変換は不要となる。もちろん、従来通り、フィールド周波数をNTSCやPALに適合する周波数に変換してもよい。
また、上述の補色照明を用いることにより、照明光の光量を例えば約2倍に明るくすることができるが、照明が明るいということは、その分固体撮像素子の電子シャッタ速度を速くすることができるので、映像をフリーズして静止画を見る時にぶれの少ない映像が得られるという利点もある。
図12は、本発明の別の実施形態に係わる電子内視鏡装置の全体構成を概略的に示す。同図の電子内視鏡装置は、前に説明した図9の電子内視鏡装置と比較して、光源部30cの構成が異なっており、その他の部分は同じ構成でよい。
光源部30cは、前に説明した図5の電子内視鏡装置における光源部30aと同様の構成を有する。すなわち、光源部30cの発光部分として、光の三原色である赤(R)、緑色(G)、および青色(B)の3種類の光を発生する、それぞれ、発光ダイオード部34R,34G,34Bを備えている。また、これらの発光ダイオード部からの光を合成するダイクロイックプリズム33が設けられている。さらに、光源部30cは、ダイクロイックプリズム33によって得られた面順次光をライトガイド31の入射端31aに集光させるコンデンサレンズ32と、各発光ダイオード部に駆動電流を供給する発光ダイオード駆動回路35cとを備えている。
図12の電子内視鏡装置においては、光源部30cにおいて、駆動回路35cからの駆動信号に基づき、各発光ダイオード部34R,34B,34Gの内、2種類の発光ダイオード部が順次同時に点灯し、補色の面順次照明光を発生する。この補色の面順次照明光は、コンデンサレンズ32を介してライトガイド31の入射端31aに入射される。そして、この面順次光は、ライトガイド31を通り内視鏡本体部10先端の照明用レンズ13を介して図示しない被観察体に照射される。
すなわち、図12の実施形態においても、例えば、三原色の発光ダイオード部34R,34B,34Gの内、赤色(R)と緑色(G)を同時に発光させて黄色(Ye)の照明光を発生し、緑色(G)および青色(B)の発光ダイオード部を同時に点灯させてシアン(Cy)の照明光を発生し、また青色(B)と赤色(R)の発光ダイオード部を同時に発光させてマゼンタ(Mg)の照明光を発生させることができる。
このようにして補色の面順次光によって照射された被観察体の映像は、内視鏡本体部10の対物レンズ11および固体撮像素子12を含む撮像系によって撮像され、各補色の照明光に対応する映像信号(色信号)が信号処理部20aに送られる。
信号処理部20aにおいて、増幅部21は、順次入力される各色の映像信号に相関二重サンプリングおよび自動利得制御などの処理を施した後、それぞれ対応する補色のメモリ、すなわちCyメモリ23Cy、Yeメモリ23Ye、Mgメモリ23Mgに順次格納される。このような各メモリへの格納はメモリ制御部24aからの制御信号によって各メモリを順次書き込みモードに制御することによって行なわれる。また、メモリ制御部24aは、光源部30cの駆動回路35cと同期して動作し、光源部30cから出力される照明光の色に対応した映像信号のデータが対応する色のメモリに記憶されるよう構成されている。そして、各メモリ23Cy,23Ye,23Mgに各補色の1フィールド分の画像データが格納された後に、メモリ制御部24aからの制御信号によってこれらのメモリ23Cy,23Ye,23Mgが同時に読み出され補色の同時信号として色信号変換回路25に入力される。色信号変換回路25は、入力された補色Cy,Ye,Mgを三原色R,G,Bの信号に変換し、表示部40に供給する。これによって、表示部40は図示しない被写体のカラー映像を表示することができる。
本願発明は、面順次方式の電子内視鏡装置その他の照明用光源を有する撮像装置あるいは観察装置に適用可能である。これらの装置に適応した場合、本発明によれば、光源部を小型化し、消費電力を低減し、光源部自体の発熱を抑制して信頼性の高い撮像装置を実現できる。また、照明光量を増やすことができるので色割れの少ない高品質のカラー画像を撮像することができ、また静止画を見る場合にぶれの少ない映像を得ることもできる。さらに、分光特性の急峻な固体発光素子を使用した場合にも、広い帯域の分光特性を有する照明光を得ることができ、色再現性の良好な電子内視鏡装置などを実現できる。
本発明の一実施形態に係わる電子内視鏡装置の概略の構成を示すブロック図である。 図1の電子内視鏡装置における面順次照明光と得られる映像信号との関係を概略的に示すタイミング図である。 カラーカメラの撮像特性の一例を示すグラフである。 分光特性の異なる発光ダイオードを組み合わせて使用する場合の各発光ダイオードの分光特性の一例を示すグラフである。 本発明の別の実施形態に係わる電子内視鏡装置の概略の構成を示すブロック図である。 図5の電子内視鏡装置における光源部の構成を部分的に示す説明図である。 光源部の別の構成例を示す説明図である。 光源部のさらに別の構成例を示す説明図である。 本発明のさらに別の実施形態に係わる電子内視鏡装置の概略の構成を示すブロック図である。 図9の電子内視鏡装置における面順次照明光と得られる映像信号との関係を概略的に示すタイミング図である。 図9の電子内視鏡装置においてフィールド周波数を2倍にした場合の面順次照明光と映像信号との関係を概略的に示すタイミング図である。 本発明のさらに別の実施形態に係わる電子内視鏡装置の概略の構成を示すブロック図である。 従来の面順次方式の電子内視鏡装置の概略の構成を示すブロック図である。
符号の説明
10 内視鏡本体部
11 対物レンズ
12 固体撮像素子
13 照明用レンズ
20,20a 信号処理部
30,30a,30b 光源部
40 表示部
21 増幅部
22 CCD駆動回路
23R Rメモリ
23G Gメモリ
23B Bメモリ
23Cy Cyメモリ
23Ye Yeメモリ
23Mg Mgメモリ
24,24a メモリ制御部
25 変換回路
31 ライトガイド
31a ライトガイド入力端
32 コンデンサレンズ
34R,34G,34B 発光ダイオード
33 ダイクロイックプリズム
35,35a,35b,35c 駆動回路

Claims (7)

  1. 発光スペクトル特性が異なる複数の固体発光素子を含み、三原色の光を順次発光するための面順次発光光源部、
    被観察体を照明するために前記面順次発光光源部から出力される光を導くライトガイドを含む照明系と、対物レンズおよび固体撮像素子を含む撮像系とを有する内視鏡本体部、および
    前記内視鏡本体部から順次出力される各色の信号データを記憶しかつ同時信号に変換する信号処理部、
    を具備し、前記面順次発光光源部の複数の固体発光素子の各々は前記ライトガイドの光入射面に向かって光を放射するよう配置され、かつ前記三原色光の光を発光する複数の固体発光素子の内、少なくとも1色分は分光特性が互いに異なる複数の発光素子を含めて構成し広い帯域の分光特性を得たことを特徴とする面順次方式電子内視鏡装置。
  2. 発光スペクトル特性が異なる複数の固体発光素子と、前記複数の固体発光素子からの光を合成して出力する光合成手段とを有する面順次発光光源部、
    被観察体を照明するために前記面順次発光光源部から出力される光を導くライトガイドを含む照明系と、対物レンズおよび固体撮像素子を含む撮像系とを有する内視鏡本体部、および
    前記内視鏡本体部から順次出力される各色の信号データを記憶しかつ同時信号に変換する信号処理部、
    を具備し、前記面順次発光光源部の複数の固体撮像素子の内、少なくとも1色分の固体発光素子を分光特性が互いに異なる複数の発光素子を含めて構成し、広い帯域の分光特性を得たことを特徴とする面順次方式電子内視鏡装置。
  3. 前記発光スペクトル特性が互いに異なる複数の固体発光素子は赤色、緑色、青色を含む三原色の各色を発光する固体発光素子を含むことを特徴とする請求項1または2に記載の面順次方式電子内視鏡装置。
  4. 前記三原色の固体発光素子の内、少なくとも赤色の光を発光する固体発光素子が分光特性が互いに異なる複数の固体発光素子を含んで構成されることを特徴とする請求項3に記載の面順次方式電子内視鏡装置。
  5. 発光スペクトル特性が異なる複数の固体発光素子を含み、三原色の光を順次発光するための面順次発光光源部、
    被観察体を照明するために前記面順次発光光源部から出力される光を導くライトガイドを含む照明系と、対物レンズおよび固体撮像素子を含む撮像系とを有する内視鏡本体部、および
    前記内視鏡本体部から順次出力される各色の信号データを記憶しかつ同時信号に変換する信号処理部、
    を具備し、
    前記面順次発光光源部の複数の固体発光素子の各々は前記ライトガイドの光入射面に向かって光を放射するよう配置され、かつ前記三原色の固体発光素子部は赤、緑、青色の光を発生する固体発光素子部からなりこれらの固体発光素子部のうち各二種類の色の固体発光素子部を順次同時に発光させてシアン、黄色、マゼンタの補色照明光を順次発生することを特徴とする面順次方式電子内視鏡装置。
  6. 発光スペクトル特性が互いに異なる複数の固体発光素子と、前記複数の固体発光素子からの光を合成して出力する光合成手段とを有する面順次発光光源部、
    被観察体を照明するために前記面順次発光光源部から出力される光を導くライトガイドを含む照明系と、対物レンズおよび固体撮像素子を含む撮像系とを有する内視鏡本体部、および
    前記内視鏡本体部から順次出力される各色の信号データを記憶しかつ同時信号に変換する信号処理部、
    を具備し、
    前記三原色の固体発光素子部は赤、緑、青色の光を発生する固体発光素子部からなりこれらの固体発光素子部のうち各二種類の色の固体発光素子部を順次同時に発光させてシアン、黄色、マゼンタの補色照明光を順次発生することを特徴とする面順次方式電子内視鏡装置。
  7. 前記三原色光の光を発光する複数の固体発光素子の内、少なくとも1色分は分光特性が互いに異なる複数の発光素子を含めて構成し広い帯域の分光特性を得たことを特徴とする請求項5または6に記載の面順次方式電子内視鏡装置。
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